骨格ナチュラル×フェミニン顔|顔が負ける人はゆるさを腰より下へ送る

**骨格ナチュラルで顔タイプがフェミニンの人は、服のゆるさを腰より下に送ってください。**トップスは肩線が肩先から3cm以内に乗るものにし、ワイドパンツかロング丈のスカートで、ナチュラルに必要な面積を下半身で作ります。大きめの服で顔が寂しく見えるのは、骨格の診断が外れているからではなく、顔の近くに置いたゆるさに顔の曲線が負けているからです。
上にどこまでゆるさを残すかは、肩先の骨で決めます。肩のいちばん外側を指で触って、骨に角があって服が引っかかる人は、袖の幅だけゆるさを残してください。角がなく丸く流れる人は、上は全部細くして、素材の乾いた質感だけで骨格に寄せます。
首が短い人は、襟元を開けて縦に逃がす必要があります。顎から鎖骨の中央のくぼみまでが指3本以下なら、丸襟でも開きの深いものを選び、ゆるさは腰より下に徹底して送ります。この3つの境目で分けると、「ナチュラルの服を着ると顔が負け、フェミニンの服を着ると骨が目立つ」という往復が止まります。
結論:ゆるさの置き場を、腰を境に上下で分ける
骨格ナチュラルの診断で言われる「大きめ」「ゆるく」「落ち感」は、体のフレームに対して服の面積を足す助言です。骨の長さや関節の大きさが服に負けないように、布の量で釣り合いを取っています。
顔タイプフェミニンの診断で言われる「曲線」「やわらかく」「華やかに」は、顔の丸みと服の形を揃える助言です。顔が大人っぽい曲線でできているので、服に直線や硬い面が来ると顔が負けます。
この2つは、体の上と下で分けると両立します。腰より上は顔の曲線に合わせて形を整え、腰より下は骨格のフレームに合わせて面積を足す。ゆるさを捨てるのではなく、置く高さを変えるだけです。
なぜ顔が負けるのか:顔の近くの面積と直線
大きいトップスを着たとき、顔の横にあるのは、肩から落ちた布の面と、直線で下りる身幅です。ナチュラルの骨格はこの面に負けませんが、フェミニンの顔はこの面に負けます。
鏡の前でオーバーサイズのトップスを着て、目を半分閉じて見てください。顔の輪郭より先に、肩から胸の布の面が見えるなら、顔が負けています。顔の輪郭が先に見えて、服が後ろにあるなら負けていません。
負けているときに起きていることは、面積の問題と直線の問題の2つです。面積は、顔が小さく寂しく見える。直線は、顔のやわらかさが硬く見える。どちらが強いかで、直す場所が変わります。面積が強い人はゆるさを下に送ること、直線が強い人は襟元の形を変えることが、それぞれ先です。
境目①:肩先の骨に角があるか
骨格ナチュラルの中にも、肩先の骨がしっかり張る人と、骨は長いが張りは弱い人がいます。この差で、上に残すゆるさの量が変わります。
肩のいちばん外側を、反対の手の指で触ってください。骨が角として触れて、服の肩線がそこに引っかかる感じがある人は「角あり」です。骨は触れるが丸く流れて、服の肩線が滑る人は「角なし」です。
| 肩先 | 上に残すゆるさ | 肩線の位置 |
|---|---|---|
| 角あり | 袖の幅だけ(腕より太い袖) | 肩先に乗せる(落とさない) |
| 角なし | 残さない(上は全部細く) | 肩先か、1〜2cm内側 |
角がある人が上を全部細くすると、肩の骨が服の上に浮いて見えます。袖だけ太くしておくと、骨は袖の影に入り、顔の横に面は来ません。角がない人は、細くしても骨は目立たないので、ゆるさを残す理由がありません。
境目②:首の長さ
顎の下から、鎖骨の中央のくぼみまでを、指を横にして測ります。指3本以下なら短い側、4本以上なら長い側です。
首が短い人は、顔の近くに布が来ると、顔と肩がくっついて見えます。ゆるさを腰より下に送るだけでは足りず、襟元を開けて縦に逃がす必要があります。丸襟を選ぶなら、開きが鎖骨の下まで来るものにしてください。
首が長い人は、襟元を詰めても顔は負けません。むしろ詰めたほうが、首の長さと顔の曲線がつながって見えます。この人は、上を細くするだけで足り、襟元は好みで選べます。
境目③:顔の丸みが目にあるか、頬にあるか
フェミニン顔の曲線は、人によって目に強く出るか、頬に強く出るかが違います。これで襟の形が変わります。
正面の鏡で、顔の中でいちばん丸いと感じる場所を1つ指さしてください。目か、頬のふくらみか。
| 丸みの場所 | 襟元の形 | 避ける襟 |
|---|---|---|
| 目 | Vネックの底を丸くしたもの、浅いU | 底が尖ったV、スクエア |
| 頬 | 丸襟、ボートネック、クルーネック | 深いV、襟の角が立つもの |
目に丸みがある人は、縦に少し開けても顔は負けません。開きの底だけ丸ければ、曲線は保てます。頬に丸みがある人は、縦に開けると頬の丸さだけが浮くので、横に開く襟で頬の線を受けます。首が短くて頬が丸い人は、ボートネックで横に開きつつ、鎖骨が見える深さにしてください。
肩に角がある人:上は袖幅だけゆるく、肩線は乗せる
角のある人の秋冬トップスは、肩線が肩先に乗っていて、袖だけ腕より太いものです。袖の太さは、腕を下ろしたときに袖と腕の間に指2本入る程度で足ります。これより太いと、袖の面が顔の横に来ます。
身幅は、胸の下で布がたるまない程度に。ここをゆるくすると、顔の下に面ができて顔が小さく見えます。
ニットなら、ゲージは中くらいで、編み目が見えるもの。ナチュラルの乾いた質感はここで出します。襟の形は境目③で選び、裾は腰骨のあたりで止めるものか、腰より下に出すなら前だけ入れます。
肩に角がない人:上は細く、質感で骨格に寄せる
角のない人は、上を全部細くしてかまいません。ナチュラルに寄せる仕事は、形ではなく素材でします。
細い形でも、生地が乾いた質感で、表面に凹凸があれば、骨格ナチュラルは外れません。たとえば、目のつまった編みのニット、起毛の少ないウール、洗いざらしの風合いのあるコットン。艶があってなめらかな生地は、細い形と合わさると骨格から外れます。
この人がいちばん間違えやすいのは、フェミニンの助言どおりに艶のとろみ素材を選ぶことです。顔には合いますが、骨格に負けて安く見えます。曲線は襟と裾の形で作り、素材は乾かす。この分担です。
腰より下に送るゆるさの作り方
上を整えたら、下でゆるさを作ります。ナチュラルに必要な面積は、ワイドパンツかロング丈のスカートで作るのがいちばん簡単です。
パンツなら、太ももの位置で脚と布の間に拳が1つ入る幅。丈は床から2〜3cm上まで。ここで面積が出るので、上が細くても骨格の釣り合いは取れます。
スカートなら、ふくらはぎの真ん中より下の丈で、歩いたときに布が動くもの。ギャザーの多いものより、落ち感のある素材が広く広がるものが、ナチュラルとフェミニンの両方に合います。
上と下の面積の比は、鏡で見て上が1、下が2くらいが目安です。上が細く、下が広い。この形ができていれば、顔は負けず、骨格も立っています。
素材の折り合い:乾いているが落ちる
ナチュラルは乾いた質感、フェミニンはやわらかい質感。この2つの間に立つのは、乾いているが落ち感のある素材です。
洗いざらしの風合いのあるレーヨン混、ややハリのあるリネン混、目のつまったウールのやわらかいもの。表面は乾いているが、手で持つとくたっと落ちる。こういう生地を、上にも下にも使えます。
避けるのは、両端です。パリッと硬い生地は顔が負け、艶のあるとろみは骨格が負けます。生地を触ったときに「乾いているけれど、たたむと柔らかい」なら間に立っています。
秋冬のアウター:襟の丸みと肩線で選ぶ
秋冬にいちばん迷うのがアウターです。ナチュラル向きの大きいコートは、顔の横に直線の面が来るので、フェミニン顔が負けます。
選ぶのは、襟に丸みがあって、肩線が肩先に乗っているコートです。丈は長く、身幅はあってかまいません。丈と身幅はゆるさを腰より下に集める方向に働くので、顔には影響しません。肩が落ちて襟が直線のものだけ避けてください。
肩に角がある人は、袖幅のあるコートを。角のない人は、袖は普通で丈だけ長いものを。首が短い人は、襟を立てずに開けて着ます。
どちらとも取れないときは、目が行く順番で決める
ここまでの境目で、肩先は角あり、でも首は長い、丸みは目、というように、分岐が混ざる人がいます。その人は、着た状態で鏡を見て、最初に目が行くのが顔か服かで決めてください。
顔に先に目が行くなら、骨格側に寄せてよい状態です。上にもう少しゆるさを足せます。服に先に目が行くなら、顔が負けています。ゆるさをもう一段下に送ってください。
鏡で見るときは、3m離れて、目を半分閉じます。細部が消えて、面と線だけが残るので、顔と服のどちらが強いかが読みやすくなります。
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ナチュラルのニットの選び方は骨格ナチュラルのニットの選び方に、フェミニン顔とパンツの直線の扱いは顔タイプフェミニンのパンツ|直線が顔に近い人ほど裾幅を広げるに分けて書いています。骨格と顔のどちらを先に採るか迷う人は、まず鏡で目が行く順番を見てから進んでください。
よくある質問
Q. 骨格ナチュラルと診断されたのに、オーバーサイズで顔が寂しく見えます。 骨格は当たっています。顔タイプがフェミニンなら、顔の近くのゆるさに顔の曲線が負けているだけです。トップスの肩線を肩先から3cm以内に収め、ワイドパンツかロングスカートでゆるさを腰より下に送ってください。
Q. 上を細くしたら肩幅が目立つようになりました。 肩先の骨に角がある人です。肩線は肩先に乗せたまま、袖だけ腕より太いものにしてください。袖の影に骨が入り、顔の横には面が来ません。
Q. 甘い服を着ると骨が目立ち、ゆるい服を着ると顔が負けます。どっちを信じればいいですか。 両方です。腰より上は顔に合わせて形を整え、腰より下は骨格に合わせて面積を足します。鏡の3m先から目を半分閉じて見て、顔に先に目が行けば釣り合っています。
Q. 首が短くて、丸襟だと顔と肩がくっついて見えます。 丸襟をやめる必要はありません。開きが鎖骨の下まで来る深さの丸襟か、鎖骨が見えるボートネックにしてください。ゆるさは腰より下に徹底して送ります。
— メグラシ編集部





