メグラシ
自分を知る

顔タイプ別のベロア・ベルベット|光り方と顔の近くに置く面積で選ぶ

メグラシ編集部//読了 13分
椅子の縁にかけた深緑とワイン色のベルベットに窓の光が斜めに当たり、毛足の向きで光の帯が変わっている様子

**ベロアの服を顔の下に当てたとき、顔と服のどちらに先に目が行きましたか。**服に目が行ったなら、選んだ布の光り方か、顔の近くに置いた面積が、あなたの顔タイプと合っていません。

先に答えを置きます。顔タイプがわかっている人は、次の表で自分の行を見てください。

顔タイプ顔の近くに置く面積光り方張り・落ち感
キュート手のひら1枚分まで弱い柔らかく落ちる
アクティブキュート手のひら1枚分まで弱い〜中張りがある
フレッシュ手のひら1枚分まで弱い張りがある
クールカジュアル手のひら1枚分まで中張りがある
フェミニン面で着てよい中〜強い柔らかく落ちる
ソフトエレガント面で着てよい中やや柔らかい
エレガント面で着てよい強い落ち感がある
クール面で着てよい強い張りがある

この表は、判断の軸が3つあることを示すためのものです。面積は大人顔か子供顔かで、光り方は顔のパーツの大きさで、張りと落ち感は顔の線が曲線か直線かで決まります。結果が2つに割れている人、どの行にもはまらない人のほうが実際には多いので、後半でその決め方を厚く書きます。

同じ秋冬の毛足のある素材について、ファーやボアは顔タイプ別のファー・ボアで書きました。ファーは毛足の長さが主役でしたが、ベロアは毛足が短いぶん、光の動きが主役になります。

結論:ベロアは光り方と、顔の近くの面積で選ぶ

ベロアやベルベットは、短い毛足が一面に立った布です。毛足の向きによって光の返り方が変わるので、同じ1枚の布でも、見る角度によって明るく光ったり、深く沈んだりします。この光の動きが、顔の近くにあるとき、顔の印象に直接かぶさってきます。

顔のパーツが大きく、顔の中でパーツの存在感が強い人は、布の光が大きく動いても、顔のほうが負けません。むしろ、光の動きが顔の立体と呼応して、華やかに見えます。顔のパーツが小さめで、顔全体が柔らかく平らに見える人は、布の光が大きく動くと、そちらに目が持っていかれます。

ですから、ベロアを選ぶときに最初に決めるのは、顔の近くにどれだけの面積を置くかです。次に、その面積でどれくらいの光り方までなら顔が負けないかを決めます。最後に、布が張っているか、落ちているかで、顔の線と合わせます。色を選ぶのは、この3つが決まってからで十分です。

光り方は、布を傾けて見る

ベロアの光り方は、平らに置いて眺めてもわかりません。必ず照明の下で、布を手で少し持ち上げて傾けてください。

傾けたとき、光の帯が細くはっきりと布の上を走るものは、光が強い布です。帯の端がくっきりしていて、明るいところと暗いところの差が大きく見えます。毛足が寝ていて、表面がなめらかに整っている布はこうなります。

傾けても光の帯がぼんやり広がり、明るいところと暗いところの差が小さいものは、光が弱い布です。毛足が立っていたり、毛足の向きがそろっていなかったりすると、光が散らばって柔らかく見えます。

その間にあるものが、光が中くらいの布です。迷ったときは、傾けたときの明るいところと暗いところを見比べて、別の色に見えるほど差があれば強い、同じ色の濃淡に見えれば中くらい、ほとんど差がなければ弱い、と考えてください。

売り場の表示がベロアかベルベットかは、ここではあまり気にしなくて構いません。名前が同じでも、織り方や仕上げで光り方はまったく違います。見るのは名前ではなく、傾けたときの光です。

面積は、顔から布までの距離で考える

顔の近くに置く面積は、どこからどこまでを数えるかで迷うかもしれません。ここでは、あごの下から胸の上までを「顔の近く」と考えてください。鏡の前で、あごの下に手のひらを横にして当て、その下にもう1枚手のひらを並べた範囲です。

子供顔の4タイプは、この範囲に入るベロアを、手のひら1枚分までにします。襟だけがベロアになったブラウス、ベロアのリボンタイ、細いベロアのチョーカー、ベロアのヘアアクセサリーなどです。ベロアのトップスを着るなら、首元を大きく開けて、顔のすぐ下は肌か別の素材にします。

大人顔の4タイプは、この範囲全体をベロアにして構いません。ベロアのタートルネック、ベロアのジャケット、ベロアのワンピースを、首元から着られます。顔のパーツの存在感が、布の面積に負けないからです。

顔から遠い場所、つまりスカートやパンツ、靴、バッグは、どの顔タイプでも面積を気にせずに使えます。ベロアを着たいけれど顔の近くは難しい、と感じる人は、まず顔から遠い場所から始めてください。

子供顔の4タイプ|顔の近くは手のひら1枚分まで

キュート、アクティブキュート、フレッシュ、クールカジュアルの4タイプは、顔の中でパーツが下のほうに集まり、顔の縦の長さがやや短く見える子供顔です。顔の印象が柔らかく若々しいぶん、顔の近くで強い光が大きく動くと、服のほうが大人びて見え、顔とのつり合いが崩れます。

この4タイプに共通する答えは、顔の近くのベロアは小さく、光は弱めに、ということです。そのうえで、4タイプの中でも違いがあります。

キュートの人は、曲線が多い柔らかい顔立ちなので、毛足の柔らかい、光の弱いベロアを小さく使うのが合います。丸いえりのベロア、ベロアのリボン、くるみボタンのように、形にも丸みがあるものです。

アクティブキュートの人は、子供顔の中でも直線が多く、目や眉がはっきりしています。光は弱めから中くらいまで使えますが、布は張りのあるものを選んでください。ベロアのキャップや、角のあるベロアのバッグのように、形がはっきりしたものが合います。

フレッシュの人は、直線が多く、すっきりした爽やかな顔立ちです。光の弱い、表面が平らに整ったベロアを、細い線で使います。細いベロアのリボンタイや、ベロアのパイピングが入ったジャケットのように、面ではなく線で取り入れると、顔の爽やかさを残せます。

クールカジュアルの人は、子供顔でも直線が強く、きりっとした印象です。光は中くらいまで使えます。ベロアのパンツや、ベロアのスニーカーなど、顔から遠い場所に張りのあるベロアを置くと、もっとも似合いやすくなります。

大人顔の4タイプ|面で着てよい、光は1色に

フェミニン、ソフトエレガント、エレガント、クールの4タイプは、顔の縦の長さがあり、パーツが顔全体に広がって見える大人顔です。パーツそのものの存在感があるので、顔の近くにベロアを面で置いても顔が負けません。

ただし、面で着る場合は、光る色を1色に絞ってください。ベロアのトップスに光るアクセサリー、さらに光るバッグを重ねると、光がばらけて、顔のまわりに目の行き場所が増えすぎます。光はベロア1枚に任せ、ほかは光の弱いものでまとめると、顔とベロアが自然に一体になります。

フェミニンの人は、曲線の多い華やかな大人顔です。光は中くらいから強めまで使え、布は柔らかく落ちるものが合います。ドレープのあるベロアのブラウスや、ギャザーの入ったベロアのワンピースがよく似合います。

ソフトエレガントの人は、フェミニンとエレガントの間にいる、柔らかさと品のある顔です。光は中くらい、布はやや柔らかい程度が合います。ベロアのカーディガンや、ベロアのタイトスカートのように、形は穏やかで、表面に深みのあるものです。

エレガントの人は、大人顔で曲線と直線がほどよくまじった、華やかで落ち着いた顔立ちです。光の強いベルベットを、落ち感のある形で着てください。ベルベットのロングスカートやワンピースが、顔の華やかさとつり合います。

クールの人は、大人顔で直線が多く、シャープな印象です。光の強いベロアを、張りのある形で使います。ベロアのテーラードジャケットや、ベロアのワイドパンツのように、線のはっきりした形が合います。

曲線の顔は落ち感、直線の顔は張り

面積と光り方が決まったら、最後に布の張りと落ち感を合わせます。これは、顔の輪郭やパーツに曲線が多いか、直線が多いかで決まります。

曲線が多い顔とは、輪郭に丸みがあり、目が丸く、眉がゆるやかな弧を描いている顔です。キュート、フェミニン、ソフトエレガントの人がこちらに入ります。この顔には、体に沿って柔らかく落ちるベロアが合います。肩から布が垂れたときに、細かいしわが波のように出るものです。

直線が多い顔とは、輪郭やあごに角があり、目が切れ長で、眉がまっすぐな顔です。アクティブキュート、フレッシュ、クールカジュアル、クールの人がこちらに入ります。この顔には、張りがあって形を保つベロアが合います。肩から布を垂らしても、しわが少なく、面として立っているものです。

エレガントの人は、曲線と直線の両方を持っているので、どちらも着られます。迷ったら、光の強い落ち感のあるものから試してください。

布の張りと落ち感は、売り場で布の端を持ち上げて、垂れ方を見るとわかります。持ち上げた手からまっすぐ落ちて、細かいしわが出るなら落ち感、手から少し離れたところで面を保つなら張り、と考えてください。

色の濃さと光の関係|黒・紺・深緑・ワイン

ベロアの色は、光り方と組み合わせて考えると選びやすくなります。同じ光り方でも、色が濃いほど光は強く見え、色が明るいほど光は柔らかく見えるからです。

黒のベロアは、光の帯がもっともくっきり見えます。大人顔の人には華やかに働きますが、子供顔の人が顔の近くに置くと、光と影の差が強く出すぎることがあります。子供顔の人が黒を選ぶなら、光の弱い布にするか、顔から遠い場所に置いてください。

紺と深緑は、黒より光の差がやわらぐ色です。顔の近くで使いやすく、子供顔の人も光が中くらいまでなら合わせられます。直線が多い顔の人には紺、曲線が多い顔の人には深緑が、それぞれなじみやすい傾向があります。

ワインや深い赤は、光が当たったところが明るく、影のところが深く見えるので、光の動きが目立ちやすい色です。大人顔の人が面で着ると、顔の華やかさとよく合います。子供顔の人は、ワインのベロアのリボンや小さなバッグなど、小さな面積で使うのが合います。

明るい色のベロア、たとえば薄い茶色やくすんだ桃色は、光がもっとも柔らかく見えます。子供顔の人がベロアを顔の近くに置くなら、こうした明るい色から試すと失敗しにくくなります。

どちらとも取れるとき① 子供顔だが、直線が強い

ここからは、顔タイプの表にそのまま当てはまらない人の決め方です。この記事でいちばん厚く書きたかったところです。

よくあるのは、子供顔なのに、輪郭やパーツに直線が強く出ている人です。アクティブキュートかクールカジュアルと言われることが多いですが、本人の感覚では「子供っぽい服は似合わない」「でも大人っぽい服は背伸びに見える」と、どちらにも寄れずに困っています。

決め方は、面積は子供顔で、張りは直線で決めることです。つまり、顔の近くのベロアは手のひら1枚分までにとどめ、そのかわり、使うベロアは張りのある、形のはっきりしたものを選びます。ベロアの細いリボンより、ベロアの四角いえりや、ベロアのパイピングのほうが合います。

顔から遠い場所では、思い切って面で使ってください。張りのあるベロアのパンツ、ベロアのローファーやブーツは、顔の子供っぽさと服の大人っぽさをつなぐ役目をします。上半身はベロアを使わず、下半身に集めると、全身のつり合いが取りやすくなります。

どちらとも取れるとき② フェミニンとエレガントの間

もう1つよくあるのが、フェミニンかエレガントか、あるいはソフトエレガントかで迷う人です。3つとも大人顔で曲線を持つので、ベロアを面で着られることは共通しています。迷うのは、光の強さと、布の落ち感の度合いです。

決め方は、顔のパーツの大きさを見ることです。目と口が顔の幅に対して大きく、パーツの存在感が強いなら、光の強いベルベットを選んでください。エレガントに寄せた選び方です。パーツが中くらいで、顔の印象が穏やかなら、光は中くらいにとどめます。ソフトエレガントに寄せた選び方です。

落ち感は、輪郭で決めます。頬やあごに丸みがはっきりあるなら、布がよく落ちる柔らかいベロア。輪郭がすっきりしていて、丸みが目立たないなら、少し張りのある落ち感の控えめなもの。

この3タイプの間で迷っている人は、ベロアのロングスカートから試すと判断しやすくなります。顔から遠い場所なので、光や落ち感が多少ずれても顔が負けにくく、布の印象だけを確かめられるからです。

どちらとも取れるとき③ 診断の結果が2つに割れている

顔タイプ診断を何度か受けて、結果が2つに割れている人もいます。たとえば、ある日はキュート、別の日はフェミニンと言われた、というような場合です。子供顔と大人顔の両方の結果が出ているので、ベロアを面で着ていいのかどうか判断できません。

この場合は、面積と張りを、別々の軸で決めてください。面積は、顔の縦の長さとパーツの位置だけで決めます。鏡の前で、目の位置が顔の縦の真ん中より下にあるなら子供顔寄り、真ん中か上にあるなら大人顔寄りです。これで、顔の近くに置く面積が決まります。

張りと落ち感は、顔の線だけで決めます。輪郭、目、眉に丸みが多いなら落ち感、直線が多いなら張りです。

2つの軸の答えを組み合わせれば、表にない組み合わせでも答えが出ます。たとえば、目の位置は真ん中より下で子供顔寄り、線は曲線が多い、という人なら、顔の近くのベロアは小さく、布は柔らかく落ちるもの、となります。キュートと同じ答えですが、大人顔の結果も出ているなら、光は弱いものから中くらいまで上げてみてください。結果が割れている人は、1つのタイプの答えより、少しだけ広い範囲が似合うことが多いからです。

顔タイプ全体の見分け方は顔タイプ8種の比較にまとめています。

どちらとも取れるとき④ 顔の印象がメイクで大きく変わる

メイクをしているときとしていないときで、顔の印象が大きく変わる人もいます。素顔は子供顔に見えるのに、目元をしっかり描くと大人顔に見える、という人です。顔タイプ診断も、どちらの顔で受けたかによって結果が変わることがあります。

この場合は、ベロアを着る日のメイクに合わせて決めてください。ベロアを着る機会は、食事会やお呼ばれのように、ふだんより少しメイクをしっかりする日が多いはずです。その日の顔で鏡を見て、目の存在感が強くなっているなら、大人顔の答えに寄せて、顔の近くのベロアを面で使って構いません。

ふだんの日にもベロアを着たいなら、素顔に近いメイクの日の答えも別に持っておきます。同じベロアのトップスでも、メイクが薄い日は上にカーディガンを重ねて面積を減らし、メイクがしっかりした日はカーディガンを脱いで面で見せる、という使い分けができます。

メイクと服の光は、合わせて考えると決めやすくなります。目元に光る色を使った日は、ベロアの光は中くらいまでに抑えます。目元を光らない色でまとめた日は、ベロアの光を強めにしても顔のまわりが騒がしくなりません。顔のまわりで光るものは1つ、と覚えておくと迷いません。

ベロアと重ねる素材|光の強いもの同士を並べない

ベロアを着るときに、合わせる素材でも見え方が変わります。どの顔タイプにも共通するのは、光の強いもの同士を隣に並べないことです。

ベロアのトップスに、サテンのスカートを合わせると、上下で別々の光が動きます。大人顔の人でも、光の行き場所が2つに分かれて、顔に目が集まりにくくなります。ベロアを着るなら、隣に来る素材は光の弱いものにしてください。ウール、起毛した綿、マットな革などです。

反対に、光の弱いベロアを着るときは、隣に少しだけ光のある素材を置くと、全体が沈みすぎません。子供顔の人が光の弱いベロアのスカートをはくなら、上は表面にほどよい光のある細い編みのニットにする、という合わせ方です。

張りと落ち感も、隣の素材とそろえると、全身がまとまります。張りのあるベロアのジャケットには、張りのあるウールのパンツ。落ち感のあるベルベットのスカートには、柔らかく落ちるニット。顔の線に合わせて選んだ張りと落ち感を、全身で守ってください。

髪型とベロアの関係

顔の近くのベロアは、髪型によっても見え方が変わります。髪が顔のまわりにどれだけかかっているかで、ベロアの見える面積と、顔とベロアの距離が変わるからです。

子供顔の人は、髪を下ろしているほうが、顔の近くのベロアを使いやすくなります。髪が肩にかかると、ベロアの面積が減り、顔とベロアの間に髪の層が入ります。ベロアの襟やリボンを使う日は、髪を下ろすか、ハーフアップにして横の髪を残してください。

大人顔の人は、まとめ髪でベロアを面で見せると、顔とベロアが一体になって華やかに見えます。首元がすっきり見えるので、ベロアの光が首から胸にかけてなめらかにつながります。

曲線の多い顔の人は、毛先に動きのある髪型と、落ち感のあるベロアが合います。直線の多い顔の人は、まっすぐな髪か、きっちりまとめた髪と、張りのあるベロアが合います。髪型も、顔の線に合わせると、ベロアとのつながりが自然になります。

ベロアの小物から始める順番

ベロアの服を持っていない人や、初めて取り入れる人は、顔から遠い小物から始めて、少しずつ顔に近づけていくと、自分にどこまで合うかがわかります。

最初は、靴かバッグです。ベロアのパンプスや、ベロアの小さなバッグは、顔から遠いので、どの顔タイプでも合わせやすい場所です。ここで、自分が好きな色と光り方を確かめてください。

次は、スカートかパンツです。下半身にベロアを面で置いて、全身のどこにベロアがあると落ち着くかを見ます。顔から少し近づくので、光の強さが顔とつり合うかもここで確かめられます。

その次が、ヘアアクセサリーや細いリボンタイのような、顔の近くの小さなものです。子供顔の人はここまでで十分なことも多く、大人顔の人はさらにトップスやワンピースへ進みます。

この順番で進めると、どこで「服だけ目立つ」と感じたかが、自分の答えの境目になります。境目より手前で止めれば、ベロアを無理なく楽しめます。

予定ごとの置き方|食事会・お呼ばれ・職場の集まり

ベロアを着る機会は、秋の終わりから年末年始にかけての、少し改まった予定に集まります。予定ごとに、顔の近くに置く面積と光り方を少しずつ変えると、同じベロアでも場に合った見え方になります。

友人との食事会では、顔の近くの光を少しだけ増やして構いません。テーブル越しに見られる時間が長いので、顔のまわりが華やかになります。子供顔の人は、光の弱いベロアの襟やリボンを1つ。大人顔の人は、ベロアのトップスに光の弱いアクセサリーを合わせます。

結婚式などのお呼ばれでは、全身の光を1か所にまとめると上品に見えます。大人顔の人は、ベロアのワンピースやセットアップを主役にして、靴やバッグは光の弱い革にします。子供顔の人は、ベロアのバッグや靴、ヘアアクセサリーを主役にして、服は光の弱い素材でまとめます。

職場の集まりでは、ベロアを顔から遠い場所に置くのが落ち着きます。ベロアのスカートやパンツ、ベロアのパンプスです。仕事の延長で集まる場では、顔の近くに光るものがあると、服が浮いて見えることがあります。どの顔タイプでも、まず下半身から使ってください。

予定と顔タイプの合わせ方をもっと広く知りたい人は、顔タイプエレガントの秋冬の予定も参考になります。

ベロアを顔の近くに置くときの、間にはさむもの

顔の近くにベロアを置きたいけれど、面積や光の強さが自分の顔タイプの答えを少し超えてしまう、ということがあります。気に入ったベロアのトップスを手放さずに済む方法として、顔とベロアの間に別のものをはさむやり方があります。

1つめは、首元を大きく開けて、肌をはさむことです。Vネックや深いUネックのベロアなら、顔のすぐ下は肌になり、ベロアの光は顔から離れます。子供顔の人がベロアのトップスを着るなら、この形がいちばん簡単です。

2つめは、光の弱い素材の襟やストールをはさむことです。白や生成りのブラウスの襟をベロアのニットの上に出す、ウールの細いストールを首に巻く、といった方法です。ベロアの光と顔の間に、光の返らない面が入ります。

3つめは、髪で覆うことです。髪を下ろして肩にかけると、顔の横のベロアの面積が減ります。まとめ髪にすると、顔の近くのベロアがすべて見えるので、光の強いベロアを着る日は髪を下ろす、と決めておくと迷いません。

手持ちのベロアが顔から浮くときの直し方

すでに持っているベロアの服が、着ると顔から浮いて見える、という人もいると思います。手放す前に、置く場所と合わせるものを変えてみてください。

ベロアのトップスが顔から浮くなら、まずその上にカーディガンかジャケットを重ねて、見えるベロアの面積を減らします。前を開けて、胸の中央に縦長にベロアが見える程度にすると、光の動きが細い帯になり、顔に負けにくくなります。

ベロアのワンピースが浮くなら、ウエストにベルトを巻き、上半身の上からニットを重ねて、スカート部分だけがベロアに見えるようにします。顔から遠い場所にベロアを移すのと同じ効果があります。

ベロアのジャケットが浮くなら、中に着る服の色を顔の近くで明るくしてください。白や淡い色のブラウスを中に着ると、顔とベロアの間に明るい面ができ、ベロアの光が顔にかぶさらなくなります。

どの方法も、ベロアの面積を減らすか、顔とベロアの距離を空けるかのどちらかです。この2つを覚えておけば、手持ちのベロアはほとんど使い続けられます。

子供顔の人が、面で着たい日

子供顔の人でも、ベロアのワンピースやセットアップを、全身で着たい日はあると思います。顔の近くは手のひら1枚分まで、という答えを守りながら、面で着る方法があります。

1つめは、首元の形で顔との距離をつくることです。大きく開いたVネックやスクエアネックのベロアなら、顔のすぐ下は肌になり、ベロアの面は胸から下に始まります。全身がベロアでも、顔の近くの面積は小さく保てます。

2つめは、光の弱いベロアを選ぶことです。全身に面で使うなら、光がぼんやり広がる、毛足の立ったベロアにします。光の帯がくっきり動くベルベットを全身に使うと、顔より服のほうに目が行きやすくなります。

3つめは、上に羽織るものを1枚決めておくことです。ベロアのワンピースの上に、光の返らないウールのジャケットやカーディガンを羽織れば、顔の近くはウールになり、ベロアは体の中央と下半身に見えるだけになります。室内で脱いでも、首元の形が整っていれば顔とのつり合いは保てます。

この3つのうち、2つを満たせば、子供顔の人もベロアを面で楽しめます。

着るうちに光り方が変わる

ベロアは、着たり座ったりするうちに毛足が寝て、光り方が変わる素材です。買ったときは光が弱かったのに、何度か着るうちに部分的に光が強くなることがあります。とくにお尻や肘、袖口など、こすれやすい場所です。

顔の近くで使うベロアは、この変化に気をつけてください。襟や肩のあたりの毛足が寝ると、そこだけ光が強くなり、子供顔の人では顔の近くの光が答えの範囲を超えることがあります。着たあとは、柔らかいブラシで毛足の向きに沿って軽くなでて、毛足を起こしておきます。

反対に、毛足が寝て光が強くなることを生かす着方もあります。大人顔の人は、少し着込んで光が増したベロアを、顔の近くに面で置くと、新品のときより華やかに見えることがあります。

しまうときは、たたまずにハンガーにかけ、ほかの服と押し合わないように間を空けてください。押されて毛足が寝ると、そこに光の跡が残ります。光り方は、ベロアを選ぶときの答えそのものなので、長く同じ答えのまま着られるように保っておくことが大切です。

売り場で確かめる3つの動作

最後に、売り場でベロアの服を選ぶときに、鏡の前でしてほしいことを3つにまとめます。

1つめは、照明の下で服を少し傾けて、光の帯の動き方を見ることです。帯が細くはっきり動けば光が強い、ぼんやり広がれば弱い、と判断します。自分の顔タイプで使ってよい光り方の範囲に入っているかを、ここで確かめます。

2つめは、服をあごの下に当てて、鏡から1歩下がることです。鏡に近づきすぎると、顔と服を別々に見てしまいます。1歩下がって全体を見たとき、顔と服のどちらに先に目が行くかを確かめてください。顔に先に目が行けば、その服は顔になじんでいます。

3つめは、服の端を持ち上げて、垂れ方を見ることです。細かいしわが出て柔らかく落ちるなら落ち感、面を保つなら張りです。自分の顔の線が曲線寄りか直線寄りかと合わせてください。

この3つを順に確かめれば、ベロアやベルベットという名前に迷わず、自分の顔に合う1着を選べるようになります。

よくある問い

Q. ベロアとベルベットはどちらを選べばいいですか
名前より、光の返り方で選んでください。照明の下で布を傾けたとき、光の帯が細くはっきり動くものは光が強く、大人顔に向きます。光がぼんやり広がるものは光が弱く、子供顔でも顔の近くに置けます。売り場の表示がベロアでもベルベットでも、この見え方で判断して構いません。
Q. 子供顔ですが、ベロアのワンピースを着たいです
着られます。ワンピースのように面積が大きいときは、光の弱いもの、色の明るすぎないものを選び、首元を大きめに開けて顔とベロアの間に肌か別の素材をはさんでください。顔のすぐ下に光る面が来なければ、全身をベロアにしても服だけ目立つことは減ります。
Q. 顔タイプがわからないのですが、ベロアは選べますか
選べます。鏡で、目・鼻・口の大きさと位置が顔の中で下のほうに集まっているかどうかを見てください。集まっていれば顔の近くの面積を小さく、離れていれば大きくしてよい、という目安になります。そのうえで、輪郭やあごに丸みが多いか直線が多いかで、柔らかいものか張りのあるものかを決めます。
Q. ベロアを着ると老けて見える気がします
光の強いベロアを顔のすぐ下に大きく置くと、顔の影が深く見えることがあります。光の弱いものに替えるか、首元に明るい色の別の素材をはさむか、ベロアをスカートや靴など顔から遠い場所へ移してください。年齢ではなく、光と顔の距離の問題です。

— メグラシ編集部

Next Read·次に読みたい3記事
窓辺の鏡の前で、無地のカードを鏡の面に当てて顔の縦の長さを比べている女性の横顔Pick

自分を知る

顔タイプ診断 子供顔か大人顔か迷う|割れた人は服と髪で採る側を分ける

顔タイプ診断の最初の分岐で、目の位置では大人顔、頬の丸みでは子供顔と割れて止まる人へ。無理に一方へ寄せるのではなく、割れたまま使います。服の丈と柄の大きさは顔の縦横比で、前髪と襟の高さは目の位置で、素材の質感は頬で採る。3つの測り方と、割れたときに何をどちら側で決めるか、どちらとも取れない数字が出たときの決め方、年齢で測り直す時期までを、自分で測れる形で書きました。

続きを読む
窓辺で小さな手鏡を見ながら、眉と目の間に人差し指を横に当てて幅を測っている女性の横顔

自分を知る

顔立ちが薄いと顔タイプが決まらない|パーツより余白の幅で先に決める

顔立ちが薄くて、顔タイプ診断の質問にどれも『どちらでもない』と答えてしまう人は、目や口の形を見るのをやめて、余白の幅から決めると1回で落ちます。目と眉の間が指1本に収まるか、目の下からあご先までが顔の縦の半分を超えるか、あご先の角度が開いているか。この3か所はパーツが小さくても測れるので、薄い顔ほど答えがぶれません。余白で子供顔か大人顔かを決め、輪郭の曲がり方で曲線か直線かを決める順、2軸とも中間に出たときの服での確かめ方、薄い顔の人が落ちやすい4タイプの見分け、診断が割れたあとに服のどこを変えるかまで。

続きを読む
朝の洗面台で、片方の眉だけを描き終えた女性が、手鏡とアイブロウペンシルを持っている手元

自分を知る

顔タイプ診断 すっぴんとメイクで違う|眉で変わる人と目で変わる人

顔タイプ診断の結果が、すっぴんとメイク後で違う。そのときどちらを採るかは、メイクで変わったのが眉か目かで決まります。眉で変わる人はすっぴんの結果を採って眉を服に寄せる。目で変わる人はメイクしている時間の長さで決める。両方変わる人の順番まで。

続きを読む

あわせて読みたい

顔タイプ診断 子供顔か大人顔か迷う|割れた人は服と髪で採る側を分ける

自分を知る

顔タイプ診断 子供顔か大人顔か迷う|割れた人は服と髪で採る側を分ける

顔タイプ診断の最初の分岐で、目の位置では大人顔、頬の丸みでは子供顔と割れて止まる人へ。無理に一方へ寄せるのではなく、割れたまま使います。服の丈と柄の大きさは顔の縦横比で、前髪と襟の高さは目の位置で、素材の質感は頬で採る。3つの測り方と、割れたときに何をどちら側で決めるか、どちらとも取れない数字が出たときの決め方、年齢で測り直す時期までを、自分で測れる形で書きました。

メグラシ編集部/読了 9分
顔立ちが薄いと顔タイプが決まらない|パーツより余白の幅で先に決める

自分を知る

顔立ちが薄いと顔タイプが決まらない|パーツより余白の幅で先に決める

顔立ちが薄くて、顔タイプ診断の質問にどれも『どちらでもない』と答えてしまう人は、目や口の形を見るのをやめて、余白の幅から決めると1回で落ちます。目と眉の間が指1本に収まるか、目の下からあご先までが顔の縦の半分を超えるか、あご先の角度が開いているか。この3か所はパーツが小さくても測れるので、薄い顔ほど答えがぶれません。余白で子供顔か大人顔かを決め、輪郭の曲がり方で曲線か直線かを決める順、2軸とも中間に出たときの服での確かめ方、薄い顔の人が落ちやすい4タイプの見分け、診断が割れたあとに服のどこを変えるかまで。

メグラシ編集部/読了 8分
顔タイプ診断 すっぴんとメイクで違う|眉で変わる人と目で変わる人

自分を知る

顔タイプ診断 すっぴんとメイクで違う|眉で変わる人と目で変わる人

顔タイプ診断の結果が、すっぴんとメイク後で違う。そのときどちらを採るかは、メイクで変わったのが眉か目かで決まります。眉で変わる人はすっぴんの結果を採って眉を服に寄せる。目で変わる人はメイクしている時間の長さで決める。両方変わる人の順番まで。

メグラシ編集部/読了 9分
ソフトエレガント かわいくない|薄い・固い・浮くで直す所が違う

自分を知る

ソフトエレガント かわいくない|薄い・固い・浮くで直す所が違う

ソフトエレガントで「かわいくない」と感じるとき、その中身は3つに分かれます。人と並ぶと印象が薄いのか、きちんとしすぎて固いのか、甘い服を着ると浮くのか。薄いなら明るさの差、固いなら線の向き、浮くなら装飾の大きさ。直す所は1つずつ違います。

メグラシ編集部/読了 9分
顔タイプフェミニンに似合うニット|秋冬は編み目と毛足の長さで選ぶ

自分を知る

顔タイプフェミニンに似合うニット|秋冬は編み目と毛足の長さで選ぶ

顔タイプフェミニンのニットは、顔の近くを細かめの編み目と短い毛足にして、華やかさは曲線の編み柄で1つだけ足すと顔と服がつながります。10cmに入る編み目の数と、横から光にかざした毛足の長さという測れる境目で、手持ちのニットの仕分け方と、ソフエレ寄り・キュート寄りで迷う場合の決め方まで書きました。

メグラシ編集部/読了 17分
顔タイプ診断は前髪とメイクを外すとわかりやすい|素顔で測る3か所

自分を知る

顔タイプ診断は前髪とメイクを外すとわかりやすい|素顔で測る3か所

顔タイプ診断の結果が毎回揺れるのは、前髪とメイクが2つの軸を動かしているからです。前髪を上げて眉とアイラインを落とした素顔で3か所を測り、いつもの顔との差を見て、服とメイクのどちらに結果を使うかを決める手順をまとめました。

メグラシ編集部/読了 22分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込