中顔面の縦は動かないが、そこに入る横線の本数は選べる|眉下から鼻下÷顔の縦が0.35を超えたら線を1本に絞る

中顔面の長さ、つまり眉の下端から鼻の下までの縦は、髪型では変わりません。 骨と軟骨の位置だからです。
変わるのは、その区間を横切る線が何本入るかです。線が3本あれば区間は4つに割れ、0本なら区間はひとつづきに読まれます。
先に測る比を1つ決めます。そこから、線を何本にするかが決まります。
測るのは M ひとつ
M=(眉の下端から鼻の下までの縦)÷(生えぎわからあご先までの縦)
0.30〜0.40に収まる人が多い数字です。0.35を境目にします。
| M | 状態 | 線の本数 |
|---|---|---|
| 0.30未満 | 区間が短い | 2本まで入れられる |
| 0.30〜0.35 | 中間 | 1〜2本 |
| 0.35超 | 区間が長い | 1本に絞る |
M自体は良し悪しではありません。区間が長ければ、そこに入れる線の数を減らしたほうが、上下の区間の長さがそろう。 それだけの関係です。
4本の水平線を引く
正面写真を使います。髪を全部上げ、あごを引かず、カメラを顔の高さに置いて50cm以上離して撮ってください。
- 生えぎわ ── 額に力を入れてしわが寄る位置の、いちばん上
- 眉の下端 ── 毛の下端ではなく、眉の骨の下の縁
- 鼻の下 ── 鼻の穴の下の縁と、上唇の境目
- あご先 ── 下唇の下からたどって、いちばん下
生えぎわは人によって決めにくい場所です。しわが寄る位置で取ると、測り直しても同じ数字が出ます。
M を出す
2本目と3本目の間隔を、1本目と4本目の間隔で割ります。写真上のcmで構いません。
たとえば眉下から鼻下が6.2cm、生えぎわからあご先が17.5cmなら、M=0.354。0.35を超えているので、線は1本に絞る側です。
境目の前後0.01は、どちらとも取れます。 0.34〜0.36の人は、次の章の数え方をしてから決めてください。実際に何本入っているかのほうが、判断としては強く効きます。
区間を横切る4つの線
眉の下端と鼻の下のあいだに入りうる線は、4つあります。
| 線 | どこにできるか | 動かす方法 |
|---|---|---|
| 前髪の下端 | 額から目にかけて | 乾かす向き・切る長さ |
| サイドの毛が頬に触れ始める高さ | 耳の前 | 耳にかけるかどうか |
| メガネの下枠 | 目の下 | フレームの形を替える |
| イヤリングの下端 | 耳たぶの下 | 長さを替える |
鏡の前で正面を向き、この4つのうちいくつが区間の中に入っているかを数えてください。数えるのは1回で足ります。
Mが0.35を超えていたら、1本に絞る
区間が長い人ほど、線を増やすと割れる数が増えます。4つの区間はそれぞれ短くなり、どこが中心なのか読み取りにくくなります。
残すのは1本だけ。 残す線は、朝に触る回数が少ないほうを選びます。
前髪の下端は、乾かす向きで毎日1〜2cm動きます。サイドの毛の始点は、耳にかけるかどうかで一気に変わります。メガネとイヤリングは、その日の選択で決まります。日ごとに動きにくいほうを残してください。
小物から外す
3本以上入っているときは、小物から手をつけます。その日のうちに変えられるからです。
イヤリングは2択です。耳たぶに収まる粒にして区間より上で終わらせるか、鼻の下より低い位置まで落ちる長さにするか。中間の長さだけを外します。
メガネも2択です。下枠が眉の下端より上で終わる形か、下枠が鼻の下に届く大きさの形か。目の下で終わる下枠だけを外します。枠のない形も、レンズの下端が同じ働きをするので、同じ基準で見てください。
2つとも外してから、残った髪の線を数え直します。
前髪の下端を残すとき
前髪を残すと決めたなら、下端の高さを1つに固定します。
眉の下端より上で終わらせるか、鼻の下より下まで届かせるかの2択です。区間の外へ出すという意味では同じで、上下どちらでも構いません。
上で終わらせる場合、下端が眉の下端から1.5cm以上、上にあると安定します。ぎりぎりの高さだと、乾かし方で毎日区間に入ったり出たりします。
下まで届かせる場合は、目にかからない範囲で横へ流します。中央で分けて左右へ流すと、下端の位置が左右で違ってきます。片側へ寄せると1本にまとまります。
サイドの毛の始点を残すとき
サイドを残すなら、頬に触れ始める位置を毎日同じ高さにします。
やり方は1つです。耳にかけるかかけないかを、その日の途中で変えないこと。 かけたり外したりすると、始点が3〜5cm上下します。
かけないと決めたなら、毛束の幅を1.5cm以上とって1本にまとめます。細い毛が2本3本と散ると、始点も2つ3つになります。乾かすときに前へ1回で流し、毛先まで指を通してください。
かけると決めたなら、両側かけるか片側だけかを固定します。片側だけにすると、左右で始点の高さが変わるぶん、正面から見たときの線は1本に読まれます。
Mが0.30未満のとき
区間が短い人は、線を2本まで入れられます。区間が3つに割れても、ひとつずつが極端に短くなりません。
このとき使える形が増えます。前髪の下端を区間の中に置いたまま、イヤリングの下端も区間の中に入れられます。 上下2本の線が、区間の上寄りと下寄りに分かれていれば、真ん中の区間がいちばん長く残ります。
2本を近づけないことだけ気をつけてください。1cm以内に2本並ぶと、そこが1本の太い線として読まれ、残りの区間が上下に大きく分かれます。
2本の間隔は、区間の長さの3分の1以上あけると安定します。眉下から鼻下が6cmの人なら、2本を2cm以上離すということです。この間隔なら、片方が1cm動いてももう一方と重なりません。前髪の下端が毎日1〜2cm動くことを考えると、余裕はこれくらい要ります。
朝に線が動く量
線の位置は、切らなくても毎日動きます。動く量はおおむね決まっています。
| 線 | 1日で動く幅 | 原因 |
|---|---|---|
| 前髪の下端 | 1〜2cm | 乾かす向き・根元の起き方 |
| サイドの始点 | 3〜5cm | 耳にかけるかどうか |
| メガネの下枠 | 0.5cm | かける位置の高さ |
| イヤリングの下端 | 0cm | 選んだ時点で決まる |
いちばん動くのはサイドです。耳にかけるかどうかを毎朝決め直していると、区間の中の線の本数が日によって変わります。
7日間、かけるかかけないかを固定してみてください。それだけで、日ごとの見え方の差はかなり小さくなります。
M が境目(0.34〜0.36)のとき
計算した値が境目の前後に来ることがあります。ここは比だけでは決まりません。
実際に何本入っているかを数えるほうを優先してください。 数えて3本以上なら、Mがいくつでも減らす価値があります。1本以下なら、そのままで構いません。
比は撮り方で0.01〜0.02動きます。カメラの高さが顔より低いと、眉の下端が上に、鼻の下が下に写って、Mが大きく出ます。境目に来たときは、カメラの高さを合わせてもう1枚撮ってから計算し直してください。2回とも同じ側に出たほうを採用します。
線を0本にするとどうなるか
1本に絞る先へ進んで、0本にする人もいます。前髪を作らず、サイドの毛も耳の後ろへ回し、小物も区間の外へ出す形です。
このとき、眉の下端から鼻の下までが、ひとつづきの面として読まれます。 途中に区切りがないので、面の縦がそのまま長さになります。
1本入れた場合は、上下2つの区間に分かれます。どちらが良いという話ではありません。ひとつづきの面と、2つに分かれた面のどちらを選ぶかです。Mが0.35を超えている人は、1本にすると上下の区間の長さがそろいやすくなります。0本と1本を1週間ずつ試して、朝の手数が少ないほうを残す、という決め方でも構いません。
撮って確かめる
決めたあと、同じ条件で1枚撮ります。カメラは顔の高さ、50cm以上離して、あごを引かずに正面。
写真の上で眉の下端と鼻の下に線を引き、そのあいだを横切っている線を数えてください。数えた本数が、決めた本数と合っていれば終わりです。
合っていないときは、たいてい前髪の下端が思っていた高さになっていません。鏡では正面から見ているのに、写真ではカメラの高さが少し低いと、下端が下がって写ります。カメラの高さを合わせてもう1枚撮ってください。
まとめ
中顔面の縦は動きません。動くのは、そこに入る線の本数です。
- M=眉下から鼻下 ÷ 生えぎわからあご先。0.35が境目
- 区間を横切る線は4つ。前髪の下端、サイドの始点、メガネの下枠、イヤリングの下端
- Mが0.35超なら1本に絞る。0.30未満なら2本まで入れられる
- 外すのは小物から。イヤリングとメガネはその日のうちに変えられる
- 残す1本は、朝に触る回数が少ないほうを選ぶ
顔の縦の配分は測る対象であって、直す対象ではありません。そこを横切る線を何本にするかを、その日の髪と小物で選べるだけです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 中顔面の長さは、どう測ればいいですか
- 正面の写真で水平線を4本引きます。生えぎわ、眉の下端、鼻の下、あご先です。眉の下端から鼻の下までの縦を、生えぎわからあご先までの縦で割ってください。この値をMとします。0.30〜0.40に入る人が多く、0.35が境目です。生えぎわがはっきりしないときは、額に力を入れてしわが寄る位置の上端を使うと、測り直しても同じ数字が出ます。眉は毛の下端ではなく、眉の骨の下の縁で取ります。
- Q. 中顔面を短く見せることはできますか
- 実寸は髪型では動きません。動くのは、その区間を横切る線が何本入るかです。線が3本あると区間が4つに割れて、ひとつずつが短く読まれます。線が0本だと区間はひとつづきに読まれます。1本だと、上下2つの区間ができます。どれが良いという話ではなく、区切られ方が変わるだけです。Mが0.35を超えている人は、線を1本にすると上下の区間の長さがそろいやすくなります。
- Q. 区間を横切る線とは、具体的に何ですか
- 4つあります。前髪の下端、耳の前に落とした毛が頬に触れ始める高さ、メガネの下枠、イヤリングの下端です。このうち上の2つは髪、下の2つは小物です。鏡の前で正面を向き、眉の下端から鼻の下までのあいだに、この4つのうちいくつが入っているかを数えてください。2本以上入っているなら、どれか1本を残して他を区間の外へ出します。外すのは上へでも下へでも構いません。
- Q. 前髪の下端とサイドの毛、どちらを残せばいいですか
- 朝に触る回数が少ないほうを残してください。前髪の下端は、乾かす向きで毎日1〜2cm動きます。サイドの毛の始点は、耳にかけるかどうかで一気に変わります。どちらか一方を固定できるほうを残し、もう一方を区間の外へ出すと、日ごとの見え方がそろいます。前髪を残すなら下端を眉の下端の高さより上か、鼻の下より下に置きます。サイドを残すなら、頬に触れ始める位置を毎日同じ高さにします。
- Q. 線が3本以上入っているときは、どこから外しますか
- 小物からです。イヤリングの下端とメガネの下枠は、その日のうちに位置を変えられます。イヤリングは耳たぶに収まる粒にするか、鼻の下より低い位置まで落ちる長さにするかの2択。メガネは下枠が眉の下端より上で終わる形か、鼻の下に届く大きさの形にします。小物を2つとも外してから、残った髪の線を数え直してください。それでも2本あるときだけ、髪の側を決め直します。
— メグラシ編集部





