妊婦フォーマル|七五三に付き添う日は、石段と写真の立ち位置で選ぶ

**妊婦フォーマルで七五三に付き添う日は、お腹まわりの寸法より先に、参道の石段と砂利を歩ける裾と靴を決めます。**次に、写真で子どもの後ろに立つか横に立つか。この2つが決まれば、服はほとんど決まります。
七五三の母の服は、子どもの着物より一段控える装いです。結婚式のお呼ばれほどの格は求められません。そのぶん、当日いちばん手数がかかるのは、服の格ではなく歩くことと写ることです。
お祝いの場の服を、切替の高さと当日の週数から選ぶ方法はマタニティお呼ばれドレスとフォーマルにあります。この記事は、七五三の1日に絞った話です。
結論:裾・靴・羽織り・色の4つを、1日の動きから決める
| 決めること | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 裾 | 立って下を見たとき、足の甲が見える長さ | 石段で裾を持つ手が要らない |
| 靴 | かかとの接地面が広く、履き慣れたもの | 砂利の上で安定する |
| 羽織り | 前が閉まらなくても形が崩れないもの | お腹のふくらみに合わせなくていい |
| 色 | 子どもの着物より一段落とす | 写真で子どもが主役になる |
服を選ぶ順番は、裾と靴が先、色と格があとです。色と格は手持ちで調整が利きますが、裾と靴は当日の足元にそのまま出ます。
先に、七五三の1日の動きを数える
七五三の1日は、移動、参道、お参りや祈祷、撮影、食事と、場所がいくつも変わります。先に紙に書き出して、立っている時間と歩く時間を合計してください。
祈祷を受けるなら、待合で座る時間があります。写真館で撮るなら、子どもの着付けを待つあいだ座っていられます。一方で、神社の境内で家族写真を撮る日は、立ったまま待つ時間が長くなります。
合計で立っている時間が1時間を超える日は、服よりも予定を減らすことを考えてください。撮影は別の日にする、食事は家に戻ってからにする。予定が1つ減ると、服に求める条件も1つ減ります。
石段と砂利|裾は、足の甲が見える長さ
お腹が大きくなる時期は、立ったまま下を見ても足元が見えにくくなります。裾が長いと、石段を上がるたびに裾を持ち上げる手が要ります。子どもの手を引きながら、裾を持ち、手すりにも手を添える。手が足りません。
確かめ方は、家の鏡の前ではなく、服を着て立ったまま真下を見ることです。**足の甲が見えれば、その裾で石段を上がれます。**見えない長さなら、裾を少し上げるか、丈の短い服に替えてください。
ワンピースの裾がふわりと広がる形は、石段では前の裾がすねに当たって足さばきが悪くなります。広がりが大きい服は、裾が足に当たらないかを、階段を2段上がって確かめます。
靴|かかとの面と、履き慣れていること
参道の砂利は、細いかかとが沈みます。靴はかかとの接地面が広いものを選んでください。高さより、かかとが地面に当たる面の広さのほうが、砂利の上で安定します。
もう1つは、履き慣れていることです。お腹が大きい時期は足元が見えにくいので、当日初めて履く靴で段差を歩くのは避けてください。すでに持っている靴の中から、いちばん歩きやすいものを選び、色が合わなければ裾と靴の色を寄せるほうで調整します。
撮影のために靴を履き替える必要はありません。写真では、裾と靴が同じ系統の色であれば、足元に目が行きません。
写真の立ち位置|子どもの後ろか、横か
七五三の写真では、母は子どもの後ろか横に立つことが多くなります。どちらに立つかで、整える場所が変わります。
後ろに立つ場合は、首元と肩まわりだけを整えれば十分です。子どもの頭の高さから上しか写らないので、胸元の飾りや襟の色を見てください。
横に立つ場合は、全身が写ります。羽織りの前を開けたとき、中の服と羽織りの縦の線がまっすぐ下に落ちるかを、鏡で確かめてください。線が斜めに開くと、写真で母の側に目が行きます。
お腹のふくらみを写すかどうかは、家族で決めて構いません。写したくなければ、子どもを少し前に出して、母はその斜め後ろに立ちます。
羽織りは、前が閉まらなくていい
妊娠中は、上着の前を閉じようとすると、お腹のところでボタンが引っ張られます。羽織りは前を開けたまま着ることを前提に選んでください。
条件は、前を開けたときに、左右の前端がまっすぐ下に落ちることです。前端が外に反り返ったり、裾が後ろに引かれて斜めになったりする上着は、開けたまま着ると形が崩れます。ボタンのない羽織りや、前端に張りのある上着なら、開けたままでも形が保てます。
秋の境内は、日陰に入ると思った以上に冷えます。羽織りの下に薄手の重ねを1枚入れておき、寒さは羽織りの前を閉じるのではなく、中の重ねで調整してください。
色と格|子どもの着物より一段落とす
七五三の主役は子どもの着物です。母の服は、色も格も一段落としてください。
色は、子どもの着物の地色と比べて、それより明るくならないものにします。着物が赤や朱なら、母は紺、灰、落ち着いたくすみ色。着物が淡い色なら、母はそれより少し濃い色です。母の服が着物より明るいと、写真で目が母に行きます。
格は、入園式や卒園式に着るセレモニー服と同じか、少し下で構いません。光る生地や大きな飾りは、着物の横では強く見えるので避けます。
手持ちのセレモニー服が着られるか|3か所
新しく用意する前に、手持ちの服が着られるかを3か所で見てください。
- 上着の前を開けたまま着て、前端がまっすぐ落ちるか
- ワンピースの切替が、お腹のふくらみより上にあるか
- スカートやパンツのウエストに、ゴムや調整の余地があるか
3つのうち2つが通れば、手持ちで付き添えます。確かめるのは、当日の2週間前にしてください。今の寸法で確かめても、当日には変わっていることがあります。
抱っこと手をつなぐ役を、家族で分けておく
七五三の日、着物の子どもは歩きにくく、途中で抱っこをせがむことがあります。下の子がいれば、その子の手も引くことになります。
**服を決める前に、当日の役を家族で分けてください。**抱っこは家族の誰が受け持つか、母は手をつなぐだけにするのか。役が決まれば、母の服に求める動きも減ります。
鞄は、肩にかけて両手が空くものにします。お腹にかかる位置で斜めに掛けるより、片方の肩にかけて体の横に落ちる長さのほうが、歩くときに邪魔になりません。
母も着物を着るか
七五三では母も着物を着る家があります。妊娠中は、帯がお腹のふくらみにかかり、締める位置と時間を自分で選びにくくなります。
締め付ける位置と時間を自分で調整できるのは洋装のほうです。家族で着物をそろえたい気持ちがある場合も、妊娠中の七五三は洋装にして、次の機会に着物を回す家が多くあります。どうしても着物にしたいときは、着付けの前にお腹の状態を伝えて、着る時間を撮影の前後だけにするなど、時間を短く区切ってください。
どちらとも取れるとき①|前撮りと当日で週数が違う
写真だけ先に前撮りをして、お参りは当日にする家もあります。前撮りと当日で、2か月近く週数が離れることもあります。
この場合は、**前撮りの日に合わせて服を決め、当日は同じ服が着られるかを2週間前に確かめ直してください。**着られなければ、当日は写真に残らない日と考えて、裾と靴の条件だけ満たす手持ちの服で構いません。写真は前撮りで残っています。
どちらとも取れるとき②|出産予定日が近い
出産予定日が七五三の時期に近い場合は、当日の予定を家族で分けておきます。母が参加できない場合に、誰が子どもの付き添いをするか。服を決めるより先に、その段取りを決めてください。
参加する場合も、境内で過ごす時間を短くし、祈祷や撮影をどちらか1つに絞ります。服は、この記事の4つのうち、裾と靴だけを守れば十分です。
どちらとも取れるとき③|黒の礼服しかない
黒の礼服は弔事の印象が強いので、七五三にそのまま着ると重く見えることがあります。使うなら、上に明るい色の羽織りを重ねて、胸元にお祝いの小物を足してください。正面から見える面積のほとんどが羽織りになれば、黒は中の1枚として落ち着きます。
慶弔どちらにも着る1着をどう選ぶかは、マタニティ礼服に書いています。七五三のためだけに新しく揃えるより、手持ちの落ち着いた色のワンピースを見直すほうが先です。
よくある行き違い
**「妊婦のフォーマルは、お腹のサイズで選べばいい」。**七五三の日に手数がかかるのは、サイズより石段と砂利です。裾と靴を先に決めてください。
**「写真に写るから、母もきちんとした服を」。**七五三の主役は子どもの着物です。母は一段落とした色と格で、後ろか横に立つだけで十分に整います。
**「羽織りは前を閉じて着るもの」。**妊娠中は、前を開けたまま形が崩れない羽織りを選ぶほうが楽です。寒さは中の重ねで調整します。
関連記事
- マタニティお呼ばれドレスとフォーマル|切替の高さと、式当日の週数から逆算して選ぶ ── お祝いの場の服を寸法で選びたい場合
- マタニティ礼服|慶弔どちらにも着る1着を、出番の数で決める ── 黒の礼服を用意するか迷っている場合
- 妊娠中期の服装|秋冬はお腹の前に重なる枚数で決める ── 秋の普段の重ね方を知りたい場合
- 七五三の母親の服装は足元から決める ── 参道の砂利と靴をもっと詳しく見たい場合
- 七五三の家族写真は、並んだときの色数で決まる ── 家族写真の色のそろえ方を知りたい場合
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 妊娠中に七五三に付き添います。フォーマルは新しく用意したほうがいいですか
- 先に手持ちのセレモニー服が着られるかを3か所で見てください。上着の前を開けたまま着て形が崩れないか、ワンピースの切替がお腹のふくらみより上にあるか、スカートのウエストに調整の余地があるか。3つのうち2つが通れば、手持ちで付き添えます。七五三の母の服は子どもの着物より一段控える装いなので、式典ほどの格は求められません。ただ、当日の週数で寸法が変わるので、確かめるのは当日の2週間前にしてください。
- Q. 七五三の日、妊婦はどんな靴がいいですか
- 参道の石段と砂利を歩く日なので、かかとの接地面が広い靴を選んでください。高さよりも、かかとが地面に当たる面の広さのほうが、砂利の上で安定します。お腹が大きい時期は足元が見えにくくなるので、履き慣れた靴を選び、当日初めて履く靴は避けてください。撮影のために靴を履き替える必要はありません。写真では、裾と靴の色が同じ系統であれば足元は目立ちません。
- Q. 七五三の写真で、妊婦の母はどこに立てばいいですか
- 写真館でも神社でも、母は子どもの後ろか横に立つことが多くなります。後ろに立つ場合は、子どもの頭の高さから上が写るので、首元と肩まわりの色だけ整えれば十分です。横に立つ場合は全身が写るので、羽織りの前を開けたときに中の服と羽織りの縦の線がまっすぐ落ちるかを鏡で見てください。お腹のふくらみを写すかどうかは家族で決めて構いません。写したくなければ、子どもを少し前に出して、母はその斜め後ろに立ちます。
- Q. 黒の礼服しか持っていません。七五三に着ても大丈夫ですか
- 黒の礼服は弔事の印象が強いので、七五三にそのまま着ると重く見えることがあります。使うなら、上に明るい色の羽織りを重ねて、胸元に真珠ではなくブローチなどお祝いの小物を足してください。正面から見える面積のほとんどが羽織りになれば、黒は中の1枚として落ち着きます。羽織りがない場合は、七五三のためだけに新しく揃えるより、手持ちの落ち着いた色のワンピースを見直すほうが先です。
— メグラシ編集部





