袖の長さの名前|七分袖・九分袖が思った長さと違うときの見分け方

**手元にある七分袖か九分袖の服を着て、腕をまっすぐ下ろしてみてください。袖口は、ひじと手首のどのあたりで終わっていますか。**名前から思っていた位置より5cm以上ずれているなら、原因は肩の線の位置か、自分の腕の長さのどちらかにあります。
袖の長さの名前は、肩先から手首までを1としたとき、袖が何割のところで終わるかの呼び名です。ただ、その前提になっているのは、肩の縫い目が肩先にある服と、目安どおりの長さの腕です。肩が落ちる服や、腕の長さが目安と違うときは、同じ名前でも袖の終わる位置が大きく動きます。
この記事では、名前どおりに届かない理由を3つに分けて、寸法で袖の終わる位置を見積もる方法を書きます。袖の形の見分け方は袖の種類と袖の形12種に、袖口の呼び分けは袖口の名前【レディース】にまとめてあります。
結論:袖の長さは、名前ではなく寸法で見る
| 届いた長さが違う理由 | 確かめるもの | 見積もり方 |
|---|---|---|
| 肩の線が肩先より外に落ちている | 商品の肩幅と、自分の肩幅の差 | 落ちた長さを袖丈に足す |
| 自分の腕の長さが目安と違う | 肩先から手首までの長さ | 袖丈を自分の腕の長さで割る |
| 袖の幅が広い | 袖幅と、自分の腕まわり | 広いほど、袖は1〜2cm下がる |
| 首元から斜めに袖がつく形 | 裄丈の表記 | 首の後ろの骨から測って比べる |
| 袖口にゴムや絞りがある | 袖口の作り | 絞った位置で止まり、上にたまる |
**名前は、袖の終わる位置のおおよその目安でしかありません。**同じ「七分袖」でも、肩の形と袖の幅で、ひじのすぐ下から手首の手前まで動きます。
袖の長さの名前と、止まる位置の目安
先に、名前ごとの目安を並べます。肩先から手首までを1として、袖口がどの割合で止まるかを書いています。
| 名前 | 袖口が止まる位置 | 腕の長さに対する割合 | 秋の使い方 |
|---|---|---|---|
| フレンチスリーブ | 肩先を少し覆う | 1割未満 | 羽織りの下に |
| 半袖 | 二の腕の中ほど | 2〜3割 | 羽織りの下に |
| 五分袖 | ひじのあたり | 5割前後 | 秋口の1枚、羽織りの下に |
| 七分袖 | ひじと手首の間 | 7割前後 | 9〜10月の1枚 |
| 八分袖 | 手首より手のひら1枚ぶん上 | 8割前後 | 10月の1枚 |
| 九分袖 | 手首の骨の少し上 | 9割前後 | 10〜11月の1枚 |
| 長袖 | 手首の骨を覆う | 10割前後 | 秋冬を通して |
**七分・八分・九分の差は、それぞれ5cm前後しかありません。**肩の線が数cm落ちるだけで、名前が1つ隣にずれるのはそのためです。
名前どおりに届かない、3つの理由
届いた服の袖が、思った位置で終わらない理由は、ほぼ3つに分かれます。
| 理由 | 起きること | どちらにずれるか |
|---|---|---|
| 肩の線が外に落ちている | 袖のつけ根が腕の途中から始まる | 袖口が下がる(長くなる) |
| 自分の腕が目安より長い | 同じ袖丈でも、腕の上のほうで終わる | 袖口が上がる(短くなる) |
| 自分の腕が目安より短い | 同じ袖丈でも、腕の下のほうで終わる | 袖口が下がる(長くなる) |
| 袖の幅が広い | 袖が腕に沿わず、重みで下がる | 袖口が下がる |
| 袖口が絞ってある | 絞った位置で止まり、布が上にたまる | 袖口が上がって見える |
いちばん多いのは、1つ目の肩の線です。ゆったりした秋のニットやシャツは、肩の線が落ちている形が多いので、夏服より名前と長さのずれが大きくなります。
確かめ方①|自分の腕の長さを2か所測る
最初に、自分の腕を測ります。腕をまっすぐ下ろして、肩先(腕を上げるとくぼむところ)から測ってください。
| 測る場所 | 測り方 | 使い道 |
|---|---|---|
| 肩先からひじ | 肩先からひじの骨の出っ張りまで | 五分袖の止まる位置の目安 |
| 肩先から手首 | 肩先から手首の骨の出っ張りまで | すべての袖の長さの基準 |
| 首の後ろの骨から肩先 | 首を前に倒して出る骨から、肩先まで | 裄丈と比べるとき |
| 手首まわり | 手首の骨の上をひと回り | 袖口が手首に引っかかるか |
**肩先から手首までの長さが、袖の長さを比べるときの基準になります。**この長さに0.7をかけた位置が、自分にとっての七分袖の止まる位置です。ひじの位置が腕のどこにあるかで、袖の見え方も変わります。ひじの位置の見方は腕が長いと感じる原因はひじの位置にあります。
確かめ方②|袖丈と裄丈を読み分ける
商品の寸法に書かれた袖の長さは、袖丈か裄丈のどちらかです。測り始める場所が違うので、読み分けてください。
| 表記 | 測り始め | 測り終わり | 自分のどこと比べるか |
|---|---|---|---|
| 袖丈 | 肩の縫い目 | 袖口 | 肩先から手首(肩が落ちる分を足す) |
| 裄丈 | 首の後ろの中心 | 肩を通って袖口 | 首の後ろの骨から手首 |
| 袖丈(肩の縫い目がない形) | 首元か脇 | 袖口 | 書き方を確かめる |
肩の縫い目がない形や、首元から斜めに袖がつく形では、袖丈が測れないので裄丈で書かれます。裄丈の表記を袖丈と読み違えると、20cm近くずれて見積もってしまうので、表の見出しを先に確かめてください。袖のつき方の名前はコートに入るニットは、袖付けの名前で決まるにあります。
確かめ方③|肩の線がどこにあるか
次に、肩の線の位置です。商品の肩幅と、自分の肩幅(左右の肩先の間)を比べます。
| 肩の線の位置 | 商品の肩幅と自分の肩幅の差 | 袖口の動き |
|---|---|---|
| 肩先にある | ほぼ同じ | 名前どおりの位置で止まる |
| 少し落ちる | 商品が4〜6cm広い(片側2〜3cm) | 袖口が2〜3cm下がる |
| 落ちている | 商品が8〜12cm広い(片側4〜6cm) | 袖口が4〜6cm下がる |
| 大きく落ちている | 商品が14cm以上広い(片側7cm以上) | 袖口が7cm以上下がる |
| 肩の縫い目がない | 肩幅の表記がない | 裄丈で比べる |
**肩幅の差を半分にした長さが、片側の肩の落ちる長さです。**その長さだけ、袖のつけ根が腕の下に移り、袖口も下がります。肩の落ち方の見方は低身長のオーバーサイズでも、袖口で返す方法と合わせて書いています。
確かめ方④|袖の幅で下がる分
最後に、袖の幅です。袖が太いと、腕に沿わずに重みで下がります。
| 袖の幅(平置きの幅を2倍した周り) | 自分の腕まわりとの差 | 袖口の動き |
|---|---|---|
| 腕まわりとほぼ同じ | 0〜4cm | 腕に沿い、ほぼ動かない |
| 少しゆとりがある | 5〜10cm | 0〜1cm下がる |
| ゆとりが大きい | 11〜20cm | 1〜2cm下がる |
| とても広い | 21cm以上 | 2cm以上下がり、腕を上げると大きく動く |
袖の幅のゆとりは、腕を下ろしているときより、腕を曲げたときに大きく効きます。ゆとりの大きい七分袖は、机に向かうと袖がひじのほうへ上がってきます。
計算のしかた|袖が終わる位置を見積もる
ここまでの数を使って、届く前に袖の終わる位置を見積もります。
袖の終わる位置 = 表記の袖丈 + 片側の肩の落ちる長さ + 袖の幅で下がる分
この長さを、自分の肩先から手首までの長さで割ると、袖が腕の何割で終わるかが出ます。
| 例 | 表記の袖丈 | 肩の落ち | 幅で下がる分 | 合計 | 腕52cmに対する割合 | 実際の名前 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 肩の合った七分袖 | 37cm | 0cm | 0cm | 37cm | 7割 | 七分袖 |
| 少し肩の落ちた七分袖 | 37cm | 3cm | 1cm | 41cm | 8割 | 八分袖 |
| 肩の落ちた七分袖 | 37cm | 6cm | 2cm | 45cm | 9割弱 | 九分袖 |
| 肩の落ちた九分袖 | 44cm | 6cm | 2cm | 52cm | 10割 | 長袖 |
| 肩の合った長袖 | 52cm | 0cm | 0cm | 52cm | 10割 | 長袖 |
肩の落ちた七分袖が、実際には九分袖の位置で終わるのは、この計算で説明がつきます。表記の袖丈だけを見ていると、この差に気づけません。
行き違い①|七分袖を買ったら、手首近くまであった
いちばん多い行き違いです。原因は、ほとんどが肩の落ちる形です。
| 確かめること | 当てはまったら |
|---|---|
| 着ると肩の縫い目が肩先より下にある | 肩の落ちた分だけ長くなっている |
| 袖がゆったりしている | 幅で1〜2cm下がっている |
| 自分の腕が目安より短め | 割合が上がり、長く見える |
この場合、袖は長すぎるのではなく、九分袖として届いたと考えてください。九分袖として着るなら、そのまま秋の10〜11月に使えます。七分袖として着たいなら、袖を1〜2回折り返して、ひじと手首の間で止めます。
行き違い②|九分袖が、長袖のように手の甲にかかる
九分袖と長袖の差は、3〜5cmしかありません。肩の線が少し落ちるだけで、九分袖が長袖の位置まで下がります。
手の甲にかかる袖は、秋冬の冷えた朝には心地よい長さです。ただ、机に向かう仕事や、手を洗う回数が多い日には、袖口が汚れやすくなります。その日は袖を1回だけ折り返して、手首の骨の上で止めてください。折り返した袖口の見え方は袖口の名前で、まくる前提の袖口かどうかを確かめられます。
行き違い③|五分袖が、ひじの上で止まる
五分袖を買ったのに、ひじより上で止まって半袖のように見えることもあります。
| 原因 | 見分け方 |
|---|---|
| 自分の腕が目安より長い | 肩先からひじまでが30cm以上ある |
| 肩の線が肩先より内側にある | 肩の縫い目が肩先より首寄りにある |
| 袖が腕に沿う細さ | 袖が下がらず、表記どおりの位置で止まる |
肩先からひじまでの長さが、袖丈より長ければ、袖はひじの上で止まります。五分袖を探すときは、袖丈が自分の肩先からひじまでの長さと同じか、それより少し長いものを選んでください。
行き違い④|長袖なのに、手首が出る
長袖を着ているのに、手首の骨が出てしまうこともあります。
| 原因 | 見分け方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 自分の腕が目安より長い | 肩先から手首が56cm以上ある | 袖丈が長めの表記を選ぶ |
| 肩の線が肩先より内側 | 肩幅が自分より狭い | 肩幅の合うものを選ぶ |
| 袖口が絞ってある | 袖口のゴムが手首の上で止まる | 絞りのない袖口を選ぶ |
| 腕を前に出すと上がる | 机に向かうと手首が出る | 袖丈に3cm足して選ぶ |
**長袖の手首が出るのは、腕を前に出したときがいちばん目立ちます。**立って鏡を見るだけでなく、腕を前に伸ばして確かめてください。
秋の重ね着で、袖の長さは変わる
秋は、袖の上にもう1枚重ねる季節です。上に着るものとの関係で、袖の長さの見え方が変わります。
| 中の1枚 | 上に重ねるもの | 袖口の見え方 |
|---|---|---|
| 七分袖 | 長袖のジャケット | 中の袖は隠れる |
| 長袖 | 七分袖のカーディガン | 中の袖が手首まで見え、段ができる |
| 九分袖 | 長袖のコート | 中の袖は隠れるが、腕を上げると見える |
| 長袖(肩の落ちる形) | 肩の合ったジャケット | 中の袖が上着の中でたまる |
| 七分袖(肩の落ちる形) | 何も重ねない | 実際は九分袖の位置で終わる |
肩の落ちる長袖を、肩の合ったジャケットの下に着ると、中の袖が余って上着の中でたまり、腕が動かしにくくなります。重ねる前提の1枚は、肩の線が上着と同じか、内側にあるものを選んでください。
腕を動かすと、袖は上がる
袖の長さは、腕を下ろした姿で決めがちですが、1日の大半は腕を動かしています。
| 動き | 袖口の動き | 気をつける長さ |
|---|---|---|
| 机に向かって腕を前に出す | 3〜5cm上がる | 九分袖が七分袖の位置まで上がる |
| 腕を曲げてかばんを持つ | 2〜4cm上がる | 七分袖がひじの近くまで上がる |
| 腕を上げてつり革を持つ | 5cm以上上がる | 長袖でも手首が出る |
| 手を洗う | 袖口が濡れやすい | 手の甲にかかる長袖 |
机に向かう時間が長い人は、腕を前に出したときの位置で選ぶほうが、1日の見え方に近くなります。腕時計を着ける人は、袖口が時計に引っかかるかも合わせて見てください。引っかかる理由は秋冬に腕時計が袖に引っかかるのはにあります。
通販の写真で見分けるコツ
寸法が書かれていないときは、写真から読み取ります。
| 写真で見るところ | 分かること |
|---|---|
| 肩の縫い目が肩先にあるか | 肩の落ちる長さ |
| 腕を下ろしたとき、袖口が腰のどのあたりにあるか | 袖の終わる位置のおおよそ |
| 袖口から手首が何cm見えているか | 九分袖か長袖か |
| 袖にしわがたまっているか | 袖がモデルの腕より長い |
| 平置きの写真で、肩から袖口が身頃の裾より下か | 袖の長さと着丈の比 |
写真のモデルは、腕が長めのことが多いと考えておくと外れにくくなります。写真で手首が少し見えている九分袖は、自分が着ると長袖の位置に届くことがあります。
秋の服ごとの、ずれやすさ
同じ名前でも、服の種類によって、名前と実際の長さのずれやすさが違います。秋に買い足すことの多い服で並べます。
| 服の種類 | 肩の線 | 袖の幅 | ずれやすさ | 見るところ |
|---|---|---|---|---|
| ゆったりしたニット | 落ちていることが多い | 広い | 大きい。1つ長い名前の位置で終わる | 肩幅の差 |
| 体に沿う薄手のニット | 肩先にある | 細い | 小さい | 袖丈 |
| シャツ | 形による | 中くらい | 中くらい。袖口のボタンで止まる | 袖丈と袖口の作り |
| カットソー | 肩先にあることが多い | 細め | 小さい | 袖丈 |
| スウェット | 落ちていることが多い | 広め | 大きい。袖口の絞りで上にたまる | 肩幅の差と袖口 |
| とろみのあるブラウス | 落ちていることが多い | 広い | 大きい。重みで下がる | 肩幅の差と袖の幅 |
| カーディガン | 形による | 中くらい | 中くらい。中の1枚と段ができる | 袖丈と中の袖 |
ゆったりしたニットととろみのあるブラウスは、名前より1つ長い位置で終わると考えておくと、届いたときの行き違いが減ります。体に沿う薄手のニットとカットソーは、ほぼ名前どおりの位置で止まります。
名前より、寸法で探す
袖の長さを名前で探すと、売り場ごとに呼び方がばらばらで、思った長さに出会いにくくなります。
| 探したい長さ | 名前で探すと | 寸法で探すと |
|---|---|---|
| ひじで止まる | 五分袖・ひじ丈・五分丈が混ざる | 袖丈が自分の肩先からひじまでの長さ前後 |
| ひじと手首の間 | 七分袖・七分丈・八分袖が混ざる | 袖丈が腕の長さの7割前後 |
| 手首が少し見える | 九分袖・八分袖・長袖が混ざる | 袖丈と肩の落ちの合計が腕の9割 |
| 手首を覆う | 長袖・九分袖が混ざる | 合計が腕の長さと同じか、少し長い |
**自分の腕の長さを1回測ってメモしておけば、名前に迷わずに選べます。**写真から名前が分からない服を探す方法は服の名前がわからないときにあります。
届いてから直す|長すぎる袖と、短すぎる袖
届いた服の袖が思った長さでなかったときの直し方です。
| 届いた状態 | 手早い直し方 | 長く着るなら |
|---|---|---|
| 七分袖のつもりが手首近くまで | 1〜2回折り返す | 九分袖として着る |
| 九分袖のつもりが手の甲まで | 1回折り返す | お直しで袖を詰める |
| 長袖が手首より短い | 中に長袖を重ねて袖口を見せる | 七分袖として着る |
| 五分袖がひじより上 | 羽織りの下に着る | 秋口の1枚として使う |
| 袖口がゴムで上にたまる | ゴムの位置で止めて、上はゆるませる | そのまま着る |
**長すぎる袖は直せますが、短すぎる袖は直せません。**迷ったら、少し長いほうを選んでおくと、折り返しかお直しで合わせられます。
秋に向く袖の長さ|気温で選ぶ
秋は、気温によって向く長さが変わります。朝の最低気温を目安にしてください。
| 朝の最低気温 | 1枚で着るなら | 羽織りと重ねるなら |
|---|---|---|
| 20度以上 | 五分袖・七分袖 | 半袖に薄い羽織り |
| 15〜20度 | 七分袖・九分袖 | 五分袖に羽織り |
| 10〜15度 | 九分袖・長袖 | 七分袖に長袖の羽織り |
| 10度未満 | 長袖 | 長袖に上着 |
七分袖にする日の見分け方は21度の服装で、半袖との境目と合わせて書いています。
どちらとも取れるとき①|「七分丈」と「8分袖」が混ざっている
売り場によって、同じ長さを「七分丈」と呼んだり「8分袖」と呼んだりすることがあります。名前の数字が1つ違うだけで、実際の袖丈がほとんど同じこともあります。
この場合は、**名前の数字ではなく、表記の袖丈と肩幅で比べてください。**数字が大きいほうが長いとは限りません。肩の落ちる形の七分丈が、肩の合った八分袖より長いことはよくあります。
どちらとも取れるとき②|肩が落ちる服で、袖の名前が書いていない
ゆったりしたニットやシャツには、袖の長さの名前が書かれていないことも多くあります。
このときは、表記の袖丈に、肩幅の差の半分を足した長さを、自分の腕の長さと比べてください。それが腕の何割かで、名前に置き換えられます。袖丈も書かれていないなら、写真で袖口が手首からどれだけ離れているかを見て、モデルより自分の腕が短ければ長めに、長ければ短めに見積もります。
どちらとも取れるとき③|自分の腕の長さが目安と違う
腕の長さは人によって違います。目安と違うのは自然なことで、袖の名前のほうが平均に合わせて作られているだけです。
| 自分の腕 | 同じ名前の袖を着ると | 選び方 |
|---|---|---|
| 目安より長め | 1つ短い名前の位置で終わる | 1つ長い名前を選ぶ |
| 目安どおり | 名前どおりの位置で終わる | そのまま選ぶ |
| 目安より短め | 1つ長い名前の位置で終わる | 1つ短い名前を選ぶ |
自分の腕が目安からどちらにずれているかを1回知っておけば、次からは名前を1つずらして選ぶだけで済みます。
買う前に3分|確かめる手順
- 自分の肩先から手首までの長さを測って、メモしておく
- 商品の表記が袖丈か裄丈かを確かめる
- 商品の肩幅と自分の肩幅の差を出し、半分を袖丈に足す
- 袖の幅にゆとりがあれば、1〜2cm足す
- 合計を自分の腕の長さで割り、何割で終わるかを見る
**5番目の割合が、自分にとっての本当の袖の名前です。**表記の名前と違っていたら、そちらを信じてください。
よくある行き違い
**「七分袖はどれも同じ長さ」。**七分袖は、肩先から手首までの7割で終わる長さの目安です。肩の線の位置と袖の幅で、ひじのすぐ下から手首の手前まで動きます。
**「袖丈の数字が大きいほうが長い」。**肩の落ちる形は、袖丈が短く書かれていても、実際の袖口は下がります。肩幅の差を足してから比べてください。
**「長袖を買えば、手首は隠れる」。**腕を前に出すと袖は3〜5cm上がります。机に向かう姿勢で手首が出るかどうかも確かめてください。
**「長すぎた袖は使えない」。**長い袖は折り返したり、お直しで詰めたりできます。短すぎる袖は直せないので、迷ったら少し長いほうを選ぶほうが安心です。
関連記事
- 袖の種類と袖の形12種 ── 袖の形を肩・丈・広がりで見分ける場合
- 袖口の名前【レディース】 ── 手首で留めるか、まくるかで袖口を選ぶ場合
- コートに入るニットは、袖付けの名前で決まる ── 重ね着で袖が入るかを袖付けで決める場合
- 腕が長いと感じる原因はひじの位置 ── ひじの位置から袖丈の合わなさを見る場合
- 服の名前がわからないとき ── 写真の1枚を首元・袖・裾で調べる場合
- スカートの形の名前 ── 通販で広がりが思っていたのと違うときの見分け方
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 七分袖を買ったのに、手首近くまで長さがありました。表記の間違いですか
- 表記が間違っているとは限りません。肩の線が肩先より外に落ちている服は、袖丈が同じでも、落ちた分だけ袖口が下がります。肩が5cm落ちていれば、袖口もおよそ5cm下がり、七分袖が九分袖ほどの位置で終わります。商品の寸法に肩幅と袖丈が書かれていたら、自分の肩幅と比べて、肩がどれだけ落ちるかを足してから、袖の終わる位置を見積もってください。
- Q. 袖丈と裄丈は何が違いますか
- 袖丈は、肩の縫い目から袖口までの長さです。裄丈は、首の後ろの中心から、肩を通って袖口までの長さです。肩の縫い目が普通の位置にある服では袖丈で比べられますが、肩の縫い目がない服や、首元から斜めに袖がつく服では、袖丈が測れないので裄丈で書かれます。裄丈のときは、自分の首の後ろの骨から手首までを測って比べてください。
- Q. 九分袖と長袖は、どう見分ければいいですか
- 九分袖は手首の骨の少し上で終わり、手首がわずかに見える長さです。長袖は手首の骨を覆って、手の甲の手前まで届きます。差は3〜5cmほどしかないので、肩の線の位置や袖の幅でかんたんに入れ替わります。手首を見せたいのか覆いたいのかを先に決めて、袖が終わる位置を寸法で確かめるほうが外れません。
- Q. 秋に七分袖を着ると、手首が寒く感じます
- 七分袖は手首から前腕の半分ほどが出る長さなので、朝の気温が15度を下回る日は寒く感じやすくなります。秋の七分袖は、下に薄手の長袖を重ねるか、九分袖か長袖に替える時期の合図と考えてください。肩の落ちる七分袖なら、実際には九分袖に近い位置で終わっていることもあるので、手首がどれだけ出るかを鏡で確かめてから決めると迷いません。
— メグラシ編集部





