ベージュタイツ 80デニール|肌に見えるか厚く見えるかで選ぶ

ベージュの80デニールを選ぶなら、自分の肌より半段暗い色にしてください。肌より明るい色を選ぶと、脚だけが白っぽい面として浮き、太く厚く見えます。半段暗い色なら、80デニールの厚みがあっても、肌の続きとして目に入ります。
次に、スカートやパンツの裾から靴までの、見えている脚の長さを測ります。30cmを超えるなら、色を合わせても厚手のつやのなさが目立ちやすいので、靴を甲の深いものにするか、裾を下げて見える面積を減らします。30cm以内なら、色を合わせるだけで足ります。
この2つで、ほとんどの人の答えは決まります。迷うのは、肌の色が季節や場所で動く人、膝とすねで肌の明るさが違う人、仕事場と外で照明が違う人です。そこは後半で、どちらとも取れるときの決め方として書きます。
ベージュの80デニールが選ばれる理由
黒いタイツは、きれいめのスカートや明るい色の服に合わせると、足元だけが重く見えることがあります。かといってストッキングでは、朝の気温が10度を下回るころから寒さがこたえます。ベージュの80デニールは、その間を埋める1足です。
ただ、80デニールは編み目が詰まっていて、肌の色がほとんど返ってきません。ストッキングのように肌が透けて色をなじませてくれる働きがないので、タイツの色そのものが脚の色として見えます。色選びの重さが、ストッキングよりずっと大きいのはこのためです。
測る①|肌とタイツ、どちらが明るいか
タイツの色を、膝の外側の肌と並べて比べてください。膝の外側は、脚の中で日焼けが平均的で、ふだん人の目に入る場所に近い明るさです。
比べるときは、窓際の昼の光で見ます。タイツを裏返さずに片手にかぶせ、膝の横に沿わせます。かぶせた手が膝より明るく見えたら、そのタイツは肌より明るい色です。同じくらいか、わずかに暗く見えたら、肌の続きに見える色です。
測る②|裾から靴までの見えている脚
スカートかパンツの裾から、靴の履き口までの長さを、立った状態で測ってください。膝丈のスカートとパンプスなら、40cm前後になることが多いはずです。膝下丈のスカートとショートブーツなら、10〜20cmほどです。
この長さが、ベージュの面がどれだけ見えるかを決めます。80デニールはつやが少なく、肌のような光の返りがないので、面が長くなるほど「肌ではない」ことが伝わりやすくなります。
分かれ方|色と長さの組み合わせ
| 肌との明るさ | 見えている脚 | 見え方 |
|---|---|---|
| 半段暗い | 30cm以内 | 肌の続きに見える |
| 半段暗い | 30cm超 | 肌に近いが、つやのなさが少し出る |
| 同じ | 30cm以内 | 肌の続きに見える |
| 同じ | 30cm超 | 脚が平たく見える |
| 明るい | 30cm以内 | 足首まわりが白く浮く |
| 明るい | 30cm超 | 脚全体が厚く見える |
表は分かれ方の向きを見るためのものです。自分がどの行に入るかが分かったら、次の章で行ごとに何を替えるかを書きます。
肌より暗い色を選んだ人|長さを見て仕上げる
半段暗い色を選べた人は、見えている脚が30cm以内なら、そのままで整っています。30cmを超えるなら、靴の側で調整します。甲が深く、足首の近くまで覆う靴にすると、見える脚が5〜10cm短くなります。
暗すぎると、今度は脚が日焼けしたように見えます。目安は、膝と並べたときに差がかろうじて分かる程度です。はっきり分かるほど暗いなら、一段明るい色に戻してください。
肌と同じ色を選んだ人|平たく見えるのを防ぐ
肌と同じ明るさの色は、近くで見るときれいに合っています。ところが、少し離れると、脚の丸みがつくる明暗が消えて、平たい板のように見えることがあります。肌は光が当たる側と当たらない側で明るさが変わりますが、80デニールのタイツはその差を均してしまうからです。
これを避けるには、見えている脚を短くするか、靴の色を脚より暗くして、足首の位置をはっきりさせます。
肌より明るい色を選んだ人|色を替えるか面積を削る
明るい色を選んでしまったときは、色を替えるのが一番早い直し方です。替えられない日は、見えている脚の面積を削ります。膝下丈のスカートにショートブーツを合わせると、見える脚が10〜20cmになり、白さが目立ちにくくなります。
靴を白や淡い色にすると、脚と靴が一続きになって、脚全体が長く白い面になります。明るいタイツの日は、靴を茶か黒にしてください。
どちらとも取れるとき①|膝とすねで肌の明るさが違う
脚は、場所によって明るさが違います。夏に日焼けした人は、すねが膝より暗いことが多く、膝で合わせた色がすねでは明るく見えます。
この場合は、見えている脚のうち、長く見えている側で合わせてください。膝丈のスカートなら膝からすねまでが見えるので、すねで合わせます。膝下丈ならすねの下半分しか見えないので、やはりすねで合わせます。膝が出るのはミニ丈のときだけなので、ベージュの80デニールを膝で合わせる場面は少なくなります。
どちらとも取れるとき②|季節で肌の色が動く
秋に合わせた色が、冬の終わりには暗く見えることがあります。夏の日焼けが抜けて、肌が明るくなるからです。秋口に買うなら、半段暗い色と、肌と同じ色の2つを持っておくと、冬の終わりまで通せます。
1つしか買わないなら、肌と同じ色にしてください。秋は少し明るく見え、冬の終わりには少し暗く見えるので、どちらの時期にも大きく外れません。
どちらとも取れるとき③|仕事場と外で照明が違う
白っぽい蛍光灯の下では、ベージュは明るく黄みが抜けて見えます。電球色の照明や夕方の外光の下では、暗く黄みが強く見えます。1日のうち長くいる場所の照明で合わせるのが基本です。
仕事場に長くいる日が多いなら、蛍光灯の下で肌の続きに見える色を選びます。家で合わせると半段明るく見えるので、少し暗すぎると感じるくらいがちょうどよくなります。
靴の色で脚を戻す
ベージュの80デニールに合わせる靴は、脚より暗い茶か黒が基本です。足首の位置がはっきりして、脚の長さの区切りが分かります。甲が浅いパンプスなら、つま先の色が暗いほど、脚との境目が締まって見えます。
肌より明るいタイツに白い靴を合わせると、脚と靴が一続きになり、全体がぼんやりします。白い靴を履きたい日は、タイツを黒かグレーに替えてください。
裾の色で脚を戻す
スカートやパンツの裾の色も、脚の見え方に関わります。裾が濃い色だと、ベージュとの差が大きくなって、脚の明るさが際立ちます。裾が中くらいの明るさだと、差が小さくなって、脚の明るさが目立ちません。
濃い色のスカートにベージュのタイツを合わせたいなら、見えている脚を短くするか、色を半段暗くして差を縮めてください。
買う前に確かめること
売り場では、パッケージの写真や色名で決めず、見本の脚や台紙の色を、自分の手の甲と並べてください。手の甲は膝よりやや暗いことが多いので、手の甲と同じかわずかに明るい色が、膝やすねの肌に近くなります。
同じ色名でも、作り手によって明るさが違います。前に買った色名だけを頼りにせず、毎回並べて確かめるほうが確かです。
パンツの下に履く日|見えるのは足首だけ
パンツの下にベージュの80デニールを履く日は、見えている脚が足首まわりの数cmだけになります。ここまで短いと、色が肌より明るくても暗くても、脚が厚く見えることはありません。代わりに目に入るのは、裾と靴のあいだに出るベージュの帯です。
この帯は、パンツと靴の色が両方とも濃いと、明るい線としてくっきり浮きます。座ったときに裾が上がって、帯が5cm以上に広がると、そこだけ素足のように見えることもあります。濃いパンツと濃い靴の日は、ベージュより黒やこげ茶のタイツのほうが、足首がつながって見えます。
ベージュを生かせるのは、パンツか靴のどちらかが中くらいの明るさの日です。たとえば明るめのグレーのパンツに茶色の靴、紺のパンツに淡い茶の靴。どちらか一方がベージュに近いと、帯が溶けて見えなくなります。仕事で座る時間が長い日ほど、この合わせ方を先に決めておくと、足元を気にせずに過ごせます。
履いているうちに色が動く|洗い方と毛玉
合わせたはずの色が、ひと冬のうちに合わなくなることがあります。ベージュの80デニールは、洗うたびに表面の毛羽が立ち、白っぽい粉をふいたように見えてきます。明るい側に寄るので、買ったときに肌と同じだった色が、10回ほど洗うと肌より明るく見え始めます。
これを遅らせるには、洗濯ネットに1足ずつ入れ、手洗いか弱い水流で洗い、乾燥機にはかけないことです。毛玉が出やすいのは、靴の履き口がこすれる足首と、バッグが当たる太ももの外側です。この2か所が白っぽくなってきたら、仕事の日の1足からは外して、パンツの下に履く日に回してください。見えるのが足首だけなら、多少の毛羽は目に入りません。
買い替えるときは、手持ちの1足と新しい1足を並べて、どれだけ明るくなったかを確かめておくと、次に選ぶ色の見当がつきます。
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よくある問い
- Q. ベージュの80デニールは仕事で履いても大丈夫ですか
- 肌の続きに見える色を選べていれば、仕事の場で浮くことはほとんどありません。浮くのは、肌より明るい色を選んで脚だけが白っぽく見えるときです。職場の照明が白っぽい蛍光灯なら、自宅の電球色の下で合わせた色はさらに明るく見えます。家で合わせるときは、窓際の昼の光で、膝の横と並べて確かめてください。
- Q. ベージュのタイツが介護用の靴下のように見えてしまいます
- そう見える原因はたいてい2つです。色が肌より明るいこと、そして裾から靴までの脚が長く見えていることです。色を半段暗いものに替えるか、スカートの丈を膝下まで下げるか、靴を甲の深いものにして見えている脚を短くしてください。2つのうち1つを直すだけでも、印象はかなり変わります。
- Q. 60デニールと80デニール、どちらがいいですか
- 肌の続きに見せたいなら60、寒さを優先するなら80です。60は編み目の間から肌の色が少し返るので、肌との差が目立ちにくくなります。80は色の面としてはっきり見えるぶん、色選びを外すと目立ちます。朝の気温が10度を下回る日が続くなら80、それより暖かい日が多いなら60から始めて、寒い日だけ80に替える持ち方が無理がありません。
— メグラシ編集部





