アースカラーが似合わない|顔が黄ばむか地味かで茶と緑を選び直す

**アースカラーが似合わないと感じたら、まず鏡の前で「顔が黄ばむ」のか「地味になる」のか「重くなる」のかを1つ選んでください。**黄ばむ人は色の黄みを抜くか顔から離す、地味になる人は顔のそばに明るさの差を作る、重くなる人は面積と表面を軽くする。この3つは直す場所が違います。
茶もカーキもオリーブも、まとめて「似合わない」と片づけると、手持ちの秋冬服の半分近くを手放すことになりがちです。けれど実際に困っているのは、色そのものではなく「黄み」「明るさの差」「量」のどれか1つだけ、という人がほとんどです。
この記事では、白い紙と鏡だけで自分がどの型かを決め、茶と緑をどう選び直すかを型ごとに分けて書きます。2つの型にまたがる人、日によって見え方が変わる人の決め方も後半で扱います。
結論|困り方は3つ、直す所は1つずつ
| 困り方 | 鏡で起きていること | 直す所 |
|---|---|---|
| 顔が黄ばむ | 頬と口のまわりが黄色っぽく、くすんで見える | 服の黄みを抜く/顔から離す |
| 地味になる | 顔と服が同じ明るさで溶け、輪郭がぼやける | 顔のそばに明るさの差を作る |
| 重くなる | 顔より服が先に目に入り、全身が沈む | 面積を減らす/表面に光を足す |
**3つ全部を一度に直そうとしないでください。**1つ直すと残りの2つが目立たなくなることもよくあります。いちばん強く出ている1つから手をつけます。
先に確かめる|白い紙の上で、その服が黄に寄るか灰に寄るか
アースカラーと呼ばれる色は幅が広く、同じ「茶」でも黄みの強いもの、赤みの強いもの、灰が混ざったものがあります。似合う・似合わないの前に、手持ちの服がどちら寄りかを見ておきます。
やり方は簡単です。昼間の窓のそばで、コピー用紙のような白い紙の上に服を置きます。紙のすぐ横の色を見て、黄色っぽく見えれば黄寄り、ねずみ色っぽく見えれば灰寄り、れんがや赤土に近く見えれば赤寄りです。
この3つに分けておくだけで、あとの選び直しがずっと楽になります。手持ちのアースカラーを全部並べて、3つの山に分けてみてください。
鏡で型を決める|顔の下に当てて1mで見る
服を顔の下、鎖骨のあたりに当てて、鏡から1mほど離れて見ます。近すぎると肌の細部ばかり目に入るので、少し離れるのがこつです。
見るのは3点です。頬の色が当てる前より黄色く見えるか。顔の輪郭と服の境目がはっきりしているか。顔と服のどちらに先に目が行くか。
- 頬が黄色くなった → 黄ばむ型
- 境目がぼやけた → 地味になる型
- 服に先に目が行った → 重くなる型
比べる相手として、白か灰の服を1枚用意しておくと判断がぶれにくくなります。白で顔がすっきりして茶で黄ばむなら、黄ばむ型でほぼ間違いありません。
顔が黄ばむ人|黄みを抜くか、顔から離す
黄ばむ型の人は、服の黄みが肌に映りこんでいます。肌の色が青み寄りの人、または肌が明るく薄い人に多い型です。
直し方は2つあります。1つ目は、服の色から黄みを抜くこと。白い紙で灰寄りに見える茶や緑を選びます。2つ目は、黄寄りの色をそのまま着るなら、顔から離すこと。目安は顔からの距離が手のひら1枚ぶん(およそ15cm)以上です。首の詰まったニットよりVの開きのあるもの、トップスよりボトムやバッグ、靴に回すと黄ばみはほとんど気になりません。
どちらを選ぶかは、手持ちの服で決めます。顔まわりに置きたい服が多いなら色を替える、下半身の服が多いなら位置で解決する、と考えると無駄に買い足さずに済みます。
茶で黄ばむ人の選び直し
茶で黄ばむ人は、黄みの強いキャメルや黄土色を顔のそばから外し、次の順に試します。
- 灰の混ざった茶(グレージュ寄り、ココアのような色)
- 赤みの混ざった茶(れんがより暗い、こげ茶寄り)
- それでも黄ばむなら、茶は下半身に回し、上は灰か紺に替える
灰の茶は肌に色を映しにくく、赤みの茶は頬の赤みとつながって顔色を明るく見せます。どちらが合うかは、頬に赤みが出やすいかどうかで分かれます。頬が赤くなりやすい人は赤みの茶、赤みが出にくい人は灰の茶から試してください。
黄土色とキャメルの区別に迷う人は、黄土色とキャメルの違いで肌の黄みと髪色から顔のそばに置く側を決めています。
緑で黄ばむ人の選び直し
カーキやオリーブで黄ばむ人は、緑の中の黄みが肌に映っています。黄みの強いオリーブを外し、灰の混ざったカーキ、または青みを感じる深い緑に寄せます。
白い紙の上で、緑が「草の色」に見えるなら黄寄り、「苔に灰をかぶせた色」に見えるなら灰寄りです。顔のそばには灰寄りを置きます。
カーキのブルゾンやコートで黄ばむ場合は、首もとに白か淡い灰のタートルを入れると、服と顔の間に色の壁ができて黄みが届きにくくなります。買い替える前に、まずこの1枚を試してください。
地味になる人|明るさの差が足りない
地味になる型は、色が合っていないのではなく、顔と服の明るさが近すぎて境目が消えている状態です。肌の黄み・青みに関係なく起きます。
ここで見るのは、髪と瞳の明るさです。髪と瞳が暗い人と明るい人で、差の作り方が逆になります。自分がどちらかは、自然光の下で髪の色を白い紙と並べて、紙との差が大きいか小さいかで決めます。差が大きければ暗い側、小さければ明るい側です。
**地味になる人は、アースカラーそのものを手放さなくて大丈夫です。**足すのは顔のそば1か所の明るさの差だけです。
髪と瞳が暗い人は、濃い側で差を作る
髪と瞳が暗い人がベージュや薄い茶を着ると、顔の濃さに服が負けて、全体がぼやけます。逆に、こげ茶や深いオリーブのような暗いアースカラーを着ると、髪と服がつながって顔が額縁に入ったように締まります。
そのうえで、顔のそばに生成りやアイボリーを細く入れます。シャツの襟、タートルの首、ピアスのような小さな面積で十分です。暗い服と明るい細い線の組み合わせが、暗い髪と明るい肌の差をそのまま服で繰り返す形になります。
髪と瞳が明るい人は、淡い側で差を作る
髪と瞳が明るい人がこげ茶や深いカーキを着ると、服だけが重く見えて顔が引っこみます。この場合は、ミルクティーのような明るい茶、灰をうすく含んだセージに近い緑など、淡いアースカラーに寄せます。
淡い色どうしで地味になるときは、顔のそばに「少しだけ濃い色」を置きます。濃い茶の細いベルト、こげ茶の眼鏡の縁、深い緑の小さなピアスなどです。淡い全体に濃い点が1つあると、輪郭が戻ります。
淡い色の扱いに迷う人は、淡い色とパステルカラーの違いも合わせて見てください。白寄りか灰寄りかで着る側を分けています。
重くなる人|面積と表面で軽くする
重くなる型は、色ではなく量の問題です。上下ともアースカラー、しかも厚手で光を吸う素材だと、色が合っていても全身が沈んで見えます。
直し方は2つです。1つ目は面積。全身に占めるアースカラーを、上下のどちらか一方、または羽織り1枚だけに減らします。目安は全身の半分以下です。2つ目は表面。同じ茶でも、起毛やマットな布は暗く沈み、ハリのある布や少し光沢のある布は明るく見えます。ニットなら目の詰まった表面がなめらかなもの、パンツならセンタープレスの入ったものに替えるだけで、重さはかなり抜けます。
どちらとも取れるとき|黄ばみと地味が両方出る人
鏡で見ると、頬も少し黄色いし、輪郭もぼやける。この「両方出る」人が実はいちばん多い型です。
この場合は、**先に黄ばみを直してから、もう一度鏡を見てください。**黄ばみが消えると顔色が明るくなり、それだけで明るさの差が生まれて地味さも消えることがよくあります。順番を逆にして先に明るい色を足すと、黄みが残ったまま服だけがにぎやかになり、どちらも解決しません。
黄ばみを直しても地味さが残ったら、そこで初めて髪と瞳の明るさを見て、濃い側か淡い側で差を作ります。手順を1つずつ進めると、何が効いたかがはっきりして、次に服を選ぶときの基準になります。
どちらとも取れるとき|日によって見え方が違う人
同じ茶のニットが、ある日は似合って、ある日は黄ばんで見える。このときは服より先に、肌と光の条件を疑います。
肌は寝不足や乾燥で黄みや赤みが日によって動きます。照明も、昼の窓辺と夜の電球色では黄みがまったく違います。判定は昼の窓辺、北向きか曇りの日の光でそろえてください。そこで黄ばむなら黄ばむ型、黄ばまないなら、気になった日は光か肌の調子のせいだったと考えて大丈夫です。
日によって黄ばむ日があると分かっている人は、顔のそばに白か灰のタートルを常に1枚はさむ着方を決めておくと、毎朝迷わずに済みます。
秋冬のコートとニットに置き直す
アースカラーがいちばん増えるのは秋冬の上着とニットです。型ごとの置き方をまとめます。
- 黄ばむ型:コートは灰の茶か灰のカーキ。黄寄りのキャメルを着るなら、首もとに白か灰のマフラーを必ず入れる
- 地味になる型(髪が暗い):こげ茶や深いオリーブのコートに、首もとに生成りの細い線
- 地味になる型(髪が明るい):明るい茶のコートに、濃い茶の小物を1点
- 重くなる型:コートかボトムのどちらか一方だけをアースカラーにし、もう一方は灰か紺か白
ニットは顔にいちばん近い服なので、迷ったらニットから先に見直してください。コートは前を開ければ中の色が顔のそばに来るので、ニットさえ合っていれば大きく外れません。
手持ちのアースカラーを手放す前に
似合わないと思った服も、型が分かれば使い道が残ります。黄ばむ型なら黄寄りの服をボトムと小物に回す、地味になる型なら首もとに差を足す、重くなる型なら上下の片方を替える。それでも鏡で困り方が消えない服だけを手放します。
最初に分けた黄寄り・灰寄り・赤寄りの3つの山は、そのまま次の買い物の地図になります。自分の型で合いやすい山に入る色だけを候補にすると、売り場で迷う時間が短くなります。
パーソナルカラーの季節をまだ決めていない人は、パーソナルカラーの自己診断が難しい人の当て方から始めると、黄みと明るさのどちらで外れているかを先に見分けられます。
型が分かったら、まず1枚だけ替えてみる
いきなり全部をそろえ直す必要はありません。黄ばむ型なら顔に近いニット1枚、地味になる型なら首もとの1枚、重くなる型ならボトム1本。替えるのは1枚だけにして、1週間着回してみてください。
1枚替えて鏡の印象が変われば、型の見立ては合っています。変わらなければ、もう1つの型を疑って同じ手順を繰り返します。アースカラーは秋冬の服の土台になる色なので、似合わせ方を1つ持っておくだけで、手持ちの服の使える範囲がぐっと広がります。
よくある問い
- Q. アースカラーが似合わないのは、ブルベだからですか
- ブルベの人に黄ばみが出やすいのは確かですが、それだけでは決まりません。イエベの人でも、髪と瞳が明るい人は暗い茶で地味に見えますし、ブルベの人でも灰みの強い茶なら顔色が変わらないことがあります。先に、困り方が黄ばみか地味か重さかを鏡で決めてください。
- Q. 手持ちの茶のコートが似合わない気がします。買い替えるべきですか
- コートは顔から離れている面積が大きいので、首もとに白か灰の明るい色を1枚はさむだけで印象が変わることが多いです。マフラーやタートルを替えて、鏡から1m離れて見直してから決めても遅くありません。
- Q. カーキとオリーブ、どちらが似合いやすいですか
- 黄ばむ人は灰が混ざったカーキの方が、地味になる人は暗さのあるオリーブの方が合いやすい傾向があります。白い紙の上で、黄に寄るか灰に寄るかを見て選ぶと外れにくくなります。
— メグラシ編集部





