バーガンディは何色?|赤茶に見えるか赤紫に見えるかで選ぶ

**バーガンディは、黒みを含んだ深い赤です。**赤ワインの色と言われることが多く、ボルドーよりもわずかに紫に寄せて呼ばれます。ただ、売り場で同じ「バーガンディ」の札がついていても、中身は赤茶に寄ったものと赤紫に寄ったものの2方向に振れています。
似合うかどうかは、この寄り方で決まります。**肌に黄みがある人は赤茶寄り、青みがある人は赤紫寄り。**逆を選ぶと、黄みの肌に赤紫は口のまわりをくすませ、青みの肌に赤茶は顔色を黄色っぽく見せます。
見分けるのは簡単で、白い紙と黒い紙で服の生地をはさみ、窓の光で見るだけです。白の側で茶色っぽく見えれば赤茶寄り、紫っぽく見えれば赤紫寄り。自分の肌の向きが分からない人は、手首と顔の下に2つを当てて比べます。どちらにも決まらない人は、真ん中の深い赤を選び、顔から離して着れば外れません。
結論|同じ名前でも中身は2つ。寄り方と肌の向きを合わせる
| 寄り方 | 白い紙の横での見え方 | 合いやすい肌 | 合わないときに起きること |
|---|---|---|---|
| 赤茶寄り | 栗や紅茶のような茶みが出る | 黄みのある肌 | 青みの肌が黄色っぽく沈む |
| 赤紫寄り | ぶどうや赤ワインの紫みが出る | 青みのある肌 | 黄みの肌の口元がくすむ |
| 真ん中 | 赤みだけが前に出る | どちらでもない肌 | 顔の近くだと少し重い |
名前を覚えるより、この3つのどれかを見分けられるほうが、買い物では役に立ちます。
名前の幅|同じ札でも2方向に振れる
バーガンディは、もともとワインの産地の名前から来た色名です。色名としては「黒みのある紫寄りの赤」とされますが、服の売り場では、作る側がそれぞれの判断で名前をつけます。そのため、赤茶に寄った深い赤も、赤紫に寄った深い赤も、同じ名前で並びます。
近い名前のボルドー、ワインレッド、えんじも、同じように幅があります。札の名前が違っても、中身が同じ寄り方ということはよくあります。名前ごとの違いはえんじ色とボルドー・ワインレッドの違いにまとめてありますが、買うときに見るべきなのは名前ではなく、次の章の寄り方です。
見分け方|白い紙と黒い紙ではさむ
服の生地を、白い紙と黒い紙ではさんで、窓の光で見ます。手元にあるコピー用紙と、黒い服や黒い手帳で代わりになります。
白い紙の側では、色の中にある茶みや紫みが浮かび上がります。茶色っぽく、栗や紅茶の色に近く見えれば赤茶寄り。紫っぽく、ぶどうの皮に近く見えれば赤紫寄りです。黒い紙の側では、明るさが分かります。黒と並べて色がはっきり離れて見えれば明るめ、黒に溶けて境目が見えにくければ暗めです。
どちらとも見えないときは、同じ売り場の赤茶寄りと分かっている色、たとえばこげ茶のニットと並べてみてください。並べた相手より紫に見えれば赤紫寄り、同じ方向に見えれば赤茶寄りです。
売り場の光で見え方が変わる
売り場の照明は、色の寄り方を動かします。黄色っぽい暖かい光の下では、バーガンディは赤茶に寄って見えます。白っぽい光の下では、赤紫に寄って見えます。家で見たら色が違った、ということが起きるのはこのためです。
確かめるなら、売り場の出口近くや窓際など、外の光が入る場所まで持っていきます。それができないときは、スマートフォンのカメラで白い紙と一緒に撮ってください。写真の中の白い紙が黄色っぽく写っていれば、その照明は暖かく、実物はもう少し赤紫寄りです。
自分はどちら?|手首と顔の下で見る
自分の肌の向きを見るには、赤茶寄りと赤紫寄りの生地を1枚ずつ用意します。手持ちに無ければ、売り場で両方を手に取って比べます。
まず手首の内側に、2つを交互に当てます。肌が明るく澄んで見えるほうが、肌の向きに合っています。次に、鏡の前で顔の下、あごから指2本下に当てます。見るのは口のまわりと目の下です。合わないほうを当てると、口のまわりが黄色く、または灰色っぽく見えます。
手首と顔で結果が同じなら、それで決まりです。結果が割れた人は、顔の下の結果を優先してください。顔の近くに着る服を選ぶための確認なので、顔で見た結果が実際の見え方に近いからです。自分の肌の向きを他の色でも確かめたい人は、パーソナルカラーを自分で決める手順も使えます。
赤茶寄りが合う人|黄みの肌は茶みで落ち着く
赤茶寄りが合うのは、肌に黄みがある人です。手首の血管が緑っぽく見える、金色の小物を当てると肌が明るく見える、という人が多く当てはまります。
赤茶寄りのバーガンディを着ると、肌の黄みと服の茶みがつながり、顔が落ち着いて見えます。顔の近くに置くなら、黒に溶けない明るさのものを選ぶと、重く見えません。黒と並べて境目がはっきり見える明るさが目安です。
赤茶寄りでも、茶みが強すぎてこげ茶に近いものは、赤みが消えてバーガンディを着た意味が薄れます。白い紙の横で、赤がまだ見えるものを選んでください。
赤紫寄りが合う人|青みの肌は紫みで澄む
赤紫寄りが合うのは、肌に青みがある人です。手首の血管が青っぽく見える、銀色の小物を当てると肌が明るく見える、という人が多く当てはまります。
赤紫寄りのバーガンディを着ると、肌の青みと服の紫みが重なり、顔色が澄んで見えます。赤みのある頬の人は、紫みがその赤みを整える役もします。
注意したいのは暗さです。赤紫寄りで暗いものは、黒に近づいて顔の下に強い影を作ります。髪が明るい人や、目の色が明るい人は、少し明るめの赤紫寄りを選ぶと顔だけが浮きません。
どちらでもない人|真ん中の深い赤を、顔から離して
手首でも顔の下でも差が出なかった人、どちらも少しずつ合わないように見えた人は、赤茶にも赤紫にも寄りすぎていない真ん中の深い赤を選びます。白い紙の横で、茶みも紫みも目立たず、赤だけが見える色です。
そのうえで、顔から離して着ます。スカート、パンツ、バッグ、靴など、顔から30cm以上離れた場所なら、寄り方の差は顔色に届きません。上に着たいときは、首元に白か生成りの襟をはさむと、顔と色の間に区切りができます。
| 置き場所 | どちらでもない人 | 寄り方が合っている人 |
|---|---|---|
| 首元・トップス | 白の襟をはさむ | そのまま着てよい |
| コート | 前を開け、中を明るく | そのまま着てよい |
| スカート・パンツ | そのまま着てよい | そのまま着てよい |
| バッグ・靴 | そのまま着てよい | そのまま着てよい |
素材で色が動く
同じ染めでも、素材で見え方が変わります。目の詰まったウールは色が深く、暗めに見えます。ふわっとしたニットは光を散らすので、明るく、やわらかく見えます。艶のある素材は、光が当たる所が明るく、影の所が暗くなり、一枚の中で寄り方が揺れて見えます。
赤紫寄りが合う人は、艶のある素材でも色がきれいに出ます。赤茶寄りが合う人は、艶よりもマットな素材のほうが、茶みが落ち着いて見えます。どちらでもない人は、ふわっとしたニットを選ぶと、色の寄り方がぼけて合わせやすくなります。
合わせる色|赤茶寄りと赤紫寄りで隣が逆
隣に置く色も、寄り方で選び分けます。
赤茶寄りに合わせる色
- キャメル、生成り、オリーブ、こげ茶
- 金色の小物
- 黒より、こげ茶の靴やバッグ
赤紫寄りに合わせる色
- 灰色、紺、白、黒
- 銀色の小物
- 淡いピンクやラベンダーを少量
逆の組み合わせ、たとえば赤紫寄りにキャメルを合わせると、2つの色の方向がぶつかって、どちらも濁って見えます。上下でバーガンディを使う場合、上と下を別の寄り方にしないことも同じ理由です。上下の配分を詳しく決めたい人はバーガンディ色は上か下かを参考にしてください。
似た色との境目
バーガンディを探していて、ボルドーやワインレッドの札がついた服に出会うことがあります。中身の寄り方が自分に合っていれば、名前が違っても選んで構いません。
目安として、ワインレッドはバーガンディより明るく赤みが強いことが多く、えんじは茶みが強いことが多いです。ボルドーとの違いについては、ボルドーとバーガンディの違いに頬の赤みと髪の暗さで分ける方法を書いています。名前で絞り込みすぎると、合う一枚を見逃します。
最初の1枚の選び方
これからバーガンディを1枚買うなら、薄手のニットがいちばん試しやすい形です。顔の近くで色を確かめられ、合わなければ下に重ねて面積を減らせるからです。
寄り方が決まっている人は、自分の向きのバーガンディを、黒に溶けない明るさで選びます。決まっていない人は、真ん中の深い赤のスカートかパンツから始めます。下半身なら寄り方の差が顔に出ないので、着る回数を重ねながら、合わせる色の好みで自分の向きを見つけていけます。
迷ったときの手順
- 白い紙と黒い紙で生地をはさみ、赤茶寄りか赤紫寄りかを見る
- 売り場の照明が暖かいなら、外の光の入る場所で確かめ直す
- 手首と顔の下に当て、口のまわりがくすまない方を選ぶ
- どちらも決まらなければ、真ん中の深い赤を顔から離して着る
- 合わせる色は、寄り方と同じ向きの色から選ぶ
バーガンディは何色かと聞かれたら、黒みのある深い赤です。けれど、選ぶときに見るのは、その赤が茶に寄っているか紫に寄っているか。そこだけ見れば、同じ名前の中から自分の一枚を選べます。
よくある問い
- Q. バーガンディとボルドーは同じ色ですか
- 近い色で、売り場では入れ替えて使われることもあります。どちらも黒みを含んだ深い赤ですが、バーガンディはやや紫に、ボルドーはやや茶や黒に寄せて呼ばれることが多いです。ただし、名前だけで色は決まりません。同じバーガンディの札でも赤茶に寄ったものがあり、同じボルドーの札でも紫に寄ったものがあります。買うときは名前より、白と黒の紙ではさんで寄り方を確かめる方が確実です。違いをもう少し詳しく知りたい人は、昼と夜の見え方で分けた記事も参考にしてください。
- Q. バーガンディは年齢が上の人の色ですか
- 年齢で決まる色ではありません。深い色なので落ち着いた印象になりやすいのは確かですが、明るさを上げた赤紫寄りのものや、薄手のニットで光を通すものは、軽く見えます。若く見せたい、あるいは落ち着いて見せたいという狙いがあるなら、色の名前ではなく素材と面積で調整してください。顔の近くに小さく置けば軽く、コートなど大きな面で着れば落ち着いた印象になります。
- Q. ネットで買うと思っていた色と違いました
- 画面の色は、画面ごとの設定で赤茶にも赤紫にも振れます。特にバーガンディは、赤と紫の境にある色なので、画面の差がそのまま色の差に見えます。ネットで買うときは、商品写真の中に白い物が一緒に写っているかを見てください。白い物が黄色っぽく写っていれば、実物はその写真より赤紫に寄っていることが多く、白い物が青っぽく写っていれば、実物は赤茶に寄っていることが多いです。届いたら、窓の光で白い紙と並べて確かめます。
— メグラシ編集部





