秋のゴルフウェア レディース|朝と昼の気温差で、脱ぐ順を決める

**次のラウンドの日の予報を開いて、スタート時刻の気温と、その日いちばん暖かくなる時刻の気温を並べてみてください。**差は何度ありますか。
秋のゴルフは、朝のスタートは肌寒いのに、昼には半袖で回れるほど暖かくなる日が多い季節です。朝に合わせて着込めば昼に暑く、昼に合わせれば朝のティーショットで体がこわばります。**秋のゴルフウェアは、その日の気温差から決める。**差の大きさで重ねる枚数が決まり、あとは脱ぐ順を決めておくだけです。
着丈や前傾したときの裾の出方は40代レディースのゴルフウェアに、襟とスカート丈の決まりは50代レディースゴルフウェアにまとめてあります。この記事は、秋の一日の気温の動きに合わせた重ね方を扱います。
結論:スタートと昼の気温差で、重ねる枚数を決める
予報で見るのは、スタート時刻の気温と、一日でいちばん暖かくなる時刻の気温の2つだけです。その差で、重ねる段数が決まります。
| 気温差 | 重ね方 | 脱ぐ順 |
|---|---|---|
| 5度未満 | 長袖の襟付き+ベスト | 暑ければベストを脱ぐ |
| 5〜10度 | 長袖の襟付き+ベスト+薄い上着 | 上着→ベスト |
| 10度以上 | 長袖の襟付き+ベスト+風を通さない上着+首に巻くもの | 首まわり→上着→ベスト |
土台はいつも長袖の襟付き1枚です。そこにベストを重ね、気温差が大きい日ほど上に足していきます。秋は、この3段の形を持っていれば、ほとんどの日に対応できます。
先に予報を見る|2つの時刻の気温を並べる
予報は、時刻ごとの気温が出るものを見てください。1日の最高と最低だけだと、最低気温は夜明け前、最高気温は午後の早い時間になり、ラウンドの時間と合いません。
- スタート時刻の気温(朝8時スタートなら、8時の気温)
- ラウンド中にいちばん暖かくなる時刻の気温(多くは昼過ぎ)
コースが山あいにあるときは、近くの街の予報より低めに出ることがあります。コースの場所の予報が見られないときは、近くの街の予報から2〜3度引いて考えておくと、朝の寒さを読み違えにくくなります。
脱ぐ順は、袖のあるものから
気温が上がってきたら、袖のあるものから脱いでください。ベストは最後まで残します。
理由は、スイングのしやすさです。袖のある上着は、腕を振ったときに脇と肩が引っ張られます。ベストには袖がないので、着たままでも振りの邪魔になりません。暖かくなってきたときに先に脱ぐのは、振りにくいほうからです。
反対に、ベストを先に脱いで袖のある上着を残すと、胴は涼しいのに腕が重い、という状態になります。脱ぐ順は、腕に近いものからと覚えておいてください。
脱いだものの置き場|こぶし2つぶんに収まるか
脱いだものをどこに置くかも、先に決めておきます。カートのかごか、キャディバッグのポケットが置き場になります。
家で、上着とベストをそれぞれ丸めてみてください。こぶし2つぶんに収まる薄さなら、キャディバッグのポケットに入ります。それより大きくなるものは、カートのかごに置くことになり、雨や朝露で濡れやすくなります。
丸めたときにしわが残りやすい布は、昼の休憩のあとにもう一度着るとき、しわが目立ちます。上に重ねる1枚は、丸めても跡が残りにくい布を選んでおくと、ラウンドの後半まで見た目が整います。
首元|襟付きか、立ち襟か
秋の朝は、首元から冷えます。首元の選び方は、コースの服装の決まりと合わせて決めてください。
多くのコースでは、襟のあるトップスが基本とされています。襟付きのポロシャツやシャツなら、ほぼどのコースでも困りません。首まで覆える立ち襟のトップスは、朝の冷えにはいちばん効きますが、コースによって扱いが分かれます。初めて行くコースでは、襟付きを土台にしておくと安心です。
寒い朝は、襟付きの上に、首に巻く細いものを1本足してください。暖かくなったら外してポケットに入れられるので、上着を脱ぐより先に調整できます。
ボトムと足元|朝露と風で決める
秋の朝は、芝が朝露で濡れていることが多く、足元から冷えます。ボトムは、朝露と風の強さで選んでください。
- 朝露が残る時間が長い・風が強い:足首まで覆えるパンツ、またはスカートに厚手のレギンス
- 昼に向けて暖かくなる・風が弱い:スカートにハイソックス
靴下は、くるぶしより上まで覆う丈にしておくと、朝露で濡れた芝を歩いても足首が冷えにくくなります。靴は、朝露に強い素材のものを選んでおくと、前半の9ホールで靴の中まで湿ることが少なくなります。
脱ぎ着は上半身だけで済ませるつもりで、ボトムはラウンドを通して1つで通してください。ボトムまで替える前提にすると、着替える場所と時間が要ります。
秋の色|芝の色が変わっていく時期に
秋が深まると、芝は少しずつ黄みがかった色に変わっていきます。夏の濃い緑の上では映えた白や明るい色も、枯れ色に近い芝の上では、やわらかく見えます。
写真に残したい日は、上半身に1色、芝と離れた色を置いてください。からし色、深い赤、紺のように、黄みがかった芝の上でも輪郭が出る色です。ベストをこの色にしておくと、上着を脱いだあとも、ベストを残しているあいだは写真の中で色が効きます。
全身を芝に近い茶色やベージュでまとめると、遠くから撮った写真で体の輪郭が芝に溶けます。1か所だけ離れた色を入れてください。
午後スタート・薄暮の日|気温は逆向きに動く
午後スタートや、日が傾いてから回る日は、気温の動きが朝と逆になります。暖かい時間に始まって、上がりに向けて下がっていきます。
この日は、スタート時の気温と、上がりの時刻の気温の差を見てください。差のぶんだけ、上に重ねる1枚を持って出ます。決めておくのは脱ぐ順ではなく、足す順です。
足す順は、ベストが先、袖のある上着があとです。気温が下がり始めても、まずベストで胴を覆えば振りやすさは変わりません。秋は日が落ちるのが早いので、上がりの時刻が日没の1時間前を過ぎる日は、風を通さない上着まで持っておいてください。
雨の予報の日|秋雨の1枚
秋は、雨の予報が出やすい時期でもあります。雨の日は、気温差の表に、雨を通さない上着を1枚足してください。
雨の日は、上着を脱げる時間が短くなります。そのぶん、雨の上着の下は、ベストまでで止めておくのが振りやすさを保つコツです。袖のある上着を2枚重ねると、腕が回りにくくなります。
雨がやんで晴れ間が出たら、雨の上着を脱いでベストだけにします。脱いだ雨の上着は、キャディバッグのポケットではなく、濡れても構わないカートのかごに置いてください。
どちらとも取れるとき①|気温差が5度か10度の境目
予報の気温差が、表の境目ちょうどになる日があります。そのときは、朝の風の予報で決めてください。
風が強い予報なら、1段上の重ね方に寄せます。同じ気温でも、風があると体で感じる寒さは強くなります。風が弱ければ、1段下で構いません。
どうしても決めきれない日は、1段上で家を出て、スタート前の練習で体が温まった時点で1枚脱ぐかどうかを決めてください。足りないものはコースで足せませんが、多いものは脱げます。
どちらとも取れるとき②|寒がりで、厚着だと振りにくい
寒がりで、重ねるほど振りにくくなる人もいます。そのときは、上に重ねる枚数を増やすのではなく、中の1枚を厚くするほうに寄せてください。
家で、重ねた状態のまま腕を大きく振ってみます。振り切ったときに、肩の縫い目が肩の骨より内側に引っ張られるなら、重ねすぎです。上の1枚を外して、中の長袖を少し厚手のものに替えると、同じ暖かさでも腕の動きが軽くなります。
首に巻くものと、手袋のように外しやすい小物で寒さを足すのも手です。外すのに数秒しかかからないので、ショットの前だけ外すこともできます。
どちらとも取れるとき③|クラブハウスの行き帰りも兼ねたい
クラブハウスへの行き帰りを、ラウンドの服と兼ねたい日もあります。そのときは、いちばん上に重ねる上着を、行き帰りの上着と同じにすると荷物が減ります。
前を開けて羽織れる、腰までの丈の上着なら、ラウンド中も行き帰りも使えます。丈が長い上着は、ラウンド中に脱いだとき置き場に困るので、行き帰り専用にして、ラウンド用の1枚を別に持つほうが楽です。
クラブハウスでの服装にも決まりがあるコースでは、行き帰りの服だけ別に整えておいてください。
よくある行き違い
**「朝寒かったので、厚い上着を1枚だけ着ていった」。**昼に暖かくなったとき、脱ぐとすぐ半袖の状態になります。薄いものを3段重ねると、1枚ずつ脱いで調整できます。
**「ベストを先に脱いだ」。**袖のある上着が残ると、腕が重いまま後半を回ることになります。脱ぐのは腕に近いものからです。
**「最高気温と最低気温だけ見た」。**ラウンドの時間の気温は、時刻ごとの予報で見てください。
**「脱いだものがかさばって、置き場に困った」。**重ねる1枚は、丸めてこぶし2つぶんに収まる薄さにしておきます。
装いに活かすなら
秋のゴルフウェアは、予報の2つの時刻の気温差から重ねる枚数を決め、袖のあるものから脱ぐ。これだけで、朝の寒さにも昼の暖かさにも合わせられます。土台の長袖の襟付き、最後まで残せるベスト、丸めて収まる上着。この3段が、秋のラウンドの基本の形です。
前の晩に予報を開いて、2つの時刻の気温を並べてみてください。差が分かれば、あとは表のとおりに重ねるだけです。
関連記事
- 40代レディースのゴルフウェア ── 前傾45度で背中が出ない着丈
- 50代レディースゴルフウェア ── 襟の有無とスカート丈
- ゴルフの日の50代の装い ── 屋外にいる連続時間とひねりの裾上がり
- スポーツブラの選び方 ── 動きの強さで支えを分ける
- 紅葉ライトアップの服装 ── 日没後に外にいる時間で足す枚数
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 秋のゴルフは、何を着ていけばいいですか
- 長袖のポロシャツか襟のあるシャツを土台にして、ベストと、前を開けられる上着を重ねる3段が、秋のいちばん使いやすい形です。スタートの朝が寒ければ3段、暖かくなったら上着を脱いで2段、昼にさらに暖かくなったらベストも脱いで1段。予報のスタート時刻と昼の気温の差を見て、何段から始めるかを決めてください。
- Q. ベストとカーディガンは、どちらがゴルフに向いていますか
- スイングのしやすさでは、ベストのほうが向いています。袖がないので、腕を振ったときに脇や肩が引っ張られません。カーディガンや長袖の上着は、朝の寒い時間だけ着て、暖かくなったら先に脱ぐものと考えてください。寒がりでベストだけでは足りない日は、中の長袖を少し厚手にして、上に重ねる袖のあるものを減らすと振りやすくなります。
- Q. 秋のゴルフで、スカートとパンツはどちらがいいですか
- 朝露と風で決めてください。朝の芝が濡れている時間が長いコースや、風の強い日は、足首まで覆えるパンツか、スカートに厚手のレギンスを合わせるほうが冷えにくくなります。昼に向けて暖かくなる日で、脱ぎ着を上半身だけで済ませたいなら、スカートにハイソックスでも回れます。どちらの場合も、コースの服装の決まりを先に確かめておいてください。
- Q. 午後スタートのときも、同じ考え方でいいですか
- 考え方は同じですが、向きが逆になります。午後スタートは、暖かい時間に始まって、夕方に向けて気温が下がっていきます。スタート時の気温と上がりの時刻の気温の差を見て、差のぶんだけ上に重ねる1枚を持って出てください。脱ぐ順ではなく、足す順を決めておきます。先に足すのはベスト、その次に袖のある上着です。
— メグラシ編集部





