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中性的な顔のメイク|眉の角と唇の輪郭で秋冬の寄せ先を決める

メグラシ編集部//読了 15分
秋の窓辺の化粧台で、女性の手が細い茶色の眉ペンシルと深いれんが色の口紅を手にしている手元のアップ

**鏡の正面に立って、眉山がいまどこにあるかを指で押さえてみてください。**黒目の外側の端の真上ですか、それとも白目の外側の端の真上に近いですか。

中性的な顔のあなたは、メイクで甘さと辛さのどちらにも寄せられる顔立ちです。ただし、寄せる場所は眉か唇のどちらか1か所だけにしてください。眉で寄せると決めた日は唇を真ん中に、唇で寄せると決めた日は眉を真ん中に置きます。これだけで、可愛くしようとして子どもっぽくなる、かっこよくしようとして男の子っぽくなる、という行き来がなくなります。

秋冬は、リップや眉の色が深くなり、肌の上での色の差が夏より大きくなります。そのぶん、眉の角や唇の輪郭の小さな違いが、顔全体の印象をはっきり動かします。この記事では、その数ミリの違いを鏡で測れる位置と長さで書いていきます。

中性的な顔そのものの見え方や、髪型での寄せ方は中性的な顔に似合う髪型にまとめています。ここではメイクだけに絞ります。

結論:寄せる場所は1か所、残りは真ん中に置く

中性的な顔は、輪郭やパーツに直線と曲線が混ざり、甘さと辛さがちょうど釣り合っている顔立ちです。どちらにも寄せられるのは強みですが、顔全体で同時に寄せると、元の釣り合いが大きく崩れて、どちらかに振り切れすぎてしまいます。

寄せる側眉で寄せるとき唇で寄せるとき
甘さに寄せる眉山を黒目の外側の端の真上に置き、角を丸める唇の山を丸め、輪郭を指でぼかす
辛さに寄せる眉山を白目の外側の端の真上に置き、角を残す唇の山の角を残し、輪郭をなぞる
真ん中に置く眉山を2つの間に置き、角は少しだけ輪郭はなぞらず、山の形はそのまま

使い方は簡単です。その日に寄せたい側を決め、眉か唇のどちらか1つを表の上か下の行で仕上げます。もう1つは、いちばん下の行の「真ん中に置く」で仕上げます。寄せる場所が1つだと、顔の中に基準が1つだけ立つので、見る人にとって印象がはっきりします。

どちらで寄せるかは、その日の髪型や服、眼鏡の有無で決めると迷いません。決め方は後の章で書きます。

まず測る:眉山の位置と唇の山の形

寄せ方を決める前に、いまの自分の眉と唇がどちら側にあるかを測っておきます。測るのは2か所だけです。

眉山の位置

鏡の正面に立ち、顔をまっすぐ向けます。黒目の外側の端から、まっすぐ上に指を立ててください。次に、白目の外側の端、つまり目尻の少し内側から、同じように指を立てます。この2本の指の間に、いまの眉山があるはずです。

黒目側の指に近ければ、いまの眉は甘さ寄りです。白目側の指に近ければ、辛さ寄りです。ちょうど真ん中なら、中性的な顔の釣り合いをそのまま眉にも映しています。

唇の山の形

次に唇です。上唇の真ん中にある2つの山を見てください。山の頂点がとがって、角のように見えるなら辛さ寄り、なだらかに丸く盛り上がっているなら甘さ寄りです。

もう1つ見ておきたいのが、口角の高さです。唇を軽く閉じて、口角と、上唇と下唇の合わせ目の真ん中を比べます。口角のほうが少し高ければ甘さ寄り、同じ高さか少し低ければ辛さ寄りの印象が出やすくなります。

この2か所を測ると、生まれつきの眉と唇がどちらに寄っているかがわかります。寄せたい側と逆に寄っている場所を動かすより、もともと寄っている場所をさらに寄せるほうが、少ない手間で印象が変わります。

眉|眉山を1〜2ミリ動かすだけで印象が変わる

眉で寄せると決めた日は、眉山の位置と角の形を変えます。中性的な顔は、眉山が黒目の外側の端の真上から白目の外側の端の真上までの、どこにあっても成立します。その範囲の中で、寄せたい側に1〜2ミリ動かすだけで十分です。

甘さに寄せるなら、眉山を黒目の外側の端の真上に近づけ、眉山の上の線をなだらかに丸めます。眉頭から眉山までの線を少し下げ気味に描くと、目との距離が近く見えて、柔らかい印象になります。

辛さに寄せるなら、眉山を白目の外側の端の真上に近づけ、眉山の上の線に小さな角を残します。眉頭から眉山までの線をまっすぐ引くと、顔に直線の軸が通り、凛とした印象になります。

眉尻の長さ

眉尻の長さも、印象を動かす場所です。小鼻の端と目尻を結んだ線を延ばしたところが、一般的な眉尻の位置です。甘さに寄せるならその位置か少し手前で止め、辛さに寄せるなら2〜3ミリ先まで伸ばします。伸ばしすぎると顔が横に広く見えるので、5ミリ以上は延ばさないでください。

眉頭の始まり方

眉頭は、描き始めのはっきりさで印象が変わります。眉頭を四角くくっきり描くと辛さが出て、毛の流れに沿って下から上へぼかすと甘さが出ます。中性的な顔の場合、眉頭は真ん中に置いておくことが多いので、ぼかしと輪郭の中間、つまり毛を1本ずつ足す程度にとどめるのが無難です。

眉の下の線

眉の上の線ばかりに目が行きがちですが、印象を静かに動かしているのは眉の下の線です。眉の下の線をまぶたに向かってなだらかに丸く描くと、目と眉の間の距離が縮まって見え、柔らかさが出ます。眉の下の線をまっすぐ水平に整えると、目と眉の間に直線の区切りができ、凛とした印象が出ます。

眉山を動かすほどではないけれど、少しだけ寄せたい日は、この下の線だけを調整してください。下の線は眉の毛の生えている範囲の中で描けるので、描き足しが目立ちにくく、毎日同じ形に仕上げやすい場所です。

眉を描く道具の使い分け

ペンシルで描いた線は輪郭がくっきり出るので辛さに、粉で描いた眉はふんわりぼやけるので甘さに寄りやすくなります。中性的な顔の場合、ペンシルで眉山から眉尻だけを描き、眉頭から眉山までは粉でぼかすと、ちょうど真ん中に収まります。辛さに寄せたい日はペンシルの範囲を眉の中ほどまで広げ、甘さに寄せたい日は粉の範囲を眉尻まで広げてください。道具の範囲を変えるだけで、形を大きく変えずに寄せる側を動かせます。

眉山を動かすときの描き方

眉山の位置を動かすときは、いまある眉の毛を抜いたり剃ったりして形を変える前に、描き足しと描き控えで調整してください。眉山を外に出したいなら、眉山より外側の上の線を少しだけ描き足し、内側の上の線は描かずにおきます。眉山を内に寄せたいなら、その逆です。毛を減らしてしまうと元に戻すのに時間がかかりますが、描き足しと描き控えなら、その日の予定に合わせて毎朝動かせます。

中性的な顔は、どちらにも寄せられることが強みなので、眉の毛そのものはなるべく多めに残しておくと、寄せられる範囲が広く保てます。整えるのは、眉の下の線からはみ出た毛と、眉頭の間に生えた毛だけにしておくのが安心です。

眉の太さと色|秋冬は色を半段深くする

眉の太さは、黒目の縦の幅を物差しにします。眉のいちばん太いところが、黒目の縦の幅の半分から3分の2に収まっていれば、中性的な顔の釣り合いを保てます。

甘さに寄せたい日は、範囲の太い側、3分の2に近づけて、眉全体をふんわりと描きます。辛さに寄せたい日は、範囲の細い側、半分に近づけて、輪郭をすっきり整えます。黒目の縦の幅より太くすると、眉だけが目立って顔の中心が上に上がるので、そこを上限にしてください。

秋冬の眉の色

秋冬は、服や髪の色が深くなります。眉の色が夏のままだと、顔の中で眉だけが浮いて見えることがあるので、色を半段深くしてください。目安は、髪の根元の色と同じか、それより少しだけ明るい色です。髪を明るく染めている方は、髪の毛先ではなく根元に近い色に合わせると、眉が顔から浮きません。

色の深さは、眉の印象の強さにもつながります。深い色で描くと辛さが出やすいので、甘さに寄せたい日は、色を深くしたぶん太さをふんわりさせ、輪郭をぼかしてください。

唇|山の角と輪郭のくっきりさで寄せる

唇で寄せると決めた日は、上唇の山の形と、輪郭のくっきりさを変えます。眉と同じく、唇の形そのものを大きく変える必要はありません。輪郭の内側か外側、1ミリの範囲で調整します。

甘さに寄せるなら、上唇の山を丸く描き、山と山の間の谷も浅くします。リップを塗ったあと、唇の外側の輪郭を指先で軽くたたいて、肌に1ミリほどなじませてください。輪郭がぼやけると、唇がふっくらと見えて、柔らかい印象になります。

辛さに寄せるなら、上唇の山の角を残し、リップペンシルか細い筆で輪郭をなぞります。なぞる線は、もとの唇の輪郭の上か、ほんの少し内側に引いてください。外側に引くと唇が大きく見え、辛さより華やかさのほうが強くなります。

口角の処理

口角は、甘さと辛さを分ける小さな境目です。甘さに寄せるなら、口角までしっかり色をのせず、口角の手前1〜2ミリで止めて、そこから先を指でぼかします。口角の色が薄くなると、唇の真ん中にふっくらした丸みが集まって見えます。

辛さに寄せるなら、口角の端まで色をのせ、下唇の口角側を少しだけ持ち上げるように描きます。口角がはっきりすると、唇の横の線がまっすぐ見え、きりっとした印象になります。

上唇と下唇の厚みの釣り合い

上唇と下唇の厚みの比べ方も、印象に関わります。下唇が上唇より少し厚く見えると、唇の重心が下に来て、ふっくらと甘い印象になります。上唇と下唇が同じくらいの厚みに見えると、唇が横にまっすぐ伸びて見え、辛さが出ます。

甘さに寄せたい日は、下唇の中央にだけ色を少し重ねて、下唇を半段ふっくら見せてください。辛さに寄せたい日は、上唇と下唇に同じ量の色をのせ、厚みをそろえます。輪郭を描き足さずに、色をのせる量だけで調整できるので、仕上がりが自然です。

艶の量

唇の艶も、甘さと辛さに関わります。艶を多くのせると、唇に丸みと立体感が出て、甘さに寄ります。艶を抑えて、さらっとした質感に仕上げると、唇の形がはっきりして辛さに寄ります。秋冬は乾燥しやすい季節なので、艶を抑えたい日も、塗る前に唇を保湿しておくと、色がむらにならずに仕上がります。

唇の色|秋冬の深い色は塗り方で濃さを調整する

秋冬は、深い赤や茶、深い紫がかった色など、深い色のリップを使う機会が増えます。深い色は、肌との明るさの差が大きいので、塗り方しだいで印象が大きく変わります。

深い色をそのまま唇全体に塗り、輪郭をくっきりさせると、辛さに大きく寄ります。中性的な顔の場合、これを眉の辛さと重ねると、男の子っぽさが出やすくなります。深い色を辛さ側で使う日は、眉を真ん中に置いてください。

深い色で甘さを出したいなら、唇の中央にだけ色をのせ、外側に向かって指で薄く広げてください。中央が深く、外側に向かって薄くなる塗り方は、唇の丸みを強調するので、色が深くても柔らかく見えます。

塗り方印象眉の合わせ方
全体にのせ、輪郭をなぞる辛さに寄る眉は真ん中に置く
全体にのせ、輪郭をぼかす真ん中に近い眉で寄せたい側を決める
中央にのせ、外へ薄く広げる甘さに寄る眉は真ん中に置く

色の深さの境目

自分にとってどこまでの深さが使えるかは、手の甲で確かめられます。手の甲にリップを少し塗り、腕を伸ばして離して見てください。色が手の甲の肌から浮かず、なじんで見えるなら、そのままの深さで使えます。肌から浮いて見えるなら、中央に置いて外へ広げる塗り方にするか、上から透明なリップを重ねて色を一段薄くしてください。

目元|アイラインの長さは目尻から何ミリか

目元は、眉と唇ほど大きく印象を動かしませんが、寄せた側を支える役割をします。いちばん効くのは、アイラインの目尻の長さです。

目尻から外へ3ミリ以内で止めると、目の形がそのまま残り、どちらにも寄りすぎません。中性的な顔では、これを基本にしてください。甘さに寄せた日は、目尻のラインを2ミリほどで止め、少し下げ気味に引くと、目元が丸く見えます。辛さに寄せた日は、5ミリほどまで延ばし、目尻を少し上げると、目元に直線が加わります。

5ミリを超えて延ばすと、目元の印象が眉や唇より強くなり、寄せる場所が2か所になってしまいます。寄せる場所は1か所というルールを守るため、アイラインは5ミリを上限にしてください。

まぶたの色

まぶたの色も、甘さと辛さに関わります。光を含んだ明るい色を広く塗ると甘さが出て、深い色を目のきわに細く入れると辛さが出ます。秋冬は深い茶やくすんだ赤など落ち着いた色が増えますが、中性的な顔の場合、まぶたの色は真ん中に置くことが多いので、肌に近い色を薄く広げる程度にしておくと、眉か唇で寄せた側を邪魔しません。

まつ毛の向き

まつ毛の上げ方も、目元の印象を変えます。根元から大きく上げて丸いカーブを作ると、目が丸く見えて甘さが出ます。根元だけを軽く上げて、毛先はまっすぐ伸ばすと、目の横の長さが強調されて辛さが出ます。中性的な顔では、根元を軽く上げる程度にとどめ、目尻側のまつ毛だけを少し外に流すと、どちらにも寄りすぎない目元になります。

頬|チークは丸か斜めかで寄せる

チークも、寄せる場所を助ける役割です。チークの形を、丸く置くか、斜めに置くかで印象が分かれます。

甘さに寄せるなら、黒目の真下と小鼻の高さが交わるあたりを中心に、丸く置きます。笑ったときにいちばん高くなる頬の位置に重ねると、顔の中心に丸みが集まります。

辛さに寄せるなら、頬骨の下に沿って、耳の方向へ斜めに細長く置きます。顔の横に直線の影ができるので、輪郭がすっきり見えます。

真ん中に置くなら、丸と斜めの中間、つまり頬の高いところから耳の方向へ、短い楕円を描くように置きます。チークはあくまで支え役なので、眉か唇で寄せた側と同じ形にするか、真ん中に置いてください。寄せた側と逆の形にすると、顔の中で方向がぶつかります。

チークの色の深さ

チークの色も、秋冬は少し深くなります。甘さに寄せる日は、くすんだ桃色や、少しだけ赤みのある色を丸く置くと、頬にほんのり血色が出ます。辛さに寄せる日は、茶色に近い深い色を斜めに置くと、影のように働いて輪郭が締まります。色を深くするほど、置く範囲は小さくしてください。深い色を広く置くと、頬だけが顔の中で強く目に入ります。

光と影を足すとき

顔に光と影を足すと、甘さと辛さの調整がもう一段細かくなります。頬の高いところと鼻の付け根に光を足すと、顔の中心に丸みが集まって甘さが出ます。頬骨の下とあごの横に影を足すと、輪郭に直線が加わって辛さが出ます。

中性的な顔の場合、光と影はどちらか一方だけにしてください。両方を足すと顔の凹凸が強くなり、寄せた場所よりも顔の立体感のほうが先に目に入ります。光か影か迷ったら、光だけにしておくほうが、秋冬の暗めの照明の下でも顔が沈みにくくなります。

寄せる側は予定で決める

どちらに寄せるかは、毎朝の気分で決めてもかまいません。ただ、迷いやすい方は、その日の予定で先に決めておくと楽になります。

予定寄せる側寄せる場所の目安
仕事の会議・面談辛さ眉で寄せ、唇は真ん中
友人との食事甘さ唇で寄せ、眉は真ん中
家族との外出真ん中どちらも真ん中、チークだけ丸く
式典・改まった場辛さ寄りの真ん中眉を少しだけ辛さへ

予定と寄せる側の組み合わせは、あくまで目安です。仕事でも柔らかい印象を出したい日は甘さに、食事でもきりっとしたい日は辛さに寄せてください。大事なのは、寄せる場所を1か所にすることのほうです。

秋冬の予定ごとの服の甘さと辛さの数え方は、中性的な顔の秋冬の予定にまとめています。メイクと服で寄せる側をそろえると、全体の印象がさらにはっきりします。

どちらとも取れるとき① 甘くも辛くも寄せたくない日

ここからは、迷いが出やすい場面ごとの判断です。検索しても答えが出にくいところなので、厚めに書きます。

まず、その日は甘くも辛くもしたくない、中性的な顔の釣り合いをそのまま見せたい、という日です。この場合は、眉も唇も表の「真ん中に置く」で仕上げます。

ただし、すべてを真ん中にすると、顔全体がぼんやり見えることがあります。そのときは、肌の質感で1か所だけ表情をつけてください。たとえば、頬の高いところにだけ少し艶を足す、または唇にだけ透明な艶を重ねる、という方法です。色や形で寄せずに、質感だけで顔に焦点を作ると、甘さにも辛さにも寄らず、それでいて生き生きした印象になります。

素顔に近いメイクの日

休日や近所への外出など、メイクを軽くしたい日もあります。素顔に近いメイクの日も、眉だけは整えてください。中性的な顔は、眉が顔の印象の軸になりやすいので、眉山の位置と眉尻の長さが整っているだけで、ほかに何もしなくても顔がまとまって見えます。

寄せる側が決まらない時期

そもそも自分がどちらに寄せたいのかわからない、という時期もあります。そのときは、1週間ずつ寄せる側を決めて続けてみてください。最初の1週間は眉で甘さに、次の1週間は唇で辛さに、というように、寄せる場所と寄せる側を1つずつ固定します。

毎日変えると比べる基準がなくなりますが、1週間続けると、周りの人の反応や、自分が鏡を見たときの気分の違いがはっきりしてきます。人から声をかけられることが多かった週、自分が鏡の前で迷わずに済んだ週を思い出して、そちらを基本にしてください。基本が決まれば、あとは予定に合わせて1か所だけ動かせば済みます。

どちらとも取れるとき② 眉と唇で答えが逆に出た

最初に測ったとき、眉は甘さ寄り、唇は辛さ寄りというように、2か所の答えが逆に出た方もいるでしょう。中性的な顔では、こうした組み合わせはとてもよくあります。

この場合は、寄せたい側にもともと寄っている場所で寄せると、少ない手間で済みます。甘さに寄せたい日は、もともと甘さ寄りの眉で寄せ、唇は真ん中に置きます。辛さに寄せたい日は、もともと辛さ寄りの唇で寄せ、眉は真ん中に置きます。

もともと寄っていない場所で寄せようとすると、眉山を大きく動かしたり、唇の輪郭を大きくはみ出して描いたりする必要があり、仕上がりが不自然になりやすくなります。動かす量が小さいほど、毎日同じように仕上げられます。

左右で眉の形が違うとき

左右の眉の形や高さが違う方も多くいます。この場合は、眉山の位置だけを左右でそろえ、眉の太さや眉尻の長さは、それぞれの眉の形に合わせて描いてください。眉山の位置がそろっていれば、細かい形の違いは遠くから見るとほとんど気になりません。

どちらとも取れるとき③ 髪型や服と喧嘩する

メイクで寄せた側が、その日の髪型や服と逆の方向を向いていると、顔の中と外で方向がぶつかります。たとえば、甘さに寄せたメイクに、直線的なショートヘアとかっちりしたジャケットを合わせると、メイクだけが浮いて見えることがあります。

この場合は、メイク・髪型・服のうち、2つを同じ側に、1つを真ん中に置いてください。3つとも同じ側にそろえると振り切れすぎ、2つが逆の側を向くとちぐはぐに見えます。2つが同じ側で、残りが真ん中なら、全体の方向がはっきりしたまま、中性的な顔の釣り合いも残ります。

髪型を毎日変えるのは難しいので、髪型を固定の軸にして、メイクと服で調整するのが現実的です。直線的な髪型の方は、メイクか服のどちらかで甘さを足し、もう一方を真ん中に置きます。丸みのある髪型の方は、メイクか服のどちらかで辛さを足してください。

服の首元とメイクをつなぐ

髪型ほど固定されていない服のほうでは、首元がいちばんメイクとつながる場所です。丸い襟やボウタイ、首元のゆるいニットは甘さ側、シャツ襟や詰まったタートルネックは辛さ側に働きます。メイクで甘さに寄せた日に辛さ側の首元を選ぶなら、それが「真ん中」の役割になるよう、色をメイクに近い柔らかい色にしてください。色が近いと、形の方向が違っても、顔と首元がひと続きに見えます。

秋冬の髪色を変えたとき

秋冬に髪の色を暗くする方も多いでしょう。髪が暗くなると、顔まわりの直線が強く見え、全体が辛さ側に動きます。髪を暗くした直後は、メイクを半段甘さ側に寄せると、それまでと同じ釣り合いに戻ります。反対に、髪を明るくした場合は、全体が甘さ側に動くので、眉の色を深くして軸を足してください。

どちらとも取れるとき④ 眼鏡やマスクの日

眼鏡をかける日は、フレームが眉の近くに来るので、眉で寄せてもフレームに隠れたり、フレームの線と眉の線が重なったりします。この日は、唇で寄せると決めてください。

フレームの形が角ばっているなら、唇は丸めて甘さを足すと、顔の中で直線と曲線の釣り合いが取れます。丸いフレームなら、唇の山を少し残して辛さを足します。眉はフレームの上の線と平行になるように整え、太さを少し控えてください。フレームと眉が二重線に見えにくくなります。

マスクをする日は、唇が隠れるので、眉で寄せると決めてください。マスクの上に出ている部分だけで印象が決まるので、眉山の位置と眉尻の長さが、ふだんよりはっきり効きます。マスクを外す場面がある日は、唇を真ん中に仕上げておくと、外したときに顔の印象が急に変わりません。

秋冬の予定別:メイクの組み立て方

ここまでの考え方を、秋冬によくある予定に当てはめてみます。

仕事の日

会議や来客のある日は、眉で辛さに寄せます。眉山を白目の外側の端の真上に近づけ、眉尻を2ミリほど延ばします。唇は輪郭をなぞらず、色を全体にのせて輪郭を軽くぼかす真ん中の仕上げに。チークは頬の高いところから耳の方向へ短い楕円で置きます。

食事会や忘年会

夜の集まりは照明が暖かく暗めなので、深い色のリップが映えます。唇で寄せる日にして、甘さに寄せたいなら唇の中央に深い色をのせて外へ広げ、辛さに寄せたいなら輪郭をなぞって山の角を残します。眉は真ん中に置き、まぶたに光を含んだ色を少しだけ足すと、照明の下で目元が沈みません。

子どもの行事や家族の集まり

親しみやすさを出したい日は、唇で甘さに寄せます。山を丸め、輪郭をぼかし、口角の手前で色を止めます。眉は真ん中、チークは丸く置いて、全体を柔らかくまとめてください。写真を撮る機会が多い日は、眉だけは輪郭をはっきり整えておくと、写真に写ったときに顔がぼやけません。

式典や改まった場

式典や顔合わせなど、きちんとした印象を出したい日は、眉を少しだけ辛さに寄せ、唇は真ん中にします。リップの色は深すぎない、肌になじむ色にとどめ、輪郭は軽くなぞる程度に。全体を控えめにしながら、眉の軸だけで凛とした印象を出します。

旅行や長い時間の外出

朝から夜まで外にいる日は、時間とともにメイクが崩れます。崩れやすいのは唇と、眉尻です。唇で寄せた日は、昼過ぎには色が薄くなって真ん中に戻ってしまうので、塗り直す前提で、寄せる場所を眉にしておくと安心です。眉は一度整えれば夕方まで形が残りやすく、塗り直しの手間も少なく済みます。持ち歩くのは、眉尻を描き足すペンシルと、肌になじむ色のリップの2つだけで足ります。

鏡で確かめる手順|2メートル離れて3秒見る

メイクを仕上げたら、最後に次の手順で確かめてください。

  1. 鏡から2メートル離れて立つ
  2. 3秒ほど顔全体を見て、最初に目に入った場所を覚える
  3. 最初に目に入ったのが、寄せると決めた場所なら合格
  4. 寄せていない場所が先に目に入ったら、その場所を真ん中に戻す

近くで見ると、眉も唇も目元も、すべてが同じくらい目に入ります。離れて見ると、顔の中でいちばん強い場所だけが先に目に入ります。寄せると決めた1か所がそこに来ていれば、顔の中の基準がはっきりしている証拠です。

秋冬は室内の照明と外の光の差が大きい季節です。可能なら、窓の近くの自然光でも一度確かめてください。暖かい照明の下でちょうどよく見えたメイクが、自然光では少し強く見えることがあります。

写真で確かめる

鏡だけでは判断しにくいときは、スマートフォンで顔の写真を撮ってみてください。腕を伸ばした距離で、正面から1枚撮ります。写真は鏡と違って左右が反転しないので、人から見たときの印象に近くなります。写真を見て、最初に目に入る場所が寄せると決めた場所なら合格です。

写真を何日分か並べると、自分がどちらに寄せた日に顔が生き生きして見えるかも見えてきます。甘さに寄せた日と辛さに寄せた日を1枚ずつ撮って並べ、気に入った側を基本にしておくと、迷った朝にそちらを選べば外しません。

まとめ|1か所で寄せれば、中性的な顔は毎日動かせる

中性的な顔のメイクは、甘さと辛さのどちらかを顔全体で選ぶものではありません。眉か唇のどちらか1か所で寄せる側を決め、残りは真ん中に置く。それだけで、子どもっぽくなる、男の子っぽくなる、という行き来がなくなります。

眉で寄せるなら眉山の位置を1〜2ミリ、唇で寄せるなら輪郭を1ミリ。動かす量はとても小さく、毎朝同じように仕上げられます。秋冬の深い色も、輪郭のくっきりさを調整すれば、甘さにも辛さにも使えます。

アクセサリーで寄せる側を補いたいときは中性的な顔に似合うアクセサリー、眉の形そのものの整え方は凛々しい顔に似合う髪型と眉も参考にしてください。

よくある問い

Q. 中性的な顔は甘いメイクと辛いメイクのどちらが似合いますか
どちらも似合います。中性的な顔は、甘さと辛さの真ん中にある顔立ちなので、どちらにも寄せられるのが強みです。迷うのは、顔全体で同時に寄せようとするからです。眉か唇のどちらか1か所で寄せる側を決め、もう1か所は真ん中に置いてください。寄せる場所が1つなら、その日の予定に合わせて動かしても、顔全体がちぐはぐになりません。
Q. 眉山はどこに置けばいいですか
鏡の正面に立ち、黒目の外側の端と、白目の外側の端からそれぞれまっすぐ上に線を引いたところを確かめてください。黒目の外側の端の真上に眉山を置くと柔らかく、白目の外側の端の真上に置くと凛とした印象になります。中性的な顔はこの間のどこに置いても成立するので、その日に寄せたい側へ1〜2ミリ動かすだけで印象が変わります。
Q. 秋冬の深い色のリップを塗ると、きつく見えます
深い色は、輪郭がくっきり出るほどきつく見えます。リップを塗ったあと、唇の外側の輪郭だけを指先で軽くたたいて、1ミリほど肌になじませてください。輪郭がぼやけると、色が深くても甘さが残ります。それでもきつい場合は、唇の中央だけに色を置き、外側に向かって薄く広げる塗り方にすると、色の深さを残したまま柔らかく見えます。
Q. 眼鏡をかける日はメイクをどう変えればいいですか
眼鏡のフレームが眉の近くに来るので、眉で寄せるのはやめて、唇で寄せてください。フレームの形が角ばっているなら唇は丸めに、丸いフレームなら唇の山を少し残すと、顔の中で甘さと辛さの釣り合いが取れます。眉はフレームの上の線と平行になるように整え、太さを少し控えると、フレームと眉が二重線に見えにくくなります。

— メグラシ編集部

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