くすみカラーで老けて見える|疲れ顔か寂しい顔かで明るさと艶を分ける

**くすみカラーを着ると老けて見える人は、まず手鏡で「目の下」と「唇」を見てください。**目の下の影が先に目に入るなら疲れ顔、唇と頬の色が抜けて見えるなら寂しい顔です。どちらが出ているかで、直す場所が反対になります。
疲れ顔の人は、灰の量はそのままで明るさを1段上げます。くすみカラーの灰みが顔の影と同じ暗さに重なって、影が広がって見えているからです。寂しい顔の人は、明るさはそのままで灰の量を減らし、艶のある素材に替えます。灰みが血色を吸って、頬と唇の赤みが消えて見えているからです。
両方が同時に出る人は、くすみカラーを顔から離して着てください。顔の横に白か生成りを1枚はさめば、くすみカラーの服は手放さずに済みます。
結論:老けて見える理由は2つ。直し方は反対になる
「老けて見える」と感じるとき、顔の上で起きていることは大きく2つに分かれます。
| 出ている印象 | 鏡で先に目に入る所 | 起きていること | 直すもの |
|---|---|---|---|
| 疲れ顔 | 目の下・口の横の影 | 服の暗さが影の暗さと重なる | 明るさを1段上げる |
| 寂しい顔 | 唇・頬の色が薄い | 服の灰みが血色を吸う | 灰を減らし艶を足す |
| 両方 | 影も血色も気になる | 暗さと灰みの両方が強い | 顔から30cm以上離す |
ここで大事なのは、どちらも「くすみカラーが似合わない」という結論にはならないことです。くすみカラーには、明るいものから暗いもの、灰が多いものから少ないものまで幅があります。老けて見えた1枚は、その幅の中の1か所がずれていただけ、ということがほとんどです。
見分け方|手鏡と布1枚で10秒ずつ
用意するのは、手鏡と、気になっているくすみカラーの服か布です。窓のそばで、外の光が顔の正面から入る場所に立ちます。天井の照明だけの場所は影が強く出すぎるので避けてください。
- 素顔か、いつものベースメイクだけの状態で、顔の下に白い布かタオルを当てて10秒見る
- 白を外し、くすみカラーの布を同じ高さに当てて10秒見る
- 2回目のほうで、先に目が行った場所を覚えておく
目の下のくぼみ、口の横の線、あごの下の影が先に目に入ったら疲れ顔です。唇の輪郭がぼやける、頬の赤みが消えて顔全体が平らに見える、と感じたら寂しい顔です。
**比べる相手は白です。**白と比べて変わった所だけを見ます。白でも気になる影は、服の色のせいではないので数えません。
疲れ顔の人|灰の量はそのまま、明るさを1段上げる
疲れ顔が出る人は、くすみカラーの灰みそのものは顔になじんでいることが多いです。問題は暗さです。服の暗さが目の下や口の横の影と同じくらいになると、影の範囲が服の側まで続いているように見えて、影が広がります。
直し方は、同じ色の系統で明るさだけを1段上げることです。くすみピンクなら、もう少し白に寄ったくすみピンク。くすみブルーなら、灰を残したまま水色に近いほう。色の名前を変えずに、明るい側へずらします。
売り場で選ぶときは、布を顔の下に当てたとき、目の下の影がいちばん目立たなくなる明るさを探してください。明るすぎて顔が白く飛ぶ手前が、その人のくすみカラーの明るさの上限です。
手持ちの暗いくすみカラーを使うとき
買い替えずに直すなら、顔の隣に明るい面をはさみます。
- ニットなら、白か生成りのシャツの襟を首元に出す
- 丸首なら、中に明るい色の薄いタートルを重ねる
- マフラーを明るい色にして、1周だけ巻いて顔の下に面を作る
狙いは、顔のすぐ下の5cmを明るくすることです。それより下の面積が暗いくすみカラーでも、影は広がって見えにくくなります。
寂しい顔の人|明るさはそのまま、灰を減らして艶を足す
寂しい顔が出る人は、くすみカラーの明るさはちょうどよいのに、灰の量が多すぎます。灰みは色の鮮やかさを抑える働きがあり、顔の隣に来ると、頬や唇の赤みまで一緒に抑えたように見えます。その結果、顔の印象が平らになり、寂しく見えます。
直し方は、明るさを変えずに灰の量だけ減らすことです。同じくすみピンクでも、灰色がかったものより、少し赤みや黄みが残っているほうへ寄せます。名前は同じでも、並べると色みがはっきり違うものがあります。
もう1つの直し方は、素材に艶を足すことです。マットな毛足のニットは光を吸うので、灰みが強く見えます。同じ色でも、表面がなめらかな編み地や、細い光沢のある糸が入ったものに替えると、顔の下に光が返って血色が戻って見えます。
手持ちの灰の多いくすみカラーを使うとき
- 首元に細い金属のネックレスを足す
- 光沢のあるスカーフを小さく結ぶ
- 口紅かチークを、いつもより1段だけ色みのあるものにする
顔の隣に小さな艶か色みを1点置くと、灰みが血色を吸う働きが弱まります。面積は小さくて構いません。
両方出る人|くすみカラーを顔から30cm以上離す
影も気になるし、血色も抜ける。両方出る人は、明るさと灰の量の両方が、顔の隣に置くには少し強い状態です。片方だけ直しても、もう片方が残ります。
この場合は、くすみカラーの置き場を変えるのがいちばん早いです。目安は顔から30cm以上。胸から下、つまりボトムス、スカート、ベルトから下の面積で着れば、顔の印象にはほとんど影響しません。
上半身に着たいときは、顔の横に白か生成りを必ず1枚はさみます。くすみカラーのカーディガンなら、中は白のシャツ。くすみカラーのコートなら、首元は白か生成りのマフラーです。こうすると、顔の隣の色はその1枚が受け持ち、くすみカラーは「服の色」として離れた所で見えます。
どちらとも言えないとき|写真を2枚並べて決める
鏡では差がわからない、毎回違う気がする。その場合は、スマホで写真を撮って比べます。
- 同じ場所、同じ時間、同じ距離で撮る
- 白を当てた顔と、くすみカラーを当てた顔の2枚
- 撮ったら画面を半分ずつ並べて、目の下と唇だけを見比べる
写真にすると、鏡よりも影と色の差がはっきり出ます。2枚の差が目の下に出ていれば疲れ顔、唇に出ていれば寂しい顔です。
それでも決めきれない人は、迷わず両方出る人の手順を採ってください。顔から離して着れば、どちらの理由で老けて見えていたとしても外れません。迷う時間を減らすほうが、服を着る回数は増えます。
疲れ顔の人が秋冬に選ぶ順番
秋冬はくすみカラーが増える時期ですが、同時に服全体が暗くなる時期でもあります。疲れ顔が出やすい人は、暗い面積が増えるほど影も強く見えます。
選ぶ順番は、顔に近いものから明るくすることです。
- マフラー・ストール:くすみカラーの中で明るいものを1本
- トップス:首元が明るい色か、明るいくすみカラー
- コート:暗めでもよい。前を開けて着る日を増やす
- ボトムス:暗いくすみカラーの置き場にする
冬のコートは面積が大きいので、暗いくすみカラーを選ぶと影が広がりやすくなります。コートを暗い色にするなら、マフラーの明るさで顔の隣を必ず受け持たせてください。
寂しい顔の人が秋冬に選ぶ順番
寂しい顔が出やすい人は、秋冬に素材が厚く、マットになるほど灰みが強く見えます。毛足の長いニットや起毛のコートは、光を吸う素材です。
選ぶ順番は、顔に近いものに艶を置くことです。
- トップス:なめらかな編み地か、細い光沢糸が入ったもの
- マフラー:灰の少ない、少し色みが残るくすみカラー
- コート:起毛素材なら色みのあるほう、平らな素材なら灰が多くてもよい
- ボトムス:灰の多いくすみカラーの置き場にする
同じくすみカラーのニットでも、売り場で触って表面がなめらかなものを選ぶだけで、顔の血色は残りやすくなります。
色の名前で迷ったときの見方
くすみカラーは、同じ名前でも作り手によって明るさと灰の量がばらばらです。名前で選ぶと、同じ「くすみブルー」なのに1枚は似合い、1枚は老けて見えることが起きます。
売り場では、名前ではなく2つだけを見てください。
- **明るさ:**手の甲の横に並べて、肌より明るいか暗いか
- **灰の量:**白い紙の横に並べて、灰色に近いか色に近いか
疲れ顔の人は明るさを、寂しい顔の人は灰の量を優先します。両方出る人は、顔から離して着る前提で、ボトムス用にどちらでも好きなものを選んで構いません。
メイクで寄せるときの境目
服を替えずにメイクで直したいときも、2つの分け方はそのまま使えます。
疲れ顔の人は、目の下の影を明るくするほうが効きます。下まぶたの外側から目頭に向けて、少し明るい下地を薄く置くだけで、服の暗さと影が重なりにくくなります。
寂しい顔の人は、頬と唇の色みを1段上げるほうが効きます。いつもの色より少し色の濃いものを、頬の高い位置に小さく置いてください。広く塗ると灰みとぶつかって、かえって浮きます。
ただし、メイクで寄せるのは、服を手放さないための一時的な方法です。何度も同じ服で直しが必要になるなら、その服は顔から離して着る側に回すほうが、毎朝の手間が減ります。
似合うくすみカラーが見つかったあと
自分に合う明るさと灰の量がわかったら、手持ちのくすみカラーを顔の下に1枚ずつ当てて、3つに分けてください。
- 顔の隣に置ける:そのままトップスやマフラーに使う
- 白をはさめば置ける:シャツやマフラーと組む前提で使う
- 顔から離して着る:ボトムスやコートの下の面積に回す
全部を「似合う」「似合わない」で分けないことが大事です。3つに分けておけば、くすみカラーを減らさずに、老けて見える日だけを減らせます。
くすみカラー全般の似合う・似合わないの見分け方はくすみカラーが似合わないに、くすみカラー同士を重ねてぼやけるときの直し方はくすみカラーの重ね着でぼやけるにまとめています。秋冬の生地で選び直したい人はくすみカラーが似合う人の秋冬も合わせて見てください。
よくある問い
- Q. くすみカラーは年齢が上がると似合わなくなりますか
- 似合わなくなる、というより、合う明るさと灰の量の幅が少し動きます。同じくすみカラーでも、明るさが1段違えば影の見え方は大きく変わります。似合わないと決めて手放す前に、手持ちのくすみカラーのうち明るいものと暗いものを1枚ずつ顔の下に当てて、どちらで影が濃く見えるかを比べてください。明るい側で影が消えるなら、くすみカラーそのものではなく暗さが合っていなかっただけです。
- Q. 疲れ顔か寂しい顔か、自分では判断がつきません
- 手鏡を見るときに、目の下と唇の2か所だけを見てください。布を当てて目の下の影が先に目に入るなら疲れ顔、唇の色が布の色に負けて輪郭がぼやけるなら寂しい顔です。どちらとも言えないときは、スマホで布を当てた顔と当てない顔を同じ場所で撮って並べると差が出やすくなります。それでも決まらない場合は、両方出ている側の手順で顔から離して着ると外しにくいです。
- Q. 手持ちのくすみカラーのニットを買い替えずに使えますか
- 使えます。疲れ顔の人は、ニットの首元に白か生成りのシャツの襟を出すか、明るい色のマフラーを1周だけ巻きます。寂しい顔の人は、首元に艶のある素材を足してください。細い金属のネックレスや、光沢のあるスカーフを小さく結ぶだけでも、唇と頬の色が戻って見えます。どちらも、くすみカラーのニット自体は胸から下の面積として使い続けられます。
- Q. くすみカラーのコートが老けて見えます。中で直せますか
- コートは顔のすぐ下まで面積があるので、中だけで直すには限界があります。前を開けて着る日が多いなら、中に明るい色を入れれば顔の下の面積が減って直ります。前を閉めて着る日が多いなら、襟の上に巻くマフラーで顔の隣の色を替えてください。疲れ顔なら明るいマフラー、寂しい顔なら少し色みのあるマフラーです。
— メグラシ編集部





