タイツのデニール 冬|足首・膝・腿の冷える場所で厚さを決める

冬のタイツを厚くしたのに寒い。それは、冷えている場所と、厚くした場所がずれているからかもしれません。冬の脚の寒さは、足首から来る人、膝から来る人、腿から来る人で、入ってくる場所がまったく違います。
先にあなたの場合を確かめてください。帰宅してタイツを脱ぐ前に、足首、膝、腿の前側を手のひらで順に触ります。いちばん冷たかった場所が、厚くする場所です。足首なら靴の口のすき間を、膝なら座ったときの編み目の開きを、腿ならスカートの中に入る風を止めます。
全部が同じように冷たいときだけ、タイツの数字そのものを上げます。そうでなければ、数字は秋のままにして、冷える場所だけを足すほうが、室内で汗をかかずに済みます。
タイツの数字ごとの透け方の目安はタイツのデニール数の目安に、気温と屋外時間での決め方と一緒にまとめてあります。この記事では、冷える場所から厚さを決める方法に絞って書きます。
結論|冷える場所が1つなら、そこだけ厚くする
冬のタイツの選び方は、次の3つに分かれます。
足首が冷えるなら、タイツの数字は上げずに、靴の口とタイツの間のすき間を埋めます。靴下を重ねる、丈の長いブーツにする、足首を覆うレッグウォーマーを足す、のどれかです。
膝が冷えるなら、膝の編み目が座ったときに開いて、数字より薄くなっています。膝の部分だけ厚みを保つ方法か、スカートの丈を膝の下まで伸ばす方法で止めます。
腿が冷えるなら、スカートの中に風が入っています。タイツの数字を上げるか、腿まで覆うものを下に一枚重ねます。
いずれも、判断のものさしは、靴の口とスカートの裾の間に出ているタイツの長さです。このすき間が長いほど、風に当たる面積が増えて、冷える場所も広がります。
まず確かめる|帰宅後の手のひらで、冷えている場所を見つける
冷える場所は、外にいる間はよく分かりません。全体が寒いと感じるだけで、どこから寒さが入っているかは区別できないからです。だから、家に帰ってタイツを脱ぐ前に、手のひらで確かめます。
確かめる順番
靴を脱いだら、すぐに座らずに立ったまま、手のひらを足首の前、膝のお皿、腿の前の真ん中の順に当てます。手のひらを当てたときに、ひやっとする場所が冷えていた場所です。
手のひらそのものが冷えていると比べられないので、手を一度こすって温めてから触ります。足首、膝、腿で、いちばん冷たかった場所を1つ選びます。
3日続けて確かめる
一日だけでは、その日の服装に引っ張られます。スカートの日、パンツの日、ブーツの日、パンプスの日で、冷える場所が変わることがあります。3日続けて確かめて、いちばん多かった場所を、自分の冷える場所とします。
服装によって冷える場所が変わる人は、その服装の日だけ、その場所を足せば足ります。たとえば、ひざ丈スカートの日だけ膝が冷えて、ロングスカートの日は足首が冷えるなら、スカートの丈で使い分けます。
外にいる時間も一緒にメモする
その日、外にいた時間が10分なのか、1時間なのかでも冷え方は変わります。駅から職場まで歩くだけの日と、外で待ち合わせをした日では、同じ服装でも冷える場所が広がります。冷えた場所と一緒に、外にいたおおよその時間も書いておくと、あとで数字を決めるときに使えます。
手のひらで分かりにくいとき
手のひらで触っても、どこも同じように冷たく感じて区別がつかないことがあります。そのときは、手の甲を使います。手の甲は手のひらより温度の違いに気づきやすいので、足首、膝、腿に順に当てると、差が分かりやすくなります。
それでも分からないときは、帰宅してから10分ほど部屋で過ごしたあとに、もう一度触ります。温まるのがいちばん遅かった場所が、冷えていた場所です。冷えの強い場所ほど、部屋に入ってからも冷たさが長く残ります。
足首が冷える|靴の口とタイツの間で、風が通る
足首が冷える人は、靴の口のすき間から風が入っています。パンプスやローファーのように、足首が出る靴を履いた日に多く起きます。
足首はタイツの中でも生地が伸びにくい場所で、デニールの数字どおりの厚さが保たれています。それでも冷えるのは、厚さが足りないからではなく、肌とタイツの間に風が通る場所があるからです。靴の口から足首の骨のあたりまでの、ほんの数cmが、冷えの入り口になっています。
足首の冷えを止める組み方
足首の冷えは、タイツの数字を上げなくても止められます。
1つ目は、タイツの上に靴下を重ねることです。足首を覆う短い靴下を重ねると、靴の口のすき間が埋まります。靴下を外に見せる長さは、靴の口から測って決めます。重ね方の詳しい決め方は薄いデニールのタイツに靴下を重ねるにまとめています。
2つ目は、靴を変えることです。足首を覆うショートブーツにすると、靴の口が足首より上に来て、すき間がなくなります。ブーツの口とスカートの裾の間が狭いほど、冷えにくくなります。
3つ目は、レッグウォーマーを足すことです。外を歩く時間だけ足首に重ねて、室内で外します。タイツの数字はそのままなので、室内で暑くなりません。
足首だけが冷える人が、タイツを110デニール以上に上げても、すき間からの風は止まりません。厚くするほど室内で暑くなるので、数字は秋のまま、60〜80デニールくらいにとどめて、足首を足すほうが一日を通して楽です。
靴の口の形でも、すき間は変わる
同じパンプスでも、口が深く足の甲を覆う形と、口が浅く甲が大きく見える形では、風の入り方が違います。浅い口は、歩くたびに靴と足の間に空気が出入りして、足首から足の甲まで冷えます。冬にパンプスを履くなら、口の深いものを選ぶだけで、足首の冷えはかなり変わります。
ショートブーツでも、口が広く開いた形は、脚と口の間にすき間ができて、そこから風が入ります。ブーツの口と脚の間に指が2本以上入るなら、その分だけ風が通っています。口の周りに靴下を少し見せて重ねるか、口の細いブーツにすると止まります。
膝が冷える|座ると編み目が開いて、数字より薄くなる
膝が冷える人は、座ったときの膝の編み目に原因があります。
タイツは編み物なので、膝を曲げると膝の部分が伸びて、編み目が開きます。立っているときに80デニールの厚さがあっても、座って膝を曲げると、膝の前だけが伸びて薄くなり、肌が透けて見えるほどになります。黒いタイツで、座ったときに膝だけが白っぽく見えるのは、この編み目の開きです。
編み目が開くと、そこから熱が逃げます。電車で座っている時間、職場で座っている時間が長い人ほど、膝が冷えやすくなります。
自分の膝の開き方を確かめる
鏡の前で、いつも履いているタイツを履いて、椅子に座ってください。膝を90度に曲げたとき、膝の前が白っぽく見えるか、肌の色が透けるかを見ます。
立っているときと座っているときで、膝の色の濃さがはっきり違うなら、座っている間の膝は、数字より1段か2段薄いタイツを履いているのと同じです。80デニールなら、座っている膝は40〜60デニールくらいの透け方になっています。
膝の冷えを止める組み方
1つ目は、スカートの丈です。座ったときに、スカートの裾が膝の下まで届けば、膝はスカートの中に入って、編み目が開いても風に当たりません。立っているときに膝の下5cm以上ある丈なら、座ってもだいたい膝が隠れます。ひざ丈のスカートは、座ると裾が上がって膝が出ます。
2つ目は、膝で伸びにくいタイツにすることです。同じデニールでも、伸び縮みの強いタイツは膝で薄くなりにくい傾向があります。足首から腿まで締め付けの段階がついたものより、全体が均一に伸びるもののほうが、膝だけが極端に薄くなりにくいことがあります。
3つ目は、座っている時間だけ膝に何かを掛けることです。電車や職場で座る時間が長いなら、ひざ掛けや、羽織っていた上着を膝に置くだけで、膝の冷えはかなり変わります。
膝が冷える人がタイツを厚くするなら、80から110へと1段上げます。膝が伸びても、もとの厚さが大きいぶん、透けにくくなります。ただし、足首や腿まで一緒に厚くなるので、室内で暑くなりやすいことは覚えておいてください。
階段と大股でも、膝は開く
膝の編み目は、座ったときだけでなく、階段の上り下りや、大股で歩くときにも開きます。駅の階段が長い人、急ぎ足で歩く時間が長い人は、立っている時間の中でも膝が薄くなっています。
これは、歩いている間は体が温まっているので気づきにくいのですが、止まった瞬間に膝から冷えが来ます。信号待ちや、ホームで電車を待っている間に膝が冷たく感じるなら、この開きが原因です。歩く時間が長い日は、膝が隠れる丈のスカートか、パンツにするほうが楽です。
腿が冷える|スカートの中に入る風
腿の前が冷える人は、スカートの中に風が入っています。歩くとスカートの裾が揺れて、そのたびに外の空気がスカートの中に入り、腿の前を冷やします。
腿が冷えやすいのは、フレアスカートやプリーツスカートのように裾が広がる形、膝より上の丈、薄い生地のスカートです。タイトスカートや、ウールのような厚い生地のスカートは、裾が揺れにくく、中に風が入りにくくなります。
腿は、膝のように編み目が伸びることは少ないのですが、面積が広いぶん、風に当たると全体が冷えます。腿が冷える人は、タイツの厚さで止めるか、もう一枚重ねるかの、どちらかが必要になります。
腿の冷えを止める組み方
1つ目は、タイツの数字を上げることです。腿が冷える人は、足首や膝が冷える人と違って、厚さそのものが効きます。60から80、80から110へと、1段ずつ上げて確かめます。
2つ目は、下に一枚重ねることです。タイツの下に、腿まで覆うショート丈のスパッツやペチパンツを履くと、腿だけが二重になります。足首や膝は一枚のままなので、靴やブーツがきつくなりません。
3つ目は、スカートの形を変えることです。風が強い日だけ、裾の揺れにくいタイトな形か、厚手の生地のスカートにします。
裏起毛を使うかどうか
腿の冷えには、裏起毛のタイツがよく効きます。内側が起毛しているので、肌との間に空気の層ができて、風が当たっても冷えにくくなります。
ただし、裏起毛は足先まで厚くなるので、靴がきつくなります。また、室内では暑すぎることがあります。外にいる時間が1時間を超える日、屋外の行事がある日など、外の時間が長い日に限るほうが使いやすいです。
自転車に乗る日
自転車に乗る日は、腿の冷え方がまったく変わります。ペダルをこぐと膝が上がって、スカートの裾が腿の上までずり上がり、前から来る風を腿の前で直接受けます。歩くだけの日より、腿の冷えは強くなります。
自転車に乗る日は、タイツの数字を1段上げるか、スカートの下に腿まで覆うものを重ねます。それができない日は、パンツにするのがいちばん確実です。タイツの数字だけで自転車の風を止めるのは難しいので、まずは服の形で止めてください。
冷える場所と、タイツの出ている長さで決める
冷える場所が分かったら、次は数字を決めます。ものさしは、スカートの裾と、靴やブーツの口の間に出ているタイツの長さです。この長さが、風に当たる面積を決めます。
測るのは、立った状態で、スカートの裾から靴の口までの長さです。メジャーで測ってもいいですし、手のひらの幅でおおよそを数えても構いません。手のひらの幅は、だいたい7〜8cmです。
| 冷える場所 | タイツが出ている長さ | 目安の数字と足し方 |
|---|---|---|
| 足首 | 10cm未満 | 60〜80。足首に靴下かレッグウォーマー |
| 足首 | 10cm以上 | 60〜80。ショートブーツで口を埋める |
| 膝 | 20cm未満 | 80。膝下まで届く丈のスカート |
| 膝 | 20cm以上 | 80〜110。座る時間は膝に掛ける |
| 腿 | 20cm未満 | 80〜110 |
| 腿 | 20cm以上 | 110以上か、腿まで覆うものを重ねる |
| 全部 | 長さに関わらず | 数字を1段上げて、足首も足す |
この表は、冷える場所と出ている長さの2つで数字が変わることを見るためのものです。数字はあくまで目安なので、表の数字で一度履いてみて、帰宅後にもう一度手のひらで確かめ、まだ冷たい場所があれば、その場所だけを足してください。
タイツが出ている長さが0cm、つまりロングスカートとロングブーツで脚がまったく見えない日は、タイツは見えないので、数字よりも肌ざわりと動きやすさで選んで構いません。この日は、スカートとブーツが風を止めています。
スカートの丈と靴の組み合わせで、出ている長さは変わる
表のものさしにした「出ている長さ」は、スカートの丈と靴の組み合わせでほぼ決まります。手持ちの組み合わせで、どれくらいの長さになるかを一度測っておくと、朝の服を決めた時点で、タイツの数字も決まります。
ひざ丈のスカートにパンプスを合わせると、出ている長さは40cmを超えます。膝から足首まで、ほぼ全部がタイツだけで外に出ています。この組み合わせは、足首・膝・腿のどこが冷えてもおかしくない組み合わせです。冬に履くなら、タイツは80以上にして、足首も足します。
ひざ下丈のスカートにショートブーツを合わせると、出ている長さは15〜25cmくらいです。膝は隠れて、すねの真ん中あたりだけが出ます。冷えやすいのは、ブーツの口のすき間と、座ったときに裾から出る膝です。
ふくらはぎの真ん中まであるミモレ丈のスカートにショートブーツなら、出ている長さは5〜15cmです。冷えるとすれば、ほとんどが足首です。タイツは60〜80のままで、ブーツの口を埋めることを考えます。
ロングスカートにロングブーツなら、出ている長さはほぼ0cmです。タイツはスカートとブーツの中にあって、風に当たりません。この日は、タイツの数字より、ブーツの中で蒸れないことを優先します。
同じスカートでも、靴を替えるだけで出ている長さは10〜20cm変わります。冷える日にスカートを替えられないなら、靴を替えるほうが手早く効きます。
重ね履きの順番と、擦れ
足し方を重ねるときは、順番によって動きやすさが変わります。
肌にいちばん近いのは、タイツか、腿まで覆うスパッツです。腿を重ねたいなら、スパッツを先に履いて、その上にタイツを履きます。タイツの下にスパッツを入れると、スパッツの裾の段差がタイツの上から見えにくくなります。逆にタイツの上にスパッツを履くと、段差は目立ちますが、スパッツだけを途中で脱げます。室内で暑くなりそうな日は、上に履くほうが調整できます。
靴下とレッグウォーマーは、タイツの上に重ねます。タイツの下に靴下を履くと、つま先がごろついて靴の中で擦れ、タイツが早く傷みます。
重ねるほど、タイツと上に重ねたものが擦れて、毛玉ができやすくなります。とくに、ウールのレッグウォーマーとタイツが擦れる足首は、毛玉ができやすい場所です。重ねた日は、脱いだあとに足首を一度見て、毛玉ができていれば早めに取ります。
どちらとも取れるとき①|全部が冷える
足首も膝も腿も、同じように冷たい。この場合は、すき間をそれぞれ埋めるより、タイツの数字そのものを1段上げるほうが早く効きます。60なら80、80なら110です。
ただし、数字を上げるのは1段ずつにしてください。いきなり2段上げると、室内で暑くなって、汗が冷えて余計に寒く感じることがあります。1段上げて、3日間、帰宅後に手のひらで確かめます。まだ全体が冷たければ、さらにもう1段上げます。
1段上げても、足首だけがまだ冷たいなら、足首は数字ではなく、すき間で冷えていたということです。数字はそのままにして、足首だけを足します。こうして、数字で止まる場所と、足し方で止まる場所を分けていきます。
全部が冷える人は、外にいる時間が長いことが多いです。外での時間が1時間を超える日が続くなら、タイツだけでなく、スカートの生地の厚さや丈も見直すと、タイツの数字を上げすぎずに済みます。
どちらとも取れるとき②|外は寒いのに、室内で汗をかく
外では脚が冷えるのに、職場や電車の中では暑くて汗をかく。冬のタイツでいちばん多い悩みです。
タイツは一日中脱げません。だから、タイツの厚さは一日の中でいちばん暖かい場所に合わせて、外の寒さは脱げるもので足します。
タイツは60〜80デニールにとどめます。外では、足首にレッグウォーマー、膝にひざ掛け、腿にはスカートの下に重ねたショート丈のスパッツなど、冷える場所に合わせて足します。室内に入ったら、レッグウォーマーやひざ掛けを外します。スパッツは脱ぎにくいので、室内で暑くなりやすい人は、足首や膝で調整するほうが楽です。
迷うのは、室内にいる時間と外にいる時間が同じくらいの日です。この日は、移動の回数で決めます。外と室内を何度も行き来する日は、脱ぎ着しやすい足首と膝で調整します。外にいる時間が1回にまとまっている日は、その時間だけ裏起毛のタイツにして、室内で暑くなっても我慢できる長さかを考えます。
汗をかいたタイツは、外に出たときに一気に冷えます。室内で暑いと感じたら、早めに外せるものを外すのが、冷えを防ぐいちばんの近道です。
職場に置いておくもの
室内で暑くなる人は、外で足したものを外せる場所を確保しておくと、一日が楽になります。職場の引き出しや鞄に、外したレッグウォーマーや靴下を入れる袋を1つ用意しておきます。
反対に、室内が寒い職場もあります。足元に冷たい空気がたまる部屋では、座っている間、足首と膝が冷えます。この場合は、ひざ掛けを1枚置いておき、座る時間だけ膝から足首までを覆います。タイツの数字を上げて対応すると、通勤の電車の中で暑くなるので、置いておけるものは置いておくほうが、一日の厚さを揃えられます。
どちらとも取れるとき③|パンツの日のタイツ
パンツの下にタイツを履く日は、タイツが外から見えないので、数字は透け方ではなく、パンツとの擦れと厚さで選びます。
パンツの下では、膝と腿は布が一枚多いぶん、スカートの日より冷えにくくなります。冷えやすいのは、パンツの裾と靴の口の間の足首です。くるぶし丈のパンツや、裾が広がったワイドパンツは、歩くたびに裾から風が入ります。
この日も、帰宅後に手のひらで確かめるのは同じです。足首だけが冷えるなら、タイツの数字は上げずに、靴下を重ねるか、裾の長いパンツにします。
パンツの下に厚いタイツを履くと、パンツの中で擦れて動きにくくなったり、パンツの生地がタイツに引っかかって裾が上がったりします。細身のパンツの下なら60デニール前後、ゆとりのあるパンツの下なら80〜110デニールまでが動きやすい範囲です。
どちらとも取れるとき④|厚くすると靴がきつい
タイツを厚くすると、足先も厚くなります。110デニール以上や裏起毛のタイツを履くと、いつものパンプスやローファーがきつくなり、足先が窮屈になります。
足先がきつい靴は、足先が冷たく感じる原因にもなります。厚くしたのに足先が冷たいなら、靴がきつくなっている可能性を疑ってください。
この場合は2つの方法があります。1つは、足先の部分が薄いタイツを選ぶこと。つま先がほかの部分より薄い作りのものなら、厚くしても靴の中の厚みは増えません。もう1つは、厚くするのを足首より上に限ることです。タイツは60〜80のままで、足首より上にレッグウォーマーやスパッツを重ねれば、靴の中の厚みは変わりません。
冬の靴を新しく選ぶときは、冬に履くいちばん厚いタイツを履いて試着してください。秋の薄いタイツで試着すると、冬にきつくなります。
冬の途中で数字を替える目安
冬の入り口と真ん中では、同じ人でも冷える場所が変わります。冬の入り口では足首だけだった冷えが、真冬には膝や腿まで広がることがあります。
替えるタイミングは、帰宅後の手のひらの確かめで決めます。それまで冷たくなかった場所が冷たいと感じた日が3日続いたら、その場所に合わせて、表の数字か足し方を1つ進めます。
逆に、春に向かって暖かくなってきたら、厚くした場所から順に戻します。腿を重ねていたならそれを外し、膝のひざ掛けをやめ、最後に足首の靴下を外す、という順番です。タイツの数字を下げるのは、すべての足し方を外したあとにします。
冬の真ん中に履く数字の上のほうについては、110デニールのタイツや160デニールのタイツでも扱っています。秋から冬に入るタイミングそのものはタイツはいつから履く?を見てください。
雨と雪の日
雨や雪の日は、出ている長さが短くても冷えます。濡れたタイツは、乾いているときより熱を逃がしやすくなるからです。とくに足首とすねの前は、跳ね返った水で濡れやすい場所です。
雨や雪の日は、出ている長さをできるだけ短くするのを優先します。丈の長いスカートか、パンツに、口の高いブーツ。タイツの数字は、乾いた日と同じで構いません。濡れたまま一日過ごすことになりそうなら、替えのタイツか靴下を1足、鞄に入れておくと安心です。
よくある行き違い
「デニールが高いほど暖かい」
デニールが高いほど、同じ場所の厚さは増えます。でも、寒さが入ってくる場所がすき間なら、厚さを増やしても止まりません。足首が冷える人が数字を上げても、靴の口のすき間からの風はそのままです。数字を上げる前に、冷える場所を確かめてください。
「一度決めた数字で冬を通す」
冬の入り口と真ん中では、気温も外にいる時間も変わります。一度決めた数字にこだわらず、手のひらの確かめで冷える場所が変わったら、合わせて変えていきます。
「黒いタイツなら何デニールでも同じに見える」
黒いタイツは、数字が上がるほど色が濃くなり、光の返り方も変わります。座ったときの膝の白っぽさも、数字によって違います。見た目の濃さの違いは黒タイツの濃さとデニールにまとめています。
まとめ
冬のタイツは、数字より先に、どこが冷えるかを確かめてください。帰宅してタイツを脱ぐ前に、足首、膝、腿の前を手のひらで触る。いちばん冷たかった場所が、厚くする場所です。
足首なら靴の口のすき間を埋める。膝なら座ったときの編み目の開きを、丈かひざ掛けで覆う。腿ならスカートの中の風を、数字か重ね履きで止める。全部が冷えるときだけ、タイツの数字を1段ずつ上げる。
タイツは一日中脱げないので、厚さは室内に合わせて、外の寒さは脱げるもので足す。この順番で組むと、外で寒くなく、室内で汗をかかない冬の脚元に近づきます。
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よくある問い
- Q. 冬のタイツは何デニールがいいですか
- 先に、どこが冷えるかを確かめてください。足首だけが冷えるなら、数字は秋のままでも、靴の口を埋める靴下や丈の長いブーツで足りることがあります。膝や腿が冷えて、スカートの裾とブーツの口の間にタイツが20cm以上出ているなら、80〜110デニールに上げるか、下に一枚重ねます。全部の目安は記事の表にまとめています。
- Q. 110デニール以上を履いても寒いのはなぜですか
- 冷えている場所に、厚さが届いていない可能性があります。膝が冷える人は、座ったときに膝の編み目が伸びて、数字より薄くなっています。腿が冷える人は、スカートの中に風が入っています。どちらも、タイツの数字を上げるより、膝の上まで届く丈のスカートや、腿まで覆う重ね履きのほうが効きます。
- Q. 室内が暖かいと、厚いタイツで汗をかきます
- 厚さを一枚で持たずに、外で足して室内で外せる形に分けてください。タイツは60〜80デニールにとどめて、外では足首にレッグウォーマーや靴下を足し、室内で外します。タイツの上に重ねたものは脱げますが、タイツそのものは脱げないので、一日の中でいちばん暖かい場所に合わせておくほうが困りません。
- Q. 厚いタイツにすると、靴がきつくなります
- 裏起毛や110デニール以上のタイツは、足先の厚みが増えて、いつもの靴が窮屈になります。足先がきついと指先が冷たく感じることもあるので、足先の薄いタイツを選ぶか、厚くするのを足首より上に限るかのどちらかにしてください。冬の靴を新しく選ぶなら、厚いタイツを履いて試着します。
— メグラシ編集部





