セージグリーンが似合う人|首元に当てて頬の赤みが残るかで見る

**セージグリーンの服か布を首元に当てて、鏡で3秒、頬だけを見てください。**頬の赤みが穏やかに残って、肌がなめらかに見えたら、あなたはセージグリーンが似合う側です。赤みが消えて頬が灰色っぽく見えたら、または赤みだけが浮いて見えたら、顔から離して使う側です。
セージグリーンは、灰みを多く含んだ淡い緑です。緑は赤の反対側にある色なので、顔の近くに置くと頬の赤みを打ち消す方向に働きます。灰みは色の鮮やかさを下げるので、肌全体の色みも少し落ち着かせます。この2つの働きが、あなたの頬にとって「ちょうどいい」か「強すぎる」かで、似合うかどうかが分かれます。
パーソナルカラーの診断名で迷うより、頬で見るほうが早く決まります。くすみ系の色全体の考え方はくすみカラーが似合う人|秋冬の厚い生地で、灰みが影に変わる境目に書いています。この記事はセージグリーン1色に絞った見分け方です。
結論:頬の赤みが中くらいの人に、セージグリーンはいちばん効く
まず結論です。頬の赤みの強さを3段階に分けると、セージグリーンとの相性はこうなります。
| 頬の赤み | セージを首元に当てたとき | 置き場所 |
|---|---|---|
| 強い | 赤みが和らいで、肌が均一に見える | 首元に大きく置いてよい |
| 中くらい | 赤みが穏やかに残り、なめらかに見える | 首元に置いてよい。いちばん効く |
| 弱い | 残っていた赤みまで消え、灰っぽく見える | 顔から手のひら1枚ぶん離す |
頬の赤みが強い人にとって、セージグリーンは赤みを整える色です。中くらいの人にとっては、肌の色みを残したまま、なめらかさを足す色になります。弱い人にとっては、残っていた血色まで引いてしまう色です。
ただし、赤みの強さは自分では判断しにくいものです。次の章で、白い紙を使った見分け方を書きます。
頬の赤みを、白い紙で3段階に分ける
頬の赤みは、毎日見ていると慣れてしまって、強いのか弱いのか判断できません。そこで、白い紙と比べます。
用意するのは、コピー用紙のような真っ白な紙を1枚です。昼間、窓から入る自然光の中で、紙をあごの下に当てて鏡を見ます。照明の下だと赤みが強く見えたり弱く見えたりするので、できれば窓際で、直射日光が当たらない場所を選んでください。
紙を当てたとき、頬にはっきりした赤みが見えて、紙の白との差が大きいなら、赤みは強いほうです。紙を当てると頬がほんのり色づいて見え、紙とのあいだに穏やかな差があるなら、中くらいです。紙を当てても頬に赤みがほとんど見えず、肌の色と紙の色の差が明るさだけなら、弱いほうです。
迷ったときは、頬と鼻の横を見比べてください。鼻の横は、もともと赤みが出にくい場所です。頬と鼻の横の色の差がはっきりあれば強い、少しあれば中くらい、ほとんどなければ弱い、と読めます。
化粧をしていない状態で見るのが基本です。下地やファンデーションで赤みを抑えている人は、化粧をした状態でも一度見ておくと、普段の顔でセージグリーンがどう効くかがわかります。
セージグリーンを当てて、3秒後の頬を見る
赤みの段階がわかったら、次はセージグリーンを当てます。服でも、布の切れ端でも、ストールでも構いません。手のひら2枚ぶんくらいの面積があれば十分です。
さっきと同じ窓際の光で、セージグリーンをあごの下に当てて鏡を見ます。当てた直後は、目が色の変化に慣れていないので、印象が大きく揺れます。3秒待ってから、頬だけを見てください。3秒たつと、目が色に慣れて、頬の色の変化が落ち着いて見えるようになります。
頬の赤みが穏やかに残って、肌の表面がなめらかに見えたら、似合う側です。毛穴や小さな色むらが目立たなくなり、肌が一枚の面のように見えることもあります。
頬の赤みが消えて、頬が灰色や黄色っぽく見えたら、打ち消しすぎです。顔全体が平たく見えて、目の下の影が目立つこともあります。
逆に、頬の赤みだけが浮いて見え、赤みのある部分と周りの境目がくっきりした場合も、合っていません。これは、セージの灰みが肌全体の明るさを落とした結果、赤みのある部分だけが取り残されて見えるからです。
最後に、白い紙に戻して見比べてください。紙を当てたときより、セージを当てたときのほうが頬がなめらかなら似合う側、紙のほうが顔色がよく見えるなら離す側です。
当てる布の大きさと向きで、結果がぶれないようにする
当てる布が小さすぎると、色の働きが弱く出て、誰でも「どちらとも取れる」に寄ります。手のひら2枚ぶん、つまり顎の下から胸の上までを覆える大きさを用意してください。セーターなら、たたんだまま首元に当てれば足ります。
布の向きにも気をつけます。布を顔に近づけすぎて、顎に触れるほど上に当てると、布の色が頬に反射して、実際に着たときより強く効きます。顎の下の端から指1本ぶん下げて、鎖骨のあたりに当ててください。実際にセージのニットを着たとき、首元の色が来るのはこの高さです。
同じ日に何色も当て比べるときは、1色ごとに白い紙に戻してから次の色を当てます。色から色へ直接替えると、目が前の色に引っぱられて、次の色の効き方を正しく読めません。白い紙で目を一度休ませてから、次を当ててください。
セージグリーンの中にも、黄み寄りと灰み寄りがある
セージグリーンと呼ばれる色は、売り場で見ると幅があります。同じ名前でも、黄みに寄ったもの、灰みに寄ったもの、わずかに青みに寄ったものがあります。似合うかどうかの結果がぶれるのは、この幅のせいでもあります。
見分けるには、白い紙の上にセージグリーンを置いて、紙との境目を見ます。境目がわずかに黄色っぽく見えるなら黄み寄り、灰色っぽく見えるなら灰み寄り、水色っぽく見えるなら青み寄りです。
黄み寄りのセージは、灰みが弱いぶん、頬の赤みを打ち消す力も弱めです。頬の赤みが弱い人や、肌に黄みがある人でも、顔色を引きにくい色です。
灰み寄りのセージは、いちばん典型的なセージグリーンです。赤みを打ち消す力と、肌の色みを落ち着かせる力がどちらも強く、頬の赤みが強い人や中くらいの人に効きます。
青み寄りのセージは、赤みを打ち消す力が強いうえに、肌の黄みも打ち消します。頬の赤みが強く、肌の色が明るめの人には、肌を透明に見せる色になります。
最初のテストで「打ち消しすぎ」と出た人も、黄み寄りのセージに替えると、似合う側に入ることがあります。1色で判断せず、手に入るなら2種類を当て比べてください。
どちらとも取れるとき|顔から手のひら1枚ぶん離す
当ててみたけれど、似合うとも似合わないとも言い切れない。頬の赤みは少し残っているけれど、顔全体が少しさみしい。こういう「どちらとも取れる」結果は、実はいちばん多い結果です。
この場合は、セージグリーンを顔から手のひら1枚ぶん、約10cm離した場所に置いてください。色の働きは、顔からの距離が離れるほど弱まります。首元に置くと頬に直接効く色も、10cm離して胸の下あたりに置けば、肌への働きは穏やかになり、色そのものの印象だけが残ります。
具体的には、首元が詰まったセージのハイネックではなく、Vネックや深めの丸首のセージを選びます。首の開きで、顔とセージのあいだに肌の面が入ります。あるいは、セージのカーディガンを、白や生成りのインナーの上に羽織ります。インナーの色が顔のすぐ下に来て、セージは一段外に回ります。
白を挟む幅は、指2本ぶんを目安にする
首元にセージを置きたいけれど顔色が気になる、というときは、顔とセージのあいだに白や生成りを挟みます。このとき、挟む白の幅で効き方が変わります。
目安は、指2本ぶん、約3cmです。白のタートルネックの折り返しや、シャツの襟が、セージの首元から指2本ぶん見えていれば、顔のすぐ下は白が担当し、セージの灰みは顔に届きにくくなります。指1本ぶんしか見えないと、白は線のように細くなり、セージの影響がまだ残ります。逆に、手のひら1枚ぶん以上見えると、セージは顔から十分離れるので、白を挟むというより、白が主役でセージは脇役という着方になります。
白の色みも選べます。真っ白は顔を明るく見せますが、頬の赤みが強い人には赤みとの対比が強く出ることがあります。その場合は生成りや、わずかに灰みのある白に替えると、白とセージのあいだがなめらかにつながります。
黄み寄りか灰み寄りに寄せる
もう一つの方法は、黄み寄りか灰み寄りのどちらかに寄せることです。灰み寄りで「さみしい」と感じたなら黄み寄りに、黄み寄りで「顔が黄ぐすむ」と感じたなら灰み寄りに替えます。セージの中で寄せる方向を変えるだけで、境目にいた結果がどちらかに倒れることがあります。
距離をとっても、寄せる方向を変えても決まらないときは、顔の側を変えます。頬紅を少しだけ足すと、セージが打ち消す分を先に補えます。頬紅は、セージが打ち消す相手の色なので、ほんの少し足しただけでつり合いが取れます。
髪の色と眉の濃さで、似合い方が変わる
セージグリーンの似合い方には、頬の赤みのほかに、髪と眉の色も関わります。顔のまわりで明るさの差がどれだけあるかで、淡い色が映えるか、ぼやけるかが変わるからです。
髪が暗く、眉も濃い人は、顔のまわりにすでに強い明暗があります。そこに淡いセージを置くと、明るい色と暗い髪の差がはっきり出て、セージが顔を明るく見せる役を果たします。
髪が明るく、眉も淡い人は、顔のまわりの明暗の差が小さめです。淡いセージを首元に置くと、髪と肌とセージがどれも同じくらいの明るさになって、輪郭がぼやけることがあります。この場合は、セージのそばに一点だけ濃い色を足します。濃い色のピアス、黒っぽいバッグの持ち手、紺のマフラーの端など。顔のまわりに一つ暗い点があるだけで、全体が締まります。
髪を染めている人は、根元と毛先で色が違うこともあります。顔に近い根元の色で判断してください。髪の明るさと服の明るさの差の見方は、ネイビーが似合う人|髪と眉の濃さより紺が何段明るいかで見分けるでも詳しく書いています。紺とセージは明るさがまったく違いますが、髪との段差で見る考え方は同じです。
秋冬の素材で、セージの見え方が変わる
同じセージグリーンでも、素材が変わると顔への効き方が変わります。秋冬は、起毛や厚手の素材が増えるので、この差が大きく出ます。
起毛した素材、たとえばモヘアやアンゴラのような毛足の長いニットは、表面に細かい影ができます。灰みのある淡い色ほど、この影で暗く見えやすく、セージは一段沈んだ色になります。頬の赤みが弱い人は、起毛のセージを首元に置くと、薄い色のつもりでも顔色を引きやすくなります。
表面がなめらかな素材、たとえば細い糸で目の詰まったハイゲージのニットや、とろみのあるブラウスは、光を均一に返します。セージの色がそのまま顔に映り、白い紙で当てたときに近い結果になります。
厚手のウールのコートは、面積が大きく、生地自体にわずかな影があります。セージのコートを顔の近くで着るなら、コートの襟が顔に当たる位置に、白や生成りのマフラーを挟むと、灰みの影が顔に回りません。
素材の影の出方まで含めて考えたい人は、黒が似合う人の素材選び|マット・艶・起毛で顔の影の濃さを変えるも参考になります。黒は影の色そのものですが、起毛で影が増える仕組みはセージでも同じです。
秋冬の組み合わせ|セージの隣に置く色
セージグリーンを着るときは、隣に何色を置くかで、顔への効き方をさらに調整できます。秋冬の手持ちの服でよく使う色に絞って書きます。
生成りやオフホワイトは、セージのいちばん頼れる相方です。顔のすぐ下に生成りを置き、その外側にセージを回すと、生成りの明るさが顔色を支え、セージの穏やかさが外側を落ち着かせます。頬の赤みが弱い人は、この重ね方を基本にしてください。
明るいグレーは、セージと灰みの量が近いので、なじみます。ただ、顔の近くで灰みが重なると、顔色を引く力も重なります。グレーとセージを両方使うなら、どちらかを顔から離します。
ブラウンやキャメルは、セージの黄みを引き出します。黄み寄りのセージと組めば、秋らしい温かさが出ます。灰み寄りのセージと組むと、色の方向が分かれて、少し大人っぽい組み合わせになります。
紺は、セージの淡さを引き締めます。髪が明るい人や、セージで顔がぼやける人は、紺を小物や下半身に入れると、全体の輪郭がはっきりします。
黒は、セージと組むと対比が強く出ます。淡いセージの隣に黒を置くと、セージはより明るく、黒はより深く見えます。顔の近くで黒とセージを並べると、頬の赤みが弱い人は顔色が沈みやすいので、黒は靴やバッグ、ボトムなど顔から遠い場所に置いてください。頬の赤みが強い人なら、黒のコートの下からセージのニットをのぞかせても、セージが顔を整える役を果たします。
深い赤、たとえばワインやボルドーに近い色は、セージの反対側にある色です。並べると、互いの色がいちばん引き立ちます。秋冬らしい組み合わせですが、顔の近くで並べると、セージが打ち消した頬の赤みを、深い赤が別の形で足す格好になります。頬の赤みが弱い人には、この組み合わせが打ち消しすぎの助けになります。セージのニットに、深い赤のマフラーを顔のすぐ下に巻く。これだけで、顔色の心配はかなり減ります。
組み合わせを一覧で探したい人は、くすみグリーンに合う色|受け方は3通りに、受け方ごとの相手の選び方を書いています。
似合う側の人の、セージの面積の取り方
最初のテストで「似合う側」と出た人も、どのくらいの面積で着るかで印象は変わります。
頬の赤みが強い人は、セージを首元から胸まで大きな面で着ても構いません。ハイネックのニットや、セージのブラウスを1枚で着るのが、いちばん効果が出る着方です。赤みが整って、肌が明るく均一に見えます。
頬の赤みが中くらいの人は、首元に置くのはよいとして、全身をセージでそろえるより、上か下のどちらかに絞るほうが、セージの良さが出ます。全身を淡い色でそろえると、体の輪郭がぼやけて、肌のなめらかさよりも全体のぼんやり感が先に立ちます。上をセージにしたら、下は紺やブラウンのように一段暗い色を選んでください。
面積を決めるときは、体の正面を上下3つに分けて考えると楽です。首から胸、胸から腰、腰から下。セージをどの段に置くかを決めて、残りの段は別の色にします。似合う側の人なら、首から胸の段に置くのが基本です。どちらとも取れる人は、胸から腰の段か、腰から下の段に置きます。
離す側の人が、セージを着るときの3つの置き場所
テストで「離す側」と出た人も、セージグリーンを諦める必要はありません。顔から離れた場所なら、色そのものの穏やかさを楽しめます。
1つ目は、ボトムです。セージのスカートやパンツは、顔から最も遠い場所なので、頬の赤みにはほとんど影響しません。上に生成りや白、明るいベージュを着ると、顔まわりは明るく保ったまま、全体にセージの落ち着きが加わります。
2つ目は、羽織りものの内側です。紺やブラウンのコートの中に、セージのニットを着て、前を開けたときだけ見えるようにします。首元には白や生成りのインナーを1枚挟んでください。セージは顔に直接当たらず、動いたときにちらりと見える色になります。
3つ目は、バッグや靴などの小物です。手元や足元のセージは、顔色には関わりません。秋冬の暗い色の服の中に、セージの小物を一つ入れると、全体が明るく軽くなります。
この3つの場所で着るぶんには、頬の赤みの強さは気にしなくて構いません。セージを着たいけれど顔色が気になる、という人は、まずこの3つのどれかから始めてください。
どこから始めるか迷ったら、ボトムがいちばん手軽です。セージのスカートやパンツは、手持ちのどのトップスとも組み合わせやすく、上に白や生成り、紺、ブラウンのどれを着ても色がぶつかりません。秋冬は、厚手のウールや起毛の生地のスカートが多く出回るので、セージの穏やかさと素材の温かさが重なって、季節らしい装いになります。一度ボトムで着てみて、セージの色そのものが好きだと感じたら、次は羽織りの内側、そのあと首元から少し離した位置、と少しずつ顔に近づけていくと、自分にとってどこまでなら顔色が保てるかの境目がわかります。
化粧で頬の赤みを調整するとき
頬の赤みは、化粧で変えられます。セージグリーンが似合うかどうかの境目にいる人は、化粧で少し寄せるだけで、似合う側に入ることがあります。
頬の赤みが弱く、セージで顔色が引く人は、頬紅を足します。頬のいちばん高いところより少し下、黒目の真下あたりに、ごく薄く広げてください。セージが打ち消す分を先に足しておくと、当てたときに赤みが穏やかに残ります。色は、肌になじむ穏やかな血色の色を選びます。強い色を濃くのせると、今度はセージの隣で赤みだけが浮きます。
頬の赤みが強く、セージを当てても赤みが浮く人は、下地で赤みを少し抑えます。緑みの下地は、セージと同じ働きをするので、塗りすぎるとセージと重なって打ち消しすぎになります。薄く、赤みの強い頬の中心だけに使ってください。
唇の色も効きます。セージは顔全体の色みを落ち着かせるので、唇に少し血色があるだけで、顔全体の印象が持ち上がります。頬紅を足すのに抵抗がある人は、唇だけでも試してみてください。
写真で3秒テストを確かめる
鏡で3秒見るテストは手軽ですが、自分の顔を見慣れているぶん、判断がぶれることがあります。結果に自信が持てないときは、写真で確かめてください。
撮り方は簡単です。窓際の自然光の中で、白い紙を顎の下に当てた写真と、セージを当てた写真を、同じ位置、同じ角度で1枚ずつ撮ります。スマートフォンを顔の高さに置き、腕を伸ばした距離より少し離れた位置から撮ると、レンズのゆがみが少なくなります。
撮った2枚を並べて、頬だけを見比べます。白い紙の写真に比べて、セージの写真のほうが頬がなめらかで、赤みが穏やかに残っていれば似合う側です。セージの写真のほうが頬の色が抜けて見えたり、目の下の影が濃く見えたりすれば、離す側です。
写真で見るときは、画面の明るさを最大にせず、普段の明るさのまま見てください。明るさを上げると、肌の色が白く飛んで、頬の赤みの差が読めなくなります。並べて見る2枚は、撮った直後ではなく、少し時間をおいて見るほうが、自分の好みに引っぱられずに比べられます。
テストの日を選ぶ|頬の赤みは年齢や体調でも変わる
頬の赤みの強さは、生まれつき決まったものではありません。年齢や季節、体調によって変わります。
年齢を重ねると、頬の赤みの出方が変わることがあります。若いころは頬全体にふんわり赤みが出ていた人が、頬の一部にだけ赤みが残るようになったり、全体の赤みが穏やかになったりします。こうした変化は自然なことです。以前セージが似合っていた人が、最近顔色が引くと感じたら、頬の赤みの段階が変わったのかもしれません。もう一度、白い紙で3段階を見直してください。
寝不足や疲れがたまっているときも、頬の赤みは弱まります。テストをするなら、よく眠った翌日の昼間が向いています。体調の悪い日にテストをして「離す側」と出ても、それだけで結論にしないでください。
逆に、寒い屋外から戻った直後や、運動したあとは、頬の赤みが一時的に強くなります。この状態でテストをすると、セージが赤みを整えて見えるので、似合う側に出やすくなります。部屋に入って10分ほど落ち着いてからテストしてください。
売り場で試すとき|照明に気をつける
売り場でセージグリーンの服を試すときは、照明に注意してください。家の鏡で見たときと印象がまったく違う、という失敗の多くは、照明のせいです。
売り場の照明は、明るく暖かい色のものが多く、頬の赤みが強く見えます。そのため、セージを当てると赤みが整ったように見え、似合うと感じやすくなります。家に帰って自然光の下で見ると、頬の赤みは売り場より弱く、同じセージが打ち消しすぎになることがあります。
できれば、売り場の窓際か、出入り口の近くで、外の光が入る場所に服を持っていって当ててください。それが難しければ、スマートフォンで写真を撮り、家に帰ってから昼間の窓際で見返します。写真の色は完全ではありませんが、売り場の照明の下で直接見るよりは、家での見え方に近くなります。
試着できるなら、白い紙の代わりに、自分が着てきた白や生成りの服を首元に残したまま、セージを羽織って見るのも一つの方法です。白とセージの両方が顔の近くにある状態で、どちらに目が行くかを見てください。
パーソナルカラーの診断結果との付き合い方
セージグリーンは、パーソナルカラーの診断ではブルベ夏に入れられることが多い色です。灰みを含む淡い色が、ブルベ夏の特徴と重なるからです。
ただ、診断結果がブルベ夏でも、頬の赤みが弱い人は、セージで顔色を引くことがあります。逆に、イエベ秋と診断された人でも、黄み寄りのセージなら、頬の赤みが穏やかに残って似合うことがあります。診断名は、多くの色をまとめて扱うための目安です。1つの色との相性は、その色ごとに確かめたほうが確かです。
診断を受けたことがない人は、この記事の頬の赤みの見方だけで十分です。診断を受けた人は、診断名で候補を絞ったうえで、迷った色を頬で確かめてください。両方を使うと、判断が早くなります。
自分で診断して決めきれない人の考え方はパーソナルカラー自己診断が難しい|鏡の目が慣れたら人と写真で見るにも書いています。頬の赤みを見るときも、鏡の目が慣れてしまったら、写真と人の目を借りてください。
セージのコートを買う前に確かめること
秋冬にセージグリーンを取り入れたいとき、いちばん大きな買い物になるのがコートです。コートは面積が大きく、毎日着るものなので、買う前に確かめておきたいことがあります。
1つ目は、襟の形です。コートの襟は顔のすぐ下に来ます。襟の大きいコートや、首元まで詰まったコートは、セージが顔に直接当たる面積が大きくなります。頬の赤みが中くらいか強い人なら問題ありませんが、弱い人は、襟のないコートや、首元が開いたコートを選んでください。首元にマフラーを巻く余地があると、顔とセージのあいだに別の色を挟めます。
2つ目は、手持ちのマフラーとの相性です。セージのコートを買うなら、首元に巻くマフラーで顔色を調整することになります。手持ちに生成りや白、深い赤のマフラーがあるかを確かめてください。なければ、コートと一緒に1本用意しておくと、着始めた日から迷いません。
3つ目は、中に着る服の色です。セージのコートの前を開けたとき、中に見える色が顔の近くに来ます。手持ちのニットやシャツの色を思い浮かべて、白や生成り、紺、ブラウンなど、セージと組みやすい色が2枚以上あるかを見てください。中に合わせる服がないと、コートだけが浮いてしまいます。
一度決めたあとも、季節の光で見直す
セージグリーンの似合い方は、季節によって少し変わります。秋から冬にかけて、日差しが弱まり、肌の赤みも日焼けの名残が抜けて落ち着いてくるからです。
秋の初めに「似合う側」と出た人も、真冬に同じテストをすると、頬の赤みが弱まって「どちらとも取れる」に寄ることがあります。逆に、寒さで頬が赤くなりやすい人は、冬のほうがセージがよく効くこともあります。
冬の室内は暖房で乾燥し、頬の赤みが日によって強く出たり弱く出たりします。朝は赤みが弱く、暖かい部屋で過ごした午後は強い、ということもあります。セージを首元に着る日は、朝の鏡だけで判断せず、昼すぎに一度、手洗いの鏡などで頬を見てください。午後のほうが赤みが強く出ているなら、その日は首元のセージがよく効いているはずです。朝のうちに顔色が引いて見えた日は、白や生成りのスカーフを首元に1枚足しておくと、一日を通して安心して過ごせます。
季節が変わったら、もう一度、白い紙とセージを当て比べてください。同じ服でも、置き場所を首元から胸の下に移すだけで、季節の変化に合わせられます。一度決めた結果を固定せず、季節ごとに3秒見るだけで、セージグリーンを一年じゅう心地よく着られます。
よくある問い
- Q. パーソナルカラーの診断結果で、セージグリーンが似合うかは分かりますか
- 目安にはなりますが、診断名だけでは決めきれません。灰みを含む色なので、一般にはブルベ夏に合いやすいと言われます。ただ、セージグリーンには黄みに寄ったものと青みに寄ったものがあり、黄み寄りならイエベ秋の人にもなじみます。同じ診断名でも、頬の赤みの強さは人によって違います。診断名で候補を絞ったうえで、実際に首元に当てて頬の赤みを見るのがいちばん確かです。
- Q. セージグリーンを着ると顔色が悪く見えます。もう着ないほうがいいですか
- 着ないと決める前に、置く場所を変えてみてください。顔色が悪く見えるのは、セージの灰みが顔のすぐ下で頬の赤みを打ち消しすぎているからです。手のひら1枚ぶん、つまり10cmほど顔から離すと、打ち消す力は弱まります。首元が開いたトップス、羽織りの下に着るインナー、スカートやパンツなど、顔から離れた場所なら、同じ色でも顔色を引かずに着られることが多いです。それでも気になるなら、首元に白や生成りを1枚挟んでください。
- Q. セージグリーンとカーキやオリーブは何が違いますか
- 見分ける目安は、明るさと灰みの量です。セージグリーンは明るめで、灰みを多く含んだ淡い緑です。カーキは黄みと茶みが強く、オリーブはさらに暗く深い黄緑です。白い紙の上に並べると、セージは紙との差が小さく、カーキとオリーブは差が大きく見えます。顔への効き方も違い、明るく淡いセージは頬の赤みに直接働きかけますが、暗いオリーブは顔に影を落とす方向に働きます。
- Q. 頬の赤みがほとんどない人は、セージグリーンを着られませんか
- 首元に大きな面積で置くと、残っている赤みまで打ち消されて、顔が平たく見えやすくなります。ただ、着られないわけではありません。頬と唇に赤みを足すと、セージの打ち消す力とつり合いが取れます。頬紅をいつもより少しだけ濃くするか、唇に血色のある色をのせてください。服の側では、黄み寄りのセージを選ぶと、灰みが弱いぶん顔色を引きにくくなります。首元に置かず、ボトムや小物から取り入れるのも一つの方法です。
— メグラシ編集部





