生活発表会のママの服装|体育館の床冷えと、撮影で立つ回数で選ぶ

**生活発表会に行くあなたが決めるのは、「どこに座るか」と「撮影で何回立つか」の2つです。**服の格は、参観日より半歩きちんとしていれば足ります。
寒い時期の発表会は、たいてい園の遊戯室か、近くの小学校や地域の体育館で行われます。床に敷いたシートかパイプ椅子に1時間以上座り、わが子の出番のたびに撮影場所へ移動して、また座る。困るのは、何を着ればきちんと見えるかより、床から上がってくる冷えと、立ったり座ったりするときの荷物のほうです。
この記事では、会場の分け方から始めて、座り方と立つ回数で服を組んでいきます。参観日の服装は参観日の服装 冬|教室と廊下の温度差で、脱ぐ1枚を決めるに、髪の高さは発表会ヘアアレンジに分けてあります。
結論:決めるのは座る場所と、立つ回数の2つ
先に結論をまとめます。服は次の2つの答えから、ほぼ自動的に決まります。
| 決める軸 | 答え | 服への影響 |
|---|---|---|
| どこに座るか | 床(シート)/パイプ椅子/ホールの固定席 | 下半身の形と、足首・腰の守り方 |
| 撮影で何回立つか | 0回/1〜2回/3回以上 | 上半身の色、髪の高さ、上着の量 |
格の話は短く済みます。発表会は入園式や卒園式のような式ではなく、子どもの普段の成果を見せる行事です。襟のあるブラウスか無地のニットに、濃い色のパンツかスカート。これが基準で、ここから寒さと動きに合わせて足し引きします。
迷ったら、**「床に座るなら下を、何度も立つなら上を」**と覚えてください。下半身は座り方で決まり、上半身は立つ回数で決まります。両方が重なる日、つまり床に座って何度も立つ日がいちばん大変なので、この記事の後半はそこを厚めに書いています。
まず会場を3つに分ける|遊戯室・体育館・外のホール
案内を見たら、最初に会場がどれに当たるかを確かめます。同じ発表会でも、会場によって冷え方と座り方がまったく違うからです。
園の遊戯室は、いちばん暖かい会場です。普段から子どもが過ごす部屋なので暖房があり、床もそれほど冷えません。ただし広さに限りがあるので、保護者は床に詰めて座るか、壁際に立って見ることが多くなります。膝を抱えて座る時間が長くなるので、下半身の動きやすさを優先してください。
体育館は、いちばん冷える会場です。天井が高く、暖房を入れても足元まで暖まりにくい。床に座る場合も、パイプ椅子の場合も、足首と腰から冷えてきます。服を選ぶときは、ここを基準にしておくとほかの会場でも困りません。
外のホール(地域の文化会館などを借りる場合)は、固定の座席があり、空調も効いています。冷えの心配は小さい代わりに、雰囲気が式に近くなります。受付があり、開演と終演の時刻が決まっていて、プログラムが配られる。こういう会場なら、ジャケットを1枚足しておくと浮きません。
会場ごとの違いを、もう少し具体的に見ておきます。遊戯室は、子どもの出入りが多く、保護者の席と舞台の距離が近いので、前の列に座ると子どもの目線の高さに自分の服が入ります。わが子が舞台の上から客席を探したとき、見つけやすい色を一点だけ身につけておくと、子どもが安心することもあります。体育館は、入口の扉が開くたびに外の空気が入り、扉に近い席ほど冷えます。席を選べるなら、入口から離れた中ほどの列を取ると、同じ服でも体感が違います。外のホールは、客席が暗くなり、舞台だけに照明が当たります。暗い客席では服の色はほとんど目立たないので、色より、座席の幅に収まる上着の量と、通路を歩くときの足音が気になる靴かどうかのほうが大事になります。
案内に会場の種類が書いていないときは、園の連絡帳や去年の写真、上の学年の保護者の話で確かめます。それでも分からないときの決め方は、後半の「迷うとき①」に書きました。
床に座る時間で、下半身を決める
床にシートを敷いて座る会場なら、座っている時間を見積もってください。プログラムの全体を見るのか、わが子の学年の出番だけを見て入れ替わるのかで、座る時間は30分にも2時間にもなります。
床に30分以上座るなら、パンツか、立った状態で膝下10cmより長いスカートにします。
床に座ると、膝を立てるか、横に流すか、あぐらに近い形になります。膝丈のスカートでは、膝を立てた瞬間に裾が持ち上がり、正面から見える位置に脚が出ます。立った状態で膝下10cmあれば、座って膝を立てても膝頭が隠れます。この10cmは、膝のお皿の下の端から裾までを、鏡の前で測ってください。
パンツなら、太ももとお尻まわりに指2本ぶんの余裕があるものを選びます。床に座ると、立っているときよりお尻と太ももが横に広がり、腰のうしろが下がります。ぴったりしたパンツは、座ったときに腰のうしろが開いて、肌着が見えやすくなります。座った状態で、腰のうしろに手を当ててみて、ウエストの縁が背中から離れていなければ合格です。
素材も見ておきます。床に座ると、お尻と膝の裏に体重がかかり、薄い生地ほどしわが深く残ります。発表会が終わったあとに家族写真を撮る予定があるなら、しわの戻りやすいウールの混ざった生地や、表面に少し起毛のある生地を選ぶと、立ち上がったときにしわが目立ちません。つるっとした薄い生地は、座っていた跡が膝の裏とお尻に横線になって残りやすいので、長く座る日には向きません。
パイプ椅子の会場なら、膝丈のスカートでもかまいません。ただ、パイプ椅子は座面が低めで、膝が腰より高くなりがちです。座ったときの膝の高さで裾が引っ張られないか、家の低い椅子で試しておくと安心です。
体育館の冷えは、足首と腰から来る
体育館で寒さを感じるのは、上半身より先に足首と腰です。床からの冷気がまず足に当たり、座っていると腰のうしろに冷えがたまります。上に厚いコートを着ていても、足首が出ていると寒さは残ります。
足首は、厚手のタイツか、薄手のタイツに靴下を重ねてください。上履きやスリッパを持参する会場では、靴を脱ぐので足先がさらに冷えます。タイツの上に重ねる靴下は、くるぶしが隠れる長さのものを選ぶと、パンツの裾との間に隙間ができません。
腰は、トップスの丈で守ります。座ったときに腰のうしろが出ないよう、立った状態でお尻の上半分が隠れる丈のニットかブラウスを選びます。前だけボトムにしまい、うしろは出しておく着方でもかまいません。うしろの裾が腰を覆っていれば、座っても肌が見えません。
それでも冷える会場には、ひざ掛けを1枚持っていきます。床に座るときは膝に掛け、パイプ椅子なら腰に回して座面と背中の間に挟みます。これだけで体感がかなり変わります。使い捨てのカイロを使うなら、貼る場所は腰のうしろにしてください。お腹側は座ったときに折れて、肌に当たる位置がずれやすくなります。
撮影で3回以上立つなら、後ろの人の目線で選ぶ
撮影の決まりは園によって違います。決められた撮影場所に移動する、学年ごとに撮影席が入れ替わる、自分の席から撮ってよい。どの場合でも、立ち上がる回数を数えてみてください。
立つ回数が3回を超えるなら、上半身は後ろの人の視界をさえぎりにくい服にします。
具体的には次の3つです。
- 色は濃い色の無地にする。明るい色や光る素材は、立ったときに後ろの人の目に入りやすい
- 髪をまとめるなら、結び目は耳より低い位置にする。高い位置のお団子は、座っていても後ろの視界に残る
- 帽子や、つばのあるもの、大きな髪飾りは外しておく
この3つで、立ったときに後ろの視界に残る面積が小さくなります。撮影の順番を待つ間も、目立たずに移動できます。
カメラを構えると、脇が上がり、肘が前に出ます。肩まわりにゆとりのない服だと、背中が引っ張られて構えにくくなります。腕を前にまっすぐ伸ばしたとき、背中の真ん中がつっぱらないかを家で確かめてください。袖口が手首より長いと、レンズの前に袖が入ることもあります。手首の骨が出る長さにまくっておけるものが撮りやすいです。
立つ回数が0〜2回なら、ここまで気にしなくて大丈夫です。普段の色合いで、明るめのニットを着ても問題ありません。
上着は「膝に置ける量」まで
発表会の会場には、コートを掛ける場所がないことが多いです。遊戯室でも体育館でも、脱いだコートは膝の上か足元に置くことになります。ホールでも、座席の下は狭く、荷物と重ねて置くことになります。
上着は、座ったときに膝の上に収まる量までにしてください。目安は、たたんだときに膝から太ももの付け根までの長さに収まること。これを超える丈のコートや厚手のダウンは、膝からはみ出して、撮影で立つたびに床へ落ちます。
膝に置ける量に絞る方法は2つあります。1つ目は、コートを薄手にして、中のニットを1枚厚くすること。会場の中で脱いでも暖かさが残るので、膝の荷物が軽くなります。2つ目は、会場の外で着る上着と、会場の中で羽織る薄手のカーディガンを分けて、上着は車や駐輪場に置いてくることです。車で行く場合や、会場まで5分以内で歩ける場合に向いています。
バッグも同じ考え方で選びます。肩に掛けるトートバッグは、膝の上で横に倒れて場所を取ります。体の前で抱えられる小さめのバッグに必要なものを入れ、ひざ掛けや上履きは別の袋にまとめて足元に置くと、撮影で立つときに手に持つのは小さいバッグとカメラだけになります。
床に座る会場で、足元にコートを置くなら、汚れてもよい大きめの袋を1つ持っていきます。コートを袋に入れて足元に置けば、床のほこりがつかず、帰りにそのまま持ち出せます。
上履き・スリッパの日の足元
園の遊戯室や体育館では、上履きかスリッパを持参するよう案内されることがあります。靴を脱ぐ日の足元は、次の順で考えます。
まず、脱ぎ履きが一度でできる靴で行きます。玄関や体育館の入口は、開場直後に混み合います。ひもを結ぶ靴や、ファスナーを開けるブーツは、そこで時間がかかります。足を入れるだけで履けて、かかとがあるものが向いています。
次に、持参する上履きは、底が平らでかかとが包まれるものにします。床に座ったり立ったりを繰り返すと、つっかけるだけのスリッパは脱げやすくなります。撮影場所へ移動するときに脱げると、後ろの列の人の前で拾うことになります。
最後に、靴下とタイツの色を見直します。靴を脱ぐと、足首から先が人の目に入ります。白い靴下は明るく目立つので、濃い色のパンツやスカートなら、靴下も濃い色にそろえておくと、立ったときに足元だけ浮くことがありません。足の裏に毛玉がたまっていないかも、前の晩に見ておいてください。
脱いだ靴をどこに置くかも確かめておきます。入口の下駄箱に入れる会場もあれば、各自が袋に入れて席まで持っていく会場もあります。袋に入れて持ち込むなら、靴の底どうしを合わせて入れられる、口の閉まる袋を1枚用意してください。席の足元に置いたとき、袋の口から靴の底が見えないだけで、周りへの気づかいになります。ブーツで行くと袋に収まりにくく、足元で場所を取るので、靴を脱ぐ会場の日は、筒の短い靴にしておくのが楽です。
ホールの会場なら、靴は脱ぎません。ただし、ホールの通路は傾斜があることが多いので、高いヒールより、ヒールの低い靴が歩きやすいです。
色と格|参観日より半歩きちんと、式よりは一段下
服の格は、参観日と式の間に置きます。参観日がニットとパンツなら、発表会はそこに襟を1つ足すか、色を濃くするくらいの差です。
| 行事 | 目安の格 | 例 |
|---|---|---|
| 参観日 | 普段着より少しきちんと | 無地のニット・パンツ |
| 生活発表会 | 参観日より半歩きちんと | 襟のあるブラウスか濃い色のニット・濃いボトム |
| 入園式・卒園式 | 式の服装 | セットアップ・ジャケット・ワンピース |
色は、濃い紺、焦げ茶、深い緑、グレーなど、落ち着いた色が無難です。全身を黒でそろえると式のように見えることがあるので、黒を使うならボトムだけにして、トップスは別の色にします。
明るい色を着たい場合は、首まわりや手元など小さい面積に入れます。撮影で立つ回数が少ない日なら、トップスに明るい色を使っても大丈夫です。逆に、撮影で何度も立つ日は、上半身を濃い色にして、明るい色は膝の上のひざ掛けやバッグに回します。
柄物を着るかどうかで迷う人もいると思います。細かい柄なら問題ありませんが、大きな柄や、はっきりした縞は、撮影のときに画面の端に入ると目を引きます。とくに、ほかの家族が撮った動画の端に自分が映りこむことを考えると、上半身は無地か、遠目に無地に見える細かい柄にしておくのが無難です。下半身は、座っていればほとんど写らないので、柄があっても気になりません。
アクセサリーは、小さなものを1つか2つまでにします。床に座ったり立ったりを繰り返すと、長いネックレスは膝に当たって音が出ます。揺れる耳飾りも、子どもを抱っこする日は引っ張られることがあります。耳たぶに沿う小さなものか、つけないくらいでちょうどよい行事です。
ホールの会場なら、一段上げて、ジャケットか、きれいめのカーディガンを羽織ります。入園式や卒園式の服をそのまま着る必要はありませんが、手持ちにあるならジャケットだけを借りてくるのも一つの方法です。
下の子を連れていく日
下の子を連れていく日は、途中で会場の外に出る前提で服を選びます。下の子がぐずったら、廊下やロビーに出ることになります。そこは会場の中よりさらに冷えます。
外に出るときにすぐ羽織れる薄手の上着を、膝ではなく肩に掛けておくと、動きが早くなります。膝に置いた上着は、下の子を抱き上げるときにまず落ちます。肩に掛けておけば、そのまま抱き上げて外へ出られます。
下半身は、パンツにしておくほうが楽です。抱っこして立ち上がる、しゃがんで靴を履かせる、床に座ってあやす。この動きが繰り返されるので、スカートなら膝下10cmより長く、裾に広がりのあるものを選んでください。細身のスカートは、しゃがんだときに裾が突っ張って動きにくくなります。
抱っこ紐を使う場合は、抱っこ紐の腰ベルトが当たる位置に厚みのあるものを重ねないでください。ベルトが締まりにくくなり、下の子が落ち着きません。抱っこ紐の上に着る上着の選び方は抱っこ紐の上に着るコートにまとめてあります。
下の子の着替えも1組持っていきます。会場で飲み物をこぼしたり、床で遊んで服が汚れたりすることがあります。着替えとおむつ、手を拭くものを1つの袋にまとめておけば、廊下に出たときにその袋だけ持って出られます。
座席を選べるなら、端の席に座ります。通路側に荷物をまとめておけば、出入りが一度で済み、ほかの保護者の前を何度も横切らずにすみます。
迷うとき①:会場の案内が「ホール」とだけ書いてある
案内に「ホール」とだけ書いてあって、それが園の遊戯室のことなのか、外のホールなのか分からないことがあります。
このときは、外のホールのほうに合わせて選び、冷え対策を1つ足すのが安全です。外のホールに合わせておけば、園の遊戯室だったときに少しきちんとしすぎるだけで済みます。逆に遊戯室に合わせて行って、外のホールだった場合は、周りよりくだけた印象になります。
具体的には、濃い色のパンツかスカートに、襟のあるブラウスか無地のニット、その上にジャケットかきれいめのカーディガン。そこに、ひざ掛けと厚手の靴下をバッグに入れておきます。会場に着いて遊戯室だと分かったら、ジャケットを脱いでカーディガンだけにし、靴下を重ねます。
ここで確かめておくと判断が早いのは、受付があるか、プログラムが配られるか、開演時刻がきっちり書いてあるかの3つです。3つともそろっていれば、外のホールに近い運営です。1つもなければ、遊戯室に近い運営と考えてよいです。
また、上履きの持参が書いてあるかも見てください。上履きを持参するなら、靴を脱ぐ会場、つまり遊戯室か体育館です。
迷うとき②:撮影を家族の誰が担うか決まっていない
撮影を自分がするのか、ほかの家族がするのかが決まっていない日もあります。当日になって「撮って」と言われることもあるでしょう。
このときは、自分が撮る前提で上半身を選んでおくほうが安全です。撮影の役が回ってこなくても、濃い色の上半身と低い髪で困ることはありません。逆に、撮らない前提で明るい色や高い髪で行って、撮影の役が回ってきた場合は、後ろの人の視界に入りやすくなります。
撮影を家族で分ける場合は、座る位置も分けておくと便利です。撮る人は通路側か端の席、撮らない人は中の席。撮る人が立ち上がるたびに、撮らない人の膝の荷物を動かさなくて済みます。
夫や祖父母が撮影を担う場合でも、あなたが立つ回数がゼロになるとは限りません。わが子が舞台から手を振ったら、思わず立ち上がって振り返したくなります。そういう場面も、立つ回数に入れておいてください。
撮影する人の服装も、同じ考え方で選べます。家族の誰が撮るかが決まったら、その人に「濃い色・低い髪・つばのないもの」を伝えておくと、当日に慌てません。
撮影の道具が大きい場合も考えておきます。三脚を立てる、大きめのカメラを首から下げる、といった日は、首まわりにボリュームのあるタートルネックや大きな襟は、ストラップと重なって構えにくくなります。首から下げるものがあるなら、首まわりはすっきりした丸首か、浅いVネックにしておくと、ストラップが首に沿って落ち着きます。
迷うとき④:役員や手伝いで、裏方に入る日
保護者会の役員や当番で、受付や誘導、舞台袖の手伝いに入る日もあります。この日は、客席に座る時間より、立って動く時間のほうが長くなります。
**裏方に入る日は、床に座る前提を外し、立って動く前提で下半身を選びます。**パンツが基本です。受付の机の前に長く立つ、子どもの列を誘導する、舞台袖でしゃがんで衣装を直す。どれもスカートより動きやすく、しゃがんだときに裾を気にしなくて済みます。
上半身は、袖をまくれるものにしてください。舞台袖で小道具を運ぶ、子どもの髪を直す、といった細かい作業が入ります。袖口が手首より長いニットは、作業のたびに袖が下りてきます。肘の下まで押し上げて止まる程度のゆとりがあるものが楽です。
裏方の場所は、客席より冷えることがあります。舞台袖や廊下、入口の受付は、扉の開け閉めで外気が入ります。客席に座る日より1枚多く着ていき、動いて暑くなったら脱いで、腰に巻くかバッグにしまえるものにしておきます。腰に巻くなら、薄手のカーディガンか長袖のシャツがかさばりません。
役員の日は、ほかの保護者から「何をしている人か」が分かるほうが動きやすいこともあります。園から名札や腕章が渡されるなら、それが目立つように、上半身は無地にしておくと読みやすくなります。柄の上に名札を付けると、字が柄に埋もれて見えにくくなるからです。
役が終わってから客席に移って自分の子の出番を見る場合は、移るタイミングで1枚羽織れるよう、羽織りをすぐ取り出せる場所に置いておいてください。動いた体が冷えはじめるのは、座ってから10分ほど経ったころです。
迷うとき⑤:祖父母も一緒に見に来る日
祖父母が一緒に来る日は、自分の服装より、並んで座ったときの全体のバランスで考えることになります。
まず、祖父母の服装の格に、自分を半歩合わせることです。祖父母がジャケットで来るなら、自分も羽織りを1枚きちんとしたものにします。祖父母がセーターとスラックスなら、自分も参観日より半歩きちんとしたところで十分です。並んだときに、どちらかだけが式のように見えたり、どちらかだけが普段着に見えたりしなければ大丈夫です。
次に、祖父母の座る場所と冷えを考えます。床に座る会場では、祖父母が長く床に座るのはつらいこともあります。園にパイプ椅子の席があるか、前もって聞いておくと安心です。椅子の席がない場合は、折りたためる低い座布団を持っていくと、腰の負担が減ります。祖父母のぶんのひざ掛けも、1枚多く持っていってください。
撮影をだれがするかも、前もって決めておきます。祖父母がカメラを持ってくる場合、撮影場所までの移動に時間がかかったり、撮影席の決まりを知らなかったりすることがあります。撮影の決まりを前の日に伝えておき、移動の付き添いが要りそうなら、自分は通路側の席に座って一緒に動けるようにしておきます。
祖父母と並ぶと、写真に写る機会も増えます。発表会のあとに会場の前で家族写真を撮るなら、並んだときに色が重なりすぎないよう、自分のトップスの色だけは祖父母と違う系統にしておくと、写真が締まります。
迷うとき③:学年ごとに入れ替わり、待ち時間が読めない
発表会が学年ごとに入れ替え制になっていて、自分の子の出番の前後で会場の外に出て待つことがあります。待ち時間が10分なのか1時間なのか、当日まで分からない場合もあります。
このときは、外で待つ時間がいちばん長い場合に合わせて上着を選び、会場の中では脱いで膝に置けるかを確かめておきます。外で待つ場所が屋外なら、薄手のコートでは寒さが残ります。でも、会場の中で厚手のコートを膝に置くと荷物が大きくなります。
解決のしかたは2つです。1つは、上着を2枚重ねにすること。外では薄手のダウンベストの上に薄手のコートを着て、会場の中ではコートだけを脱いで膝に置く。ダウンベストは着たままでも、座ったときに邪魔になりません。もう1つは、車や自転車の場所に厚手の上着を置いておき、外で待つときだけ取りに行くことです。
待ち時間が長くなりそうな日は、足元の冷えも強くなります。会場の外で待つときに靴を履き替えるなら、靴下の上に重ねられる厚手の靴下を1枚、バッグに入れておくと楽です。
前の晩に確かめる5つ
最後に、前の晩に確かめておくことをまとめます。
- 会場の種類:遊戯室・体育館・外のホールのどれか。上履きが要るか
- 座り方と時間:床かパイプ椅子か固定席か。全体を見るのか、わが子の出番だけか
- 撮影で立つ回数:誰が撮るか。撮影場所へ移動する回数
- 上着の置き場:膝の上に収まるか。車や駐輪場に置けるか
- 足元:靴を脱ぐか。靴下とタイツの色と厚み
この5つが決まれば、服はほぼ決まります。床に座る時間が長ければパンツ、立つ回数が多ければ濃い色の上半身、会場が体育館なら足首と腰を厚く。あとは手持ちの服から、この条件に合うものを選ぶだけです。
前の晩に服を決めておくと、当日の朝に迷う時間が減ります。発表会の朝は、子どもの衣装や髪を整える時間が長くなりがちです。自分の服は前の晩に一式を椅子の背に掛けておき、靴下とひざ掛けもバッグに入れておく。朝にやるのは、天気予報を見て上着を1枚足すか減らすかだけ、というところまで準備しておくと、子どもの支度に手を回せます。
もう1つ、着ていく服で一度、床に座って立つ動きを3回繰り返してみてください。裾が上がらないか、腰のうしろが開かないか、肩がつっぱらないか。この3つが大丈夫なら、当日も困りません。
手持ちの服で組む3つの例
最後に、会場と立つ回数ごとに、手持ちの服で組める例を3つ挙げます。
例1:体育館で床に座り、撮影で3回以上立つ日 濃い紺のニットに、焦げ茶のワイドパンツ。厚手のタイツに、くるぶしが隠れる濃い色の靴下を重ねる。上着は薄手のコートにして、ひざ掛けを1枚。髪は耳より低い位置で1つにまとめる。この日は、下半身の暖かさと上半身の目立たなさを両方取る組み方です。
例2:園の遊戯室で床に座り、撮影はほかの家族が担う日 明るいグレーのニットに、濃い色のパンツ。上着は会場に持ち込まず、車に置いておく。遊戯室は暖かいので、靴下は普段の厚さでかまいません。撮影で立つ回数が少ないので、上半身に明るい色を使えます。
例3:外のホールで固定席に座る日 襟のあるブラウスに、濃い色のパンツかスカート、上にジャケット。ホールは空調が効いているので、冷え対策は薄手のストールが1枚あれば足ります。通路に傾斜があるので、靴はヒールの低いものにします。
どの例も、格は参観日より半歩きちんとしたところに置いています。式の服を新しく用意する必要はありません。手持ちの服を、座る場所と立つ回数に合わせて組み替えるだけで、発表会の日は過ごせます。
寒い時期の園行事が続くなら、保育園面接の服装・ママ|秋冬の子連れ面談は、床に座る膝で決めるも、床に座る場面の考え方が近いので参考になります。
よくある問い
- Q. 生活発表会のママはスーツのほうがいいですか
- 多くの園では、スーツまでは要りません。入園式や卒園式のような式ではなく、子どもの普段の成果を見せる行事なので、参観日より半歩きちんとした服装で足ります。具体的には、襟のあるブラウスか無地のニットに、濃い色のパンツかスカート。ジャケットは寒さしのぎを兼ねて着るなら便利ですが、必須ではありません。ただ、園によっては市民ホールのような外の会場を借りて、式に近い雰囲気で行うことがあります。案内に会場名と開演時刻が書いてあり、受付があると読めるなら、ジャケットを一枚足しておくと浮きません。
- Q. 体育館が寒いと聞きました。どのくらい着込めばいいですか
- 上半身より先に、足首と腰を守ってください。体育館の冷えは床から上がってくるので、上に厚いコートを着ていても、足首が出ていると寒さが残ります。厚手のタイツか靴下を重ね、腰まで隠れる丈のトップスを選び、ひざ掛けを1枚持っていけば、たいていの会場で足ります。上着は、座ったときに膝の上に収まる量までにしてください。脱いだコートの置き場がない会場が多く、膝の上が大きな荷物になると、撮影で立つたびに床へ落ちます。
- Q. 撮影する人はどんな服がいいですか
- 後ろの人の視界をさえぎりにくい服です。撮影の場所が決まっていて、そこへ移動するたびに後ろの列を横切るなら、明るい色や光る素材は目に入りやすくなります。濃い色の上下、髪はまとめるなら耳より低い位置、帽子やつばのあるものは外す。この3つで、立ったときに後ろの視界に残る面積がぐっと減ります。また、カメラを構えると脇が上がるので、肩まわりがつっぱらないニットや、袖が手首より長すぎないものが撮りやすいです。
- Q. 下の子を連れていく日の服はどうすればいいですか
- 途中で会場の外へ出る前提で選びます。下の子がぐずったら廊下やロビーへ出ることになり、そこは会場の中よりさらに冷えます。そのため、外へ出たときにすぐ羽織れる薄手の上着を、膝ではなく肩に掛けておくと動きが早くなります。また、抱っこやしゃがむ動きが増えるので、スカートなら膝が隠れる長さに余裕のあるものか、パンツにしてください。座席の端を取れるなら端に座り、通路側に荷物をまとめておくと、出入りが一度で済みます。
— メグラシ編集部





