自分に似合う髪型診断|切る前にクリップで長さを仮に作って試す

**診断で出た長さに、切る前に髪をクリップで留めて仮に作ってみてください。**写真を撮って、3秒で目が顔に行けば、それがあなたの長さです。髪の輪郭に目が行くなら、まだ切らないでください。
自分に似合う髪型の診断は、顔の形や長さ、あごの角度、髪の性質から「あなたにはこの長さ」という答えを出してくれます。けれど、答えが出たあとに多くの人が止まるのは、本当にその長さにして大丈夫か、切るまで分からないからです。髪は切ったら戻りません。伸びるまで半年以上かかります。
この記事では、診断で出た長さを、今の髪のままクリップとピンで仮に作って確かめる手順を書きます。診断そのものの考え方は、顔の縦横の比で毛先の高さを決める似合う髪型診断は顔の縦÷横で決まるや、あご先の角度で毛先の向きを決める自分に合う髪型は、あご先の角度で決まるで扱っています。ここでは、そうして出た答えを、切る前に自分の目で確かめる話をします。
結論:3つの長さを仮に作り、写真で比べてから切る
先に手順の全体を置きます。
- 今の長さのまま、前・横・2m先から写真を撮る
- 診断で出た長さに、髪を内側に折り込んで仮に作り、同じ3枚を撮る
- 診断の長さと今の長さの中間を仮に作り、同じ3枚を撮る
- 9枚を並べて、どの長さで目が顔に行くかを見る
比べるのは3つの長さです。今の長さ、診断の長さ、その中間。2つだけで比べると「今のほうが見慣れている」という理由だけで今の長さを選びがちです。中間を入れると、今の長さに戻らずに済む答えが見つかりやすくなります。
かかる時間は、慣れれば20分ほどです。美容院の予約を取る前の週末に、一度やってみてください。
用意するもの|クリップ2つ、細いピン8本、ゴム1本
特別な道具はいりません。家にあるもので足ります。
- 小さめのヘアクリップ2つ。髪の厚みを挟んでも口が開かないもの
- 細いアメピン8本ほど。髪の色に近い色
- 細いヘアゴム1本
- 手鏡と、全身が映る鏡
- スマホと、立てかけられる場所。タイマー撮影を使います
髪は、乾いた状態で、いつも出かけるときと同じように整えておきます。濡れた髪や、寝起きの髪で試すと、仕上がりの量と動きが違いすぎて比べられません。いつも使うスタイリング剤があれば、軽くつけておいてください。
服は、首まわりがよく見える、無地の丸首の服にします。柄や飾りのある服を着ていると、写真を見たときに目がそちらに行ってしまいます。
仮に作れる長さ、作れない長さ
仮止めで作れるのは、今より短い長さです。どれくらい再現できるかは、今の長さと目指す長さの差で決まります。
| 目指す長さ | 今の長さの目安 | 仮止めのやり方 | 再現のしやすさ |
|---|---|---|---|
| あご先の上 | 肩より下 | 毛先を内側に巻き込み、耳の後ろで留める | 高い |
| あご先の下1〜2cm | 鎖骨のあたり | 毛先を内側に折り、うなじで留める | 高い |
| 鎖骨の上 | 胸より下 | ゴムで低く結び、毛先を内側に折り返す | 中くらい |
| 前髪をつくる | 前髪なし | 前の毛を額に下ろし、内側で留める | 中くらい |
| 今より長くする | どの長さでも | 仮止めでは作れない | 低い |
この表は、どの方法で試すかを選ぶためのものです。どの長さが似合うかは、写真を撮るまで分かりません。
再現しやすいのは、目指す長さと今の長さの差が10cm以上あるときです。折り込む量が多いほど、毛先の位置をはっきり作れます。差が5cm以内だと、折り込む量が少なくて毛先が浮きやすく、仮止めでは差がつきにくくなります。そのときの考え方は、この記事の後半で書きます。
手順1|内側に折り込んで、毛先の高さを決める
まず、目指す毛先の高さに、印をつけるつもりで鏡を見ます。あご先なら、あご先の高さ。鎖骨なら、鎖骨のいちばん出ている骨の高さです。
髪を左右と後ろの3つに分けます。後ろの髪から始めてください。毛先を持って、目指す高さで内側に折り返し、折り返した部分を内側の髪に沿わせて、上に向かってピンで2本留めます。ピンは外から見えないように、内側の髪だけをすくって留めます。
次に左右の髪を同じようにします。耳の前の髪は、顔に近いので印象をいちばん大きく変えます。**左右の毛先の高さを、手鏡で横から見てそろえてください。**ここが1cmずれると、写真で顔が傾いて見えます。
最後に、外側の髪を手ぐしでならして、折り込んだ部分を隠します。クリップは、折り込んだ毛束が浮いてくる場所、たいていは耳の後ろに1つずつ使います。仕上がったら、頭を左右に振ってみて、毛先が出てこないかを確かめます。
今の髪が肩より短い人の折り込み方
今の毛先が肩より上にある人は、折り込める量が少ないので、内側に巻き込むより、毛先を耳の後ろへ流して留めるほうが形を作りやすくなります。耳の前の髪を指2本分の幅で取り、耳の後ろに回して、毛先を上に向けてピンで留めます。耳が見えるぶん実際のショートより明るく見えるので、写真を見るときは、耳の上に髪が少しかかった状態を想像して差し引いてください。
後ろの髪は、うなじの生え際から指3本分上で、毛先を内側に押し込みます。押し込んだ毛先が出てこないよう、ピンを横向きに2本、互い違いに差すと留まりやすくなります。
くせ毛やパーマがある人の仮止め
くせ毛やパーマがかかった髪は、折り込んだ部分がふくらみやすく、仮止めの形が実際より丸く大きく見えます。折り込む前に、目指す長さより下の毛先を、ゴムで細くまとめてから内側に入れてください。束がまとまっていれば、内側でかさばらずに済みます。
もう1つ気をつけたいのは、くせ毛は短くすると、重さが減って今より強くうねることがある点です。仮止めでは重さは変わらないので、このうねりの変化は写真に出ません。切ったあとにうねりが強まるかどうかは、雨の日や湿気の多い日に、今の髪の毛先から指3本分の高さで、どれくらい広がっているかを見ておくと、だいたいの見当がつきます。
後ろ姿も1枚だけ撮っておく
前と横と2m先の3枚に加えて、後ろ姿を1枚だけ撮っておくと、美容院で伝えるときに役立ちます。後ろ姿は、自分ではふだん見ない姿なので、似合うかどうかの判断には使いません。見るのは、うなじの生え際と毛先の距離です。生え際から毛先までが指3本分より短いと、後ろの髪が首の上で跳ねやすく、仮止めの段階でもその兆しが写ります。
手順2|前から1枚、横から1枚、2m先から1枚
写真は3枚撮ります。どれもタイマー撮影で、自分では構えないでください。手を伸ばして撮ると、顔が近すぎて輪郭の印象が変わります。
1枚目は前から。スマホを顔の高さに置き、1m離れて、胸から上が入るように撮ります。2枚目は横から。同じ距離で、体を90度回して、横顔と毛先が入るように撮ります。3枚目は2m離れて、腰から上が入るように撮ります。
**いちばん大事なのは3枚目です。**人があなたを見るのは、ほとんどが1〜3m離れたところからです。その距離で、髪が顔と体の中でどんな形の塊に見えるかが、印象を決めます。前と横の写真は、輪郭と毛先の関係を確かめるためのものです。
2m先の写真を見るときは、髪と顔と首を1つの塊として見て、その塊の輪郭が縦長か、丸いか、横に広いかを見ます。診断で出た長さが合っているなら、塊の形が顔の形とつり合って、すっきりした縦の流れが出ます。合っていない長さだと、頭の上か、毛先のあたりのどちらかに塊の重心が寄って、全体がどこか傾いて見えます。
3つの長さで、同じ場所、同じ光、同じ服で撮ります。窓を背にすると顔が暗くなるので、窓のほうを向いて撮ってください。
見比べ方|3秒で、目が顔に行くか、髪に行くか
9枚を並べたら、1枚ずつ3秒だけ見て、最初に目が行った場所を書き留めます。
**目が顔に行った写真は、その長さが似合っている写真です。**髪が顔のまわりで額縁のようになって、顔に目を集めています。反対に、目が髪の輪郭、毛先の跳ね、頭の形に行った写真は、髪が顔より目立っている状態です。
これは、試着室で服を着たときに、自分の顔に目が行けば似合っていて、服に目が行けば似合っていない、というのと同じ考え方です。髪も、顔を見せるための枠です。枠が主役になってしまったら、その長さは今のあなたには合っていません。
3枚のうち2枚以上で目が顔に行った長さを残します。3つの長さのうち、残ったのが1つならそれが答えです。2つ以上残ったら、2m先の写真で比べて、全体の塊がすっきり見えるほうを取ります。1つも残らなかったら、仮止めのやり方を見直すか、診断の答え自体をもう一度確かめます。
9枚の記録のつけ方
写真を見比べた結果は、その場で書き留めておきます。あとで見返したときに、なぜその長さを選んだのかが分かるようにするためです。
書くのは、長さの名前、3枚それぞれで最初に目が行った場所、そして気になった点の3つだけです。たとえば「あご下2cm:前は顔、横は毛先、2m先は顔。横から見ると後ろが重い」のように書きます。目が行った場所を、顔・毛先・頭の形・首の4つから選ぶと決めておくと、迷わずに書けます。
3つの長さの記録を並べると、どの長さが何枚で顔を取ったかが一目で分かります。記録は、美容院に持っていく写真と一緒に保存しておいてください。
前髪も仮に作れる|額を覆う幅で見る
前髪がない人が、診断で「前髪をつくる」と出た場合も、仮に作って試せます。
前の髪を、額の上で目指す前髪の幅だけ取り分けます。幅は、左右の黒目の外側の線の間を目安にします。取り分けた髪を額に下ろし、眉の上で毛先を内側に折り返して、頭頂のほうにピンで留めます。完全な前髪には見えませんが、額がどれくらい覆われると顔の印象がどう変わるかは分かります。
見るのは、眉と前髪の間の距離です。前髪の毛先が眉にかかると、目が強調されて顔の中心に目が集まります。眉の上1〜2cmで止まると、額の明るさが残って軽い印象になります。どちらで目が顔に行くかを、写真で比べてください。
前髪の決め方で迷ったときは、前髪の診断で失敗しないセルフチェックも合わせて見てみてください。
境目1|あご先の上下2cmは、写真ではなく動いて見る
毛先があご先の上2cmから下2cmの間にくる長さは、いちばん判断が難しい長さです。止まった写真では差が小さいのに、動いたときの印象が大きく変わるからです。
この範囲の長さを試すときは、写真に加えて動画を10秒撮ってください。正面を向いたところから、ゆっくり左右に顔を向けて、最後に下を向きます。見るのは、顔を下に向けたときに、毛先があごの線より前に出てくるかです。
前に出てきて、あごの線と頬を隠すなら、その長さは顔まわりをやわらかく見せる長さです。前に出ずに耳の後ろに残るなら、輪郭を見せる長さです。どちらが良いかは診断の答えによりますが、どちらに動くのかを知らずに切ると、思っていたのと違う、になりやすい範囲です。
結べる長さを残したい人
仕事や家事で髪を結ぶことが多い人は、診断の長さが結べない長さかどうかも確かめておきます。仮止めをした状態で、うなじの毛を手で集めてみてください。耳の下の髪までゴムに届けば、低い位置で1つに結べる長さです。届かずに耳の下の髪が残るなら、結ぶたびにピンが要る長さになります。
結べるかどうかで迷う境目は、たいてい毛先が鎖骨とあご先の間にある長さです。毎日結ぶ人は、写真で目が顔に行く長さのうち、いちばん長いものを選ぶと、暮らしとの折り合いがつきやすくなります。
境目2|仮止めは、量が減って見える
仮止めには、1つ大きな弱点があります。髪を内側に折り込むと、外から見える髪の量が減って、実際に切ったときよりすっきり見えるのです。
折り込んだ髪は頭の内側に重なるので、頭の形は少しふくらみます。けれど毛先のまわりは、外側の1層だけが見えている状態なので、実際の毛先より薄く、軽く見えます。仮止めで良く見えた長さが、切ってみると広がって重く見えた、という失敗はここから起きます。
量が多い人、髪が太くて硬い人ほど、この差は大きくなります。手で髪の束を握ってみて、握った束の直径が2cmを超える人は、量の差に気をつけてください。髪の性質の見方は、自分に似合う髪型は、髪が形を保てるかで決まるに詳しく書いています。
補正のしかたは、仮止めの写真を見るときに、毛先のまわりに指1本分の厚みを足して想像することです。それでも目が顔に行くなら、その長さは切っても大丈夫です。足したとたんに重く見えるなら、切るときに量を減らしてもらう前提で考えます。
どちらとも取れるとき1|今の長さと診断の長さが同じに見える
9枚を並べて、今の長さと診断の長さの写真が、どちらも同じくらい目が顔に行く。こういうときは、どちらを選べばいいのでしょうか。
答えは、切らずに、5cmだけ短くするです。
同じに見えるということは、今の長さがすでに似合う範囲に入っているということです。診断の長さも似合う範囲にある。それなら、今の長さから大きく動かす理由はありません。けれど何も変えないと、診断を受けた意味がなくなってしまいます。5cmは、毛先の傷んだ部分を整えながら、診断の長さの方向に一歩寄せられる距離です。
5cm短くしたあとに、もう一度同じ手順で仮止めをして、診断の長さと比べてください。今度は差が見えることがあります。少しずつ寄せていけば、大きく切って失敗するより、ずっと確実に自分の長さに近づけます。
5cmずつ寄せるときの間隔
5cm短くしたあと、次にまた寄せるかどうかを決めるのは、切ってから4〜6週間たってからにしてください。切った直後は、毛先がそろいすぎていて、実際より短く硬く見えます。数週間たつと毛先がなじんで、その長さ本来の印象が出てきます。
その間に、同じ手順で一度だけ仮止めをして、診断の長さともう一度比べます。2回目の比較で診断の長さのほうが目が顔に行くようになっていれば、次の来店でもう5cm寄せます。変わらなければ、今の長さがあなたにとっての落ち着きどころです。診断の長さまで無理に行く必要はありません。
どちらとも取れるとき2|鏡では良いのに、写真では悪い
仮止めをして鏡を見たときは「いい感じ」と思ったのに、写真で見ると似合っていない。逆に、鏡では違和感があったのに、写真では悪くない。どちらを信じるかで迷う人は多いです。
信じるのは写真です。理由は2つあります。鏡は左右が反対に映ることと、鏡の自分は毎日見ていて目が慣れていることです。慣れた顔には、どんな髪型もそれなりに似合って見えます。人から見たあなたは、写真のほうに近い姿です。
それでも写真の自分に抵抗があるなら、一晩おいてから写真を見直してください。撮った直後は「いつもの自分と違う」という違和感が先に立ちますが、時間をおくと、その違和感が抜けて、人から見たときの印象に近い見え方になります。翌日に見ても目が顔に行く写真なら、その長さは似合っています。
どちらとも取れるとき3|中間の長さだけが良い
今の長さでも、診断の長さでもなく、その中間の長さがいちばん目が顔に行く。これは珍しくありません。
診断は、顔の形や比率から「この範囲が似合う」という幅を出しています。その幅のどこにあなたが落ち着くかは、髪の量や性質、普段の服や暮らし方でも変わります。中間が良かったなら、それは診断の答えの範囲の中で、あなたにとっての最適な位置が見つかったということです。
ただ、中間を選ぶときは、2つの長さのちょうど真ん中を選ぶのではなく、毛先の高さを、あご先・耳たぶ・鎖骨のどれかの目印に合わせて決めてください。目印のない中途半端な高さは、伸びたときに肩に当たって跳ねたり、結べそうで結べない長さになったりして、扱いにくくなります。目印に合わせておけば、伸びたときの次の一手も決めやすくなります。
3つとも、目が髪に行ったとき
今の長さも、診断の長さも、中間も、どの写真でも目が髪に行ってしまう。こういうときは、長さではなく、別の場所が原因になっていることが多いです。
まず疑うのは、髪の色と艶です。髪が乾いて艶がないと、どの長さでも髪の表面が光を散らして、輪郭がぼやけて目立ちます。同じ手順を、スタイリング剤で表面を少し整えた状態でやり直してみてください。それで目が顔に行くようになれば、長さの問題ではなく、手入れの問題だったということです。
次に疑うのは、分け目と前髪です。分け目が真ん中にあるか、片側に寄っているかで、顔に対する髪の重心が変わります。分け目を1〜2cmずらして撮り直すだけで、同じ長さでも目が顔に行くようになることがあります。それでも変わらないなら、診断の前提だった顔の比率の測り方を、もう一度確かめてみてください。
秋冬は、襟とマフラーを付けて試す
秋冬に髪を切るなら、仮止めの写真を撮るときに、もう1組増やしてください。タートルネックか、首にマフラーを巻いた状態で、同じ3枚を撮ります。
首を覆うものを着ると、毛先と襟が当たります。毛先が襟に当たって外に跳ねる長さは、秋冬の間ずっと扱いにくい長さです。毎朝、跳ねを直すことになります。襟の上に毛先がおさまるか、襟より下にしっかり落ちるか、どちらかに寄せてください。
マフラーを巻いた写真では、髪をマフラーの中に入れるか、外に出すかも試します。外に出したときに、マフラーの上で毛先が広がって顔が大きく見えるなら、その長さは冬の外出では髪をまとめることが多くなります。まとめるのが苦でなければ問題ありませんが、毎日まとめるのが面倒なら、少し短くするか、まとめやすい長さを残すかを考えます。
眼鏡をかける人は、眼鏡をかけた写真も撮る
普段から眼鏡をかける人は、眼鏡をかけた状態の写真も3枚撮ってください。眼鏡のつるは、耳の上で髪と重なります。毛先の高さや、耳まわりの髪の量によって、つるが髪を押さえて浮かせたり、逆に髪がつるを隠したりします。
眼鏡をかけると、顔の中に横の線が1本増えます。その線と毛先の高さが近いと、顔のまわりに横の線が2本並んで、顔が横に広く見えることがあります。毛先が眼鏡の下の縁から指2本分以上離れているかを、前からの写真で確かめておくと安心です。
帽子をかぶる人は、帽子のふちとの距離を見る
秋冬にニット帽やつばのある帽子をかぶる人は、帽子をかぶった写真も1枚撮っておきます。帽子のふちから下に出る髪の長さで、顔の見え方が大きく変わるからです。ふちのすぐ下で毛先が横に広がると、帽子と髪で顔の横に大きな塊ができて、顔が小さく沈んで見えます。
前からの写真で、帽子のふちと、髪がいちばん横に広がる位置が、指3本分以上離れているかを見てください。離れていれば、帽子をかぶっても顔のまわりがすっきりします。近すぎるなら、帽子をかぶる日は髪を結ぶか、毛先が広がらない長さに寄せると扱いやすくなります。
美容院に持っていくもの|写真3枚と、毛先の高さの言葉
仮止めで長さが決まったら、写真を美容院に持っていきます。持っていくのは、決めた長さの前・横・2m先の3枚です。
ただし、仮止めの写真は量が減って見えるので、写真だけを見せると、仕上がりが思ったより軽くなることがあります。写真に添えて、次の3つを言葉で伝えてください。
- 毛先の高さ。「あご先から2cm下」「鎖骨の骨の上」のように、目印と距離で
- 量の希望。「写真より量は少し残したい」「写真くらい軽くしたい」
- 秋冬の首まわり。「襟の上におさめたい」「マフラーの中に入れたい」
目印と距離で伝えると、美容師さんとの間で長さのずれが小さくなります。「肩につくくらい」のようなあいまいな言い方は、人によって5cm以上ずれることがあります。
美容院で、診断と違う長さをすすめられたら
写真を見せたところ、美容師さんから「この長さより、もう少し長いほうが扱いやすいですよ」のように、違う提案をされることがあります。そのときは、すぐにどちらかに決めず、理由を1つだけ聞いてください。
理由が髪の性質、たとえば量が多い、うねりがある、つむじの向きが強い、といったことなら、その提案は仮止めでは見えなかった部分を補ってくれています。聞いて納得できたら、提案のほうに寄せてかまいません。理由が「今はこの長さが多いから」のような流行の話なら、仮止めで確かめた自分の写真のほうを優先してかまいません。
どちらとも決められないときは、提案された長さと自分の長さの間を取り、目印に合わせた高さで切ってもらうのが確実です。短くするのは次回でもできますが、切ってしまった長さは戻りません。迷ったら長いほうから始めてください。
切ったあとに違ったら
仮止めで確かめても、切ってみたら思っていたのと違う、ということはあります。仮止めでは量と動きまでは完全に再現できないからです。
そのときは、すぐにもう一度切りに行く前に、1週間だけ様子を見てください。切った直後の髪は、切り口がそろっていて動きが硬く、数日たつとなじんでくることが多いからです。1週間たっても違和感が残るなら、何がずれているのかを分けて考えます。長さがずれているのか、量がずれているのか、毛先の向きがずれているのか。
直す順番は、似合う髪型診断どおりに切ったのに似合わないに詳しく書いています。長さが原因なのか、それ以外なのかを分けるだけで、次に美容院で伝えることがはっきりします。
まとめ:診断の答えは、切る前に一度だけ自分で確かめる
自分に似合う髪型の診断は、長さの方向を教えてくれます。けれど、その長さが本当に今のあなたに似合うかは、仮に作って見てみるまで分かりません。
今の長さ、診断の長さ、その中間の3つを、クリップとピンで仮に作って、前・横・2m先の写真で比べてください。3秒で目が顔に行く長さが、あなたの長さです。どちらとも取れるときは、5cmだけ寄せる。鏡より写真を信じる。中間を選ぶときは目印に合わせる。
20分の仮止めで、半年分の迷いと後悔が減らせます。切る前の週末に、一度だけ試してみてください。
よくある問い
- Q. 髪が短すぎて、仮止めで作れる長さがありません
- あごより上の長さから、さらに短くする試し方は難しいので、逆に長くする側だけを試してください。今より長い長さは、仮止めではなく、つけ毛やスカーフを首に巻いて髪の続きに見立てると、毛先の位置の印象がだいたい分かります。短くする判断は、診断で出た長さと今の長さの差が5cm以内なら、写真ではなく美容院で相談しながら決めるほうが確実です。
- Q. 鏡で見ると良いのに、写真だと似合っていないように見えます
- 写真のほうを信じてください。鏡は左右が反対に映るうえ、毎日見ている自分の顔に目が慣れているので、どの長さでもそれなりに良く見えます。人から見えるのは写真に近い姿です。それでも迷うときは、一晩おいてから写真を見直すと、慣れが抜けて差が見えやすくなります。
- Q. 仮止めの写真を美容院に持っていってもいいですか
- 持っていくのはおすすめです。ただし仮止めは、内側に折り込んだぶん量が減って見えるので、写真をそのまま見せるだけでなく「この毛先の高さで、量は今より少し残したい」と言葉を添えてください。毛先の高さを、あご先・耳たぶ・鎖骨のどこを基準に何cm上か下かで伝えると、仕上がりのずれが小さくなります。
- Q. 秋冬に髪を切るのは、寒くなりませんか
- 首まわりが空く長さにすると寒く感じる人はいます。だからこそ、仮止めの段階でマフラーやタートルネックを合わせて試してください。首を覆うものを着たときに毛先が襟に当たって外に跳ねる長さは、秋冬は扱いにくい長さです。襟の上に毛先がおさまるか、襟より下まで落ちるか、どちらかに寄せると冬の間も形が崩れにくくなります。
— メグラシ編集部





