パステルカラーが似合わない|顔が白飛びするか幼く見えるかで選び直す

**パステルカラーが似合わないと感じたら、鏡の前でまず「顔が白飛びする」のか「服だけ浮く」のか「顔色が悪くなる」のか「幼く見える」のかを分けてください。**この4つは見た目が似ていますが、直す所がまったく違います。白飛びなら一段深い淡色に、服だけ浮くなら澄んだ淡色を小さく、顔色が悪いなら黄みと青みを入れ替え、幼く見えるなら色はそのままで素材と形を替えます。
淡い色をまとめて「似合わない」と片づけると、手持ちの春物だけでなく、秋冬の明るいニットまで選べなくなります。でも、4つのうちどれか1つが分かれば、淡い色の中に使える色はたいてい残ります。全部を避ける必要はありません。
この記事では、スマホのモノクロ写真と白い紙と鏡だけで自分がどの型かを決め、淡い色を秋冬の服にどう置き直すかを型ごとに書きます。迷ったときの決め方も、型が2つ重なる人の分まで書いておきます。
結論|困り方は4つ、直す所は1つずつ
| 困り方 | 鏡で起きていること | 直す所 |
|---|---|---|
| 顔が白飛びする | 顔と服が同じ明るさで溶け、輪郭がぼやける | 淡さを一段深くする |
| 服だけ浮く | 髪や眉が強く見え、服が薄っぺらく見える | 淡さを澄ませて面積を絞る |
| 顔色が悪くなる | 頬が黄ばむ、または青白くなる | 黄みと青みを入れ替える |
| 幼く見える | 色より先に甘さが目に入る | 素材と形で年齢を足す |
**4つを一度に直そうとしないでください。**いちばん強く出ている1つを直すと、残りが目立たなくなることがよくあります。次の2つの確かめ方で、どれがいちばん強いかを決めます。
先に確かめる|スマホのモノクロで顔の濃さの差を見る
パステルが合うかどうかは、顔の中の濃さの差に大きく左右されます。髪・眉・瞳が濃く、肌が明るい人は差が大きい顔です。髪も瞳も明るめで、肌との差が小さい人は差が小さい顔です。
確かめ方は、スマホのカメラをモノクロにして、昼の窓辺で顔を正面から撮るだけです。撮った写真で、髪のいちばん暗い所と頬のいちばん明るい所を見比べます。
- 髪がほぼ黒、頬がほぼ白に見える → 差が大きい顔。淡い色を着ると服だけ浮きやすい
- 髪も頬も中間の灰色に寄って見える → 差が小さい顔。淡い色を着ると白飛びしやすい
- どちらとも言えない → 次の鏡の確かめ方で決める
髪を明るく染めている人は、染めた色で差が小さくなっています。結果は今の髪色のものとして使ってください。髪色を戻す予定があるなら、根元の地毛の濃さでも一度見ておくと、半年後に迷いません。
鏡で型を決める|顔の下に当てて1m離れる
次に、手持ちのパステルの服を顔の下、鎖骨のあたりに当てて、鏡から1mほど離れて見ます。近すぎると肌の細かい所ばかり目に入り、遠すぎると色の影響が分からなくなります。
見るのは4点です。
- 顔と服の境目がぼやけたか → 白飛び型
- 服が色の薄い紙のように見え、眉や髪が急に強く見えたか → 服だけ浮く型
- 頬が当てる前より黄色く、または青白く見えたか → 顔色型
- 色より先に「かわいい」「甘い」という印象が来たか → 幼さ型
比べる相手として、白いシャツか灰色のニットを1枚用意しておくと、判断がぶれにくくなります。白や灰では問題なく、パステルにしたときだけ起きる変化が、その人の型です。
顔が白飛びする人|一段深い淡色に替える
白飛び型の人は、服の明るさと顔の明るさが近すぎて、境目が消えています。差が小さい顔の人に多い型です。
直し方は、淡さを一段深くすることです。白をたっぷり混ぜたような淡色ではなく、少し灰色か少し色の濃さが残った淡色を選びます。同じピンクなら、ほとんど白に近い桜色より、くすみを含んだ薄紅に。同じ水色なら、白っぽい空色より、少し灰を含んだ青みの淡色に寄せます。
売り場で迷ったら、白いシャツの横に並べてみてください。白との差がはっきり見える淡色は白飛びしにくく、白と並べて境目が分からない淡色は、顔の横でも境目が消えます。
白飛びする人の冬の置き方
冬に淡い色を着たい白飛び型の人は、顔の周りに濃い色の線を1本入れると楽になります。淡色のニットの下から濃い色のシャツの襟を少し出す、濃い色のマフラーを1周だけ巻く、といった方法です。
線は細くて構いません。顔と服の境目に濃い色が1本あるだけで、輪郭が戻ります。淡色のニットに淡色のコートを重ねると白飛びが強くなるので、コートは濃い色か中間の色にして、淡色は胸元だけに見せてください。
服だけ浮く人|淡さを澄ませて面積を絞る
服だけ浮く型の人は、顔の濃さに淡い色が負けています。髪や眉が濃く、肌が明るい人に多い型です。服がぼんやり見え、そのぶん顔のパーツが強く見えます。
直し方は2つあります。1つ目は、濁りの少ない澄んだ淡色を選ぶこと。灰を含んだ淡色は、差が大きい顔の横ではさらにぼんやりします。氷のように透き通った淡い青や、白に近いけれど色味がはっきり分かる淡いピンクの方が、顔の強さと釣り合います。
2つ目は、面積を絞ることです。淡色をニット全体で着るより、濃い色のジャケットの内側に淡色を見せる、淡色は顔から離れたスカートで使う、といった置き方にします。顔の近くに来る淡色の面積が、手のひら2枚ぶんくらいまでなら浮きにくくなります。
顔色が悪くなる人|黄みと青みを入れ替える
顔色型の人は、淡色の明るさではなく、色の温度が合っていません。淡色は面積が大きいと顔に色が映り込みやすいので、温度のずれが目立ちます。
白い紙の上に服を置いて、昼の窓辺で見てください。紙と比べて黄色っぽく見える淡色は黄寄り、紙と比べて青っぽく、またはピンクっぽく冷たく見える淡色は青寄りです。
- 黄寄りの淡色で頬が黄ばんだ人 → 青寄りの淡色に替える。淡い黄より淡い水色、サーモン寄りのピンクより青みのピンク
- 青寄りの淡色で顔が青白くなった人 → 黄寄りの淡色に替える。淡い水色よりミント寄りの緑、青みのピンクよりアプリコット寄りのピンク
季節がまだ決まっていない人は、パーソナルカラー自己診断のやり方で温度の向きだけ先に確かめておくと、淡色選びで迷いません。
幼く見える人|色は残して素材と形で年齢を足す
幼さ型の人は、色そのものより、淡色と一緒に来る甘さが顔に勝っています。淡いピンクや淡い黄に、ふわふわした毛足、丸い襟、小さなボタン、短い丈が重なると、色以上に幼く見えます。
ここで色を替えても、たいてい直りません。替えるのは素材と形です。
- 毛足の長い編み → 目の詰まった平らな編みか、ウールのなめらかな表面
- 丸い襟、詰まった首元 → Vの開き、ボートネック、シャツ襟
- 短い丈、ふくらんだ袖 → 腰が隠れる丈、肩の位置が合った袖
同じ淡いピンクでも、平らな編みのVネックにするだけで、大人の服に見えます。色は気に入っているのに幼く見えるという人ほど、この型であることが多いです。
どちらとも取れるとき|白飛びと幼さが両方出る人
淡い色を着ると、顔がぼやけるうえに幼く見える、という人は少なくありません。差が小さい顔の人が、甘い素材の淡色を着たときによく起きます。
この場合は、白飛びから先に直してください。一段深い淡色に替えると輪郭が戻り、それだけで幼さが半分くらい消えることが多いからです。それでも幼く見えるなら、次に素材と襟を替えます。
逆の順番、つまり素材から替えると、平らな編みの淡色が顔の横でさらに平板に見えて、白飛びが強く出ることがあります。輪郭を戻すのが先、甘さを引くのが後、と覚えておいてください。
どちらとも取れるとき|色によって型が変わる人
淡いピンクでは白飛びするのに、淡い水色では顔色が悪くなる、というように、色ごとに型が変わる人もいます。これは珍しいことではなく、明るさと温度の両方が少しずつずれているときに起きます。
この場合は、色ごとに型を決めて、色ごとに直してください。全部の淡色をひとつの型に当てはめる必要はありません。手持ちのパステルを1枚ずつ顔の下に当て、付箋に「白飛び」「顔色」などと書いて貼っておくと、次に買うときの目安になります。
付箋が3枚以上同じ型になったら、それがその人のいちばん強い型です。残りの色は、強い型を直したあとでもう一度当て直すと、変化がなくなっていることがあります。
秋冬のニットとコートに置き直す
型が分かったら、秋冬の服に置き直します。淡い色は春夏のものと思われがちですが、厚みのある素材で着ると季節に馴染みます。
| 型 | ニット | コート | 濃い色で囲む場所 |
|---|---|---|---|
| 白飛び | 灰を含んだ淡色 | 中間か濃い色 | 襟元に1本 |
| 服だけ浮く | 澄んだ淡色を内側に | 濃い色 | 顔の周り全体 |
| 顔色 | 温度を合わせた淡色 | 型を問わない | 必要なし |
| 幼さ | 平らな編みのV開き | 直線的な形 | 足元 |
淡色のコートを着たい人は、顔の近くを濃い色のマフラーで区切るか、前を開けて中に濃い色を見せると、どの型でも浮きにくくなります。淡色のコートと淡色のニットの組み合わせは、白飛び型と服だけ浮く型の人にはいちばん難しいので避けてください。
手持ちのパステルを手放す前に
似合わないと思った淡色の服も、型が分かれば使い道が残ります。白飛び型なら濃い色の服の内側に、服だけ浮く型なら顔から離れたボトムに、顔色型なら小物に回す、といった具合です。
幼さ型の人の淡色ニットは、上から直線的なジャケットを重ねると、甘さが内側に収まります。色は気に入っているなら、手放すより重ね方を替える方が早いです。
淡色以外の色でも似合わないと感じることがある人は、アースカラーが似合わないときの選び直しも、同じ手順で型を分けています。
まず1枚だけ替えてみる
いきなり全部をそろえ直す必要はありません。白飛び型なら顔に近いニット1枚を一段深い淡色に、服だけ浮く型なら淡色を内側に回す重ね方を1つ、顔色型なら温度を入れ替えた1枚、幼さ型なら同じ色の平らな編みのVネックを1枚。
1枚替えて鏡の印象が変われば、型の見立ては合っています。変わらなければ、2番目に強く出ていた型を疑って、同じ手順を繰り返してください。2回で決まらないときは、似合わない色を仕事で着るときの足し方のように、外れている軸に1色を足す方法もあります。
よくある問い
- Q. パステルカラーが全部似合わない気がします。着ない方がいいですか
- 全部を避ける前に、困り方が4つのどれかを分けてください。白飛びなら一段深い淡色、服だけ浮くなら澄んだ淡色を小さく使う、顔色が悪いなら黄みと青みを入れ替える、幼く見えるなら素材と形を替える、と直す所が違います。1つ直すと、淡い色の中に使える色が残ることが多いです。
- Q. 白飛びする型か、服だけ浮く型か分かりません
- スマホのカメラをモノクロにして、顔を正面から撮ってください。髪と頬の灰色の差が小さい人は白飛びしやすく、差が大きい人は服だけ浮きやすい傾向があります。そのうえで鏡で顔の下に当て、輪郭がぼやけるか、服が薄っぺらく見えるかを確かめます。
- Q. パステルを着ると年齢より幼く見えます。色を変えるべきですか
- 幼さは色より、素材と形から出ていることが多いです。同じ淡いピンクでも、ふわふわの毛足と丸い襟なら幼く、目の詰まった平らな編みとVの開きなら落ち着いて見えます。色はそのままにして、表面と首元の形を替えてから判断してください。
- Q. 秋冬にパステルを着ても浮きませんか
- 面積と表面で調整すれば浮きません。顔の近くは淡色のニット1枚にして、コートとボトムは濃い色で囲むと季節に馴染みます。厚手で毛足のある編みは淡色でも冬らしく見えます。
— メグラシ編集部





