メグラシ
着こなす

胸の大きさの測り方|ブラを買う日と服を買う日で、測る所を変える

メグラシ編集部//読了 11分
木の机の上に、たたんだ生成りのニットと淡いベージュのブラ、目盛りの面を伏せて丸めた布のメジャーが置かれている

胸の大きさを測る前に、何を買うために測るのかを決めてください。カップ表記のブラを買うなら、必要なのはアンダーとトップの「差」です。S・M・L表記のノンワイヤーやカップ付きインナーなら、トップの数字1つで足ります。ニットやシャツ、コートを買うなら、サイズ表に書かれている数字と同じ種類の数字を出します。

つまり、同じメジャーで測っても、見る数字は買う物ごとに違います。ブラ用に測った数字をそのまま服のサイズ表に当てると、ゆとりの分だけずれます。服用の感覚でブラを選ぶと、アンダーが合わずに背中がずり上がります。

迷ったら、いま手に取っている物の表記を見てください。「C70」のようにアルファベットと数字なら差を出す、「M」なら外周1つ、「9号」や「バスト86」と書いた服なら、その数字が体の寸法か服の寸法かを先に見分けます。ここまで決まれば、測るのは2か所で済みます。

買う物で、測る所は3つに分かれる

まず、自分がどれに当てはまるかを決めます。表は答えではなく、どの数字を出すかの分かれ目です。

買う物表記の例出す数字ずれやすい所
カップ表記のブラC70・D65 などアンダーと、トップとの差差を1cm読み違えると、カップが半分ずれる
S・M・L表記のインナーM・L などトップ(とアンダーの確認)トップは合っても、アンダーが大きく外れる人がいる
服(ニット・シャツ・コート)9号・M・バスト86 などサイズ表と同じ種類の数字ヌード寸法か仕上がり寸法かの取り違え

3つのうち、いちばん間違いが起きやすいのは服です。サイズ表の数字が体を測った寸法なのか、服を平らに置いて測った寸法なのかで、比べ方が10cm近く変わるからです。

測る前にそろえる3つ

どれを買う場合でも、測る条件をそろえておくと、次に測ったときと比べられます。

ひとつめは、着けるブラです。服を買うときは、その服の下にふだん着けるブラを着けます。ブラを買うときは、ワイヤーが曲がっていない、締めつけの弱いブラを着けるか、締めつけのない薄いキャミソールの上から測ります。何も着けずに測ると、胸の位置が下がって、トップが実際より低い所で測れてしまいます。

ふたつめは、姿勢です。まっすぐ立って、腕は体の横に下ろし、息を吐ききった所で読みます。胸を張ると外周が1〜2cm大きく出ます。

みっつめは、メジャーです。服を作るときに使う、布やビニールの柔らかいメジャーを使います。金属の巻き尺は体に沿わないので、胸の丸みの分だけ短く出ます。

カップ表記のブラを買う日:アンダーと差を出す

カップ表記のブラは、アンダーの数字とカップのアルファベットの2つでできています。カップは胸の大きさではなく、トップとアンダーの差を表しています。差が約10cmでAカップ、そこから2.5cm増えるごとにB、C、Dと1つずつ上がっていく目安です。

測る順番は、アンダーが先です。胸のふくらみのすぐ下、ブラのワイヤーが当たる線にメジャーを水平に回し、息を吐いた所で読みます。このとき、メジャーが背中側で下がっていないかを鏡で確かめます。背中側が下がると、アンダーが大きく出ます。

次にトップです。胸のいちばん高い所を通るように、背中側は肩甲骨の下を通して水平に回します。締めずに、胸の形が変わらない程度に添わせて読みます。

薄いキャミソールの上から、柔らかいメジャーを胸の下の線に水平に回し、胸の前で両手で端を合わせている手元
アンダーは、ワイヤーが当たる線を水平に一周させてから読みます。差を出す測り方は、ここが1cmずれるとカップが半分ずれます。

差を出したら、端数の扱いを決めます。差がちょうど2つのカップの間に来たときは、後の「どちらとも取れるとき」の章で決め方を書いています。測り方そのものの細かい手順、カップが浮く人と食い込む人で測り直す場所を変えるやり方は、バストサイズの測り方|カップが浮く人と食い込む人で姿勢を変えるにまとめてあります。

S・M・L表記のインナーを買う日:トップ1つと、アンダーの確認

ノンワイヤーのブラ、カップ付きのキャミソールやタンクトップ、ナイトブラの多くは、S・M・Lで売られています。この表記は、カップの差ではなく、トップの外周の幅で区切られていることがほとんどです。

ですから、出す数字は基本的にトップ1つです。パッケージやサイズ表の「バスト」の幅に、自分のトップが入るものを選びます。

ただし、アンダーも1回だけ確かめてください。S・M・L表記はトップとアンダーが平均的な差であることを前提に作られています。トップに対してアンダーが細い人は、トップで選ぶと胸の下の帯がゆるくて上にずれます。反対に、アンダーがしっかりしていてトップとの差が小さい人は、帯が食い込みます。

トップとアンダーの差S・M・L表記で起きやすいこと選び方
10cm未満帯は合うが、胸の部分が余ってしわになるトップの幅で選び、カップ部分の薄いものにする
10〜15cmおおむね表記どおりに合うトップの幅で選ぶ
15cmを超える帯が合っても胸が押さえつけられるトップの幅で1つ上を試し、帯の調整ができるものを選ぶ

運動の日に着けるスポーツブラも、S・M・L表記が多い分類です。運動の種類で支える強さが変わるので、選び方はスポーツブラの選び方|足が浮く運動かどうかで、支える強さを決めるを見てください。

服を買う日:サイズ表の「ヌード寸法」と比べる

服のサイズ表で、まず探すのは数字ではなく、その数字の名前です。「ヌード寸法」「身体寸法」「適応サイズ」と書いてあれば、その服を着る人の体の寸法です。自分のトップバストを、そのまま当てはめて構いません。

号数で売られている服は、この体の寸法で区切られていることが多く、目安は9号でバスト83cm前後、11号で86cm前後と、号が1つ上がるごとに3cmずつ大きくなります。自分のトップがどの号の幅に入るかで選びます。

このとき、トップは服の下に着けるブラで測った数字を使います。ブラを買う日に、キャミソールの上から測った数字を流用しないでください。ブラで胸の位置が上がると、トップの外周は1〜2cm変わることがあります。

生成りの細い編みのニットを着た女性の鎖骨から膝までで、胸のあたりに横じわが出ずに生地がまっすぐ落ちている
服を買う日は、その服の下に着けるブラで測った数字を使います。胸に横じわが出ないかが、数字が合っているかの答えです。

「仕上がり寸法」しか無いときは、ゆとりを足して比べる

通販のサイズ表や、平置きで測った寸法が載っている服では、「仕上がり寸法」「製品寸法」「身幅」と書かれていることがあります。これは服そのものの大きさです。自分の体の数字と直接比べると、どの服も大きく見えてしまいます。

この場合は、自分のトップにゆとりを足してから比べます。足す量は服の種類で変わります。

服の種類トップに足すゆとりの目安少ないと起きること
薄手のブラウス・シャツ6〜8cmボタンの間が開く
ニット・カットソー8〜10cm(伸びる編みは少なめでよい)胸に横じわが出る
ジャケット10〜12cm前を閉めると腕が上がらない
コート12〜16cm(中にニットを着るなら多め)前を閉めると胸だけが張る

「身幅」は平置きの片面の幅なので、2倍にしてから比べます。身幅50cmなら、仕上がりの胸囲は約100cmです。

ぴったりした服を選びたい日の境目は、タイトな服の境目|バスト+4cm・ヒップ+2cm、似合わないときに、体に沿わせるときの下限を書いています。

ブラを替えたら、服のバストも測り直す

ブラのサイズを測り直して、カップや形が変わったときは、服のサイズも動きます。とくに、アンダーが合っていなかったブラから合うブラに替えると、胸の位置が上がって、トップの外周がわずかに増えることがあります。

これまで9号で前が閉まっていたブラウスが、ブラを替えたら胸の所で引っ張られる、ということが起きるのはこのためです。服が小さくなったのではなく、胸の高さと前への出方が変わっています。

ブラを替えた日は、そのブラを着けてもう一度トップだけ測り、メモの数字を書き換えておいてください。服を選ぶときの数字は、いつも「今着けているブラの上から」です。

どちらとも取れるとき:2つのサイズの境目にいる

測った数字が、ちょうど2つのサイズの間に来ることがあります。ここは買う物ごとに決め方を変えます。

ブラのアンダーが境目にいるとき、たとえば67cm前後で65と70の間にいる場合は、いま持っているブラのホックで決めます。一番外側のホックで留めて苦しくないなら65、外側でもきついなら70です。ホックは着けているうちに伸びるので、新しいブラは一番外側で合うものを選び、伸びたら内側へ移していくと長く使えます。

カップが境目にいるとき、差が13.5cm前後でBとCの間にいる場合は、今のブラを着けたときの上の縁を見ます。縁が浮いて隙間が空くなら小さい側、縁が胸に食い込んで段ができるなら大きい側です。どちらも起きていないなら、ワイヤーの形が丸いものは小さい側、横に広いものは大きい側が合いやすい傾向があります。

服が境目にいるときは、季節と中に着る物で決めます。秋冬に着る服ほど、大きい側に倒します。ニットの上に重ねるカーディガン、厚手のニットを中に着るコートは、境目なら大きい側です。反対に、一枚で着る薄手のブラウスは、肩幅が合う側を優先して、胸が張らないかを試着で確かめます。

秋冬の服で、サイズのずれが出る所

秋冬は、服のバストのずれが見えやすい季節です。重ねる枚数が増えるので、外側の服ほど胸まわりにゆとりが要ります。

ずれが出やすいのは3か所です。ひとつは、コートの前を閉めたときの胸のボタンの間。ふたつめは、ニットの胸の横じわ。みっつめは、ジャケットを着て腕を前に伸ばしたときの背中の突っ張りです。

駅の改札前で、グレーのウールコートの前をボタンで留めた女性の胸元から膝まで、前の打ち合わせがまっすぐ閉じている
コートはニットの上から着る前提で選びます。胸のボタンの間が開かない所まで、仕上がり寸法にゆとりが要ります。

この3か所のどれかが出る服は、トップの数字に対して、ゆとりが足りていません。服のサイズを上げるか、中に着る物を薄くするかのどちらかで直します。中に着る物を変えたくないなら、次から服を選ぶときに、コートは足すゆとりを多め、ニットは伸びる編みを選ぶ、というように数字の側で調整します。

一人で測るときに、ずれやすい所

一人で測るときにいちばんずれるのは、背中側のメジャーの高さです。前は見えても、背中は見えません。背中側が下がると、アンダーもトップも大きく出ます。

鏡に背を向けて、首だけ振り返って確かめる方法もありますが、姿勢が崩れます。おすすめは、メジャーを先に背中側で水平にしてから、両脇で持ち替えて前に回すやり方です。胸の形によってメジャーを当てる位置を変えるやり方は、胸のサイズ測り方 ひとりで|離れ胸か下向きかでメジャーの位置を分けるに詳しく書いています。

もう1つずれやすいのは、読む瞬間です。息を吸った所で読むと、アンダーが2〜3cm大きく出ます。3回測って、真ん中の数字を使ってください。

測った数字を残しておく

測った数字は、日付と、何を着けて測ったかと一緒に残しておきます。たとえば「アンダー68、トップ82(キャミソールの上)」「トップ84(いつものブラの上)」のように、2つの条件で分けて書きます。

2つの数字を分けておくと、ブラを買う日と服を買う日で、どちらを見ればいいかがすぐ分かります。次に測ったとき、アンダーが動いたのか、トップが動いたのかも比べられます。

測り直すのは、ブラを買い替える前と、服のサイズに違和感が出たときで足ります。体重が動いたとき、授乳が終わったとき、運動を始めたり止めたりしたときも、時期に関係なく測り直してください。

まとめ:買う物の表記が、測る所を決める

胸の大きさを測るときは、先に買う物の表記を見ます。アルファベットと数字のブラなら差、S・M・Lならトップとアンダーの確認、服ならサイズ表と同じ種類の数字です。

服は、ヌード寸法ならトップをそのまま、仕上がり寸法ならゆとりを足して比べます。境目にいるときは、ブラはホックの位置とカップの縁、服は季節と中に着る物で決めます。数字は、何を着けて測ったかと一緒に残しておけば、次の買い物で迷いません。

よくある質問

Q. 胸の大きさは、ブラを着けて測りますか、外して測りますか 買う物で変わります。カップ表記のブラを買うときは、形の崩れていない、締めつけの弱いブラを着けた状態か、薄いキャミソールの上から測ります。服を買うときは、その服の下にふだん着けるブラを着けて測ります。

Q. 服のサイズ表にバストが1つしか書いていません 数字の近くに「ヌード寸法」とあれば、自分のトップをそのまま比べます。「仕上がり寸法」とあれば、自分のトップに服の種類ごとのゆとりを足してから比べます。どちらとも書いていなければ、トップより明らかに大きい数字は仕上がり寸法と考えて構いません。

Q. ブラのサイズが2つの間にいます アンダーが境目なら、今のブラを一番外側のホックで留めて苦しくないかで決めます。カップが境目なら、着けたときに上の縁が浮くか食い込むかで決めます。浮くなら小さい側、食い込むなら大きい側です。

Q. どれくらいの間隔で測り直せばいいですか ブラを買い替える前と、服のサイズが合わなくなったと感じたときで足ります。目安を置くなら半年に一度です。体重が動いたときや授乳が終わったときは、時期に関係なく測り直してください。

— メグラシ編集部

あわせて読みたい

バストサイズの測り方|カップが浮く人と食い込む人で姿勢を変える

着こなす

バストサイズの測り方|カップが浮く人と食い込む人で姿勢を変える

バストサイズは、いまのブラで「カップの上が浮く」か「縁が食い込む」かで、測るときの姿勢とメジャーを当てる位置を変えます。浮く人は前かがみでトップを、食い込む人は立って息を吐いてアンダーを測り直してください。1人で測るときの鏡の使い方と、2つの数字が割れたときの決め方まで。

メグラシ編集部/読了 11分
なで肩を女性らしく見せる|首が長いか短いかで襟と肩線を分ける

着こなす

なで肩を女性らしく見せる|首が長いか短いかで襟と肩線を分ける

なで肩は隠すものではなく、女性らしさの土台になります。ただし首が長いなで肩は女性らしさが出すぎて寂しく、首が短いなで肩は肩と首が一続きの坂に見えて重くなりがちです。耳たぶの下から肩の線まで指が何本入るかで分けて、秋冬のニットとコートの襟、肩線の位置、布の重さまで決めます。

メグラシ編集部/読了 10分
赤ニットコーデ ぽっちゃり|胸が厚いか腰が厚いかで赤の置き方を分ける

着こなす

赤ニットコーデ ぽっちゃり|胸が厚いか腰が厚いかで赤の置き方を分ける

ぽっちゃり体型で赤いニットを着るとき、正解は体の厚みがどこにあるかで逆になります。胸や二の腕に厚みがある人は赤の面を縦に割り、腰や腿に厚みがある人は赤を上にそのまま置いて裾の高さだけを決めます。お腹まわりの人、どちらとも言えない人の着方も、自分で測れる寸法で書きました。

メグラシ編集部/読了 11分
服がダサいと感じるとき|鏡で見る4つの順番と直し方

着こなす

服がダサいと感じるとき|鏡で見る4つの順番と直し方

服がダサいと感じるとき、理由はたいてい「サイズ・色の数・古い形・手入れ」の4つのどれかです。全身鏡で見る順番、原因別のチェック表、買い足す前にやること、年代別と季節別の見直し方を、手持ちの服を生かす前提でまとめました。

メグラシ編集部/読了 25分
60才からのファッション|通勤が終わった人は外出の回数で揃え直す

着こなす

60才からのファッション|通勤が終わった人は外出の回数で揃え直す

60才からのファッションで迷う人は、まず通勤が続いているか終わったかで分けてください。通勤が終わった人は、週に何回、誰と会うために出かけるかで手持ちを揃え直します。秋冬の上着とボトムの数を、外出の回数から決める方法をまとめました。

メグラシ編集部/読了 9分
お宮参りの祖父母の服装 50代|母親と祖父との差を1段ずつ決める

着こなす

お宮参りの祖父母の服装 50代|母親と祖父との差を1段ずつ決める

50代でお宮参りに祖母として出ると、母親と並んだときに姉妹のように見えるか、逆に普段の服が若作りに見えるか、どちらかの心配が出ます。答えは、母親との差と、隣に立つ祖父との差を1段ずつ決めること。格は母親と同じ段か半段下、色の明るさは母親より1段落とし、祖父より1段上げる。秋の終わりから冬の立ち上がりの境内で、コートをいつ脱ぐか、娘ではなく息子の妻が母親のときに何を聞くか、当日まで母親の装いがわからないときの用意のしかたまで。写真に残る並びから逆算して決める記事です。

メグラシ編集部/読了 12分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込