ファーが似合わない パーソナルカラーと骨格|顔がくすむか体が膨らむか

**ファーで顔がくすむ・青白くなるならパーソナルカラーの側、体が膨らむ・着られるなら骨格の側を直してください。**顔色の変化は、毛の色が肌の色と離れているときに起きます。膨らみや着られた感じは、毛足の長さやファーを置く場所が、体の厚みに合っていないときに起きます。
パーソナルカラーの側で直すのは、毛の地の色と、毛先に入る色の差の2つです。骨格の側で直すのは、毛足の長さと、ファーを体のどこに置くかの2つです。ファーそのものを諦める必要はありません。
どちらの側か分からないときは、このあと書く「顔から離す」確かめ方を一度だけやってください。両方に当てはまる人は、先に骨格で毛足と置く場所を決め、色は顔にいちばん近い部分だけ合わせると迷いません。
パーソナルカラーと骨格のどちらを先に見るか迷う人は、パーソナルカラーと骨格、どっちを優先?で顔からの距離による分け方をまとめています。
先に分ける:ファーを顔から離して、色か形かを見る
ファーの付いた上着か、ファーの小物を用意して、鏡の前に立ってください。まず、いつものように着ます。次に、脱いで胸の前に抱えるか、腕にかけて、顔から20cmほど離します。
- 離すと顔色が戻り、着ると顔がくすむ・青白い・黄ばむ:パーソナルカラーの側です。毛の色が肌と離れています
- 離しても顔色は変わらないのに、着ると上半身が丸く大きく見える:骨格の側です。毛足か置く場所が体に合っていません
- 着ると服に埋もれて、顔と首が小さく沈む:骨格の側の別の出方です。ファーの量が体に対して多すぎます
- 離すと顔色が戻り、着ると膨らみも出る:両方です。後の「どちらとも取れる場合」の順番で直します
ファーは、顔に近い場所に付くことの多い素材です。襟のファーは、顔からの距離がほとんどありません。だから色の影響がまず顔に出て、形の影響が上半身に出ます。
パーソナルカラーの側で見る2か所:毛の地の色と毛先の色
色の側では、毛の色を2つに分けて見ます。
- 毛の地の色:毛の根元から中ほどまでの色。ファーを指で分けて、奥に見える色です
- 毛先の色:毛の先端に入る色。地の色より明るいか暗いか、白っぽいか黄色っぽいか
ファーは、同じ1枚でも毛先と地の色が違うことが多い素材です。毛先が白く光るものは、遠目には明るく冷たい色に見えます。顔のすぐ下に来るのは毛先の色なので、地の色だけで選ぶと外れることがあります。

| 見る所 | ブルベ(夏・冬) | イエベ(春・秋) |
|---|---|---|
| 地の色 | グレー・白・黒・青みのある茶 | ベージュ・キャメル・赤みのある茶 |
| 毛先の色 | 白く光るもの・銀がかったもの | 黄みのある明るさ・地とそろうもの |
| 避けたい組み合わせ | 黄色っぽい茶の地に、黄みの毛先 | 真っ白の毛先、青みのあるグレー |
ブルベ夏・ブルベ冬:毛先の白さが味方になる
ブルベの人は、毛先が白く光るファーが顔を明るく見せます。肌の青みと、毛先の冷たい白がそろうからです。
ブルベ夏は、地の色が明るめのグレーや、くすんだ薄い茶。毛先の白さは控えめで、全体が柔らかく見えるものを選びます。黒の地に真っ白の毛先のように差が大きいと、顔が負けて見えます。
ブルベ冬は、黒・濃いグレー・真っ白など、はっきりした色が似合います。地と毛先の差が大きいファーも、顔が負けずに着こなせます。黄色っぽいキャメルや、黄みの強い茶は顔が黄ばんで見えやすくなります。
イエベ春・イエベ秋:毛先と地の色をそろえる
イエベの人は、毛先と地の色の差が小さく、黄みのある色でそろったファーが顔となじみます。毛先が白く光ると、肌の黄みとぶつかって顔がくすんで見えます。
イエベ春は、明るいベージュ・クリーム・明るいキャメルのような、軽くて明るい色を選びます。濃い茶は顔が重く見えやすくなります。
イエベ秋は、キャメル・赤みのある茶・濃いブラウンのような、深い色を選びます。明るすぎるクリームは顔がぼやけて見えるので、濃さのある色にします。
白いファーを着たいときは、イエベなら生成りやクリームがかった白を選びます。真っ白にするなら、顔から離れた袖口や鞄に置きます。
骨格の側で見る2か所:毛足の長さと置く場所
形の側では、毛足の長さと、ファーをどこに置くかを見ます。
- 毛足の長さ:毛を指で立てたときの長さ。1cm以下は短毛、1〜3cmは中くらい、3cmを超えると長毛
- 置く場所:襟、袖口、前端、上着全体、鞄や手袋などの小物
同じファーでも、首元に置くか手元に置くかで、体のどこに厚みが足されるかが変わります。

骨格ストレート:毛足は短く、首元から離す
骨格ストレートの人がファーで膨らむのは、上半身の前後の厚みに、毛足の厚みが上乗せされるからです。
毛足は2cm以下にします。襟に付けるなら、短毛で、平らに寝ているものを選び、上着の前を開けて縦の線を作ります。長いファーを楽しみたいときは、鞄や手袋など、体から離れた小物に置きます。上着全体がファーのものは、毛足が短く、表面が平らに整っているものにとどめます。
毛足の長さと置き場所をもっと細かく見たい人は、骨格ストレートのボア・ファーが詳しく分けています。
骨格ウェーブ:首元に置いて、上に重心を上げる
骨格ウェーブの人は、ファーがいちばん似合いやすい骨格のひとつです。薄い上半身に、毛足のふくらみが厚みを足し、重心が上がります。
首元や襟に置くと効きます。毛足は1〜3cmの中くらいが目安です。気をつけたいのは量で、首元から胸まで大きく覆うものや、上着全体がファーで丈が長いものは、体が服に埋もれます。丈は腰骨より上で終わるものを選びます。
小柄か背が高めかで毛の量を分けたい人は、骨格ウェーブ ボアとファーを続けて読んでください。
骨格ナチュラル:長毛でも、面積が大きくても収まる
骨格ナチュラルの人は、長い毛足やボリュームのあるファーも着こなせます。骨の太さやフレームの大きさに、ファーの量が見合うからです。
着られて見えるとしたら、毛足が短すぎたり、ファーの面積が小さすぎたりして、体の骨格のほうが目立っているときです。毛足は3cmを超えてもよく、上着全体がファーのものや、大きく首元を覆うティペットも収まります。丈は腰骨より下でもかまいません。
どちらとも取れる場合:色も形も外れる人
顔から離すと顔色が戻り、着ると膨らみも出る人は、先に骨格の側で毛足と置く場所を決めます。毛足と置く場所が合っていないと、色を替えても膨らみは残るからです。
毛足と置く場所が決まったら、色は顔にいちばん近い部分だけ合わせます。
- 襟のファーの色が合わないとき:襟を立てずに寝かせ、首元に顔とそろう色のマフラーやストールを1枚挟みます
- 上着全体がファーで色が合わないとき:前を開けて、中に顔とそろう色の無地を着ます。顔の下に見える面積が、ファーから中の服に替わります
- 小物のファーの色が合わないとき:顔から離れた手元や鞄なら、色の影響はほとんど出ません。そのまま使ってかまいません
どちらとも取れる場合:パーソナルカラーが2ndまで出ている人
パーソナルカラーで、1stと2ndの季節が出ている人は、ファーの毛先を見て選びます。毛先が地の色とそろっているファーは、どちらの季節にも外れにくい選び方です。
1stと2ndが同じブルベ同士、たとえば夏と冬なら、毛先の白さの強さで分けます。顔に近い襟は1stの季節に合わせ、袖口や小物は2ndの季節の色まで広げてかまいません。イエベ同士の春と秋なら、明るさで分けて、顔のすぐ下は1stの明るさにそろえます。
1stがブルベで2ndがイエベの人、またはその逆の人は、地の色をグレージュやトープのような、黄みと青みのどちらにも寄りきらない色にします。そのうえで、毛先が白く光らないものを選ぶと、顔の下で極端な明るさが出ません。
上着の色とファーの色が違うとき:顔に近い方を合わせる
ファー付きの上着は、上着の地の色とファーの色が違うことがよくあります。濃紺のウールに茶のファー、黒のダウンにグレーのファー、という組み合わせです。このとき、どちらを自分の色に合わせるかで迷います。
答えは、顔に近い方です。襟にファーが付いているなら、ファーの色を自分のパーソナルカラーに合わせ、上着の地の色はそれほど気にしなくてかまいません。顔のすぐ下で面積を取るのはファーだからです。袖口や裾にだけファーが付いているなら、逆に上着の地の色を合わせます。
ブルベの人が、黒の上着に黄みのある茶のファーが付いたものを選ぶと、上着の黒は合っていても、顔の下の茶で顔が黄ばみます。イエベの人が、キャメルの上着に青みのあるグレーのファーが付いたものを選ぶと、同じように顔の下だけが冷たく見えます。
ファーが取り外せる上着なら、色が合わないときは外し、顔に近い位置には自分の色のマフラーを足してください。取り外せないときは、ファーを寝かせて襟を立てず、マフラーやストールを1枚挟んで顔とファーの間を離します。
骨格の側から見ると、取り外せるファーは毛足と置く場所も自分で選べるということです。骨格ストレートなら外して着る日を増やし、骨格ウェーブなら付けて重心を上げ、骨格ナチュラルなら別の大きなファーに付け替えても収まります。1着で色と形の両方を調整できるので、迷っている人ほど取り外せるものから選ぶと失敗が少なくなります。
色と形を、置く場所でつなぐ
ファーの色と毛足が決まっても、どこに置くかで見え方が変わります。
| 置く場所 | 色の影響 | 形の影響 |
|---|---|---|
| 襟 | いちばん強い。顔のすぐ下 | 首元と上半身に厚みが出る |
| 袖口・前端 | 中くらい | 手元と縦の線に厚みが出る |
| 鞄・手袋 | ほとんど出ない | 体から離れるので出ない |

色も形も合うか自信がないときは、まず鞄や手袋など小物のファーから始めてください。顔からも体からも離れているので、外れても目立ちません。そこで色を確かめ、次に袖口、最後に襟と、顔に近づけていきます。
試着室で見る3つの順番
- 顔から20cm離して胸の前に抱える:離した状態と着た状態で、顔色が変わるか
- 着て横から上半身を見る:膨らむか、埋もれるか
- 前を開けた状態と閉めた状態を比べる:開けると縦の線が通り、膨らみが和らぐか
1で色の側、2と3で骨格の側を確かめています。1で顔色が落ちるものは、2を見る前に別の色に替えます。
迷ったら選ぶ1枚
パーソナルカラーも骨格もはっきりしない人が選ぶなら、毛足は1〜2cm、毛先と地の色がそろっていて、色は濃いめのグレーかブラウン、置く場所は襟か袖口のどちらか一方です。
そこから、顔色が沈むなら毛先が白いものに、着られるなら毛足を長く、膨らむなら首元から離す、と1か所ずつ動かしてください。
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よくある問い
- Q. ファーを着ると顔色が悪く見えます。パーソナルカラーと骨格のどちらの問題ですか
- ファーの付いた上着を顔から離して、胸の前に抱えて鏡を見てください。離すと顔色が戻るなら色の側です。顔色は変わらないのに、着ると上半身が丸く大きく見えるなら骨格の側です。顔色の問題は毛の色で、膨らみの問題は毛足と置く場所で直します。
- Q. イエベですが、白いファーが着たいです
- 真っ白より、生成りやクリームがかった白を選んでください。黄みのある白なら、イエベの肌の黄みとそろいます。真っ白を着たいときは、顔から離れた袖口や鞄に置き、顔のまわりは黄みのある色にすると、肌がくすんで見えにくくなります。
- Q. 骨格ストレートで、ファーを着ると太って見えます
- 毛足を短くして、首元から離してください。毛足が2cmを超えると、上半身の前後の厚みにさらに厚みが足されます。襟に付けるなら毛足の短いもので、前を開けて縦の線を作ります。ふわふわの長いファーは、鞄や手袋など体から離れた小物にすると楽しめます。
- Q. パーソナルカラーも骨格も分からないときは、どんなファーを選べばいいですか
- 毛足は1〜2cm、毛先の色が地の色とほとんど変わらないもの、色は濃いめのグレーかブラウンが外れにくい選び方です。置く場所は襟か袖口のどちらか一方にして、面積を小さく始めます。
— メグラシ編集部





