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保育園面接の服装・ママ|秋冬の子連れ面談は、床に座る膝で決める

メグラシ編集部//読了 14分
保育園の面談室のマットに座った母親が、膝の上の幼い子を抱えて前かがみに話を聞いている秋の午後

結論:床に座って子どもを抱き上げられる、きれいめの服で行く

保育園の面接や入園前の面談に行くあなたに、まず答えを置きます。スーツは要りません。床に座って、子どもを抱き上げて、玄関で靴を脱いでも崩れないきれいめの服で行ってください。

具体的には、次のように組めば大きく外しません。

  • 下は、くるぶし丈か足首が少し見える丈の、黒・紺・グレージュのパンツ。スカートなら、正座しても膝が隠れるふくらはぎ丈
  • 上は、無地のニットか、襟のあるシャツやブラウス。前かがみになっても胸元が開きすぎないもの
  • 秋冬の上着は、玄関で脱いで片腕に掛けられるもの。中にカーディガンを1枚挟んでおく
  • 足元は、脱いだあとの靴下まで見られる前提で、無地で毛玉のない靴下

この組み方なら、園長先生と机をはさんで椅子で話す面接でも、保育室の床にマットを敷いて子どもを遊ばせながら話す面談でも、どちらにも合います。

ここから先は、迷ったときに自分で決められるように、境目を寸法と動きで置いていきます。

保育園の面接は、いつ・どこで・何をするのか

保育園の面接と呼ばれるものは、自治体や園によって形がかなり違います。大きく分けると、次の3つのどれかに当たることが多いです。

1つ目は、入園の申込の時期に、役所の窓口や園で家庭の状況を聞かれるもの。4月からの入園を希望する場合、申込は秋から冬にかけて行われることが多く、ちょうどいまの季節に重なります。

2つ目は、入園が決まったあとに、園で行われる面談。子どもの生活リズム、食事やアレルギー、家庭での様子などを聞かれ、慣らし保育の日程を相談します。保育室や面談室で、子どもを連れて行くのが普通です。

3つ目は、年度の途中で入る場合の面談。育休明けに合わせて秋から入園するときなどに、短い期間で申込から面談までが続きます。

どれにも共通しているのは、合否を服で判定する場ではないということです。園が知りたいのは、家庭の状況と子どもの様子です。服は、その話をする時間を邪魔しなければ十分で、目立って良い印象を取りにいくものではありません。

一方で、服が邪魔をする場面ははっきりあります。床に座る、子どもを抱き上げる、靴を脱ぐ、子どもが膝に乗ってくる。この4つの動きのどこかで服が気になると、話を聞いている途中で手が服に行ってしまいます。この記事は、その手を服に行かせないための選び方です。

先に測る3つ|膝・前かがみ・抱き上げ

服を選ぶ前に、着ていくつもりの服を家で着て、3つの動きを試してください。全部で1分もかかりません。

1.正座をして、膝上が何cm出るかを見る。 床に正座して、スカートやパンツの裾がどこに来るかを見ます。スカートなら膝頭が隠れているか、パンツなら膝の裏が突っ張っていないか。膝上が5cm以上出るなら、その服は床に座る面談には向きません。

2.前かがみになって、胸元が何cm開くかを見る。 床に置いたおもちゃを拾う姿勢で、上体を前に倒します。襟ぐりから胸元が見えるかどうかを、鏡で横から確かめます。指2本ぶん、およそ3cmより開くなら、中に1枚重ねるか、別の上にします。

3.子どもを抱き上げて、背中と裾がどうなるかを見る。 子どもを床から抱き上げる動きをします。子どもがいなければ、重めのクッションで代わりに。抱き上げたときに、背中の裾が上がって腰が出ないか、肩や脇が突っ張らないかを見ます。

この3つで引っかからない服なら、面接で服が気になることはほとんどありません。逆に、見た目がきちんとしていても、3つのどれかで引っかかる服は、当日になって困ります。

下は、正座したときに膝上が何cm出るかで決める

下の服は、面接の服装で一番困りやすいところです。椅子に座るつもりで選ぶと、床に座る面談で困ります。

パンツが一番迷わない

迷ったらパンツにしてください。床に座っても、子どもが膝に乗っても、丈のことを考えずに済みます。

形は、腰まわりにゆとりがあって、裾に向かってまっすぐ落ちるものが扱いやすいです。細すぎるパンツは正座で膝の裏が突っ張り、太すぎるパンツは床に座ったときに布が広がって、子どもが踏みます。目安は、立ったときに太ももの横に指1本ぶんのゆとりがあり、裾の幅がふくらはぎの一番太いところと同じくらいのものです。

丈は、くるぶしが隠れるか、足首が少し見えるくらい。床に座ると裾が上がるので、立った状態で靴下が少し見えるくらいの丈だと、座ったときに脚が多く出ます。立って足首の骨が隠れる長さなら、座っても落ち着きます。

スカートなら、正座して膝が隠れる丈から

スカートにするなら、立ったときにふくらはぎの真ん中より下に来る丈にしてください。正座すると、スカートの裾は立ったときより10cm前後上がります。膝のすぐ下で終わる丈だと、正座で膝が出ます。

形は、腰から裾に向かって少し広がるものか、布にゆとりのあるプリーツ。タイトスカートは正座で裾が上がり、横座りもしにくいので、床に座る可能性があるなら避けたほうが無難です。

ワンピースは、上下の動きを1枚で受けることになる

ワンピースは1枚で整って見えるので、面接にもよく選ばれます。ただ、子どもを抱き上げたときに、上半身の動きがそのまま裾を引き上げます。腕を上げたときに裾が5cm以上上がるワンピースは、子連れの面談では落ち着きません。

ワンピースにするなら、ウエストに切り替えがあって、上と下が別々に動く形にしてください。切り替えのないストンとした形は、腕を上げると全体が持ち上がります。

上は、前かがみで胸元と背中がどれだけ開くかで決める

上の服で気になるのは、前かがみになったときの胸元と、抱き上げたときの背中です。

襟の形で、開き方が変わる

前かがみになったとき、胸元の開き方は襟の形でほぼ決まります。

襟の形前かがみでの開き子連れの面談で
クルーネック(首に沿う丸)ほとんど開かないそのまま着られる
ボートネック(横に広い)前より肩が出やすい抱っこで肩がずれる
Vネック(浅め)指2本ぶんまで中に1枚足せば使える
Vネック(深め)胸元が見える避ける
シャツ襟(第一ボタンを外す)第二ボタンの位置までボタン位置で決める
ハイネック開かない暖房の効いた部屋で暑くなりやすい

一番扱いやすいのは、首に沿った丸い襟のニットです。秋冬なら、薄手から中厚のニットで十分です。

シャツやブラウスは、第二ボタンの位置で決めます。鎖骨のくぼみより下に第二ボタンがあるシャツは、第一ボタンを外して前かがみになると、胸元が開きます。その場合は第一ボタンまで留めるか、中に襟の詰まった薄いインナーを1枚着ます。

着丈は、抱き上げても腰が出ない長さ

抱き上げる動きで背中の裾が上がり、腰が出てしまうことがあります。上の着丈は、腕を上げたときに、パンツやスカートのウエストから5cm以上離れない長さにしてください。

短めのニットは、立った姿ではバランスが良く見えますが、抱っこの多い日には向きません。迷うなら、裾をパンツに入れられる長さのブラウスか、腰骨が隠れる丈のニットにします。

袖は、手首で止まるかどうか

子どもの手を拭いたり、おもちゃを渡したり、床に手をついたりと、面談中は手をよく使います。袖が手の甲にかかる長さだと、何度も袖を上げることになります。袖口が手首の骨で止まる長さか、袖口がゴムやリブで留まっているものが楽です。

色は「園の壁の前で浮かない」中間色に寄せる

色の決め方は、面接だからといって黒や紺にする必要はありません。保育園の部屋は、明るい色の壁や、子どもの作品が貼られた掲示板に囲まれていることが多く、全身が真っ黒だと、そこだけ重く見えます。

目安は、次のどれかに寄せることです。

  • グレージュ、ベージュ、オフホワイトなどの明るい中間色
  • ネイビーやチャコールなど、黒より少し明るい暗色
  • くすんだ青、くすんだ緑、くすんだピンクなど、彩度の低い色

秋冬なら、上を明るい中間色、下をネイビーやチャコールにすると、季節にも合い、部屋でも浮きません。全身を同じ明るさにするより、上下で明るさに差をつけたほうが、座っても立っても形がはっきり見えます。

避けたほうがいいのは、柄の大きい服や、強い原色です。面接では子どもの様子を見てもらう時間があり、ママの服のほうに目が行くと、少し話しにくくなります。

秋冬の上着は、玄関で脱いで畳める厚さにする

秋冬の面接で、意外と困るのが上着です。

保育園では、玄関で靴を脱いで中に入ることが多く、上着もそこで脱ぐか、部屋に入ってから脱ぐことになります。そのとき、片手で子どもを抱いたまま、もう片方の手で上着を脱いで、畳むか腕に掛けることになります。

厚さの境目は、片腕に掛けて子どもを抱けるか

上着の境目は、脱いで二つ折りにして片腕に掛けたまま、もう片方の腕で子どもを抱けるかどうかです。これができる厚さなら、玄関で困りません。

秋の早い時期は、ジャケットか、薄手のステンカラーコートで足ります。冬が近づいて厚手のコートが要るなら、ダウンのように膨らむものより、ウールのコートのほうが畳みやすく、腕に掛けても嵩張りません。

上着を脱いだあとの中の服が、本番の服

上着を脱いだら、面接の時間はずっと中の服で過ごします。だから、上着で整えて中が普段着になるのは逆です。中の服を先に決めて、上着はそれに合わせて選んでください。

暖房の効いた部屋で汗をかきやすいなら、中を薄手のニットとカーディガンの2枚にしておくと、カーディガンを脱いで調整できます。逆に、園の部屋が寒い日もあるので、1枚にしすぎないこと。外は寒くても、中で暑くなっても、1枚で調整できる形が楽です。

靴と靴下|脱ぐ前提で、足元は靴下から決める

保育園の面接では、ほぼ確実に靴を脱ぎます。だから、足元は靴より先に靴下で決めてください。

靴下は、無地で、毛玉のないもの

靴を脱いだあと、面談の間ずっと足元は見えています。床に座れば、足の裏も見えます。無地で、色はパンツか靴に近いもの、かかとやつま先が薄くなっていないものを選びます。新しい靴下を1足おろしておくと、それだけで足元の心配がなくなります。

スカートでタイツやストッキングにする場合は、伝線したときのための替えを1足かばんに入れておきます。子どもが膝に乗ったり、床を這ったりする場なので、ストッキングは引っかけやすいです。秋冬なら、厚手のタイツのほうが安心です。

靴は、片手で脱いで履けるもの

靴は、子どもを抱いたまま、片手か手を使わずに脱いで履けるものにしてください。紐をほどく靴や、ファスナーを下ろすブーツは、玄関で時間がかかります。

秋冬にブーツを履きたいときは、脇にファスナーがあって、ファスナーを下ろせば足が抜けるもの、筒が短いものにします。長いブーツは、子どもを待たせながら脱ぎ履きすることになるので、面接の日には向きません。

スリッポン、ローファー、甲の浅いパンプスなど、かかとを入れるだけで履ける靴が扱いやすいです。

子どもの服は、ママの服より先に決める

子連れで行く面接では、子どもの服を先に決めると、ママの服が決めやすくなります。

子どもの服は、普段着に近い、動きやすいものにしてください。面接では子どもの様子を見るために、遊ばせたり歩かせたりすることがあります。よそ行きの服で動きにくいと、子どもが普段の様子を見せられません。

子どもの服が決まったら、その色を見て、ママの服をそれより少し落ち着いた色に寄せます。子どもが明るい色の服なら、ママは中間色。子どもが落ち着いた色なら、ママは少し明るい色を入れても構いません。二人で並んだときに、どちらかだけが目立たなければ十分です。

着替え、おむつ、飲み物、小さなおもちゃは、かばんに入れておきます。かばんは、肩に掛けて両手が空く形のものが、玄関で靴を脱ぐときに楽です。

どちらとも取れるとき|スーツかカジュアルか迷う5つの場面

ここまでの基本で決まらない場面があります。迷いやすい5つを挙げて、それぞれの決め方を置きます。

場面1:案内に「面接」とだけ書いてあって、形がわからない

案内に面接とだけあって、椅子なのか床なのか、子連れなのかがわからないことがあります。

この場合は、床に座る前提で選んでください。床に座れる服は椅子でも困りませんが、椅子のための服は床で困ります。パンツか、正座して膝が隠れる丈のスカートにして、上はきれいめのニットかシャツ。それで椅子の面接になっても、場違いには見えません。

案内に持ち物として上履きや子どもの着替えが書いてあれば、ほぼ床に座る面談です。

場面2:認可外や企業の保育施設で、説明会を兼ねた面接がある

施設によっては、説明会と面接を同じ日に行うことがあります。説明会では椅子に並んで座り、そのあと個別に面接という流れです。

この場合は、椅子に長く座ることを考えて、少しだけきちんとした方向に寄せても構いません。ニットのジャケットや、柔らかい素材のジャケットを足すと、説明会の場にも合います。ただ、そのあと子どもを連れて個別の部屋に移るなら、下はパンツにしておくほうが安心です。

場面3:役所の窓口での面接

申込のときに、役所の窓口や会議室で家庭状況を聞かれる面接は、椅子で、子どもを連れていかないことも多いです。

この場合は、仕事に行くときの服に近いきれいめで構いません。スカートでもパンツでも、椅子に座る前提で選べます。ただ、子どもを連れていくなら、待合で子どもが動き回ることを考えて、やはり動ける服にしておいてください。

場面4:慣らし保育の初日と面談が同じ日

内定後の面談と慣らし保育の初日が同じ日になることがあります。面談のあと、子どもと一緒に保育室で過ごす時間があるかもしれません。

この場合は、面談の服というより、子どもと一緒に保育室で遊ぶ服で考えてください。汚れても構わない、洗える服。床に座って子どもと遊ぶ時間が長いので、パンツ一択です。上は、子どもが顔をうずめても肌触りのいいニットか、綿のシャツが楽です。

場面5:兄弟が在園していて、顔見知りの先生との面談

上の子が同じ園に通っていて、先生とすでに顔見知りなら、普段の送り迎えの格好に近くて構いません。

ただ、普段の送り迎えが部屋着に近い格好なら、面談の日は少しだけ整えると、話が切り替わります。上を襟のあるシャツにする、靴下を新しいものにする、それくらいで十分です。

パパが一緒に行くとき、二人の差をどう揃えるか

面接にパパが一緒に行く場合、二人の格好の差が気になることがあります。

揃える基準は、二人が同じ段階にいることです。パパが仕事のスーツで、ママが部屋着に近いと、差が目立ちます。逆に、ママがきちんとしたワンピースで、パパがパーカーでも同じです。

一番揃えやすいのは、二人とも「きれいめのカジュアル」にすることです。パパは襟のあるシャツか無地のニットに、チノパンかきれいめのパンツ。ママは上に書いたとおりの組み方。色は、二人とも中間色か暗めの色に寄せると、並んだときにまとまります。

パパが仕事帰りでスーツになる場合は、ママを少しだけきちんとした方向に寄せます。ニットのジャケットを足す、ブラウスを襟のあるものにする、それくらいで差は縮まります。

育休中・仕事帰り・妊娠中、それぞれの場合

育休中で、手持ちの服が普段着ばかり

育休中で、手持ちの服がほとんど普段着になっていることがあります。新しく買い足さなくても、次の順で組めます。

まず、手持ちで一番色の落ち着いたパンツを選びます。次に、無地で首に沿った襟のニットか、襟のあるシャツを1枚。最後に、靴下を新しいものに替える。これで、面接に必要な落ち着きはほぼ出ます。

体型が産前と変わっていて、以前の服が合わない場合は、無理に以前のサイズを着ないでください。床に座ったり抱き上げたりする場で、きつい服は動くたびに気になります。今の体に合う服のほうが、ずっと落ち着いて見えます。

仕事帰りにそのまま行く

仕事帰りに面接に行くなら、通勤の服で構いません。働きながら預けたい家庭の面接なので、仕事の服で来るのは自然です。

気をつけるのは、床に座る場合の丈と、上着を脱いだあとの中の服です。タイトスカートの日は、膝に掛けるストールを1枚かばんに入れておきます。ジャケットの下が袖の短いブラウスなら、カーディガンを1枚足しておきます。

妊娠中に、上の子の面接に行く

妊娠中に上の子の面接に行く場合は、お腹を締めつけない服で、床に座るのがつらければ、椅子を借りられるか先に聞いておいてください。

服は、ウエストがゴムのパンツか、ゆとりのあるワンピース。上は、前かがみになりにくいので、胸元の開きよりも、お腹まわりにゆとりがあるかを優先します。

面接で聞かれることと、服が関わる時間

保育園の面接や面談で聞かれることは、園や自治体によって違いますが、だいたい次のような内容です。

  • 家庭の状況、保育が必要な理由、勤務の曜日と時間
  • 送り迎えをする人、迎えが遅れたときの連絡先
  • 子どもの生活リズム、睡眠、食事、離乳食の進み方
  • アレルギーや既往のこと、普段の体調
  • 家での遊び方、好きなもの、苦手なこと

この中で、服が関わってくるのは、話の内容そのものではなく、話している間の手と体の動きです。

書類を書く手元

面談の途中で、書類に記入したり、園の資料に目を通したりする時間があります。机の上で書くこともあれば、膝の上のクリップボードで書くこともあります。

このとき、袖口が広い服や、手首にかかる長い袖は、書くたびに紙をこすります。袖口が手首で止まる服か、袖をまくって留められる服だと、書く時間に気が散りません。

膝の上で書く場合は、膝の上が平らになる服が楽です。床に正座して膝の上で書くと、スカートの布がたるんで、紙が安定しないことがあります。パンツなら、膝の上がそのまま机になります。

子どもの様子を見てもらう時間

面談では、子どもを遊ばせて、その様子を先生が見る時間があることがあります。おもちゃを渡す、子どもの手を引いて歩かせる、名前を呼ばれて振り向くかを見る。そのたびに、ママは前かがみになったり、床に手をついたりします。

この時間、ママが服を気にしていると、子どもも落ち着きません。前に書いた3つの試し方をしておけば、この時間に手が服に行くことはなくなります。

授乳やおむつ替えが入るとき

月齢の低い子を連れていくと、面談の途中で授乳やおむつ替えが要ることがあります。授乳がある時期なら、前開きのシャツや、裾から持ち上げられるニットにして、上に羽織りを1枚足しておくと、場所を借りたときに慌てずに済みます。おむつ替えは床で行うことが多いので、ここでも膝をついて前かがみになれる服が役に立ちます。

秋冬の天気と、移動の手段で変えるところ

服は、園までどうやって行くかでも変わります。秋冬は天気が崩れやすく、同じ服でも移動のしかたで困るところが違います。

抱っこ紐で行く

抱っこ紐で子どもを抱いて行く場合、到着して抱っこ紐を外したあとの服を考えておいてください。

抱っこ紐の肩ベルトや腰ベルトは、上の服を押さえつけます。外したあと、ニットの肩にベルトの跡が残ったり、シャツの裾がたくし上がって皺になったりします。目の詰まった、しっかりした編み地のニットや、皺になりにくい素材のシャツなら、跡が残りにくいです。毛足の長いニットは、ベルトでこすれて毛羽立つことがあるので、抱っこ紐の日は避けたほうが無難です。

上着は、抱っこ紐の上から羽織れる大きさのものか、抱っこ紐ごと覆えるケープのようなものにします。到着したら、上着を脱いで、抱っこ紐を外して、子どもを下ろして、靴を脱ぐ。玄関でこの順番になるので、上着は前のボタンが少なく、片手で脱げるものが楽です。

自転車で行く

自転車で行くなら、スカートは避けてパンツにしてください。風でスカートが広がると、片手で押さえながらの運転になります。パンツの裾が広すぎるとチェーンに触れることがあるので、裾がすっきりした形のものか、裾を留められるものにします。

秋冬の自転車は、風で体が冷えます。上着はウエストまで覆う丈で、首元を閉じられるものにしておくと、着いてすぐ面談が始まっても、体が冷えきっていません。到着したら、手袋と帽子を外して、髪を整える時間を1分とっておくと、落ち着いて部屋に入れます。

雨の日

雨の日は、裾の濡れと、傘を閉じる手間が加わります。

パンツの裾が地面に近いと、雨の日は裾が濡れます。雨予報の日は、くるぶしが少し見える丈のパンツにするか、裾を一折りしておきます。靴は、雨が染みにくい素材のものにして、念のために替えの靴下を1足かばんに入れておきます。靴の中が濡れると、玄関で靴を脱いだときに靴下も湿っています。

ベビーカーで行く場合は、雨よけのカバーをかけたまま玄関まで行くことになるので、上着は濡れても目立ちにくい暗めの色のほうが安心です。

寒い朝と、暖房の効いた部屋

秋の終わりから冬にかけては、外の寒さと部屋の暖かさの差が大きくなります。保育園の部屋は、子どものために暖かく保たれていることが多く、外の寒さに合わせて厚手のニットを着ていくと、面談の途中で汗をかきます。

中を薄手のニットとカーディガンの2枚にしておき、部屋で暑ければカーディガンを脱ぐ。この組み方なら、寒い朝にも暖かい部屋にも合わせられます。

当日の朝に崩れやすいところ

当日の朝は、子どもの支度で時間がなくなります。前日のうちに、次のことを済ませておくと安心です。

  • 着ていく服を全部出して、正座・前かがみ・抱き上げの3つを試しておく
  • 靴下を新しいものにして、靴と一緒に玄関に出しておく
  • 子どもの服と着替えを1組、かばんに入れておく
  • 上着を決めて、脱いで片腕に掛けられるかを試しておく

当日の朝、子どもが服を汚したり、ぐずって予定が狂ったりしても、ママの服が前の晩に決まっていれば、慌てずに済みます。

もし当日になって服が汚れたら、上を替えるだけで構いません。予備に、無地のカーディガンを1枚かばんに入れておくと、汚れた上から羽織って隠せます。

手持ちで組む3つの例

最後に、手持ちの服で組める例を3つ置きます。どれも、床に座る・抱き上げる・靴を脱ぐの3つを試して引っかからない組み方です。

例1:秋の初め、床に座る面談

  • 上:オフホワイトの薄手のクルーネックニット
  • 下:ネイビーのストレートパンツ、くるぶしが隠れる丈
  • 上着:ベージュの薄手のジャケット
  • 足元:ネイビーの無地の靴下、甲の浅いローファー

例2:冬の始まり、説明会を兼ねた面接

  • 上:グレージュのハイゲージニットに、同じ色のカーディガン
  • 下:チャコールのワイドパンツ
  • 上着:ネイビーのウールコート
  • 足元:チャコールの無地の靴下、脇にファスナーのある短いブーツ

例3:仕事帰りの面接

  • 上:白いシャツ、第一ボタンまで留める
  • 下:黒のテーパードパンツ
  • 上着:通勤用のジャケット、その下にグレーのカーディガン
  • 足元:黒の無地の靴下、通勤用のパンプス

どの例も、色は上を明るく、下を暗くして、全身を同じ明るさにしていません。秋冬の面接は、この組み方を基本に、季節に合わせて上着の厚さを変えていけば足ります。

入園式の服を同じ時期に考えている場合は、入園式スーツの色の選び方や、保育園の入園式のママの服装も参考にしてください。面接の服と入園式の服は、求められるものが違います。面接は動ける服、入園式は写真に残る服です。入園後の行事については、秋の保育園の運動会のママの服装にまとめています。

よくある問い

Q. 保育園の面接に、スーツで行くと浮きますか
浮くというより、動きにくくて困ることのほうが多いです。保育園の面接や入園前の面談は、園の一室で床やマットに座って話すことがよくあり、その間に子どもが動き回ったり、抱っこをせがんだりします。スーツのスカートで正座をすると膝上が大きく出ますし、ジャケットは腕を上げると肩が突っ張ります。ジャケットを着たいなら、ニットのジャケットやノーカラーの柔らかいものにして、下はパンツにしてください。それなら面接の格好としても落ち着いて見え、床に座っても困りません。
Q. ジーンズで行ってもいいですか
色の濃い、色落ちや破れのないものなら、上をきれいめにすることで成り立ちます。ただ、面接は家庭の様子を聞かれる場なので、普段着そのものに見えるより、少しだけ整えた格好のほうが話しやすくなります。迷うなら、ジーンズの代わりに同じ形の黒や紺のパンツにしてみてください。動きやすさは同じで、印象は一段上がります。ジーンズにするときは、上を襟のあるシャツや無地のニットにして、靴下を新しいものにしておくと、靴を脱いだあとも落ち着いて見えます。
Q. 子どもは何を着せていけばいいですか
普段園で過ごすときに近い、自分で動ける服にしてください。面接では、子どもの様子や発達を見るために、おもちゃで遊ばせたり歩かせたりすることがあります。よそ行きのワンピースやタイツで滑りやすい格好にすると、子どもが普段どおりに動けません。上下に分かれた服、滑りにくい靴下、着替え一式をかばんに入れておけば十分です。ママの服は、子どもの服の色を見てから、それより少し落ち着いた色に寄せると、並んだときにまとまります。
Q. 仕事帰りにそのまま行く場合、通勤の服で大丈夫ですか
通勤の服で大丈夫です。むしろ働きながら預けたい家庭の面接なので、仕事の服で来ること自体は自然に受け取られます。気をつけるのは、床に座ったときの丈と、ジャケットを脱いだあとの中の服です。タイトスカートの日は、膝に掛けるストールを1枚かばんに入れておいてください。ジャケットの下が袖の短いブラウスや、肩の出る形なら、カーディガンを1枚足しておくと、上着を脱いでも落ち着きます。

— メグラシ編集部

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メグラシ編集部/読了 20分

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