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妊婦フォーマルワンピース|着てから困る5か所と、当日までの直し方

メグラシ編集部//読了 12分
胸の下に切替のある紺のワンピースに黒いカーディガンを重ねた妊娠中の女性が、窓辺で横向きに立ち、前裾を指でつまんで丈を確かめている

**手持ちのフォーマルワンピースを妊娠中に着ていけるかは、前裾が後ろより何cm上がるかと、背中のファスナーが何cm残るかの2つで分かります。**前後差が6cm未満、背中の残りが5cm未満なら、たいていは直して着られます。

妊娠中の式や会に呼ばれて、手持ちのワンピースを着てみたら、どこかがうまくいかない。前の丈が短く見える、背中が上まで閉まらない、胸元が開く、切替の線がお腹の上に乗る、座ると横じわが走る。着てから困る場所は、だいたいこの5か所に集まります。

5か所のうち、直せるものと直せないものは、寸法で分けられます。この記事では、それぞれの測り方と、羽織り・インナー・小物で直せる範囲を並べます。

新しく1着を選ぶときの考え方はマタニティお呼ばれドレスとフォーマルに、慶弔どちらにも使う1着の話はマタニティ礼服にあります。この記事は、手持ちの1着を着てみて困ったときの話です。

結論:着られるかは、前裾の上がり方と背中の残りで分かる

困る場所測るものそのまま直して着る別の1着を考える
前裾前と後ろの裾の高さの差3cm以内3〜6cm6cm以上
背中ファスナーが上がらずに残る長さ0cm5cm未満5cm以上
胸元ボタンのあいだの隙間閉じている1cm以内1cmを超えて羽織れない
切替切替の線とお腹のいちばん高い所の距離3cm以上上線がお腹に乗る線が食い込む
座ったときお腹の下の横じわ出ない1〜2本3本以上で突っ張る

**判定の順番は、前裾と背中が先です。**この2つは羽織りや小物では直せないので、ここで「別の1着」に当たったら、残りの3か所を見る必要はありません。前裾と背中が通ったら、胸元・切替・座ったときを見ていきます。

会の形で、先に見る場所が変わる

同じ1着でも、どんな会に着ていくかで、困りやすい場所が変わります。立ったままの時間が長い会と、座ったままの時間が長い会では、崩れる場所が違うからです。

会の形長く続く姿勢先に見る場所後回しでいい場所
挙式のみ立つ・座るが短く交互前裾座ったときの横じわ
着席の披露宴2時間以上座る座ったときの横じわ・背中前裾の前後差
立食のパーティー2時間立って歩く前裾・胸元座ったときの横じわ
会食・食事会1時間前後座る胸元・切替前裾
顔合わせ・両家の食事座敷や椅子で座る座ったときの裾・背中前裾
式典・入学式など椅子で1時間前後背中・座ったときの裾胸元

座る時間が長い会ほど、背中と座ったときの裾が先になります。背中のファスナーは、座って背を丸めたときにいちばん引っ張られるからです。立っている時間が長い会では、前裾と胸元が人の目に入りやすくなります。

招待状や案内に、着席か立食かが書かれていないときは、会場の名前や時間帯から想像するより、幹事や主催者に一言聞くほうが確かです。聞きにくければ、着席の前提で準備しておくと、立食だった場合にも困りません。

前の晩ではなく、1週間前に1度着る

手持ちのワンピースを着ていくと決めたら、**式の1週間前に、当日と同じ下着と靴で1度着てください。**前の晩に初めて着ると、困ったときに直す時間がありません。

着てみる日できることできないこと
3週間前別の1着を探す・借りる当日の寸法は分からない
1週間前羽織り・インナーを買い足すお直しに出すには短い
3日前手持ちの小物で整える新しく買いに行く余裕が少ない
前の晩留め方や重ね方を決めるほぼ何も足せない
当日の朝羽織りの前を閉めるかどうか何も足せない

着てみるときは、立って鏡を見るだけで終わらせないでください。椅子に10分ほど座る、軽く会釈する、両腕を胸の前に上げる、部屋を何歩か歩く。当日にする動きを一通りしてから、もう一度鏡の前に立つと、動いたあとに戻らない場所が分かります。動く前と動いたあとで、前裾の高さと胸元の開きが変わっていないかを見ます。

1週間前に着るのは、ちょうど「直せるものは直し、直せないものは替える」時間が残っている時期だからです。当日と同じ靴を履くのは、かかとの高さで裾の見え方が変わるからです。平たい靴とかかとのある靴では、前裾の上がり方の見え方が違ってきます。

困る1|前裾が上がる

妊娠中にワンピースを着ると、お腹の前に布が回る分だけ、前の裾が上に引かれます。後ろの裾はそのままなので、横から見ると、裾が前上がりの斜めの線になります。

前上がりの裾は、正面から見るとただ丈が短く見えるだけです。けれど横から見ると、前と後ろの長さの違いがはっきり分かります。式の写真は、正面だけでなく斜めや横からも撮られるので、ここがいちばん目立ちます。

前裾の上がり方は、ワンピースの形でも違います。裾に向かって広がる形は、前が上がっても布に余裕があるので、斜めの線がゆるやかになります。まっすぐ落ちる細身の形は、前の布が引かれた分だけ、そのまま裾が上がります。同じお腹まわりでも、細身の1着のほうが前後差は大きく出ます。

もう一つ困るのは、座ったときです。前が上がった状態で椅子に座ると、膝の上にさらに裾が引き上げられます。立っているときには膝下だった丈が、座ると膝が出ることがあります。

前後差の測り方

鏡の前に横向きに立ち、次の手順で測ります。

手順やること見るところ
1当日と同じ靴を履いて、横向きに立つ足を肩幅より少し狭く開く
2床から前裾のいちばん低い所までを測る裾の中心
3床から後ろ裾のいちばん低い所までを測る裾の中心
42と3の差を出すこれが前後差
5椅子に座り、膝から前裾までを測る膝が出るかどうか

床からの高さで測るのがこつです。服そのものの丈を測っても、着たときにどれだけ引き上げられているかは分かりません。1人で測りにくければ、床にテープで印をつけ、そこから裾までを家族に測ってもらいます。

前後差を、どう直すか

前後差見え方直し方
0〜3cm横から見てもほぼ水平そのまま着る
3〜4cm横から見ると少し前上がり裾の下に同じ色の長めのペチコートを1枚
4〜5cm正面でも前が短く見える羽織りの丈を長めにして裾の線をぼかす
5〜6cm横から見てはっきり斜め羽織りとペチコートの両方
6cm以上立っているだけで前が短い別の1着を考える

ペチコートを重ねると、裾の下に同じ色の布が見えて、前上がりの線がやわらぎます。色はワンピースと同じか、少し暗い色にします。明るい色を重ねると、裾の下に別の線ができて、かえって前上がりが目立ちます。

羽織りの丈を長めにするのは、目が羽織りの裾の線に先に行くからです。ワンピースの裾の斜めの線より、羽織りの水平な線のほうが目に入りやすくなります。

靴でも、前後差の見え方は少し変わります。かかとのある靴を履くと、体が少し前に傾き、前裾はさらに上がって見えます。平たい靴にすると、体がまっすぐに立ち、前裾の上がりがわずかに落ち着きます。**前後差が気になる1着なら、かかとの低い靴のほうが裾の線は水平に近づきます。**どちらの靴で行くかを決めてから前後差を測り直すと、当日とのずれがなくなります。

裾の見え方は、ストッキングやタイツの色でも変わります。ワンピースが暗い色なら、脚も暗めの色にすると、前上がりの裾と脚の境目がぼやけます。肌に近い色のストッキングだと、裾の斜めの線が肌の色とくっきり分かれて、前後差が目に入りやすくなります。

困る2|背中のファスナーが上まで閉まらない

妊娠中は、胸まわりと背中の幅も少しずつ変わります。お腹まわりに余裕のあるワンピースでも、背中のファスナーが上まで上がらないことがあります。

ファスナーが途中で止まるのは、背中より胸まわりの寸法が足りないことが多いからです。お腹まわりばかり気にしていると、ここで困ります。

無理に上げると、ファスナーの歯や縫い目に力がかかります。式の途中で座ったり、腕を上げて拍手をしたりしたときに、そこから開いてくることがあります。上がらないファスナーは、上げきらずに、残りを覆う方向で考えてください。

背中の残りの長さで決める

残る長さ見え方直し方注意すること
0cm上まで閉まるそのまま腕を上げて引っ張られないか
1〜2cm首の後ろに少し隙間髪を下ろすか、襟の詰まった羽織り留め金が外れやすい
2〜5cm肩甲骨の上が開く後ろ丈の足りる羽織りで覆う羽織りを脱げない
5〜10cm背中の上半分が開く別の1着を考える座ると広がる
10cm以上胸まわりが合っていない別の1着を考える無理に着ない

2〜5cm残る場合は、羽織りを会の最後まで脱がない前提になります。乾杯のあとに会場が暖かくなる披露宴や、立ち歩く時間の長いパーティーでは、脱げないことが負担になります。会の形と照らして決めてください。

羽織りの後ろ丈が足りるかは、羽織りを着たまま、背中の残りの下端に手を当てて確かめます。羽織りの裾が、残りの下端より5cm以上下まで届いていれば、座って背を丸めたときにも覆えます。丈の短いボレロのような羽織りは、座ると背中側がずり上がり、残りの下端が見えることがあります。

背中の残りは、お腹と違って羽織りで隠せるぶん、つい「隠せばいい」と考えがちです。けれど、ファスナーの下端にしわが寄っている場合は、布が引っ張られている証拠です。そのしわが見えたら、残りの長さにかかわらず、別の1着を考えるほうが安心です。

困る3|胸元が開く・浮く

胸まわりが大きくなると、胸元の形によって、開いたり浮いたりします。どこがどう崩れるかは、胸元の作りで決まります。

前にボタンが並ぶ形は、ボタンとボタンのあいだが横に引かれて、隙間ができます。布を重ねて打ち合わせる形は、重なりが浅くなって、胸元が開きます。胸元の詰まった形は、首の下が引っ張られて、前が浮いたり、横にしわが走ったりします。

胸元の崩れは、立っているときより、**少し前かがみになったときに大きく出ます。**お祝いの品を受け取る、席の人に会釈する、子どもの目線まで屈む。そうした動きのときに、上から見下ろす角度で胸元が開いて見えます。鏡の前で確かめるときは、まっすぐ立つだけでなく、軽く会釈する姿勢も取ってみてください。

胸元の形ごとの、起き方と直し方

胸元の形起きること直し方直せない目安
前にボタンが並ぶボタンのあいだが開く内側に詰まったインナー隙間が1cm超
布を重ねる打ち合わせ重なりが浅くなり開く内側の留め位置を外側へずらす重なりが3cm未満
首の詰まった丸い形前が浮き、横じわ胸元に小さなブローチで視線を上へしわが3本以上
四角く開いた形開きが横に広がる開きの内側に同じ色の布肩から落ちる
首の後ろで結ぶ形前が引かれて上がる結ぶ位置を下げる脇が見える
胸の下で絞る形絞りの線が上がる絞りを外して羽織り絞りがお腹に食い込む

インナーを足すときは、ワンピースと同じ色か、少し暗い色にします。胸元の隙間から見えるのが肌ではなく布になれば、開いていることは目立ちにくくなります。白やベージュの明るいインナーは、暗い色のワンピースの隙間から浮いて見えるので避けてください。

打ち合わせの形で、内側に留め具がある場合は、その位置を外側へ少しずらすと、重なりが増えます。ただし、ずらしすぎると外側の布が横に引かれて、今度は脇にしわが出ます。ずらすのは2cmまでを目安にします。

困る4|切替の線が、お腹の上に乗る

ウエストで上下の布を縫い合わせた切替のあるワンピースは、妊娠中に着ると、その線が上へ引き上げられます。もとはウエストにあった線が、お腹のいちばん高い所に乗ることがあります。

線がお腹の上に乗ると、そこで布が折れて、横に1本の強い線ができます。正面から見ると、お腹のいちばん前に横線が走り、そこから下の布が斜めに落ちます。

切替の位置ごとの見え方

切替の位置妊娠中の見え方直し方
胸のすぐ下お腹の上に余裕があるそのまま
胸の下から3〜5cmお腹が大きいと線が乗り始める羽織りの前を開けて線を分ける
ウエスト線がお腹に乗る共布のベルトやリボンを外す
腰の低い位置線がお腹の下に回る座ると食い込む。別の1着
切替なし布がまっすぐ落ちる前後差だけ見る

ウエストに共布のベルトやリボンが付いている場合は、**外すだけで線が弱くなります。**ベルトがあると線が強調されるので、外して布がそのまま落ちる形にします。

切替の線がお腹に乗っているかどうかは、正面の鏡より、横からのほうが分かりやすくなります。横向きに立ち、切替の線がお腹のいちばん前の点より上にあるか、ちょうど重なっているか、下に回っているかを見ます。線がいちばん前の点より3cm以上上にあれば、布はお腹の上からまっすぐ落ちて、横線は目立ちません。ちょうど重なっているときに、いちばん強い横線ができます。

線が下に回っている場合は、立っているときは目立たなくても、座ったときにお腹の下で布が折れて食い込みます。表の「腰の低い位置」がこれに当たります。座る時間の長い会では、別の1着を考えてください。

羽織りを重ねる場合は、前を開けて着ると、羽織りの縦の線が切替の横の線を2つに分けます。横線が短く分かれると、お腹の上の線は目立ちにくくなります。前を閉めると、羽織りの裾が切替の線と重なって、かえって線が太く見えることがあります。

困る5|座ると横じわが出る・裾が突っ張る

立っているときは問題がなくても、椅子に座ると困ることがあります。お腹の下に横じわが寄り、腰まわりの布が突っ張ります。裏地のあるワンピースでは、表地より先に裏地が突っ張ることもあります。

着席の式や披露宴では、1〜2時間座っています。立っているときの見え方だけで判断すると、座っている時間のほうが長い会で困ります。

着席の時間で決める

着席の時間横じわ1〜2本横じわ3本以上裾が膝の上まで上がる
30分以内(挙式だけ)そのまま膝に小さな布を掛ける膝に布を掛ける
1時間前後(会食)そのまま膝に布を掛ける別の1着を考える
2時間以上(披露宴)膝に布を掛ける別の1着を考える別の1着を考える
立食中心気にしなくてよい立っている時間で判断立っている時間で判断

膝に掛ける布は、ストールでも、大きめのハンカチでも構いません。ワンピースと同じ色か、会場の椅子になじむ色にすると、座っているあいだの横じわと裾の上がりが、布の下に隠れます。

裏地が突っ張る場合は、座る前に裏地を少し下へ引いてから座ると、突っ張りがやわらぐことがあります。それでも座っているあいだに何度も直すようなら、その会には向かない1着と考えてください。

写真の角度で、目立つ場所が変わる

式や会では、写真を何枚も撮られます。どの角度から撮られるかで、5か所のうちどこが写りやすいかが変わります。

撮られる角度写りやすい場所写りにくい場所立ち方で直せること
正面から全身切替の線・胸元前後差羽織りの前を開けて縦の線を作る
斜め45度から全身前後差・切替背中体を正面に少し戻す
真横から全身前後差がいちばんはっきり胸元横向きの写真は断ってよい
後ろから背中の残り前裾羽織りの後ろ丈で覆う
座って上半身胸元・袖ぐり前裾手を膝の上で重ねる
集合写真の後列胸から上裾まわりほぼ気にしなくてよい

集合写真では、胸から上しか写らないことがほとんどです。前裾や座ったときの裾が気になっていても、集合写真の後列に立てば写りません。前列で椅子に座る場合は、膝の上で手を重ねると、裾の上がりと横じわが手の下に入ります。

斜め45度からの写真は、体の向きを正面に少し戻すだけで、前後差の見え方がやわらぎます。撮る人に「少し正面向きで」と頼むのは、まったく失礼なことではありません。

袖ぐりと腕|乾杯と拍手で腕を上げる

式や会では、腕を上げる場面が何度かあります。乾杯でグラスを持ち上げる、拍手をする、写真のときに手を前で組む。袖ぐりがきつくなっていると、腕を上げるたびに脇と背中が引っ張られます。

腕の動き確かめること困ったときの直し方
胸の前で拍手背中が突っ張らないか羽織りを袖のない形に
肩の高さで乾杯脇の縫い目が引かれないか片手で持つ
前で手を組む胸元が開かないかインナーを足す
頭の上に手を伸ばす裾が上がらないか伸ばす場面を避ける

袖ぐりのきつさは、1週間前に着たときに、この4つの動きをしてみると分かります。特に背中の突っ張りは、ファスナーの残りと一緒に起きやすいので、背中が閉まりきらなかった人は念入りに確かめてください。

生地が伸びて、透ける・光る

お腹や胸まわりで布が横に引っ張られると、生地が薄くなって見えることがあります。薄い色のワンピースでは、引っ張られた場所だけ透けて見え、艶のある生地では、そこだけ光り方が変わります。

生地引っ張られたとき直し方
薄い色の織物下の色が透けるワンピースと同じ色のインナー
艶のある生地引っ張られた所だけ光る羽織りで覆う
伸びる編み地編み目が開いて透ける同じ色のインナー
レースを重ねた生地下の布が見えるそのまま。レースは元から透ける
厚みのある織物ほぼ変わらないそのまま

透けは、部屋の明かりでは分かりにくく、**窓の光や会場の強い照明の下で目立ちます。**1週間前に着たときは、窓を背にして立ち、家族に正面から見てもらってください。

羽織りで直せる範囲、直せない範囲

ここまでの5か所と袖・生地のうち、羽織りで直せるものと直せないものを分けておきます。

困っていること羽織りで直せるか理由
前裾の前後差3〜6cm半分は直せる目が羽織りの裾に行く
前裾の前後差6cm以上直せない裾は羽織りの下から出る
背中の残り5cm未満直せる後ろ丈が足りれば覆える
背中の残り5cm以上直せない脱げず、座ると広がる
胸元の開き1cm以内直せる前を開けた羽織りで覆う
切替の線がお腹に乗る直せる縦の線で横線を分ける
座ったときの横じわ直せない膝の布で覆う
生地の透け・光り直せる覆えば見えない

羽織りで直した場合は、会の最後まで脱がない前提になります。脱ぎたくなりそうな会場なら、羽織りに頼らず、インナーや小物で直せるものを先に直しておきます。

羽織りの前を閉めるかどうかは、胸元とお腹の出方で決めます。前を閉めると胸元の開きは隠れますが、お腹の前で羽織りが突っ張り、別の横じわが増えます。前を開けて着られる羽織りを選ぶと、この2つがぶつかりません。

直すための小物は、家にあるもので足りるか

小物使う場所家にあるもので代わりになるか
同じ色のインナー胸元・透け無地の薄手の長袖で代わりになる
同じ色のペチコート前裾同じ色の薄手のスカートで代わりになる
小さなブローチ首の詰まった胸元小さな飾りの付いた留め具
ストール膝・肩大きめの薄手の布
前を開けて着る羽織り背中・切替・透け手持ちの黒や紺のカーディガン

家にあるもので代わりにする場合は、色と厚みだけ気をつけてください。ワンピースより明るい色、ワンピースより厚い生地のものを重ねると、重ねた場所だけ浮いて見えます。同じ色で、ワンピースより薄いものを選ぶのが、代わりにするときの基準です。

足りないものだけを1週間前に用意します。同じ色のインナーは、ほかの場所も兼ねられるので、ほとんどの人にとって最初に用意する1枚になります。

当日の朝に崩れたとき

1週間前には合っていたのに、当日の朝に着てみたら合わない、ということも起きます。そのときにできることは限られていますが、慌てずに順番に見てください。

当日の朝に起きたことその場でできること
前裾が1週間前より上がった羽織りを長いものに替える
背中のファスナーが途中で止まった残りが5cm未満なら羽織りで覆う
胸元のボタンのあいだが開いた同じ色のインナーを足す
切替の線が食い込むベルトを外し、前を開けた羽織り
裾が膝の上まで上がる膝に掛ける布を持っていく
どれも直らず苦しい別の手持ちの服に替える

**苦しいと感じたら、その服はやめてください。**式や会は長いので、着ていて苦しい服で一日を過ごすことはありません。手持ちで一番ゆとりのある、紺や黒の落ち着いた服に替えて、羽織りと小物で整えれば、場に合わない装いにはなりません。

どちらとも取れるとき①|前後差が5cm前後で、直すか迷う

前後差が5〜6cmのあたりは、直して着るか、別の1着にするか、いちばん迷う幅です。

このときは、会の形と、写真の撮られ方で決めてください。着席で、正面から撮られることが多い会なら、横からの斜めの線はあまり写りません。直して着て構いません。立食で人の間を歩く会、横や斜めから撮られることが多い会なら、前上がりの線が目に入りやすくなります。別の1着を考えるほうが落ち着きます。

もう一つの目安は、式までの週数です。式まで2週間以上ある場合、前後差はさらに広がることが多いので、今5cmなら当日は6cmを超えると考えておきます。

どちらとも取れるとき②|式まで3週間以上ある

式まで3週間以上あるときは、今の寸法で判断しないでください。今は合っていても、当日には前後差も背中の残りも変わっています。

1週間おきに同じ場所を測り、1週間で何cm変わったかを出します。それに式までの週数を掛けて、当日の数字を見積もります。見積もった数字が「別の1着」の欄に入るなら、今合っていても、別の1着を探し始めます。

週数から当日の寸法を出す手順はマタニティお呼ばれドレスとフォーマルに詳しく書いています。

どちらとも取れるとき③|譲られたマタニティ用ワンピースが合わない

家族や友人から、妊娠中に着たフォーマルのワンピースを譲られることがあります。マタニティ用だから合うはずと思って着てみたら、どこかが合わない。これもよくあることです。

マタニティ用のワンピースは、お腹まわりには余裕があっても、肩幅・袖ぐり・着丈はその人の寸法で作られています。お腹は通っても、肩が落ちる、袖ぐりがきつい、丈が長すぎるといったことが起きます。

合わない場所直せるか直し方
着丈が長い直せることが多いかかとのある靴、または裾上げ
着丈が短い前後差と同じ基準で見るペチコートを重ねる
肩が落ちる羽織りで直せる肩のある羽織りを重ねる
袖ぐりがきつい直せない袖のない羽織りで腕を楽に
胸まわりが余る直せる胸元に小さなブローチ

お腹まわりが通っていれば、残りは羽織りと小物で整えられることが多くあります。袖ぐりのきつさだけは直せないので、そこが合わない場合は、譲られた1着をあきらめて構いません。

どちらとも取れるとき④|直した跡が残るのが心配

産後にもそのワンピースを着たいので、手を加えたくない、という人もいます。

この記事で挙げた直し方は、ほとんどが重ねる・外す・掛けるで、ワンピースそのものには手を加えません。インナーやペチコートを重ねる、ベルトを外す、羽織りを重ねる、膝に布を掛ける。どれも、脱げば元の1着に戻ります。

手を加えるのは、打ち合わせの留め具をずらす場合だけです。これも、縫い付けではなく安全な留め具で仮に留めておけば、産後に元の位置に戻せます。産後も着たい1着なら、縫い直しや裾上げは避けて、重ねる直し方だけで整えてください。

よくある行き違い

よく言われること実際のところ
お腹まわりが入れば着られる前裾の前後差と背中の残りのほうが先に困る
ファスナーは羽織りで隠せばいい5cm以上残ると、座ったときに広がる
明るいインナーで胸元を明るく見せる暗い色のワンピースでは隙間から浮く
羽織りは前を閉めたほうがきちんと見えるお腹の前で突っ張り、横じわが増える
マタニティ用なら誰でも合うお腹以外は元の人の寸法で作られている
前の晩に着てみれば間に合う直すものを用意する時間が残らない

いちばん多いのは、お腹まわりだけを見て判断することです。お腹まわりに余裕のあるワンピースでも、前裾と背中で困ることはよくあります。着てみるときは、この記事の5か所を上から順に見てください。

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よくある問い

Q. 妊娠中に、普通のフォーマルワンピースは着られますか
着られることは多くあります。確かめるのは2つです。1つは、横から見て前裾が後ろ裾より何cm上がっているか。3cm以内ならそのまま、3〜6cmなら裾の見え方を整えて着られます。6cmを超えると、立っているだけで前が短く見えるので、別の1着を考えてください。もう1つは、背中のファスナーが上まで上がるか。上がらずに残る長さが5cm未満なら、羽織りで覆えます。5cm以上残るなら、ファスナーに無理な力がかかるので着ないほうが安心です。
Q. 背中のファスナーが途中までしか上がりません。羽織りで隠せば大丈夫ですか
残る長さが5cm未満で、羽織りの後ろ丈がその位置より下まで届くなら、隠して着られます。ただし、ファスナーの下端が引っ張られて、縫い目のまわりに横じわが出ている場合は、座ったときや腕を上げたときにそこから開いてくることがあります。羽織りを脱ぐ予定のある会、たとえば乾杯のあとに暑くなる会場では、脱げない前提で考えてください。脱げないと困るなら、別の1着を選ぶほうが当日落ち着いていられます。
Q. 胸元がきつくなって、前のボタンのあいだが開きます
ボタンとボタンのあいだに隙間ができる場合は、内側に1枚、胸元の詰まったインナーを重ねると、隙間から見えるものが肌ではなく布になります。色はワンピースと同じか、少し暗い色にすると目立ちません。ボタンのあいだを内側から留める方法もありますが、座ったときや腕を動かしたときに布が引っ張られると、かえって形が崩れます。隙間が1cmを超える場合は、前を閉めて着るより、上に羽織りを重ねて胸元を覆うほうが落ち着きます。
Q. 式まで3週間以上あります。今合っていても、当日まで持ちますか
今の寸法では判断しないでください。お腹まわりは週ごとに変わるので、3週間あると前裾の上がり方も背中の残りも変わります。1週間おきに同じ場所を測り、1週間で何cm変わったかを出して、式の日までの週数を掛けます。その数字で、前後差が6cm、背中の残りが5cmを超えないかを見ます。超えそうなら、今合っていても、別の1着を探し始めてください。測り方の細かい手順は、マタニティのフォーマル選びの記事にまとめてあります。

— メグラシ編集部

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40デニールストッキング|秋の通勤・行事・式で履く日と替える日

40デニールは、ストッキングの名前で売られている中ではいちばん厚い側の数字です。秋が深まって20や30では朝が冷えるようになったとき、ストッキングの決まりを守ったまま履ける上限になります。ただし、どの予定にも合うわけではありません。朝の気温と外にいる時間での決め方、通勤・会議・学校行事・七五三・結婚式・弔事・食事会・旅行それぞれで40を履くか替えるか、靴とスカート丈と色で変わる見え方、時期ごとの移り方、どちらとも取れる日の決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分
80デニールタイツ黒の合わせ方|茶・紺・グレーの服で脚を浮かせない

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80デニールタイツ黒の合わせ方|茶・紺・グレーの服で脚を浮かせない

80デニールの黒タイツは、黒い服の日より、茶・紺・グレー・ベージュのような黒以外の服の日に迷いが出ます。脚だけ黒く浮いて見えるかどうかは、服と脚の明るさの段差が何段あるかと、黒を体のどこにもう1か所置くかの2つで決まります。服の明るさを5段で数える方法、色ごとの合わせ方、靴の色と素材の選び方、柄の服やワンピースの日、黒をもう1か所置けない日の決め方まで。80デニールストッキングと呼ばれるものにもそのまま使えます。

メグラシ編集部/読了 12分
バストサイズ測定を売り場で受ける日|着ていく服と、測った後に聞くこと

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バストサイズ測定を売り場で受ける日|着ていく服と、測った後に聞くこと

下着の売り場でバストサイズを測ってもらう日は、行く前の準備で結果の使いやすさが変わります。着ていくのは脱ぎ着しやすい上の服と、いちばんよく着けているブラ。持っていくのは家で測った数字と、秋冬に着る薄手のニット。測ってもらったら、トップとアンダーの2つの数字を必ず聞いて、試着では5か所を見る。測る日の選び方、測る場での流れと姿勢、差からカップを読む表、家で測った数字と違ったとき、緊張するとき、数字がサイズの境目に乗ったときの決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分

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