子連れキャンプ ママの服装 秋冬|抱っこか走る子かで重ねを分ける

**抱っこの多い時期なら、前を開けても寒くない薄い重ねにする。走り回る時期なら、膝と腰が汚れても困らない下半身にする。**秋冬の子連れキャンプで、ママの服装はこの分かれ目から決めます。
秋冬のキャンプは、昼と夜の気温差が大きく、日が落ちると一気に冷えます。大人だけのキャンプなら、自分の寒さに合わせて重ねればそれで済みます。ところが子連れだと、ママの動き方は子どもの年齢でまるごと変わります。抱っこで前がふさがる時期、目を離せず何度もしゃがむ時期、手伝いを任せて火のそばに一緒に立つ時期。同じ気温でも、着るものの答えが違ってきます。
この記事は、子どもの時期で3つに分けて、ママの上半身・下半身・いちばん外側を決めていきます。大人だけの秋キャンプの重ね方は秋キャンプの服装 女性にまとめてあります。
結論:子どもの時期で、守る場所が変わる
先に、3つの時期の要点だけを書きます。
- 抱っこが多い時期(目安0〜2歳):守るのは上半身の前側。前を開けて子どもを入れても寒くない、薄い3枚の重ね
- 走り回る時期(目安3〜6歳):守るのは膝と腰。しゃがんでも汚れても困らない下半身と、背中が出ない丈の上
- 手伝いができる時期(目安小学生):守るのは外側の生地。火のそばに立っても穴が開きにくい上着
年齢は目安です。実際には、その日いちばん多い動きで判断してください。2歳でもほとんど歩いて過ごす子なら走る時期の装いに寄せ、4歳でも抱っこが多い日は抱っこの装いに寄せます。
先に測る1|夜の最低気温
泊まりのキャンプでは、昼の気温よりも夜の最低気温で持ち物が決まります。
**最低気温が10度を下回るなら、寝るときに着る1枚を別に持つ。**昼に汗をかいた肌着のまま夜を迎えると、乾ききらない湿りが体温を奪います。最低気温が5度を下回る日は、寝る1枚に加えて首と足首を覆うものを足してください。首・手首・足首の3か所を覆うだけで、体感はかなり変わります。
日帰りなら夜の1枚は要りませんが、片付けをする夕方がいちばん冷えます。中間の1枚は車に置いたままにせず、手元に持っておきましょう。
先に測る2|しゃがむ回数
子どもがよちよち歩きから走り回る時期になると、ママがしゃがむ回数が一気に増えます。靴を履かせる、転んだ子を起こす、地面の虫を一緒に見る、落ちた食べ物を拾う。
一度、家の公園で30分だけ数えてみてください。**30分で10回以上しゃがんでいるなら、下半身は「しゃがむ前提」で選びます。**膝が出る丈のスカートや、膝の曲がりにくい硬い生地のパンツは、この回数だと一日もちません。
先に測る3|火からの距離
焚き火や調理の火のそばに、ママが立つ時間がどれくらいあるかを考えます。
**火から1m以内に立つ時間が長いなら、いちばん外側の生地を先に決めます。**化繊の上着は軽くて暖かい一方、火の粉が当たると小さく溶けて穴が開きやすい性質があります。子どもが火に近づくのを止めたり、調理を見守ったりする役になる人ほど、外側は綿やウールの混ざった生地を選んでおくと慌てずに済みます。
抱っこが多い時期|前を開けても寒くない重ね方
抱っこ紐を使う時間が長いと、厚い上着を1枚着る方法はうまくいきません。紐が締まりにくくなり、子どもとの間も窮屈になります。
**分厚い1枚より、薄い3枚。**肌に触れる1枚、薄手のフリースや薄いニットのような中間の1枚、そして抱っこ紐の上から羽織れる大きめの前開きの上着。抱っこ紐は中間の1枚の上に付け、外側の上着を子どもごと羽織ります。
前を閉められないときは、子どもの背中に風が当たります。風よけのケープかブランケットを1枚、抱っこ紐の上から掛けられるようにしておきましょう。ママ自身は前が開いているぶん、首元を覆うハイネックの肌着か、ネックウォーマーで首を守ってください。
抱っこが多い時期|下半身と靴
抱っこしている間は足元が見えません。地面の木の根や石につまずかないよう、靴は足首まで覆う、底に溝のあるものを選びます。
下半身は、しゃがむ回数はそれほど多くないので、暖かさを優先して構いません。ただ、子どもを抱いたまま座る・立つを繰り返すので、腰回りに少しゆとりのあるパンツが楽です。裏地の付いたものや、タイツを下に重ねられるものなら夜まで過ごせます。
走り回る時期|膝と腰を先に決める
このころの子どもは、目を離した数秒で遠くへ行きます。ママは追いかけ、しゃがみ、また立ち上がることの繰り返しです。
下半身は膝が汚れても気にならない色と生地にします。濃い色で、少し厚みのある綿や、汚れが落ちやすい表面のパンツ。膝の部分に伸びがあると、しゃがむたびに突っ張りません。濡れた地面に膝をつく日もあるので、替えのパンツを1本、車に置いておくと気が楽です。
上半身は、しゃがんだときに背中が出ない丈にします。短い丈の上に短い上着を重ねると、しゃがむたびに腰の背中側が冷えます。腰骨が隠れる丈の肌着と、お尻にかかる丈の上着を選んでください。
走り回る時期|脱ぎ着の多さに備える
走る子を追うと、ママも汗をかきます。追いかけて暑くなり、止まると冷える。これを一日に何度も繰り返します。
前を開け閉めできる中間の1枚を選ぶと、脱がずに温度を変えられます。頭からかぶるニットは、子どもを見ながら脱ぎ着するのに手間がかかります。手袋は、子どもの靴を履かせるたびに外すことになるので、指先の出せるものか、外してもなくさないよう上着に留められるものが便利です。
手伝いができる時期|火のそばの外側
小学生になると、薪を運ぶ、火の番をする、食材を洗うといった手伝いを任せられるようになります。ママは子どもと一緒に火のそばに立つ時間が増えます。
**いちばん外側を、綿やウールの混ざった生地にする。**これがこの時期のいちばん大事な決め事です。手持ちの上着が化繊しかない日は、火のそばに立つときだけ、綿の厚手シャツや前掛けを上から重ねる方法もあります。袖口が広がった上着は火に近づきやすいので、袖口を絞れるものか、まくり上げて留められるものにしてください。
子ども本人の外側も同じ考え方です。ママと子どもの外側を同じように選んでおくと、火のそばでの決まりごとを一緒に覚えやすくなります。
手伝いができる時期|水場と夜
手伝いが増えると、水場に立つ時間も増えます。秋冬の水場は手が冷え、袖口が濡れやすい場所です。袖をまくれる上着と、濡れても乾きやすい手袋を持っていきます。
夜は、子どもが自分で寝袋に入れるぶん、ママは片付けに回ることが多くなります。いちばん冷える時間に外で動くので、寝る1枚とは別に、片付け用の厚い外側を手元に残してください。
どちらとも取れるとき1|抱っこと歩くの間の時期
2〜3歳ごろは、歩きたがるのに途中で抱っこをせがむ時期です。抱っこの装いと走る時期の装いのどちらにも当てはまります。
この時期は、上半身は抱っこの装い、下半身は走る時期の装いに分けて考えます。上は薄い3枚の重ねと前開きの外側、下は膝が汚れても困らない濃い色のパンツ。抱っこ紐は付けたままにせず、すぐ取り出せる場所に入れておくと、歩く・抱くの切り替えが楽になります。
どちらとも取れるとき2|年齢の違う子が一緒
上の子が小学生、下の子が抱っこの時期、という家族も多いはずです。この場合、ママは一日のどこかで3つの時期すべての動きをすることになります。
決め方は、いちばん長く担当する子に合わせて、ほかの子の分を1枚で足すことです。下の子の抱っこが一日の大半なら、薄い3枚の重ねを土台にして、上の子と火のそばに立つときだけ綿の厚手シャツを羽織る。上の子の手伝いにつきっきりなら、火に強い外側を土台にして、抱っこのときは前を開けて子どもを入れる。
大人が2人以上いるなら、出発前に「どの子をだれが見るか」を決めておくと、それぞれの装いも決めやすくなります。
どちらとも取れるとき3|日帰りか泊まりか迷う
天候や子どもの体調で、泊まるか日帰りにするかを当日決めることもあります。
迷う日は、泊まりの持ち物で出て、日帰りなら持ち帰るほうが安全です。寝る1枚と替えの肌着は、たたむと小さな袋1つに収まります。日帰りのつもりで出て夜になって冷え込むと、子どもより先にママが寒さで動けなくなります。
一日のうち、ママがいちばん冷える時間
子どもの時期にかかわらず、ママが冷えやすい時間は決まっています。
**着いてすぐの設営と、日が落ちる前後の片付け・夕食づくり。**この2つは、子どもを見ながら手を動かす時間で、上着の前を開けたり袖をまくったりしがちです。設営で汗をかき、そのまま夕方を迎えると、肌着の湿りが一気に冷えに変わります。
設営が終わったら、まず肌着を替える。夕方の作業に入る前に、首と手首を覆うものを足す。この2つを決まりにしておくと、夜に寒さで動けなくなることが減ります。子どもの着替えのたびに、自分の首元と袖口も一緒に確かめる、と覚えておくと忘れにくくなります。
持ち物を時期ごとに1行で
出発前に、次の1行で確かめてください。
- 抱っこが多い:薄い3枚+前開きの大きい外側+子どもの背中の風よけ+首を覆うもの
- 走り回る:濃い色の膝が伸びるパンツ+替えのパンツ+腰が隠れる丈の上+前の開く中間の1枚
- 手伝いができる:綿やウールの混ざった外側+袖口を絞れる上着+濡れても乾く手袋+片付け用の厚い1枚
どの時期でも、最低気温が10度を下回る夜は寝る1枚を別に持ちます。秋冬の外遊びでママが寒さを我慢しなくて済むように、子どもの装いを決めるのと同じ順番で、自分の分も決めてください。冬の屋外で立って見守る場面の装いはサッカー観戦の服装 ママの冬でも書いています。
よくある問い
- Q. 秋冬の子連れキャンプ、ママは何枚持っていけばいいですか
- 泊まりなら、肌に触れる1枚、暖かさを足す中間の1〜2枚、風を止める外側の1枚に、夜用の厚い1枚を足すのが目安です。夜の最低気温が10度を下回る日は、寝るときに着る1枚を別にしてください。昼に汗をかいた肌着のまま夜を迎えると、急に冷えます。日帰りなら夜の1枚は要りませんが、夕方の冷え込みに備えて中間の1枚は持っていきます。子どもの着替えに気を取られて自分の替えを忘れがちなので、ママの替えの肌着を1枚、子どもの着替えの袋に一緒に入れておくと安心です。
- Q. 抱っこ紐を使うとき、上着はどうすればいいですか
- 抱っこ紐の上から羽織れる、前の開く大きめの上着が扱いやすいです。抱っこ紐の下に厚い上着を着ると、紐が締まりにくくなり、子どもとの間も窮屈になります。下は薄手の重ねにして、抱っこ紐を付けたあとに外側の上着を前開きで羽織り、子どもごと覆う形にします。前を閉めない日は、子どもの背中側に風よけのケープやブランケットを足してください。
- Q. 焚き火のそばで、化繊の上着は避けたほうがいいですか
- 火の粉が飛ぶと、化繊の表地は小さく溶けて穴が開きやすいので、火のそばに長く立つ人は外側を綿やウールの混ざった生地にするほうが安心です。手持ちの上着が化繊しかない場合は、火のそばに立つときだけ綿の厚手シャツや前掛けを上から重ねる方法もあります。子どもが火に近づくのを止める役になることが多いので、ママの外側こそ火に強い生地を選んでおくと、慌てずに動けます。
— メグラシ編集部





