セルフネイルのやり方|乾くまで手を休める時間から、塗る回数を逆算する

**今夜、塗り終えてから手を使わずにいられるのは、何分ありますか。**夕食の片づけ、髪を洗う、着替える、鞄の支度。その前に塗るのか、ぜんぶ終わってから塗るのかで、答えが変わります。
マニキュアのセルフネイルがうまくいかないと、塗り方を疑いたくなります。けれど、よれる・跡が付く・すぐ欠けるの多くは、乾くまでの時間が足りていないことから起きています。手を休められる時間が分かれば、塗れる回数と色が決まります。この記事は、そこから逆算して組みます。
ライトで固めるジェルのやり方はセルフジェルネイルのやり方に、秋冬の色の選び方は秋冬のネイルの色の選び方に分けてあります。ここでは、マニキュアを自分で塗る日の話だけをします。
結論:手を休められる時間で、塗る回数と色が決まる
手を休められる時間と、塗り方の関係は次のとおりです。
| 塗り終えてから手を休められる時間 | 塗る回数 | 選べる色 |
|---|---|---|
| 30分ほど | ベース・色1回・仕上げ | 透け感のある淡い色 |
| 1時間ほど | ベース・色2回・仕上げ | 中くらいの濃さまで |
| 2時間以上 | ベース・色2回・仕上げ | 濃い色、不透明な色も |
**先に時間を数えて、それから色を選ぶ。**好きな色から決めると、その色に必要な時間が取れない夜に、仕上がりが崩れます。
乾くのは2段階ある
マニキュアの「乾いた」には、2つの段階があります。
**ひとつめは、表面が乾くまで。**軽く触れても指紋や跡が付かなくなる状態です。薄く1度塗った場合、15分前後が目安になります。
**ふたつめは、中まで固まるまで。**表面が乾いていても、中はまだ柔らかく、押しつけたり硬いものに当てたりするとよれます。こちらは塗った回数と厚みにもよりますが、数時間かかると見ておきます。
表の「手を休められる時間」は、表面が乾いて、日常の軽い動きならできるようになるまでの時間です。中まで固まるまでは、爪に力がかかる動きを避ける、と分けて考えてください。
1回に筆に取る量は、片面だけ
乾く時間を短くするいちばんの方法は、1回を薄く塗ることです。厚く1回で塗ると、表面だけが先に乾いて中が乾かず、あとでよれます。
筆をびんから出したら、**びんの口で筆の片面をしごいて、もう片面にだけ液を残します。**この量で、爪1枚の半分から全体を塗れるくらいが目安です。足りなければ、次の爪に移る前にもう一度取ります。
薄く2回塗るほうが、厚く1回塗るより早く乾き、仕上がりもなめらかです。時間がない夜ほど、回数ではなく1回の厚みを減らしてください。
手順|ベースから仕上げまで
マニキュアのセルフネイルは、次の順で塗ります。
- 爪の表面の油分を拭く……乾いた布か、除光液を少し含ませた綿で表面をなでる
- ベースを塗る……色の下に塗る透明な下地。色が爪に残りにくくなり、持ちもよくなる
- 色を1回目……薄く。むらがあっても気にしない
- 色を2回目……1回目の表面が乾いてから。むらをここで埋める
- 仕上げを塗る……表面に艶を出し、欠けにくくする
時間が30分ほどしかない夜は、4を飛ばします。そのぶん、3で選ぶ色を淡いものにしておきます。
1本の爪は、3回の筆で塗る
1本の爪を塗るときは、筆を3回に分けて動かします。
まず**真ん中を、根元から先に向かって1本。**根元ぎりぎりではなく、根元から1mmほど空けたところから始めます。次に、左側を同じ向きに1本、右側を1本。この3本で爪全体が埋まります。
最後に、爪の先端の断面を、筆の先で軽くなでておきます。先端に色が回っていると、そこから欠けにくくなります。
塗る順番は、利き手でないほうの手から始めてください。利き手は塗るときの動きが安定しているので、あとに回したほうが、利き手でないほうの手で塗るときにも爪が乾いていて扱いやすくなります。
色で、必要な時間が変わる
同じ時間でも、色によって仕上がりの安定しやすさが違います。
透け感のある淡い色は、1度塗りでもむらが目立ちにくく、はみ出しても気づかれにくい色です。30分しか取れない夜に向いています。
濃い色は、はみ出しや塗りむらがはっきり見えます。2度塗りが基本で、はみ出しを直す時間も必要です。1時間以上取れる夜に選んでください。
白っぽく不透明な色は、意外と難しい色です。1度では筆の跡が残りやすく、2度塗りでも厚みが出やすいので、乾くのに時間がかかります。2時間以上ある夜に向いています。
はみ出しは、表面が乾く前に直す
はみ出したときは、塗り終えて表面が乾く前に直すのがいちばん簡単です。
綿棒の先を指でつまんで細くし、除光液を少しだけ含ませます。はみ出した部分を、**爪の外側から内側に向かって一度でなでます。**何度もこすると、爪に塗った部分まで溶けて、やり直しになります。
表面が乾いたあとなら、細い筆に除光液を付けて、はみ出した線をなぞります。どちらのやり方でも、直す時間を5〜10分見ておいてください。濃い色の夜は、この時間も含めて組みます。
ニットと手袋の季節は、着替えを先に済ませる
秋冬にセルフネイルをするときに、夏と違って気をつけたいのが、服の繊維です。
表面が乾いていても中が柔らかいうちにニットを頭からかぶると、爪に繊維が当たって細かな跡が付きます。手袋をはめるときも同じです。塗ってから着替えるのではなく、着替えを済ませてから塗り始める順番にしてください。
部屋が冷えていると、乾くのがゆっくりに感じる日もあります。暖房の効いた部屋で塗るか、手を休める時間を少し長めに見ておきます。
寝る前に塗るなら、横になる2時間前まで
夜に塗って、そのまま寝るという人は多いと思います。このとき起きやすいのが、朝起きたらシーツや枕の布の跡が爪に付いている、という失敗です。
表面が乾いていても、中が柔らかいうちに布団に入ると、寝ているあいだに布に押しつけられます。横になる2時間前までに塗り終えるのを目安にしてください。
時間が取れない夜は、色を塗らずにベースと仕上げだけにしておき、翌日の夜に色を塗る、と2日に分ける方法もあります。
どちらとも取れるとき①|夜しか時間がないが、濃い色を塗りたい
平日は夜しか時間がないのに、秋冬らしい深い色を塗りたい。そういう週もあると思います。
この場合は、**2日に分けます。**1日目の夜は、ベースと色の1回目だけ塗って寝ます。1回だけの薄い層なら、2時間あれば中まで乾きやすくなります。2日目の夜に、色の2回目と仕上げを塗ります。
1回目のむらは、2回目で埋まります。1日目にむらがあっても、そのまま寝て構いません。週末にまとめて時間を取れるなら、濃い色はそちらに回すのも手です。
どちらとも取れるとき②|翌朝までに、どうしても仕上げたい
翌朝に予定があって、その日の夜しか時間がないときもあります。
この場合は、色を一段淡くすることを考えてください。濃い色を2度塗りして中が固まらないまま朝を迎えるより、中くらいの濃さを2度塗りして、寝る前に中まで乾かすほうが、朝の仕上がりがきれいです。
どうしても濃い色にしたいなら、帰宅してすぐ、夕食や片づけの前に塗ります。そのあとの家事は、中まで固まるまで手袋をはめてするか、後回しにします。
水仕事と家事は、中まで固まるまで待つ
中まで固まる前に、熱いお湯に手を入れたり、洗剤を使ったりすると、表面がよれたり、艶が消えたりします。
塗った当日は、洗い物や手洗いの掃除は、塗る前に済ませておくのがいちばん確実です。塗ったあとにどうしても水仕事がある日は、ゴム手袋をはめます。
髪を洗うのも、指先に力がかかる動きです。塗る前にお風呂を済ませておくと、そのあとは手を休めるだけで済みます。
よくある行き違い
**「厚く1回で塗れば早く終わる」。**厚い1回は表面だけ先に乾いて中が乾かず、あとでよれます。薄く2回のほうが、結局早く乾きます。
**「表面が乾いたら、もう大丈夫」。**表面が乾いても、中はまだ柔らかい状態です。鞄の中を探る、髪を洗う、ニットをかぶるといった動きは、もう少し待ってください。
**「濃い色のほうが、ごまかしがきく」。**濃い色は、はみ出しも塗りむらもはっきり見えます。時間がない日ほど、淡い色のほうが仕上がりは安定します。
装いに活かすなら
マニキュアのセルフネイルは、塗り終えてから手を休められる時間を先に数えると、選ぶ色と回数が決まります。30分なら淡い色を1度、1時間なら2度、2時間以上あれば濃い色も。
1回を薄く、着替えとお風呂を先に済ませ、寝る2時間前までに塗り終える。この3つを守るだけで、翌朝の指先はずいぶん変わります。秋冬の袖口に合わせる色は、時間の取れる夜に選んでみてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 塗ったあと、どのくらいで手を使っても大丈夫ですか
- 表面が乾くまでと、中まで固まるまでで分けて考えてください。薄く1度塗った場合、表面が乾いて軽く触れても跡が付かなくなるのは、15分前後が目安です。ただ、この時点では中はまだ柔らかく、硬いものに当たったり、押しつけたりするとよれます。中まで固まるには、塗った回数と厚みにもよりますが、数時間かかると見ておきます。スマートフォンの操作くらいなら表面が乾けばできますが、鞄の中を探る、髪を洗う、といった動きは、中まで固まってからにしてください。
- Q. 時間がない日でも、きれいに見せるにはどうすればいいですか
- 色を薄く、回数を少なくしてください。透け感のある淡い色なら、1度塗りでも塗りむらが目立ちにくく、はみ出しても気づかれにくいです。ベースを1回、色を1回、仕上げを1回の3回で終えられます。濃い色や、白っぽく不透明な色は、1度ではむらが出やすく、2度塗りが必要になります。30分しか取れない日は、はじめから淡い色を選ぶほうが、仕上がりも持ちも安定します。
- Q. はみ出したときは、どうすればいいですか
- 塗り終えて表面が乾く前に直すのがいちばん簡単です。綿棒の先を細くして除光液を少しだけ含ませ、はみ出した部分を爪の外側から内側に向かって一度でなでます。何度もこすると、爪に塗った部分まで溶けてしまいます。表面が乾いたあとなら、細い筆に除光液を付けて、はみ出した線をなぞる方法もあります。濃い色ほどはみ出しが目立つので、濃い色の日は直す時間も含めて、1時間以上取っておきます。
— メグラシ編集部





