冬のレギンスは、上の丈がどこで止まるかで決まる|境目はお尻の下端+5cm

レギンスが室内着に寄るか、そのまま外に出せるかを決めているのは、レギンス自身ではありません。 上に着るものの裾が、お尻のどの高さで止まるかです。境目は1か所で、その場で測れます。
見るのは、上の裾が止まる高さ
レギンスは、脚の形にそのまま沿う布です。沿っていること自体は問題ではなく、その面がどこから始まるかで読まれかたが変わります。
上の裾がお尻の途中で止まると、レギンスは腰から下の全部を受け持つことになります。裾がお尻の下を越えて止まると、レギンスは膝から下の面、つまり靴とつながる足元の一部として読まれます。同じレギンスが、上の丈だけで位置づけを変えます。
判定の軸は次の2つです。
上の裾の位置:お尻の下端から何cm下で止まるか レギンスの厚みと表面:光を返すか、散らすか
前者が結果を決め、後者が組み合わせを決めます。
測る|お尻の下端+5cm
鏡の前に横向きで立ってください。お尻の丸みが終わって、太ももに変わる線がお尻の下端です。 そこから上の裾までの距離を見ます。
| 裾の位置 | 読まれかた | 判定 |
|---|---|---|
| お尻の丸みの途中 | 腰から下の全部をレギンスが受け持つ | 室内着に寄る |
| 下端ちょうど | 横の線が下端と重なる | 境目。どちらにも転ぶ |
| 下端+5cm以上 | レギンスは足元の面になる | 外に出せる |
5cmという幅は、歩いたときの布の上下動を吸収するための余りです。 下端ちょうどで止まる丈は、止まっているときは越えていても、歩くと上がって下端の内側に入ります。5cm取っておけば、動いても越えたままになります。
布の厚みと表面で、3つに分かれる
| 種類 | 見分けどころ | 向いている使いかた |
|---|---|---|
| 薄い・光を返す | つやがあり、伸ばすと下の色が透ける | 運動のための布として読まれる。上の丈を長く |
| 厚い・マット | 光を散らし、伸ばしても透けない | 足元の面として落ち着く。境目の丈でも成立 |
| 裏が起毛 | 内側に毛足がある。厚みがある | 温かい。表面が丸く見えるので靴で下を支える |
透けるかどうかは、伸ばして確かめてください。 布を手で横に引き、下の手の色が読めるなら薄い側です。この確認は、履いてからでは分かりません。
裏が起毛したものは、冬にいちばん出番がありますが、厚みで表面の丸みが出ます。靴を面の大きいものにして、下側に重さを置くと釣り合います。
足首|どこで終わらせるか
レギンスの裾は、足首のどこで終わるかで印象が決まります。くるぶしの骨が隠れる高さか、骨の上で終わるかの二択です。
骨のちょうど真ん中で終わると、そこに横の線ができて、足首が途中で切れて見えます。1cm上げるか1cm下げるかで解決するので、履いたあとに一度引き上げて位置を決めてください。
冬は靴下やブーツと重なります。レギンスの裾を先に決めてから、靴下の口を3cm以上ずらしてください。 同じ高さで重なると線が二重になり、その位置で足首が二重に区切られます。
靴|面の大きさでつなぐ
レギンスは足首まで細い面が続くので、靴が小さいと足元だけが細く途切れます。靴の甲の面が広いものを選ぶと、細い面から広い面へ自然に移ります。
| 靴 | 足元の見えかた | 合わせかた |
|---|---|---|
| 甲の低い薄い靴 | 面が急に細くなる | 厚い靴下で1段はさむ |
| 甲の厚い靴 | 面が続く | そのまま合う |
| 筒のあるブーツ | 筒がレギンスを覆う | 筒の口とレギンスの裾を重ねない |
ブーツの筒の口は、ふくらはぎのいちばん太い場所を避けてください。 そこで止まると、口の線と体の幅がそろって読まれます。口が上か下にずれていれば、線と幅は別々に読まれます。
スカートやワンピースの下に履く日
冬はこの組み合わせが増えます。スカートの裾からレギンスが見える長さを、20cm以上か5cm以内のどちらかにしてください。
10cm前後がいちばん扱いにくい長さです。膝の少し下でレギンスが始まり、そこから靴までのあいだで面が2回切れます。20cm以上見えるなら、レギンスは長い足元の面として靴までつながります。5cm以内なら、スカートの裾のすぐ下で靴が始まるので、面が分かれません。
丈を測るときは、座った状態でも確かめてください。 座るとスカートは上がり、レギンスの見える長さが10cm以上増えることがあります。
上に重ねるものの選びかた
境目を越える丈が1枚あれば、素材は選べます。厚みのある編み地、丈のあるシャツ、丈のある前開きの羽織り。 どれでも成立します。
前を開けた羽織りだけで境目を越えようとすると、体の正面には境目を越える布がありません。前を開ける日は、下にもう1枚丈のあるものを着てください。 開いた前から見えるのが、レギンスと上半身だけになると、丈の効果が正面で消えます。
上下の面のつながりを、1つの色で作る
レギンスは面積の大きい面なので、色が浮くと下半身だけが独立します。レギンスと同じ濃さの面を、上半身か足元にもう1つ置いてください。
濃いレギンスなら、靴を同じくらい濃いものにする。上に着るものの一部に濃い色を入れる。全身のどこかに、レギンスと同じ濃さの場所が1つあれば、下半身だけが分かれて読まれることはなくなります。
一日履いたあと、膝と足首を見る
レギンスは伸びる布なので、時間とともに形が動きます。夕方に膝の前を見て、生地がたるんで丸い形が残っていないかを確かめてください。
残る場合は、その1枚は伸びて戻りにくくなっています。冬は上に重ねるので目立ちにくいのですが、丈の短いものを合わせる日には出てきます。膝に形が残るものは、丈の長い上と合わせる日用に回してください。
足首も同じです。裾が伸びて広がると、靴との境目で布が余ります。余る場合は、靴下を1枚重ねて、余りを内側に収めてください。
どちらとも取れるとき|裾が下端ちょうどで止まる
上の裾が、お尻の下端とほぼ同じ高さで止まっている。この場合は、歩いてから測り直してください。
10歩ほど歩いて止まり、そのままの状態で横を向きます。歩いたあとに裾が上がって下端の内側に入っていれば、実際には越えていません。ベルトやウエストの位置を2cm上げると裾も上がるので、逆に下げるか、丈の長いものに替えます。
どちらとも取れるとき|温かさは欲しいが、丈のある上を持っていない
丈が足りない日は、下ではなく足元と首元で温かさを作ってください。
厚みのある靴下を重ねる、筒のあるブーツを履く、首元に布を1枚足す。この3か所で温かさは確保できます。丈の足りない上に厚いものを重ねると、腰の位置で布が2層になり、そこが横に広がって読まれます。丈が足りない日ほど、上には重ねない。 これが冬のレギンスでいちばん使う判断です。
よくある失敗と、その直し方
| よくある失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 上の裾がお尻の途中で止まる | レギンスが腰から下を全部受け持つ | 下端+5cmを越える丈に替える |
| 前開きの羽織りだけで丈を取る | 正面に境目を越える布がない | 下にもう1枚丈のあるものを着る |
| 靴下の口をレギンスの裾に重ねる | 足首に線が二重にできる | 3cm以上ずらす |
| スカートから10cm前後だけ見せる | 脚の途中で面が2回切れる | 20cm以上か5cm以内にする |
| 丈が足りないので上に厚く重ねる | 腰の位置で布が2層になる | 温かさは足元と首元で作る |
まとめ|上の裾を、お尻の下端+5cmまで下ろす
- レギンスの位置づけを決めるのは、上に着るものの裾が止まる高さ
- 境目はお尻の下端+5cm。歩いたあとにも越えていれば成立する
- 布は薄い・厚い・裏起毛の3つ。薄くて光を返すものは上の丈を長めに
- 足首はくるぶしの骨の上か下。靴下の口とは3cm以上ずらす
- スカートの下に履く日は、見える長さを20cm以上か5cm以内に
レギンスは「部屋で履くもの」と仕分けられがちです。 けれど分けているのはレギンスではなく、上の丈が止まる高さでした。高さは横向きの鏡で測れます。
次に履くときは、横を向いて、上の裾とお尻の下端の距離を見てください。指3本ぶん下で止まっていれば、そのまま出られます。
関連記事
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. レギンスが部屋着っぽく見えます。何を変えればいいですか
- レギンスではなく、上に着るものの丈を変えてください。横向きに鏡の前に立ち、上の裾がお尻の下端から何cm下で止まっているかを見ます。5cm未満で止まっていると、レギンスは脚の形をそのまま出す面として読まれます。5cm以上下で止まると、レギンスは靴とつながる足元の面として読まれ、位置づけが変わります。丈の違いだけで見えかたが変わるので、まず丈から見直します。
- Q. 厚いレギンスと薄いレギンスで、合わせるものは変わりますか
- 変わります。薄くて表面が光を返すものは、運動のための布として読まれやすいので、上の丈を長めに取ってください。厚みがあって表面がマットなものは、足元の面として落ち着くので、上の丈は境目のあたりでも成立します。裏が起毛したものは温かい代わりに厚みで表面が丸く見えるので、靴を面の大きいものにして下側を安定させると釣り合います。
- Q. レギンスの丈は足首のどこで終わるのがいいですか
- くるぶしの骨が隠れる高さか、骨の上で終わるかの二択です。骨のちょうど真ん中で終わると、そこに横の線ができて足首が途中で切れて見えます。冬は靴下やブーツと重なるので、レギンスの裾を先に決めてから、靴下の口をレギンスの裾と3cm以上ずらしてください。同じ高さで重なると線が二重になります。
- Q. スカートやワンピースの下にレギンスを履くときの丈は
- スカートの裾からレギンスが見える長さを、20cm以上取るか、5cm以内に収めるかで決めます。10cm前後がいちばん扱いにくい長さで、脚の途中で面が切れます。20cm以上見えるなら、レギンスは足元の面として長く続き、靴とつながります。5cm以内なら、スカートの裾のすぐ下で靴が始まるので、面が分かれません。
- Q. 冬に上へ何を重ねればいいですか
- 丈がお尻の下端+5cmを越えるものを1枚。ここが決まれば、素材は選べます。厚みのある編み地、丈のあるシャツ、前を開けた羽織り。前を開ける場合は、開いた前の内側にも布が来るように、下にもう1枚丈のあるものを着てください。前を開けただけでは、体の正面に境目を越える布がありません。
— メグラシ編集部





