ネイル転写のやり方|ホイルが欠けるのは、乾かす秒数と押す向きで直す

**ホイルが付かない、まだらになる、欠けてシワが寄る。この3つはどれも、ホイルを置く前の粘りの量と、押してから剥がすまでの指の向きで直せます。**新しい道具を買い足す前に、まず自分のライトで秒数を1回測ってください。秒数が決まれば、あとは押す向きを一方向にするだけで、ほとんどの失敗はなくなります。
転写のやり方を調べると、「ライトに10秒」「30秒待つ」といった数字がよく出てきます。ところがその数字どおりにやっても、うまくいく人といかない人がいます。ライトの強さ、転写用のジェルの厚み、部屋の温度。これらが1つ違うだけで、同じ秒数でも粘りの残り方が変わるからです。
この記事では、人の秒数をまねするのではなく、自分の道具で秒数を決める方法から始めます。そのうえで、押す向き、剥がす角度、欠けたときに残すかやり直すかの判断まで、順に書いていきます。
ジェルネイルの基本の塗り方はセルフジェルネイルのやり方|持ちを決めるのは塗る回数ではなく、爪の端1mmをそろえることにまとめています。この記事は、その途中に転写を入れるときの話です。
結論:粘りの量と、押す向きの2つで決まる
先に、よくある失敗と原因と直し方を並べておきます。
| 起きること | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| まったく付かない | 粘りが残っていない | 硬化の秒数を半分にする |
| 全面にベタッと付く | 粘りが残りすぎている | 硬化の秒数を10秒延ばす |
| まだらに付く | 押す力が弱いか、往復している | 真ん中から外へ一方向に押す |
| シワが寄る | ホイルを置くときにたるんでいる | 端から倒すように置く |
| 欠ける | 剥がす角度が高い | 爪に沿って低く一気に剥がす |
| トップでくすむ | トップを厚く1回で塗った | 薄く2回に分ける |
上の2行が粘りの話、下の4行が手の動きの話です。付かないのか付きすぎるのかで、秒数を短くするか長くするかが反対になります。まずは自分の失敗がどちらに入るのかを見てください。
用意するもの|転写用ジェルか、ノリか
転写には、ホイルを爪にくっつけるためのものが要ります。大きく分けて2つあります。
1つは転写用のジェルです。ライトに当てて固めますが、固めきらずに表面に粘りを残したところへホイルを置きます。ジェルネイルの途中で使うなら、こちらのほうが手順がつながっていて扱いやすいです。
もう1つは転写用のノリです。塗ったときは白く、乾くにつれて透明に変わります。透明になった瞬間に粘りがいちばん強くなるので、そこでホイルを置きます。ポリッシュで塗っている人や、ライトを持っていない人はこちらを使います。
ほかに要るのは、ホイル、押さえるための道具、トップコートです。押さえる道具は、指の腹、綿棒、先の丸いシリコンの棒などがあります。最初は指の腹で十分です。指の腹がいちばん爪のカーブに沿いやすく、押している感覚が分かります。
ホイルは、光る面と光らない面があります。爪に向けるのは、光らない面です。光る面を上にして置くと、剥がしたあとに爪の上に光る面が残ります。最初のうちはここを間違えやすいので、置く前に一度光にかざして確かめてください。
手順の全体を先に見ておく
ジェルで転写を入れるときの流れはこうです。
- ベースを塗って硬化する
- 下の色を塗って硬化する。2回塗るなら2回とも
- 転写用のジェルを、ホイルを付けたい場所に薄く塗る
- 決めた秒数だけ硬化して、粘りを残す
- ホイルの光らない面を下にして置く
- 指の腹で、真ん中から外へ一方向に押す
- 爪に沿って低い角度で一気に剥がす
- トップコートを薄く塗って硬化し、もう1回重ねて硬化する
ノリを使う場合は、3と4が「ノリを塗って、白が透明に変わるまで待つ」に変わります。残りは同じです。
この中でいちばん失敗が起きやすいのは4と6と7です。順に、粘りの量、押す向き、剥がす角度。以下ではこの3つを順に詳しく見ていきます。
粘りの見分け方|楊枝の先で糸を引くか
ホイルが付くかどうかは、ホイルを置く瞬間に、転写用のジェルの表面にどれだけ粘りが残っているかで決まります。粘りが多すぎると、ホイルの細かい模様まで全部くっついて、べったりとした面になります。少なすぎると、ホイルが爪の上を滑るだけで、何も残りません。
粘りの量は、指で触って確かめないでください。指紋がジェルの表面に残って、そこだけホイルが付かなくなります。代わりに楊枝の先を使います。硬化したあと、爪の端のほうに楊枝の先を軽く当てて、すっと離してみてください。
- 糸を引いて、楊枝の先にジェルが付いてくる → 粘りが多すぎる
- 細い糸が一瞬だけ見えて、すぐ切れる → ちょうどいい
- 糸を引かず、楊枝の先がサラッと離れる → 粘りが足りない
ちょうどいいのは、真ん中の状態です。触った感じでいえば、乾ききっていないシールの裏のような粘りです。
転写用のジェルを塗る厚み
粘りの量は、秒数だけでなく、塗る厚みでも変わります。厚く塗ると、表面は固まっても中のほうが柔らかいまま残り、ホイルを押したときにジェルが横へはみ出して、ホイルの端がにじんだようになります。薄すぎると、爪の表面の細かいでこぼこにジェルが行き渡らず、そこだけホイルが付きません。
目安は、下の色が透けて見えるくらいの薄さです。筆にジェルを取ったら、容器の縁で一度しごいて、筆の片面にだけ少し残るくらいにします。その量で、爪1本の付けたい範囲を1回でなでるように塗ります。2回なでると、筆の跡が残ってそこだけ厚くなります。塗る範囲の端は、爪の際から髪の毛1本分ほど内側で止めておくと、押したときにはみ出しても皮膚に付きません。
厚みを毎回そろえるのは難しいので、秒数を測るときと同じ塗り方で、本番も塗るようにしてください。秒数と厚みは組になっています。片方だけ変えると、測った秒数が当てはまらなくなります。
ノリで転写する場合の待ち時間
ノリの場合は、秒数の代わりに待ち時間で粘りを調整します。白から透明に変わるまでの時間は、塗った厚みと部屋の温度で変わり、薄く塗った暖かい部屋なら1分ほど、厚く塗った寒い部屋なら3分以上かかることもあります。
ここでも、時間を人に聞かずに、色の変化を目で見て決めてください。白い部分が少しでも残っているうちはまだ早く、全部が透明になったところが置きどきです。爪の根元側と先端側で透明になる速さが違うことがあるので、遅いほうに合わせます。秋冬の寒い部屋で待ち時間が長くなりすぎるときは、暖かい部屋に移るだけで短くなります。ドライヤーの風を当てて早く乾かすのは、表面だけが先に乾いて中が白いまま残りやすいので、避けたほうが無難です。
ノリを使う場合は、色の変化で見ます。塗った直後の白い状態でホイルを置くと、ノリがホイルの下で広がって、全面がべったり付きます。白い部分がすべて透明に変わったら、そこから1分以内に置いてください。透明に変わってから長く置きすぎると、粘りが弱くなって付きにくくなります。
秒数の決め方|自分のライトで1本目に測る
転写用のジェルの硬化時間は、ライトの強さによって変わります。同じ「10秒」でも、強いライトでは固まりすぎ、弱いライトでは足りない、ということが起きます。だから、人の秒数をまねするより、自分のライトで1回測るほうが確実です。
測るのは、1回だけで構いません。片手の5本のうち、目立たない小指か薬指から始めます。
1本目は、転写用のジェルのパッケージに書かれた秒数の半分で硬化して、楊枝で粘りを確かめます。糸を引いて先に付いてくるなら、さらに5秒ずつ足して、そのたびに確かめます。サラッと離れるなら、その爪は一度ホイルを置いてみて、付かなかったら次の爪では秒数を5秒減らします。
こうして「細い糸が一瞬だけ見える」秒数が見つかったら、それを紙に書いておきます。次からは、その秒数で全部の爪をそろえてください。爪によって秒数を変えると、仕上がりの付き方がそろわなくなります。
部屋の温度が低い秋冬は、同じ秒数でも粘りが残りやすくなることがあります。季節が変わったら、もう一度小指で確かめると安心です。測り直しても、たいていは5秒前後の違いで済みます。
ホイルの置き方|端から倒すように
ホイルは、あらかじめ爪より少し大きめに切っておきます。爪と同じ大きさに切ると、置くときに端がずれて、爪の端に付かないところが出ます。爪の幅と長さに、それぞれ2〜3ミリ足した大きさが目安です。
置くときは、爪の根元側の端から先に付けて、先端側へ倒すように下ろします。上から真っすぐ全面を同時に置こうとすると、ホイルの真ん中がたるんで、そこにシワが寄ります。根元から倒していくと、ホイルの中の空気が先端側へ押し出されて、たるまずに沿います。
置いたら、まだ押さないでください。ホイルを指でつまんで動かすと、粘りのある面がホイルの裏をこすって、そこだけ柄が崩れます。置く場所がずれたと思ったら、そのまま剥がして新しいホイルでやり直すほうが、結局はきれいに仕上がります。
押す向き|真ん中から外へ、一方向に
ホイルを置いたら、指の腹で押さえます。ここで大事なのは、往復させずに一方向に押すことです。
押す順番は、爪の真ん中から始めて、左右の端に向かって外へなでるように動かします。真ん中から右へ1回、真ん中から左へ1回、もう一度真ん中から先端へ1回。この3回を1セットにします。往復させると、一度付いたホイルが、戻ってくる指の動きで浮いて、そこだけまだらになります。
押す力は、爪の色が少し白っぽく変わるくらいが目安です。強すぎると、下の色のジェルがよれることがあります。弱すぎると、細かい模様のホイルでは端まで付きません。
細かい模様のホイルと、無地のホイル
ホイルには、全面が同じ色の無地のものと、細かい模様が入ったものがあります。無地のホイルは、押す回数が少し足りなくても目立ちにくいのですが、模様のホイルは押し残しがあると、そこだけ模様が途切れて見えます。
模様のホイルを使うときは、1セットの押し方を2回繰り返してください。1回目で全体を付けて、2回目で模様の細い線まで押さえるつもりで、同じ順番でなぞります。力は1回目より少し弱めで構いません。強く押すより、同じ場所を2度通るほうが、模様の線が切れずに残ります。
爪のカーブが強い人
爪の横のカーブが強い人は、指の腹1回で真ん中と両端を同時に押さえることができません。この場合は、真ん中と両端を分けて押します。まず真ん中を先端まで押して、次に右の端を爪のカーブに沿って指を斜めに当てて押し、最後に左の端を同じように押します。端は綿棒の側面を使うと、カーブに沿わせやすくなります。
短い爪の人
爪の先が指先より短い人は、先端まで押そうとすると指の腹が皮膚に当たって、ホイルが皮膚にくっつくことがあります。皮膚に転写用のジェルがはみ出していなければ付かないのですが、念のため、先端は綿棒の先で押さえてください。
剥がす角度|爪に沿って低く、一気に
押し終わったら、ホイルを剥がします。ここで欠けが出るかどうかが決まります。
剥がすときは、ホイルの先端側の端をつまんで、爪の表面に沿わせるように低い角度で、一気に引きます。上に持ち上げるように剥がすと、ホイルが爪から離れる瞬間に、付いた部分まで一緒に引っ張られて欠けます。爪の表面とほぼ平行に、根元の方向へ引き抜くイメージです。
剥がす速さも大事です。ゆっくり剥がすと、途中で一度止まったところに線が入ります。迷わず一回で引き抜いてください。
剥がす方向は、先端から根元へが基本です。爪の根元にはジェルの段差があることが多く、根元から先端に向けて剥がすと、その段差でホイルが引っかかって欠けやすくなります。
剥がしたホイルをもう一度使う
剥がしたホイルには、爪に付いた部分だけ穴が開いたように透明な跡が残ります。残りの部分はまだ使えます。次の爪に移るときは、透明になった跡が爪にかからない位置を選んで置いてください。跡の縁ぎりぎりに置くと、跡の境目に沿って細い線のような抜けが出ます。跡から2〜3ミリ離せば問題ありません。
1枚のホイルで何本も続けて転写すると、だんだんホイルの裏に指の脂が付いて、付きが悪くなります。3本ほど使ったら、新しく切ったホイルに替えると、最後の爪まで同じ付き方で仕上がります。
まだらに付くとき・全面に付きすぎるとき
ここまでのやり方で、まだ思うように付かない場合の直し方を書いておきます。
まだらに付く
まだらの出方を見てください。爪の真ん中だけが付いて端が抜けるなら、押す力と押し方の問題です。端を分けて押すやり方に変えてください。全体にまばらな点のように付くなら、粘りが少し足りません。秒数を5秒短くするか、ノリなら透明になってすぐに置くようにします。
部分的に付かなかった場所は、もう一度同じホイルの使っていない部分を当てて押すと、そこだけ付き足せます。ただし、一度付いた場所に重ねると、そこが厚くなって段差になります。付き足すのは、抜けた場所だけにしてください。
全面にべったり付く
ホイルの模様が出ず、全面が同じ色になってしまうなら、粘りが多すぎます。秒数を10秒延ばします。模様のあるホイルは、粘りが少し控えめなほうが、模様の細い線まで残ります。逆に、全面を金や銀で覆いたい場合は、少し粘りを多めに残すと、ムラなく付きます。どんな仕上がりにしたいかで、ちょうどいい粘りの量は少し変わるということです。
欠けやシワが出たとき|残すか、やり直すか
ここが、いちばん判断に迷うところです。転写が欠けたり、細いシワが入ったりしたとき、そのまま柄として残すか、やり直すか。どちらでもいい場合が多いからこそ、決め方を持っておくと迷いません。
判断の基準は、欠けの位置です。爪を縦に3つに分けて、欠けが根元側か先端側の3分の1以内にあるなら、柄として残せます。真ん中の3分の1にあるなら、やり直します。
なぜかというと、人の目は爪の真ん中に最初に向くからです。真ん中が欠けていると、それが失敗に見えます。端の欠けは、もともとそういう柄だったように見えます。とくに先端側の欠けは、ホイルが自然にすり減ったような味になります。
| 欠けの位置 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 先端側の3分の1 | 残す | すり減ったように見えて、柄に溶け込む |
| 根元側の3分の1 | 残す。気になるなら上から別の柄 | 根元は視線が向きにくい |
| 真ん中の3分の1 | やり直す | 目が最初に向く場所なので、失敗に見える |
シワの場合は、シワの向きを見ます。爪の縦方向に入った細いシワは、光の当たり方で筋のように見えて、むしろ表情になります。横方向に入ったシワは、折れ目のように見えるので、真ん中にあるならやり直しを考えてください。
どちらとも取れるとき
欠けが真ん中と端にまたがっているとき、あるいは、欠けは小さいけれど何本も同じ場所に出ているとき。こういう場合は、ほかの爪と並べて見てください。5本並べたとき、その1本だけが目立つならやり直し、ほかの爪にも似た欠けがあるなら、全体として「そういう柄」に見えるので残して構いません。
もう1つの考え方は、欠けたところに、別の柄を足して埋めることです。小さな点や線を描き足す、あるいは別の色のホイルを部分的に重ねる。欠けを隠すつもりで足した柄が、かえって手の込んだ仕上がりに見えることもあります。ただし、足しすぎると何をしたかったのか分からなくなるので、足すのは1種類だけにします。点の柄の描き方はネイルドットのやり方|爪の横幅で、玉の大きさと数を決めるを参考にしてください。
欠けが同じ指にばかり出る
欠けがいつも同じ指に出るなら、その指の爪の形か、押すときの手の角度に原因があります。親指は爪の幅が広くカーブもゆるいので、指の腹1回では端まで届かないことが多く、端の欠けが出やすい指です。小指は爪が小さくて押す指が当てにくく、真ん中に押し残しが出やすい指です。
同じ指に続けて欠けが出るなら、その指だけは押す回数を1セット増やしてください。秒数や粘りを変える必要はありません。押す回数を増やしても欠けが続くなら、その指には部分転写を選んで、全面は付けないと決めてしまうのも1つの方法です。5本すべてを同じ柄にしなくても、親指と小指だけ部分転写にすると、全体としてはまとまって見えます。
やり直す場合は、ホイルを付けた部分の上から、もう一度転写用のジェルを塗るのではなく、表面を軽く削ってから塗り直します。上から重ねると、そこだけ厚みが出て、トップコートを塗っても段差が消えません。
トップコートで縮む・くすむのを防ぐ
うまく転写できたのに、トップコートを塗ったらホイルが縮んだり、くすんだりした。これもよくある失敗です。
トップコートを厚く1回で塗ると、塗った直後にホイルの表面がトップの中で少し動いて、縮んだようなシワが出ることがあります。また、ホイルの光る面がトップに溶けたように曇ることもあります。
これを防ぐには、1回目を薄く塗って硬化し、2回目で厚みを出すようにします。1回目は、ホイルを閉じ込めるための膜です。筆にトップを少なめに取って、ホイルの上をなでるように塗ります。このとき、筆の向きも押すときと同じく一方向にしておくと、ホイルが動きにくくなります。1回目を硬化したら、2回目は普段どおりに塗って構いません。
ホイルの端が爪の先端で少し浮いているときは、1回目のトップを塗る前に、指の腹でもう一度軽く押さえておきます。浮いたままトップを塗ると、そこから水が入って、数日でホイルがめくれてきます。
持ちをよくするために、爪の先端を包む
転写したネイルが早くはがれる場所は、たいてい爪の先端です。ホイルは爪の表面に付いているだけなので、先端の断面には付いていません。物をつかんだり、キーボードを打ったりするたびに、先端の端から少しずつめくれていきます。
これを防ぐには、トップコートを塗るときに、爪の先端の断面にも筆を当てて包むようにします。爪の表面を塗り終わったら、筆を立てて、先端の切り口をなぞるように1回塗ります。こうすると、ホイルの端がトップの中に閉じ込められて、めくれにくくなります。
先端を包んだあとは、爪の裏側にトップがはみ出していないかも見ておきます。裏にはみ出したまま硬化すると、そこが小さな出っ張りになって、髪や服の糸に引っかかります。引っかかった拍子に先端のトップごとホイルがめくれることがあるので、硬化する前に、はみ出した分を細い筆か綿棒でぬぐっておいてください。転写を入れた爪は、そうでない爪より表面に段差がある分、こうした小さな引っかかりから崩れやすいのです。
崩れやすい場所の見つけ方と直し方は、ネイルの仕方|マニキュアが剥げる・ムラ・気泡は、崩れた場所で直すにも書いています。転写を入れた爪が先に崩れるようなら、あわせて読んでみてください。
秋冬の色に合わせるホイルの選び方
秋冬の転写では、金と銀、それに見る角度で色が変わるオーロラのようなホイルがよく使われます。どれを選ぶかは、下の色の濃さで決めると外れにくくなります。
下の色が深い茶色や深い赤、深い緑のような濃い色なら、金のホイルがよくなじみます。濃い色の上の金は、光が当たったところだけが浮かび上がって、落ち着いた華やかさになります。下の色がグレーや白、淡いベージュのような明るい色なら、銀やオーロラのほうがなじみます。明るい色の上に金を置くと、金だけが強く目立ちやすくなります。
どちらとも取れる中間の色、たとえば少しくすんだピンクやモカのような色の場合は、ホイルを全面に付けずに、一部にだけ置くのがおすすめです。爪の先端に斜めに、あるいは根元に細い線のように置くと、金でも銀でも浮きません。全面に付けるのは、下の色の濃さがはっきりしているときだけにすると、迷う回数が減ります。
服と小物の金属の色に合わせる
手元は、服の袖口やバッグの金具、腕時計と一緒に目に入ります。秋冬は袖の長い服が増えるので、袖口から出た指先と、手首の金属が近くに並ぶことが多くなります。ここでホイルの色と、身に着けている金属の色をそろえると、手元全体がまとまって見えます。金の時計や金具が多い人は金のホイル、銀が多い人は銀のホイル、という選び方です。
金と銀の両方を身に着ける人や、日によって変わる人は、オーロラのホイルを選ぶと、どちらとも喧嘩しにくくなります。見る角度で色が変わるので、近くにある金属の色を少しずつ拾ってくれます。仕事で使う手元が気になる人は、先端だけの部分転写にしておくと、遠目には単色のネイルに見えて、近くで見たときだけ光るので、場面を選ばずに済みます。
秋冬の色の選び方そのものは、秋冬のネイルの色の選び方|塗り直せる間隔と袖口の色で濃さを決めるにまとめています。
利き手と反対の手に転写するとき
セルフで転写をすると、利き手で塗る側と、利き手と反対の手で塗る側とで、仕上がりに差が出ます。右利きの人なら、右手の爪は左手で塗って押して剥がすことになるので、どうしても押す力が弱くなり、剥がす角度も高くなりがちです。
利き手でない側で転写するときは、押す道具を指から綿棒に替えると、力が伝わりやすくなります。指の腹で押そうとすると、慣れない手では力が逃げてしまいますが、綿棒なら持つ手の力がそのまま先に伝わります。綿棒の側面を寝かせて当てて、真ん中から外へ転がすように押してください。
剥がすときは、ホイルを持つ手ではなく、爪のほうの手を動かすと角度が低く保てます。ホイルの端をつまんだ手は机の上に置いて固定し、爪のある手を手前に引くようにすると、利き手でなくても一気に低く剥がせます。
それでも左右の差が気になるなら、利き手側の爪だけ部分転写にして、反対の手は全面にする、という分け方もできます。人から見られる回数が多いのは、ふだん前に出ている手です。どちらの手が前に出やすいかを思い出して、そちらに手間をかけるのも1つの考え方です。
失敗を記録して、次の1回に生かす
転写は、1回うまくいかなかったからといって、やり方が根本から間違っているわけではありません。たいていは、秒数か押し方か剥がし方の、どれか1つが少しずれているだけです。そのずれを見つけるには、失敗した爪の様子を、その場で短く書き留めておくのがいちばんの近道です。
書くことは3つで足ります。何秒硬化したか、どの指でどんな失敗が出たか、どの向きで剥がしたか。たとえば「25秒・親指・右端が欠けた・先端から剥がした」のように1行で十分です。3回分たまると、失敗がいつも同じ指に出ているのか、秒数を変えた日にだけ出ているのかが見えてきます。
失敗が同じ指に集中しているなら、押し方を変える。日によってばらばらなら、塗る厚みか部屋の温度が揺れている。どちらなのかが分かれば、次に変えるべきことが1つに絞れます。1回に2つ以上を同時に変えると、何が効いたのかが分からなくなるので、変えるのはいつも1つだけにしておきましょう。
部分転写と全面転写、どちらから始めるか
初めて転写をする人は、全面に付けるより、爪の一部にだけ付ける部分転写から始めるほうが失敗しにくいです。
部分転写なら、転写用のジェルを塗る範囲が小さいので、粘りの量を見極めやすく、押す範囲も狭いので一方向に押しやすくなります。欠けが出ても、柄の一部に見えやすい。先端に斜めに入れる、根元に三日月の形に入れる、爪の片側にだけ縦に入れる。どれも、全面よりずっと簡単です。
全面転写は、粘りの量と押す向きの両方がそろわないと、どこかにムラが出ます。部分転写で3回ほど続けてうまくいったら、全面に挑戦してみてください。そのころには、自分のライトの秒数も手が覚えています。
2色のホイルを重ねるとき
金と銀、あるいは金とオーロラを1本の爪に重ねたいときは、付けたい面積の大きいほうを先に転写します。先に付けたホイルの上には、転写用のジェルを塗り直さない限り次のホイルは付きません。だから、2色目を付けたい場所にだけ、もう一度転写用のジェルを細く塗って、同じ秒数で硬化してから置きます。
2色目を重ねるときに、1色目の上に少しだけかかるように塗ると、色の境目がなじみます。境目をくっきり分けたいなら、1色目の付いていない場所にだけ塗ってください。重ねるのは2色までにしておくと、秋冬の落ち着いた装いの中でも手元だけが浮かずに済みます。
模様が流れるような柄と組み合わせたい人は、マーブルネイル・大理石のやり方|ラップか筆かは筋の見え方で選ぶで描いた柄の一部に、転写を重ねる方法もあります。マーブルの線に沿って小さくホイルを置くと、線がところどころ光って、手の込んだ仕上がりになります。
まとめ
ネイル転写の失敗は、ホイルを置く前の粘りの量と、押してから剥がすまでの指の向きで、ほとんど直せます。粘りは指で触らず、楊枝の先で細い糸が一瞬見えるくらいに。秒数は人の数字をまねせず、自分のライトで小指を使って1回測り、それを全部の爪にそろえます。
ホイルは根元から倒すように置いて、真ん中から外へ一方向に押す。剥がすときは爪に沿って低く、一気に。トップは薄く1回、硬化してからもう1回。欠けが出たら位置を見て、端の3分の1以内なら柄として残し、真ん中ならやり直します。迷ったら5本を並べて、その1本だけが浮いていないかで決めてください。
よくある問い
- Q. 転写ホイルがまったく付きません
- 転写用のジェルを固めすぎて、粘りが残っていないことがほとんどです。次は硬化の秒数を半分にして、楊枝の先で軽く触れたときに細い糸を引くくらいで止めてください。ノリを使う場合は、白い色が透明に変わる前にホイルを置いていないかも確かめてください。
- Q. ホイルがまだらにしか付きません
- 押す力が足りないか、押す向きが往復になっていることが多いです。爪の真ん中から外に向かって、一方向に3回なでるように押してください。爪のカーブが強い人は、真ん中と両端を分けて押すと、端まで付きやすくなります。
- Q. トップコートを塗ったらホイルがくすみました
- トップコートを厚く1回で塗ると、ホイルの表面が溶けたように曇ることがあります。最初は薄く1回塗って硬化し、そのあとにもう1回重ねてください。1回目でホイルを閉じ込めてしまえば、2回目でくすむことはほとんどありません。
- Q. 転写ジェルとノリはどちらがいいですか
- ジェルネイルの途中で使うなら転写用のジェル、ポリッシュで塗っているならノリが扱いやすいです。ジェルはライトの秒数で粘りを調整でき、ノリは置いて待つ時間で調整します。どちらも、ホイルを置く瞬間の粘りの量が大事な点は同じです。
— メグラシ編集部





