マタニティウェアいつから|週数ではなく、ウエスト・前の丈・袖ぐりの3か所が出す合図で決める

マタニティウェアへの切り替えは、カレンダーではなく手持ちの服のほうが先に教えてくれます。
朝、いつも留めているボタンが留まらない。鏡を見たら前の裾だけが上がっている。腕を前で組んだら背中が引かれた。困るのはこういう場面で、これは週数の表には載っていません。
この記事は、その3つの合図を測る形に落としたものです。当てはまった数で手が変わります。
結論:合図が1つなら延ばせる、2つで下を替える、3つで本体を替える
見るのは3か所だけです。ウエストの留め具、前の裾の高さ、腕を前で組んだときの背中。
数え方が決まっているので、迷う時間がなくなります。
3つの合図|早見表
| 見るところ | やること | まだ持つ側 | 合図が出ている側 |
|---|---|---|---|
| ウエストの留め具 | 留めて指を入れる | 指が2本入る | 2本入らない・留まらない |
| 前の裾の高さ | 立って前後を比べる | 差が2cm未満 | 前が2cm以上高い |
| 腕を前で組む | そのまま10秒 | 背中が引かれない | 背中か脇に斜めの線が出る |
当てはまった数で手を決めます。
- 0〜1個|手持ちで延ばせます
- 2個|下(ウエストのあるもの)を替えます
- 3個|その日の本体を替える時期です
合図①|ウエストの留め具と布の間に、指が何本入るか
いちばん先に出る合図です。
いつものスカートかパンツを履いて、留め具を留めます。 そのまま、布と体の間に指を横にして差し入れてください。
- 指が2本すっと入る|まだ持ちます
- 1本しか入らない|合図が1つ出ています
- 留め具が届かない|合図が1つ出ています
なぜ指2本かというと、座ったときに周囲は1〜2センチぶん必要になるからです。立って測った余裕がそのまま座った状態に残るわけではありません。立って1本なら、座ると0本になります。
留め具の形でも出る早さが変わります。ボタンやホックのように一点で止まる形は、周囲がわずかに変わっただけで留まる/留まらないが切り替わります。 ゴムで一周している形は、同じ周囲でも先に伸びて受けてくれるので、合図が出るのが少し遅くなります。
合図②|前の裾は、後ろより何センチ高いか
2つめは、鏡の前に立つだけで分かります。
まっすぐ立って、トップスかワンピースの前の裾と後ろの裾を見比べます。 壁を背にして、床から裾までの高さを前と後ろで測ると、差が数字で出ます。
- 差が2cm未満|まだ持ちます
- 2〜4cm|合図が1つ出ています。上に着るもので調整できる幅です
- 4cm以上|前の丈が足りていません
この差は、布が前に回ったぶん、丈が上に持っていかれて起きます。 つまり丈が短くなったのではなく、同じ丈が別の方向に使われている状態です。だから「裾を伸ばす」ではなく「前後の差が出にくい形に替える」が手になります。
差が出にくいのは、前の着丈が後ろより初めから長く作られている形と、胸の下で切り替わって、そこから下がまっすぐ落ちる形です。切り替えの位置は、胸のふくらみが終わるところの下0〜3センチにあるものが、差を吸収しやすい高さになります。
合図③|腕を前で組んで、背中が引かれるか
3つめは上半身の合図です。
両腕を体の前で軽く組んで、10秒そのままにします。 背中の真ん中か、脇の下に斜めの線が出ていないかを見てください。
- 線が出ない|まだ持ちます
- 脇にだけ出る|合図が1つ出ています
- 背中の真ん中に出る|身頃の幅が足りていません
この合図は、前の周囲が変わると背中側の布が前に引かれて起きます。袖ぐりの深さと身頃の幅で決まるので、丈を替えても変わりません。
線が出た一枚は、前を開けて着る形に回すと使えます。前を閉じる前提の一枚が、前を開ける前提の一枚に役割を変える。 これで、替える前にもうひと回り使えます。
替える順番は、ほぼ決まっている
3つの合図は、同じ日に同時には出ません。出る順番はおおむね同じです。
| 順番 | 替わるもの | 出る合図 |
|---|---|---|
| 1 | 留め具のあるパンツ・スカート | 合図① |
| 2 | ウエストの位置が高い下 | 合図① |
| 3 | 前を閉じるワンピース | 合図② |
| 4 | 体に沿うトップス | 合図②③ |
| 5 | 上に羽織るもの | 合図③(出ないことも多い) |
買い足すなら、この順番の上からです。 下から替えれば、上はしばらくそのまま使えます。逆に上から買うと、下が足りないまま着られない上が増えます。
前が開く羽織りものは、留めない前提で使えば時期をまたいで残ります。 買い足しの列にはほとんど入ってきません。
手持ちで延ばす|合図が1つのときの3つの手
① 留め具を留めずに、上で隠す
上に着るものの丈が、留め具の位置より下に5センチ以上かかっていること。 これを満たしていれば、下の留め具を留めないまま外に出られます。5センチを下回ると、座ったときに留め具が見えます。
② ウエストの位置が低い型に持ち替える
高い位置で一周させる形より、下で支える形のほうが長く使えます。 同じ周囲でも、当たる場所が変わるだけで指2本の判定が通ることがあります。
③ 前を閉じない
合図②が出た一枚は、前を開けて着る側に回します。中に着るものを1枚足せば、前を開けたままで形が決まります。
⚠️ 合図が2つ以上出ているなら、延ばす手より替えるほうが早く済みます。延ばす手は、1つの合図を1〜2週ぶん先送りするための手です。
場面で変わるところ
職場で着る日
合図②(前の裾の差)が先に効きます。座っている時間が長いほど、前の裾は上に動きます。立って2cmの差は、座ると3〜4cmになります。 だから職場用は、ほかより1段早く替えるほうが落ち着きます。
半日以上の外出
合図①が効きます。立つ・座る・歩くを繰り返す日は、指2本の余裕が1本に感じられます。 留め具を留めずに済む組み合わせを1つ用意しておくと、その日の選択が減ります。
家で過ごす日
3つとも緩く見て構いません。家で過ごす一枚は、合図が2つ出てからで間に合います。 ここで先に替えると、外向きの組が足りなくなります。
どちらとも取れる場合
① 合図が1つだけど、それが合図③(背中)だった
順番から外れた出方です。この場合は下ではなく、その一枚だけを前開きに回してください。 ほかの下はまだ持ちます。
② 朝は指2本入ったのに、夕方に入らなくなった
1日の中で余裕が動くのはよくあることです。判定はその日のいちばん余裕がない時間に合わせます。 夕方に1本なら、合図は出ていると数えてください。
③ 3つとも出ていないのに、着ていて落ち着かない
合図の外側の理由です。丈か、色か、生地の当たりかを1つずつ見てください。合図が出ていないなら、替える理由は寸法ではありません。
産後に手持ちへ戻すときも、同じ3か所で見る
戻す側も、日付ではなく合図で決められます。見る場所は行きと同じ3か所で、向きが逆になるだけです。
- 合図③が消える|腕を前で組んでも線が出なくなる。上から戻せます
- 合図②が消える|前後の裾の差が2cm未満に収まる。ワンピースが戻せます
- 合図①が消える|留め具を留めて指が2本入る。下が戻せます
⚠️ 行きは下から替わりましたが、戻りは上からです。順番が逆になるので、「下が戻らないから全部まだ」と考えなくて構いません。上だけ先に戻す期間が普通にあります。
戻す時期そのものに正解はありません。合図が消えていない一枚を無理に着る理由もないので、3か所を見て消えたものから順に戻せば足ります。時期ごとの目安と、授乳の予定がある時期に乗ってくる別の条件(前の開きの位置、上に着るものの丈)は、下に挙げた記事に分けてあります。
よくある行き違い
「安定期に入ってから」|時期は、服が出す合図とは別の物差しです。合図は人によって出る順番も時期も違います。手元の3か所のほうが早く正確に決まります。
「大きいサイズを買えば足りる」|同じ形の大きい側は、周囲は足りても前の丈は足りません。 合図②は大きくしても解決しません。前後の丈差がある形に替えるほうが早く済みます。
「全部そろえてから切り替える」|替わる順番が決まっているので、まとめて買うと使わないものが出ます。下から、合図が出たぶんだけ足すのがいちばん無駄が出ません。
「ゴムなら何でも大丈夫」|ゴムでも、幅が狭く一点で当たる形は指2本が入りません。幅ではなく、指2本で判定してください。
装いに活かすなら
この時期は、ひと続きで着られる一枚が1つあると、朝の組み合わせが1つ減ります。 胸の下で切り替わって、そこから下がまっすぐ落ちる形が、合図②が出たあとも長く残ります。
外に出る日が週3日までなら外向きの組を2つ、週4日以上なら3つ。1組はトップス1枚と下1枚で数えます。先に足りなくなるのは下なので、下だけ1本多く持っておくと、組の数を増やさずに回せます。
まとめ
- 切り替えは週数ではなく、手持ちの服が出す3つの合図で決める
- 合図①はウエストの留め具と体の間に指が2本入るか
- 合図②は前の裾が後ろより2cm以上高いか
- 合図③は腕を前で組んで、背中か脇に斜めの線が出るか
- 1個なら延ばせる。2個で下を替える。3個で本体を替える
- 替わる順番は下が先、上が後。だから買い足しも下から
- 職場用は1段早く、家で過ごす一枚は合図2つまで待って構わない
- 判定はその日のいちばん余裕がない時間に合わせる
3か所を見るのに1分かかりません。ボタンに指を入れて、鏡で前後を比べて、腕を前で組む。 それだけです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. マタニティウェアは、いつから着ればいいですか
- 週数で決めずに、いま持っている服が出す合図で決めてください。見るのは3か所です。1つめ、いつものウエストの留め具を留めて、布と体の間に指が2本すっと入るか。2つめ、鏡の前に立って、前の裾が後ろの裾より2センチ以上上がっていないか。3つめ、腕を体の前で組んだときに、背中や脇が引かれないか。この3つのうち当てはまった数で手が変わります。1つなら手持ちで延ばせます。2つなら下だけ替えます。3つそろったら、その日の本体を替える時期です。人によって当てはまる順番も時期も違うので、目安の週数より自分の3か所のほうが早く正確に決まります。
- Q. 最初に替わるのはどのアイテムですか
- ウエストに留め具があるものからです。ボタンやホックで一点で止まる形は、周囲がわずかに変わっただけでも留まるか留まらないかが切り替わります。次が、ウエストの位置が高いスカートやパンツ。その次が、前の裾が上がって見えるようになったワンピースやトップス。上に着るものは最後まで持つことが多いので、買い足しは下から始めると無駄が出ません。前が開く羽織りものは、留めない前提で使えば時期をまたいで残ります。
- Q. 手持ちの服で、もう少し延ばすことはできますか
- 1つの合図だけが出ている段階なら延ばせます。手は3つです。1つめ、ウエストの留め具を留めずに、上に着るもので隠す。このときの上は、留め具の位置より下に5センチ以上かかる丈が要ります。2つめ、ウエストの位置が低い型に持ち替える。高い位置で一周させるより、下で支える形のほうが長く使えます。3つめ、前を閉じない。前が開く形は、閉じる前提の形より長く残ります。ただし合図が2つ以上出ているなら、延ばす手より替えるほうが早く済みます。
- Q. 何着そろえれば足りますか
- 1日に着る組の数と、洗濯を回す間隔で決まります。外に出る日が週3日までなら、外向きの組を2つと家で過ごす組を2つ。週4日以上なら外向きを3つにします。1組はトップス1枚と下1枚で数えます。先に足りなくなるのは下なので、下だけ1本多く持つと組の数を増やさずに回せます。この時期はひと続きで着られる一枚が1つあると、朝に組み合わせを考える手間が減ります。
— メグラシ編集部





