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裏起毛タイツ1200デニール|暑すぎる日は室内の時間と靴で見分ける

メグラシ編集部//読了 15分
木の床の上に、裏返して起毛の面を見せた黒い厚手のタイツと、脱いだばかりの黒いショートブーツ、たたんだレッグウォーマーが置かれている

**明日の一日を、外にいる時間と室内にいる時間に分けて、ざっと書き出してみてください。**外に続けて30分以上いる時間は、何回ありますか。

1200デニールの裏起毛タイツは、秋冬のタイツの中でいちばん暖かい部類です。真冬の屋外では、これ一枚で脚の冷えがかなり和らぎます。ところが、暖房の効いた室内に長くいると、膝の裏やふくらはぎの内側が湿ってきて、夕方には靴がきつく感じることがあります。

履くかどうかを、朝の気温だけで決めていると、こうなりやすくなります。1200が合うかどうかは、気温よりも、その日に外に続けている時間と室内にいる時間の比、それに履いていく靴の中の余りで決まります。

1200デニールという数字が何を指しているかは1200デニールのタイツ|数字が指しているのは透け方ではなく、裏にある層の厚みに、見た目の透け感と裏の厚さを別々に選ぶ話はフェイクタイツのデニールにまとめてあります。この記事は、1200を履く日と履かない日の分け方だけを扱います。

結論|外に続けている時間が長い日だけ1200、それ以外は分けて持つ

先に答えを置いておきます。

外に続けて30分以上いる時間が、1日に2回以上ある日は、1200が向いています。屋外での行事、子どもの送り迎えで外に立って待つ日、屋外のスポーツ観戦、外回りの仕事。こうした日は、1200の暖かさが一日を通して役に立ちます。

室内にいる時間が6時間を超える日は、1200を一日中履くと暑くなりすぎます。80デニール前後のタイツを履いて、外にいる間だけ、ひざ下までのレッグウォーマーやスカートの下に重ねるものを足します。室内に入ったら外せるので、外と中の差に合わせられます。

その間の日、つまり外にいる時間がそれほど長くなく、室内も6時間に満たない日は、靴で決めます。1200を履いた足で靴を履いて、かかとに指が1本入るなら1200、入らないなら80と足すものの組み合わせにします。

気温は、この判断の補助として使います。朝の気温が5度を下回る日は、外にいる時間が短くても1200のほうが楽なことがあります。逆に10度を超える日は、外が長くても1200では暑く感じることがあります。

書き出す|明日の外と中を、30分単位で分ける

判断のために、前の晩に翌日の過ごし方を書き出します。細かく書く必要はありません。30分単位で、外か中かを分けるだけです。

たとえば、朝の通勤で駅まで歩いて15分、電車に30分、駅から職場まで10分。この場合、外に続けている時間は15分と10分で、どちらも30分に届きません。電車の中は室内として扱います。

職場では8時間室内。昼休みに外へ出て20分。帰りも同じ経路。この日は、外に続けて30分以上いる時間がゼロで、室内が8時間を超えます。1200は暑くなりすぎる日です。

別の日の例です。午前中は子どもの学校行事で校庭に2時間、昼は屋内で1時間、午後は公園で1時間半。この日は、外に続けて30分以上いる時間が2回あり、室内は1時間だけです。1200が一日を通して役に立つ日です。

書き出してみると、同じ「寒い日」でも、1200が合う日と合わない日がはっきり分かれます。一週間分をまとめて書き出しておくと、1200を何足持てば足りるかも見えてきます。

外が長い日|1200を一日中履いて構わない

外に続けて30分以上いる時間が1日に2回以上ある日は、1200を一日中履いて構いません。

外にいる間は、1200の裏起毛が空気を抱え込んで、脚から熱が逃げるのを防ぎます。風が強い日も、表の生地が風を通しにくいので、脚の表面が冷えにくくなります。

外が長い日に気をつけたいのは、室内に入ったときの汗です。外で冷えていた脚が、暖房の効いた室内に入ると急に温まり、膝の裏に汗が出やすくなります。室内に入ったら、コートを脱ぐのと同じ感覚で、スカートの裾を少し持ち上げて空気を通すか、座るときに脚を組まずに膝裏に隙間を作ると、汗がこもりにくくなります。

外が長い日の靴は、底が厚く、地面からの冷えを遮るものが合います。ショートブーツやスニーカーなら、1200の厚みがあっても余りが残りやすい靴です。

中が長い日|80に、外の間だけ足すものを組み合わせる

室内にいる時間が6時間を超える日は、1200を一日中履くと暑くなりすぎます。

この日は、80デニール前後のタイツを基本にします。80は、室内で暑くなりすぎず、外でも短い時間なら冷えすぎない厚さです。80の暖かさの幅は60デニール・80デニールタイツに書いてあります。

そのうえで、外にいる間だけ足すものを用意します。足すものは、室内に入ったらすぐ外せることが条件です。

ひざ下までのレッグウォーマーは、ふくらはぎと足首を覆い、室内に入ったら靴を脱がずに外せます。脚の中でいちばん冷えやすいのは足首まわりなので、ここを覆うだけでも外での体感がかなり変わります。

スカートの下に重ねるショート丈の裏起毛は、太ももからお尻を覆い、スカートの中なので見えません。室内に入ったら、化粧室で脱いでバッグにしまえます。

オーバーパンツは、スカートの上から履くゆったりしたパンツで、外では全身を覆い、室内では脱ぎます。屋外で待つ時間が長い日に向いています。

足すものを外したあとは、80一枚になるので、室内で汗をかくことはほとんどありません。スカートの下にレギンスを重ねる丈の決め方はレギンスの着こなしにあります。

行き帰りだけの日|外の時間を足し算して決める

外に続けて30分以上いる時間はないけれど、行き帰りの短い外を合わせると1時間を超える日があります。こうした日は、外の時間を足し算して決めます。

足し算した外の時間が1時間未満なら、80で足ります。1時間から2時間なら、80に足すものを組み合わせます。2時間を超えるなら、1200を検討します。

ただし、足し算するときは、乗り物の中や駅の構内は外に入れません。冷えるのは、風に当たっている時間と、地面に立って動かずにいる時間です。歩いている時間は、体が温まるので、同じ外でも冷えにくくなります。

行き帰りの間に、外で立って待つ時間があるかも見てください。バス停で10分待つ、信号の多い道を歩く。立って動かない時間が合わせて20分を超えるなら、足すものを1つ加えると、冷えをかなり防げます。

汗をかいたかを見分ける|膝の裏と、帰宅後の肌

1200を履いた日に、暑すぎたかどうかを後から確かめる方法があります。次の日の判断に使えるので、1200を履いた最初の数日は見ておいてください。

1つ目は、膝の裏です。夕方、化粧室でタイツの膝の裏を触ってみて、湿っているか、肌に張りついているかを見ます。湿っていたら、その日の室内の時間に対して、1200は暑すぎたということです。

2つ目は、帰宅してタイツを脱いだときの肌です。ふくらはぎの内側や膝の裏に、起毛の跡が赤く残っていたり、かゆみを感じたりするなら、汗がこもっていた可能性があります。かゆみが続く場合は、肌の状態に合わせて無理をせず、別の組み合わせに切り替えてください。

3つ目は、タイツの裏の起毛です。洗う前に裏返して見て、起毛が束になって固まっている場所があれば、そこに汗がたまっていた場所です。

この3つのどれかが当てはまった日の過ごし方を覚えておくと、次に同じような日が来たときに、1200を選ばずに済みます。

靴|1200を履いた足で、かかとに指が1本入るか

1200の裏起毛は、足の甲と足首まわりに2mmから3mmの厚みが加わります。80で余りがちょうどだった靴は、1200では余りがなくなります。

確かめ方は簡単です。1200を履いた足で靴を履き、立った状態で、かかとと靴の間に人差し指を差し込みます。指が1本入れば、一日履いても大丈夫です。入らなければ、朝は平気でも、夕方に足がむくんだ頃にきつくなります。

もう一つ見るのは、足の甲です。靴を履いて立ち、甲の一番高いところを指で押してみます。押したときに、靴の甲の部分が足に食い込んでいる感じがあれば、甲の余りが足りません。

靴の形によって、1200との相性が違います。

靴の形1200との相性見るところ
パンプス余りがなくなりやすいかかとの指1本と、甲の食い込み
ショートブーツ余りが残りやすい筒の口が足首で詰まらないか
スニーカー余りが残りやすい紐で甲の締め具合を変えられる
ローファー余りがなくなりやすい甲の食い込みと、かかとの浮き

パンプスやローファーで1200を履きたい場合は、普段より半サイズ大きい靴を1足、1200用に持つと、余りの問題がなくなります。

ショートブーツの筒と、足首の見え方

ショートブーツは、1200と合わせやすい靴ですが、筒の口の周りで気をつけたいことがあります。

1200を履くと、足首の周りが1cmから2cm太くなります。筒の口が足首にぴったり沿うブーツは、1200を履くと筒の口で詰まり、脱ぎ履きがしにくくなります。また、筒の口の上で、1200の生地が段になって盛り上がって見えることがあります。

ブーツを選ぶときは、1200を履いた足首の周りを測り、筒の口の周りがそれより2cm以上長いものを選ぶと、詰まらずに履けます。

スカートの丈とブーツの筒の間に、1200が見える部分ができる場合は、その見える長さも見てください。見える部分が10cm以上あると、1200の厚みと光沢のなさで、脚が重く見えることがあります。その場合は、スカートの丈を少し長くするか、筒の長いブーツに替えて、見える部分を5cm以内に収めると、全体がまとまります。

スカートがまとわりつく日

1200の表の生地は、スカートの裏地とこすれて、スカートが脚にまとわりつくことがあります。乾燥した日ほど起きやすくなります。

これは静電気によるものです。スカートの裏地がポリエステルの場合、1200の表の生地との組み合わせで起きやすくなります。対処は、どちらか1枚の素材を替えることです。スカートの下に、綿や絹の薄いペチコートを1枚重ねると、まとわりつきが止まることが多くなります。

静電気の止め方は服の静電気は、重なっている2枚の組み合わせで決まるに詳しく書いてあります。

同じ暖かさを、分けて持つ方法

1200を一日中履くと暑すぎる日でも、外では1200と同じくらいの暖かさがほしいことがあります。こうした日は、暖かさを分けて持ちます。

分け方の基本は、脚を上と下に分けることです。太ももからお尻は、スカートの下に重ねるショート丈の裏起毛で覆います。ふくらはぎから足首は、レッグウォーマーで覆います。その下に80を1枚履きます。

こうすると、外では1200に近い暖かさになり、室内では上も下も外して80一枚に戻れます。外せるものが2つあるので、外と中の差が大きい日でも合わせやすくなります。

上半身のインナーと同じで、2枚目を何にするかは、外にいる時間と汗の量で決まります。重ね着の考え方はあったかインナーの重ね着に書いてあります。

どちらとも取れるとき|外も中も長い日

朝から昼まで屋外、昼から夕方まで室内、といったように、外も中も長い日があります。外に続けて30分以上いる時間が2回以上あり、室内も6時間を超える日です。

この日は、どちらに合わせるかで決めます。外の時間のほうがつらいなら、1200を履いて、室内では膝の裏に空気を通すことを意識します。室内の時間のほうがつらいなら、80と足すものの組み合わせにして、外では足すものを2つとも使います。

迷ったら、80と足すものの組み合わせにしてください。外で寒いと感じたら足すものを増やせますが、室内で暑いと感じても1200は脱げません。調整できる側を選んでおくほうが、一日を通して後悔が少なくなります。

どちらとも取れるとき|かかとに指が入るが、甲がきつい

1200を履いた足で靴を履くと、かかとには指が1本入るけれど、甲が食い込んでいる感じがある。こうした場合は、靴の甲の高さが、1200の厚みに足りていません。

かかとに指が入るなら、靴の長さは足りています。足りないのは高さです。紐やベルトで甲の締め具合を変えられる靴なら、締め具合を1段ゆるめると、甲の食い込みがなくなります。

紐もベルトもない靴の場合は、靴の中敷きを薄いものに替えると、甲の高さに1mmから2mmの余裕ができます。厚い中敷きを入れている靴なら、外すだけでも変わります。

それでも食い込むなら、その靴は1200の日には履かないと決めてください。夕方には甲の食い込みが強くなり、歩くたびに当たるようになります。

どちらとも取れるとき|朝は寒いが、昼から暖かくなる日

秋の終わりから冬の立ち上がりにかけては、朝は5度を下回るのに、昼には15度近くまで上がる日があります。

この日は、朝の気温ではなく、昼の気温で決めます。昼に暖かくなる日に1200を履くと、外にいても暑く感じることがあります。80に、朝だけ足すものを組み合わせて、昼になったら足すものを外します。

朝の外がどうしても寒いなら、足すものを2つ使います。ショート丈の裏起毛とレッグウォーマーを両方使えば、朝の外でも1200に近い暖かさになります。昼になったら、両方とも外します。

洗い方で、暖かさが落ちる

1200の暖かさは、裏の起毛が空気を抱え込むことで生まれています。この起毛がつぶれると、同じ1200でも暖かさが落ちます。

洗濯機で洗うときは、裏返して洗濯ネットに入れ、弱い水流で洗います。裏返すのは、起毛をほかの洗濯物とこすれさせないためです。

干すときは、つま先を上にして逆さに吊るします。普通に吊るすと、水を含んだ重さで起毛が下に引っ張られ、つぶれやすくなります。乾燥機は、起毛が縮んで固まるので避けてください。

起毛がつぶれたと感じたら、乾いた状態で裏返し、柔らかい毛のブラシで起毛を立てる向きに軽くなでると、少し戻ります。毛玉ができていたら、引っ張らずに、毛玉取りの道具で表面だけを整えます。

それでも暖かさが戻らなければ、替えどきです。去年の1足をどう見るかは80デニールタイツの替えどきの見方がそのまま使えます。

買い足す前に、一週間を書き出す

1200を何足持てばいいかは、一週間の過ごし方で決まります。

一週間分の外と中を書き出して、外に続けて30分以上いる時間が2回以上ある日を数えてください。その日数が、1200を履く日の数です。洗濯の間隔を考えて、その日数に1足足した数が、持っておきたい足数です。

外が長い日が週に1日もないなら、1200は1足あれば足ります。冬の旅行や屋外の行事など、特別な日のために取っておく1足です。その代わり、80と足すものを揃えておくほうが、毎日の過ごし方には合います。

外が長い日が週に3日以上あるなら、1200を2足から3足持っておくと、洗濯の間隔に余裕ができます。

職場や学校の室温を、一度だけ確かめておく

室内にいる時間が長い日に1200が暑すぎるかどうかは、その室内の暖かさでも変わります。同じ6時間でも、暖房が強く効いた部屋と、窓際で足元が冷える部屋では、感じ方がまったく違います。

一度だけ、よくいる部屋の足元の温度を確かめてみてください。机の下に温度計を置いて、昼前と夕方の2回見るだけで構いません。足元が20度を超えているなら、1200は室内では暑すぎる側です。足元が15度を下回るなら、室内でも1200が役に立つことがあります。

足元の温度は、部屋の真ん中の温度より低いことがよくあります。暖かい空気は上に集まるので、顔のあたりは暖かいのに足元は冷えている、という部屋は珍しくありません。こうした部屋では、1200を履いていても膝の裏に汗をかきにくく、むしろ足首まわりが冷えにくくて楽に感じます。

室温を確かめておくと、外の時間と中の時間の比だけで迷ったときに、もう一つの決め手になります。外が短くても足元が冷える部屋に長くいるなら1200、外が長くても足元が暖かい部屋に入るなら80と足すもの、という分け方ができます。

家で過ごす日は、1200を履かない

在宅で仕事をする日や、家で過ごす休日は、外に出る時間がほとんどありません。こうした日に1200を朝から履くと、昼前には暑く感じることが多くなります。

家で過ごす日は、80か、それより薄いタイツや靴下で過ごして、足元が冷えるときだけ、ひざ下までのレッグウォーマーや厚手の靴下を足します。家の中なら、足すものを着けたり外したりするのに人目を気にせずに済みます。

買い物や郵便を出しに少しだけ外へ出る場合も、外にいるのが30分に満たないなら、1200に履き替える必要はありません。家で着けていたレッグウォーマーの上から靴を履いて出るだけで、短い外出なら十分です。

家で過ごす日に1200を履かないことは、1200を長持ちさせることにもつながります。履く回数が減れば、洗う回数も減り、起毛がつぶれるまでの期間が延びます。外が長い日のためにとっておく、と考えると、1200を選ぶ日がはっきりします。

1200の色は、靴とスカートの濃さで選ぶ

1200は黒がいちばん多く出回っていますが、濃いグレーや濃い茶色、紺もあります。厚みがあって透けない分、色がそのまま脚の色として見えるので、色の選び方で全体の印象がかなり変わります。

選ぶときは、靴とスカートのうち、濃いほうの色に合わせます。黒の靴に茶色のスカートなら黒、茶色のブーツにベージュのスカートなら濃い茶色、という具合です。濃いほうに合わせると、脚から靴までが一続きに見えて、脚が長く見えます。

スカートと靴の両方が明るい色の日は、濃いグレーの1200を選ぶと、黒よりも脚だけが重く見えることを避けられます。黒の1200は面積が広いと強く見えるので、明るい服の日はグレーのほうが馴染みます。

色を増やすと、それぞれの色を履く日が減るので、1足あたりの洗う回数も減ります。外が長い日が週に何日かあるなら、黒と濃いグレーを1足ずつ持つと、服に合わせて選べるうえに、起毛のつぶれも分散されます。

1200を履く日の、朝の確かめ方

1200を履くと決めた日の朝は、家を出る前に2つだけ確かめてください。

1つ目は、靴を履いて10歩ほど歩いてみることです。歩いたときに、かかとが靴の中で浮かないか、甲に当たる場所がないかを見ます。1200の厚みで靴の中の余りが減っているので、80の日には気にならなかった当たりが出ることがあります。当たる場所があれば、出かける前に靴を替えます。

2つ目は、スカートの裾を指でつまんで持ち上げ、離したときに脚にまとわりつかないかを見ることです。まとわりつくなら、ペチコートを1枚足すか、静電気を防ぐ手当てをしてから出ます。外で気づいても直す手段が限られるので、家にいるうちに確かめておくほうが確実です。

この2つを確かめておけば、1200を履いた日に、靴とスカートで困ることはほとんどなくなります。暑すぎるかどうかは一日の過ごし方で前の晩に決めてあるので、朝はこの2つだけで足ります。

もし朝になって予定が変わり、外にいる時間が思ったより短くなったと分かったら、迷わず80と足すものの組み合わせに履き替えてください。前の晩に決めたことに縛られる必要はありません。履き替えるのに数分かかっても、一日中暑さを我慢するよりずっと楽に過ごせます。反対に、急に屋外で待つ予定が入った日は、80の上からレッグウォーマーを重ね、バッグにショート丈の裏起毛を1枚入れておけば、出先で足せます。予定に合わせて組み替えられるように、足すものはいつも玄関の近くにまとめて置いておくと、朝の判断が早くなります。

1200を選ぶ売り場で見る3か所

1200を買い足すときは、売り場で次の3か所を確かめてください。どれも、履いてから暑すぎる、きつすぎると感じる原因になりやすい場所です。

1つ目は、サイズの表示です。タイツのサイズは身長とヒップの2つで表示されていることが多く、1200は生地が厚いぶん伸びにくいので、どちらかが範囲の上の端にかかるなら、1つ大きいサイズを選びます。小さいサイズを無理に伸ばして履くと、起毛が伸びて薄くなり、暖かさが落ちるうえに、膝の裏に生地が食い込んで汗がこもりやすくなります。

2つ目は、ウエストのゴムの幅です。1200のように厚いタイツは、ウエストのゴムが細いと、お腹まわりに食い込んで段ができます。ゴムの幅が3cm以上あるものなら、食い込みが分散されて、座っている時間が長い日も楽に過ごせます。

3つ目は、つま先とかかとの作りです。つま先まで裏起毛になっているものは、足の先まで暖かい反面、靴の中で足が窮屈になります。パンプスやローファーに合わせることが多いなら、つま先だけ起毛のない薄い作りになっているものを選ぶと、靴の中の余りが残ります。

1200を履く日の、スカートとパンツの合わせ方

1200は厚みがあるぶん、合わせるスカートやパンツによって、脚の見え方と快適さが変わります。

スカートに合わせる場合は、スカートの生地の厚さを見てください。ウールやツイードのような厚いスカートなら、1200の厚みと釣り合って、脚だけが重く見えることはありません。薄いポリエステルのスカートに合わせると、スカートの軽さに対して脚の厚みが目立ちます。薄いスカートの日は、80と足すものの組み合わせのほうが全体の釣り合いが取れます。

パンツの下に1200を履く場合は、パンツの太もも周りの余りを見ます。1200を履いた上でパンツを履き、太ももの横を指でつまんで、2cm以上つまめるなら、座っても窮屈になりません。つまめないなら、パンツの中で1200の生地が押しつぶされて、起毛が熱をこもらせます。細身のパンツの下は、1200より薄いものにしてください。

ワンピースに合わせる場合は、裾の長さとブーツの筒の間に見える部分を5cm以内に収めると、1200の厚みが目立ちません。長めの丈のワンピースとショートブーツの組み合わせは、1200を履く日にいちばん合わせやすい形です。

1200を履いた日の、帰宅後の扱い

1200を履いた日は、帰宅したらすぐに脱いで、裏返して風を通してください。一日履いたタイツの起毛には、汗の湿り気が残っています。そのまま丸めて洗濯かごに入れると、湿気が抜けずに起毛が固まります。

裏返したら、椅子の背やハンガーに掛けて、30分ほど置いてから洗濯かごに入れます。すぐに洗う場合も、一度裏返して湿気を抜いてから洗うと、起毛のつぶれ方が少なくなります。

洗う頻度は、外が長い日に1回履いたら1回洗うのが目安です。ただし、室内が短く汗をかかなかった日は、裏返して風を通しておけば、もう1日履いても構いません。洗う回数が少ないほど、起毛は長持ちします。

保管するときは、たたまずに、丸めて引き出しに入れます。たたむと折り目のところで起毛がつぶれ、次に履いたときにそこだけ暖かさが落ちます。

屋外で立って待つ日の、具体的な組み方

子どもの行事やスポーツ観戦のように、屋外で立って待つ時間が長い日は、1200だけでは足りないことがあります。立って動かずにいると、脚の筋肉が熱を作らないので、歩いている時より冷えやすくなるからです。

こうした日は、1200の上にさらに足すものを組み合わせます。1200の上にひざ下までのレッグウォーマーを重ね、足首とふくらはぎを二重に覆います。靴は底の厚いショートブーツかスニーカーにして、靴の中に薄い中敷きを1枚足し、地面からの冷えを遮ります。

それでも寒い場合は、スカートの上からオーバーパンツを履きます。オーバーパンツは、行事が終わったらすぐに脱げるので、帰りの電車の中で暑くなることもありません。

立って待つ日に気をつけたいのは、帰りの乗り物です。外で冷えた脚が、暖房の効いた車内で急に温まると、膝の裏に一気に汗が出ます。乗り物に乗る前に、足したものを1つ外しておくと、車内で暑くなりすぎずに済みます。

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よくある問い

Q. 1200デニールの裏起毛タイツを履くと、室内で暑くて汗をかきます
室内にいる時間が長い日に、外向けの暖かさを一日中履いているからです。暖房の効いた室内では、1200の起毛が熱を逃がさず、膝の裏やふくらはぎの内側に汗がたまります。室内に6時間以上いる日は、80デニール前後のタイツに、外にいる間だけ足すものを組み合わせるほうが快適です。足すものは、ひざ下までのレッグウォーマーや、スカートの下に重ねる薄手の裏起毛のショート丈のものなど、室内に入ったら外せるものを選びます。
Q. 1200デニールを履くと、いつもの靴がきつくなります
1200の裏起毛は、足の甲と足首まわりに2mmから3mmの厚みが加わります。80デニールで余りがちょうどだった靴は、1200では余りがなくなります。1200を履いた足で靴を履き、かかとと靴の間に人差し指が1本入るかを見てください。入らないなら、朝は大丈夫でも、夕方に足がむくんだ頃にきつくなります。1200の日に履く靴は、紐やベルトで甲の締め具合を変えられるものか、普段より半サイズ大きいものを選ぶと楽になります。
Q. 1200デニールと、80デニールを2枚重ねるのはどちらが暖かいですか
外にいる間の暖かさは、1200の裏起毛のほうが上です。起毛が空気を抱え込むので、同じ厚みでも熱が逃げにくくなります。ただし、室内では1200のほうが暑くなりやすく、途中で脱ぐこともできません。80を2枚重ねるより、80を1枚履いて、外にいる間だけレッグウォーマーやオーバーパンツを足すほうが、外と中の差に合わせやすくなります。一日中外にいる日だけ1200、それ以外は80と足すものの組み合わせ、と分けるのが目安です。
Q. 1200デニールの暖かさが、洗うたびに落ちていく気がします
裏の起毛がつぶれて、空気を抱える量が減っているからです。洗濯機で洗うときは、裏返してネットに入れ、弱い水流で洗います。干すときは、つま先を上にして逆さに吊るすと、起毛が重さでつぶれにくくなります。乾燥機は、起毛が縮んで固まるので避けてください。それでも起毛がつぶれたら、乾いた状態で裏返し、柔らかい毛のブラシで起毛を立てる向きに軽くなでると、少し戻ります。
Q. 1200デニールは、どのくらいの気温から履けばいいですか
気温だけで決めると、室内が長い日に暑くなりすぎます。目安として、朝の気温が5度を下回り、外に続けて30分以上いる時間が1日に2回以上ある日は、1200が向いています。朝の気温が5度を下回っても、通勤の行き帰りだけで、あとは室内という日は、80に足すもので足ります。逆に、朝の気温が10度近くあっても、屋外の行事やスポーツ観戦で何時間も外にいる日は、1200のほうが一日を楽に過ごせます。

— メグラシ編集部

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