スポーツブラを普段に着る|ニットに線が出るか、胸が潰れるかで分ける

**体に沿う薄手のニットを着て、横からと後ろから1枚ずつ写真を撮ってください。**後ろ姿の写真でニットに横線や段差が出ているなら、あなたは線が出る人です。替えるのはブラの形ではなく、下のゴムと背中の縁です。縁が幅広で、ゴムが布の中に縫い込まれたものに替えれば、同じニットでも線は消えます。
線は出ていないのに、横からの写真で胸が平たく、胸からお腹までが一枚の面に見える人は、胸が潰れている人です。こちらは縁ではなく形を替えます。胸を前から押さえる型から、左右を別々に包む型へ替えてください。
両方起きている人は、包む型のなかから縁が幅広のものを選びます。運動で着ているスポーツブラをそのまま普段にも回している人は、普段用をもう1枚、押さえの弱いものに分けると、どちらの困りごとも軽くなります。
結論:線が出る人は縁を、潰れる人は形を替える
スポーツブラを普段に着る理由は、ワイヤーがなく締めつけが少ないことです。夏の厚手のシャツやゆったりしたTシャツなら気にならなかったことが、秋冬の体に沿うニットを着た日に表に出てきます。
| 写真で見えること | 起きていること | 替える場所 |
|---|---|---|
| 後ろ姿に横線・段差 | 下のゴムや背中の縁が肌に食い込む | 縁の幅・ゴムの位置 |
| 横から見て胸が平たい | 胸を前から押さえて横へ広げている | 形(押さえる型→包む型) |
| 両方 | 縁が細く、押さえる型 | 包む型で、縁が幅広のもの |
線が出る人が包む型に替えても、縁が細ければ線は残ります。潰れる人が縫い目のない型に替えても、押さえる型のままなら潰れたままです。替える場所を間違えないことが、いちばんの近道です。
先に測る|薄手ニットを着て、横と後ろから撮る
測るときのニットは、手持ちのなかでいちばん薄く、体に沿うものを選びます。細い糸で編んだハイゲージのニットや、リブ編みのものが向いています。厚手のざっくりしたニットでは、どちらの困りごとも隠れてしまいます。
1枚目は後ろ姿です。腕を下ろして自然に立ち、肩甲骨から腰までが入るように撮ります。ニットの表面に、横にまっすぐ走る線や、線の上下で肉が段になっているところがあれば「線」です。
2枚目は真横です。腕を少し後ろへ引いて、胸からお腹の輪郭が見えるように撮ります。胸のいちばん高い点が、ひじと肩の真ん中より下にある、または胸の下からお腹まで影ができずに一枚の面に見えるなら「潰れ」です。
鏡で見るより写真のほうが確実です。鏡の前では無意識に背筋を伸ばし、普段の姿勢と変わってしまいます。
線が出る人|下のゴムが、ニットに横線を作る
後ろ姿の写真で、肩甲骨の少し下に横線が出ている人は、ブラの下のゴムが原因です。スポーツブラは胸を支えるために下のゴムがしっかりしたものが多く、細いゴムほど肌に食い込んで、その上下の肉を段にします。
選ぶときは、下のゴムの幅を指で測ります。指2本ぶん(3cm前後)より細いなら、線が出やすい側です。幅が広く、ゴムが布の中に縫い込まれて表に出ていないものほど、肌への当たりが面になり、線になりません。
サイズが小さすぎても食い込みます。アンダーを着けたときに、ゴムと肌の間に指が1本すっと入るくらいが目安です。指が入らないなら、ひとつ上のサイズを試してください。
線が出る人|背中の段差は、縁の幅と位置で消す
横線ではなく、背中の脇に近いところに段差が出る人は、背中側の縁の形を見ます。背中が大きく開いた型や、肩ひもが背中で細く交差する型は、縁が背中の真ん中へ食い込み、脇の肉を外へ押し出します。
段差を消すには、背中の縁が脇の下から背中へ向かって、なだらかに幅広く続く型を選びます。背中の布の面積が広いほど、肉を押し出す一本の線が生まれにくくなります。
肩ひもが太く、背中でまっすぐ下りる型は、薄手のニットでもひもの位置がほとんど響きません。細いひもが交差する型は、運動のときの動きやすさを優先した形なので、普段用には向きにくいと覚えておくと選びやすくなります。

線が出る人|首元の開いたニットでは、肩ひもの形が見える
秋冬はクルーネックだけでなく、ボートネックやVネックのニットも着ます。首元が横に開くか、前に深く開くかで、見えやすい肩ひもの形が変わります。
ボートネックを着る日は、肩ひもが肩の端寄りを通る型を選びます。Vネックの日は、前の中心の布が浅く、Vの底からブラの縁がのぞかないものを選んでください。首元の開いたニットを着る日が多い人は、肩ひもの位置が調節できる型が1枚あると便利です。
潰れる人|押さえる型か、包む型か
スポーツブラには大きく二つの形があります。胸を前から体へ押しつけて揺れを止める押さえる型と、左右の胸を別々のカップで包んで支える包む型です。かぶって着るカップのない型の多くは、押さえる型です。
押さえる型は、運動のときには揺れが少なく楽ですが、胸を横へ広げて平たくします。体に沿うニットを着ると、胸の下に影ができず、胸からお腹までが一枚の面に見えます。これが「太って見える」「上半身が厚く見える」と感じる正体です。
包む型は、左右の胸の間と胸の下に布の境目があるので、ニットを着たときに胸の下に影ができます。影ができると、胸とお腹の境目が戻り、上半身の厚みが分かれて見えます。
潰れる人|トップとアンダーの差で決める
押さえる型で潰れて見えるかどうかは、胸の大きさで変わります。メジャーで胸のいちばん高いところ(トップ)と、胸のすぐ下(アンダー)を測り、その差を出してください。
| トップとアンダーの差 | 押さえる型で起きること | 選ぶ形 |
|---|---|---|
| 10cm前後まで | 潰れはほとんど目立たない | 押さえる型のままでよい |
| 12〜15cm前後 | 体に沿うニットの日だけ平たく見える | ニットの日は包む型 |
| 15cm前後より大きい | どのニットでも平たく、厚く見える | 包む型を普段用に |
差の測り方そのものは胸の大きさの測り方に、ブラを買う日と服を買う日で測る所を分けて書いています。
潰れる人|厚手のニットでは、潰れが「着膨れ」に変わる
薄手のニットで潰れて見える人が、厚手のざっくりしたニットを着ると、今度は着膨れて見えます。胸の高さがない分、ニットの厚みが胸からお腹まで同じ量で乗り、上半身が筒のように見えるからです。
厚手のニットの日は、包む型に替えたうえで、ニットの丈を見ます。腰骨にかかる長さのニットは筒の形を強めるので、裾をパンツやスカートに前だけ入れるか、腰骨より上で終わる丈のものに替えると、胸の下の影とウエストの位置が戻ります。

どちらとも取れるとき①|線も出るし、潰れもする
後ろ姿に線が出て、横から見ても平たい人は、包む型のなかから縁が幅広のものを選びます。包む型は胸を支えるために下のゴムがしっかりしていることが多く、細いゴムの包む型に替えると、潰れは直っても線が強くなることがあります。
試着のときは、包む型であることと、下のゴムの幅が指2本ぶんより広いことの二つを同時に満たすかを見てください。どちらか一方しか満たさないなら、もう一方の困りごとが残ります。
どちらとも取れるとき②|ニットの厚みで、日によって変わる
同じスポーツブラでも、薄手のニットの日は線が気になり、厚手の日は潰れが気になる、という人がいます。この場合は、1枚で全部を解決しようとせず、ニットの厚みで2枚を使い分けるほうが早く片づきます。
- 薄手・リブ・ハイゲージのニットの日:縁が幅広で、ゴムが表に出ない型
- 厚手・ざっくりしたニットの日:包む型。縁の細さはあまり響かない
手持ちのニットを薄手と厚手に分けて数え、多いほうに合わせた1枚から先に用意してください。
どちらとも取れるとき③|運動と普段を1枚で兼ねたい
ジムやランニングで着ているスポーツブラを、そのまま普段にも着ている人は多いはずです。ただ、運動用は揺れを止めることが最優先なので、押さえが強く、背中の交差や細いひもなど、動きやすさを優先した形が多くなります。普段のニットとは相性がよくありません。
運動と普段を1枚で兼ねるなら、押さえの強さが中くらいで、包む型、背中の布が広いものを選びます。歩く・ヨガ・軽い筋トレまでなら、このくらいで足りることが多いです。走る・跳ぶ運動をする人は、運動用と普段用を分けてください。運動の強さで支えをどう選ぶかはスポーツブラの選び方|足が浮く運動かどうかにあります。
冬の重ね方|肌着を挟むか、挟まないか
冬はブラの上に肌着を1枚重ねてからニットを着る人が多いと思います。肌着を挟むと、ブラの縁の線はやわらぎますが、肌着の裾や脇の縫い目が新しい線になることがあります。
線が出る人は、肌着の裾がブラの下のゴムと同じ高さにならないよう、腰まで届く長さのものを選びます。裾が胸の下あたりで止まる短い肌着は、ブラのゴムと重なって線を太くします。
潰れる人は、肌着を挟むと胸の下の影がさらに消えます。体に沿う薄手の肌着を選び、厚手の肌着は避けてください。
買う前に、試着室で見る3か所
試着室に、測るときに使った薄手のニットを持っていくか、似た薄さのニットを売り場で借りて重ねます。そのうえで3か所を見ます。
- 後ろ姿:肩甲骨の下に横線が出ていないか。スマートフォンで撮って見る
- 真横:胸の下に影ができているか。胸の頂点がひじと肩の真ん中より上にあるか
- 腕を上げる:両腕を上げて下ろしたとき、下のゴムがずり上がっていないか
3つめは見落としやすいところです。ゴムがずり上がる型は、一日着ているうちに胸の下へ食い込み、夕方には線がはっきり出ます。
よくある質問
Q. 縫い目のないスポーツブラなら、線は出ませんか 縫い目がなくても、下のゴムが細く食い込めば線は出ます。縫い目の有無よりも、ゴムの幅と、アンダーに指が1本入る余裕があるかを先に見てください。
Q. カップ付きの肌着で代わりになりますか 胸の差が10cm前後までの人なら代わりになることが多いです。差が大きい人は、カップ付きの肌着は押さえる型と同じように胸を平たくしやすいので、ニットの日は包む型を選んでください。
Q. スポーツブラを普段に着ると、胸の形が崩れると聞きました 着ているときの見た目と、形そのものが変わるかどうかは別の話です。この記事で扱っているのは、ニットを着たときにどう見えるかです。気になる人は、普段用は押さえの弱いものにして、長時間強く押さえ続けないようにしてください。
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— メグラシ編集部





