スカート丈の名前|秋冬の予定で、ひざ丈・ミモレ・ロングを選び分ける

**この秋冬、スカートで出かける予定はいくつありますか。**通勤、座敷の食事会、子どもの行事、紅葉の散策、年末の集まり。予定ごとに、合う丈の名前は違います。
スカート丈の名前は、裾が脚のどこで止まるかの呼び方です。ひざ丈・ひざ下丈・ミディ丈・ミモレ丈・ロング丈・マキシ丈。名前だけは知っていても、通販で頼んでみると、思っていた位置と違う場所に裾が来ることがよくあります。名前は売り場が想定する身長を基準にしていて、靴の高さでも裾が動くからです。
この記事では、自分の脚の高さを測って物差しを作り、秋冬の予定ごとにどの名前を選ぶかを決めます。スカートの形と広がりの名前はスカートの形の名前に、形の全体はスカートの種類と名前にまとめてあります。
結論:秋冬の丈は、座る場所と靴で選ぶ
秋冬の予定ごとに、選びやすい丈の名前は次のとおりです。
| 予定 | 選びやすい丈 | 理由 |
|---|---|---|
| 階段の多い通勤 | ひざ丈〜ミモレ丈 | 長すぎると裾を踏む、短すぎると下から見える |
| 座敷の食事会・法事 | ミモレ丈〜ロング丈 | 正座しても横座りしてもひざが隠れる |
| 式典・子どもの行事 | ひざ下丈〜ミモレ丈 | 改まって見え、立ち座りがしやすい |
| 自転車の送り迎え | ひざ丈〜ひざ下丈 | 裾が車輪に近づかない |
| 紅葉の散策・旅行 | ミモレ丈〜ロング丈 | 歩きやすい形なら、風と冷えに強い |
| 忘年会・年末の集まり | ひざ下丈〜ロング丈 | 店の席の形による |
**同じ名前でも、身長と靴の高さで裾の位置が動きます。**名前は目安として使い、最後は総丈の数字と、自分の脚の高さで決めてください。
秋冬は、1週間の中に性格の違う予定がいくつも入る季節です。月曜から金曜は通勤、土曜は子どもの行事、日曜は親戚の家で食事、という週もあります。1枚のスカートで全部をこなすより、予定ごとに合う丈を知っておくほうが、朝の迷いが減ります。手持ちのスカートを丈の名前で呼び分けておくと、予定表を見ただけでその日の1枚が決まります。
丈の名前と、裾が止まる位置
まず、名前ごとに裾が脚のどこで止まるかを並べます。売り場や作り手によって幅はありますが、多くの場合は次の位置を指しています。
| 丈の名前 | 裾が止まる位置 | 立ったときの印象 |
|---|---|---|
| ミニ丈 | ひざ頭より10cm以上上 | 軽い。秋冬はタイツと組む |
| ひざ上丈 | ひざ頭のすぐ上 | 軽く、動きやすい |
| ひざ丈 | ひざ頭の上下数cm | きちんとして見え、場面を選ばない |
| ひざ下丈 | ひざ頭の下5〜10cm | 落ち着いて見える |
| ミディ丈 | ひざとくるぶしの中間あたり | 売り場によって幅が広い |
| ミモレ丈 | ふくらはぎの中ほど | 秋冬にいちばん使いやすい |
| ロング丈 | ふくらはぎの下〜くるぶしの上 | 縦に長く、静か |
| マキシ丈 | くるぶし〜床に近い | 足元まで覆う |
迷いやすいのは、ミディ丈とミモレ丈です。ミモレは「ふくらはぎの中ほど」という意味の言葉から来ていて、位置がはっきりしています。ミディは「中くらいの」という意味で、売り場によってはひざ下丈に近いものも、ミモレ丈と同じものも、この名前で呼ばれます。
もう1つ迷いやすいのが、ロング丈とマキシ丈の境目です。多くの売り場では、くるぶしが見えるかどうかで分けています。くるぶしの骨が裾から出ていればロング丈、裾に隠れていればマキシ丈と考えると、見当をつけやすくなります。ひざ丈とひざ下丈も、ひざ頭のお皿が裾から出るかどうかで分けると分かりやすいです。
総丈の目安を、身長で読む
通販でスカートを選ぶときは、名前の横に書かれた総丈(ウエストから裾までの長さ)を見ます。名前ごとの総丈は、身長によって変わります。ウエストの位置を体の自然なくびれとしたときの目安です。
| 丈の名前 | 身長150cm前後 | 身長158cm前後 | 身長165cm前後 |
|---|---|---|---|
| ひざ丈 | 50〜54cm | 54〜58cm | 57〜61cm |
| ひざ下丈 | 56〜60cm | 60〜64cm | 63〜67cm |
| ミディ丈 | 60〜68cm | 64〜72cm | 67〜75cm |
| ミモレ丈 | 64〜72cm | 68〜76cm | 72〜80cm |
| ロング丈 | 74〜82cm | 78〜86cm | 82〜90cm |
| マキシ丈 | 84cm以上 | 88cm以上 | 92cm以上 |
この表は目安です。脚の長さや、ウエストをどの高さではくかで、数cmは前後します。いちばん確かなのは、自分の脚を一度測っておくことです。
自分の物差しを作る|3つの高さを測る
メジャーを1本用意して、腰のくびれから下へ、3つの位置までの長さを測ります。靴は履かず、まっすぐ立ってください。
| 測る位置 | 測り方 | この長さで分かること |
|---|---|---|
| ① ひざ頭の真ん中 | くびれから、ひざのお皿の中央まで | この長さがひざ丈の総丈 |
| ② ふくらはぎのいちばん太いところ | くびれから、ふくらはぎのいちばん張り出した高さまで | この長さに5cm足すとミモレ丈 |
| ③ くるぶしの骨の中心 | くびれから、外側のくるぶしの骨の中央まで | この長さから5cm引くとロング丈 |
3つの長さが分かれば、通販の総丈の数字を見ただけで、裾がどこに来るかが分かります。手持ちのスカートで、いちばんよくはく1枚の総丈を測っておくと、もう1つの物差しになります。
測るときは、ふだんスカートをはく高さにウエストを合わせてください。腰骨に引っかけてはく人と、くびれの位置ではく人とでは、同じスカートでも裾の位置が数cm違います。ひとりで測りにくいときは、壁を背にして立ち、ひざやくるぶしの高さに付箋を貼ってから、床からの高さを測って引き算しても構いません。
| 総丈と自分の長さの関係 | 裾が来る位置 | 呼び方 |
|---|---|---|
| ①より5cm以上短い | ひざの上 | ひざ上丈・ミニ丈 |
| ①の前後3cm以内 | ひざ頭 | ひざ丈 |
| ①より5〜10cm長い | ひざの下 | ひざ下丈 |
| ②の前後3cm以内 | ふくらはぎのいちばん太いところ | ミディ丈 |
| ②より5〜8cm長い | ふくらはぎの中ほど〜下 | ミモレ丈 |
| ③より3〜10cm短い | ふくらはぎの下〜くるぶしの上 | ロング丈 |
| ③より長い | くるぶしより下 | マキシ丈 |
秋冬に、丈の名前で迷う理由
春夏より秋冬のほうが、丈で迷う場面が増えます。
| 秋冬に増えるもの | 丈で起きること |
|---|---|
| タイツ | 裾と靴のあいだに見える面積が増え、色が目立つ |
| ブーツ | 筒の高さと裾の位置が重なると、線が2本になる |
| コート | コートの裾とスカートの裾の位置関係で、全体の印象が変わる |
| 座敷の食事会 | 正座で裾が上がる |
| 厚手の生地 | 同じ総丈でも、生地が重いと裾が下がって長く見える |
| 行事の予定 | 改まった席で、短い丈は気になる |
**夏は裾から素足が見えるだけですが、秋冬は裾の下にタイツ、ブーツ、コートの裾が重なります。**そのぶん、丈の名前を選ぶときに見る場所が増えます。
もう1つ、秋冬の生地は春夏より重いので、同じ総丈でも裾が少し下がって見えます。ウールやツイードのスカートは、生地の重みでウエストが下に引かれ、裾が1〜2cm下に来ることがあります。通販で秋冬のスカートを選ぶときは、総丈が自分の物差しよりわずかに短いものを選んでおくと、はいたときにちょうどの位置に収まりやすくなります。
予定①|階段の多い通勤
通勤の電車と駅の階段では、上り下りで裾が動きます。
| 丈の名前 | 階段を上る | 階段を下りる | 通勤 |
|---|---|---|---|
| ひざ丈 | 後ろから見えやすい | 歩きやすい | 裾に重みがあれば向いている |
| ひざ下丈 | 歩きやすい | 歩きやすい | 向いている |
| ミモレ丈 | 歩きやすい | 歩きやすい | 向いている |
| ロング丈 | 裾を踏みやすい | 裾が見えず足元が不安 | 裾に広がりのある形なら |
| マキシ丈 | 裾を持ち上げる必要がある | 踏みやすい | 避けたい |
駅の階段は、上の段の人から見下ろされ、下の段の人から見上げられる場所です。階段を上るときは、裾の後ろ側が見られやすくなります。ひざ下丈からミモレ丈が、上りでも下りでもいちばん気を遣わずに済みます。通勤の電車で座る時間が長いなら、座ったときにひざが隠れるミモレ丈が楽です。
予定②|座敷の食事会・法事
秋冬は、法事や親戚の集まり、顔合わせなど、座敷で座る予定が増えます。正座をすると、スカートの裾は立っているときより上に上がります。
| 丈の名前 | 正座したとき | 横座りしたとき | 座敷 |
|---|---|---|---|
| ひざ丈 | ひざ頭が出る | 太ももが出ることがある | 避けたい |
| ひざ下丈 | ひざ頭がぎりぎり隠れる | ひざが出ることがある | 広がりのある形なら可 |
| ミディ丈 | ひざが隠れる | ひざが隠れる | 向いている |
| ミモレ丈 | ひざが隠れる | ひざが隠れる | 向いている |
| ロング丈 | ひざが隠れる | 裾が広がって整えやすい | 向いている |
| マキシ丈 | 裾が床に広がる | 裾が絡む | 立ち座りに手間がかかる |
正座で上がる長さは、立っているときより10〜15cmが目安です。家で一度、スカートをはいて正座してみると、裾がどこまで上がるかが分かります。体に沿う細い形は、広がりのある形よりもさらに上がります。
座敷では、座布団に座るまでの動きでも裾が動きます。座るときはスカートの後ろ側を手で軽く押さえながら膝をつき、立つときは片膝を立ててから立ち上がると、裾が乱れにくくなります。ミモレ丈より長い丈なら、この動きのあいだもひざが見えることはほとんどありません。
予定③|式典・子どもの行事
七五三、入学説明会、学校の行事、法要など、秋冬は改まった場に出る予定も多くなります。
| 丈の名前 | 改まった印象 | 立ち座り | 式典・行事 |
|---|---|---|---|
| ひざ丈 | きちんとして見える | しやすい | 立っている時間が長い式に |
| ひざ下丈 | 改まって見える | しやすい | 向いている |
| ミディ丈 | 落ち着いて見える | しやすい | 向いている |
| ミモレ丈 | 落ち着いて見える | しやすい | 向いている |
| ロング丈 | 柔らかく見える | 石段で裾に注意 | 生地と形による |
| マキシ丈 | くだけて見えることがある | 裾を踏みやすい | 避けたい |
式典では、ひざ下丈からミモレ丈がいちばん迷わない範囲です。神社の石段や体育館の階段がある日は、ロング丈より短めのほうが安心です。
学校の行事では、体育館のパイプ椅子に長く座ることがあります。パイプ椅子は座面が低めなので、ひざが腰より高い位置に来て、裾がふだんより上がります。ひざ丈だと太ももが見えることもあるので、ひざ下丈より長いものにしておくと、座っているあいだに裾を気にせずに済みます。
予定④|自転車での送り迎え
秋冬も、保育園や習い事の送り迎えで自転車に乗る人は多いはずです。
| 丈の名前 | ペダルをこぐ | 風 | 自転車 |
|---|---|---|---|
| ひざ丈 | 楽 | めくれやすい | 重みのある生地なら向いている |
| ひざ下丈 | 楽 | ややめくれる | 向いている |
| ミモレ丈 | 裾が車輪に近づく | 裾が広がる | 広がりの少ない形なら |
| ロング丈 | 裾が巻き込まれやすい | 裾が広がる | 避けたい |
| マキシ丈 | 乗れない | 乗れない | 避けたい |
秋冬は、北風が強い日が増えます。ひざ丈からひざ下丈で、重みのある生地を選ぶと、風で裾がめくれにくくなります。厚手のタイツを合わせれば、裾が少し動いても気になりません。
送り迎えのあとにそのまま職場へ向かう日は、自転車と通勤の両方に合う丈が要ります。ひざ下丈で、裾にわずかに広がりのある台形の形なら、ペダルをこいでも裾が突っ張らず、職場でもきちんと見えます。ミモレ丈で乗りたい日は、プリーツのように縦に折り目が入った形のほうが、裾が車輪に巻き込まれにくくなります。
予定⑤|紅葉の散策・旅行
紅葉の時期の散策や旅行では、長く歩き、坂や石段を上り下りします。
| 丈の名前 | 長く歩く | 坂と石段 | 散策・旅行 |
|---|---|---|---|
| ひざ丈 | 楽 | 楽 | 寒い日は厚手のタイツと |
| ひざ下丈 | 楽 | 楽 | 向いている |
| ミモレ丈 | 楽 | 楽 | 向いている |
| ロング丈 | 楽 | 裾に注意 | 広がりのある形なら |
| マキシ丈 | 裾が汚れやすい | 裾を踏みやすい | 避けたい |
山あいや川沿いの紅葉の名所は、街なかより気温が低くなります。ミモレ丈からロング丈にタイツとブーツを合わせると、脚が冷えにくくなります。
旅行の荷物を減らしたいなら、ミモレ丈のスカートを1枚持っていくと、昼の散策にも夜の食事にも使えます。宿で座敷に通されたときにもひざが隠れるので、着替えを持たずに済みます。濡れた落ち葉の上を歩く日は、裾が地面に近いロング丈より、ミモレ丈のほうが汚れにくくなります。
予定⑥|忘年会・年末の集まり
年末の集まりは、店の席の形で丈が決まります。
| 店の席 | 選びやすい丈 | ひとこと |
|---|---|---|
| 座敷 | ミモレ丈〜ロング丈 | 正座でひざが隠れる |
| 掘りごたつ | ひざ下丈〜ロング丈 | 足を下ろせるので丈を選ばない |
| テーブル席 | ひざ丈〜ロング丈 | 座ったときにひざが隠れるかだけ見る |
| 立食 | ひざ丈〜ミモレ丈 | 立っている時間が長い。長すぎると裾を踏まれる |
| カウンター席 | ひざ下丈〜ミモレ丈 | 高い椅子で裾が上がる |
カウンター席の高い椅子は、座ると裾が大きく上がります。ひざ下丈より長い丈だと、足を組まなくてもひざが隠れます。
年末の集まりは、店に着くまでに寒い夜道を歩き、店の中では暖房が効いています。ロング丈にブーツを合わせて行くと、外では脚が冷えにくく、店の中では座っても裾がひざを覆ってくれます。立食の会なら、人の多い場所で裾を踏まれないよう、ミモレ丈までにしておくと安心です。
靴の高さで、同じ名前でも裾が動く
同じスカートでも、合わせる靴のかかとの高さで、裾が脚のどこに来るかが変わります。
| 靴のかかとの高さ | 裾の位置の動き | 丈の名前の見え方 |
|---|---|---|
| 0〜1cm(平らな靴) | 動かない | 名前どおり |
| 3cm前後 | 脚に対して裾が3cmほど上がる | ミモレ丈がミディ丈に近づく |
| 5cm前後 | 裾が5cmほど上がる | ロング丈がミモレ丈に近づく |
| 7cm以上 | 裾が7cm以上上がる | ひざ下丈がひざ丈に近づく |
かかとが高くなると、脚が長くなるぶん、**裾は脚に対して上に来ます。**丈の名前を決めるときは、その日に履く靴で鏡の前に立ってください。
秋冬は、平らなブーツとかかとのあるパンプスを日によって履き替える人が多い季節です。同じミモレ丈のスカートでも、平らなブーツの日はふくらはぎの中ほど、5cmのパンプスの日はふくらはぎのいちばん太いところに裾が来ます。どちらの靴でもよく合う丈にしたいなら、ふくらはぎの中ほどより2〜3cm下で止まる総丈を選んでおくと、靴を替えても裾の位置が大きく外れません。
ブーツの筒の高さとの組み合わせ
秋冬は、ブーツと合わせる日が増えます。ブーツの筒の上端と、スカートの裾の位置関係で、組み合わせのまとまりが変わります。
| ブーツの筒 | 合わせやすい丈 | 裾と筒の関係 |
|---|---|---|
| くるぶし丈のショートブーツ | ミモレ丈・ロング丈 | 裾とブーツのあいだにタイツが10〜20cm見える |
| ふくらはぎの下までのブーツ | ロング丈 | 裾が筒に5cm以上かぶさる |
| ふくらはぎ丈のブーツ | ひざ丈・ロング丈 | 筒より上で止めるか、筒にかぶせる |
| ひざ下丈のロングブーツ | ひざ丈・ひざ上丈・ロング丈 | 筒の上端と裾のあいだを5cm以上空けるか、かぶせる |
筒の上端と裾がちょうど同じ高さになる組み合わせは、脚の途中に線が2本重なって見えます。どちらかを5cm以上ずらすか、裾で筒を覆ってください。ブーツの筒の高さは、床から筒の上端までをメジャーで測っておくと、自分の物差しの数字と比べやすくなります。くびれから床までの長さから、ブーツの筒の高さを引いた数字が、裾と筒の上端がちょうど重なる総丈です。この数字の前後5cmを避けてスカートを選んでください。ブーツの名前と形はブーツの名前にあります。パンツの場合の考え方はパンツの形の名前にまとめてあります。
タイツの色と丈
秋冬は、裾と靴のあいだにタイツが見えます。見える面積は丈で決まります。
| 丈の名前 | タイツが見える面積 | 合わせやすいタイツの色 |
|---|---|---|
| ひざ丈 | 大きい | 靴と同じ色にすると脚がつながる |
| ひざ下丈 | やや大きい | 靴と同じ色か、スカートと同じ色 |
| ミモレ丈 | 中くらい | 靴と同じ色。肌色のストッキングも |
| ロング丈 | 小さい | どの色でもまとまる |
| マキシ丈 | ほとんど見えない | 気にしなくてよい |
ひざ丈やひざ下丈は、タイツが見える面積が大きいので、靴と同じ色のタイツにすると、脚が1本の線につながって見えます。式典や法事では、肌色の厚手のストッキングのほうが改まって見えます。
タイツの厚さも、見える面積で選び分けます。見える面積が大きいひざ丈なら、肌がうっすら透ける薄手のタイツのほうが軽く見え、見える面積が小さいロング丈なら、厚手のタイツでも重く見えません。黒のタイツは、ひざ丈で黒以外の靴と合わせると、脚の途中で色が切れて見えることがあるので、靴の色に寄せた茶や灰のタイツも候補に入れてください。
コートの丈との組み合わせ
秋冬は、スカートの上にコートを重ねます。コートの裾とスカートの裾の位置関係で、全体の印象が変わります。
| コートの丈 | 合わせやすいスカートの丈 | ひとこと |
|---|---|---|
| 腰丈の短いコート | どの丈でも | スカートの丈がそのまま見える |
| お尻が隠れる丈 | ひざ丈〜ロング丈 | どの丈でもまとまりやすい |
| ひざ丈のコート | ひざ上丈・ミモレ丈・ロング丈 | ひざ丈のスカートだと裾がそろって1枚に見える |
| ふくらはぎ丈のコート | ひざ丈・ひざ下丈・マキシ丈 | ミモレ丈のスカートだと裾が重なる |
| くるぶし丈のコート | ひざ丈〜ミモレ丈 | スカートがコートの中に収まる |
コートとスカートの裾の位置が5cm以内に重なると、裾から少しだけスカートがはみ出して見えることがあります。どちらかを長めにするか短めにして、差を10cm以上にすると、すっきりまとまります。
手持ちのコートが1着しかないなら、コートの丈を先に測り、それに合うスカートの丈の名前を決めておきます。ひざ丈のコートなら、ミモレ丈かロング丈のスカートが裾から10cm以上見えてまとまります。ふくらはぎ丈のコートなら、ひざ丈かひざ下丈のスカートをコートの中に収めてしまうほうが、裾が重ならずにすっきりします。
通販で丈の名前を読むとき
通販のページでは、丈の名前と総丈の数字が書かれています。名前より、数字と書かれ方を見ます。
| 書かれ方 | 確かめること |
|---|---|
| 「ミモレ丈」とだけある | 総丈の数字を探す。モデルの身長も見る |
| 総丈の数字がある | 自分の②の長さに5cm足した数字と比べる |
| モデルの身長と着用写真 | モデルとの身長差のぶん、裾の位置がずれる |
| 「ひざ下丈」と「ミディ丈」が同じ数字 | 売り場の呼び方の違い。数字を信じる |
| ウエストがゴム | はく高さで裾の位置が変わる |
| ハイウエスト | 総丈が長くても、裾は思ったより上に来る |
モデルの身長が自分より10cm高いなら、写真で見た裾の位置は、自分がはくと10cm近く下に来ると考えてください。正確には、身長の差の半分から3分の2ほどが脚の長さの差になるので、10cmの差なら裾は5〜7cmほど下に来ると見ておくと、大きく外れません。
予定ごとの早見表
秋冬の予定を、丈の名前ごとに並べます。
| 丈の名前 | 通勤 | 座敷 | 式典 | 自転車 | 散策 | 立食 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ひざ丈 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
| ひざ下丈 | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| ミディ丈 | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ |
| ミモレ丈 | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ |
| ロング丈 | △ | ○ | △ | × | △ | △ |
| マキシ丈 | × | △ | × | × | × | × |
**ミモレ丈は、秋冬の予定のほとんどに合います。**1枚だけ選ぶなら、ミモレ丈で広がりの控えめな形がいちばん出番が多くなります。
表の○は気にせず選べる丈、△は形や生地を選べば使える丈、×はその予定では扱いにくい丈です。△の丈を選ぶ日は、それぞれの予定の章に書いた条件、たとえば座敷なら裾の広がり、自転車なら裾の重さを確かめてから出かけてください。
どちらとも取れるとき①|ミディ丈とミモレ丈のどちらか分からない
通販で「ミディ丈」と書かれたスカートが、ミモレ丈と同じなのか、ひざ下丈に近いのか分からないことがあります。
このときは、総丈の数字と、自分の②(ふくらはぎのいちばん太いところ)までの長さを比べます。総丈が②より短ければひざ下丈に近く、②より5cm以上長ければミモレ丈と考えてください。数字が書かれていなければ、モデルの身長と写真の裾の位置から、自分の脚に置き換えて見当をつけます。
店で試着できるなら、はいた状態で鏡の横に立ち、裾がふくらはぎのいちばん太いところより上か下かを見てください。上で止まっていればひざ下丈寄り、下で止まっていればミモレ丈です。同じ店の中でも、商品によって呼び方が違うことがあるので、名前より自分の脚のどこに裾が来るかを覚えておくと、次に選ぶときの手がかりになります。
どちらとも取れるとき②|1枚で通勤も座敷もこなしたい
秋冬のスカートを1枚だけ足すなら、通勤にも座敷にも合う丈を選びたくなります。
| 決めること | 選び方 |
|---|---|
| 丈 | ミモレ丈。ふくらはぎの中ほどで止まる |
| 形 | 裾に少し広がりのあるもの。正座でひざが隠れる |
| 生地 | 秋冬向けの重みのある生地。風で裾がめくれにくい |
| 色 | 紺・灰・茶など、どの靴とタイツにも合う色 |
ミモレ丈で、裾に少し広がりがある形なら、階段でも座敷でも困りません。自転車に乗る日だけは、裾の広がりに気をつけてください。
すでにミモレ丈を1枚持っているなら、2枚目はひざ下丈にしておくと、自転車の日や立食の会にも対応できます。反対に、ひざ丈しか持っていないなら、次の1枚はミモレ丈にすると、座敷や式典の予定に困らなくなります。手持ちの丈と足りない丈を見比べてから選ぶのが、いちばん無駄のない足し方です。
どちらとも取れるとき③|身長で、名前どおりの位置に来ない
丈の名前は、売り場が想定する身長を基準にしています。身長が低めなら裾は名前より下に、高めなら名前より上に来ることがあります。
| 身長 | 起きやすいこと | 選び方 |
|---|---|---|
| 150cm前後 | ミモレ丈がロング丈の位置に来る | 総丈で選ぶ。ひざ下丈と書かれたものがミモレ丈になることも |
| 158cm前後 | 名前どおりに来ることが多い | 名前と総丈の両方で確かめる |
| 165cm以上 | ミモレ丈がひざ下丈の位置に来る | 総丈で選ぶ。ロング丈と書かれたものがミモレ丈になることも |
名前より、総丈の数字と自分の脚の長さで選べば、身長に関係なく狙った位置に裾が来ます。手持ちのスカートが長すぎるときは、ウエストを折り返して止めると、裾の位置を1〜3cm上げられます。
反対に、手持ちのスカートが短すぎるときは、ウエストを少し下げて腰骨ではくと、裾が1〜2cm下がります。それでも足りないときは、裾から見えるタイツや靴の色をスカートに寄せると、丈の短さが目立ちにくくなります。丈を直すお直しに出すなら、自分の物差しの数字を伝えると、狙った名前の丈に仕上げてもらえます。
手持ちのスカートを、名前で呼び直す
手持ちのスカートの総丈を測り、自分の物差しと比べて、名前を付け直しておきます。
たとえば、くびれからひざ頭まで56cm、ふくらはぎのいちばん太いところまで70cm、くるぶしまで88cmだった人の場合です。
| 手持ちの1枚 | 総丈 | 物差しと比べると | この秋冬の出番 |
|---|---|---|---|
| 紺のタイトスカート | 58cm | ①の前後3cm以内なので、ひざ丈 | 通勤・立食・自転車 |
| 灰のプリーツスカート | 75cm | ②より5cm長いので、ミモレ丈 | 通勤・座敷・式典・散策 |
| 茶のフレアスカート | 80cm | ③より8cm短いので、ロング丈 | 座敷・散策 |
| 黒のギャザースカート | 74cm | ②より4cm長いので、ミモレ丈に近い | 灰のプリーツと出番が重なる |
名前を付け直してみると、同じ名前のスカートが2枚あり、出番の少ない丈がない、ということが分かることもあります。足りない丈が分かれば、次に買う1枚が決まります。
上の例なら、ミモレ丈が2枚あって出番が重なり、ひざ下丈が1枚もありません。この秋冬に自転車の送り迎えや立食の会が多いなら、次に足すのはひざ下丈です。座敷の予定が多いなら、ロング丈をもう1枚足すより、手持ちのミモレ丈2枚を色違いで使い分けるほうが、出番が均等になります。
よくある行き違い
| よくある思い込み | 実際はこう |
|---|---|
| ミモレ丈とミディ丈は同じ | 売り場によって違う。ミディはひざ下丈に近いこともある |
| 丈の名前どおりの位置に裾が来る | 身長と靴の高さで動く。総丈の数字で選ぶ |
| 座敷はひざ下丈なら大丈夫 | 正座で10〜15cm上がる。ミモレ丈以上が安心 |
| ロングスカートならどこでも合う | 自転車や階段の多い通勤では扱いにくい |
| ブーツの筒と裾をそろえるとまとまる | 同じ高さだと線が2本重なる。5cm以上ずらす |
| コートとスカートは同じ丈がいい | 裾が5cm以内に重なると、はみ出して見える |
秋冬の予定は、手帳やカレンダーにすでに書き込まれていることが多いはずです。予定の横に、その日に合う丈の名前を書き添えておくと、前の晩に服を選ぶ時間が短くなります。
スカート丈の名前は、覚えるより測るほうが早く使えるようになります。腰からひざ・ふくらはぎ・くるぶしまでの3つの長さを一度測っておけば、通販の総丈を見るだけで、この秋冬の予定に合う1枚が選べます。
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よくある問い
- Q. ミモレ丈とミディ丈はどう違いますか
- ミモレ丈は、ふくらはぎの中ほどで裾が止まる丈です。ミディ丈は、ひざとくるぶしの中間あたりを指す呼び方で、売り場によってはひざ下丈とミモレ丈のあいだ、あるいはミモレ丈と同じ意味で使われます。名前だけでは区別がつかないことが多いので、総丈の数字を見て、自分の腰からふくらはぎの中ほどまでの長さと比べてください。
- Q. 秋冬の座敷の食事会には、どの丈がいいですか
- ミモレ丈かロング丈が向いています。正座をすると、スカートの裾は立っているときより10〜15cmほど上に上がります。ひざ丈やひざ下丈だと、座ったときにひざ頭が出ることがあります。ふくらはぎの中ほどより下で止まる丈なら、正座しても横座りしてもひざが隠れます。裾に広がりのある形だと、さらに座りやすくなります。
- Q. 自転車に乗る日は、どの丈まで大丈夫ですか
- ひざ下丈までが扱いやすい丈です。ミモレ丈より長いと、ペダルをこぐときに裾が車輪やチェーンに近づきます。どうしても長い丈で乗る日は、裾に広がりの少ない形を選び、裾をクリップで留めるか、乗るあいだだけ片側を結んでおく方法があります。秋冬は風が強い日も多いので、軽い生地より重みのある生地のほうが裾がめくれにくくなります。
- Q. 身長が低めで、ミモレ丈がロング丈のようになります
- 丈の名前は、売り場が想定する身長を基準にしていることが多いので、身長によって裾の位置が動くのは自然なことです。名前ではなく、自分の腰からふくらはぎの中ほどまでの長さを測って、その数字に近い総丈のスカートを選んでください。手持ちのスカートなら、ウエストを1〜2cm折り返して止めると、裾の位置を上げられます。
- Q. ブーツに合わせやすい丈はどれですか
- ブーツの筒の高さで決まります。くるぶし丈のショートブーツなら、ミモレ丈かロング丈で、裾とブーツのあいだにタイツが少し見える組み合わせがまとまりやすくなります。ふくらはぎ丈のブーツなら、裾がブーツの筒に5cm以上かぶさるロング丈か、筒の上端より上で止まるひざ丈。筒の上端と裾がちょうど同じ高さになると、脚の途中で線が2本重なって見えます。
— メグラシ編集部





