ブラウンのニットが似合わない|黄ばむか沈むかで赤みと明るさを選ぶ

**ブラウンのニットが似合わないとき、顔に起きていることは2つしかありません。顔が黄ばむか、重く沈むかです。**直し方は反対なので、先にどちらかを決めてください。
顔が黄ばむ人は、茶の中の赤みを上げてください。ココアのような赤みの茶、ローズがかった茶、灰みのあるモカなら、同じ茶でも顔の黄ばみは出にくくなります。黄みの強いキャメルやからし寄りの茶は、明るくても黄ばみが増えます。
顔が沈む人は、茶の明るさを上げてください。髪の色より一段明るい茶を選ぶか、手持ちの暗い茶ニットなら、首元に白か生成りを1cmのぞかせます。赤みを変えても、暗さが同じなら沈んだままです。
濃い茶そのものが似合うかどうかは焦げ茶が似合う人に、アースカラー全般で顔が黄ばむ・地味になる話はアースカラーが似合わないにまとめています。ここでは、顔のすぐ下に来るニットに絞ります。
結論|茶のニットで外れるのは、黄ばむか沈むか
ブラウンは、黄みと赤みと暗さを同時に持つ色です。コートやパンツのように顔から離れていれば、どの茶もあまり問題になりません。ところがニットは、顎のすぐ下から胸まで、顔にいちばん近い大きな面になります。
| 起きていること | 顔に出る場所 | 茶で変えるところ |
|---|---|---|
| 黄ばむ | 口のまわり・小鼻の横が黄色く、緑がかって見える | 赤みを上げる/灰みを足す |
| 沈む | 目の下の影が濃くなり、顔と首の境目が消える | 明るさを上げる/首元に白 |
黄ばむのは、茶の黄みが肌に映り込むからです。沈むのは、茶の暗さが顔まわりの影と一続きになるからです。原因が違うので、片方の直し方をもう片方に使っても効きません。
先に見る|窓際で、口のまわりと目の下を見る
手持ちの茶のニットを着て、昼間の窓際で鏡を見てください。天井の照明は黄みが強いことが多いので、判断がずれます。
見るのは2か所だけです。口のまわりと小鼻の横が、ニットを着る前より黄色く、少し緑がかって見えるなら黄ばむ側です。目の下の影が濃くなり、顎の線と首の境目がぼやけて見えるなら沈む側です。
比べるときは、白いタオルかコピー用紙を顎の下に当てた状態と、ニットだけの状態を交互に見ると差が分かりやすくなります。
黄ばむ人|茶の中の赤みを上げる
顔が黄ばむ人は、茶を選ぶときに明るさより赤みを見てください。
売り場で茶のニットを2枚並べ、赤い紙かポストの色を思い浮かべて、どちらがそれに近いかを見ます。赤に近いほうが、黄ばみの出にくい茶です。ココア、チョコレート、赤みのあるこげ茶、ローズブラウンと呼ばれる色が目安です。
反対に、黄に近い茶は、明るくても暗くても黄ばみを増やします。キャメル、からし寄りの茶、オークルに近い明るい茶は、顔から離れた場所に回してください。
黄ばむ人|灰みのある茶なら、明るくてもよい
赤みの茶が重く感じる人は、灰みのある茶を試してください。モカ、グレージュに近い茶、くすんだミルクティー色などです。
灰みが入ると、茶の黄みが薄まります。そのため、明るめの茶でも顔が黄ばみにくくなります。灰みのある茶の似合い方はグレージュが似合う人でも詳しく書いています。
沈む人|茶の明るさを、髪より一段上げる
顔が沈む人は、茶の明るさを基準に選んでください。目安は、自分の髪の色より一段明るい茶です。
髪が黒に近い人は、焦げ茶だと髪とニットが一続きになり、顔だけが浮いて見えます。ミルクティー色やキャメルのような、髪よりはっきり明るい茶を選ぶと、顔と首の境目が戻ります。
髪を明るく染めている人は、髪と同じくらいの明るさの茶が、いちばん沈んで見えやすい組み合わせです。髪より明るい茶にするか、反対に髪よりはっきり暗いこげ茶にして、差をつけてください。
沈む人|首元に白か生成りを1cmのぞかせる
手持ちの暗い茶のニットを生かしたいなら、首元に明るい色を足します。白か生成りのカットソーやシャツを、ニットの襟から1cmほどのぞかせてください。
たった1cmの明るい線でも、顔と首の境目がはっきりし、目の下の影が浅く見えます。シャツの襟を出すなら、襟先を外に広げすぎず、顎の真下に明るい面が来るようにします。
両方起きる人|赤みのある明るい茶を、首から離して着る
黄ばみも沈みも出る人は、茶の中でも選べる幅が狭くなります。赤みがあり、なおかつ明るい茶、たとえばローズがかったミルクティー色が候補です。
それでも外れると感じるなら、茶を首から離して着てください。Vネックやボートネックで顎の下を開け、その空いたところに白か生成りを置きます。茶は胸から下の色として使い、顔の下には明るい色を持ってくる、という分け方です。
どちらとも取れる人|同じ茶を昼と夜で見比べる
窓際で見ても判断がつかないときは、同じニットを昼の窓際と、夜の室内照明の下で見比べてください。
夜の照明で急に顔が黄ばむなら、黄ばむ側の要素を持っています。照明の黄みが茶の黄みに重なるからです。夜でも昼と変わらず、ただ暗く重く見えるなら、沈む側の要素が強いと考えてください。
それでも決まらない人は、灰みのある中くらいの明るさの茶、モカを最初の1枚にしてください。黄ばみにも沈みにも大きくは振れません。
編み地で変わること|起毛と畝は一段暗く見える
同じ色でも、編み地で見え方が変わります。
毛足のある起毛のニットや、畝の深いケーブル編み、ざっくりしたローゲージは、編み目の中に影ができるので、色が一段暗く見えます。沈む側の人は、このタイプを選ぶときだけ、さらに一段明るい茶にしてください。
表面の平らなハイゲージや、少し艶のあるウールは、光を返すので色が明るく見えます。黄ばむ側の人は、艶のある素材だと黄みが強調されることがあるので、赤みか灰みのある茶を選ぶと安心です。
襟の形で変わること|タートルは色が顔にいちばん近い
襟の形によって、茶と顔の距離が変わります。
タートルネックは顎のすぐ下まで茶が来るので、黄ばみも沈みもいちばん強く出ます。丸首は顎から5cmほど離れるので少し和らぎ、Vネックは顎の下に肌が見えるぶん、茶の影響はさらに小さくなります。
茶のタートルネックだけが似合わないと感じる人は、色ではなく距離の問題であることも多いです。同じ色の丸首やVネックで試してから、色を替えるかどうかを決めてください。
手持ちの茶ニットを生かす|下と上着で受ける
いま持っている茶のニットが合わないと感じても、合わせる色で全体の印象を戻せます。
黄ばむ人は、下をグレーか濃紺にしてください。全身の中で黄みのある色が茶だけになり、黄みが薄まって見えます。上着も、黄みの少ないグレーか黒のコートが合います。
沈む人は、下を生成りかベージュのような明るい色にして、上下の明るさの差を縮めてください。暗い茶を暗い下で受けると、全身が沈みます。上着は、茶より明るいベージュかグレーのコートを選ぶと、顔のまわりが明るく見えます。
顔の側で受ける|口紅と髪のまとめ方
服を替えられない日は、顔の側で茶に合わせる方法もあります。
黄ばむ人は、口紅かチークに赤みを1つ足してください。ローズや赤みのあるベージュを唇に置くと、口のまわりに出ていた黄ばみが、唇の赤みに引っ張られて目立たなくなります。オレンジ寄りの色や、黄みの強いベージュの口紅は、茶のニットと同じ方向の黄みを足すので避けます。
沈む人は、目の下と顎の線に光を足すのが近道です。目の下のくすみを明るい色で整え、髪は顔の横に垂らさず、耳にかけるか後ろでまとめてください。暗い髪が顔の横にあると、髪と茶のニットが一続きの暗い面になり、顔が囲まれて見えます。耳を出すだけで、顔と首の境目が戻ります。
髪をまとめたくない日は、前髪や顔まわりの毛だけでも、頬から離してください。顔の輪郭が見えている面積が広いほど、茶の暗さに飲み込まれにくくなります。
買い足すとき|売り場で手の甲に当てる
売り場で鏡に合わせる前に、ニットを手の甲に当ててみてください。
黄ばむ側の人は、手の甲の肌がニットに当てたとたん黄色っぽく見える茶を外します。沈む側の人は、手の甲とニットの境目がはっきりせず、肌がくすんで見える茶を外します。
手の甲で外れない茶を2〜3枚に絞ってから、顔に合わせて鏡で見ると、迷う時間が短くなります。
似合わないと感じたら、最初にやること
茶のニットで顔色が悪く見えた日に、すぐ手放す必要はありません。最初に、首元に白か生成りを1cmのぞかせてください。それで顔が明るく戻るなら、その茶は沈む側の問題で、着方で直せます。
白を足しても口のまわりの黄ばみが残るなら、黄ばむ側の問題です。その茶は顔から離して、カーディガンとして羽織るか、下に回してください。次に買う茶は、赤みのある茶か灰みのある茶から選びます。
よくある問い
- Q. 茶色のニットを着ると老けて見えます。もう着ないほうがいいですか
- 老けて見えるのは、たいてい顔が黄ばむか沈むかのどちらかです。黄ばむなら赤みのある茶、沈むなら明るい茶に替えれば着られます。手持ちの1枚なら、首元に白か生成りのインナーをのぞかせてから判断してください。
- Q. キャメルとこげ茶、どちらのほうが着やすいですか
- 顔が沈む人にはキャメルのような明るい茶、顔が黄ばむ人には赤みのあるこげ茶のほうが着やすいことが多いです。どちらも外れる人は、灰みのあるモカやグレージュに近い茶を試してください。
- Q. 茶色のタートルネックだけ似合いません
- タートルネックは色が顎のすぐ下まで来るので、茶の影響がいちばん強く出ます。丸首なら着られる人も多いです。タートルで着たいなら、黄ばむ人は赤みの茶、沈む人は明るい茶にして、ローゲージより表面の平らな編み地を選んでください。
- Q. ブラウンのニットに合わせる下は何色がいいですか
- 顔が黄ばむ人は、下をグレーや濃紺にして茶の黄みを全体で薄めると落ち着きます。顔が沈む人は、下を生成りやベージュにして上下の明るさの差を縮めると重さが減ります。
— メグラシ編集部





