ゴルフウェア 女性 コーデ|秋冬の下は、風と傾斜で選ぶ

**秋冬のラウンドで、スカートとパンツのどちらにするか。**答えは、予報の風速とコースの傾斜を見れば出ます。
- 予報の風速が 5mを超える、またはコースが山の斜面にある → パンツ
- 風速が5m以下で、コースが平らに近い → スカートとタイツで組める
- どちらとも取れる → 1ラウンドでしゃがむ回数と、カートか歩きかで決める
下は一日はき替えられません。上は暑ければ脱げますし、寒ければ足せます。だから秋冬のゴルフの服装は、上より先に下を決めるのが近道です。この記事では、下を決める3つの物差しと、どちらとも取れる日の組み方を順に書いていきます。
上の重ね方を先に知りたい人は秋のゴルフウェア レディースと冬のゴルフウェア レディースに分けてあります。ここでは腰から足首までの話をします。
結論:秋冬の下は「風」と「傾斜」で分ける
秋冬の下を決めるときに、気温だけを見ていると外れます。同じ気温でも、風がある日とない日では体感がまったく違うからです。特に脚は、上半身のように重ねて守ることができません。スカートなら裾から、パンツでも薄手なら生地を抜けて、風が直接当たります。
もう1つは地形です。坂の多いコースでは、歩くたびに脚を大きく上げ下げします。斜面に立ってショットを打つ場面も増えます。そのとき下の動きやすさと、裾がどこまで上がるかが効いてきます。
| 見るもの | スカートが組みやすい | パンツにしたほうがいい |
|---|---|---|
| 予報の風速 | 5m以下 | 5mを超える |
| コースの地形 | 河川敷・平らな林間 | 丘陵の起伏が強い・山の斜面 |
| 1ラウンドでしゃがむ回数 | 少ない(数えて20回以下) | 多い(グリーンでよく読む) |
| 移動 | カートに乗る時間が長い | 歩く時間が長い |
4つのうち、右の列に2つ以上当てはまる日はパンツにしてください。左の列に3つ以上なら、スカートで気持ちよく回れます。ちょうど2対2になる日の扱いは、後の章で詳しく書きます。
予報で見る数字は、最高気温より「最低気温」と「風速」
前の晩に天気予報を開いたら、まず見るのは最高気温ではありません。スタートの時間帯の気温と、日中の風速です。
秋冬のゴルフはスタートが早いので、1番ホールに立つ時間はたいてい1日のうちで最も寒い時間に近くなります。昼の最高気温が15度あっても、朝は8度ということは珍しくありません。下は朝はいたものを昼まで替えられないので、その8度で寒くないかどうかを基準にします。
風速は、予報の数字をそのまま使って構いません。目安はこうです。
- 3m以下:旗がたまに揺れる程度。スカートでも脚はほとんど冷えない
- 4〜5m:旗が横に張る時間が出てくる。スカートなら厚手のタイツが要る
- 6m以上:上着の裾がめくれる。スカートは裾の押さえに気を取られてショットに集中しにくい
5mを境にするのは、そこを超えるとスカートの裾が風で持ち上がる時間が目立って増えるからです。裾が上がると、ももの内側に直接風が入ります。ここが冷えると、脚全体が冷えたように感じます。
最低気温のほうの目安も置いておきます。スタート時間の気温が10度を上回るなら、スカートと中厚のタイツで組めます。5〜10度なら、スカートにするなら厚手のタイツと、腰回りまで覆うインナーが要ります。5度を下回る日は、風が弱くてもパンツのほうが安心です。
コースの地形は、予約の画面と航空写真で見当をつける
初めて行くコースでは、地形が分からないことが多いと思います。予約のときに見る紹介の文に、地形の手がかりが書かれていることがよくあります。
- 「河川敷」「フラット」:起伏がほとんどない。歩きやすく、スカートでも動きに困らない
- 「林間」:木に囲まれて風が弱まりやすい。起伏はゆるやか
- 「丘陵」:ゆるい上り下りが続く。ホールによって打つ場所が傾いている
- 「山岳」「高低差のある」:上り下りが大きい。斜面に立って打つ回数が多い
河川敷のコースは平らで歩きやすい一方、周りに風を遮るものが少ないので風が抜けます。つまり河川敷は、地形だけ見ればスカート向きですが、風の数字によってはパンツ向きに変わります。風と地形を両方見るのはこのためです。
林間のコースは、木が風を弱めてくれるので、同じ予報の風速でも体感は一段穏やかになります。地形もなだらかなことが多いので、秋冬にスカートを試すならいちばん向いています。
山の斜面にあるコースでは、ボールが足元より高い場所や低い場所にある状態で打つことが増えます。脚を開いて踏ん張る姿勢が多くなるので、スカートは裾が引っ張られて動きが制限されがちです。こういうコースは、風が弱くてもパンツのほうが楽です。
しゃがむ回数を、前のラウンドで数えてみる
3つ目の物差しは、1ラウンドでしゃがむ回数です。これは人によってかなり違います。
しゃがむ場面を挙げてみると、ティーを刺すとき、グリーンでボールの位置に目印を置くとき、ボールを拾うとき、芝の傾きを低い目線で読むとき。グリーンでしっかり読む人なら、1ホールで2〜3回、18ホールで40回を超えることもあります。逆にあまり読まない人なら、20回に届かないこともあります。
しゃがむたびに、スカートは裾の位置を気にすることになります。インナーパンツ付きのものなら見えることを心配する必要はありませんが、秋冬は裾が上がるたびに脚の後ろ側に冷たい風が当たります。40回のしゃがみは、それが40回起きるということです。
前のラウンドを思い出せない人は、次のラウンドで数えてみてください。スコアカードの端に正の字を書くくらいで足ります。20回を境にして、それより多い人はパンツの日を増やし、少ない人はスカートの日を増やす、という分け方が自分の目安になります。
カートに乗るか、歩くかで冷え方が違う
移動の手段も、下の選び方を変えます。
カートに乗る時間が長いと、動いていない時間が増えます。体が温まらないまま座っているので、脚は冷えやすくなります。一方で、座るとスカートの裾はひざ掛けで覆えますし、パンツほど動きやすさを求められません。
歩く時間が長いと、体が温まります。前半の終わりには、朝の寒さを忘れているかもしれません。ただし歩くたびに脚を前に出すので、スカートの裾が脚にまとわりつくと歩きにくく感じることがあります。坂を上るときは特にです。
カートの日は「止まっている時間の寒さ」、歩きの日は「動くときの裾のさばき」を基準にしてください。カートの日にスカートを選ぶなら、膝にかけられる小さなブランケットを1枚持っていくと、待ち時間の冷えがかなり変わります。
スカートを選ぶ日の組み方
ここからは、スカートの日の具体的な組み方です。決めるのは丈、中に何をはくか、タイツの厚さの3つです。
丈は、しゃがんだ姿勢で確かめる
鏡の前で、ボールを拾うときのように片ひざを曲げてしゃがんでみてください。そのとき裾がももの中ほどより上に上がるなら、秋冬のゴルフには短すぎます。夏ならインナーパンツに任せられる丈でも、秋冬は上がった分だけ脚に風が当たるからです。
立った状態で言えば、膝が半分隠れるくらいから膝上5cmまでが組みやすい範囲です。プリーツが入ったものは脚を開いたときに裾が広がるので、少し短めでも動きを邪魔しません。タイトなものは脚を開くと裾が引っ張られるので、膝丈より短いと斜面で困ります。
中は、インナーパンツの丈と厚さで選ぶ
スカートの内側にインナーパンツが付いているものは、ゴルフ向けにつくられた物が多いです。付いていない手持ちのスカートを使うなら、中に1分丈か3分丈の薄いパンツを重ねてください。
秋冬は、このインナーパンツが冷え対策も兼ねます。3分丈で裏地が起毛しているものを選ぶと、ももの付け根まわりの冷えがかなり和らぎます。腰回りを覆う面積が広いほど、裾から入った風が体まで届きにくくなります。
タイツは、デニールより「風が抜けるか」で選ぶ
タイツの厚さはデニールの数字で選ぶことが多いと思いますが、ゴルフでは数字より、風が抜けるかどうかのほうが効きます。同じ厚さでも、編み目が粗いものは風を通しやすく、裏起毛のものは風を止めてくれます。
目安としては、スタート時の気温が10度以上なら60〜80デニール、5〜10度なら110デニール以上か裏起毛のもの。5度を下回る日はスカートをやめてパンツにする、という順番です。
確かめ方は簡単です。タイツを手にはめて、口元から息を吹きかけてみてください。手のひらに息の温かさがはっきり届くなら、風が抜けるタイツです。ほとんど届かないなら、秋冬のゴルフに使えます。
裾の形で、風への強さが変わる
同じ丈のスカートでも、裾の形によって風の入り方が違います。
裾が大きく広がるフレアの形は、歩くと軽やかに見えますが、風を受けると持ち上がりやすい形です。プリーツは、ひだが重なっている分だけ裾に重さがあり、風に対して少し粘ります。タイトな形は風で持ち上がることはほとんどありませんが、脚を開く動きを邪魔します。
風が4〜5mの日にスカートを選ぶなら、プリーツか、裾の広がりが控えめな台形の形がいちばん扱いやすいと思います。フレアは風が3m以下の穏やかな日のために取っておくと、裾を押さえる手間がありません。
生地の重さも効きます。薄くて軽い生地は風を受けやすく、厚みのある生地は裾が落ち着きます。秋冬は、夏に使った軽い生地のスカートより、少し厚みのあるものを選ぶと、風への強さと暖かさの両方が手に入ります。
パンツを選ぶ日の組み方
パンツの日に決めるのは、伸び、裾の幅、丈の3つです。
伸びは、ひざを胸に引き寄せて確かめる
ゴルフでは、腰を落として構える、ボールを拾う、斜面で踏ん張る、と脚を大きく曲げる動きが続きます。試着のときに、片ひざを胸に引き寄せてみてください。ひざやお尻のあたりが突っ張って、引き寄せきれないパンツは、1ラウンドもつと疲れます。
伸びのある素材でも、ひざを曲げたときにひざの裏に生地が溜まるものは、歩くたびに引っかかります。ひざを曲げ伸ばしして、生地がすっと戻るかどうかも見てください。
裾の幅は、靴の甲にかかるかどうかで決める
裾が広いパンツは、歩くときに芝の朝露を拾います。秋冬の朝は芝が濡れていることが多く、裾が湿ると脚首から冷えてきます。
裾の幅は、立ったときに靴の甲にかからないくらいが扱いやすいです。細身のものなら、裾がくるぶしの上で止まる丈を選んでください。ゆったりしたものを選ぶなら、丈は短めにして、裾が地面から離れるようにします。
丈は、くるぶしと靴の間を何で埋めるかと一緒に決める
パンツの丈が短めだと、くるぶしと靴の間に肌が出ます。秋冬はここがよく冷える場所です。丈の短いパンツを選んだら、靴下は長めのものにして、肌が出ない組み方にしてください。
丈が長めのパンツなら、靴下は短めでも構いません。ただ、しゃがんだときにパンツの裾が上がって、靴下との間に隙間ができることがあります。しゃがんだ姿勢で一度確かめておくと安心です。
裏起毛は、歩く日には暑すぎることがある
寒い日に裏起毛のパンツを選びたくなりますが、歩く時間が長い日は、後半に汗をかいて逆に冷えることがあります。汗が冷えると、脚がじっとりと冷たくなります。
歩きの日は、裏起毛ではなく、表面が風を通さない薄手の生地を選ぶと、温度が上がりすぎません。カートの日なら裏起毛でも暑くなりにくいので、寒さを優先して構いません。
腰回りは、前かがみで背中が出ないかを見る
ゴルフでは、構えるたびに前かがみになります。パンツの腰の位置が低いと、前かがみになったときに背中の下の方が出て、そこに冷たい風が当たります。
試着のときに、鏡に背中を向けて、構える姿勢を取ってみてください。上に着る服の裾と、パンツの腰の間に隙間ができないかを確かめます。隙間ができるなら、腰の位置が高めのパンツにするか、上に長めの肌着を入れて、パンツの中にしまってください。
腰回りが冷えると、脚まで冷えたように感じます。背中の下を覆うだけで、同じパンツでも体感はかなり変わります。スカートの日も同じで、インナーパンツの腰の位置が低いと同じことが起きるので、構える姿勢で一度確かめておくと安心です。
どちらとも取れる日は、こう決める
ここがいちばん迷うところです。風速がちょうど4〜6mの間、コースは丘陵、気温はスタート時に8度前後。4つの物差しで2対2になる日です。
こういう日の決め方は、順番を決めておくと迷いません。
1. まず、自分がスカートで冷えた経験を思い出す
前にスカートで回って寒かった日があるなら、そのときの風と気温を思い出してください。その日と同じか、それより寒そうならパンツです。スカートで回って寒さに困った記憶がないなら、スカートの側に寄せて構いません。
人によって脚の冷えやすさは違います。数字で決めた境目より、自分の記憶のほうが当たることがよくあります。
2. 記憶がなければ、パンツにして上で柔らかさを足す
初めての秋冬のラウンドで、判断の材料がないなら、パンツを選んでください。パンツで暑すぎることは、上を1枚脱げばたいてい解決します。スカートで寒すぎると、その日はもう取り戻せません。
パンツにすると印象がかたくなりすぎるのが気になる人は、上で柔らかさを足します。襟の形が丸いもの、袖口にゆとりのあるニット、明るい色のベスト。下を決めてから上で印象を調整すれば、パンツの日でも自分らしい装いにできます。
3. どうしてもスカートにしたい日は、下に1枚仕込む
その日がコンペで、仲間と合わせたスカートを着たいという事情もあると思います。そういうときは、スカートの下にパンツ型の厚手のタイツを重ね、さらに薄手のレギンスを1枚仕込みます。外から見えるのはスカートとタイツですが、脚の冷えはパンツに近いところまで抑えられます。
もう1つの手は、巻きスカートを持っていくことです。パンツで行って、風が弱まった午後だけ上から巻く。巻くだけなので、カートの中でも付け外しできます。
4. 迷った理由が「見た目」なら、下ではなく上で解決する
スカートかパンツかで迷っている理由が、寒さではなく見た目のことなら、下は寒さの都合で決めてしまって、見た目は上で調整してください。下を見た目で決めて寒い思いをすると、ショットにも響きます。
5. 一緒に回る人と合わせたいときは、色で合わせる
同じ組の人とスカートで揃えようと話が出ることもあると思います。そういうときに、自分だけ寒さが気になるなら、形ではなく色で合わせる方法があります。全員が同じ色のものを1つ身に着ける、たとえば上着の色を揃える、帽子の色を揃える、という合わせ方です。
これなら、自分はパンツで、ほかの人はスカートでも、写真に写ったときにまとまって見えます。形を揃えると、寒さに強い人の基準に全員が合わせることになりがちです。色で揃えれば、下はそれぞれの体の都合で選べます。
6. 前の晩に決めきれないなら、両方を持っていく
予報が前の晩と朝で変わることもあります。風の予報が5m前後で揺れているときは、決めきれないまま寝るより、両方を持っていくほうが気が楽です。
スカートとパンツの両方を持っていくと荷物は増えますが、ゴルフ場には更衣室があるので、着いてから外の風を確かめて選べます。駐車場で車を降りたときに、旗や木の揺れ方を見てください。朝の時点で旗が横に張っているなら、日中はもっと強くなることが多いので、パンツにします。
荷物を増やしたくない人は、パンツで行って、薄手の巻きスカートを1枚だけ足すのがいちばん軽く済みます。巻きスカートはたたむと小さくなるので、キャディバッグのポケットにも入ります。
下を決めてから、上を合わせる
下が決まったら、上はそれに合わせます。釣り合いを取るときの目安は、色の明るさと量です。
スカートの日は、脚の線が出る分、上はコンパクトにまとめると全体が締まります。丈の短めなベスト、腰で止まるジャケット。上がもたつくと、スカートの軽さが消えてしまいます。
パンツの日は、上に量を持たせても重くなりにくいです。少し長めのニット、腰が隠れる丈の上着。パンツが細身なら上はゆとりを、パンツがゆったりしているなら上はすっきりと。上と下のどちらかに量を寄せると、まとまって見えます。
色は、下を濃くすると落ち着いて見え、下を明るくすると軽やかに見えます。秋冬は濃い下を選ぶ人が多いので、上に明るい色を1つ入れると、写真に写ったときに沈みません。
上着の丈は、下の種類で変える
いちばん外に着る上着の丈も、下に合わせて選ぶと釣り合いが取れます。
スカートの日は、上着の裾がスカートの裾より上で止まる丈にしてください。上着がスカートと同じくらいの長さになると、スカートが隠れて重たく見えます。腰骨のあたりで止まる短めの上着なら、スカートの形がきれいに見えます。
パンツの日は、上着の丈はお尻が半分隠れるくらいまで伸ばして構いません。腰回りが冷えやすい人は、むしろ長めの上着のほうが楽です。ただし、構えたときに上着の裾がもたつかないか、一度振る姿勢を取って確かめておいてください。
色の組み合わせは、芝の色を背景にして考える
ゴルフ場の背景は、秋冬でも芝の緑か、枯れた芝の茶色です。下に深い緑や茶色を選ぶと、背景に溶けて全体がぼんやり見えることがあります。
背景に溶けたくないなら、下は紺やグレー、黒のように芝とは違う系統の色を選び、上で秋らしい色を足すとまとまります。逆に、落ち着いた雰囲気にしたいなら、下に深い緑や茶色を選び、上を白や生成りにすると、背景との差が上に集まって明るく見えます。
足首と靴の間は、下と一緒に決める
秋冬のゴルフで意外に冷えるのが、足首です。下を決めたら、足首から靴までの組み方もその場で決めてください。
- スカート+タイツの日:タイツの上から短い靴下を重ねると、靴の中の冷えが和らぐ
- 細身のパンツの日:ひざ下までの長い靴下で、裾との間に肌を出さない
- ゆったりしたパンツの日:くるぶし丈の靴下でも、裾が風を止めるので冷えにくい
レッグウォーマーは、カートの日に便利です。乗っている間だけ足首にかけて、打つときは外す。歩きの日は、付けたままだと暑くなりやすいので、ポケットに入る薄いものにしてください。
靴の中で足先が冷える人は、靴下を2枚重ねるより、少し厚手の1枚にしたほうが血のめぐりを邪魔しません。2枚重ねると靴の中がきつくなって、かえって冷えることがあります。
来場の服装と、コースでの決まりも下に関わる
秋冬は来場のときにも上着を着ていることが多いので、クラブハウスに入るときの服装はあまり気にしなくてよい季節です。ただし下については、コースによって決まりがあることがあります。
デニムのパンツや、極端に短いスカートを避けるように書いているコースがあります。スウェットのような部屋着に近いパンツも、避けたほうが無難です。予約の画面やコースの案内に、服装の決まりが書かれていることが多いので、初めてのコースでは目を通しておいてください。
決まりが分からないときは、パンツなら伸びのある無地のもの、スカートなら膝が半分隠れる丈のものを選べば、まず困りません。来場の決まりの詳しいところはゴルフ場の服装 初心者 女性にまとめてあります。
手持ちの服で組むときの見直し
ゴルフ用に揃えていなくても、手持ちの服で下は組めます。クローゼットから候補を出して、次の順に確かめてください。
- ひざを胸に引き寄せられるか(パンツ)
- しゃがんだとき、裾がももの中ほどより上に上がらないか(スカート)
- 裾が靴の甲にかからないか
- 歩いたとき、裾が脚にまとわりつかないか
- 汚れても洗える素材か
5つのうち4つ以上を満たすものなら、ゴルフの下として十分に使えます。3つ以下なら、その服は街で着る側に残しておいて、ゴルフ用は別に用意したほうが快適です。
手持ちで多いのは、細身のストレッチパンツと、プリーツの入ったスカートです。どちらも、秋冬のゴルフに向いた形をしています。スカートなら、上で書いた丈としゃがみの確認を済ませて、インナーパンツとタイツを合わせれば使えます。
新しく1枚足すなら、どちらから買うか
ゴルフ用の下を新しく足すなら、秋冬はパンツから買うことをおすすめします。理由は、この記事で書いた4つの物差しのうち、パンツはどの条件でも外れにくいからです。風が強くても、坂が多くても、しゃがむ回数が多くても、パンツなら困りません。
スカートは、条件がそろった日に気持ちよく回れる下です。すでにパンツを1本持っていて、穏やかな日にもう少し軽やかに装いたいと思ったら、そこでスカートを足してください。
買うときは、店でひざを胸に引き寄せる、構える姿勢を取る、しゃがむ、の3つを試着室で試してください。普段の服を選ぶときにはしない動きですが、ゴルフの下はこの3つで快適さが決まります。動いてみて突っ張るところがなければ、その1本はラウンドでも頼りになります。
色は、最初の1本なら紺かグレーが組みやすいと思います。上の色を選ばないので、手持ちのニットや上着とそのまま合わせられます。2本目からは、黒や明るいベージュ、秋らしい深い色と、上の手持ちに合わせて広げていけば十分です。
一日の中で、下の判断がずれたときの立て直し
朝に決めた下が合わなかったときにできることも、知っておくと安心です。
スカートで寒かったら、休憩のときに売店や更衣室で手持ちのレギンスをはきます。荷物の中に薄手のレギンスを1枚入れておくだけで、後半の寒さはかなり変わります。前半で寒さを我慢し続けるより、休憩で手を打ったほうが後半のショットが安定します。
パンツで暑かったら、上を減らして調整します。下で暑いと感じるのは、たいてい上が厚すぎて全身が温まっているときです。上を1枚脱ぐと、下の暑さも落ち着くことが多いです。
裾が濡れて冷えてきたら、昼の休憩で裾を折り返して乾かします。乾く時間はあまりありませんが、濡れた部分が肌に触れなくなるだけで冷え方は和らぎます。
午後になって急に風が強まることもあります。スカートで回っていて風が5mを超えてきたと感じたら、無理に続けずに、休憩のタイミングで手持ちのパンツかレギンスに替えてください。替えを持っていない日は、上着を腰に巻いて、ももの後ろ側だけでも風を遮ると、残りのホールがかなり楽になります。
立て直しの手を打つ時間は、ハーフの休憩がいちばんです。後半の途中で寒さに耐えられなくなってからでは、替える場所も時間もありません。前半の終わりの数ホールで「少し冷えてきた」と感じたら、それが手を打つ合図です。
次のラウンドのために、記録を残しておく
秋冬のゴルフの下は、一度決めたら終わりではありません。ラウンドが終わったら、次の4つをメモしておいてください。
- その日の予報の風速と、スタート時の気温
- コースの地形(河川敷・林間・丘陵・山)
- 選んだ下と、タイツや靴下の厚さ
- 何番ホールあたりで寒さや暑さを感じたか
3回分たまると、自分の境目が見えてきます。風速5mという目安は、あくまで多くの人に当てはまる数字です。自分は4mでもスカートだと寒い、6mでも平気だった、ということが分かれば、次からはその数字で決められます。
季節の進み方に合わせて、境目を少しずつ動かす
秋の始めと冬の入り口では、同じ風速でも寒さが違います。気温が下がるほど、風の影響は大きくなります。
秋の始めは、風速6m程度まではスカートで回れる人が多いと思います。気温が下がってきたら、5m、4mと境目を下げていきます。冬の入り口に入ったら、風が弱い日でもパンツの日を増やしてください。
季節に合わせて下を替えていくと、上の重ね方も自然に決まってきます。下がパンツの日が増えるころには、上も1枚ずつ厚くなっているはずです。下を先に決める順番を守っていれば、季節が進んでも迷いにくくなります。
まとめ
秋冬のゴルフの服装は、下から決めます。下は一日はき替えられないからです。
決める物差しは3つ。予報の風速、コースの地形、1ラウンドでしゃがむ回数。風速が5mを超える日、坂の多いコース、しゃがむ回数の多い人はパンツ。風が弱く、平らなコースで、しゃがむ回数が少ないならスカートとタイツで組めます。
どちらとも取れる日は、自分の記憶を頼りにし、記憶がなければパンツにして、上で柔らかさを足してください。下を寒さの都合で決めて、見た目は上で整える。この順番を覚えておけば、秋冬のラウンドで下に迷うことは少なくなります。
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よくある問い
- Q. 秋冬のゴルフはスカートとパンツ、どちらが寒くないですか
- 風がない日なら、厚手のタイツと膝丈のスカートでもパンツとあまり変わりません。差が出るのは風が吹いたときです。スカートは裾から風が入り、太ももの内側がいちばん冷えます。予報の風速が5mを超える日はパンツにしてください。5m以下で、最高気温が12度を上回るなら、スカートとタイツの組み合わせで十分に回れます。寒さの感じ方には個人差があるので、一度スカートで回った日に、何番ホールあたりで脚が冷えたかを覚えておくと、次から自分の境目が分かります。
- Q. スカートでゴルフをするとき、丈はどれくらいがいいですか
- 立って膝が半分隠れるくらいから、膝上5cmまでが組みやすい範囲です。確かめ方は、鏡の前でしゃがんでボールを拾う姿勢を取ること。そのとき裾がももの中ほどより上に上がるなら、そのスカートは短すぎます。インナーパンツ付きのものなら多少上がっても気になりませんが、秋冬は裾が上がるほど脚に風が当たる面が増えるので、丈は夏より長めに寄せると冷えにくくなります。
- Q. 初めてのラウンドで、手持ちの服で下を用意できますか
- できます。パンツなら、ひざを曲げて突っ張らない伸びのある素材で、裾がくるぶしより上に収まるものを選んでください。デニムは多くのコースで避けたほうが無難です。スカートなら、普段はくものでも、しゃがんだときに裾が上がりすぎないものに厚手のタイツを合わせれば回れます。どちらの場合も、靴との間に肌が出ないように、靴下かタイツの丈を先に決めておくと寒さで困りません。
- Q. 朝は寒くて昼は暖かい日、下はどうすればいいですか
- 下はいちばん寒い時間に合わせます。昼に暑くなったら、上を1枚脱げば調整できるからです。反対に、昼の暖かさに合わせて薄い下にすると、朝の1番ホールから前半の終わりまで脚が冷えたまま回ることになります。暑さが気になる人は、下は裏起毛ではなく、薄手で風を通さない素材のパンツにしておくと、昼になっても蒸れにくくなります。
— メグラシ編集部





