胸のサイズ測り方 ひとりで|離れ胸か下向きかでメジャーの位置を分ける

**胸のサイズをひとりで測るなら、先に自分の胸の形を2つのうちどちらか決めてください。**左右の頂点が離れている人は、メジャーを頂点の少し内側に通して背中で水平を保つ。頂点が下を向いている人は、直立と前かがみの2回測って大きいほうをトップにする。これだけで、毎回2〜3cmずれていた数字が1cm以内に収まります。
ひとりで測った数字がずれる原因は、メジャーの扱いが下手だからではありません。お店で測ってもらうときは、測る人が胸の形を見て通す位置を変えています。ひとりで測るときはそれができないので、教科書どおりに「いちばん高いところ」を通そうとして、形によっては外してしまうのです。
アンダーの測り方はどちらの形でも同じです。分かれるのはトップの測り方だけなので、この記事ではそこを厚く書きます。どちらとも取れる人の測り方も、後半で順に説明します。
結論:形を決めてから、トップの通し方を選ぶ
ひとりで測るときの分かれ目は、次の2つです。
| 見るところ | 離れている側 | 下を向いている側 |
|---|---|---|
| 左右の頂点の間 | 指4本ぶん以上あく | 指3本ぶん以内 |
| 横から見た頂点の高さ | 肩先と肘の中間あたり | 肩先と肘の中間より下 |
| トップの通し方 | 頂点の少し内側、背中は肩甲骨の下 | 直立と前かがみ45度の2回、大きいほう |
| 出やすいずれ | トップが小さく出る | トップの位置を外す |
表は形を決めるためだけのものです。カップの大きさは、このあとの手順で出した2つの数字の差で決まります。
測る前にそろえる3つ
形にかかわらず、次の3つがそろっていないと数字は落ち着きません。
ひとつめは、着ているもの。何も着けないか、パッドの無い薄い下着1枚にしてください。冬は厚手のインナーやパッド入りの下着を着たまま測りがちですが、それだけでトップが1〜2cm大きく出ます。
ふたつめは、部屋の暖かさ。寒い部屋では肩がすくみ、背中が丸まります。肩がすくむとメジャーの背中側が上にずれ、アンダーが小さく出ます。暖房の効いた部屋で、肩を一度上げてストンと落としてから測ってください。
みっつめは、鏡。ひとりで測るときにいちばんずれるのは、見えない背中側です。全身が映る鏡に横向きで立つか、手鏡を持って背中を映せるようにしておきます。
アンダーは、息を吐いた直立で測る
アンダーは胸のふくらみのすぐ下、ワイヤーが当たる線で測ります。どちらの形でも同じです。
- 鏡に正面を向いて、まっすぐ立つ
- メジャーを胸のすぐ下に回し、前で交差させる
- 鏡で背中側を見て、床と平行になっているか確かめる
- 息を軽く吐いたところで、食い込ませずに数字を読む
背中側が見えにくいときは、メジャーを前で交差させたまま、体ごと90度ずつ回って鏡に映すと確認できます。**アンダーは2回測り、差が1cm以内ならその平均を使います。**1cm以上違うときは、メジャーが斜めになっているので、3回目を測ってください。
離れている側|頂点の少し内側を通す
左右の頂点が指4本ぶん以上あいている人は、正面から見て胸が外へ流れています。この形で教科書どおりに「いちばん高い点」を探すと、メジャーが脇のほうへ逃げ、胸の間ではたるんで浮きます。結果として、トップが実際より1〜2cm小さく出ます。
測り方は次のとおりです。
- 鏡に正面を向いて立ち、両手で胸を軽く内側へ寄せる
- 寄せた状態で、頂点の位置に合わせてメジャーを回す
- 手を離し、メジャーが頂点より指1本ぶん内側に来るように前側を少し寄せる
- 背中側は肩甲骨の下の角に合わせ、床と平行にする
- 胸の間でメジャーが浮いていないかを見てから数字を読む
ポイントは、胸の間でメジャーが浮かないことです。浮いていると、その分だけ周りの長さを取りこぼします。指で胸の間のメジャーを軽く肌に沿わせ、そのまま読むと安定します。
離れている側の、背中のずれ
離れている人は、胸を寄せようとして肩が前に入りやすく、それにつられて背中側のメジャーが上へずれます。背中のメジャーが肩甲骨の上にかかると、トップがさらに小さく出ます。
鏡に横向きで立ち、メジャーの背中側が前側より上がっていないかを見てください。上がっていたら、肩を後ろに引いてから測り直します。前側と背中側の高さの差が2cm以内なら、ずれとしては気にしなくて大丈夫です。
下を向いている側|直立と前かがみの2回で測る
横から見て、頂点の高さが肩先と肘のちょうど中間より下にある人は、胸の重さが下へかかっています。この形で直立したまま測ると、頂点の位置がつかみにくく、メジャーが頂点の上を通ってしまうことがあります。
測り方は次のとおりです。
- 直立のまま、横向きで鏡を見て頂点の位置を確かめる
- 頂点を通るようにメジャーを回し、背中は床と平行にして1回目を読む
- 上半身を45度ほど前に倒し、胸が下へまっすぐ落ちた状態にする
- 胸がいちばん前に出たところを通して、2回目を読む
- 2つのうち大きいほうをトップにする
前かがみで測るのは、下着を着けたときに胸がカップへ収まる状態に近いからです。直立で測った数字だけを使うと、カップが小さすぎて上が食い込みます。
下を向いている側の、前かがみの角度
前かがみの角度が深すぎると、背中側のメジャーが肩甲骨の上へ滑り、逆に浅すぎると胸が前に落ち切りません。目安は、正面の鏡に自分の頭のてっぺんが映るくらいです。
角度が決まらないときは、テーブルや椅子の背に両手をついて体を支えてください。手を支えに使うと、メジャーを持つ手を1本ずつ動かすことになりますが、背中は安定します。メジャーは先に背中へ回しておき、前で端を合わせてから体を倒すと、ひとりでも扱えます。
直立と前かがみの差は、下を向いている人ほど大きく出ます。差が3cm以上あれば、前かがみの数字を使ってください。差が1cm以内なら、もともと下向きの度合いは小さいので、どちらを使っても大きくは変わりません。
どちらとも取れるとき|3回測って真ん中を使う
左右の頂点は指4本ぶんあいているけれど、頂点も肩先と肘の中間より下にある。あるいは、どちらの基準もぎりぎりで決めきれない。こういう人は少なくありません。ここがいちばん迷うところなので、順を追って書きます。
まず、次の3回を測ります。
- 直立で、頂点の少し内側を通す(離れている側の測り方)
- 前かがみ45度で、胸がいちばん前に出たところを通す(下を向いている側の測り方)
- 前かがみ45度のまま、頂点の少し内側を通す(両方を合わせた測り方)
3つの数字を並べ、真ん中の数字をトップにします。いちばん大きい数字と小さい数字の差で、そのあとの動き方を決めてください。
| 3回の差 | 決め方 |
|---|---|
| 1cm以内 | 真ん中の数字でそのまま決める |
| 1〜2cm | 真ん中の数字で決め、試着で1段階上も試す |
| 2cm以上 | 数字で決めきらず、試着で決める |
差が2cm以上あるのは、測り方より胸の形の影響が大きい人です。その場合は数字を候補として持ち、試着で決めるほうが早く合います。
左右で大きさが違うとき
左右で大きさが違うのは珍しいことではありません。ひとりで測ると、大きいほうに合わせるか小さいほうに合わせるかで迷います。
測るときは、メジャーを回したまま、左右それぞれの頂点にかかっているかを鏡で見てください。両方にかかっていれば、その数字をトップにします。どちらか一方しかかかっていないときは、かかっていないほうへメジャーを寄せて測り直します。
下着を選ぶときは、**大きいほうに合わせます。**小さいほうに合わせると、大きいほうが上から食い込み、そこから脇へ流れます。小さいほうに生まれたすき間は、取り外せるパッドを片側だけ入れて埋めると、外から見た左右の差もなだらかになります。
カップの大きさを出す
トップとアンダーの差で、カップの大きさが決まります。目安は次のとおりです。
| トップとアンダーの差 | カップ |
|---|---|
| 約10cm | A |
| 約12.5cm | B |
| 約15cm | C |
| 約17.5cm | D |
| 約20cm | E |
| 約22.5cm | F |
差がちょうど中間にあるときは、離れている側の人は大きいほうを、下を向いている側の人も大きいほうを先に試してください。どちらの形も、ひとりで測るとトップが小さく出やすいからです。
カップとアンダーの組み合わせがひと目で決まらないときは、バストサイズの測り方|カップが浮く人と食い込む人で姿勢を変えるで、いま着けている下着の困りごとから測り直す数字を選べます。
試着で数字を確かめる3つの動き
数字が出たら、試着で3つの動きをして確かめます。
両腕をまっすぐ上げる。アンダーのワイヤーやベルトが胸の下から上へずれなければ、アンダーは合っています。ずれるなら、アンダーを1段階小さくして試します。
前にかがむ。カップの上側から胸がこぼれたり、逆にカップの上が浮いたりしなければ、カップは合っています。こぼれるなら1段階大きく、浮くなら1段階小さくします。
深く息を吸う。脇や背中に強い食い込みが出なければ合格です。
一度に動かすのは、アンダーかカップのどちらか一方だけにしてください。両方を同時に変えると、どちらが原因で合わなかったのかがわからなくなります。
冬の服で、測った数字の差が出る場所
秋冬は薄手のニットや体に沿うタートルネックを着る日が増えます。下着のサイズのずれは、こうした服の上でいちばん目立ちます。
離れている側の人は、カップが小さいと脇から胸が外へ流れ、ニットの脇の下に段ができます。下を向いている側の人は、カップの上側が浮くと、薄いニットの胸の上に横じわが出ます。どちらも、測った数字で選び直すと消えることが多いところです。
体に沿う服での上半身の見え方は、ブラの位置で上半身の見え方が変わるでも詳しく書いています。
測り直すタイミング
ひとりで測るなら、季節の変わり目ごとに一度測り直すのがおすすめです。冬は厚手の服で姿勢が変わりやすく、春は薄着になってずれが見えやすくなります。
ほかにも、次のようなときは測り直してください。
- いまの下着を着けて、両腕を上げるとアンダーがずれる
- 前にかがむと、カップの上から胸がこぼれる
- 同じサイズで買い替えたのに、前の下着と着け心地が違う
測り直すときは、前回と同じ部屋・同じ時間帯・同じ姿勢で測ります。条件をそろえると、数字が変わったのか、測り方がずれたのかを見分けられます。
まとめ:形が通す位置を教えてくれる
ひとりで胸のサイズを測るときは、先に自分の形を見ます。左右の頂点が離れているなら、頂点の少し内側を通して背中を水平に。頂点が下を向いているなら、直立と前かがみの2回を測って大きいほう。どちらとも取れるなら3回測って真ん中を使い、差が2cm以上なら試着で決める。
数字はゴールではなく、試着に持っていく出発点です。自分の形に合わせて測った数字なら、試着で動かす幅は1段階で済みます。
よくある問い
- Q. ひとりで測ると毎回数字が違います。どれを信じればいいですか
- 同じ姿勢で3回測り、真ん中の数字を使ってください。最大と最小の差が1cm以内なら、その真ん中で十分です。2cm以上離れるなら、メジャーの背中側が傾いているか、胸の形に合わない位置を通しています。鏡に背中を映して、メジャーが床と平行かを先に確かめてください。
- Q. 胸が離れているのか下を向いているのか、自分でわかりません
- 鏡の前で両腕を下ろし、左右の頂点どうしの間を指で測ります。指4本ぶん以上あいていれば離れている側です。次に横を向き、頂点の高さが肩先と肘のちょうど中間より下にあれば下向きの側です。両方当てはまる人は、本文の「どちらとも取れるとき」の手順で測ってください。
- Q. 冬は厚手のインナーを着たまま測ってもいいですか
- 測らないでください。厚手のインナーやパッド付きの下着の上から測ると、トップが1〜2cm大きく出ます。何も着けないか、パッドの無い薄い下着1枚にして、暖かい部屋で測るのがいちばんずれません。寒くて肩がすくむと、アンダーが小さく出ることもあります。
- Q. 測った数字で買ったのに、合いませんでした
- 数字は出発点で、最後は試着で決めます。両腕を上げる、前にかがむ、深く息を吸うの3つの動きで、ワイヤーやベルトの位置がずれないかを見てください。ずれるなら、アンダーかカップのどちらか一方だけを1段階ずつ動かして試すと、原因が切り分けられます。
— メグラシ編集部





