カーキが似合わない|黄ばむか老けるかで、茶寄りか灰寄りかを選び直す

**カーキが似合わない人は、顔が「黄ばむ」のか「老けて見える」のかで、選び直す方向が逆になります。**黄ばむ人は茶寄りのカーキが原因なので、灰寄りか緑寄りへ替えてください。老けて見える人は、暗さと灰みが原因なので、明るさを1段戻すか、カーキを顔から20cm離します。
どちらなのかは、窓の光が入る場所で、顔の下に白い紙とカーキの服を交互に当てると分かります。口のまわりが黄色っぽく見えるなら黄ばむ側。目の下やほうれい線の影が濃く見えるなら老ける側です。
両方とも出る人もいます。その場合は、明るめの緑寄りカーキを選び、顔のすぐ下に白か生成りを1枚はさみます。この記事では、それぞれの選び直し方と、手持ちのカーキを着る日の組み方まで書きます。
結論:黄ばむか老けるかで、カーキの寄り先が逆
| 見え方 | 原因 | 選び直す先 | 避ける先 |
|---|---|---|---|
| 顔が黄ばむ | カーキの黄みと茶みが肌の黄みを強める | 灰寄り・緑寄り | 茶寄り・明るい黄土寄り |
| 老けて見える | 暗さと灰みが顔の影を濃くする | 明るめ・緑寄り、顔から離す | 暗い灰寄り |
黄ばむ人にとっての解決が、老ける人にとっての原因になっています。灰寄りのカーキは黄ばみを抑えますが、影は濃くします。明るいカーキは影を薄くしますが、黄みが前に出ることがあります。だから、先に自分がどちら側かを決めることが要です。
カーキには3つの寄り方がある
カーキと呼ばれる色は、売り場で並ぶと幅があります。大きく分けると3つです。
- 茶寄り:黄土色や砂の色に近い。明るいものはベージュの隣に見える
- 緑寄り:葉や苔に近い。オリーブと呼ばれる色もこの近く
- 灰寄り:緑の上に灰色の膜がかかったような色。くすんで見える
同じ「カーキ」の名前で売られていても、この寄り方で顔への出方は大きく変わります。手持ちのカーキがどれに近いかは、白い紙の上に置いて見ると分かります。紙の白に対して、黄色や茶色に引っぱられるなら茶寄り、緑がはっきり見えるなら緑寄り、全体が曇って見えるなら灰寄りです。
緑寄りのなかでも、もっと深いモスグリーンについてはモスグリーンが似合う人で書いています。
黄ばむか老けるかを見分ける
見分けは、窓の光が入る場所で、昼の時間に行います。照明の下では、黄みが強く出たり弱く出たりして、正しく見えません。
- 素顔か、ベースメイクだけの状態で鏡の前に立つ
- 顔の下、あごのすぐ下に白い紙を当てて、顔全体を覚える
- 同じ位置にカーキの服を当てて、3秒見る
- 白い紙のときと比べて、どこが変わったかを見る
変わる場所は、だいたい次のどちらかです。
- 口のまわり、小鼻の横が黄色っぽくなる → 黄ばむ側
- 目の下、ほうれい線、あごの下の影が濃くなる → 老ける側
スマートフォンで2枚撮って並べると、変化が見やすくなります。画面の明るさは自動にせず、2枚とも同じにしてください。
黄ばむ人:茶寄りを外して、灰か緑へ
黄ばむのは、カーキの黄みと茶みが、肌の黄みに重なって強めているからです。肌に黄みがある人ほど起きやすく、パーソナルカラーで黄みの肌と言われた人でも、茶寄りのカーキでは黄ばむことがあります。
選び直す先は2つです。
- 灰寄り:黄みが灰色で抑えられるので、肌の黄みが前に出にくい
- 緑寄り:黄より緑が勝っているので、肌の黄みと色がぶつからない
どちらにするかは、髪の色で決めます。髪が黒か暗い茶なら灰寄り、明るい茶なら緑寄りの方が、髪と服の間がなじみます。
避けるのは、明るい茶寄りのカーキです。ベージュに近い明るさのものは、顔の近くで肌との境目がなくなり、顔全体が黄色い面に見えます。
黄ばむ人が顔の近くに置く色
カーキを着る日に、顔のすぐ下に何を置くかで、黄ばみは大きく変わります。
- 灰色のタートルやマフラー
- 白か、青みのある白のシャツ
- 紺のニット
黄みを持たない色を、カーキと顔の間に1枚はさむと、カーキの黄みが顔に届きにくくなります。逆に、キャメルや生成りなど黄みのある色をはさむと、黄みが重なって強まります。
老ける人:暗さと灰みを1段戻す
老けて見えるのは、カーキの暗さと灰みが、顔の影に重なって濃くするからです。目の下やほうれい線に影が出やすい人、肌が白めで薄い人に起きやすい形です。
選び直す先は、次のどちらかです。
- 明るさを1段上げる:今のカーキより少し明るいもの。白い紙の上で、紙との差が小さく見えるもの
- 緑寄りにする:同じ暗さでも、緑がはっきりしている方が、灰寄りより影が出にくい
避けるのは、暗い灰寄りです。いちばん影を濃くする組み合わせで、黄ばみはありませんが、疲れて見えます。
老ける人は顔から20cm離す
明るさを変えられないとき、たとえば好きなカーキがどうしても暗い場合は、顔からの距離で直します。
- あごの下から20cm以上離れた位置にカーキを置く
- トップスなら、首元が大きく開いて、中に明るい色を見せる形
- コートなら、前を開けて着る
- パンツやスカートなら、ほとんど問題は出ない
20cmは、だいたい鎖骨から胸の上あたりまでの距離です。ここより下にカーキが来れば、顔の影には届きにくくなります。
黄ばむのも老けるのも出る人
白い紙とカーキを比べたら、口のまわりも黄色く、目の下の影も濃くなった。両方出る人は、カーキの黄みも暗さも、両方が肌に重なっています。
この場合は、次の順で直します。
- 緑寄りを選ぶ。黄みが弱く、灰寄りほど影も出ないので、両方を一度に減らせる
- 明るめを選ぶ。ただし茶寄りに寄らないように、緑がはっきり見えるものの中で明るいもの
- 顔のすぐ下に白か生成りを1枚はさむ。黄ばみの方が強いなら白、影の方が強いなら生成り
迷うのは、2で明るくしたら黄ばみが戻ってきた、という場合です。明るいカーキは、緑寄りでも黄みが見えやすくなります。このときは明るさをあきらめて、灰寄りのない暗めの緑を選び、顔から20cm離す方に切り替えてください。明るさと距離のどちらで直すかを1つに決めると、行ったり来たりしません。
もう1つの迷い方は、日によって結果が変わる人です。肌の赤みや乾き方で、黄ばんで見える日と影が出る日が入れ替わります。この場合は、カーキを顔の近くに置かない着方、つまりボトムかコートの前開けを基本にしておくと、日によって外れることがありません。
どちらも出ないのに、似合わない気がする人
白い紙と比べても、黄ばみも影も変わらない。それでも似合わない気がする人は、色ではなく、地味に見えることが気になっていることが多いです。
カーキは目立たない色なので、顔立ちがはっきりした人や、明るい色を着慣れている人ほど「物足りない」と感じます。これは似合わないのではなく、印象の強さが顔と服で釣り合っていないだけです。
- 生地に表情のあるもの(畝のある綿、凹凸のある編み)を選ぶ
- 金色か銀色の小さな金具や小物を1つ足す
- 口紅を1段はっきりさせる
地味さの直し方は、アースカラーが似合わないでも、茶や緑全体について書いています。
素材で変わる:ウール・綿・ナイロン
同じ色でも、素材で顔への出方は変わります。
- ウールや起毛:表面が光を吸うので、色が暗く、灰寄りに見える。老ける人は注意
- 綿や麻:色がそのまま出る。茶寄りか緑寄りかがはっきりする
- ナイロンやポリエステルの艶のある生地:光を跳ね返すので、明るく見える。黄みも強く出るので、黄ばむ人は注意
秋冬はウールのカーキが増えます。老ける人は、ウールなら一段明るいものを、黄ばむ人は艶のあるダウンやブルゾンのカーキに気をつけてください。
手持ちのカーキを着る日の組み方
最後に、すでに持っているカーキを着る日の組み方です。
黄ばむ人
- カーキのトップス+灰色か白のインナーを首元に見せる
- カーキのコート+紺か灰色のマフラー
- カーキのパンツ+上は黄みのない色
老ける人
- カーキのトップスは首元を大きく開け、中に明るい色
- カーキのコートは前を開けて着る
- カーキのパンツ+上は顔より明るい色
上下をカーキでそろえたい場合は、上を明るい方、下を暗い方にします。顔に近い方を明るくするだけで、影も黄ばみも出にくくなります。
迷ったときの決め方
- 窓の光で、白い紙とカーキを顔の下に交互に当てる
- 口のまわりが黄色くなるなら灰寄りか緑寄りへ、影が濃くなるなら明るめか顔から20cm離す
- 両方なら、緑寄りの明るめを選び、顔の下に白か生成りをはさむ
- どちらも出ないのに物足りないなら、色ではなく素材か小物で印象を足す
カーキは、寄り方と明るさと距離の3つを動かせる色です。似合わないと決めて手放す前に、どれか1つを動かしてみてください。
よくある問い
- Q. カーキを着ると顔色が悪く見えます。似合わない色なのでしょうか
- カーキは茶・緑・灰の寄り方で別の色のように見えます。顔が黄ばむなら茶寄り、老けて見えるなら暗さと灰みが原因のことが多いので、寄り方か明るさを変えれば着られることがほとんどです。
- Q. 黄ばむのか老けるのか、自分では分かりません
- 窓の光が入る場所で、顔の下に白い紙とカーキの服を交互に当ててください。口のまわりが黄色っぽく見えるなら黄ばむ側、目の下やほうれい線の影が濃く見えるなら老ける側です。両方なら、明るめの緑寄りから試してください。
- Q. 手持ちのカーキのコートを着たいのですが
- コートは顔から離れた面が大きいので、首元だけ直せば着られます。黄ばむ人は灰色か白のマフラーを、老ける人は顔より明るい色のニットを首元に見せてください。前を開けて、顔の下の面を別の色にするだけでも変わります。
- Q. カーキのパンツなら似合わなくても大丈夫ですか
- 下半身は顔から60cm以上離れるので、黄ばみも老けも起きにくくなります。上に顔に合う色を置けば、ほとんどの人が着られます。上も下もカーキにする場合は、上を明るい方にしてください。
— メグラシ編集部





