1stイエベ秋・2ndブルベ夏|借りるのは明るさ1段だけ。青みは借りない

1stがイエベ秋で2ndがブルベ夏と出た人が秋色で沈むとき、動かすのは色みではありません。深さのほうを1段だけ動かします。
同じ黄みの茶のまま、明るさを1段上げる。青みは借りません。これだけで、顔の下にできる影の量が変わります。
この2つが共有しているのは、濁り1本だけ
パーソナルカラーの4つの区分は、暖かみ・明るさ・濁りという3本の軸で説明されます。イエベ秋とブルベ夏を並べると、共有しているのは濁りの1本だけです。
暖かみは逆を向いています。イエベ秋は黄みの側、ブルベ夏は青みの側。明るさも逆です。イエベ秋は深い側、ブルベ夏は明るい側。

だから2ndを色として持ってくると、2本が同時に動きます。 1本だけ動かせば戻し方が分かりますが、2本動くと、外したときにどちらを戻せばよいか分からなくなります。
借りるのは明るさ1本。青みは借りない
3本のうち、動かして安全なのは明るさです。理由は2つあります。
1つめ。明るさは同じ色相の中で動かせます。 同じ茶のまま明るい茶へ、同じ緑のまま明るい緑へ。色相を変えないので、1stの土台は残ります。
2つめ。明るさは戻せます。 1段上げて薄く見えたら、半分戻すか隣に濃さを置けば戻ります。色相を変えてしまうと、戻すには買い直しになります。
青みは借りません。青みを足すと暖かみの軸が動き、そこに明るさの変化も重なって、結果として何が効いたのか分からなくなります。
順番でいうと、こうなります。まず明るさだけを1段動かして、それで足りるかを見る。足りたらそこで終わりです。足りなかったときにはじめて、置く場所や面積の話に進みます。色相を動かすのはいちばん最後で、多くの場合そこまで行きません。
この順番が大事なのは、動かす軸を1本に固定しておくと、外したときに元へ戻せるからです。2本同時に動かした日は、次の日に同じ組み合わせを再現できません。再現できないと、経験が積み上がりません。
判定|顎の下に当てて、頬の下の影の縁を見る
明るい窓のそばに立って、手持ちの1枚を顎の下に当てます。見るのは、頬の下にできる影の外側の縁です。
濃さではなく縁を見るのは、濃さは光の量で毎回変わるのに対して、縁の出方は服の深さで決まるからです。
| 縁の見え方 | 意味 | その1枚の扱い |
|---|---|---|
| ぼけて肌に溶ける | 深さは範囲の内側 | そのまま顔まわりで使える |
| 薄く残るが線にならない | 境目 | 光の弱い日だけ顔まわりへ |
| 細い線としてはっきり残る | 深さが上限を越えている | 1段明るいものへ替える |
1枚だけで見ると、どちらとも取れます。同じ色で明るさの違う2枚を並べて、縁の見え方を比べてください。比べれば1分で決まります。
当てる位置は、顎の先から下へ手のひら1枚ぶんです。ここより下げると、影が首の途中で止まって縁が見えなくなります。上げすぎると布が顎に触れて、影ではなく布の陰が写ります。
光は、正面からの窓の光を使ってください。天井の照明だけの部屋では、影が最初から濃く出るので、どの1枚でも縁が線に見えます。判定を取る場所は毎回同じにする、とだけ決めておけば、日をまたいだ比較ができるようになります。
1段の上げ方|同じ棚の中で選ぶ
上げるのは1段までです。1段というのは、同じ色の名前で呼ばれている範囲の中で、いちばん深いものと、そのひとつ手前くらいの差を指します。
具体的には、こう動かします。
- 深い茶 → 明るい茶(色の名前は変わらない)
- 深い緑 → 灰みの入った緑(濁りは残す)
- 深い赤 → 灰みの入った赤(青い赤には寄せない)
色の名前が変わったら、上げすぎです。 茶が灰色になった、緑が水色になった。ここまで来ると濁りまで抜けていて、1stと2ndが共有している唯一の1本を失っています。
2段上げると、濁りが抜ける
1段と2段の差は、見た目には小さく見えます。ただ、2段上げると濁りが抜けて、色が澄んだ側へ出ます。
澄んだ色はイエベ秋の得意な場所ではなく、ブルベ夏の得意な場所でもありません。ブルベ夏が得意なのは明るくて濁っている色で、明るくて澄んだ色ではないからです。
つまり2段上げた地点は、どちらの側からも外れた場所です。ここが、この組み合わせでいちばん外しやすい落とし穴になります。
見分け方は1つあります。上げた1枚を白い紙の上に置いて、紙との境目を見てください。境目に灰色の帯が残っているなら、濁りはまだ残っています。境目が紙に対してすっと切れて、色だけが浮いて見えるなら、濁りが抜けています。
抜けているかどうかは、顔に当てる前に机の上で分かります。当ててから迷うより、置いて確かめるほうが早いです。
2ndを色として使う日|置く場所を先に決める
青みのある色をどうしても着たい日は、色を諦める代わりに置く場所で調整します。
顔から30cmの範囲に入る2ndの色は、手のひら1枚ぶんまで。首元から下がる細いもの、耳もとの小さいもの、袖口からのぞく程度。この大きさなら、色として読まれる前に形として読まれます。

上半身の面を全部2ndの色にすると、土台のほうが押し負けます。面積が大きいほうが、その日の基準になります。
下半身は自由です。顔から離れているので、2本動いても顔の下の影には届きません。青みのある色を試したい日は、下から入れてください。
下から入れる日は、上に濁りのある色を1枚残しておくと全体がつながります。上下で色相が離れていても、濁りという共通の1本があると、別々のものが並んでいるようには見えません。共有している1本は、こういうときに効きます。
靴と鞄は、上下のどちらに合わせても構いません。ただし2ndの側に合わせるなら、顔から離れているほうの色に寄せてください。遠いもの同士でそろえると、近いもの同士の関係を崩さずに済みます。
手持ちを3つに分ける
一度だけ、手持ちを分けておくと毎朝の判断が短くなります。
- 顔まわりに置けるもの ── 縁がぼける深さのもの
- 顔から離せば使えるもの ── 縁が線で残るが、色としては気に入っているもの
- 面積を小さくして使うもの ── 2ndの側の色
3の箱は小さくて構いません。この箱に入るのは、細いものと小さいものだけです。
分けるときは、その日の光でまとめて判定してください。日を分けて判定すると、光の違いが結果に混ざります。
2の箱は捨てる箱ではありません。深さのあるものは、下半身に置けば持ち味がそのまま出ます。顔の下に置けないことと、着られないことは別です。この2つを混ぜてしまうと、気に入っている服を理由なく手放すことになります。
箱に分けたあと、1の箱がいくつあるかを数えてください。3枚以上あれば、朝はそこから選ぶだけで済みます。1枚もないときは、いま持っている中でいちばん明るい1枚を基準にして、そこから1段ずつ増やしていってください。
⭐ 失敗からの戻し方|入れ替えるのは1枚だけ
外で「今日は沈んでいる」と気づいたときに、その場でできることは1つです。
顔まわりの1枚だけを、同じ色のまま1段明るいものへ替えてください。 上着を脱いで中の明るい1枚を出す、羽織の前を開けて中の色を見せる、首元に明るいものを1枚足す。どれでも構いません。
替えるのは1枚だけです。2枚以上替えると、何が効いたのか分からなくなり、次の日に同じことができません。
避けたいのは、青みのあるものを顔の近くに足すことです。深さの問題を色みで直そうとすると、2本目の軸が動いて、沈みが色ずれに置き換わるだけになります。
家に帰ってからは、その日いちばん顔に近かった1枚を、明るい側の箱へ移してください。組み合わせを作り直す必要はありません。1枚の置き場所を変えるだけで、次の朝は同じ失敗が起きません。
⭐ 売り場と美容室で言う3点
人に渡すときは、色の名前ではなく次の3つを言うと通じます。
- 「同じ色で、1段明るいものを見たい」 ── 色を替えたいのではないと先に伝わります
- 「灰みは残したい。澄んだ色にはしないでください」 ── 濁りを守る指定です。ここを言わないと、明るくする過程で濁りが抜けます
- 「青みは足さなくて大丈夫です」 ── 明るくする=青くする、と受け取られるのを防ぎます
髪の色で相談するときも同じ3語で通じます。深い色をどこまで暗くできるかは髪に残っている光の帯のほうで別に決まるので、そちらと合わせて渡すと話が早く進みます。
3つのうち、いちばん効くのは2つめです。明るくしてほしいと言うと、澄ませてほしいと受け取られることがあります。 濁りを残す、と一言添えてください。
どちらとも取れるとき①|順番が入れ替わる
診断のたびに1stと2ndが入れ替わる場合があります。この組み合わせは共有している軸が1本しかないので、どちらが上に出るかは光や体調で動きます。
この場合は、順番を決めようとしないでください。両方に共通しているのは濁りの1本なので、そこだけを固定します。濁りのある色の中で、明るさを自分で1段ずつ試す。順番が決まらなくても、これで手は動きます。
順番が入れ替わる人ほど、真ん中の帯が広く取れます。1stが動かない人は使える幅が狭いかわりに迷いが少なく、動く人は幅が広いかわりに毎回決め直すことになります。幅が広いのは条件で、不利なことではありません。
どちらとも取れるとき②|明るくしたら薄く見えた
上げすぎです。戻し方は2つあります。
- 上げた1段を、半分だけ戻す
- 明るくした面の隣に濃い色を1つ置く
2つめのほうが早く済みます。隣に濃さがあると、明るい面のほうも深さを取り戻します。色を替えるのではなく、隣に何を置くかで戻せます。
どちらとも取れるとき③|季節で結果が変わる
夏に成立していた1枚が、冬に沈むことがあります。光の量が違うためです。
判定は、その季節の光でやり直してください。 前の季節に出した結果は、次の季節の根拠になりません。年に2回、季節の変わり目に手持ちを並べ直すだけで足ります。

まとめ
1stイエベ秋・2ndブルベ夏で沈むのは、深さが上限を越えているときです。色みは合っています。
顎の下に当てて、頬の下の影の縁を見る。線で残るなら、同じ色のまま1段明るいものへ。上げるのは1段まで。青みは借りない。
混ぜるのではなく、1本だけ借りてください。 1本なら、外したときに戻せます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 1stイエベ秋・2ndブルベ夏と出ました。2つを足して考えていいですか。
- 足すと決まらなくなります。この2つが共有しているのは濁りの1本だけで、暖かみと明るさは逆を向いているからです。イエベ秋は黄みが強く、深さがあります。ブルベ夏は青みがあり、明るさがあります。2つを色として足すと、黄みと青みが打ち消し合って、どちらでもない色に落ちます。だから足すのではなく、1本だけ選んで借りてください。借りるのは明るさのほうです。同じ黄みのまま明るさを1段上げれば、1stの土台を崩さずに2ndの側へ寄せられます。
- Q. 秋色を着ると顔が沈むのに、イエベ秋と診断されました。矛盾していませんか。
- 矛盾していません。イエベ秋が得意なのは色みであって、深さのほうは人によって上限が違います。同じ黄みの茶でも、深いものと明るいものでは顔の下にできる影の量が変わります。2ndにブルベ夏が出ている人は、明るさの側に寄っていることが多く、深いほうの端が上限を越えやすくなります。色みを疑う前に、深さだけを1段動かしてみてください。同じ棚の中で1段明るいものに替えるだけで結果が変わることがあります。
- Q. 影の縁は、どこをどう見ればいいですか。
- 明るい窓のそばで、服を顎の下に当てて、頬の下にできる影の外側の縁を見ます。見るのは影の濃さではなく縁のほうです。縁がぼけて肌に溶けているなら、その深さは範囲の内側です。縁が細い線としてはっきり残っているなら、深さが上限を越えています。判定に迷うときは、いま着ているものと、同じ色で明るいものを並べて、縁の見え方を比べてください。1枚だけで見ると、どちらとも取れます。
- Q. 2ndの色を顔まわりに置くことはできませんか。
- 条件つきでできます。青みのある色をそのまま顔まわりに置くと、黄みと明るさの2本が同時に動くので、面積を小さくしてください。首元から下がる細いものや、耳もとの小さいものなら、色として読まれる前に形として読まれます。逆に、上半身の面を全部2ndの色にすると、土台のほうが押し負けます。目安は、顔から30cmの範囲に入る2ndの色を、手のひら1枚ぶんまでに留めることです。
- Q. 明るくしたら、今度は薄く見えるようになりました。
- 上げすぎです。上げるのは1段までで、2段上げると濁りまで抜けて別の場所へ出ます。濁りは1stと2ndが共有している唯一の1本なので、ここを失うとどちらの側からも外れます。戻し方は簡単で、上げた1段を半分だけ戻すか、明るくした面の隣に濃い色を1つ置いてください。隣に濃さがあると、明るい面のほうも深さを取り戻します。色を替えるのではなく、隣に何を置くかで戻します。
— メグラシ編集部





