カーディガン 骨格と顔タイプで割れる|丈と編みは体、襟とボタンは顔

**カーディガンは、丈と編みの厚みを骨格で、襟ぐりの形とボタンの大きさを顔タイプで決めてください。**2つの診断結果が逆のことを言っている人も、この分け方なら1枚の中で両方を守れます。
カーディガンは羽織りものなので、体の形を拾う場所と、顔の近くに来る場所がはっきり分かれています。腰まわりの丈や編みの厚みは体の線に効き、首元の開きやボタンは顔の印象に効きます。どちらか一方の診断だけで選ぶと、もう片方の場所が外れます。
迷ったら、体に触れる場所は骨格に、顔から20cm以内に来る場所は顔タイプに渡してください。それでも決まらない人のために、ボタンを留めたときと開けたときで効く軸が入れ替わる話を後半に書いています。
結論:体に触れる場所は骨格、顔から20cm以内は顔タイプ
カーディガン1枚を4つの場所に分けると、決める診断が自然に分かれます。
| 場所 | 決める診断 | 鏡で見るところ |
|---|---|---|
| 丈 | 骨格 | 裾が腰骨・ヒップの一番高い所・太ももの中ほどのどこで止まるか |
| 編みの厚み | 骨格 | 二の腕と胸まわりが一回り大きく見えないか |
| 襟ぐりの形 | 顔タイプ | 顎から襟までの間の形が顔の輪郭と合うか |
| ボタンの大きさ | 顔タイプ | ボタンが目より先に目に入らないか |
骨格の詳しい選び方は骨格診断のカーディガンに、顔タイプだけで見た選び方は顔タイプ別のカーディガンにまとめています。この記事は、その2つが逆を言うときにどう組むかを中心に書きます。
外れ方を先に見る|体か顔か
手持ちのカーディガンを着て、全身が映る鏡の前に立ってください。違和感がどこに出ているかで、直す診断が決まります。
- 体が一回り大きく見える、腰の位置が下がって見える、袖に着られている感じがする → 骨格の側で外れています
- 顔だけが浮く、顔が寂しく見える、首元が詰まって見える、服のほうが子どもっぽい → 顔タイプの側で外れています
両方に心当たりがある人は、先に体の側から直してください。丈と編みが合っていない状態では、襟ぐりを変えても全体の釣り合いが戻らないからです。
骨格ストレート|平らな編みを、腰骨の少し下で止める
骨格ストレートの人は、胸から腰までに厚みがあり、上半身に重心があります。カーディガンの編みが厚いと、その厚みがそのまま上乗せされます。
編みは表面が平らで、指の幅1本分に編み目が4つ以上数えられる細かさが目安です。丈は腰骨の少し下、ヒップの一番高い所にかからない位置で止めると、上半身の厚みと下半身の間に区切りが入ります。
ざっくり編みを着たい日は、前を開けて縦の線を作ってください。前立ての2本の線が厚みを縦に割ります。
骨格ウェーブ|短い丈で、重心を上に集める
骨格ウェーブの人は、上半身が薄く、腰から下に重心があります。長い丈のカーディガンは、その重心をさらに下へ引っぱります。
丈は腰骨より上、ウエストの少し下で止まる短い丈が基本です。編みは柔らかく、体に沿って落ちるものが合います。裾と袖口のリブが締まっていると、体の線がぼやけません。
長い丈を着たい日は、前を一番上のボタンだけ留めて、下を開けてください。上で留めた所に目が集まり、重心が上がります。
骨格ナチュラル|骨の大きさに負けない厚みと長さ
骨格ナチュラルの人は、肩や手首の骨がしっかりしていて、体の枠が大きく見えます。薄くて短いカーディガンは、骨の大きさに負けて小さく見えます。
ざっくりした編みや、太ももの中ほどまである長い丈が合います。肩の縫い目が肩の骨より少し外に落ちる形でも、着られて見えにくいのがナチュラルの強みです。
細かい編みを着たい日は、丈を長くしてください。編みで足りない量を、長さで補えます。
顔タイプが曲線・子ども寄り|丸い襟ぐりと小さめのボタン
顔の輪郭や目が丸く、パーツが顔の中心に寄っている人は、首元に丸い線があると顔と服がつながります。キュート、フレッシュ、アクティブキュート、フェミニン寄りの人がこの側です。
襟ぐりは丸首か、浅い丸のV。ボタンは直径1cm前後、小指の爪くらいの大きさが目安です。ボタンが大きいと、顔より先にボタンに目が行きます。
顔タイプが直線・大人寄り|V字の開きと、目立たないボタン
輪郭やパーツに直線が多く、顔の縦の長さがある人は、首元に縦の線があると顔が締まります。クール、エレガント、ソフトエレガント、クールカジュアル寄りの人がこの側です。
襟ぐりはV字で、鎖骨のくぼみから指3本分ほど下まで開くものが目安です。ボタンは服と同じ色で、存在が目立たないものを選んでください。ボタンが主張すると、大人の顔に対して服が幼く見えます。
骨格と顔タイプが逆を言うとき|3つの組み合わせ
ここからが、この記事でいちばん伝えたいところです。診断を2つ受けた人のうち、体と顔の向きが逆になっている人は少なくありません。
骨格ストレート×顔が曲線・子ども寄り
骨格は「平らで細かい編み、きちんとした形」を言い、顔は「丸くてやわらかいもの」を言います。
**丈と編みは骨格に渡して、平らな細かい編みを腰骨の少し下までで選びます。**そのうえで、襟ぐりだけを丸首にします。ボタンは小さめで、貝のような白っぽいものにすると、顔の丸さとつながります。
避けたいのは、顔に合わせて全体をふわふわの起毛にすることです。顔は収まっても、上半身が一回り大きく見えます。
骨格ウェーブ×顔が直線・大人寄り
骨格は「柔らかく短い丈」を言い、顔は「縦の線ときりっとした形」を言います。
短い丈と柔らかい編みは骨格に合わせたまま、襟ぐりを深めのV字にしてください。短い丈のV字は、首元に縦の線を作りながら重心を上に保てます。ボタンは服と同じ色の小さいものに。
避けたいのは、顔に合わせて長い丈のロングカーディガンを選ぶことです。顔はすっきりしても、腰から下が重く見えます。
骨格ナチュラル×顔が曲線・子ども寄り
骨格は「ざっくり、長め」を言い、顔は「小さく丸いもの」を言います。この組み合わせは、ざっくり編みの量に顔が埋もれやすいところが難しいです。
厚みと丈は骨格に合わせて、ざっくりした長めのものを選びます。そのかわり、襟ぐりを広めの丸にして、顔と編みの間に肌の見える部分を作ってください。首から鎖骨までが3〜4cm見えるだけで、顔が埋もれなくなります。
どちらとも取れるとき|ボタンを留めた姿と開けた姿で見る
骨格が混合タイプだったり、顔タイプが中間と言われたりした人は、どちらに寄せるか決めにくいはずです。そういう人は、同じカーディガンでボタンを全部留めた姿と、全部開けた姿の2枚を写真に撮ってください。
- 留めた姿だけ外れる → 体の側が合っていません。丈と編みを見直します
- 開けた姿だけ外れる → 中に着る服の首元と、顔のつながりが合っていません
- どちらも外れる → 襟ぐりの形から見直します。顔の側です
カーディガンは留めると体の形が出て、開けると中の服の首元が顔のまわりに来ます。留めると骨格が効き、開けると顔タイプが効くと覚えておくと、迷ったときにどちらを直すかが決まります。
ボタンの留め方で、効く診断を入れ替える
同じ1枚でも、留め方を変えると体と顔のどちらを優先するかを選べます。
- 一番上だけ留める:重心が上がり、首元に小さな三角ができます。骨格ウェーブと、顔が曲線寄りの人に向きます
- 真ん中の2つだけ留める:ウエストの位置が出て、首元はV字に開きます。骨格ストレートと、顔が直線寄りの人に向きます
- 全部開ける:縦の線が2本できます。骨格ナチュラルと、どの顔タイプにも合わせやすい留め方です
逆の診断を持っている人は、一番上だけ留める・真ん中だけ留めるを日によって使い分けると、手持ちの1枚の中で調整できます。
コートの下に着る日は、骨格の答えを優先する
寒くなってコートの下に着るときは、首元はマフラーやコートの襟で覆われ、カーディガンの襟ぐりはほとんど見えなくなります。残るのは、袖の厚みと、コートの裾から出るかどうかの丈です。
この時期は、骨格に合わせた丈と厚みを優先してください。コートの裾からカーディガンの裾がはみ出すと、骨格に関係なく重く見えます。コートとの組み方は骨格と顔タイプでコートが割れるも参考にしてください。
試着室で30秒で見る3か所
売り場で試すときは、次の順番で見ると迷いが短くなります。
- 横を向いて、裾が止まる位置を見る(骨格)
- 腕を前に伸ばして、二の腕が一回り大きく見えないかを見る(骨格)
- 正面を向いて、目線を顎の下にずらし、襟ぐりとボタンのどちらが先に目に入るかを見る(顔タイプ)
3番目で、襟ぐりより先にボタンに目が行くなら、そのボタンは顔に対して強すぎます。
手持ちのカーディガンを直すとき
買い替える前に、次の3つを試してください。
- 丈が長すぎる:裾を内側に折り込み、背中側で小さな安全ピンで留めると、一段短い丈になります
- 襟ぐりが顔に合わない:前を開けて、中に着る服の首元で顔に合う形を作ります。丸が合う人は丸首のカットソー、縦の線が合う人はVネックのものを中に
- ボタンが強すぎる:同じ大きさで服と同じ色のボタンに付け替えるだけで、顔とのずれが小さくなります
中に着る服の首元をどう選ぶかは骨格と顔タイプで首元が割れるに、ニット1枚で着る日の選び方は骨格と顔タイプでニットが割れるに書いています。
2つの診断を1枚に分けて持つ
診断を2つ受けると、どちらかを捨てなければいけない気がします。でもカーディガンは、体に触れる場所と顔に近い場所がはっきり分かれた服です。丈と編みを骨格に、襟ぐりとボタンを顔タイプに渡せば、両方を同じ1枚の中に持てます。
鏡の前で違和感が出たら、それが体の側か顔の側かを先に見てください。直す場所がひとつに絞れれば、手持ちのカーディガンもまだ着られます。
よくある問い
- Q. 骨格ストレートで顔タイプがキュートです。カーディガンはどちらに合わせればいいですか
- 編みと丈は骨格ストレートに合わせて、表面が平らな細かい編みを腰骨の少し下までの丈で選んでください。そのうえで襟ぐりを丸にして、ボタンを小さめにします。体に触れる場所は骨格、顔のまわりは顔タイプに分けると、どちらの良さも消えません。
- Q. ざっくりした編みが着たいのですが、骨格ウェーブだと着られて見えます
- ざっくり編みを諦める必要はありません。丈を腰骨より上の短い丈にして、袖口と裾のリブを細く締まったものにしてください。厚みが出ても、体の上半分で終わる形なら重心が上がります。顔タイプが大人の直線なら、襟ぐりをV字にして首元を開けるとさらに収まります。
- Q. 診断を受けていないので、自分の骨格も顔タイプも分かりません
- 先にこの記事の外れ方の表で、鏡の前で違和感が出る場所が体か顔かを見てください。体の側なら骨格のセルフチェック、顔の側なら顔タイプのセルフチェックから始めると、両方を一度に決めるより迷いが少なくなります。
- Q. 手持ちのカーディガンが似合わないとき、買い直すしかありませんか
- 丈が合っていない場合は、裾を内側に折り込んで留めるか、ボタンの留め方を変えるだけで直ることがあります。襟ぐりが顔に合っていない場合は、前を開けて中に着る服の首元で顔に合う形を作れば、カーディガン自体は替えずに済みます。
— メグラシ編集部





