レギンスの着こなし|スカートの下に重ねる丈は、裾との距離で選ぶ

**スカートの裾と、レギンスの裾のあいだを、手のひらで測ってみてください。**手のひら1枚分より短ければ、その組み合わせは中途半端に見えやすい状態です。レギンスをもっと長くして足首まで伸ばすか、スカートの中で止めて見せないか、どちらかに寄せてください。
手のひら1枚分より長く距離があれば、レギンスは脚の一部として見えるので、そのままで落ち着きます。そのうえで、レギンスの裾をどこで止めるか、色を何につなぐかを決めれば、着こなしはまとまります。
スカートの下にレギンスを重ねて野暮ったく見えるとき、多くの人はまず色を疑います。けれど、実際には色より丈、とくに「スカートの裾からレギンスの裾までの距離」が原因であることのほうが多いのです。この記事では、その距離を自分で測って、選ぶ丈と合わせ方を決めます。
上に着る服の丈とレギンスの関係は冬のレギンスは、上の丈がどこで止まるかで決まるに書きました。ここでは、スカートやワンピースの裾とレギンスの裾、つまり下の端の側を扱います。
結論:裾と裾の距離で、3つに分けて決める
スカートの下のレギンスは、スカートの裾からレギンスの裾までの距離で、次の3つに分けて考えます。
| 裾と裾の距離 | 見え方 | どうするか |
|---|---|---|
| 手のひら1枚分より短い | どちらの裾も目立ち、中途半端に見える | レギンスを伸ばすか、スカートの中で止める |
| 手のひら1〜2枚分 | 脚の一部として見えはじめる | 裾の位置を靴の口かくるぶしにそろえる |
| 手のひら2枚分より長い | 脚の線として見える | 色を靴かスカートにつなぐ |
距離が短いときがいちばん難しいのは、スカートの裾とレギンスの裾という2本の横線が、近い高さに並ぶからです。人の目は横線が近くに2本あると、その間の狭い帯に引き寄せられます。その帯が脚のいちばん細い場所でもない限り、脚が分断されて短く見えます。
距離が長くなるほど、2本の線は離れて、その間はただの脚として見えるようになります。だから、距離が短いときは、距離をもっと縮めて線を1本に近づけるか、もっと広げて離すかのどちらかに寄せるのが答えになります。
測るのは2か所。スカートの裾と、レギンスの裾の高さ
距離を測るには、スカートの裾の高さと、レギンスの裾の高さを知っておく必要があります。
スカートの裾の高さは、スカートを履いて立ち、裾が脚のどこに来るかを見ます。膝の上か、膝の皿にかかるか、膝下か、ふくらはぎのいちばん太いところか、ふくらはぎより下か。この位置を覚えておいてください。
レギンスの裾の高さは、売り場で「7分丈」「9分丈」「10分丈」などと書かれていることが多いでしょう。ただし、これは股下の長さに対する割合で、自分の脚の上でどこに来るかは身長や脚の長さで変わります。いちばん確かなのは、履いてみて、裾がふくらはぎのどこか、くるぶしの上か、くるぶしにかかるか、足首より下かを見ることです。
2つの位置がわかったら、その間を手のひらで測ります。手のひらを横にして、指をそろえて当てると、だいたい8〜10cmです。手のひら1枚分より短いか、1〜2枚分か、2枚分より長いかで、表のどこに入るかが決まります。
距離が短いとき:伸ばすか、隠すか
スカートの裾からレギンスの裾までが手のひら1枚分より短いときは、2つのやり方から選びます。
足首まで伸ばして、脚の線を1本にする
1つ目は、レギンスの丈を長くして、足首まで伸ばすやり方です。たとえば、ミモレ丈のスカートの下に7分丈のレギンスを履いて、裾と裾が近くて落ち着かないなら、足首まで届く10分丈に替えます。
すると、スカートの裾から足首まで、レギンスの布が1本の線でつながります。横線は、スカートの裾と、靴の口の2本だけになり、その間が長くなるので、脚がまっすぐに見えます。
このやり方は、秋冬にとくに向いています。足首まで覆うので温かく、靴とレギンスの色をつなげれば、脚の線がさらに長く見えます。
スカートの中で止めて、レギンスを見せない
2つ目は、レギンスをスカートの中で止めてしまうやり方です。スカートの裾より上で終わる丈、たとえば膝上丈やもっと短い丈のレギンスを、防寒や下着が見えないための重ねとして使います。
この場合、レギンスは外から見えないので、着こなしの上では存在しないのと同じです。スカートの下は素足やタイツ、靴下の組み合わせで考えます。風の強い日や、座ったり階段を上ったりする日に、スカートの中の安心のために使う使い方です。
ただし、スカートの丈が短いと、座ったときや歩いたときにレギンスの裾がのぞくことがあります。のぞいてもよい色、たとえばスカートと同じ色を選んでおくと、のぞいたときに目立ちません。
距離が中くらいのとき:裾の位置を靴の口かくるぶしにそろえる
スカートの裾からレギンスの裾までが手のひら1〜2枚分あるときは、レギンスは脚の一部として見えはじめています。ここで決めたいのは、レギンスの裾を脚のどこで止めるかです。
いちばん落ち着くのは、レギンスの裾を、くるぶしか靴の口にそろえることです。くるぶしのあたりは脚の中でも細い場所なので、そこで線が切れても、脚が太く見えにくいのです。
靴の口にそろえる場合は、レギンスの裾がショートブーツの筒の中に隠れるか、パンプスやローファーの口のすぐ上で止まる長さにします。靴とレギンスの間に肌がほとんど見えないので、脚の線が靴までつながって見えます。
反対に、ふくらはぎのいちばん太いところでレギンスの裾が止まると、そこに横線ができて、ふくらはぎが強調されて見えます。距離が中くらいでも、裾の位置がふくらはぎの真ん中なら、丈を長くするか短くするかを考えてください。
距離が長いとき:色を靴かスカートにつなぐ
スカートの裾からレギンスの裾までが手のひら2枚分より長いときは、レギンスは脚の線として見えています。膝上丈やミニ丈のスカートの下に、足首まで届くレギンスを履く組み合わせが、だいたいここに入ります。
この組み合わせでは、レギンスの見える面積が大きくなるので、色の選び方が効いてきます。考え方は2つです。
1つ目は、レギンスを靴と同じ色にすることです。黒い靴なら黒のレギンス、茶色の靴なら茶色に近いレギンスにすると、脚の線が靴まで1本につながり、脚が長く見えます。
2つ目は、レギンスをスカートと同じ色にすることです。黒いスカートに黒のレギンスなら、スカートからレギンスまでが1つの塊になり、靴との境目で区切られます。上半身を明るい色にすると、全体の重さが下にまとまって、落ち着いた印象になります。
靴ともスカートとも違う色のレギンスは、3つ目の色として目立つので、慣れないうちは避けたほうが安全です。色の合わせ方はタイツの色の合わせ方|靴とスカートのどちらにつなぐかで決まると同じ考え方で決められます。
靴との関係:くるぶしを見せるか、隠すか
レギンスの裾と靴の口の間に、肌が見えるかどうかも、着こなしの印象を大きく変えます。
くるぶしが見えると、脚の細い場所が見えるので、全体が軽く見えます。秋の入り口の、まだ暖かい日に向いています。ただし、見える肌の幅が指2本分を超えると、レギンスの裾と靴の口という2本の横線が離れて、間の肌が目立ちはじめます。見せるなら、指1〜2本分に収めるのがちょうどよいところです。
くるぶしを隠すと、脚の線が靴までつながり、落ち着いた印象になります。寒さが強くなってきた日や、きちんと見せたい日に向いています。隠し方は、足首まで届くレギンスを選ぶか、レギンスの上に靴下を重ねるかのどちらかです。
靴下を重ねるなら、出す長さは靴の口から測る
レギンスの上に靴下を重ねる場合は、靴下がどれだけ靴の口から出るかで印象が変わります。出す長さは、靴の口から指1〜2本分が目安です。それより長く出すと、靴下の線が新しい横線になり、レギンスの裾と重なって線が増えます。
靴下の長さの選び方は靴下の長さの選び方|座ると裾が上がる分を測って、肌を見せない丈にもまとめています。レギンスと靴下を重ねるときは、座ったときにレギンスの裾が上がって、靴下との間に肌が出ないかも確かめてください。
スカートの丈別に、合わせやすい丈を見る
ここまでの考え方を、スカートの丈ごとに当てはめると、次のようになります。ただし、身長や脚の長さで裾の位置は変わるので、最後は自分の脚の上で距離を測ってください。
ミニ丈のスカートは、裾が太ももの途中にあるので、レギンスの見える距離が長くなります。足首まで届く丈を選び、色を靴かスカートにつなぐと落ち着きます。7分丈を合わせると、ふくらはぎの途中に横線ができ、脚が分断されて見えやすくなります。
膝丈のスカートは、裾が膝のあたりにあるので、膝からくるぶしまでの距離がそのまま見えます。足首まで届く丈か、くるぶしの少し上で止まる丈を選んでください。ふくらはぎの真ん中で止まる丈は、スカートの裾と近く、さらにふくらはぎを強調するので、避けたほうが無難です。
ミモレ丈のスカートは、裾がふくらはぎの真ん中から下にあるので、見える距離が短くなります。足首まで届く丈を選び、靴とつなげるのがいちばん簡単です。短い丈を合わせると、裾と裾が近くなり、中途半端に見えやすくなります。
ロング丈のスカートは、裾が足首の近くにあるので、レギンスはほとんど見えません。見えないなら、防寒のための重ねとして、丈も色も自由に選んでかまいません。歩いたときに裾から少しのぞく程度なら、スカートか靴と同じ色にしておけば目立ちません。
スカートの裾の形で、距離の見え方が変わる
同じ丈のスカートでも、裾がまっすぐなものと、裾が斜めになっていたり、前後で長さが違ったりするものがあります。裾が斜めのスカートは、短い側と長い側で、レギンスまでの距離が違って見えます。
この場合は、いちばん短い側の距離で判断してください。人の目は、肌や脚がいちばん多く見えている場所に向くので、短い側の距離が中途半端だと、そちらが気になります。前が短く後ろが長いスカートなら、前から見たときの距離で決めます。
裾にフリルや段がついているスカートは、裾の線が太く見えるので、レギンスの裾との2本の線が強くなります。この場合も、レギンスを足首まで伸ばして靴とつなぎ、線を減らしておくと落ち着きます。
ワンピースの下に重ねるとき
ワンピースの下にレギンスを重ねるときも、考え方はスカートと同じです。ワンピースの裾からレギンスの裾までの距離を測って、3つのどれに入るかを見ます。
ワンピースはスカートと違って、上から下までが1枚でつながっているので、全体の縦の線が長く見えやすい服です。その長い線の下に、レギンスの短い線が続くと、縦の線が途中で途切れて見えることがあります。ワンピースのときは、レギンスを足首まで伸ばして、靴とつなげると、縦の線が上から下まで続いて見えます。
丈の長いシャツワンピースや、前を開けて羽織るワンピースの下にレギンスを履く場合は、ワンピースの裾がひらひらと動くので、レギンスの見える距離が歩くたびに変わります。この場合は、どの距離のときにもおかしく見えないよう、足首まで届く丈で、色をワンピースか靴につないでおくと安心です。
素材と厚み:秋冬は光沢と膝の出を見る
レギンスの素材によっても、スカートの下に重ねたときの印象は変わります。
秋冬のレギンスには、裏起毛のものや、厚手で温かいものが多くあります。厚手のレギンスは、布の面がはっきりしているので、脚の線よりも「レギンスを履いている」ことが目立ちやすくなります。薄手のスカートの下に厚手のレギンスを合わせると、下半身だけが重く見えることがあります。スカートの生地とレギンスの厚みをそろえると、全体の重さのつり合いがとれます。
光沢のあるレギンスは、光が当たると脚の形がそのまま浮き出て見えます。とくに膝やふくらはぎの丸みが目立つので、きちんと見せたい日には、光沢の少ないものを選んでください。
綿が多いレギンスは、何度か履くと膝が出やすくなります。膝の出たレギンスは、スカートの下から見えると、それだけでくたびれた印象になります。見せる用には、伸びて戻る力の強いものを選び、膝の出たものは、膝が見えないロング丈のスカートの下に回すとよいでしょう。
柄やリブ編みのレギンスは、距離が長いときだけにする
無地ではなく、細い畝のあるリブ編みや、小さな柄の入ったレギンスもあります。こうしたレギンスは、布の面そのものに目が行くので、見える距離が短いと、その狭い帯がさらに目立ちます。
柄やリブ編みのレギンスを見せたいなら、距離が長い組み合わせ、つまりミニ丈や膝上丈のスカートと合わせてください。見える面が広いと、柄が脚全体に広がり、帯ではなく脚の表情として見えます。
距離が短い組み合わせでは、無地のレギンスを選び、柄はスカートや上半身のほうに置くと、全体が落ち着きます。
何分丈の位置は、身長と脚の長さで変わる
売り場のレギンスに書かれた「7分丈」「9分丈」「10分丈」は、股下の長さに対するおおよその割合です。同じ9分丈でも、身長が高い人が履けばふくらはぎの下のほうで止まり、身長が低い人が履けばくるぶしを覆うことがあります。
ですから、丈の名前で選ぶより、自分の脚の上で、裾がどこに来るかを先に決めてください。家にあるレギンスを履いて、裾の位置を見ておくと、次に買うときの目安になります。売り場で丈の長さが「股下何cm」と書かれていれば、自分の股下と比べると、裾がどこに来るかを予想できます。
自分の股下は、ふだん履いているパンツの股の縫い目から裾までを測ると、だいたいわかります。その長さより5cmほど短いレギンスなら、くるぶしの少し上で止まります。同じくらいなら足首まで、それより長ければ、足首にしわがたまります。
足首にしわがたまるのは、悪いことばかりではありません。足首まわりにしわが少し重なると、くるぶしが隠れて温かく、靴の口ともなじみやすくなります。ただ、しわが多すぎると、足首が太く見えます。たまる長さが指2本分を超えるなら、もう少し短い丈を選んでください。
タイツとレギンス、どちらを選ぶかの分かれ目
スカートの下に何かを重ねたいとき、タイツにするかレギンスにするかで迷う人も多いでしょう。分かれ目は、足先をどう見せたいかです。
足先まで同じ色でつなぎたいなら、タイツが向いています。パンプスのように甲が見える靴を履くとき、甲まで同じ色が続くと、脚の線が靴の先までつながります。
足首から下は、靴下や素足と組み合わせたいなら、レギンスが向いています。スニーカーやローファーに好きな色の靴下を合わせたい日や、くるぶしを少し見せて軽く見せたい日は、レギンスのほうが自由がききます。
もう1つの分かれ目は、履き替えのしやすさです。レギンスは足先がないので、靴下だけ替えれば、同じレギンスで違う印象をつくれます。外出先で靴下が濡れたときも、靴下だけ替えればすみます。タイツは一度伝線すると履き替えるしかありませんが、レギンスは足先の消耗がないので、長持ちしやすいという面もあります。
秋から冬へ、同じスカートでレギンスを替えていく
同じスカートを秋から冬まで履くなら、レギンスの丈と厚みを季節に合わせて替えていくと、1枚のスカートで長い期間を過ごせます。
秋の入り口は、くるぶしの少し上で止まる薄手のレギンスに、靴下とスニーカーやローファーを合わせます。くるぶしがほんの少し見えるので、まだ重く見えません。
秋が深まってきたら、足首まで届く丈に替え、靴とつなげます。素材はまだ薄手でかまいません。くるぶしが隠れるだけで、足元の温かさはかなり変わります。
寒さが強くなったら、足首まで届く裏起毛のレギンスに替え、ショートブーツと合わせます。厚手になる分、スカートの生地にも厚みのあるものを合わせると、下半身だけが重く見えるのを防げます。
この3段階で替えていけば、同じスカートでも、季節ごとに違う印象になります。スカートを替えずにレギンスを替えるだけなので、手持ちの服が少なくても、季節の変化についていけます。
職場で履くときは、目立たせない方向で決める
職場でスカートの下にレギンスを履く場合は、目立たせない方向で決めるのが基本です。
色は、黒か紺かグレーの無地を選んでください。柄や明るい色のレギンスは、それだけで目を引くので、職場では避けたほうが無難です。
丈は、足首まで届くものを選び、靴と同じ色にします。脚の線がまっすぐ靴までつながると、レギンスを履いていることがほとんどわかりません。くるぶしを見せる丈は、くだけた印象になりやすいので、職場では避けたほうが安心です。
素材は、光沢が少なく、膝が出ていないものを選びます。座る時間が長い職場なら、座ったときにレギンスの裾が上がって肌が出ないかも確かめておいてください。立っているときに足首まで届いていても、座ると数cm上がることがあります。
職場によっては、スカートの下にレギンスを履くこと自体を、くだけた服装と受け取るところもあります。迷う場合は、足先まで覆うタイツに替えるほうが無難です。
判断が分かれるとき:迷ったら、足首まで伸ばして靴とつなぐ
ここからは、表の目安だけでは決めきれない場面を並べます。
距離がちょうど手のひら1枚分くらいで、どちらとも取れる
距離が手のひら1枚分前後で、短いとも中くらいとも言えないときがあります。このとき、いちばん失敗が少ないのは、レギンスを足首まで伸ばして靴とつなぐことです。
足首まで伸ばすと、距離は必ず長くなり、表の「長い」のほうへ移ります。色を靴とつなげれば、脚の線が1本になります。中途半端な距離のまま色や素材で調整しようとするより、距離そのものを変えてしまうほうが、確実に落ち着きます。
歩くとスカートの裾が上がって、距離が変わる
フレアスカートやプリーツスカートは、歩くと裾が揺れて、上がったり下がったりします。立ち止まっているときと歩いているときで、レギンスの見える距離が変わるのです。
このときは、歩いているときの距離で判断してください。立っているときにちょうどよくても、歩くと裾が上がって距離が短くなり、中途半端に見える時間が長くなることがあります。鏡の前で数歩歩いて、裾がいちばん上がったときの距離を見てください。
座ると距離が変わる
座ると、スカートの裾は膝の上へ上がり、レギンスの裾は足首の上へ上がります。立っているときとは、見える距離がまったく変わります。
職場や電車で座る時間が長い人は、座ったときに、レギンスの裾と靴の口の間に肌が出ないかも確かめてください。座るとレギンスの裾が上がるので、立っているときにくるぶしが隠れていても、座ると肌がのぞくことがあります。気になるなら、レギンスの丈を少し長めにするか、靴下を重ねてください。
季節の変わり目で、素足と迷う
秋の入り口は、レギンスを履くか、素足にするか、タイツにするかで迷う時期です。気温だけでなく、外にいる時間の長さで決めると迷いが減ります。
朝晩だけ外に出て、昼は室内にいる日なら、くるぶしを少し見せるレギンスがちょうどよいでしょう。外にいる時間が長い日は、足首まで覆うレギンスか、足先まで覆うタイツにしてください。タイツをいつから履くかの考え方はタイツはいつから履く?|朝の気温と外にいる時間で決めるに書きました。レギンスの切り替えも、同じ目安で考えられます。
スカートにスリットや切り替えがある
スリットの入ったスカートは、歩くとスリットの間からレギンスがのぞきます。のぞく位置は、裾から上へ、スリットの深さの分だけ高くなります。つまり、裾と裾の距離だけでなく、スリットの上端からレギンスの裾までの距離も見えることになります。
この場合は、レギンスの色をスカートと同じにしておくと、スリットからのぞいても、スカートの影のように見えて目立ちません。靴とつなげたい場合は、スリットの浅いスカートを選ぶか、スリットを後ろに回して履くと、前から見たときの線が整います。
ブーツを合わせる日
ブーツを合わせると、レギンスの裾がブーツの筒の中に入るので、見える距離はスカートの裾からブーツの口までになります。この距離で、表のどこに入るかを見てください。
ショートブーツなら、ブーツの口は足首の少し上にあります。スカートの裾からブーツの口までの距離が長ければ、レギンスの色をブーツとつなげると、脚の線が足先まで1本になります。
ロングブーツなら、ブーツの口は膝の下にあります。膝丈のスカートと合わせると、スカートの裾とブーツの口の距離が短くなり、間に見えるレギンスの帯が狭くなります。この帯が手のひら1枚分より狭いなら、レギンスの色をブーツかスカートと同じにして、帯を目立たせないようにしてください。
背が低く、もともと脚の見える距離が短い
身長が低い人は、同じ膝丈のスカートでも、膝からくるぶしまでの距離が短くなります。そのため、裾と裾の距離が、どの組み合わせでも短いほうに入りやすくなります。
この場合は、表の目安の手のひらの枚数を、少し少なめに読み替えてください。手のひら1枚分あれば中くらい、1枚半あれば長いと考えてかまいません。距離の長さそのものより、2本の線がはっきり離れて見えるかどうかが大事だからです。
そのうえで、レギンスは足首まで届く丈を選び、色を靴とつなぐと、もともと短い距離でも脚の線が靴まで続いて見えます。スカートの丈を少し短めにして、見える距離を広げるのも1つの方法です。
写真に撮ると、鏡で見たより脚が短く見える
鏡の前ではちょうどよく見えたのに、写真に撮ると、脚が短く、レギンスの裾が目立って見えることがあります。写真は、撮る高さによって、脚の見え方が大きく変わるからです。
胸より高い位置から撮ると、脚は実際より短く写ります。裾と裾の距離も縮んで見えるので、鏡では中くらいだった距離が、写真では短いほうに入ってしまいます。
写真でも落ち着いて見せたいなら、距離が長いほうに寄せておくと安心です。つまり、足首まで届く丈で、色を靴とつなぐ組み合わせです。どの高さから撮られても、脚の線が1本に見えるので、崩れにくくなります。
手持ちのレギンスが1本しかない
手持ちのレギンスが1本だけなら、どのスカートにも合わせやすい丈と色を選んでおくと、使える日が増えます。
いちばん合わせやすいのは、足首まで届く丈で、黒か、よく履く靴と同じ色のものです。足首まで届くと、どのスカートの丈でも距離が長くなり、中途半端になりにくいからです。色が靴と同じなら、スカートの色を選ばずに、脚の線を靴までつなげられます。
見せるレギンスの形を保つ、洗い方としまい方
スカートの下から見せるレギンスは、膝の出や、裾のよれがそのまま見えます。形を長く保つには、洗い方としまい方を少し変えてください。
洗うときは、裏返して洗濯ネットに入れます。表面がこすれると毛玉ができ、毛玉は光が当たると目立ちます。とくに太ももの内側は、歩くたびにこすれる場所なので、毛玉ができやすいところです。
乾かすときは、乾燥機を避けて、平らに近い形で干すか、ウエストを上にして吊るして干します。裾を下にして吊るすと、水の重みで裾が伸び、丈が変わることがあります。
しまうときは、たたんで重ねるより、くるくると巻いてしまうほうが、膝や裾に折りじわがつきにくくなります。見せる用のレギンスは、部屋着や運動用のものと分けてしまっておくと、膝の出たものをうっかり見せる場面に履いてしまうのを防げます。
手持ちで試す順番
最後に、手持ちのスカートとレギンスで、着こなしを決める順番を並べておきます。
まず、スカートを履いて立ち、裾が脚のどこに来るかを見ます。次に、レギンスを履いて、裾が脚のどこに来るかを見ます。その間の距離を手のひらで測って、短いか、中くらいか、長いかを決めます。
短いなら、足首まで伸ばすか、スカートの中で止めるかを選びます。中くらいなら、裾をくるぶしか靴の口にそろえます。長いなら、色を靴かスカートにつなぎます。そのうえで、数歩歩いて、座ってみて、距離が変わったときにもおかしく見えないかを確かめます。
この順番で見ていくと、色や素材を何度も替える前に、どこを直せばよいかがわかります。レギンスの着こなしで迷ったら、まず裾と裾の距離を測ってください。答えは、売り場の何分丈という名前ではなく、自分の脚の上の数cmにあります。
よくある問い
- Q. スカートの下のレギンスは、何分丈を選べばいいですか
- スカートの丈で変わります。膝丈のスカートなら、膝下からくるぶしまでの距離が長いので、足首まである10分丈か、くるぶしの少し上で止まる9分丈が合わせやすいでしょう。ミモレ丈やロング丈のスカートなら、見える距離が短いので、足首まで届く丈を選び、靴とつなげると落ち着きます。7分丈は、ふくらはぎの途中で止まるので、スカートの裾と近いと中途半端に見えやすい丈です。
- Q. レギンスとタイツは、どう使い分ければいいですか
- 足先まで覆うのがタイツ、足首かその上で止まるのがレギンスです。靴の中まで同じ色でつなげたいならタイツ、靴下や素足と組み合わせたいならレギンスを選んでください。秋の入り口のように、足首を少し見せて軽くしたい日はレギンス、寒さが強くなって足先まで温めたい日はタイツ、と季節で分けるのも1つの方法です。
- Q. 職場でスカートの下にレギンスを履いてもいいですか
- 職場の決まりによりますが、黒や紺の無地で、光沢が少なく、膝が出ていないものなら、落ち着いた印象で履けることが多いでしょう。気になる場合は、足首まで届く丈を選び、靴と同じ色にしてください。レギンスとして目立たず、脚の線がまっすぐつながって見えます。
- Q. レギンスの膝がのびて、たるんで見えます
- 綿が多いレギンスは、何度か履くと膝が出やすくなります。洗うと縮んで戻ることもありますが、繰り返すと戻りにくくなります。スカートの下に見せる用は、ポリウレタンの割合が多く、戻る力の強いものを選ぶと長く形が保てます。膝の出たものは、ロング丈のスカートの下など、膝が見えない組み合わせに回してください。
— メグラシ編集部





