キツネ顔のメイク|目尻の上がりと頬の高さで足す丸みを決める

**キツネ顔のメイクは、目尻がどれだけ上がっているかと、頬のいちばん高い点がどこにあるかの2つで、足す丸みの量が決まります。**目尻の上がりが目の幅の5分の1を超え、頬の高い点が小鼻の上端より上にあるなら、丸みを多めに。どちらか1つだけなら、その場所にだけ足します。
キツネ顔の魅力は、切れ長の目元とすっきりした頬の線が作る、凛とした印象です。メイクでやわらかく見せたい日があっても、全部の場所に丸みを足すと、その良さまで消えてしまいます。線の印象を作っている場所は人によって違い、目尻の上がりが強い人もいれば、頬骨の高さが効いている人もいます。
この記事では、目尻の上がりと頬の高さを鏡と写真で測る方法、その組み合わせで丸みを足す場所と量を決める方法、そしてどちらとも取れるときにどうするかを順に書いていきます。キツネ顔の輪郭そのものの見方はキツネ顔の輪郭は直線の数で見るに、ネコ顔との違いはネコ顔とキツネ顔の違いにまとめています。
結論:目尻と頬の2つを測って、強く出ているほうにだけ丸みを足す
先に、2つの測り方の結果と、丸みを足す場所の対応を並べます。表は組み合わせの軸を示すだけで、具体的な置き方はこのあとの見出しで書きます。
| 目尻の上がり | 頬の高い点 | 丸みを足す場所 |
|---|---|---|
| 目の幅の5分の1以上 | 小鼻の上端より上 | 目元と頬の両方 |
| 目の幅の5分の1以上 | 小鼻の上端あたりか下 | 目元だけ |
| 5分の1未満 | 小鼻の上端より上 | 頬だけ |
| 5分の1未満 | 小鼻の上端あたりか下 | 足さなくてよい |
丸みを足すのは、測って強く出ている場所だけです。強く出ていない場所にまで丸みを足すと、顔全体が平たくぼやけて見え、キツネ顔の線の良さが消えます。
いちばん下の行の人は、目尻も頬もそれほど強く出ていないのに、キツネ顔と言われる人です。その場合、線の印象は眉か輪郭から来ていることが多いので、眉の角度だけを見直せば足ります。
測る:目尻の上がりは、目の幅の何分の1か
最初に、目尻の上がりを測ります。目の印象は顔の中でいちばん強いので、ここが分かると、メイクの半分は決まります。
写真を撮る
前髪を上げ、アイラインと眉を描かない状態で、正面から写真を撮ります。スマートフォンを腕の長さで持つと、レンズに近い部分が大きく写るので、1mほど離れて2倍程度に拡大して撮ってください。カメラは目の高さに置き、顔はまっすぐ正面を向けます。
目頭と目尻の高さの差を測る
写真の上で、片方の目の目頭のいちばん内側の点と、目尻のいちばん外側の点を見つけます。2つの点の高さの差と、2つの点の横の距離、つまり目の幅を測ります。画面に定規を当ててかまいません。高さの差を目の幅で割った数字が、目尻の上がりの目安です。
定規がないときの目安
定規が手元にないときは、写真の上で指先を使っても見当はつきます。目頭と目尻を結んだ線を頭の中で引き、目尻の点が目頭の点よりどれだけ高いかを、目の幅と見比べてください。目の幅を5つに区切ったうちの1つぶんより高ければ、上がりははっきり出ています。スマートフォンの写真編集で、画面に格子の線を出せる機能があれば、それを使うとさらに見やすくなります。どの方法でも、顔が少しでも傾いていると数字が変わるので、両目の目頭を結んだ線が水平になっているかを先に確かめてください。
読み方
高さの差が目の幅の5分の1を超えるなら、目尻の上がりがはっきり出ていて、目元が線の印象の中心になっています。10分の1から5分の1の間なら、上がりはあるけれど、それだけで顔の印象が決まるほどではありません。10分の1に届かないなら、目元はほぼ水平で、キツネ顔の印象は目以外の場所から来ています。
左右で差があることも多いので、両方の目を測って、大きいほうの数字を使ってください。
測る:頬のいちばん高い点の位置
次に、頬のいちばん高い点を見つけます。頬骨の高さは、顔の中ほどの横の線を作り、すっきりした印象のもう1つの中心になります。
光の当たる点を探す
窓に向かって立ち、顔に正面から光が当たるようにします。頬を指でなぞって、いちばん前に出ている骨の点を探してください。光が当たって明るく見える点が、だいたいそこです。
小鼻の上端と比べる
見つけた点の高さを、小鼻のふくらみのいちばん上の高さと比べます。頬の高い点が小鼻の上端より上にあるなら、頬骨が高く、顔の中ほどに横の線がはっきり出ています。小鼻の上端あたりか、それより下なら、頬の線はそれほど強く出ていません。
目の下からの距離でも確かめる
もう1つの目安として、黒目の真下で、下まぶたの縁から頬の高い点までの距離を測ってみてください。2cmに届かないなら頬骨は高めです。3cm以上離れているなら、頬の線はやわらかく出ています。小鼻との比較と、この距離の2つが同じ側を指していれば、その結果をそのまま使います。
目元にだけ丸みを足すときのアイライン
目尻の上がりが目の幅の5分の1を超えている人は、アイラインの引き方がいちばん効きます。
目尻の端で止める
アイラインは、目尻の先まで伸ばさず、目尻の端でぴたりと止めてください。目尻の延長線上に伸ばすと、もともとの上がりがさらに延びて、切れ長の印象が強く出ます。止めるだけで、目の横の線が短くなり、やわらかさが出ます。
黒目の上を少し太くする
まつ毛の生え際に沿って細く引いたあと、黒目の真上だけを1mmほど太くします。目の縦の幅が強調されて、目全体が丸く見えます。黒目の上だけに厚みを持たせるのがコツで、目頭から目尻まで均一に太くすると、今度は目の横の線が強調されます。
下まぶたの目尻側に細く入れる
下まぶたの目尻側3分の1に、まつ毛の生え際から少し下に、細く色を入れます。アイラインと同じ黒ではなく、茶色やくすんだ赤みのある色を使ってください。目尻の下側に重さが加わり、上がりがゆるやかに見えます。
ラインの色で、線の強さを変える
アイラインの色も、線の印象を左右します。黒はいちばん線をはっきり見せるので、目尻の上がりがそのまま強く出ます。こげ茶はまつ毛の影に近い色で、線が目の縁に溶け込み、上がりの角度が目立ちにくくなります。くすんだ赤みのある茶色や、灰色がかった茶色は、さらに輪郭をやわらげます。目尻の上がりが強い人がやわらげたい日は、引き方を変える前に、色を黒からこげ茶に変えるだけでも、かなり印象が変わります。引き方と色の両方を変えると、やわらげすぎて目元がぼやけることがあるので、まずはどちらか1つから試してください。
活かしたい日は伸ばしていい
目尻の上がりを活かしたい日は、アイラインを目尻の延長線上に5mmほど伸ばしてかまいません。キツネ顔の凛とした印象が、いちばんはっきり出る引き方です。活かす日とやわらげる日を分けておけば、同じ顔で2つの表情を持てます。
まつ毛は、黒目の上を中心に上げる
アイラインと一緒に、まつ毛の上げ方も見直してください。まつ毛を目頭から目尻まで均一に上げると、目尻側のまつ毛が外に広がり、目尻の上がりが強調されます。目元に丸みを足したい日は、黒目の上のまつ毛をしっかり上げ、目尻側は軽く上げる程度にとどめます。マスカラも、黒目の上を中心に重ね、目尻側は1回だけにすると、目の縦の幅が出て、丸い印象になります。
アイシャドウは、色を置く高さと幅で丸みを足す
アイシャドウは、色を置く場所で、目の形の見え方を変えます。
黒目の上を中心に、縦に広げる
目元に丸みを足したいときは、黒目の真上を中心にして、色を縦に広げます。まぶたの縁から上に向かって、二重の幅かそれより少し上までを、黒目の上がいちばん高くなる弧の形でぼかしてください。目の縦の幅が強調されて、丸く見えます。
目尻側に横に伸ばさない
色を目尻側に横に伸ばすと、目の横の幅が強調され、切れ長が強く出ます。やわらげたい日は、目尻の端より外に色をはみ出させないようにしてください。活かしたい日は、反対に目尻側に向かって色を少し横に伸ばすと、すっきりした印象が強まります。
明るい色はまぶたの中央に
ベージュや淡い色の明るいアイシャドウを、まぶたの中央、黒目の真上に指で軽く置くと、そこに光が集まって、まぶたがふっくら丸く見えます。目尻の上がりが強い人ほど、まぶたの中央の光が効きます。細かい光の粒が入った色を使う場合も、置くのはまぶたの中央だけにして、目尻側には広げないでください。目尻に光を置くと、目の横の線がさらに明るく延びて見えます。
下まぶたにも同じ色を薄く
上まぶたに置いた色と同じ色を、下まぶたの目尻側3分の1に薄く入れると、上と下で目を囲む形になり、目の縦の幅がさらに出ます。黒目の下まで入れると、目元全体が重くなるので、目尻側3分の1までにとどめます。
眉は、眉尻の角度を目尻に合わせるか外すか
眉は、目元の線の向きをいちばん大きく動かす場所です。
眉尻の角度が、目尻の上がりと平行だと強く出る
眉山から眉尻に向かう線が、目尻の上がりと同じ角度になっていると、目元に平行な線が2本並び、切れ長の印象が強まります。キツネ顔らしさを活かしたい日は、この平行を保ってください。
やわらげたい日は、眉尻を少し下げる
やわらげたい日は、眉尻を、いつもより1〜2mm低い位置で止めます。眉山から眉尻に向かう線が、目尻の上がりよりゆるやかになり、2本の線の向きがずれて、目元がやわらかく見えます。眉山の角も少し丸く削ると、さらに曲線が足されます。
眉の太さで、線の強さを調整する
眉を細く描くと、線そのものが鋭く見え、角度の印象が強まります。太く描くと、線がやわらかく見え、角度が同じでも穏やかな印象になります。目安は、眉頭の太さを目の縦の幅の3分の2くらいにして、眉尻に向かってゆるやかに細くすることです。もともと眉が細い人は、眉頭から眉山までの下側を1mmほど描き足すと、太さが出て、目元と眉の距離も少し縮まります。目と眉の距離が近づくと、顔の上半分の余白が減り、やわらかい印象が増します。
眉山の位置で、顔の横幅も変わる
眉山を黒目の外側の真上に置くと、顔の中心寄りに山ができ、顔がすっきり細く見えます。眉山を目尻の真上まで外に寄せると、顔の横幅が出て、やわらかい印象になります。頬骨が高く、顔の中ほどに横の線がある人は、眉山を外に寄せすぎると横の線が2本重なるので、黒目の外側と目尻の間くらいに置いてください。
チークは、頬の高い点からの距離で決める
頬のいちばん高い点が小鼻の上端より上にある人は、チークの置き方がいちばん効きます。
高い点そのものには置かない
頬の高い点そのものに色を置くと、頬骨の線が強調されます。キツネ顔のすっきりした印象を活かしたい日はそれでかまいませんが、やわらげたい日は避けてください。
高い点から1cm下に、横に広がる楕円で
やわらげたい日は、頬の高い点から1cmほど下、黒目の真下あたりを中心にして、横に広がる楕円の形でチークを置きます。色は頬の内側ほど濃く、外側に向かって薄くぼかします。頬骨の線の下に丸いふくらみができるので、顔の中ほどの横の線がやわらぎます。
斜めに入れると、線が強まる
頬骨に沿って、こめかみに向かって斜めに入れるチークは、頬骨の線をなぞる形になり、すっきりした印象を強めます。活かしたい日の置き方として覚えておいてください。
チークの色は、青みより黄みか赤み
チークの色も、頬の印象を変えます。青みのある冷たいピンクは、肌の上で輪郭がくっきり出やすく、頬骨の線を強調することがあります。黄みのあるあたたかい色や、赤みのある色は、肌になじんで輪郭がぼやけ、頬にふくらみがあるように見えます。どちらが自分の肌になじむかは人によって違うので、手の甲に2色を並べて塗り、腕から少し離して見たときに、肌との境目がぼやけて見えるほうを選んでください。境目がはっきり見える色は、頬に置いたときも線として見えやすくなります。
ハイライトの場所にも気をつける
頬の高い点にハイライトを置くと、頬骨がさらに前に出て見えます。やわらげたい日は、ハイライトを頬の高い点に置かず、目の下のくぼみの少し外側か、鼻すじの上だけにしてください。
リップは、上唇の山と口角で丸みを足す
リップは、目元と頬ほど大きくは効きませんが、顔の下のほうに丸みを足したいときに使えます。
上唇の山を丸く描く
上唇の中央にある2つの山を、角を立てずに、丸い弧でつなぐように描きます。山が角張っていると口元に直線が入り、山を丸くすると曲線が入ります。輪郭を描くときは、唇の外側に1mm以内の範囲で、山の部分だけを丸く整える程度にしてください。
中央を濃く、輪郭をぼかす
唇の中央に色を濃く置き、輪郭に向かってぼかすと、口元がふっくら見えます。輪郭までくっきり塗ると、唇の形の線が強調され、すっきりした印象が強まります。
色の明るさで、口元の存在感を決める
目元に丸みを足した日は、リップを明るく淡い色にすると、顔の下半分も同じ方向にそろいます。頬だけに丸みを足した日は、リップは少し深めの色でもかまいません。頬にやわらかさがあるぶん、口元に締まりがあっても全体はきつく見えないからです。目元にも頬にも丸みを足さず、キツネ顔の線を活かす日は、輪郭まできっちり塗った深い色のリップが、すっきりした印象をいちばんきれいにまとめます。リップの色だけで迷ったら、その日に丸みを足した場所の数で決めると簡単です。2か所なら明るく、1か所なら中くらい、0か所なら深い色です。
口角の位置で表情が変わる
口角がやや下がって見える人は、下唇の口角側をほんの少し内側で止めると、口元が上を向いて見えます。キツネ顔の人は口元の線も細く出やすいので、ここに小さな上向きの線を足すだけで、表情がやわらかく見えます。
どちらとも取れるとき:目尻の上がりが境目にある
測ってみると、目尻の上がりが目の幅の5分の1ちょうどくらいで、強いとも弱いとも言えない人がいます。いちばん迷いやすいところなので、ここは丁寧に書きます。
アイラインを2通り引いて比べる
まず、目尻の端で止めるアイラインと、目尻から5mm伸ばすアイラインを、左右の目で1本ずつ引いてみてください。左右で違う引き方をした状態で、写真を撮ります。写真を見て、伸ばしたほうの目だけが顔全体から浮いて強く見えるなら、目尻の上がりは効いている側です。止めたほうの目が物足りなく、伸ばしたほうが自然に見えるなら、上がりはそれほど効いていない側です。
中間の引き方に置く
2通り引いても決まらなければ、目尻から2〜3mmだけ、水平に伸ばす引き方に置いてください。目尻の延長線上ではなく、まっすぐ横に伸ばすのがポイントです。上がりの角度は強まらず、目の横の幅だけが少し延びるので、どちらにも寄りすぎません。
決め手は、まつ毛の向き
もう1つの手がかりとして、まつ毛の向きを見てください。目尻側のまつ毛が外に向かって上がっていると、目尻の上がりが強調されます。下を向いているか、まっすぐ前に出ているなら、強調はゆるやかです。目尻の上がりが境目にいる人は、目尻側のまつ毛を持ち上げすぎず、黒目の上のまつ毛を中心に上げると、目の縦の幅が強調されて丸みが出ます。
境目にいる人は、アイラインの長さより先に、まつ毛の向きで寄せる側を選ぶと、メイクの手数を増やさずに済みます。
どちらとも取れるとき:頬の高さが境目にある
頬の高い点が、ちょうど小鼻の上端あたりにある人も迷います。
笑ったときの頬で見る
真顔のときと、軽く笑ったときの2枚の写真を撮って比べてください。笑ったときに頬の高い点が大きく上に動いて、目の下のすぐ近くまで上がるなら、表情によって頬骨が強く出る人です。この場合は、真顔の結果より、笑ったときの結果を優先して、頬の高い点から1cm下にチークを置く置き方を選んでください。人と話すときの顔は、真顔より笑っている顔のほうが多いからです。
横顔の頬の線で見る
もう1つ、横顔の写真も見ます。目の下から口の横にかけて、頬の線がまっすぐ斜めに下りているなら、頬骨の線は効いている側です。ふっくらとした弧を描いているなら、頬はすでにやわらかく見えているので、チークで丸みを足す必要はあまりありません。
チークの色の濃さで調整する
境目にいる人は、チークの置き方を1つに決め、色の濃さで寄せる側を調整すると楽です。頬の高い点から1cm下に置くのは同じにして、やわらげたい日は少し濃く、すっきり見せたい日はごく薄く。置く場所を毎日変えるより、失敗が少なくなります。
活かす日とやわらげる日を分ける
キツネ顔のメイクは、やわらかく見せることだけが正解ではありません。凛とした印象を活かしたい日もあります。
1週間の中で配分を決めておく
活かす日とやわらげる日の配分を、先に決めておくと、毎朝迷わずに済みます。たとえば、平日の5日のうち人と会う予定のある日はやわらげる日、それ以外の日と休日は活かす日、といった具合です。手帳やスマートフォンの予定に、日ごとに小さな印をつけておくと、前の晩に服を決めるときにも、メイクとの組み合わせを一緒に考えられます。最初の2週間ほど続けてみて、どちらの日のほうが過ごしやすかったかを振り返ると、自分にとっての配分が見えてきます。
予定で分ける
仕事で初対面の人と会う日、子どもの学校の行事、親しい人との食事など、やわらかい印象が助けになる日は、測って強く出ている場所にだけ丸みを足します。大事な発表の日、きちんとした会食、ひとりで出かける休日など、すっきりした印象が似合う日は、アイラインを伸ばし、チークを斜めに入れて、線を活かしてください。
変える場所は2つに絞る
活かす日とやわらげる日で、全部の場所を変える必要はありません。いちばん効くのは、アイラインの長さと眉尻の角度の2つです。この2つだけを入れ替えれば、チークとリップは同じでも、印象はかなり変わります。朝の時間も、ほとんど変わりません。
時間がない朝は、1か所だけ変える
朝の時間がなくて2か所も変えられない日は、測って強く出ていたほうの場所だけを変えてください。目尻が強く出ていた人ならアイラインを目尻で止めるだけ、頬が強く出ていた人ならチークを頬の高い点から1cm下に置くだけです。1か所でも、強く出ていた場所が変われば、顔全体の印象はちゃんと動きます。
服との組み合わせも考える
服の首元や素材も、顔の印象と組み合わさります。キツネ顔に合う服の選び方はキツネ顔に似合う服にまとめています。やわらげる日のメイクのときは、首元に丸みのある服や、やわらかい素材のものを合わせると、顔と服のつながりがよくなります。
ベースメイクとシェーディングで変わること
アイラインやチークほど目立ちませんが、肌全体の仕上げと影の入れ方も、キツネ顔の線の見え方に関わります。
仕上げの質感で、面の見え方が変わる
粉で全体をさらりと仕上げると、顔の表面の光が均一になり、骨の線がそのまま見えます。頬骨やあご先の形が、はっきり出ます。艶を残して仕上げると、顔の高い部分に光が集まり、面がふっくら見えます。ただし頬骨が高い人は、頬の高い点まで艶を広げると骨が前に出て見えるので、艶は頬の内側と額の中央にとどめてください。
シェーディングは、入れすぎない
キツネ顔の人は、輪郭がもともと細く、あご先もすっきりしていることが多いので、輪郭の外側に影を入れると、さらに線が強まり、顔が細く鋭く見えます。やわらげたい日は、シェーディングを使わないか、ごく薄く、エラの下だけにとどめてください。反対に、顔の中ほどの横幅が気になる人は、頬骨の下に細く影を入れるより、頬骨の外側にほんの少しだけ置くほうが、頬の線を強めずに横幅を整えられます。
鼻すじのハイライトは短く
鼻すじに長くハイライトを入れると、顔の中央に縦の直線が1本入り、すっきりした印象が強まります。やわらげたい日は、鼻すじのハイライトを眉間と鼻先の2点だけにするか、入れずに済ませてください。
秋冬の色で変わること
秋冬は、深い色のアイシャドウやリップを使う機会が増えます。深い色は、線の印象を強く見せる性質があります。
深い色は、置く場所を黒目の上に寄せる
茶色やボルドー、深い赤みのある色のアイシャドウを、目尻側に広げると、目の横の線が強く延びて、切れ長が強調されます。やわらげたい日は、深い色を黒目の上を中心に置き、目尻側は明るい色でぼかしてください。
深い色のリップは、中央に置く
深い色のリップを唇全体に塗ると、口元の輪郭がくっきり出て、顔全体の線の印象が強まります。中央に色を置いて輪郭に向かってぼかすと、深い色でも口元がやわらかく見えます。
肌の艶で丸みを足す
秋冬は空気が乾燥して、肌の表面がさらっと見えやすくなります。頬の高い点から少し下、チークを置く場所のまわりに、艶の出る下地やクリームを薄く重ねると、光が丸く広がり、頬にやわらかさが足されます。頬の高い点そのものに艶を置くと、頬骨が前に出て見えるので、場所はチークと同じにしてください。
マフラーやタートルネックと顔の距離
秋冬は、首元に布が増えます。首元の布は、顔の輪郭と重なって、メイクの印象と組み合わさります。
首元が詰まると、あごの線が強調される
キツネ顔の人は、あご先が細く出ていることが多く、首元を詰めたタートルネックやマフラーと重なると、あごの細さと布の直線がぶつかって、顔の下の線が強く見えることがあります。メイクでやわらげたい日は、タートルネックの折り返しを1回にして首を少し見せるか、マフラーを首からこぶし1つぶん離してゆるく巻いてください。
襟の形も、顔の線と組み合わさる
シャツやコートの襟が鋭くとがっていると、あご先の細さと同じ向きの線が首元にも入り、顔の下半分の直線が増えます。やわらげたい日は、丸みのある襟や、襟のない首元を選ぶと、メイクで足した丸みと首元の形がそろいます。反対に、キツネ顔の線を活かす日は、角のある襟がメイクの線と響き合い、すっきりした印象がいちばんきれいにまとまります。
髪型とのつながり
髪型も、顔の線の見え方を大きく変えます。頬の横に髪を残すか、耳にかけるかで、頬骨の見え方が変わります。秋冬の髪型の選び方はキツネ顔の髪型にまとめています。
写真で確かめる手順
メイクの効き方は、鏡で見るより、写真で見るほうがはっきり分かります。
同じ条件で3枚撮る
素顔、いつものメイク、この記事の置き方で丸みを足したメイクの3枚を、同じ場所、同じ光、同じ距離で撮ってください。窓に向かって立ち、1mほど離れて撮ります。
並べて比べる
3枚を並べて、目尻の上がりと頬の線がどう変わっているかを見ます。丸みを足したメイクで、目尻と頬のうち強く出ていたほうがやわらいでいて、もう一方は素顔とあまり変わっていなければ、足し方はうまくいっています。両方とも素顔よりやわらかくなりすぎて、顔全体がぼやけて見えるなら、強く出ていなかったほうの場所の丸みを減らしてください。
短い動画でも確かめる
写真は一瞬の顔しか写さないので、余裕があれば、話しているところを10秒ほど動画で撮ってみてください。人と話すときは、目が細くなったり、頬が上がったり、顔が少し横を向いたりと、形が絶えず変わります。動画で見て、話している途中に目尻のラインだけが浮いて見える瞬間が多いなら、アイラインはもう少し短くするか、色をやわらかくします。頬のチークが動くたびに位置がずれて見えるなら、範囲をもう少し広く、薄くぼかしてください。動いている顔で自然に見える置き方が、実際に人から見られている顔に近い置き方です。
笑った顔でも撮る
最後に、丸みを足したメイクのまま、軽く笑った顔も撮ります。笑うと頬が上がり、目尻の形も変わるので、真顔とは違う見え方になります。笑った顔で頬のチークが高すぎる位置に上がって見えるなら、置く位置をさらに5mm下げてください。
最後に:2つの数字と、変える2か所を残しておく
目尻の上がりが目の幅の何分の1か、頬の高い点が小鼻の上端より上か下かの2つを、スマートフォンのメモに残しておいてください。あわせて、活かす日とやわらげる日に入れ替えるアイラインの長さと眉尻の角度も書いておくと、朝に迷う時間が減ります。
キツネ顔のすっきりした線は、消すものではなく、場所を選んで残すものです。測って強く出ている場所にだけ丸みを足せば、凛とした良さはそのままに、やわらかく見せたい日にも応えられます。輪郭の影の入れ方はエラをなくすメイクにもまとめています。
よくある問い
- Q. キツネ顔ですが、アイラインは引かないほうがいいですか
- 引いてかまいません。変えるのは、引く場所と長さです。目尻の上がりが強い人は、目尻の先まで伸ばさずに目尻の端で止め、黒目の上だけを少し太くすると、目の縦幅が出て丸みが足されます。目尻の上がりがゆるやかな人は、目尻から2〜3mm水平に伸ばしても強くなりすぎません。
- Q. やわらかく見せたいのですが、チークをどこに置けばいいかわかりません
- 頬のいちばん高い点を鏡で探して、そこから1cm下、黒目の真下あたりを中心に、横に広がる楕円で置いてください。頬の高い点そのものに色を置くと、頬骨の線が強調されて、すっきりした印象のほうが前に出ます。
- Q. 切れ長の目を活かしたい日と、やわらかく見せたい日で、変えるのはどこですか
- いちばん効くのはアイラインの長さと眉尻の角度の2つです。活かす日はアイラインを目尻の延長線上に伸ばし、眉尻も目尻の上がりと平行に。やわらげる日はアイラインを目尻で止め、眉尻を少し下げます。チークとリップは同じままでも、印象はかなり変わります。
- Q. 秋冬の深い色のアイシャドウを使うと、目元がきつく見えます
- 深い色を置く場所を、目尻側に寄せず、黒目の上を中心にしてください。目尻側に深い色を広げると、目の横の線が延びて切れ長が強く出ます。黒目の上に置くと、目の縦の幅が強調されて丸みが出ます。下まぶたの目尻側3分の1に同じ色を細く入れると、さらにやわらぎます。
— メグラシ編集部





