中性的な顔の結婚式お呼ばれ|ドレスが浮くか地味かで首元を分ける

中性的な顔の人がお呼ばれ服で迷ったら、前に着た服の写真を見て、「浮く」か「地味」かを先に決めてください。浮く人は甘さを1か所に絞り、地味な人は顔の近くに光る素材を置いて首元を開けます。
中性的な顔は、眉や目、鼻筋に直線的な要素があり、頬や顎の丸みが控えめで、男女どちらとも取れるすっきりした印象を持つ顔立ちです。ふだんの服では、シンプルな形がよく似合い、甘すぎない服を選べば迷うことは少ないかもしれません。
ところが、結婚式のお呼ばれでは事情が変わります。お祝いの場には華やかさが求められ、売り場のお呼ばれ服は、フリルやリボン、膨らむ裾、淡い色といった甘い要素を持つものが中心です。中性的な顔の人がこうした服を着ると、顔と服が別々に見えて浮いてしまいます。反対に、甘さを避けてすっきりしたパンツドレスや濃い色のワンピースを選ぶと、今度は仕事の服のように見えて、お祝いの場で地味になります。
この2つは、足りないものが逆です。浮く人は甘さが多すぎ、地味な人は華やぎが足りません。この記事では、どちらに外れやすいかを見分けたうえで、甘さと華やぎをどこに、どれだけ置くかを、首元・素材・裾・羽織り・髪の順に決めていきます。中性的な顔の秋冬の服全体の考え方は中性的な顔の秋冬の予定にまとめています。
結論|浮く人は甘さを1か所に、地味な人は光と開きを足す
| 見る場所 | 浮く人 | 地味な人 |
|---|---|---|
| 写真で最初に目に入るもの | 服の甘さ(フリル・リボン・裾) | 会場に溶けた全身 |
| 足りないもの・多いもの | 甘さが多い | 華やぎが足りない |
| 首元 | 詰まりすぎず、飾りのない形 | 鎖骨が見える深さまで開ける |
| 素材 | 張りのある生地 | 光る素材・とろみのある生地 |
| 甘さの数 | 1か所まで | 形はすっきりのまま、素材で足す |
先に見分ける|前に着た服の写真で見る
過去の結婚式や食事会で撮った写真を1枚探してください。自分だけが写ったものより、ほかの人と並んでいるものが向いています。
- 浮く人:写真を見て、顔より先に服の甘さが目に入る。服が顔から切り離されて、別の人の服を着ているように見える
- 地味な人:写真の中で、自分だけがほかの人より落ち着いて見える。会場の背景に溶け込んで、どこにいるか探す必要がある
写真がない場合は、鏡の前で2種類の服を当てて比べます。ふんわりした淡い色のブラウスと、すっきりした濃い色のシャツです。ブラウスで違和感が強ければ浮く側、シャツで寂しく感じれば地味な側です。
なぜ中性的な顔はお呼ばれで迷うのか
中性的な顔は、直線と曲線の両方を持ちながら、どちらにも強く寄っていない顔立ちです。そのため、服の印象が顔に強く影響します。
甘い服は、曲線や装飾で女性らしさを強く打ち出します。中性的な顔の直線的な要素は、この強い曲線とぶつかり、顔と服の間に段差ができます。これが浮く原因です。
一方、すっきりした服は、顔の直線的な要素とよくなじみますが、お祝いの場に必要な華やぎを持っていません。顔も服も落ち着いているため、全体が控えめになりすぎます。これが地味になる原因です。
つまり、中性的な顔の人は、甘さと華やぎを分けて考える必要があります。甘さは形や装飾から、華やぎは素材や光から出せます。甘さを抑えながら華やぎを足す、というのが基本の考え方です。
浮く人|甘さの置き場を1か所にする
浮く人は、甘い要素の数を減らすことから始めます。お呼ばれ服によくある甘い要素は、次のようなものです。
- フリル、ラッフル
- リボン、ボウタイ
- ギャザーやタックで膨らむ袖、裾
- 花柄、レース
- 淡いピンクや水色
この中から、残すのは1か所だけにします。たとえば、袖にフリルがあるなら、裾は張りのあるまっすぐな形、色は落ち着いた深い色にします。リボンが好きなら、ウエストかバッグの1か所にだけ置き、ドレスそのものはすっきりした形にします。
フリルを残す場合は、幅に気をつけてください。指1本分くらいの細いフリルなら、顔の直線となじみやすくなります。手のひらほどの幅のフリルは、甘さが顔を上回ります。
浮く人|裾の広がりと素材の張り
浮く人は、ドレスの裾の広がり方と、生地の張りでも甘さを調整できます。
裾は揺れすぎない
歩いたときに裾が大きく揺れる形は、動きの甘さが加わります。裾の広がりは、立ったときにひざの外側から手のひら1枚分くらいまでにとどめます。それより広がるものは、着ると甘さが前に出ます。
生地は張りのあるもの
とろみのあるやわらかい生地は、体の曲線に沿って揺れるので、曲線の印象が強くなります。浮く人は、少し張りのある生地を選ぶと、形がすっきり保たれて、顔の直線となじみます。裾を片手で持ち上げたとき、先が少しだけ下がる程度の張りが目安です。
地味な人|光る素材を顔の近くに
地味な人は、形をすっきりさせたまま、素材で華やぎを足します。
- サテンやとろみのある生地のブラウスやドレス
- 細かい光沢のある生地
- 薄く透ける生地を重ねた袖
光る素材は、顔の近くに置くほど効果が出ます。上半身に光沢のあるブラウス、下半身はすっきりしたパンツやスカートという組み合わせなら、形は仕事の服に近くても、お祝いの場の華やかさが出ます。
光沢を全身に使うと、今度は強すぎて浮く方向に振れることがあるので、上半身か下半身のどちらかに絞ってください。
地味な人|首元を開けて肌の面を作る
地味な人は、首元の開きでも華やぎを足せます。首元が詰まった形は、仕事の服に近い印象になります。鎖骨が見える深さまで開けると、肌の明るい面が顔の下に加わり、顔まわりが明るく見えます。
- 鎖骨のくぼみが見える浅いVや、横に広い開き
- 開きの深さは、首の付け根から指3本分くらいまで
開きの縁に飾りを付ける必要はありません。開いた首元に小さなネックレスを1本足すだけで、光の点が加わって十分華やかになります。
色|白を避けた上で、明るさをどこに置くか
お呼ばれ服では、白や白に近い色は花嫁の色として避けるのが一般的です。また、黒一色は弔事を連想させるので、黒を着るなら小物や素材で華やぎを足します。
- 浮く人:淡い色は甘さに寄りやすいので、深い色を選ぶ。深い緑、紺、深い青紫、ボルドーなど。顔の近くに明るさが欲しければ、アクセサリーで足す
- 地味な人:濃い色ばかりにせず、上半身に明るめの色を置く。くすんだ青、灰みのあるピンク、明るいベージュなど。濃い色を着るなら、光る素材にする
パンツドレスとワンピース、どちらを選ぶか
中性的な顔の人には、パンツドレスがよく勧められます。形がすっきりしていて、顔の直線となじむからです。
ただし、浮く人と地味な人で向き不向きが分かれます。
- 浮く人:パンツドレスは甘さを抑えやすく、向いている。迷ったらこちらから選ぶ
- 地味な人:パンツドレスは仕事の服に寄りやすい。選ぶなら光る素材や首元の開きのあるものにする。ワンピースで、すっきりした形に光る素材のものを選ぶほうが外れにくい
ワンピースを選ぶ場合は、丈を膝が隠れる長さにすると、落ち着いた印象になります。
秋冬の結婚式の羽織りと袖
秋冬の結婚式では、ドレスの上に羽織りを重ねることが多くなります。羽織りは、会場の中で脱がないことも多いので、羽織った状態で全体を見て決めてください。
- 浮く人:襟のないすっきりしたジャケットや、張りのある短めのボレロ。フリルや大きなリボンの付いた羽織りは、甘さが2か所になるので避ける
- 地味な人:光沢のある生地や、透け感のある羽織り。ドレスがすっきりした形なら、羽織りで華やぎを足すと全体のつり合いがとれる
袖のあるドレスを選ぶ場合は、肘から手首の間で細く落ちる形が、どちらの側にも合わせやすくなります。袖口が大きく膨らむ形は、浮く人には甘く、地味な人にはやや重く見えます。
会場までのコートは、ドレスより丈が長いものを選び、裾からドレスがのぞかないようにします。中性的な顔のコートの選び方は中性的な顔に似合うコートで扱っています。
髪とアクセサリー
中性的な顔の人は、髪とアクセサリーで甘さと華やぎの量を調整できます。
髪
まとめ髪で顔の輪郭がすべて出ると、直線的な印象が強くなります。浮く人はこの直線が服の甘さを和らげる方向に働くので、すっきりまとめても構いません。地味な人は、耳の前の髪を少し残す、後頭部に少し高さを出して丸みを作る、などでやわらかさを足します。
アクセサリー
アクセサリーは、甘さよりも華やぎを足すために使います。
- 浮く人:大ぶりのものより、細く小さなもの。形は丸よりも、細長いものや直線的なもの
- 地味な人:光を受けて輝く小ぶりのイヤリングやネックレス。顔の近くに光の点を置く
どちらとも取れるとき①|両方の悩みがある
甘い服だと浮くし、すっきりした服だと地味になる。両方の悩みがある人は、形をすっきりさせて、素材で華やぎを足す方向で選んでください。
形を甘くすると浮く悩みが出ますが、素材で華やぎを足しても浮くことはほとんどありません。光る素材やとろみのある生地のすっきりしたワンピースかパンツドレスを選び、首元は鎖骨が見える程度に開けます。甘い要素を足したくなったら、アクセサリーかバッグの1か所に留めます。
どちらとも取れるとき②|立場で華やかさの量が変わる
結婚式での立場によって、求められる華やかさの量が変わります。
- 新郎新婦の友人:華やかさを出してよい立場。地味な人は、素材と首元で華やぎを積極的に足す
- 親族:落ち着きが求められる。浮く人も地味な人も、深い色を中心に、光る素材は小物で控えめに足す
- 職場の同僚や上司の式:仕事の服に寄りすぎない範囲で、控えめにする。地味な人はアクセサリーで1点だけ光を足す
親族として出る場合は、甘さよりも格式を優先するので、浮く悩みは出にくくなります。
試着で確かめる手順
- 前に着た服の写真で、浮く側か地味な側かを決める
- 浮く人は甘い要素の数を数えて、1か所以下にする。地味な人は顔の近くに光る素材があるかを見る
- 首元の開きが、地味な人は鎖骨が見える深さか、浮く人は飾りのない形かを確かめる
- 羽織りを重ねた状態で、全体を見る
- 鏡から3歩離れて、顔より先に服が目に入らないか、会場で埋もれないかを見る
中性的な顔は、甘さと華やぎを分けて考えれば、お呼ばれ服でも自分らしさを残せます。浮くか地味かを先に決めて、甘さの数と光の置き場所を選んでください。
よくある問い
- Q. 中性的な顔で、ふんわりしたドレスを着ると女装しているように見えます
- 顔の直線的な印象と、ドレスの曲線や甘さがぶつかっているためです。フリル、リボン、ギャザー、膨らむ裾のうち、どれか1か所だけを残してください。残りは、張りのある生地のすっきりした形にすると、甘さが顔となじむ範囲に収まります。
- Q. パンツドレスを着たら、仕事の服のように見えてしまいました
- 形も色も素材も落ち着いていると、お祝いの場の華やぎが足りなくなります。形はパンツドレスのままで構いません。顔の近くに光る素材を1つ置く、首元を鎖骨が見える深さまで開ける、のどちらかを足してください。とろみのある生地や、細かい光沢のある生地なら、形がすっきりしていても華やかに見えます。
- Q. 冬の結婚式で、羽織りを何にするか迷います
- 浮く人は、羽織りで甘さを足さないよう、襟のないすっきりしたジャケットや、張りのある短めのボレロを選びます。地味な人は、羽織りに光沢や透け感のあるものを選ぶと、上半身に華やぎが加わります。会場の中では羽織りを脱がないことも多いので、羽織りを着た状態で全体を見て決めてください。
- Q. 中性的な顔なので、髪をまとめるとさらに男っぽく見えます
- まとめ髪で顔の輪郭がすべて出ると、直線的な印象が強くなります。耳の前の髪を少し残して顔の横に沿わせる、後頭部に少し高さを出して丸みを作る、のどちらかで、まとめ髪でもやわらかさを足せます。髪が短い場合は、毛先に軽く動きをつけるだけでも十分です。
— メグラシ編集部





