マーブルネイル・大理石のやり方|ラップか筆かは筋の見え方で選ぶ

**大理石ネイルの写真を1枚だけ開いて、はっきり見える筋が爪1枚に何本あるかを数えてみてください。**多くの場合、1本か2本、多くても3本です。残りは、ぼんやりした霞のような色のむらです。
マーブルネイルや大理石ネイルは、石の模様をそのまま描き写そうとすると手が止まります。模様を2つに分けて見ると、やることは急に少なくなります。**ぼんやりした霞と、細く途切れる筋。**霞はラップで写し、筋は細い筆で1〜3本だけ引きます。
2色を細い棒で混ぜて作るマーブルの手順は、ニュアンスネイルのやり方で、乾ききる前に触る時機としてまとめてあります。この記事は、ラップと筆で石のような模様を作る方法を扱います。
結論:マーブルと大理石は、霞と筋の2つでできている
| 見せたい模様 | 霞 | 筋 | 使う道具 |
|---|---|---|---|
| やわらかいマーブル | 多め(ラップで2〜3回) | なし、または1本 | ラップ |
| 大理石 | 少なめ(ラップで1〜2回) | 1〜3本 | ラップと細い筆 |
| 筋だけの大理石 | なし | 1〜2本 | 細い筆 |
霞を増やすほどマーブル寄り、筋をはっきりさせるほど大理石寄りになります。どちらも、下地、霞、筋、仕上げの4つの層でできている点は同じです。
最初の1回は、霞1回と筋1本だけで作ってみてください。それで足りなければ、次の爪で1つずつ足します。
手持ちがマニキュアかジェルかで、待ち方が変わる
霞と筋の作り方は、マニキュアでもジェルでも同じです。違うのは、層と層のあいだの待ち方です。
- マニキュア:層ごとに、表面が乾くまで待つ。触って指紋が残らなくなるまで、目安は5〜10分
- ジェル:層ごとにライトで固めて止める。固める前なら、何度でも拭き取ってやり直せる
マニキュアで下の層が乾く前に筋を引くと、筋の色が下地の色へにじんで、線が太く広がります。ジェルは、筋を1本引くたびに固められるので、筋を少しずつ足していけるのが強みです。筋の本数や位置に自信がないうちは、ジェルのほうがやり直しがききます。
塗る回数と乾く時間の組み方は、セルフネイルのやり方とセルフジェルネイルのやり方にまとめてあります。
下地の色は、筋より2段明るく
大理石らしさを決めるのは、下地と筋の明るさの差です。
白い紙の上に、下地の色と筋の色を並べて塗ってみてください。筋の色が下地より2段ほど暗いと、筋が石の割れ目のように見えます。差が小さいと筋が沈み、差が大きすぎると、石ではなく黒い線を引いたように見えます。
- 白の下地に、グレーかグレージュの筋
- 乳白色の下地に、ベージュか薄い茶の筋
- 淡いグレーの下地に、濃いグレーの筋
下地は2回塗って、爪の地の色が透けないようにします。透けていると、霞を写したときに爪の地の色と混ざって、濁って見えます。
霞の作り方|ラップを丸めて、しわの山で写す
霞は、ラップで写します。
- 手のひらほどの大きさのラップを切り、軽く丸めてしわを作る
- 霞にする色を、パレット代わりの紙かアルミ箔の上に1滴出す
- 丸めたラップのしわの山に色をつけ、紙の上で一度押して余分を落とす
- 爪の上に、軽く押し当てて離す。1枚の爪に2〜3回まで
押し当てるときは、上から押すだけで、横に動かさないでください。動かすと、しわの模様が引きずられて、ただの色むらになります。
霞の色は、下地より1段暗い色か、下地に白を少し混ぜた色が使いやすくなります。筋と同じ色を使うと、霞と筋の区別がつかなくなります。
しわの模様は、ラップの丸め方で変わります。ふんわり丸めると大きなしわになって、ゆったりした霞に。ぎゅっと固く丸めると細かいしわになって、細かい石の粒のような霞になります。1回目は大きなしわ、2回目は細かいしわ、と変えて重ねると、霞に奥行きが出ます。ラップは1本の爪ごとに、しわの向きを少し回してから当ててください。同じ向きのまま10本に写すと、全部が同じ模様に見えます。
マニキュアならここで乾くまで待ち、ジェルならここで一度固めます。
筋の作り方|細い筆で、途切れる線を1〜3本
筋は、細い筆で引きます。筆先の毛が長くて細いものが扱いやすく、毛の長さが1cm前後あると、線を途中で止めやすくなります。
- 筆に筋の色を少しだけ取る
- 紙の上で一度線を引き、髪の毛ほどの細さで引けるかを確かめる
- 爪の上で、筆を寝かせぎみに置き、指先をゆっくり引く
- 途中で筆を少し浮かせて、線を細くしたり、一度切ったりする
1枚の爪に引く筋は、1〜3本までにしてください。4本以上になると、石の割れ目ではなく、線の模様に見えてきます。
紙の上で細く引けないときは、筆に取った液が多すぎます。筆の片面をびんの口や紙の端でしごいて、量を減らしてから引いてください。
ジェルで筋を引くときは、1本引いたら、固める前に一度手を止めて爪を遠ざけて見てください。腕を伸ばした距離で見て、筋が石の割れ目に見えるなら固め、線に見えるなら拭き取って引き直します。固めたあとに次の1本を足すので、2本目以降も同じ確かめ方ができます。マニキュアで引くときは、引き直しがききにくいぶん、紙の上で2〜3回練習してから爪に移すと、1本目で決まりやすくなります。
大理石に見せる3つの約束
筋を引くときに、次の3つを守ると、石らしく見えます。
**1つ目は、角度。**爪の縦の線に対して、30〜45度ほど傾けて引きます。まっすぐ縦や横に引くと、石ではなく、定規で引いた線に見えます。
**2つ目は、太さの変化。**1本の筋の中で、太いところと細いところを作ります。筆を押しつける力を、引きながら少しずつ変えると、自然に太さが変わります。途中で一度だけ、線を2〜3mm切って、また続けると、割れ目らしさが増します。
**3つ目は、枝分かれ。**1本の筋から、短い枝を1本だけ分けます。長さは本線の3分の1ほど。枝が2本以上あると、葉脈のように見えてきます。
仕上げ|トップを重ねて、筋を沈める
筋を引き終えたら、透明のトップを重ねます。
大理石らしさを出すなら、トップを2回重ねて、筋を少し沈めるのが決め手です。1回だけだと、筋が表面に浮いて、描いた線に見えます。2回重ねると、筋がつやの下に沈んで、石の奥に走っているように見えます。
マニキュアの場合は、筋が完全に乾いてからトップを塗ってください。乾く前に塗ると、筆で筋を引きずって、線がにじみます。
秋冬の色の組み合わせ
秋冬は、袖口の色や手元の小物が深い色になるので、大理石の色も一段落ち着かせると、手元になじみます。
| 下地 | 霞 | 筋 | 見え方 |
|---|---|---|---|
| 白 | 淡いグレー | グレー | 冷たい石。黒や紺の袖口に合う |
| 乳白色 | ベージュ | 薄い茶 | やわらかい石。キャメルや茶の袖口に合う |
| 淡いグレージュ | 白 | 濃いグレージュ | 霞が明るい石。グレーのニットに合う |
| 深い緑 | 黒を少し混ぜた緑 | 細い金 | 深い色の石。秋の装いの差し色に |
秋冬のネイルの濃さを、袖口の色と塗り直せる間隔から決める方法は、秋冬のネイルの色の選び方にまとめてあります。
10本全部か、1〜2本だけか
大理石を何本に入れるかは、手元をどれだけ見せるかで決まります。
- 両手の薬指だけ:ほかの爪は下地と同じ色。仕事で手元がよく見える人、初めて作る人に
- 片手に2本ずつ:薬指と中指、または人差し指と薬指。模様の見える量が増える
- 10本全部:筋の向きを爪ごとに少しずつ変えて、1枚の石から切り出したように見せる
10本全部に入れるときは、筋の本数を爪ごとに1本と2本で交互にすると、全体がにぎやかになりすぎません。
失敗の切り分け
| 失敗の見え方 | 原因 | 次の1本での直し方 |
|---|---|---|
| 筋が太く、にじむ | 筆の液が多い、または下の層が乾いていない | 紙で一度引いてから移す/下の層を待つ |
| 線の模様に見える | 筋が4本以上、または縦や横にまっすぐ | 1〜3本に減らし、30〜45度に傾ける |
| 霞がただの色むら | ラップを横に動かした | 上から押すだけで離す |
| 全体が濁る | 下地が透けている、または霞と筋が同じ色 | 下地を2回塗る/霞は筋より明るい色に |
| 筋が浮いて描いた線に見える | トップが1回だけ | トップを2回重ねる |
どちらとも取れるとき①|細い筆が手元にない
細い筆がなければ、筋のない霞だけの大理石にしてください。ラップの霞を2〜3回写して、トップを2回重ねるだけで、やわらかい石の模様になります。
筋を1本だけ足したいときは、つまようじの先か、使い終わった筆の毛を数本だけ残して切ったもので代わりになります。ただ、太さを途中で変えるのは難しいので、筋は1本、枝分かれはなしにしておくと、不自然に見えません。
どちらとも取れるとき②|利き手側の爪に筋が引けない
利き手の爪は、反対の手で筋を引くことになるので、線が揺れやすくなります。
筆を動かすのではなく、筆を止めて、爪のほうを動かすと、線が安定します。筆を持った手の小指を机について固定し、筋を引かれる側の指をゆっくり回すように動かしてください。
それでも揺れるときは、利き手側は霞だけ、反対側だけに筋を入れる、という分け方もあります。左右で模様が違っても、色がそろっていれば、手元はまとまって見えます。
よくある行き違い
**「写真の模様を、そのまま描き写す」。**石の模様のほとんどは霞です。はっきりした筋は1〜3本に絞ってください。
**「筋は、濃い色のほうがはっきりしてきれい」。**下地との差が大きすぎると、石ではなく線を引いたように見えます。筋は下地より2段暗いくらいが目安です。
**「ラップは、ぐっと押しつけて模様を写す」。**押しつけすぎたり、横に動かしたりすると、しわの模様が崩れて色むらになります。軽く当てて離すだけです。
**「トップは1回で十分」。**大理石は、筋がつやの下に沈んで見えることで石らしくなります。トップは2回重ねてください。
装いに活かすなら
マーブルネイルや大理石ネイルは、石の模様を描くのではなく、霞と筋の2つに分けて作ると、手の動きがぐっと少なくなります。霞はラップで軽く写し、筋は細い筆で1〜3本だけ、斜めに、途切れさせながら引く。仕上げのトップは2回です。
最初は両手の薬指の2本だけで試してみてください。筋1本と霞1回で、秋冬の袖口からのぞく指先に、落ち着いた石の模様が入ります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. マーブルネイルと大理石ネイルは、何が違いますか
- 呼び方が重なって使われることも多いのですが、この記事では、2色以上が流れるように混ざって見えるものをマーブル、白やグレージュの地に細い筋が走る石のような模様を大理石と呼んでいます。どちらも、ぼんやりした霞と細い筋の組み合わせでできていて、霞を多くすればマーブル寄り、筋をはっきりさせれば大理石寄りになります。
- Q. 細い筆がなくても、大理石ネイルはできますか
- 霞だけで作る形ならできます。丸めたラップで霞を2〜3回写すと、筋のない、やわらかい石のような模様になります。筋を足したいときは、つまようじの先や、使い終わったマニキュアの筆の毛を数本残して切ったものでも代わりになります。ただ、太さを途中で変えるのは難しいので、筋は1本だけにしておくと自然に見えます。
- Q. 筋が太くなりすぎてしまいます
- 筆に取る液の量が多いことがほとんどです。筆に取ったら、紙の上で一度線を引いてから爪に移してください。紙の上で髪の毛ほどの細さの線が引けたら、爪にもその細さで置けます。すでに太くなった筋は、乾く前なら、何もつけていない筆で筋のふちを軽くなでると、細く見せられます。
- Q. 10本全部を大理石にしたほうがいいですか
- 全部でも、1〜2本だけでも構いません。手元を見る時間が長い仕事や、袖口から指先がよく見える季節なら、両手の薬指だけ大理石にして、ほかの爪を下地と同じ色で塗ると、模様が目立ちすぎずにまとまります。全部に入れるときは、筋の向きを爪ごとに少しずつ変えると、1枚の石から切り出したように見えます。
— メグラシ編集部





