骨格ナチュラルで低身長|胴か脚か、短い側で長い丈の止め所を変える

**骨格ナチュラルで背が低い人は、長い丈を上下どちらか片方だけに使ってください。**全身を長くすると、骨のしっかりした体に布の量が足されて、服に着られて見えます。
どちらを長くするかは、胴と脚のどちらが短いかで決まります。胴が短い人は上を短くして腰を見せ、下に長い丈を使います。脚が短い人は下を足首の上で切って脚を出し、上を長めにして肩と袖でゆとりを取ります。
胴と脚のどちらが短いかは、座高を身長で割れば分かります。0.54以上なら脚が短い側、0.52以下なら胴が短い側です。この記事では、その測り方と、秋冬のコート・スカート・パンツ・ニットの丈の決め方を順に書きます。
結論:長い丈は1か所だけ、置く場所は短い側の反対
骨格ナチュラルの服選びでは、ゆとりのある形と長い丈がよく勧められます。骨や関節がしっかりしている体には、布の量があるほうがなじむからです。
ただ、背が低いと、ゆとりと長さを両方使ったときに布の量が体の大きさを超えます。そこで、長い丈を使う場所を1か所に絞ります。
| 短い側 | 長い丈を使う場所 | 短くする場所 | ゆとりを置く場所 |
|---|---|---|---|
| 胴が短い(座高÷身長 0.52以下) | スカート・パンツ・コート | トップス | 下半身の幅 |
| 脚が短い(座高÷身長 0.54以上) | トップス・ジャケット | スカート・パンツ | 肩と袖 |
| どちらとも取れる(0.52〜0.54) | コートだけ | トップスとボトムス両方 | 肩 |
表の2列目にある場所以外は、ナチュラルの記事に書かれている丈より短めに選んで構いません。
座高と身長の比を測る
床に座り、背中を壁につけて、床から頭のてっぺんまでの高さを測ります。これが座高です。立って測った身長で割ってください。
たとえば身長150cmで座高が82cmなら、82÷150で0.547です。0.54以上なので、脚が短い側になります。座高が77cmなら0.513で、胴が短い側です。
座高を測るのが難しければ、股下で見ることもできます。股下を身長で割って0.45以下なら脚が短い側、0.47以上なら胴が短い側です。
胴が短い人|上を短くして腰の位置を見せる
胴が短い人は、トップスの丈が長いと腰の位置が隠れ、胴がさらに詰まって見えます。トップスは腰骨にかからない長さ、ウエストから指2本ぶん下までで止めてください。
ゆるいニットを着るなら、前だけ軽く入れるか、裾にリブがあって腰で止まる形を選びます。裾がまっすぐ落ちるオーバーサイズのニットを外に出すと、上半身の布が腰の下まで落ちて、脚の付け根が見えなくなります。
その代わり、下は長い丈をそのまま使えます。くるぶしまでのワイドパンツや、ふくらはぎの下まで届くスカートは、胴が短い人の脚の長さを活かします。
胴が短い人のコート|ふくらはぎの下まで長くてよい
胴が短い人は、コートを長くしても全体が崩れにくい体型です。ふくらはぎの一番太い所より5cm下を目安にしてください。
ただし、コートの中のトップスは短めにしておきます。前を開けて着たときに、中のトップスの裾が腰の上で止まって見えると、長いコートでも腰の位置が残ります。
肩は落ちた形でも構いませんが、肩の縫い目が二の腕の真ん中より下まで落ちるものは避けます。胴が短い人は肩から腰までが近いので、肩が落ちすぎると上半身が四角く見えます。
脚が短い人|下を足首の上で切る
脚が短い人は、ボトムスの裾が靴にかかると、脚がさらに短く見えます。パンツの裾は足首の骨の上で止めてください。足首が少しでも見えると、脚の終わりがはっきりします。
スカートは、ひざ下からふくらはぎの一番太い所の手前までが合います。それより長いと、骨格ナチュラルに勧められるロングスカートでも、裾が重く下に溜まって見えます。
秋冬でタイツを履く日は、タイツと靴の色をそろえると、足首で切った効果が保たれます。スカートとタイツの色までそろえれば、腰から下が1本につながって長く見えます。
脚が短い人の上半身|長めの丈でも肩と袖でゆとりを取る
脚が短い人は、トップスやジャケットを少し長めにして構いません。腰骨がしっかり隠れて、お尻の一番高い所にかかる長さまでなら、脚の付け根の位置をあいまいにできます。
ゆとりは肩と袖に置きます。肩が落ちた形、袖に少し幅のある形が合います。体の幅に布の量がある分、丈を長くしても、上半身が細く縦に伸びた印象にはなりません。
**避けたいのは、裾が広がる長い丈のトップスです。**裾が広がると、腰の下に布の量が集まって、脚がさらに短く見えます。裾はまっすぐ落ちるか、少しすぼまる形にしてください。
脚が短い人のコート|ひざ下5cmで止める
脚が短い人のコートは、ひざ下5cmまでにします。ふくらはぎより下まで伸ばすと、コートの裾から出る脚が短くなり、全体が布で覆われて見えます。
ショート丈のコートや、腰までのジャケットも合います。腰までの丈にするときは、下にまっすぐのパンツかひざ下丈のスカートを合わせて、腰から下を同じ色でまとめてください。
背中側の着丈で言うと、身長150cm前後で脚が短い側の人は、おおむね90〜95cmが目安です。胴が短い側の人なら100〜105cmまで伸ばせます。
どちらとも取れる場合|比が0.52〜0.54の人
座高と身長の比が0.52から0.54の間にある人は、胴と脚の長さに偏りが少なく、どちらの選び方でも大きく外れません。逆に言うと、どちらにも決めきれず迷いやすい人です。
このときは、**長い丈をコートだけに使い、トップスとボトムスは両方とも短めにしてください。**トップスは腰骨の上、パンツは足首の骨の上、スカートはひざ下です。
ゆとりは肩に置きます。肩の落ちたニットやジャケットで、骨格ナチュラルらしい布の量を出しながら、丈は短いままにします。これで上下どちらも詰まらず、体の大きさに対して布の量が多すぎることもありません。
どちらとも取れる場合|手持ちの服で決める
比を測っても境目にいて、まだ迷うなら、手持ちの服で決めます。よく着ているボトムスを2本出して、それぞれの裾がどこにあるかを見てください。
| よく着る2本の裾の位置 | 採る側 |
|---|---|
| 2本とも足首より上 | 脚が短い側の選び方 |
| 2本とも床に近い(靴にかかる) | 胴が短い側の選び方 |
| 1本ずつ違う | どちらとも取れる側の選び方 |
よく着ている服は、意識していなくても自分の体に合う丈を選んでいることが多いものです。測った数字より、着ている頻度のほうが答えに近いこともあります。
華奢に見える人と骨が目立つ人の違い
骨格ナチュラルで背が低い人の中には、体全体が細く華奢に見える人と、関節や鎖骨がはっきり出る人がいます。どちらも丈の止め所の考え方は同じですが、生地の厚みが変わります。
華奢に見える人は、厚手の生地を重ねると服の量に負けやすいので、中厚手を1枚と薄手を合わせる重ね方にします。華奢な人の秋冬の大きい服の選び方は、骨格診断ナチュラルなのに華奢にまとめています。
骨が目立つ人は、厚手の生地でも負けません。むしろ薄手だと骨が布越しに出て、服が貧相に見えます。丈を短めにしても、生地は中厚手から厚手を選んでください。
靴で脚の長さを足すときの決まり
背が低いと、ヒールの高い靴で脚を足したくなります。骨格ナチュラルの人は、細いヒールより、底が厚く平らな靴のほうが体の骨とつり合います。
脚が短い側の人は、靴の色をボトムスかタイツの色に合わせると、足首で切った線が保たれます。胴が短い側の人は、長い丈のパンツの裾から靴の先だけが出るくらいにすると、脚の長さが途切れません。
ブーツを合わせるなら、筒の上端はふくらはぎの一番太い所より下で止めてください。筒の上端が太い所にかかると、脚の一番太い位置に横の線が入り、脚が短く見えます。
まとめ|短い側の反対に、長い丈を1か所だけ
- 骨格ナチュラルで低身長の人は、長い丈を上下どちらか片方だけに使う
- 座高÷身長が0.52以下の胴が短い人は、トップスを短くして、下とコートを長くする
- 0.54以上の脚が短い人は、ボトムスを足首の上で切り、上は長めにして肩と袖でゆとりを取る
- 境目の人は、長い丈をコートだけに使い、ゆとりを肩に置く
コートの形の選び方は骨格ナチュラルのコート、パンツの裾幅は骨格ナチュラルのパンツにあります。丈の止め所を決めてから読むと、選ぶ候補が半分に絞れます。
よくある問い
- Q. 骨格ナチュラルは長い丈が似合うと言われますが、背が低くても着ていいですか
- 着て大丈夫です。ただし、全部を長くすると服に着られます。胴が短い人は上を短くして下を長く、脚が短い人は下を足首の上で切って上を長くします。長い丈を使うのは上下どちらか片方だけ、と決めると、背が低くてもナチュラルのゆとりが活きます。
- Q. 自分が胴が短いのか脚が短いのか分かりません
- 床に座って、床から頭のてっぺんまでの高さ(座高)を測り、身長で割ってください。0.54以上なら胴が長く脚が短い側、0.52以下なら胴が短く脚が長い側です。0.52から0.54の間なら、どちらとも取れる側として、ゆとりを肩に置く選び方をしてください。
- Q. オーバーサイズのニットを着ると子どもっぽく見えます
- 袖が余っていないかを見てください。袖が手の甲の半分以上まで隠れると、服に着られた印象が強くなります。肩は落ちていて構わないので、袖口が手首の骨に止まるものを選びます。丈は腰骨にかかる長さまでにすると、脚の長さを削りません。
- Q. ロングコートは何cmの丈を選べばいいですか
- 身長ではなく、どこで止めるかで選びます。胴が短い人はふくらはぎの一番太い所より5cm下、脚が短い人はひざ下5cmまでにします。背中側の着丈で測ると、身長150cm前後ならおおむね90〜105cmの間に収まります。
— メグラシ編集部





