妊婦パーティドレス|冬の会は、案内の一言で華やかさの段を決める

年末の会に着ていくパーティドレスは、案内に書かれた一言で、華やかさの段を先に決めてください。「平服で」とあれば4段のうちの2段、「カジュアルな服装で」なら1段、「ドレスアップして」なら3段が目安です。段が決まれば、手持ちの服にどれだけ足すかが決まり、新しく買うかどうかもそこから判断できます。
妊娠中は、お腹が変わっていくぶん、形で華やかさを出すのが難しくなります。**だから段の上げ方を、形ではなく、生地の光と小物に移します。**会の日が妊娠何か月かによって、どこで段を上げるかが変わります。この記事では、11月から1月に重なる会を例に、その読み替え方をまとめました。会の形(立食か着席か)でのドレスの選び方は、マタニティパーティードレス|お腹に沿わせるか離すかは会の形で決めるに分けてあります。
結論:案内の一言を、華やかさの4段に読み替える
| 案内の一言 | 華やかさの段 | 手持ちの服に足すもの |
|---|---|---|
| 「カジュアルな服装で」 | 1段 | きれいめの上下に、小物を1つ |
| 「平服で」 | 2段 | ワンピースに、光る小物を1つ |
| 何も書いていない | 1〜2段 | 会場と時間から決める |
| 「ドレスアップして」「華やかな装いで」 | 3段 | 光る生地か羽織りに、小物を2つ |
| テーマの色が決まっている | 段は上のどれか+色 | 色を1か所に置く |
表の右の列を見ると、どの段でも、足すのは小物と生地の光だということが分かります。形を大きく変える必要があるのは、ほとんどありません。妊娠中に新しいドレスを探すのが大変なときほど、この読み替え方が役に立ちます。
年末から年明けに重なる会
妊娠中に年末年始を迎えると、会がいくつか続くことがあります。先に、自分が出る会を並べておくと、1着で回せるか、何を足すかが見えてきます。
| 会 | 時期 | 時間帯 | よくある案内の一言 |
|---|---|---|---|
| 職場の忘年会 | 12月 | 夜 | 書いていないことが多い |
| 友人の結婚パーティー・二次会 | 11月〜12月 | 夕方〜夜 | 「平服で」 |
| クリスマスの集まり | 12月 | 昼〜夜 | テーマの色が決まっていることも |
| 同窓会・学年の集まり | 12月〜1月 | 夜 | 「平服で」か、書いていない |
| 会社や団体の年末パーティー | 12月 | 夜 | 「ドレスアップして」のことも |
| 親族の新年会 | 1月 | 昼 | 書いていない |
並べてみると、年末の会は夜が多いことが分かります。夜の会は、照明の暗さと、冬の夜の移動を考えに入れる必要があります。昼の会なら、どちらも考えずに済みます。
もう1つ、並べると見えてくるのは、会ごとに段がばらばらだということです。職場の忘年会は1段、友人の結婚パーティーは2段、年末のパーティーは3段、というように、同じ月の中で段が上下します。段の高い会に合わせて1着を買うより、段の低い会に合う土台を1着決めて、足すもので上げていくほうが、年末の会を通して無駄が出ません。会の日付と段を、カレンダーの余白に書いておくと、小物を準備する順番も決まります。
華やかさの4段|何を足すと1段上がるか
華やかさの段は、服そのものより、何をいくつ足したかで上がっていきます。段が1つ上がるごとに、足すものが1つ増えると考えると、決めやすくなります。
| 段 | 土台 | 足すもの | 見え方 |
|---|---|---|---|
| 0段 | 普段着 | なし | 家や近所に出かける服 |
| 1段 | きれいめの上下、無地のワンピース | 小物1つ(耳元か首元) | 職場の食事会の服 |
| 2段 | 無地のワンピース | 光る小物1つ+会の日の靴かかばん | 友人の会の服 |
| 3段 | 光のある生地のワンピースか、光のある羽織り | 光る小物2つ+会の日の靴とかばん | ホテルの会の服 |
足すものは、耳元・首元・手元・足元・かばんの5か所から選びます。**顔の近くに置いたものほど、1つで段が大きく上がります。**写真でも、会話の距離でも、目に入るのは顔のまわりだからです。
「平服で」とあったら
「平服でお越しください」は、礼服でなくてよい、という意味で使われることが多い言葉です。普段着でよいという意味ではありません。段で言えば2段、ワンピースに光る小物を1つが目安です。
| 会場 | 平服の読み替え | 足すもの |
|---|---|---|
| ホテル・式場 | 2段〜3段寄り | 生地に少し光のあるワンピース、光る小物1つ |
| レストラン | 2段 | 無地のワンピース、光る小物1つ、会の日の靴 |
| 居酒屋・カフェ | 1段〜2段 | きれいめの上下か、ワンピースに小物1つ |
平服の案内は、友人の結婚パーティーや二次会、同窓会でよく使われます。迷ったら、会場の格を見て、ホテルなら上の段に寄せ、カフェなら下の段に寄せると外れにくくなります。
妊娠中の平服なら、手持ちのマタニティワンピースを土台にしてください。無地で、首元の開きが浅いものなら、耳元に光る小物を1つ足して、靴を会の日らしいものに替えるだけで2段に届きます。
「カジュアルな服装で」とあったら
「カジュアルな服装で」「普段着でどうぞ」は、主催側が、かしこまらずに来てほしいと考えている合図です。段で言えば1段、きれいめの上下に小物を1つが目安です。
| 着るもの | 1段にするには | 気をつけること |
|---|---|---|
| ニットとパンツ | ニットを無地で張りのあるものに、耳元に小物1つ | 毛玉のないもの |
| ワンピース | 無地で、飾りの少ないもの | 光る小物を足しすぎない |
| 楽な上下 | 上か下のどちらかを、きれいめなものに替える | 部屋着の生地は避ける |
カジュアルな会でいちばん困るのは、華やかにしすぎて、自分だけ浮くことです。光る小物を2つ以上足すと、2段に上がってしまいます。足すのは1つまでにしてください。妊娠中なら、楽に着られるきれいめのニットワンピースに、小さなピアスかイヤリングを1つ、という組み合わせで足ります。
カジュアルな会でも、**生地の状態は近くで見られます。**毛玉や、洗って縮んだ袖口、ひざの抜けは、会話の距離ではよく目に入ります。妊娠中に着回しているニットやパンツは、洗う回数が多くなりがちなので、前の日に明るい場所で一度見ておいてください。小物を足すより、生地の状態を整えるほうが、1段の会ではきちんとして見えます。
「ドレスアップして」「華やかな装いで」とあったら
「ドレスアップして」「華やかな装いで」とあるのは、会社や団体の年末パーティー、ホテルでの会が多くなります。段で言えば3段、光のある生地か羽織りに、小物を2つが目安です。
| 3段にする方法 | 土台 | 足すもの |
|---|---|---|
| 光のある生地のワンピース | サテン、ベロア、光沢のある化繊 | 光る小物2つ |
| 無地のワンピース+光のある羽織り | 手持ちのマタニティワンピース | 光のある羽織り、光る小物2つ |
| ワンピース+光のある靴とかばん | 手持ちのワンピース | 光る小物1つ、光のある靴とかばん |
妊娠中に3段を形だけで作るのは難しくなります。**光のある羽織りを1枚持っていれば、手持ちのワンピースを3段に上げられます。**羽織りは前を開けて着られる形で、丈は腰からお尻にかかるくらいのものが、お腹の形に関係なく合わせやすくなります。
テーマの色が決まっているとき
クリスマスの集まりなどでは、「赤か緑のものを身につけて」「白を着てきて」と、テーマの色が決まっていることがあります。色は、服全体ではなく、1か所に置けば足ります。
| テーマの色 | 置く場所 | 妊娠中の選び方 |
|---|---|---|
| 赤・緑 | 羽織り、首元の小物、靴 | 服全体を赤にするより、羽織りか小物で |
| 白 | 羽織り、首元 | 白いワンピースは、結婚パーティーでは避ける |
| 金・銀 | 耳元、手元、かばん | 光る小物で色と段を同時に上げる |
| 黒 | ワンピース | 首元に明るい小物を足す |
テーマの色を服全体に使うと、妊娠中はお腹のまわりの面積が大きくなるぶん、その色が強く出ます。**羽織りか小物に置くと、色の量が調整しやすくなります。**友人の結婚パーティーでテーマが白でない限り、白いワンピースは、主役の色と重ならないように外しておきます。テーマの色の小物を新しく用意するなら、年末の他の会でも使える色かどうかを見てから選ぶと、1回きりで終わりません。赤や緑なら首元のストール、金や銀なら耳元の小物が、他の会にも回しやすいものです。
何も書いていないとき|会場と時間から読む
職場の忘年会や親族の新年会では、服装について何も書いていないことがよくあります。このときは、会場と時間の2つから段を決めます。
| 会場 | 昼の会 | 夜の会 |
|---|---|---|
| ホテル | 2段 | 2〜3段 |
| レストラン | 1〜2段 | 2段 |
| 居酒屋・和食店 | 1段 | 1段 |
| 自宅・親族の家 | 0〜1段 | 1段 |
夜の会は、同じ会場でも昼より半段上げると、周りとなじみやすくなります。夜は照明が落ち着いていて、昼より華やかな服が自然に見えるからです。迷ったら、同じ会に出る人に、何を着ていくか1人だけ聞いておくと確かです。職場の忘年会なら、前の年に出た人に聞くのがいちばん早く分かります。
会の日が何か月か|段の上げ方が変わる
妊娠中は、会の日が何か月かによって、華やかさの段をどこで上げるかが変わります。月が進むほど、形ではなく、素材と小物で段を上げると考えてください。
| 会の日 | 形で上げられるか | 段を上げる場所 |
|---|---|---|
| 5か月まで | 手持ちのワンピースで上げられることが多い | 形、素材、小物のどれでも |
| 6〜7か月 | 形の選び方が限られてくる | 素材の光と小物 |
| 8か月以降 | 形はマタニティ用か、ゆとりのある形に | 羽織りと小物、顔の近く |
会の案内が届いた時点と、会の日とで月がずれることもあります。案内が届いたら、会の日が何か月になるかを数えてから準備を始めてください。11月に届いた案内が1月の新年会なら、その間に2か月進みます。
月が進むと、手持ちのワンピースで着られるものが1着ずつ減っていきます。先に着られるかを確かめるのは、いちばん先の会ではなく、いちばん先の会の日に何か月になっているかを基準にしてください。12月の会と1月の会があるなら、1月の会の日の月数で着られる1着を土台に選んでおくと、12月の会にもそのまま着られます。反対に、12月の会に合わせて選んだ1着は、1月には前の裾が上がっていることがあります。
5か月まで|手持ちのワンピースで段を上げる
5か月くらいまでは、手持ちのワンピースがまだ着られることが多い時期です。段を上げる方法を、形・素材・小物のどれからでも選べます。
| 手持ちのワンピースの形 | 着られるか | 段の上げ方 |
|---|---|---|
| 胸の下で切り替える形 | 着られることが多い | そのまま、小物を足す |
| 腰で切り替える形 | 切替の線がお腹にかかることがある | ベルトを外して、羽織りを重ねる |
| 体に沿う細い形 | お腹の前が引っ張られることがある | ゆとりのある形に替える |
| 裾に広がりのある形 | 着られることが多い | 前の丈が上がっていないか確かめる |
手持ちのワンピースを着るときは、前の裾が後ろより上がっていないかを鏡で横から見てください。お腹の前に布が取られると、前の裾が上がります。2〜3cmなら目立ちませんが、5cmを超えると、立ったときに前後の差が分かります。前後の差が気になるときは、膝が隠れる丈の羽織りを重ねると、前の裾の線が羽織りの裾の線に置き換わり、差が目に入りにくくなります。この時期は段を上げる方法を選べるぶん、会のたびに新しいものを足していくと、小物が増えていきます。6か月以降の会でも使える小物から先に選んでおくと、あとの会で買い足す数が減ります。
6〜7か月|形を変えずに、光る場所を増やす
6〜7か月になると、手持ちのワンピースで着られる形が限られてきます。この時期は、形はマタニティ用かゆとりのある形のまま、光る場所を増やして段を上げます。
| 段を上げる場所 | 足すもの | 1つで上がる段 |
|---|---|---|
| 耳元 | 光る耳飾り | 半段〜1段 |
| 首元 | 細い首飾り、光る襟 | 半段〜1段 |
| 手元 | 光る腕飾り、指輪 | 半段 |
| 羽織り | 光のある生地の羽織り | 1段 |
| 靴・かばん | 光のある素材のもの | 半段 |
**顔に近い耳元と首元は、1つで段が大きく上がります。**手元や足元は、写真や会話の距離では目に入りにくいので、半段ずつと考えてください。首元に置くときは、お腹の上に垂れ下がる長さの首飾りより、鎖骨の上で止まる短いものが、座ったときにも位置が変わりません。
8か月以降|段を半段下げて、顔の近くで戻す
8か月以降の会は、服を選ぶ幅が限られるうえに、会の途中で疲れることもあります。段は、案内の目安から半段下げて考え、顔の近くの小物で戻すと、準備の負担が減ります。
| 案内の目安 | 8か月以降の考え方 | 服 | 足すもの |
|---|---|---|---|
| 1段 | そのまま1段 | 楽なマタニティワンピース | 耳元に小物1つ |
| 2段 | 1.5段で足りる | マタニティワンピース | 耳元と首元に1つずつ |
| 3段 | 2.5段で足りる | マタニティワンピース+羽織り | 光のある羽織り、耳元の小物 |
半段下げても、**顔のまわりに光るものがあれば、会話の距離ではほとんど差が分かりません。**無理に形で華やかさを足すより、座っても楽に過ごせる服で出るほうが、会そのものを楽しめます。途中で帰ることになったときのために、上着と荷物は手元にまとめておくと動きやすくなります。
光る生地の選び方|冬の会に合う素材
年末の会で段を上げるのに向くのは、光のある生地です。冬は、光る生地が季節に合います。妊娠中は、光る生地がお腹のまわりでどう見えるかも考えて選びます。
| 生地 | 光り方 | 妊娠中の見え方 | 向く段 |
|---|---|---|---|
| サテン | 強く、面で光る | お腹の丸みにそって光が流れる | 3段 |
| ベロア | やわらかく、向きで変わる | 光が散って、丸みが目立ちにくい | 2〜3段 |
| 光沢のある化繊 | 中くらい | しわが出にくい | 2段 |
| ラメ糸の入ったニット | 点で光る | 伸びるので楽、光が散る | 2段 |
| 光のない無地 | なし | そのまま | 1段 |
**面で強く光るサテンは、お腹の前に光が集まります。**サテンを選ぶなら、羽織りか、お腹から離れた袖や襟に使うほうが、光の場所を選べます。ベロアやラメ糸のニットは、光が散るので、お腹の前に来てもやわらかく見えます。
夜の会|照明の暗さと色
年末の会は夜が多く、会場の照明が落ち着いていることがよくあります。暗めの照明では、黒い服が背景に溶けて、輪郭がはっきりしなくなります。
| 照明 | 黒い服 | 深い色(紺・深緑・ボルドー) | 明るい色 |
|---|---|---|---|
| 明るい宴会場 | そのままでよい | そのままでよい | 浮かない |
| 落ち着いたレストラン | 首元に明るい点を足す | 色が残る | やわらかく見える |
| 暗めの店、バー | 輪郭が溶ける | 色が少し沈む | 色が残る |
黒を着るなら、**首元か耳元に光るものを1つ置いて、顔のまわりに明るい点を作ってください。**深い紺や緑、ボルドーのような色は、暗い照明の中でも色が残ります。会場の写真を事前に見られるなら、壁と床の色も見ておくと、背景に溶けない色を選べます。
夜の会では、写真を撮るときにフラッシュを使うこともあります。フラッシュが当たると、光る生地は白く飛んで見え、深い色は実際より明るく写ります。写真に残したい会なら、面で強く光る生地は羽織りか小物にとどめると、写真の中で光が1か所に集まりすぎません。
会場までの道|冬の夜の移動
冬の夜の会は、会場の中より、行き帰りの道のほうが寒くなります。会場の中で着る服と、道で着る上着を、別々に考えてください。
| 移動 | 気をつけること | 選び方 |
|---|---|---|
| 電車・駅の階段 | 足元が見えにくい、人が多い | 平らな靴、両手が空くかばん |
| 車・タクシー | 乗り降りでしゃがむ | 前の裾が長すぎないもの |
| 夜道を歩く | 暗い、寒い | 明るい色の上着か、光を返す小物 |
| 店の前で待つ | 立ったまま冷える | 首元と足首を覆う |
上着は、前を閉められて、お腹の前で留められる長さのものにします。前が閉まらない上着は、夜風がお腹のまわりに入ります。マタニティ用の上着がないときは、手持ちの大きめの上着を前を開けて着て、上から大判のストールを巻くと、前を覆えます。
上着を預けられるか|クロークの有無
会場にクロークがあるかどうかで、上着と羽織りの選び方が変わります。案内や会場の情報で確かめてください。
| 会場 | 上着の置き場 | 選び方 |
|---|---|---|
| ホテル・式場 | クロークに預けられる | 上着は厚手でよい、中で羽織りを着る |
| レストラン | 入口で預かることが多い | 上着は厚手でよい |
| 居酒屋・小さな店 | 椅子の背か、自分の足元 | たためる上着、かさの少ないもの |
| 立食の会 | クロークがないと持ったまま | 薄手の上着と、大判のストール |
上着を手元に置く会では、たためて、座った足元に置いても邪魔にならない上着が楽です。厚手の上着を膝に乗せたまま座ると、お腹の前がふさがって窮屈になります。椅子の背に掛けるなら、滑り落ちない生地のものにしておきます。
暖房の効いた会場|中で脱ぐ1枚
冬の会場は、暖房が効いていて、人が集まるとさらに暖かくなります。妊娠中は、暑く感じやすいこともあります。会場の中では、1枚脱げる組み合わせにしておいてください。
| 組み合わせ | 暑いとき | 寒いとき |
|---|---|---|
| 半袖か七分袖のワンピース+羽織り | 羽織りを脱ぐ | 羽織りを着る |
| 長袖のワンピース1枚 | 脱げない | そのまま |
| ワンピース+大判のストール | ストールを外す | 肩に掛ける |
暖房の風が当たる席と当たらない席とで、同じ会場でも感じ方がかなり違います。立食の会なら自分で場所を移れますが、着席の会では席を選べないことが多いので、どちらの席になっても合わせられる形にしておきます。
長袖の厚手のワンピース1枚だと、暑くなったときに脱ぐものがありません。半袖か七分袖のワンピースに、羽織りかストールを重ねる形のほうが、会場の暑さにも寒さにも合わせられます。脱いだ羽織りを膝に掛けると、座ったときにお腹から膝にかけてを覆えます。
足元|冬の会の靴とタイツ
冬の会の足元は、靴とタイツの組み合わせで決まります。妊娠中は、足元の安定と、立ったり座ったりの楽さを先に考えてください。
| 段 | 靴 | 脚 |
|---|---|---|
| 1段 | 平らな靴、ひものない靴 | 黒か肌色に近いタイツ |
| 2段 | 光る飾りのある平らな靴、低いかかとの靴 | 薄手のタイツ |
| 3段 | 光のある素材の低いかかとの靴 | 薄手のタイツか、肌色に近いもの |
**かかとの高さは、段を上げるためには使わなくて構いません。**光のある素材や、飾りのある平らな靴で、段は上げられます。タイツは、マタニティ用のものか、お腹のまわりを締めつけない形を選んでください。会場で靴を脱ぐ会なら、足先まで色がそろったタイツにしておきます。
冬の夜の道は、濡れた路面や駅の階段など、足元が滑りやすい場所が続きます。会場の中で段を上げる靴と、道を歩く靴を分けるという方法もあります。道は底の平らな歩きやすい靴で行き、会場に着いてから光のある靴にはきかえるなら、はきかえる靴は荷物の袋に入れておきます。クロークがある会場なら、歩いてきた靴を預けられるので、この分け方がしやすくなります。
髪|服を変えずに段を上げる、もう1つの場所
顔の近くで段を上げられるのは、小物だけではありません。**髪のまとめ方を変えるだけで、服を変えずに半段から1段上がります。**妊娠中は服の形を変えにくいぶん、髪は動かしやすい場所です。
| 髪のまとめ方 | 上がる段 | 合わせる小物 |
|---|---|---|
| おろしたまま、毛先を整える | 0段 | 耳元の小物は髪に隠れやすい |
| 耳にかけて、耳元を見せる | 半段 | 耳元に光る小物 |
| 低い位置でひとつにまとめる | 半段〜1段 | 耳元と首元の両方が見える |
| まとめて、光る髪留めを1つ | 1段 | 耳元の小物は小さめに |
髪をまとめると、耳元と首元が見えるようになり、そこに置いた小物が目に入りやすくなります。**光る髪留めを使うなら、耳元の小物は小さめにして、光る場所を2か所までにとどめてください。**3か所以上光ると、段が上がりすぎて、1段や2段の会では周りから浮きます。長い時間座る会では、後ろの高い位置でまとめると、椅子の背にもたれたときに当たるので、低い位置のほうが楽に過ごせます。
かばんと持ち物|夜の会の小さなかばんに入れるもの
段を上げるときには、かばんも小さく光のあるものに替えたくなります。ただ、妊娠中は、持ち歩きたいものが増えることもあります。小さなかばんと、荷物を入れる袋の2つに分けると、段を下げずに持ち物を持っていけます。
| 分け方 | 入れるもの | 置き場所 |
|---|---|---|
| 小さなかばん(手元に置く) | 携帯電話、ハンカチ、口紅、母子手帳 | 席の上か膝の上 |
| 荷物を入れる袋(預けるか足元に) | 上着を脱いだあとの小物、替えのタイツ、ストール | クロークか足元 |
| 上着のポケット | 手袋、帰りに使う交通の支払い | 上着と一緒に |
小さなかばんには、会の間に手元に置いておきたいものだけを入れます。**母子手帳のように、いつも持ち歩いているものは、小さなかばんに入る大きさかを先に確かめておいてください。**入らなければ、荷物の袋のいちばん上に入れて、取り出しやすくしておきます。荷物の袋は、会場の雰囲気に合う無地のものにすると、足元に置いても目立ちません。
1着で年末の会を3つ回す
年末の会が3つ続くなら、1着を土台にして、会ごとに足すものを変えれば回せます。土台は、無地で、首元の開きが浅く、膝が隠れる丈のマタニティワンピースが回しやすくなります。
| 会 | 段 | 土台に足すもの |
|---|---|---|
| 職場の忘年会 | 1段 | 耳元に小物1つ |
| 友人の結婚パーティー | 2段 | 耳元の小物、会の日の靴、光るかばん |
| 年末のパーティー | 3段 | 光のある羽織り、耳元と首元の小物、光のある靴 |
| 親族の新年会 | 1段 | 首元に小物1つ、手持ちの羽織り |
同じ人が何度も出る会でなければ、同じワンピースで困ることはほとんどありません。**同じ人がいる会が続くときは、羽織りの色を替えると、印象が大きく変わります。**土台の色は、紺や深い緑、グレーのように、どの小物とも組み合わせやすいものが向いています。
どちらとも取れるとき①|平服と書いてあるが、会場がホテル
「平服で」とあるのに会場がホテルのときは、2段と3段のどちらにするか迷います。このときは、2段を土台にして、羽織りで3段に上げられるように持って行ってください。
| 会場に着いたとき | すること |
|---|---|
| 周りが3段寄り | 光のある羽織りを着る |
| 周りが2段 | 羽織りを着ないで過ごす |
| 分からない | 羽織りを着て入り、様子を見て脱ぐ |
羽織りが1枚あれば、会場に着いてから段を選べます。上げることも下げることもできる形にしておくのが、迷ったときの答えです。友人の結婚パーティーなら、主役の家族や親しい人がどの程度の服で来るかを、先に聞いておくと、段が決まります。
どちらとも取れるとき②|ドレスアップの会だが、着られるドレスがない
「ドレスアップして」とある会なのに、お腹で着られるドレスが手元にないことがあります。会まで間がないときは、新しく買う前に、手持ちのワンピースを3段に近づけられるかを考えてください。
| 手元にあるもの | 3段に近づける方法 |
|---|---|
| 無地のマタニティワンピース | 光のある羽織り、耳元と首元の小物、光のある靴 |
| きれいめの上下 | 上を光のある生地に替え、羽織りを足す |
| ゆとりのあるニットワンピース | 光る小物を耳元と首元に、かばんを光のあるものに |
どうしても3段に届かないときは、2.5段で出ても、ほとんど差は分かりません。**顔のまわりが華やかなら、会話の距離では十分に会の日の服に見えます。**心配なら、主催の人に、妊娠中なので楽な服で参加してよいか、ひと言聞いておくと、当日の気持ちが楽になります。
どちらとも取れるとき③|出ると決めたのが会の1週間前
体調の様子を見て、会に出ると決めたのが1週間前、ということもあります。この場合は、新しく買うのではなく、手持ちの服で段を決めるほうが、準備が短く済みます。
| 1週間前にすること | 時間 |
|---|---|
| 案内の一言から段を決める | 1分 |
| 手持ちのワンピースを1着着て、前の裾を確かめる | 5分 |
| 足す小物を段の数だけ選ぶ | 5分 |
| 上着と靴を、会場までの移動に合わせて決める | 5分 |
| 前の日に、全部を着て座ってみる | 10分 |
**前の日に一度、全部を着て、椅子に座ってみてください。**座ったときに窮屈なところがあれば、そこだけ替えます。1週間あれば、小物を1つ足すくらいの準備は十分に間に合います。
よくある行き違い
**「平服なら、普段着でいい」。**平服は礼服でなくてよいという意味で、普段着という意味ではありません。ワンピースに光る小物を1つ、が目安です。
**「妊娠中は、華やかにしないほうがいい」。**華やかさを控える必要はありません。形で出しにくいぶん、生地の光と顔の近くの小物で出せば、会の日らしい服になります。
**「ドレスアップの会は、ドレスを買わないと出られない」。**手持ちのワンピースに、光のある羽織りと小物を2つ足せば、3段に近づけられます。新しく買うのは、それで届かないときだけで構いません。
**「黒を着ておけば、どの会でも無難」。**夜の暗めの照明では、黒が背景に溶けることがあります。黒を着るなら、顔のまわりに光るものを1つ足してください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 「平服でお越しください」とある会に、妊娠中は何を着ればいいですか
- 平服は、普段着という意味ではなく、礼服ほどかしこまらなくてよい、という意味で使われることが多い言葉です。華やかさの4段で言えば2段、つまりワンピースか、きれいめの上下に、光る小物を1つ足すくらいが目安です。妊娠中なら、手持ちのマタニティワンピースに、耳元か首元の光る小物を1つと、靴かかばんのどちらかを会の日らしいものに替えれば、2段に届きます。会場がホテルなら、生地に少し光のあるものを選ぶと周りとなじみます。
- Q. 妊娠後期で着られるドレスがありません。ドレスアップの会は断るべきですか
- 断る前に、段の上げ方を形から素材と小物に移せるかを考えてみてください。ドレスアップの会は3段が目安ですが、3段に届かせるのは、ドレスの形だけではありません。手持ちのワンピースに、光のある羽織り、光る小物を耳元と手元の2か所、会の日らしい靴を合わせると、形を変えずに3段近くまで上がります。それでも迷うときは、主催の人に、妊娠中なので楽な服で参加してよいか、ひと言聞いておくと当日の気持ちが楽になります。
- Q. 年末の会がいくつかあります。1着で回せますか
- 1着を土台にして、小物で段を変えれば回せます。土台には、無地で、首元の開きが浅く、膝が隠れる丈のワンピースを選びます。職場の忘年会なら小物を1つ、友人の会なら2つ、ドレスアップの会なら羽織りと小物を2つ、というように、会ごとに足す数を変えてください。同じ人が何度も出る会でなければ、同じワンピースで困ることはほとんどありません。同じ人がいる会が続くときは、羽織りの色を替えると、印象が変わります。
- Q. 夜の会で、黒いワンピースは暗く見えませんか
- 照明が暗めの会場では、黒い服が背景に溶けて、輪郭がはっきりしなくなることがあります。黒を着るなら、首元か耳元に光るものを1つ置いて、顔のまわりに明るい点を作ってください。黒に近い紺や深い緑、ボルドーのような色なら、暗い照明の中でも色が残ります。明るい照明の会場なら、黒のままでも困りません。会場の写真を事前に見られるなら、照明の明るさを確かめておくと選びやすくなります。
— メグラシ編集部





