アイスカラーが似合う人|白を混ぜた冬の淡色は、頬の赤みと唇で見分ける

**真っ白を顔の下に当てて、生成りを当てたときより顔が明るく見えるなら、あなたはアイスカラーが似合う人です。**逆に、生成りのほうが顔がなじんで見えるなら、アイスカラーは顔から少し離して着る色になります。
アイスカラーは、白をたっぷり混ぜて、氷のように冷たく澄ませた淡い色です。水色、桃色、薄紫、薄緑。どれも白い紙と並べると、色がかすかに分かる程度の淡さしかありません。だからこそ、似合うかどうかは「白が似合うかどうか」とほとんど同じ線で分かれます。
ここでは、白い紙と生成りの紙、それに鏡があれば測れる目安で、アイスカラーが顔の下に置けるかどうかを決めていきます。白そのものの似合い方は白が似合う人で詳しく見ています。
結論:真っ白で顔が明るくなる人が、アイスカラーの似合う人
アイスカラーが似合うかどうかを決める条件は、2つに絞れます。
1つは、白の量が多い色に顔が負けないこと。アイスカラーはほとんど白に近い色なので、顔の色みが服より弱いと、顔が服に溶けて輪郭がぼやけます。
もう1つは、青みのある色で顔が冴えること。アイスカラーは、どの色でも白の中にかすかな青みを含んでいます。この青みが、頬の赤みを桃色に、白目を白く見せる人がアイスカラーの似合う人です。
この2つを満たすのは、パーソナルカラーで言えばブルベ冬の人がいちばん多く、次にブルベ夏の中でも明るい色が得意な人です。ただし、診断の結果だけで決める必要はありません。次の確かめ方で、あなたの顔に直接聞いてください。
| 確かめる場所 | 似合う側 | 似合わない側 |
|---|---|---|
| 白い紙と生成りの紙 | 白い紙のほうが顔が明るい | 生成りのほうが顔がなじむ |
| 頬の赤み | 青みのある桃色に見える | 肌の中に赤がまだらに浮く |
| 唇の色 | 輪郭がくっきり残る | 服の淡さに吸われて薄くなる |
30秒の確かめ|白い紙と生成りの紙を顎の下に当てる
コピー用紙のような真っ白な紙を1枚と、生成りやクリームがかった紙を1枚用意してください。生成りの紙がなければ、包装紙の裏や、少し黄ばんだ封筒でもかまいません。
窓際の自然光の下で、窓に向かって立ちます。部屋の照明は消してください。照明の色が顔に乗ると、白と生成りの差が見えにくくなります。
白い紙を顎の真下に、紙の上の端が顎に触れるくらいの位置で当てて、鏡を見ます。次に生成りの紙に替えて、同じ位置で見ます。これを2回ずつ繰り返してください。
見比べるのは、顔全体の明るさです。白い紙を当てたとき、顔がぱっと明るく見え、肌の色が白に引き上げられるように見えるなら、あなたの顔は白の量が多い色に負けません。生成りを当てたときのほうが顔に血色が乗って見え、白い紙では顔が青白く沈んで見えるなら、白の量が多い色は顔の下に置かないほうが安全です。
2回とも同じ答えなら、それがあなたの答えです。1回目と2回目で答えが変わるなら、どちらの紙もある程度似合う範囲にあるということなので、次の頬と唇の確かめに進んでください。
境目①白の量|紙と並べて色が見分けられるか
アイスカラーと呼ばれる色にも、白の量に幅があります。売り場で手に取った1枚が、どのくらい白に近いのかを先に測っておくと、選ぶときの迷いが減ります。
白い紙の上に服を置いて、少し離れて見てください。
紙と服の境目がほとんど分からず、色がかすかに感じられる程度。これが最も白に近いアイスカラーです。白が似合う人にとっては、白と同じ感覚で着られる色です。
紙との境目ははっきり分かるが、色の名前を言うのに少し考える。水色なのか灰色なのか、桃色なのか白なのか、一瞬迷う程度。これが真ん中のアイスカラーで、最も多く売り場に並んでいます。
紙との差が大きく、色の名前がすぐに言える。これはアイスカラーよりも、淡いパステルに近い色です。白い紙が少し温かく見えるなら、なおさらパステル寄りです。
最初の1枚は、真ん中のアイスカラーを選んでください。白に近すぎると白との違いが分かりにくく、パステル寄りだとアイスカラー本来の冷たい澄み方が試せません。
境目②頬の赤みの色
白い紙の確かめで白が似合う側に出たら、次は頬の赤みを見ます。アイスカラーの服を実際に顎の下に当てて、鏡の中の頬を見てください。
似合う色を当てると、頬の赤みが青みのある桃色に見えます。赤みが頬全体に薄く広がり、肌の白さの中に自然に溶けている状態です。
似合わない色を当てると、頬の赤みが黄色っぽい肌の中にまだらに浮きます。赤みの縁がはっきりして、頬の一部だけが赤く見えたり、小鼻のまわりの赤みが目立ったりします。
頬の赤みは、その日の体調や気温で変わります。寒い屋外から戻った直後や、入浴の後は赤みが強く出るので、部屋で少し落ち着いてから確かめてください。普段の頬の赤みが少ない人は、頬を軽く指で押して、離したときに戻ってくる赤みの色を見ると分かりやすくなります。
境目③唇の色が残るか
3つ目の境目は唇です。アイスカラーの服を当てて、口紅を塗っていない唇の輪郭を見てください。
似合う人は、淡い色を当てても唇の輪郭がくっきり残ります。唇の色が服の淡さに引っ張られず、むしろ服の白さに対して唇の赤みが際立って見えます。
似合わない人は、淡い色を当てると唇の色が薄く見えます。唇の輪郭がぼやけて、顔全体が服と一緒に淡くなってしまいます。いわゆる顔色が悪く見える状態です。
唇の色が残るかどうかは、アイスカラーを顔の下に置けるかどうかに直結します。唇が負ける人でも、口紅で青みのある赤や桃色を足せば、アイスカラーを着られる幅は広がります。ただし、それは服の色が似合っているのではなく、口元で補っている状態です。補わなくても唇が残る人が、アイスカラーの似合う人です。
パステルと並べると何が違って見えるか
アイスカラーとよく混同されるのが、パステルカラーです。どちらも白を混ぜた淡い色ですが、顔の上での働きは違います。
白い紙の上に、アイスカラーの水色とパステルの水色を並べてみてください。アイスカラーの水色は紙との差が小さく、紙を冷たく見せます。パステルの水色は紙との差がもう少しあり、色によっては紙をわずかに温かく見せます。
顔の上では、アイスカラーは顔を「澄ませる」方向に、パステルは顔を「やわらげる」方向に働きます。アイスカラーが似合う人は、顔立ちがはっきりしていて、淡い色を着ても顔の強さが残る人です。パステルが似合う人は、顔立ちがやわらかく、淡い色を着ると顔の甘さが引き立つ人です。
アイスカラーは似合うのにパステルは幼く見える、という人も、その逆の人もいます。パステルで悩んでいるならパステルカラーが似合わない人の冬で、置く高さを変える方法をまとめています。
色ごとの入口|水色・桃色・薄紫・薄緑・薄黄
アイスカラーの中でも、色によって似合いやすさが違います。似合う人でも、試す順番を決めておくと失敗が少なくなります。
最初に試すのは水色です。アイスカラーの中で最も青みがはっきりしていて、似合うかどうかの答えが出やすい色です。水色で顔が明るく見えれば、ほかの色も試す価値があります。
次は薄紫です。水色より赤みが入るので、頬の赤みとの相性が見えやすくなります。薄紫で頬が桃色に見えれば、アイスカラーの幅は広いと考えてください。
3番目は桃色です。アイスカラーの桃色は、白の中にかすかに赤みが見える程度の色です。似合う人には、顔に血色を足す色として働きます。似合わない人には、肌の黄みとぶつかって、顔がくすんで見える色になります。
薄緑は、色の中に黄みが入りやすいので注意が必要です。白い紙と並べて、紙が冷たく見える薄緑だけを選んでください。黄みを含む薄緑は、アイスカラーではなく、春の淡い色に近くなります。
薄黄は、アイスカラーの中で最も難しい色です。黄色はもともと温かい色なので、白を足しても冷たさが出にくいのです。白い紙と並べて、紙がほとんど変わらないくらい白に近いものだけが、アイスカラーとして着られます。
ブルベ夏の人がアイスカラーを着るとき
ブルベ夏の人にとって、アイスカラーは似合う範囲の端にある色です。ブルベ夏の得意な色は、白に灰色を少し混ぜたような、やわらかく澄んだ色です。アイスカラーはそれより白が強く、冷たさもはっきりしています。
ブルベ夏の人がアイスカラーを試すときは、白い紙の確かめで白が似合う側に出たかどうかを先に見てください。白が似合う側に出たなら、アイスカラーも顔の下に置けます。生成りのほうがなじむ側に出たなら、アイスカラーより、灰色を少し含んだ淡い色のほうが顔に合います。
ブルベ夏の人がアイスカラーを着るときに組み合わせるのは、黒より濃紺かチャコールです。黒はブルベ夏の顔には強すぎることがあり、アイスカラーとの明るさの差が大きくなりすぎます。濃紺かチャコールなら、差を保ったまま顔の調子を整えられます。灰色の選び方はグレーが似合う人も参考にしてください。
イエベの人がアイスカラーを着たいとき
イエベの人がアイスカラーを着ると、多くの場合、顔の黄みと服の青みがぶつかって、顔が黄色っぽく、くすんで見えます。それでも、アイスカラーの澄んだ印象が好きな人は多いはずです。
方法は2つあります。
1つは、顔から20cm以上離すことです。顎の下から20cmより下、たとえばボトムやスカート、靴、バッグにアイスカラーを置きます。顔から離れた位置の色は、顔色をほとんど動かしません。
もう1つは、顔とアイスカラーの間に、暗い色を3cm以上はさむことです。黒、濃紺、チャコールのタートルネックやシャツの襟を、アイスカラーのニットの下に着ます。顔のすぐ下に暗い色の帯があると、アイスカラーの冷たさは顔に直接届きません。
イエベ春の人は、アイスカラーの中で薄黄や、黄みを少し含んだ桃色を選ぶと、顔に近い位置でも比較的なじみます。イエベ秋の人は、アイスカラーを顔の近くに置くのは難しいので、離して着る方法を基本にしてください。
どちらとも取れるとき①|白は似合うのにアイスカラーは寒々しい
白い紙の確かめでは白が似合う側に出た。それなのに、アイスカラーのニットを着ると寒々しく見える。これはブルベ冬の人に多い悩みです。
原因の多くは、淡い色だけで顔のまわりを埋めていることです。ブルベ冬の顔は、明るさの差が大きい組み合わせで最も冴えます。白とアイスカラーは、どちらも明るい端にある色なので、それだけで組むと差が生まれません。差のない組み合わせの中で、顔の強さだけが浮いて、寒々しさにつながります。
直し方は、暗い色を足すことです。アイスカラーのニットに黒のパンツを合わせる。濃紺のコートを重ねる。黒のバッグを持つ。全身のどこかに暗い端の色が入るだけで、アイスカラーは寒々しさから澄んだ印象に変わります。
それでも寒々しく見える場合は、素材を見直してください。表面がなめらかで光を返す素材は、アイスカラーの冷たさを強めます。毛足が少しあるニットや、起毛した生地を選ぶと、同じ色でも冬らしい温かみが加わります。
唇の色を足すのも1つの方法です。青みのある赤や、濃い桃色の口紅を差すと、顔の中に色の重心が生まれて、アイスカラーとの差が出ます。
どちらとも取れるとき②|水色は似合うのに桃色は似合わない
アイスカラーの中でも、色によって似合う似合わないが分かれることがあります。いちばん多いのは、水色は似合うのに、桃色は似合わないというパターンです。
これは、あなたの顔が冷たさには強いが、赤みには弱いということを示しています。水色は青みだけを含む色なので、冷たさに強い顔なら似合います。桃色は青みに加えて赤みを含むので、頬や唇の赤みと服の赤みがぶつかると、顔が赤らんで見えたり、逆に顔の赤みが消えて見えたりします。
こういう人は、アイスカラーの中で青みが強い色、水色と薄紫を中心に選んでください。桃色を着たいときは、白により近い、赤みがほとんど見えない桃色を選ぶか、顔から離して着ます。
逆に、桃色は似合うのに水色は似合わないという人もいます。この場合は、顔に赤みを足す色のほうが合う人です。アイスカラーの桃色と薄紫を中心に選び、水色は顔から離してください。くすんだ青との違いはくすみブルーが似合う人でも見ています。
どちらとも取れるとき③|ニットだと似合うのにブラウスだと浮く
同じアイスカラーの水色でも、ニットだと似合うのに、ブラウスだと顔が浮いて見える。このずれは、素材の表面の違いで起こります。
ブラウスやシャツの生地は、表面がなめらかで、光をまっすぐ返します。アイスカラーの冷たさと明るさが、そのまま顔に届きます。ニットは、編み目が光を細かく散らすので、色の冷たさが少しやわらぎます。
ブラウスで浮く人は、アイスカラーの冷たさに顔がぎりぎり負けているということです。ニットやスウェットのように光を散らす素材なら、同じ色でも顔の下に置けます。ブラウスで着たいときは、白に近いアイスカラーより、色が少しはっきりした真ん中のアイスカラーを選ぶと、浮きにくくなります。
逆に、ブラウスだと似合うのにニットだと野暮ったく見える人は、アイスカラーの冷たさを十分に受け止められる顔です。光を返す素材で、色の澄み方を最大限に生かしてください。
どちらとも取れるとき④|朝の鏡と夜の鏡で違う
朝の自然光の鏡では似合うのに、夜の部屋の照明の下では似合わない。この差も、アイスカラーでは起こりやすい現象です。
部屋の照明が暖かい色だと、アイスカラーの冷たさが打ち消されて、くすんだ灰色に見えることがあります。昼白色の照明でも、照明の真下に立つと顔に影ができて、淡い色との差が強調されます。
アイスカラーが似合うかどうかは、昼間の自然光で判断してください。そのうえで、夜に着る機会が多いなら、夜の照明の下でも一度見ておきます。夜に顔が沈んで見えるなら、昼はアイスカラーを顔の下に、夜は顔との間に濃い色をはさむ、というように時間で使い分けます。
冬の光の下でのアイスカラー
アイスカラーが冬に売り場に並ぶのは、冬の光と相性がよいからです。冬の日差しは低く、白っぽく、影が長く伸びます。この光の中では、白を多く含む色が澄んで見え、青みのある色が冷たく冴えます。
一方で、冬の曇りの日や雪の日は、光そのものが灰色がかります。この光の中では、アイスカラーの淡さが灰色に寄って、色の存在感が薄れます。曇りの日にアイスカラーを着るなら、全身の中に暗い端の色を必ず1つ入れて、明るさの差を確保してください。
屋内と屋外の行き来が多い日は、コートを着たときと脱いだときで、顔の下の色が変わります。アイスカラーのニットに黒のコートを重ねるなら、屋外では黒が顔の下に、屋内ではアイスカラーが顔の下に来ます。どちらでも顔が保てるように、両方の色が似合う範囲にあるかを確かめておきましょう。
組み合わせる色|黒・濃紺・チャコール・白
アイスカラーは、組み合わせる色で印象が大きく変わります。似合う人でも、合わせる色を間違えると、アイスカラーの良さが消えてしまいます。
黒は、アイスカラーと最もはっきりした差を作る色です。ブルベ冬の人には、アイスカラーと黒の組み合わせが最も顔を冴えさせます。アイスカラーのニットに黒のパンツ、黒のコートの襟元にアイスカラーのマフラー。どちらも、明るい端と暗い端を同時に見せる組み合わせです。
濃紺は、黒より少しやわらかい差を作ります。ブルベ夏の人や、黒が強すぎると感じる人に向いています。アイスカラーの青みと濃紺の青みが響き合って、全体が冷たい色でまとまります。
チャコールは、濃紺よりさらにやわらかい差を作ります。灰色の中に青みを含んだチャコールを選ぶと、アイスカラーとなじみながら、全体に落ち着きが出ます。
白は、アイスカラーと組み合わせると、差が小さく、全体がほとんど白に見えます。白とアイスカラーだけで組むなら、靴やバッグに黒を入れるか、素材の違いで変化をつけてください。
避けたいのは、ベージュ、キャメル、茶色との組み合わせです。黄みを含む色とアイスカラーを隣に並べると、アイスカラーの冷たさが浮いて、全体がちぐはぐに見えます。
置く場所|ニット・マフラー・コート・小物
アイスカラーを冬のどこに置くかで、顔への影響の大きさが変わります。
最も顔に近いのはマフラーとストールです。顎の真下に来るので、似合う人には最も効果的ですが、似合わない人には最も影響が大きい場所です。白い紙の確かめと、頬と唇の確かめの両方で似合う側に出た人だけ、マフラーにアイスカラーを使ってください。
次に近いのはニットです。首まわりの開き方によって、顔との距離が変わります。タートルネックは顎のすぐ下までアイスカラーが来ます。クルーネックやVネックなら、中に着る服の色が顔の下に入るので、アイスカラーとの間に距離が生まれます。
コートは、面積が大きく、顔の下から始まる位置にあります。アイスカラーのコートは、似合う人には冬の装いの主役になりますが、面積が大きい分、似合わない人には全身が淡くぼやける原因になります。コートの色の選び方はブルベ冬のコートの色でも見ています。
小物、つまりバッグや靴、手袋は、顔から最も遠い場所です。アイスカラーが似合わない人でも、ここなら気にせず使えます。
似合う人でも外れる日
アイスカラーが似合う人でも、外れる日があります。
顔の色が抜けている日です。疲れが出ている日や、寒さで唇の色が薄くなっている日は、白に近いアイスカラーに顔が負けやすくなります。こういう日は、アイスカラーと顔の間に暗い色をはさむか、口元に色を足してください。
日焼けの跡が残っているときも、アイスカラーは難しくなります。肌に黄みや赤みが一時的に強く出ていると、アイスカラーの冷たさとぶつかります。肌の色が落ち着くまでは、アイスカラーを顔から少し離して着ましょう。
髪の色を明るく染めた直後も、アイスカラーの見え方が変わります。黄みのある明るい髪色は、アイスカラーの冷たさと反発することがあります。髪の色を変えたら、白い紙の確かめをもう一度してください。ブルベ冬らしい色が急に合わなく感じるときはブルベ冬なのに似合わないと感じるときも手がかりになります。
メイクで補える範囲と、補えない範囲
アイスカラーが顔の下で少し負けるとき、メイクで補える範囲があります。ただし、補える範囲には限りがあるので、どこまでがメイクで、どこからが服の色の問題かを分けておくと迷いません。
補えるのは、唇と頬の色です。唇の輪郭がアイスカラーに吸われるなら、青みのある赤や桃色の口紅で、唇に色の重心を作ります。頬の赤みが黄色い肌の中にまだらに浮くなら、青みのある桃色の頬紅を薄く広く入れて、赤みの色をそろえます。
補えないのは、顔全体の明るさの差です。白い紙の確かめで、生成りのほうが顔がなじむ側に出た人は、アイスカラーを顔の下に置くと、顔全体が青白く沈みます。この沈みは、唇と頬に色を足しても、顔の面積の大半を占める肌の色までは変えられないので、十分には戻りません。
目安は、唇と頬の色を足した状態で、白い紙の確かめをもう一度することです。メイクをした状態で白い紙のほうが顔が明るく見えるなら、メイクで補える範囲です。それでも生成りのほうがなじむなら、アイスカラーは顔から離して着てください。
髪の色とアイスカラー
髪の色も、アイスカラーの似合い方を左右します。顔のすぐ上にある髪は、顔の下の服と並んで、顔を挟む2つ目の色になるからです。
黒や暗い髪は、アイスカラーとの間に明るさの差を作ります。顔の上に暗い髪、顔の下に明るいアイスカラー。この組み合わせは、ブルベ冬の人が最も冴える配置です。髪が暗い人は、アイスカラーを着たときに全身に暗い色を足さなくても、髪が暗い端の役目を果たしてくれます。
明るく染めた髪は、アイスカラーとの差が小さくなります。特に、黄みのある明るい茶色の髪は、アイスカラーの冷たさと髪の温かさがぶつかって、顔のまわりがちぐはぐに見えることがあります。明るい髪でアイスカラーを着るなら、ボトムか靴に黒や濃紺を入れて、全身の中に暗い端を作ってください。
灰色がかった髪や、白い髪が混ざっている人は、アイスカラーと相性がよいことが多いです。髪の灰色とアイスカラーの冷たさが響き合い、全体が澄んだ印象にまとまります。白い紙の確かめで白が似合う側に出たなら、ぜひ顔の近くで試してください。
手持ちの服に、アイスカラーを1枚足すなら
アイスカラーの服を1枚も持っていないなら、最初の1枚は何にするかを先に決めておくと、売り場で迷いません。
最初の1枚はニットをおすすめします。ニットは編み目が光を散らすので、アイスカラーの冷たさが少しやわらぎ、似合う範囲の端にいる人でも着やすくなります。首まわりはクルーネックかVネックにして、中に着る服で顔との距離を調整できるようにしておきましょう。
色は水色から始めます。前の節で書いた通り、水色は似合うかどうかの答えが最も出やすい色です。水色のニットが顔の下で冴えたら、2枚目に薄紫か桃色を足してください。
合わせるボトムは、手持ちの中から黒か濃紺を選びます。アイスカラーのニットと黒のボトムの組み合わせが、最初の1枚の良し悪しを最も正しく判断できる組み合わせです。ベージュや茶色のボトムしか持っていない場合は、アイスカラーのニットより先に、黒か濃紺のボトムを1本そろえることを考えてください。
すでに白のニットをよく着ているなら、アイスカラーはその延長で考えられます。白のニットで顔が明るく見えるなら、アイスカラーのニットも同じように着られる可能性が高い。白を着る日の半分をアイスカラーに置き換えるつもりで、1枚足してみてください。
長く着るために|色の変化に気づく
アイスカラーの服は、着て洗ううちに色が変わりやすい服です。白に近い淡い色なので、わずかな変化でも見た目の印象が大きく変わります。
いちばん起こりやすいのは、黄ばみです。白い紙の上に置いて、買ったときより紙がクリームがかって見えるようになったら、アイスカラーの冷たさが失われ始めています。こうなると、似合う人でも顔の下でくすんで見えることがあります。顔から離して、ボトムやインナーとして使う側に回してください。
毛玉も、アイスカラーの見え方を変えます。表面に毛玉が増えると、光の散り方が変わり、色が灰色に寄って見えます。毛玉が目立ってきたら取り除くか、外に着る服からは外す時期と考えましょう。
色が変わったかどうかは、買ったときに確かめた白い紙の方法で、ときどき見直してください。季節の終わりにしまう前と、次の冬に出したときの2回で十分です。
予定ごとの置き方|通勤・休日・人と会う日
アイスカラーは、着ていく場面によって、置く場所を変えると使いやすくなります。
通勤の日は、アイスカラーをニットかシャツの1枚にとどめ、ほかを黒、濃紺、チャコールでまとめます。仕事の場では、淡い色が全身に広がると、頼りなく見えることがあるからです。暗い色のジャケットやコートの中から、アイスカラーが襟元にだけ見えるくらいの配分が、澄んだ印象ときちんとした印象を両立させます。
休日は、アイスカラーの面積を広げて試せる日です。アイスカラーのニットに白のパンツを合わせて、全身を明るい端でまとめるのも、似合う人なら楽しめます。その場合は、靴かバッグに黒を1つ入れて、全身のどこかに暗い端を残してください。
人と会う日、特に食事の席や久しぶりに会う相手との約束では、顔の近くのアイスカラーが効きます。向かい合って話す時間が長い日は、相手から見えるのは主に顔と胸元です。アイスカラーのマフラーやニットを顔の下に置くと、表情が明るく見えます。似合う側に出た人だけの使い方なので、白い紙の確かめを済ませてから選んでください。
まとめ|白い紙1枚で、答えはほぼ出る
アイスカラーが似合うかどうかは、白が似合うかどうかとほとんど同じ線で分かれます。真っ白な紙と生成りの紙を顎の下に当てて、白い紙のほうが顔が明るく見えれば、アイスカラーは顔の下に置ける色です。
そのうえで、頬の赤みが桃色に見えるか、唇の色が残るかを確かめれば、答えはほぼ確かになります。似合わない側に出ても、顔から20cm以上離すか、顔との間に暗い色を3cmはさめば、アイスカラーは着られます。
冬の光の中で、アイスカラーは最も澄んで見える色です。白い紙を1枚、売り場に持っていくところから始めてみてください。
よくある問い
- Q. アイスカラーとパステルカラーは、何が違いますか
- どちらも白を多く混ぜた淡い色ですが、アイスカラーは白の量がさらに多く、色みが青に寄っています。白い紙の横に並べたとき、色がかすかに分かる程度の淡さで、紙が冷たく見えるのがアイスカラーです。パステルは紙との差がもう少しあり、色によっては紙がわずかに温かく見えます。
- Q. ブルベ冬と言われましたが、アイスカラーを着ると顔が寒々しく見えます
- 淡い色だけで顔のまわりを埋めていることが多いです。ブルベ冬のアイスカラーは、黒や濃紺と並べて初めて冴えます。アイスカラーのニットに黒のパンツ、または濃紺のコートを重ねて、明るさの差をつけてください。それでも寒々しく見えるなら、唇に青みのある赤を足すと落ち着きます。
- Q. イエベですが、アイスカラーを着たいです
- 顔から離して着れば問題ありません。顔の下20cmより下、たとえばボトムや、コートの中で胸より下に見えるニットの裾、靴やバッグなどに置いてください。顔の近くに置きたいときは、顔とアイスカラーの間に黒、濃紺、チャコールのどれかを3cm以上はさみます。
- Q. アイスカラーの中で、最初に1枚買うなら何色がいいですか
- 白に近い水色をおすすめします。アイスカラーの中で最も青みがはっきりしていて、似合うかどうかの答えが出やすい色です。水色を顔の下に当てて顔が明るく見えれば、ほかのアイスカラーも試す価値があります。逆に水色で顔が曇るなら、ほかの色も顔の近くは避けたほうが安全です。
— メグラシ編集部





