ボブで可愛い髪型にしたい|顔の下段が長いか短いかで丸みの高さを分ける

**ボブを可愛く見せたいなら、長さではなく、毛先の丸みをどの高さに置くかを先に決めてください。**丸みの高さは、顔の下段の長さで決まります。
鼻の下から顎先までの下段が長い人は、丸みを口角の高さに置きます。前髪は眉にかかる厚さで作ります。下段が短い人は、丸みを顎の下に落とします。前髪は薄く透かすか、横に流します。
測るのは1つ。眉頭の下から鼻の下までの中段と、鼻の下から顎先までの下段、どちらが長いかです。コテの巻き方で可愛さを作る方法はボブを可愛く見せるコテの向きにあります。この記事は、切る前と切った後の形そのものを決めるためのものです。
結論:ボブの可愛さは、丸みを置く高さで決まる
ボブが可愛く見えるのは、毛先が内側に入って丸みを作り、その丸みが顔の輪郭に重なるときです。丸みは目を引くので、丸みがある高さで顔の縦が区切られます。
顔の下段が長い人は、下半分に縦の余白があります。余白は落ち着きや大人っぽさとして読まれるので、ボブにしても可愛さが出にくい。丸みを口角の高さに置くと、余白の途中に区切りが入って、顔が短く丸く見えます。
顔の下段が短い人は、もともと幼さが出やすい比率です。ここに高い位置の丸みを重ねると、可愛さを通り越して子どもっぽくなります。丸みを顎の下に落とすと、顔の下に余白が足されて、可愛さと年相応の落ち着きが両立します。
| 比べる場所 | 下段が長い人 | 下段が短い人 |
|---|---|---|
| 転びやすい側 | 大人っぽい・可愛くならない | 子どもっぽい・幼い |
| 丸みの高さ | 口角の高さ | 顎の下 |
| 切る長さの目安 | 顎先〜顎先の1cm上 | 顎先の2〜4cm下 |
| 前髪 | 眉にかかる厚さ | 薄く透かす・横に流す |
| 横の量 | 頬の横にふくらみを足す | 頬の横は締める |
測るのは1つ。顔の中段と下段、どちらが長いか
正面から顔の写真を撮ります。鏡でもかまいませんが、写真のほうが顎を引いたり上げたりしないので正確です。
- 眉頭のすぐ下から鼻の下(鼻の穴の下の端)までを、指を横に並べて測る。これが中段
- 鼻の下から顎先までを、同じように測る。これが下段
- 下段のほうが指半分以上長ければ「下段が長い」、指半分以上短ければ「下段が短い」
指半分は、およそ1cmです。差が1cm以内に収まる人は、どちらとも取れる側です。後の章で扱います。
写真は、顎を軽く引いてカメラを目の高さに構えて撮ってください。下から撮ると下段が長く、上から撮ると短く写ります。
下段が長い人|丸みを口角の高さに置く
下段が長い人のボブは、毛先のいちばんふくらむ位置を口角の高さに合わせます。丸みが口角の横に来ると、目は自然とそこで止まり、顔の下半分が短く見えます。
そのためには、毛先が顎先〜顎先の1cm上に来る長さで切ります。毛先が顎先で内側に入ると、ふくらみは毛先より2〜3cm上、ちょうど口角の高さにできます。
頬の横には少し量を残してください。頬の横がすっきりしすぎると、顔の縦の線が目立ちます。耳より下の髪を軽くしすぎないこと、内側に短い段を入れすぎないことを美容室で伝えます。
下段が長い人の前髪|眉にかかる厚さで縦を切る
下段が長い人は、前髪でも縦を切ります。眉にかかるか、眉のすぐ下で止まる長さ。厚さは、指でつまんで額が透けない程度です。
前髪が額を覆うと、顔の上下に区切りが入って、顔全体が横に広がって見えます。口角の高さの丸みと前髪の線が、顔を上下から挟む形になり、可愛さがはっきり出ます。
前髪を作りたくない人は、かき上げずに顔の横へ流してください。流した前髪が頬骨の高さで横に広がると、前髪を作ったときに近い効果が出ます。額の形で前髪の向きを決めたい人は前髪アレンジは額の縦と生え際の向きで決まるも見てください。
下段が短い人|丸みを顎の下に落とす
下段が短い人のボブは、毛先のふくらみを顎の下に置きます。丸みが顎より下に来ると、顔の下に余白が足されて、下半分が少し長く見えます。
切る長さは、顎先の2〜4cm下です。毛先が首の途中で内側に入り、ふくらみが顎のすぐ下にできます。これより短いと丸みが頬の高さに上がり、幼さが強く出ます。
頬の横は締めてください。頬の横に量があると顔が丸く見えて、下段の短さが強調されます。耳より下の髪は顔に沿わせ、ふくらみは毛先だけに集めます。
下段が短い人の前髪|薄く透かすか、横に流す
下段が短い人が厚い前髪を作ると、顔の上にも区切りが入り、顔の縦がさらに短く見えます。可愛さは出ますが、幼さが勝ちやすくなります。
前髪は薄く透かします。指でつまんで額が透けて見える程度です。長さは眉の少し上か、眉にかかるくらい。額が透けると、顔の縦に少し余白ができて、落ち着きが加わります。
前髪を作らないなら、分け目から斜めに流して、額を三角に見せます。額が見える面積が増えるほど、大人っぽさが足されます。
切る長さの目安|丸みの高さから逆算する
長さの名前(ショートボブ、ミニボブ、ロブなど)は、美容室によって指す長さが違います。長さの名前で注文すると、思った丸みの高さにならないことがあります。
丸みの高さから逆算してください。毛先が内側に入るボブでは、ふくらみは毛先の2〜3cm上にできます。
- 丸みを口角の高さにしたい:毛先は顎先〜顎先の1cm上
- 丸みを顎先の高さにしたい:毛先は顎先の1〜2cm下
- 丸みを顎の下にしたい:毛先は顎先の2〜4cm下
髪は乾くと縮みます。濡れた状態で切る美容室なら、仕上がりは1cmほど短くなると考えておいてください。
髪が硬い・柔らかいで丸みの出る位置がずれる
同じ長さで切っても、髪質で丸みの位置が変わります。
髪が硬く、量が多い人は、毛先が内側に入りにくく、丸みが毛先より上の、少し高い位置にできます。狙った高さより1cm長めに切っておくと、ちょうどの位置に落ち着きます。
髪が柔らかく、細い人は、毛先が首に沿って落ちやすく、丸みが毛先の近くにできます。狙った高さより1cm短めに切るか、毛先に軽く内巻きを入れて丸みを持ち上げます。内巻きの直径と向きはボブを可愛く見せるコテの向きで決められます。
どちらとも取れるとき①|差が1cm以内
中段と下段の差が1cm以内の人は、どちらの方法でも大きくは外れません。迷ったときは、**丸みを顎先の高さに置いてください。**毛先は顎先の1〜2cm下です。
そのうえで、前髪で調整します。可愛さを強く出したい日は前髪を下ろして眉にかけ、落ち着いて見せたい日は横に流します。丸みの高さを固定して前髪だけ動かすと、毎朝の迷いが1つに減ります。
この人は、髪を切った直後と1か月後で印象が大きく変わりません。伸びて丸みが下がっても、顎の下の方法に移るだけだからです。切る頻度を減らしたい人にも向いています。
どちらとも取れるとき②|可愛いけれど幼く見える
ボブにして可愛くはなった。でも、職場や改まった場で幼く見えるのが気になる。下段が長い人でも、丸みを口角より高く置きすぎると、この状態になります。
決め方は、丸みは動かさず、前髪と分け目で大人っぽさを足すことです。前髪を斜めに流して額を三角に見せる、分け目をセンターから2〜3cm横にずらす、耳に片側だけ髪を掛ける。どれも、顔の縦に少し余白を作る動きです。
丸みの高さを下げると、可愛さそのものが消えます。幼さが気になるときに直すのは丸みではなく、額と耳まわりです。耳の見せ方はボブのヘアセットは耳が何割見えているかで決まるも参考になります。
どちらとも取れるとき③|タートルやマフラーで毛先が押される
秋冬は、首元に布が増えます。丸みを顎の下に置いた人は、毛先がタートルの襟やマフラーに当たって、外にはねたり、丸みがつぶれたりします。
この場合は、布を毛先の内側に入れることを基本にしてください。タートルは毛先を外に出したまま着る。マフラーは毛先を持ち上げてから巻き、巻き終わったら毛先を布の上に下ろします。布が毛先を内側から支えるので、丸みが残ります。
それでもはねる日は、丸みを一時的に顎先の高さに上げます。毛先を内巻きにして2〜3cm持ち上げると、布に触れずに済みます。首元の布とボブの相性を輪郭から決めたい人はタートルネックに合う髪型は顎と襟で決まるを見てください。
どちらとも取れるとき④|伸びてきて丸みが下がった
ボブは、切ってから1か月ほどで丸みが1cm下がります。下段が長い人は、丸みが口角から顎の高さに下がると、可愛さが少しずつ薄れていきます。
切りに行くまでの間は、毛先を内巻きにして丸みを持ち上げてください。直径の小さめのコテで、毛先を1回だけ内に巻くと、ふくらみが1〜2cm上がります。
下段が短い人は、丸みが下がるほど落ち着いて見えるので、伸びかけの期間がむしろ合う時期になります。ただ、毛先が肩に触れ始めると外にはね出します。肩に触れる前の、顎先から4cm下を超えたところが切りどきです。
美容室での伝え方
長さの名前ではなく、丸みの高さで伝えます。
- 下段が長い人:「毛先のいちばんふくらむところを口角の高さにしたい。頬の横は量を残してほしい。前髪は眉にかかる厚さで」
- 下段が短い人:「顎の下で毛先が内側に入るようにしたい。頬の横は顔に沿わせてほしい。前髪はおでこが透けるくらい薄く」
- 差が1cm以内の人:「顎先の高さで丸くしたい。前髪は下ろしても流しても使える長さで」
正面の写真を1枚持っていき、自分で測った中段と下段の差を伝えると、美容師も丸みの高さを決めやすくなります。顔の輪郭からアレンジまで考えたい人はボブのヘアアレンジを顔の形で選ぶも合わせてどうぞ。
毎朝の整え方
最後に、毎朝の手順です。所要は3分ほどです。
- 根元を乾かしながら、毛先を内側に向けて指で丸める
- 丸みが狙った高さにあるか、鏡の正面で口角か顎先の位置と比べる
- 下がっていたら、毛先だけ内巻きにして持ち上げる
- 前髪を、下段が長い人は下ろし、短い人は透かすか流す
- 首元に布を巻く日は、巻いてから毛先を布の上に出す
丸みが口角か顎の下か、自分の位置に戻っていれば、その日のボブは可愛く見えています。
よくある問い
- Q. ボブにしたら大人っぽくなりすぎて、可愛くなりません
- 顔の下段(鼻の下から顎先まで)が長い人に多い悩みです。毛先の丸みが顎より下にあると、下段の縦がそのまま見えて、落ち着いた印象が前に出ます。丸みを口角の高さまで上げ、前髪を眉にかかる厚さで作ると、顔の縦が途中で切れて可愛さが出ます。
- Q. ボブにしたら子どもっぽく見えます
- 下段が短い人が、丸みを高い位置に置いているときに起きやすいです。丸みが頬の高さにあると、顔の下半分がさらに短く見えて幼さが強く出ます。丸みを顎の下まで落とし、前髪を薄く透かすか横に流して額を少し見せると、可愛さを残したまま年相応になります。
- Q. 美容室ではどう伝えればいいですか
- 長さの名前より、丸みの高さで伝えてください。「毛先のいちばんふくらむところを口角の高さにしたい」「顎の下で内側に入るようにしたい」と言えば、切る長さとレイヤーの入れ方を美容師が逆算できます。前髪は「眉にかかる厚さ」か「おでこが透ける薄さ」で伝えます。
- Q. 冬にマフラーを巻くと、ボブの毛先がはねてしまいます
- 毛先が首元の布に当たる長さだと、押されて外にはねます。丸みを顎の下に置く人は、マフラーやタートルを毛先の外側に巻かず、毛先を布の上に出してから巻いてください。口角の高さに置く人は毛先が布に届かないので、この悩みはほとんど起きません。
— メグラシ編集部





