ピラティスの服装|マシンかマットかで、上の丈と足元を選ぶ

**通うのは、マシンのレッスンですか、マットのレッスンですか。**予約の画面か、スタジオの案内を開いて確かめてください。まだ決めていないなら、体験で受けるほうで考えます。
ピラティスの服装は、ヨガやジムと同じ感覚で選ぶと、2つの場面で困ります。ひとつは、仰向けで脚を上げたときに、上の裾が胸のほうへずれてくること。もうひとつは、マシンのばねやベルトに、服のファスナーや飾りが当たることです。
どちらで困るかは、マシンのレッスンかマットのレッスンかで分かれます。この記事は、その分かれ道から服を選びます。
ヨガやピラティス全般の、前屈で裾が落ちない丈とレギンスの透けの測り方はヨガウェアの選び方にまとめてあります。ここでは、ピラティスに特有のところだけを扱います。
結論:マシンかマットかで、上の丈と足元が変わる
マシンとマットで、服を選ぶときに先に効く場所が違います。
| 選ぶところ | マシンのレッスン | マットのレッスン |
|---|---|---|
| 上の丈 | 腰骨にかかる、体に沿う丈 | 仰向けで脚を上げてもずれない丈 |
| 金具・ファスナー | ないものを選ぶ | あっても困りにくい |
| 下の形 | くるぶしまでのレギンス | レギンスか、裾の細いパンツ |
| 足元 | 滑り止め付きの靴下 | 素足か、滑り止め付きの靴下 |
| 髪 | 後頭部の出っぱりより下で結ぶ | 同じ |
マシンは「服がマシンに触れても困らないか」、マットは「仰向けで裾がずれないか」。この2つを先に確かめれば、あとは好みで選んで構いません。
早見表|マシンとマットで、先に確かめる7か所
レッスンの前に家で確かめておきたい場所を7つ並べました。◎はとくに効く場所、◯は確かめておきたい場所、△は気にしなくてよい場所です。
| 確かめる場所 | 確かめ方 | マシン | マット |
|---|---|---|---|
| 上の裾のずれ | 仰向けで両脚を上げて、裾の位置を見る | ◯ | ◎ |
| 金具・ファスナー・飾り | 服の表と裏を手でなでて数える | ◎ | △ |
| 背中の縫い目・留め具 | 仰向けで背中に当たるものを探す | ◎ | ◎ |
| レギンスの丈 | 立ってくるぶしの骨が出るかを見る | ◎ | ◯ |
| ウエストの高さ | 前屈してウエストが下がらないか | ◯ | ◎ |
| 足元 | 滑り止めの有無と、スタジオの決まり | ◎ | ◯ |
| 髪の結び目 | 仰向けで頭の下に当たらないか | ◎ | ◎ |
マシンは金具と足元、マットは裾とウエスト。背中の縫い目と髪は、どちらのレッスンでも仰向けの時間が長いので効きます。
マシンとマットは、何が違うのか
服の選び方が分かれる理由を、レッスンの中身から見ておきます。
| マシンのレッスン | マットのレッスン | |
|---|---|---|
| 使うもの | 寝台型の動く台、ばね、足や手を掛けるベルト、足を乗せるバー | 床に敷いたマット |
| 体が触れるもの | 台の表面、頭を乗せる台、肩を受ける当て | マット |
| 服が触れるもの | ばね、ベルト、金属の部品、台の縁 | マット |
| 仰向けの時間 | 長い | 長い |
| 脚を上げる動き | ベルトに足を掛けて上げる | 自分で上げて保つ |
| 人数 | 少人数のことが多い | 少人数から大人数まで |
マシンでは、服がばねやベルト、金属の部品に触れます。服に金具があると、台の表面を傷つけたり、ベルトに引っかかったりします。マットでは服が触れるのはマットだけなので、金具の心配は少なく、代わりに自分で脚を上げて保つ動きで、裾とウエストがずれやすくなります。
マシンの台は、前後に滑るように動きます。台の上で仰向けになり、足をバーに乗せて押すと、台がばねの力に逆らって動きます。このとき、台の縁や、台とばねのあいだに服の裾が入りこむことがあります。マシンのレッスンで裾の広い服を避けるのは、このためです。
マットのレッスンでは、マシンが支えてくれるぶんを、自分の体で支えます。脚を上げたまま保つ、背中を丸めて転がる、横向きで脚を持ち上げる。どれも服が重さで下にずれる動きです。マットでは、服がどちらへずれるかを、姿勢ごとに確かめておくと安心です。
先に確かめる①|スタジオの決まり
ピラティスのスタジオには、服装について決まりがあることがあります。初めて行くスタジオでは、予約のときに次の4つを確かめておくと、当日に困りません。
| 確かめること | よくある決まり | 用意するもの |
|---|---|---|
| 靴下 | マシンでは滑り止め付きの靴下を求める | 滑り止め付きの靴下 |
| 服の金具 | ファスナーやボタンのある服を避ける | 金具のない上下 |
| 小物 | 指輪や腕時計を外す | 小物を入れる小さな袋 |
| 更衣室 | あるか、ないか | ない場合は着て行く服 |
決まりがはっきり書かれていない場合でも、マシンのレッスンなら、滑り止め付きの靴下と金具のない服を用意しておけば、ほとんどのスタジオで困りません。
先に確かめる②|仰向けで脚を上げたとき、裾が何cmずれるか
ピラティスは、仰向けで脚を上げたり、背中を丸めて転がったりする動きが多くあります。そのとき上の裾は、重さで胸のほうへずれていきます。
家の床で、レッスンで着る上下を着て、確かめてください。
- 仰向けに寝て、上の裾の位置を指でつまんで覚える
- 両脚をそろえて、天井に向けてまっすぐ上げる
- そのまま10秒保ってから、裾がどこまでずれたかを見る
| ずれた長さ | 判定 | 対処 |
|---|---|---|
| 2cm以内 | そのまま使える | なし |
| 2〜5cm | マシンなら使える | 下にしまえるならしまう |
| 5cm以上 | 替えたほうがよい | 体に沿う丈か、短い丈に替える |
| 胸まで上がる | 替える | 体に沿う一枚を中に着る |
5cm以上ずれる上は、レッスンのあいだ何度も裾を直すことになり、動きに集中できません。マットのレッスンでは、脚を上げて保つ時間が長いので、とくに効きます。
先に確かめる③|金具・ファスナー・飾りを数える
マシンのレッスンに着て行く服は、表と裏を手でなでて、硬いものがいくつあるかを数えてください。
| 硬いもの | ある場所 | マシンでの困りごと |
|---|---|---|
| ファスナー | 上着の前、ポケット、背中 | 台の表面を傷つける、ベルトに当たる |
| ボタン、ホック | 前立て、ウエスト | 仰向けで背中や腰に当たる |
| 金属の飾り、鋲 | 胸元、腰まわり | ばねに当たる |
| 紐の先の金具 | ウエスト、フード | ベルトに絡む |
| 背中の留め具 | 中に着るものの背中 | 仰向けで当たる |
| フード | 上着の首の後ろ | 頭を乗せる台に重なる |
マシンのレッスンでは、硬いものが0個の服を選んでください。マットのレッスンでも、背中に当たるものは仰向けで気になるので、背中側だけは0個にしておくと楽です。
上|体に沿う丈か、下にしまえる丈か
上の一枚は、裾のずれを防ぐ方法で2つに分かれます。体に沿わせてずれにくくするか、裾を下にしまって動かないようにするかです。
| 上の形 | ずれ方 | 向いているレッスン |
|---|---|---|
| 体に沿う、腰骨にかかる丈 | ずれにくい | マシン、マット |
| 体に沿う、ウエストで止まる短い丈 | ずれる場所がない | マット |
| ゆったり、腰骨にかかる丈 | 胸までずれやすい | 避けたほうがよい |
| ゆったり、短い丈 | 少しずれる | 体に沿う一枚の上に重ねて |
| 下にしまえる長めの丈 | しまえばずれない | マシン、マット |
レギンスのウエストに裾をしまえる長さがあれば、ゆったりした上でも使えます。しまうときは、レギンスのウエストのゴムの内側に、指3本ぶん入れておくと、脚を上げても抜けてきません。
ウエストで止まる短い丈は、裾のずれがない代わりに、前屈やひねりでお腹まわりの肌が出ることがあります。気にならなければ問題ありませんし、気になる日は、ウエストの高いレギンスと組むと肌が出る幅が小さくなります。
上|袖の長さと、首元の形
袖と首元は、仰向けやうつ伏せのときに、マシンやマットとどう触れるかで選びます。
| 袖の長さ | 向き不向き |
|---|---|
| 袖なし | 腕がマシンの当てや台に直接触れる。汗で滑ることがある |
| 半袖 | どのレッスンにも合わせやすい |
| 長袖、体に沿う | 秋冬のスタジオでも冷えない。腕の動きを先生が見やすい |
| 長袖、ゆったり | 腕を上げたときに袖が肘まで落ちる |
| 首元の形 | 向き不向き |
|---|---|
| 丸首、体に沿う | どの姿勢でも動かない |
| 深いV字や広い襟ぐり | うつ伏せや前屈で胸元が開く |
| タートルネック | 首を丸める動きで顎に当たる |
| フード付き | 仰向けで頭の下に重なる |
秋冬は、体に沿う長袖の丸首がいちばん通しやすい組み合わせです。スタジオが暖かすぎる日は、袖を肘までまくれば調整できます。
下|レギンスの丈とウエストの高さ
下は、くるぶしまでのレギンスが基本です。丈とウエストの高さで、マシンとマットそれぞれの使いやすさが変わります。
| レギンスの丈 | マシン | マット |
|---|---|---|
| くるぶしの骨が出る丈 | 足をベルトに掛けやすい | 使いやすい |
| くるぶしを覆う丈 | 足首で布がたまり、ベルトに当たる | 使える |
| 足の甲までかかる丈 | 足を乗せるバーで滑る | 足裏に布がかかって滑る |
| 膝下の丈 | 使える。秋冬は脚が冷える | 使える |
| ウエストの高さ | 前屈や丸める動きで | 向いている人 |
|---|---|---|
| へその上まで | 下がりにくい | 上を短い丈にしたい人 |
| へその高さ | 少し下がる | どちらにも |
| へその下 | 前屈で下がりやすい | 上を下にしまわない人 |
くるぶしの骨が出る丈で、ウエストがへその高さ以上のレギンスなら、マシンにもマットにも使えます。レギンスの透けの確かめ方はヨガウェアの選び方で扱っています。
下|ゆったりした下を選ぶなら
レギンスに慣れていない人は、ゆったりしたパンツを選びたくなるかもしれません。マットのレッスンなら使えるものもありますが、形を選びます。
| 下の形 | 困りごと | 使えるか |
|---|---|---|
| 裾の細いゆったりしたパンツ | 脚を上げると裾が膝まで落ちる | マットなら使える |
| 裾の広いパンツ | マシンのばねやバーに裾が挟まる | 避ける |
| ゆったりした短いパンツ | 脚を上げると裾口が開く | 下にレギンスを重ねれば使える |
| レギンスの上に短いスカート状の布 | 布が台に広がる | マットなら使える |
ゆったりした下を選ぶなら、裾がすぼまっている形にしてください。裾の広いパンツは、脚を上げると裾が太ももまで落ちて、マシンではばねに挟まることがあります。
足元|滑り止め付きの靴下か、素足か
ピラティスでは靴は履きません。足元は、滑り止め付きの靴下か素足のどちらかです。
| 足元 | マシン | マット |
|---|---|---|
| 滑り止め付きの靴下 | 多くのスタジオで求められる | 秋冬の冷える床に |
| 素足 | 求められなければ可 | 多くのスタジオで可 |
| ふつうの靴下 | 台やバーで滑る | マットの上で滑る |
| 指の分かれた滑り止め付きの靴下 | 足指が開いて踏ん張りやすい | 同じ |
ふつうの靴下は、マシンの台やバーの上で滑ります。滑り止めのない靴下しかない日は、素足で受けられるか先に聞いておくと安心です。
靴下の丈は、くるぶしが出る短い丈か、くるぶしを覆う丈が合います。長い靴下はレギンスの裾と重なって、足首で布がたまります。
中に着るもの|胸元の支えと、背中の留め具
ピラティスは跳ぶ動きが少ないので、胸元の支えは強くなくて構いません。それより、仰向けで背中に当たるものがないかを確かめてください。
| 中に着るもの | 背中の当たり | 向き不向き |
|---|---|---|
| 背中に留め具のない、かぶるタイプ | 当たらない | 向いている |
| 背中に留め具があるもの | 仰向けで当たる | 避けたほうがよい |
| 背中で紐が交差するもの | 交差の結び目が当たることがある | 結び目の位置を確かめる |
| 胸元に当て布を入れるもの | 前屈で当て布がずれる | 縫い付けのものなら使える |
支えの強さの選び方はスポーツブラの選び方で、跳ぶ動きの有無から分けています。ピラティスは跳ばない側で選んでください。
髪|結び目の高さは、後頭部の出っぱりより下
ピラティスは、仰向けで頭を台やマットに乗せている時間が長いレッスンです。髪の結び目の位置を間違えると、頭の下で結び目が当たって、首の位置が決まりません。
後頭部を手で触って、いちばん出っぱっている場所を探してください。結び目は、そこより下にします。
| 結び目の位置 | 仰向けで | 向き不向き |
|---|---|---|
| 頭のてっぺん | 当たらない | 向いている |
| 後頭部の出っぱり | 真下に当たる | 避ける |
| 出っぱりより下、襟足 | 当たらない | 向いている |
| 横で結ぶ | 横を向くと当たる | 使える |
髪留めも、金属や硬いものは頭の下で当たります。やわらかいゴムで、出っぱりより下か、頭のてっぺんで結ぶと、どの姿勢でも気になりません。
外すもの|指輪・首飾り・時計・眼鏡
マシンのレッスンでは、小物が台やベルトに当たることがあります。マットのレッスンでも、手をついたり転がったりするときに当たります。
| 小物 | 困りごと | どうするか |
|---|---|---|
| 指輪 | バーやベルトを握るときに当たる | 外す |
| 首飾り | 仰向けで顔のほうへずれる | 外す |
| 腕時計 | 手をついたときに当たる | 外す |
| 耳飾り | 横向きで当たる | 小さなものだけにする |
| 眼鏡 | 仰向けや転がる動きでずれる | 外せるなら外す |
| 髪留めの飾り | 頭の下で当たる | 外す |
外した小物は、小さな袋に入れて、着替えと同じ袋にしまっておくと、レッスンのあとに置き忘れません。
色と生地|透けと、汗の色の出方
ピラティスは、ヨガやジムに比べて汗の量が少ないレッスンですが、仰向けで背中が台やマットに触れ続けるので、背中に汗がこもることがあります。
| 生地の色 | 汗の見え方 | 透けの出方 |
|---|---|---|
| 黒、紺 | 汗の色が出にくい | 透けにくい |
| 灰色、くすんだ中間色 | 汗で色が濃くなって見える | 中くらい |
| 白、明るい色 | 汗の色は出にくい | 前屈で透けやすい |
| 柄もの | 汗の色が出にくい | 柄で透けが分かりにくい |
灰色の上は、背中に汗の跡が出やすい色です。背中を見られることが気になるなら、黒や紺、柄のあるものにしてください。下のレギンスは、前屈やしゃがむ姿勢で透けないかを先に確かめます。
秋冬の行き帰り|スタジオは暖かく、外は冷たい
秋冬のピラティスは、スタジオの中と外の温度差が大きくなります。スタジオは暖かく保たれていることが多い一方、行き帰りの外は冷えます。
| 時間 | 着るもの | 気をつけること |
|---|---|---|
| 家を出るとき | レッスンの服の上に羽織りと、ゆったりした下 | 脱ぎやすいものを外側に |
| スタジオに着いたら | 羽織りと上の下を脱ぐ | 汗が冷える前に脱ぐ |
| レッスン中 | 体に沿う長袖、レギンス、靴下 | 暑ければ袖をまくる |
| レッスン後 | 汗を拭いてから羽織る | 背中の汗を先に拭く |
| 帰り道 | 首に巻くものを足す | 汗が冷える前に首を覆う |
レッスンのあとは、背中の汗を拭いてから羽織るだけで、帰り道の冷え方が変わります。行き帰りに寄り道をする日の組み方はジム行き帰りの服装も参考になります。
着て行くか、着替えるか
スタジオに更衣室があるか、レッスンの前後に寄る場所があるかで、着て行くか着替えるかが決まります。
| 条件 | 決め方 |
|---|---|
| 更衣室がない | レッスンの服を着て行き、上から羽織る |
| 更衣室がある、寄り道はない | 着て行っても、着替えてもよい |
| レッスンのあとに食事や買い物 | 着替える。替えの上を1枚持つ |
| 仕事の前後に通う | 着替える。仕事の服はしわになりにくいものを |
着て行く日は、レギンスの上に、脱ぎやすいゆったりした下を重ねて出かけると、行き帰りもレギンス1枚で歩かずに済みます。
持ち物|マシンの日とマットの日
レッスンの種類で、持ち物が少し変わります。
| 持ち物 | マシンの日 | マットの日 |
|---|---|---|
| 滑り止め付きの靴下 | 要る | あると冷えない |
| 汗拭きの小さな布 | 要る | 要る |
| 飲み物 | 要る | 要る |
| 髪を結ぶやわらかいゴム | 要る | 要る |
| 小物を入れる袋 | 要る | 要る |
| マット | スタジオにある | スタジオで借りられるか確かめる |
| 替えの上 | 寄り道する日 | 寄り道する日 |
初めてのレッスンの日
初めてのレッスンや体験の日は、どんな動きをするかが分からないので、どちらのレッスンにも合わせられる服にしておくと安心です。
| 選ぶところ | 初めての日の選び方 |
|---|---|
| 上 | 体に沿う長袖か半袖、腰骨にかかる丈、金具なし |
| 下 | くるぶしの骨が出る丈のレギンス、ウエストはへその高さ以上 |
| 足元 | 滑り止め付きの靴下 |
| 髪 | 出っぱりより下で、やわらかいゴムで結ぶ |
| 小物 | 全部外して袋に入れる |
| 色 | 黒か紺 |
この組み合わせなら、マシンでもマットでも困るところがありません。2回目からは、通うレッスンに合わせて少しずつ替えていけば十分です。
初めての日は、レッスンの前に先生から体の使い方の説明を受けることが多く、立ったまま背骨の並びや骨盤の向きを見てもらうこともあります。そのときに上が大きくゆったりしていると、先生は位置を見るために何度も声をかけ直すことになります。体に沿う上を選んでおくと、説明が短く済み、そのぶん動きの時間が増えます。
慣れてきたら替えるところ
何回か通うと、自分がよく受けるレッスンの動きと、服のどこが気になるかが分かってきます。最初の一組を基準に、気になった場所だけを替えていきます。
| 気になったこと | 替えるところ | 替え方 |
|---|---|---|
| 脚を上げると、裾がまだ少し上がる | 上の丈 | ウエストで止まる短い丈か、しまえる長い丈へ |
| 前屈でウエストが下がる | レギンスのウエスト | へその上まである高いものへ |
| 足首で布がたまる | レギンスの丈 | くるぶしの骨が出る丈へ |
| スタジオが暑い | 袖 | 半袖か、まくりやすい袖へ |
| 背中に汗がこもる | 生地 | 薄手で乾きやすいものへ |
| 足の指が滑る | 靴下 | 指の分かれた滑り止め付きへ |
一度に全部を替えずに、1回のレッスンで1か所だけ替えると、何が効いたかが分かります。気になる場所がなくなったら、それがその人にとってのピラティスの一組です。
どちらとも取れるとき①|マシンとマットの両方に通う
マシンとマットの両方に通うなら、厳しいほうの条件に合わせて選びます。マシンの条件である金具なしと滑り止め付きの靴下、マットの条件である裾のずれ2cm以内を、両方満たす服です。
| 選ぶところ | 両方に通うときの基準 |
|---|---|
| 上 | 体に沿う、腰骨にかかる丈、裾のずれ2cm以内 |
| 金具 | 0個 |
| 下 | くるぶしの骨が出る丈のレギンス |
| 足元 | 滑り止め付きの靴下 |
マシンとマットで服を分けるより、両方に使える一組を2〜3組持つほうが、洗い替えも回しやすくなります。
どちらとも取れるとき②|体に沿う服に慣れていない
体に沿う服に慣れていない人は、ピラティスの服を選ぶときに迷うはずです。体に沿う服をすすめるのは、裾がずれないことと、先生が背中や腰の位置を見て声をかけやすいからで、見た目のためではありません。
慣れていない日は、体に沿う一枚を中に着て、その上に薄手で短い丈のゆったりした一枚を重ねる方法があります。上の一枚は、腰骨より上で止まる丈なら、マシンにもマットにも引っかかりません。下は、レギンスの上に裾のすぼまった薄いパンツを重ねる方法もあります。
| 重ね方 | マシン | マット |
|---|---|---|
| 体に沿う上に、短い丈のゆったりした上 | 使える | 使える |
| レギンスに、裾のすぼまった薄いパンツ | 裾が細ければ使える | 使える |
| 体に沿う上に、長い丈のゆったりした上 | 裾がばねに当たる | 脚を上げるとずれる |
どちらとも取れるとき③|ヨガのウェアをそのまま使えるか
すでにヨガのウェアを持っているなら、多くはピラティスにもそのまま使えます。確かめるのは2か所だけです。
| 確かめる場所 | そのまま使える | 替えたほうがよい |
|---|---|---|
| 金具 | 0個 | ファスナーや飾りがある(マシンの日) |
| 上の裾 | 仰向けで脚を上げてもずれ2cm以内 | ゆったりした上で、5cm以上ずれる |
ヨガのウェアは、前屈で裾が落ちないかを基準に選ばれていることが多く、ピラティスの仰向けの動きでは別の方向にずれます。同じ服でも、仰向けで脚を上げて確かめ直すだけで、使えるかどうかが分かります。
よくある行き違い
| よくある思い込み | 実際に起きること |
|---|---|
| ヨガの服ならピラティスにもそのまま使える | 金具と裾のずれの2か所を確かめないと、マシンで困ることがある |
| ゆったりした服のほうが動きやすい | 仰向けで脚を上げると、裾が胸までずれる |
| ふつうの靴下でも滑らない | マシンの台やバーの上では滑る |
| 髪は高い位置で結べば邪魔にならない | 後頭部の出っぱりの高さだと、仰向けで頭の下に当たる |
| 汗をかかないから生地は何でもよい | 仰向けで背中に汗がこもり、灰色は跡が出やすい |
| 秋冬もレッスンの服だけで行き帰りできる | 外との温度差が大きく、汗が冷える前に羽織りが要る |
装いに活かすなら
ピラティスの服を選ぶ前に、マシンのレッスンかマットのレッスンかを確かめて、家の床で仰向けになって脚を上げてみてください。裾のずれが2cm以内で、マシンの日なら金具が0個。これがそろえば、あとは好みの色と形で選んで構いません。
髪は後頭部の出っぱりより下で、足元は滑り止め付きの靴下。秋冬はスタジオを出る前に背中の汗を拭いて羽織る。どれも小さなことですが、レッスンのあいだ服を気にせずに動けるかどうかは、この数か所でほぼ決まります。
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よくある問い
- Q. ピラティスにはどんな服装で行けばいいですか
- 体に沿う上と、くるぶしまでのレギンスが基本です。体に沿う服を選ぶのは、仰向けや脚を上げる姿勢で裾がずれないことと、先生が背中や腰の位置を見て声をかけやすいからです。マシンのレッスンなら、ファスナーやボタンなどの金具がないものを選び、滑り止め付きの靴下を用意してください。マットのレッスンなら、仰向けで脚を上げても裾が胸までずれない丈かどうかを先に確かめます。
- Q. ピラティスで靴下は必要ですか
- マシンのレッスンでは、滑り止め付きの靴下を求めるスタジオが多くあります。足を乗せるバーやマシンの台の上で足が滑らないことと、清潔に使うためです。マットのレッスンは素足でよいことが多いですが、秋冬は床が冷えるので、滑り止め付きの靴下を履くと落ち着いて動けます。初めて行くスタジオでは、予約のときに靴下の決まりを確かめておくと安心です。
- Q. ヨガのウェアをピラティスにそのまま使えますか
- 多くはそのまま使えます。違いが出るのは2か所です。ひとつは金具で、ヨガでは気にならないファスナーや飾りが、ピラティスのマシンではばねやベルトに当たります。もうひとつは上の裾で、ピラティスは仰向けで脚を上げる動きが多いので、ゆったりしたヨガの上は胸のほうへずれやすくなります。この2か所に当てはまらなければ、同じウェアで通えます。
- Q. 体に沿う服に慣れていません。ゆったりした服ではだめですか
- ゆったりした服でも参加できるスタジオはあります。ただ、裾が大きく動く服は、仰向けで脚を上げたときに胸までずれたり、マシンのばねに裾が挟まったりします。体に沿う一枚を中に着て、その上に薄手で丈の短いゆったりした一枚を重ねると、動きやすさと着心地の両方をとれます。上の一枚は、腰骨より上で止まる丈を選ぶと、マシンにもマットにも引っかかりません。
— メグラシ編集部





