目から下が長い面長は、目の高さからあご先が顔の縦の55%を超えている|毛先はあご先ではなく口角の高さを基準に置く

「面長で、とくに目から下が長い」というのは、顔全体の縦横比とは別の数字です。
縦横比が1.3倍でも、目から下が長い人はいます。逆に縦に長くても、長いのは目から上のほうという人もいます。この2つは別々に決まります。
ここで見るのは下半分だけです。測るのは1つ、比を出すだけで終わります。
測るのは L ひとつ
L=(目の中心からあご先までの縦)÷(生えぎわからあご先までの縦)
0.50〜0.60に入る人が多い数字です。0.55が境目になります。
| L | 状態 | 毛先の基準 |
|---|---|---|
| 0.55未満 | 上下がおおむね半々 | あご先でも口角でもよい |
| 0.55〜0.58 | 下半分が長い側 | 口角の高さを基準にする |
| 0.58超 | 下半分がはっきり長い | 口角の高さ、または鎖骨より下 |
Lは良し悪しではありません。基準をどこに置くかを決める数字です。
3本の水平線を引く
正面写真を使います。髪を全部上げ、あごを引かず、カメラを顔の高さに置いて50cm以上離してください。
1本目は生えぎわ。額に力を入れてしわが寄る位置の、いちばん上です。
2本目は両目の中心を結ぶ線。黒目の中心どうしを結びます。目尻でも目頭でもなく中心を使うのは、目の形によらず位置が安定するためです。
3本目はあご先。下唇の下からたどって、いちばん下の点です。
L を出す
2本目と3本目の間隔を、1本目と3本目の間隔で割ります。
たとえば目からあご先が9.8cm、生えぎわからあご先が17.5cmなら、L=0.56。0.55を超えているので、下半分が長い側です。
写真上のcmで構いません。同じ写真の中で完結する比なので、実寸に直す必要はありません。
縦横比と何が違うか
縦横比は顔を囲む四角の形を表しています。四角が縦に長いかどうかは分かりますが、縦のどこが長いかは表せません。
目から上が長い人は、前髪の下端の高さや分け目の位置が効きます。目から下が長い人は、毛先の終端の高さが効きます。
同じ「面長」でも手を入れる場所が別です。縦横比を出したあとにLを出しておくと、どちらから触ればいいかが決まります。縦横比そのものは顔の形診断にあります。
あご先を基準にすると起きること
毛先をあご先の高さで終わらせると、毛先の線と輪郭の下端が同じ高さに並びます。
あご先は輪郭が終わる点です。そこにもう1本の端点が集まると、短い区間に線が2つ重なります。重なった場所は区切りとして読まれます。
Lが0.55を超えている人ほど、この区切りが下寄りに来ます。目から下の区間が、その1点でまとめて終わったように見えるということです。これは起きることの説明であって、良し悪しの話ではありません。
口角の高さを基準にする
Lが0.55を超えているなら、基準を上げます。使うのは口角の高さです。
口を閉じた状態で、左右の唇の端を結ぶ水平線。あご先と鼻の下の中間あたりに来ることが多い高さです。
この高さに毛先の終端を置くと、目から下の区間の途中に線が1本入ります。区間が上下2つに分かれるので、下端の1点に線が集まりません。
ただし、口角の高さに毛先を「ぴったり合わせる」必要はありません。むしろ避けてください。この高さを基準にして、上下1.5cm以内に置く。 その幅を持たせます。
理由は、毛先が乾かし方で1〜2cm動くからです。ぴったり合わせると、動いた日に基準から外れます。幅を持たせておけば、動いても範囲内に収まります。
3cmの幅というのは、切るときの余裕でもあります。切ってから乾かすと、思っていたより1cm短く仕上がることがよくあります。基準の高さちょうどを指定すると、乾いた時点で上へ外れます。基準から1cm下を狙って切ると、乾いたときにちょうど範囲の真ん中に来ます。
口角より下へ置きたいとき
長さを変えたくない、という場合もあります。そのときは下へ抜きます。
あご先から3cm以上下へ離してください。 首の途中で終わらせるということです。3cm離れていれば、あご先の点と毛先の線は別の高さとして読まれます。
いちばん外したいのは、あご先の高さの前後1.5cmの帯です。その帯だけ避ければ、上でも下でも構いません。
前髪の下端との関係
Lが0.55を超えている人は、上半分が相対的に短くなっています。ここに前髪の下端を置くと、上半分がさらに2つに割れます。
上半分に線を入れるかどうかは、下の基準を決めてから考えてください。 順番が逆だと、上下の両方に線が入って区間が4つになります。
前髪を作るなら、下端を眉の下端から下へ1cm以内に置くと、上半分の割れ方が小さくなります。額に残す縦の長さの決め方は面長の前髪にあります。
結んだときの扱い
髪を結ぶと、毛先は首の後ろか横に来ます。正面から見える線ではなくなるので、毛先の基準は使えません。
代わりに効くのがおくれ毛の終わる位置です。おくれ毛の先端をあご先の高さで終わらせると、下ろしているときと同じことが起きます。
口角の高さか、あご先より3cm下のどちらかで終わらせてください。おくれ毛は細いので、下ろした髪より1cm短めに見積もると、乾いたときにちょうど収まります。
顔まわりの毛が触れる範囲
毛先の終端とは別に、顔まわりの毛が頬に沿う範囲も見ておきます。
Lが0.55を超えている人では、頬に沿う区間が長くなりがちです。耳の前から口角の高さまでで区間を終わらせると、下半分の中に線が1本だけ入る形になります。
口角より下まで沿わせると、輪郭の縁と髪の縁が長く並びます。並ぶこと自体は問題ではありませんが、毛先の終端と合わせて線が2本になるので、どちらか一方にしてください。
どちらを取るかは、朝の手数で決まります。顔まわりの毛を口角の高さで終わらせるには、乾かすときに毛先を外へ向けて縁から離す操作が要ります。毛先の終端のほうは、切った長さで決まるので朝の操作が要りません。手数を減らしたいなら、顔まわりの毛は耳の後ろへ回して、毛先の終端だけで線を1本つくる形にしてください。
L が0.55ちょうどのとき
境目に乗ることがあります。0.54〜0.56の帯は、どちらとも取れます。
このときは口角の高さを基準にするほうを選んでください。 理由は、外したときの影響が小さいからです。
口角を基準にして毛先を置いた場合、Lが0.55未満だったとしても、区間の途中に線が1本入るだけで済みます。逆にあご先を基準にして、実はLが0.55を超えていた場合は、下端に線が2本重なります。どちらに転んでも損が小さいほうを選ぶ、というだけの理由です。
上半分が長い人との違い
Lが0.50を下回る人は、目から上のほうが長い型です。動かす場所が変わります。
効いてくるのは前髪の下端と、分け目の位置です。 上半分の中に線を1本入れるかどうか、入れるならどの高さか、という話になります。
毛先の終端は、上半分が長い人にとってはあまり効きません。目から下が短いぶん、毛先がどこで終わっても区間の中の割合が大きく変わらないからです。同じ「面長」でも、Lによって触る場所が入れ替わります。
横から見たときの下半分
正面のLとは別に、横から見たときの下半分の見え方があります。ここは奥行きの話です。
あご先が前へ出ているか、引いているかで、あご先の点の位置が変わります。引いている人は、正面から見たあご先の位置が写真では少し上に来ます。 そのぶんLが小さく出ます。
真横から1枚撮って、耳の穴の真下からあご先までの水平距離を見てください。この距離が大きいほど、正面のLは実際より小さく出ています。距離が3cm以上ある人は、正面のLに0.01を足して読むくらいでちょうど合います。
1回で終わらせる手順
- 正面から1枚撮る。カメラは顔の高さ、50cm以上離す
- 生えぎわ・目の中心・あご先に水平線を3本引く
- 目からあご先を、生えぎわからあご先で割って L を出す
- 0.55を超えていたら、毛先の基準を口角の高さへ移す
- 口角の高さの上下1.5cm以内か、あご先より3cm下に置く
Lは日ごとに動きません。1回測ってメモに残せば足ります。
まとめ
目から下が長いかどうかは、Lという1つの比で決まります。
- L=目の中心からあご先 ÷ 生えぎわからあご先。0.55が境目
- 0.55を超えたら、毛先の基準をあご先から口角の高さへ移す
- あご先の高さの前後1.5cmの帯だけを外す。上でも下でもよい
- ぴったり合わせず、基準から上下1.5cm以内という幅で考える
- 結んだ日は、おくれ毛の終わる位置で同じ判断をする
顔の縦の配分は測る対象であって、直す対象ではありません。どの高さに線を1本置くかを選べるだけです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 「目から下が長い」かどうかは、どう測りますか
- 正面写真に水平線を3本引きます。生えぎわ、両目の中心を結ぶ線、あご先です。目の線からあご先までの縦を、生えぎわからあご先までの縦で割ってください。この値をLとします。0.50〜0.60に入る人が多く、0.55が境目です。顔全体の縦横比とは別の数字なので、縦横比が1.3倍でもLが0.57という人はいます。逆に縦に長くてもLが0.52なら、長いのは目から上のほうです。
- Q. 縦横比で面長と出た場合と、何が違いますか
- 動かす場所が違います。縦横比は顔を囲む四角の形を表していて、縦のどこが長いかは表せません。目から上が長い人は、前髪の下端の高さや分け目の位置が効きます。目から下が長い人は、毛先の終端の高さが効きます。同じ面長でも手を入れる場所が別なので、縦横比のあとにLを出しておくと、どちらから触ればいいかが決まります。
- Q. 毛先をあご先の高さで終わらせると、何が起きますか
- 毛先の線と輪郭の下端が同じ高さに並びます。あご先は輪郭の終わる点なので、そこにもう1本の端点が集まると、短い区間に線が2つ重なります。重なった場所は区切りとして読まれ、目から下の区間がそこで終わったように見えます。Lが0.55を超えている人ほど、この区切りが下寄りに来ます。口角の高さで終わらせると、区間の途中に線が入るので、下側が2つに分かれます。
- Q. 口角の高さというのは、正確にはどこですか
- 口を閉じた状態で、左右の唇の端を結ぶ水平線です。あご先と鼻の下のちょうど中間あたりに来ることが多い高さです。毛先の先端をこの高さに合わせるのではなく、この高さを基準にして上下1.5cm以内に置く、という使い方をします。ぴったり合わせようとすると、乾かし方で1〜2cm動くたびに基準から外れます。幅を持たせて考えてください。
- Q. 髪を結ぶときはどうしますか
- 結ぶと毛先の位置が変わるので、基準も変わります。1つに結んだときの毛先は首の後ろか横に来るので、正面から見える線ではなくなります。このとき効くのは、おくれ毛の終わる位置です。おくれ毛の先端をあご先の高さで終わらせると、下ろしているときと同じことが起きます。口角の高さか、あご先より3cm下のどちらかで終わらせてください。
— メグラシ編集部





