ストレート体型のベルト|胴が短いか胸が厚いかで位置と幅を分ける

**ストレート体型でベルトを巻くと太く見えるなら、まず胸の下に何cmの空きがあるかを測ってください。**アンダーバストの線からくびれまでが指4本未満なら「胴が短い」側、指6本以上なら「胴が長い」側です。もう1つ、横向きで鏡を見て、胸の前がみぞおちから手のひらの厚み以上出ているなら「胸が厚い」側です。
胴が短い人は、幅2cm以下のベルトをトップスと同じ色で選び、くびれより指1本下に置いてください。胸のすぐ下に帯がかからなくなり、胸と腰がひと続きの塊に見えなくなります。胴が長い人は、幅3〜4cmのベルトをくびれの真上に置き、ボトムスと同じ色にすると、腰の位置が上がって脚が長く見えます。
胸が厚い人は、ベルトの位置より先に「ベルトの上の布」を整えます。布をふくらませずにまっすぐ下ろし、首元をVかUに開けて、胸からベルトまでに縦の線を作ってください。胴が短くて胸も厚い人は、ベルトを細くするより、前だけ入れてベルトを使わない方法を先に試すほうが早く決まります。
結論:ストレート体型のベルトは、胸の下の空きで決まる
骨格ストレートは、体に厚みがあり、腰の位置が高めで、ウエストにくびれが出やすい体型です。そのため「ウエストマークが似合う」と言われることが多いのですが、同じストレート体型でも、ベルトを巻いた途端に太く見える人がいます。
違いを生むのは、胸の下からくびれまでの距離と、胸の厚みです。ベルトは横の線なので、胸のすぐ下に置くと、胸の厚みとベルトが重なり、上半身が四角い塊に見えます。逆に胸の下に十分な空きがあれば、ベルトの横線が胸と腰を分けてくれます。
| 自分の体 | ベルトの位置 | 幅 | 色 |
|---|---|---|---|
| 胴が短い | くびれより指1本下 | 2cm以下 | トップスと同じ |
| 胴が長い | くびれの真上 | 3〜4cm | ボトムスと同じ |
| 胸が厚い | くびれの真上 | 2〜3cm | 上と下の間の色 |
| 胴が短く胸も厚い | 使わないか、後ろだけ | 1.5cm以下 | トップスと同じ |
この表は、骨格の名前ではなく、測った体の数字で分けています。同じ骨格ストレートでも、どの行に入るかは人によって違います。
指で30秒|胴の長さを測る
ブラジャーを着けた状態で、鏡の正面に立ってください。アンダーバストの線、つまり胸のふくらみが終わって体に戻る位置に、人さし指を横にして当てます。そこから下に向かって、指を1本ずつ重ねていき、ウエストのいちばん細い所までで何本入るかを数えます。
- 指4本未満(約7cm未満):胴が短い側
- 指4〜6本(約7〜10cm):真ん中
- 指6本以上(約10cm以上):胴が長い側
くびれの位置がわかりにくい人は、体を左右に倒してみてください。曲がって皺が寄る所が、ベルトを置く基準になるくびれです。指の太さには個人差があるので、メジャーがあれば一度だけ測っておくと、売り場でも数字で判断できます。
横向きで10秒|胸の厚みを見る
次に、鏡に対して横向きに立ちます。胸のいちばん前に出ている所と、みぞおちの位置を見比べてください。
- 胸の前がみぞおちから手のひらの厚み以上前に出ている:胸が厚い側
- 手のひらの厚みより少ない:胸が厚くない側
ストレート体型の人は胸に厚みがある人が多いのですが、程度は人によってかなり違います。胸が厚い側の人は、ベルトの位置だけでなく、ベルトの上に乗る布の量と首元の開きまで一緒に決める必要があります。
胴が短い人|ベルトはくびれより指1本下に置く
胴が短い人がくびれの真上にベルトを置くと、アンダーバストとベルトの間がほとんど空かず、胸からベルトまでが1つの横長の塊になります。これが「巻くと太く見える」いちばん多い原因です。
ベルトは、くびれより指1本下、おへその少し上あたりに置いてください。ほんの1〜2cm下げるだけで、胸の下に空きが生まれ、上半身に縦の余白ができます。腰骨まで下げると、今度は腰が重く見えるので、下げるのは指1本分までにします。
胴が短い人|幅は2cm以下、色はトップスに合わせる
幅の広いベルトは、それ自体が胸の下の空きを食べてしまいます。胴が短い人は、幅2cm以下の細いベルトを選んでください。
色はトップスと同じか、近い色にします。トップスとベルトが同じ色だと、ベルトの横線が目立たず、上半身がひと続きの縦長に見えます。ボトムスと同じ色にすると、胴がベルトの位置でさらに短く切れて見えるので、胴が短い人には向きません。
金具は小さく、艶のある平らなものにします。大きなバックルは、胸のすぐ下にもう1つ目立つ点を作ってしまいます。
胴が長い人|くびれの真上に、幅3〜4cmを置く
胴が長い人は、胸の下に十分な空きがあるので、ベルトの横線が胸と腰を分ける役目をします。くびれの真上、いちばん細い所にきっちり置いてください。
幅は3〜4cmの、ややしっかりしたものが合います。細すぎるベルトだと、長い胴の中で線が弱く、腰の位置が決まりません。素材は表面がなめらかな革や、張りのある合皮が、ストレート体型の体の厚みとつり合います。
胴が長い人|色はボトムスに合わせて脚側を伸ばす
胴が長い人は、ベルトの色をボトムスと同じにしてください。ベルトから下がひと続きになり、脚の始まる位置が上がって見えます。
トップスが明るく、ボトムスが濃い色のときは、ベルトをボトムスの濃い色に合わせます。逆に、トップスとボトムスが同じ色のワントーンなら、ベルトだけ少し濃い色にして、くびれの位置をはっきり示すと、長い胴にちょうどいい区切りが入ります。
胸が厚い人|ベルトの上の布をふくらませない
胸が厚い人がベルトを巻くとき、いちばん気をつけたいのは、ベルトの上で布がふくらむことです。トップスを入れたあとに、上へ引き出してたるませる着方は、胸の厚みにさらに布の量を乗せてしまいます。
トップスは入れたあと、裾を軽く下に引いて、布をまっすぐ下ろしてからベルトを締めてください。ベルトの上に布のたるみがほとんどない状態が目安です。素材は、ハイゲージのニットや、とろみのない張りのあるシャツ地など、体に沿って落ちるものを選びます。
胸が厚い人|首元を開けて縦の線を作る
胸が厚い人は、首元の形で印象が大きく変わります。クルーネックや詰まったハイネックの上にベルトを巻くと、首から胸、胸からベルトまで横の面が続き、上半身が大きく見えます。
VネックやUネック、シャツの第2ボタンまで開けるなど、首元から胸の中央に向かって縦の切れ込みを作ってください。この縦の線が、ベルトの横線とつり合い、上半身をすっきり見せます。首元を開けにくい季節は、カーディガンやジャケットを前を開けて羽織り、前立ての縦の線を2本作る方法もあります。
胴が短く、胸も厚い人|ベルトに頼らない
いちばん迷いやすいのが、胴が短く、胸も厚い人です。胸の下の空きが少ないうえに、胸に量があるので、どんなに細いベルトでも胸の下が詰まって見えやすくなります。
この場合は、ベルトを使わずにウエストの位置を見せる方法を先に試してください。
- トップスの前だけを指2本分入れ、横と後ろは出しておく
- ウエストにダーツや切り替えがあるワンピースやジャケットを選ぶ
- 前を開けたロングカーディガンやジレで、縦の線を2本作る
どうしてもベルトを使いたいときは、幅1.5cm以下のごく細いものをトップスと同じ色で選び、くびれより指1本下に置きます。前を開けた羽織の内側に隠れるようにすると、ベルトの横線が見える幅が短くなり、詰まった印象が出ません。
どちらとも取れる人|真ん中の指4〜6本の場合
胴の長さが指4〜6本の真ん中の人は、ベルトの位置より、色で調整すると決めやすくなります。
まず、幅2〜3cmのベルトを、くびれの真上に置いてください。そのうえで、鏡から2歩下がって全身を見ます。上半身が詰まって見えるなら、ベルトの色をトップスに寄せる。脚が短く見えるなら、ボトムスに寄せる。この2択で、ほとんどの場合は決まります。
胸の厚みも真ん中くらいで迷う人は、正面より横向きの写真を撮って確かめてください。横から見て、ベルトの上の布が胸より前に出ていなければ、そのままで大丈夫です。布が胸より前に出ているなら、トップスを薄いものに替えるか、裾を下に引いて布を減らします。
ニットの上に巻く日|厚みは中くらいまで
秋冬はニットの上からベルトを巻く機会が増えます。ストレート体型の場合、ローゲージの厚いニットにベルトを巻くと、ニットの厚みとベルトの段差で、胸から腰まで量が重なります。
ベルトを巻くニットは、ハイゲージか、厚くても中くらいまでにしてください。裾は全部出したままベルトを巻くと、ベルトの下で裾が広がってペプラムのような形になります。胸が厚い人はこの広がりで腰まで大きく見えるので、裾を前だけ入れるか、ベルトの下で布が広がらない長さのニットを選びます。
コートの上に巻く日|結ぶ位置を分ける
コートやトレンチのベルトも、胴の長さと胸の厚みで扱いを変えます。
- 胴が長い人:くびれの位置で締めて、後ろか横で結ぶ。腰の位置が上がって見える
- 胴が短い人:前で結ぶと胸の下が詰まるので、後ろで結んで前は開けて着る
- 胸が厚い人:前を閉めてベルトを締めると胸が強調されるので、前を開けてベルトは垂らすか、ポケットにしまう
厚手のウールコートは、ベルトを締めると布が胸の下で寄って厚みが出ます。胸が厚い人や胴が短い人は、コートのベルトは「締めない」選択も含めて考えてください。コートの選び方はトレンチコートを骨格診断で選ぶでも扱っています。
手持ちのベルトが合わないとき
いま持っているベルトが太すぎる、色が合わないという場合も、すぐに買い替えなくて大丈夫です。
太いベルトは、トップスの内側、ボトムスのベルトループに通して、トップスを上から少しだけかぶせると、見える幅が細くなります。色が合わないベルトは、羽織の内側に隠れる位置で使い、前から見える長さを短くします。
逆に、細すぎて胴の中で目立たないベルトは、2本重ねる方法もあります。同じ色の細いベルトを2本、指1本分の間隔で重ねると、1本の太いベルトより軽く見えます。
売り場で試す順番
ベルトを買うときは、次の順番で試してください。
- いつも着るトップスとボトムスで売り場に行く
- くびれの位置を、体を左右に倒して確かめる
- 自分の胴の長さに合う幅のベルトを、そのくびれの位置に当てる
- 鏡から2歩下がって、胸の下に空きがあるかを見る
- 横向きになって、ベルトの上の布が胸より前に出ていないかを見る
ベルト単体を手に持って見るより、体に当ててから2歩下がって見るほうが、幅と位置の合う1本に早くたどり着けます。骨格診断の結果が自分に合っているか迷う人は、骨格ストレートの痩せ型・厚みもあわせて確かめてください。
まとめ|先に胸の下の空きを測ってから、ベルトを選ぶ
- 胴が短い(指4本未満):くびれより指1本下に、幅2cm以下をトップスと同じ色で
- 胴が長い(指6本以上):くびれの真上に、幅3〜4cmをボトムスと同じ色で
- 胸が厚い:ベルトの上の布をふくらませず、首元をVかUに開けて縦の線を作る
- 胴が短く胸も厚い:前だけ入れる、切り替えのある服を選ぶなど、ベルトを使わない方法を先に試す
ストレート体型にウエストマークが似合うかどうかは、骨格の名前ではなく、胸の下に何cmの空きがあるかで決まります。指で測った本数を覚えておけば、どのベルトを選べばいいか迷わなくなります。
よくある問い
- Q. 骨格ストレートはウエストマークが似合うと聞いたのに、巻くと太って見えます
- ウエストマークが似合わないのではなく、巻く位置と幅が体に合っていない可能性が高いです。アンダーバストからくびれまでが指4本未満の人は、太いベルトを巻くと胸のすぐ下が帯で埋まり、胸と腰がひと続きの塊に見えます。幅を2cm以下に落とし、トップスと同じ色にして、くびれより指1本下に置いてみてください。
- Q. ニットの上からベルトを巻くと、上がもこもこします
- ベルトの上で布がふくらむと、胸の厚みにさらに量が乗ります。ストレート体型は、ベルトの上の布をたるませず、まっすぐ下ろしてから締めるのが基本です。ニットはハイゲージの薄いものにして、裾をベルトの下まで出さず、前だけ軽く入れると、上の量が増えません。
- Q. コートのベルトは結んだほうがいいですか、垂らしたほうがいいですか
- 胴が長い人は、くびれの位置で後ろに回して結ぶと、腰の位置が上がって見えます。胴が短い人や胸が厚い人は、前で結ぶと胸の下が詰まるので、ベルトを後ろで結んで前を開けて着るか、ポケットにしまって縦の線を残したほうがすっきりします。
- Q. ベルトを使わずにウエストの位置を見せる方法はありますか
- トップスの前だけを指2本分入れて、横と後ろは出しておく方法があります。ベルトの横線が出ないぶん、胴が短い人でも胸の下が詰まりません。あるいは、ウエストにダーツや切り替えがあるワンピースやジャケットを選ぶと、ベルトなしで腰の位置が決まります。
— メグラシ編集部





