オフィスカジュアル レディース|座る・立つ・歩く時間の比率で選ぶ

**昨日の勤務時間を思い出して、座っていた時間・立っていた時間・歩いていた時間を、ざっくり時間で書き出してみてください。**どれか1つが6割を超えていれば、あなたの服はその姿勢に合わせて選ぶ服です。
オフィスカジュアルのレディース服は、職場の決まりの範囲に入っていれば何を着てもいいように見えます。ところが、同じ職場で同じような服を着ていても、夕方の見え方は人によって違います。デスクで座り続けた人はお尻と膝裏にしわが入り、受付で立ち続けた人は足元が疲れて姿勢が崩れ、外回りの人は裾がまとわりついて羽織りの置き場に困る。困る場所は、服ではなく1日の姿勢で決まっています。
職場ごとの線の測り方はオフィスカジュアル以上はどこまで?、通勤の手段で傷む場所は通勤手段で変わるオフィスカジュアルに分けてあります。この記事は、職場に着いてから帰るまでの姿勢だけを扱います。
結論:1日のうち、いちばん長い姿勢に服を合わせる
| 型 | 見分け方 | 先に決めるもの | 後から決めるもの |
|---|---|---|---|
| 座る型 | 座る時間が6割を超える | 下半身の丈と股上、生地のしわ | 首元と袖口 |
| 立つ型 | 立つ時間が6割を超える | 靴、その靴に合う裾の長さ | 正面から見える上半身 |
| 歩く型 | 歩く時間が3割を超える | 裾周りの余裕、羽織りの脱ぎ着 | バッグの当たる場所の生地 |
| 混ざる型 | どれも上の数字に届かない | 長いほうの姿勢で下半身 | 短いほうの姿勢で上半身 |
歩く型だけ3割にしているのは、歩く時間は短くても服への負担が大きいからです。外を30分歩くと、座って30分過ごすよりも、裾と靴とバッグの当たる場所ははるかに傷みます。
**型が分かれば、買い物のときに見る場所が2つに減ります。**全部を点検しようとすると、どれも決め手になりません。
先に数える|昨日の1日を、座る・立つ・歩くに分ける
数えるのは昨日の1日だけで構いません。いつもの日に近い日を選び、次のように時間を書き出します。
| 時間帯 | していたこと | 姿勢 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 9時〜10時半 | メールと資料づくり | 座る | 1.5時間 |
| 10時半〜11時 | 別の階での打ち合わせへ移動 | 歩く | 0.5時間 |
| 11時〜12時 | 打ち合わせ | 座る | 1時間 |
| 13時〜15時 | 売り場や現場の確認 | 立つ | 2時間 |
| 15時〜17時 | 資料の続き | 座る | 2時間 |
| 17時〜18時 | 片づけと翌日の準備 | 立つ | 1時間 |
この例では、座る4.5時間・立つ3時間・歩く0.5時間で、合わせて8時間です。座るが約56%、立つが約38%、歩くが約6%。座るが6割に届いていないので、混ざる型になります。
**迷ったら、10分より短い動きは数えないでください。**コピー機まで歩く、給湯室で立つ、といった短い動きまで拾うと、どの型にも入らなくなります。
3つの型と、混ざる型の見分け方
書き出した時間を、次の表に当てはめます。
| 座る | 立つ | 歩く | 型 |
|---|---|---|---|
| 6割以上 | 3割未満 | 1割未満 | 座る型 |
| 3割未満 | 6割以上 | 1割前後 | 立つ型 |
| 問わない | 問わない | 3割以上 | 歩く型 |
| 4〜6割 | 3〜5割 | 1割前後 | 座ると立つの混ざる型 |
| 4〜6割 | 1割前後 | 2〜3割 | 座ると歩くの混ざる型 |
| 1〜3割 | 4〜6割 | 2〜3割 | 立つと歩くの混ざる型 |
1週間のうちで日によって型が変わる人は、いちばん多い型を平日の基本にして、違う型の日だけを入れ替えます。入れ替え方は後の節で扱います。
姿勢ごとに、服のどこが傷みどこが見られるか
同じ服でも、姿勢によって負担がかかる場所と、人の目に入る場所が変わります。
| 姿勢 | 負担がかかる場所 | 人の目に入る場所 | 夕方に出やすいこと |
|---|---|---|---|
| 座る | お尻、膝裏、腰の後ろ、ひじ | 胸から上、手元 | 膝裏とお尻の横じわ、背中の裾が出る |
| 立つ | 足裏、かかと、肩、腰 | 正面の全身、足元 | 靴の中で足が疲れて姿勢が崩れる |
| 歩く | 裾、内もも、バッグの当たる肩と腰 | 後ろ姿、横から見た形 | 裾がまとわりつく、肩の生地が毛羽立つ |
座る型の人は、立ち上がったときに見られる後ろ姿が弱点になります。立つ型の人は、正面の全身をずっと見られています。歩く型の人は、横と後ろから見られる時間が長くなります。負担の場所と見られる場所の両方を、型ごとに1つずつ押さえれば足ります。
座る型①|スカートは、座ったときの裾の位置で選ぶ
座る時間が長い人のスカートは、立ったときの丈ではなく、座ったときに裾がどこまで上がるかで選びます。椅子に座ると、スカートの裾は立ったときより上がります。上がる幅は形と生地で違います。
| スカートの形 | 座ると上がる幅の目安 | 立ったときに欲しい丈 |
|---|---|---|
| タイト | 大きい | 膝の皿の下端から5cm以上下 |
| セミタイト | やや大きい | 膝の皿の下端から3〜5cm下 |
| Aライン | 中くらい | 膝の皿の下端あたり以下 |
| フレア | 小さい | 膝の皿の下端あたり以下 |
| プリーツ | 小さい | 膝の皿の下端あたり以下 |
確かめ方は、試着室の椅子か、家の椅子に座って、膝の皿の上の端が裾から出ているかを見るだけです。**座って膝の皿が半分以上出るスカートは、座る型の職場では落ち着きません。**立ったときにちょうどよく見えても、1日の大半は座った姿で過ごすからです。
もう1つ見るのは、座ったときにお尻の横に入るしわです。横じわは、ヒップに対して生地の余裕が少ないと出ます。座って両手でお尻の横の生地をつまみ、指先で1cmほどつまめれば余裕があります。つまめないなら、ひとつ上の寸法か、伸びる生地のものに替えてください。
座る型②|パンツは、後ろの股上と膝裏で選ぶ
座る型のパンツで見るのは2か所です。
| 見る場所 | 確かめ方 | 通る目安 |
|---|---|---|
| 後ろの股上 | 座って前にかがみ、背中側のウエストに手を入れる | 腰が出ず、手のひら1枚が入る |
| ウエストの前側 | 座ったまま深く息を吸う | おへその下に食い込まない |
| 膝裏 | 30秒座ってから立つ | 膝裏の横じわが立って10秒で浅くなる |
| お尻の横 | 座って横の生地をつまむ | 指先で1cmほどつまめる |
| 裾 | 座って足を組まずに床に置く | くるぶしが大きく出すぎない |
後ろの股上が浅いパンツは、座って前にかがんだときに背中側のウエストが下がり、トップスの裾が出てきます。**座る型の人は、前より後ろの股上が長い形を選ぶと、背中の裾の出方が落ち着きます。**売り場では、パンツを横から見て、ウエストの後ろ側が前側より高く作られているかを見てください。
膝裏のしわは、生地で決まります。握ってから放して、しわがすぐ戻る生地は、座っていても膝裏にしわがたまりにくいです。握ったしわがはっきり残る生地は、座る時間が長い日には向きません。
座る型③|トップスとジャケットは、背中としわで選ぶ
座っているあいだに見られるのは胸から上なので、トップスは首元と袖口が整っていることが先です。そのうえで、立ち上がった瞬間の後ろ姿を決めるのが、トップスの丈とジャケットの背中です。
| アイテム | 座る型で見る場所 | 選び方 |
|---|---|---|
| トップス(外に出す) | 背中側の丈 | 座ってもお尻の半分にかかる長さ |
| トップス(中に入れる) | 裾の長さ | 座って前にかがんでも抜けない長さ |
| ブラウス | 背中のしわ | 背もたれに当たる面にしわが残りにくい織り |
| ニット | ひじ | ひじを机についても伸びたまま戻らない編みでない |
| ジャケット | 椅子にかけたときの肩 | 肩に厚みがあり、背にかけても形が崩れにくい |
| カーディガン | 前の開き | 座って前を開けても、前立てが波打たない |
座る型の人は、ジャケットを着ている時間より、椅子の背にかけている時間のほうが長いことがよくあります。**ジャケットは、着た姿と同じくらい、かけた姿でしわが入らないかで選んでください。**肩の芯が薄いものは、背にかけると肩の山がつぶれて、着たときに形が戻りにくくなります。
立つ型①|靴を先に決めて、下の丈を合わせる
立つ時間が6割を超える人は、服より先に靴を決めます。立ち続ける日は、靴が合わないと午後に足が疲れ、姿勢が崩れて、服の見え方まで変わるからです。
| 靴の条件 | 立つ型の目安 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| かかとの高さ | 3cm以下 | 床からかかとの底までを測る |
| かかとの接地面 | 横幅が2cm以上ある | かかとを床に置き、底面の広さを見る |
| 甲の押さえ | 足の甲が靴の中で前へすべらない | つま先立ちをして、かかとが抜けないか |
| 靴底 | 床の上で音が響きにくい | 試着のとき、床の硬い場所を数歩歩く |
| つま先の余裕 | 指先を動かせる | 立って指を曲げ伸ばしできるか |
靴が決まると、下の丈が決まります。パンツなら、その靴を履いたときに裾が甲に少し触れる長さが、正面から見て落ち着きます。スカートなら、膝下からふくらはぎの中ほどまでが、かかとの低い靴と合わせやすい範囲です。
**靴を決める前にボトムスを買うと、丈を合わせ直すことになります。**立つ型の人は、試着にも仕事で履く靴を持っていくか、同じくらいのかかとの靴を履いていってください。
立つ型②|正面から見られる上半身の選び方
受付や接客、店頭、立ったままの説明など、立つ型の仕事は正面の全身を見られる時間が長くなります。
| 見られ方 | 起きやすいこと | 選び方 |
|---|---|---|
| 正面の全身 | 上下の区切りが目立つ | 上と下の色の明るさを近づけるか、縦の線を1本入れる |
| 腰から上 | トップスの裾がどこで切れるかが目立つ | 腰骨のあたりで切れる丈か、中に入れる |
| 首元 | 名札やストラップで首元が乱れる | 首元の詰まった形か、襟のある形 |
| 手元 | 袖口が作業のたびに汚れる | 手首が出る長さか、まくっても止まる袖 |
| 背中 | 後ろを向いたときの裾 | 前と後ろの丈の差が少ないもの |
縦の線は、前立てのあるシャツやブラウス、前を開けて着るカーディガン、センタープレスのパンツなどで入ります。立ったまま正面から見られる職場では、縦の線が1本あるだけで全身がまとまって見えます。
名札やストラップを首から下げる職場なら、首元はクルーネックかシャツ襟がなじみます。深いVネックはストラップが斜めに寄りやすく、夕方には首元が落ち着かなくなります。
立つ型③|体が温まる日の生地と重ね方
立って動く時間が長いと、座っている人より体が温まりやすくなります。秋の職場では、同じ室温でも座る人は肌寒く、立って動く人は暑く感じることがあります。
| 重ねる場所 | 立つ型の選び方 | 理由 |
|---|---|---|
| 肌に近い1枚 | 汗を吸って乾きやすい生地 | 動いたあとに冷えにくい |
| トップス | 薄手を1枚、厚手は避ける | 脱げない場面が多い |
| 羽織り | 前を開けて着られる軽いもの | 動く途中で着脱しやすい |
| ボトムス | 裏地つきか、しわの戻る生地 | 立ったり屈んだりを繰り返す |
立つ型の職場は、仕事の途中で羽織りを脱ぐ場所がないこともあります。その場合は、朝の時点で羽織りを1枚減らし、トップスの下に薄い1枚を重ねて調節してください。
歩く型①|スカートは裾周りと歩幅で選ぶ
外回り、館内の移動、倉庫や店舗の巡回など、歩く時間が3割を超える人は、スカートの裾周りに余裕があるかが最初の条件です。
| スカートの形 | 歩く型での扱い | 確かめ方 |
|---|---|---|
| タイト(スリットなし) | 歩幅が狭くなる | 大股で3歩、階段を1段上がる |
| タイト(スリット・ベンツあり) | 歩ける | スリットが開いたときの高さを見る |
| セミタイト | 歩ける | 大股で3歩歩いて、裾が太ももに張りつかないか |
| Aライン | 歩きやすい | 風のある日に裾が広がりすぎないか |
| フレア | 歩きやすい | 裾がバッグに引っかからないか |
| プリーツ | 歩きやすい | 座ったあと、ひだが戻るか |
試着室でできる確かめ方は、片足を椅子の座面に乗せてみることです。**片足が座面まで上がらないスカートは、駅の階段や段差で歩幅が詰まります。**スリットやベンツがあるなら、開いたときに太ももの中ほどより上まで開かないかも見てください。
歩く型②|羽織りは、脱いで持つ回数で選ぶ
歩く型の人は、外と屋内を行き来するたびに羽織りを脱いだり着たりします。秋は朝晩と日中の気温差が大きく、外では要るのに屋内では暑い、という日が続きます。
| 1日に脱ぐ回数 | 向いている羽織り | 持ち方 |
|---|---|---|
| 0〜1回 | ジャケット | 着たまま過ごす |
| 2〜3回 | 軽いジャケット、ジレ | 腕にかけて持つ |
| 4回以上 | カーディガン、薄いコート | たたんでバッグに入れる |
| 屋外が長い | 風を通しにくい薄いコート | 着たまま過ごす |
**脱ぐ回数が4回を超える日は、ジャケットよりたためる羽織りのほうが1日がきれいに終わります。**ジャケットを何度も腕にかけると、袖と肩にしわが入って、夕方の訪問先で形が崩れて見えます。
歩く型③|バッグの当たる場所と生地
歩く時間が長いと、バッグが当たる場所の生地がこすれて傷みます。肩掛けなら肩と腰の横、手持ちなら太ももの横です。
| バッグの持ち方 | 当たる場所 | 選ぶ生地 |
|---|---|---|
| 肩掛け | 肩、脇腹、腰の横 | 表面がなめらかで毛羽立ちにくい織り |
| 手持ち | 太ももの横、スカートの裾 | 引っかかりにくい平らな生地 |
| 背負う | 背中全体、肩 | 張りのある生地 |
| 斜めがけ | 胸の前、反対側の腰 | 薄手の生地は避ける |
毛足のあるニットやざっくりした編みのカーディガンは、肩掛けのバッグと合わせると、1日で肩の部分に毛玉が出ることがあります。歩く型の人は、肩のあたる生地を平らなものにしてください。
型ごとの1週間の組み方
型が分かったら、1週間の組み方を決めます。5日出社する人の例です。
| 型 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 座る型 | パンツ | スカート(膝下) | パンツ | ワンピース | パンツ |
| 立つ型 | パンツ | パンツ | スカート(ふくらはぎ丈) | パンツ | パンツ |
| 歩く型 | パンツ | Aライン | パンツ | プリーツ | パンツ |
| 座ると立つ | パンツ | パンツ | スカート | パンツ | スカート |
座る型はスカートとワンピースを混ぜやすい型です。立つ型はパンツが続く週になりがちなので、1日だけ丈の長いスカートを入れると、同じ服の続きに見えにくくなります。歩く型は、スカートを入れるなら裾の広がる形に限ります。
どちらとも取れるとき①|午前は座り、午後は立つ
午前は資料づくり、午後は会議室や現場を回る、という日は、座ると立つの混ざる型です。ここがいちばん迷います。
決め方は、下半身は長いほうの姿勢に、上半身は短いほうの姿勢に合わせることです。
| 午前 | 午後 | 下半身の決め方 | 上半身の決め方 |
|---|---|---|---|
| 座る3時間 | 立つ5時間 | 立つ型の靴と丈 | しわの出にくい生地 |
| 座る5時間 | 立つ3時間 | 座る型の丈と股上 | 正面の縦の線 |
| 座る4時間 | 立つ4時間 | 靴を先に決めてから丈 | 首元の詰まった形 |
長さが同じくらいなら、靴を先に決めてください。靴は1日のあいだ替えられませんが、座っているあいだのしわは、立ち上がって手で伸ばせば半分ほどは戻ります。
どちらとも取れるとき②|週のうち2日だけ外回りがある
普段は座る型で、週に2日だけ外回りがある人は、服を2組に分けなくても回ります。外回りの日だけ、3点を入れ替えてください。
| 入れ替えるもの | 普段の日 | 外回りの日 |
|---|---|---|
| 靴 | 職場で履き替えるか、薄い靴 | 歩ける靴底の靴 |
| 羽織り | 椅子にかけておけるジャケット | たためる羽織り |
| バッグ | 手持ち | 肩掛けか斜めがけ |
| 下 | 座る型の丈 | 裾周りに余裕のある形 |
トップスは普段のままで構いません。**入れ替えるのは足元と羽織りとバッグ、そして下の1枚まで。**4点を外回り用に決めておけば、前の晩に迷わなくなります。
どちらとも取れるとき③|在宅と出社が混ざる
在宅勤務と出社が混ざる人は、出社する日だけの姿勢で数えてください。在宅の日の姿勢は、職場の服選びには入れません。
出社の日が会議や打ち合わせに集まる職場では、在宅の日より座る時間が短く、移動が増えることがあります。出社の日だけを数えると、在宅中心の人でも、実は歩く型に近いことがあります。
| 出社の日の過ごし方 | 型の傾向 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 1日中会議 | 座る型 | 背中の裾、膝裏のしわ |
| 会議と打ち合わせで移動が多い | 座ると歩くの混ざる型 | 羽織りの脱ぎ着 |
| 対面の作業や立ち会い | 立つ型 | 靴、正面の縦の線 |
| 来客の案内が多い | 立つと歩くの混ざる型 | 裾周り、靴底 |
秋の出社で変わること|朝晩の差と室内の冷え
9月末から10月にかけては、朝晩の気温が下がり、日中はまだ暖かい日が続きます。同じ職場の中でも、座っている席は足元が冷え、立って動く場所は暖かいことがあります。
| 型 | 秋に足すもの | 足す場所 |
|---|---|---|
| 座る型 | ひざ掛けか、厚手のタイツ | 足元と膝 |
| 立つ型 | 足さないか、薄い羽織り | 上半身 |
| 歩く型 | 風を通しにくい羽織り | 外を歩くあいだだけ |
| 混ざる型 | 脱ぎ着できる薄い1枚 | 長いほうの姿勢の時間に合わせる |
座る型の人は、秋になると上に厚手のニットを足しがちですが、冷えやすいのは足元と膝のほうです。上を厚くするより、足元を1枚足すほうが、座っている時間の過ごしやすさが変わります。
生地は手で3回確かめる|握る・引く・こする
型ごとに傷む場所が違うので、生地の確かめ方も型ごとに変わります。売り場でできるのは、握る・引く・こするの3つです。どれも10秒ほどで終わります。
| 確かめ方 | やり方 | いちばん効く型 | 見るところ |
|---|---|---|---|
| 握る | 裾やひざのあたりを手のひらで10秒握って放す | 座る型 | しわがすぐ浅くなるか、線が残るか |
| 引く | お尻や膝の生地を両手で横に軽く引く | 座る型・立つ型 | 引いたあとに元の幅へ戻るか |
| こする | 肩や腰の生地を指の腹で10回こする | 歩く型 | 表面が毛羽立たないか、色が白っぽくならないか |
| 透かす | 生地を1枚だけ持って照明にかざす | 立つ型 | 正面から見て透けないか |
| 落とす | 生地の端を持ち上げて手を放す | 歩く型 | 裾が脚にまとわりつかず、すっと落ちるか |
**座る型は握る、歩く型はこする。**この2つだけでも、夕方の見え方の差はかなり読めます。立つ型の人は、照明の明るい場所で正面から見られる時間が長いので、透かして確かめるのを足してください。
生地の名前が分からなくても構いません。売り場の札に書かれた素材の割合より、手で確かめた結果のほうが、自分の型に合うかどうかをよく表しています。同じ素材の名前でも、織り方や厚みで、握ったしわの残り方はまるで違うからです。
試着室で3つの姿勢を30秒ずつ試す
型が分かったら、試着室では自分の型の姿勢を長めに試します。どの型でも、3つの姿勢を30秒ずつ試してください。
- 立つ。正面と横を鏡で見て、裾の位置と縦の線を確かめる
- 座る。試着室の椅子に座り、膝の皿の出方と背中の裾を確かめる
- 歩く。大股で3歩、片足を椅子の座面に乗せて、裾の余裕を確かめる
| 型 | いちばん長く試す姿勢 | その姿勢で見る場所 |
|---|---|---|
| 座る型 | 座る | 膝の皿、背中の裾、お尻の横じわ |
| 立つ型 | 立つ | 靴と裾の落ち方、正面の縦の線 |
| 歩く型 | 歩く | 裾周り、階段での歩幅 |
| 混ざる型 | 長いほうの姿勢 | 下半身の条件 |
自分の型の姿勢だけは、30秒ではなく1分試してください。1分座って立ち上がったときのしわは、1日座ったあとの見え方をよく表しています。
手持ちを型に合わせて並べ直す手順
買い足す前に、手持ちを型に合わせて並べ直すと、足りないものが1〜2点に絞れます。
- 手持ちのボトムスをすべて出し、自分の型の条件を満たすものと満たさないものに分ける
- 満たさないものは、違う型の日(外回りの日、在宅の日など)に回せるかを見る
- どこにも回せないものは、休日の服として分ける
- トップスは首元と丈で分け、自分の型で見られる場所が整うものを残す
- 羽織りは、1日に脱ぐ回数に合うものを残す
- 残った数で5日が回るかを数え、足りない日だけ買い足す
| 仕分けの結果 | 次にすること |
|---|---|
| 型の条件を満たすボトムスが3本以上 | 買い足さない |
| 2本 | 1本だけ、型の条件で選んで足す |
| 1本以下 | トップスより先にボトムスを足す |
| 羽織りが脱ぐ回数に合わない | 1枚だけ入れ替える |
職場の線との兼ね合い|姿勢より先に決まるもの
姿勢で選ぶのは、職場の線の中での選び方です。職場の決まりで外れるものは、姿勢の条件を満たしていても着られません。
| 先に決まるもの | 決め方 | この記事の扱い |
|---|---|---|
| 職場の服装の決まり | 規定や上司・同僚の服から測る | 別の記事で扱う |
| 来客や取引先に会うか | 会う日と会わない日を分ける | 会う日は1段きれいめに |
| 制服や作業着の有無 | 上だけ制服なら下だけを選ぶ | 下半身の条件だけを使う |
| 安全上の決まり | 靴やアクセサリーの決まり | 決まりを優先する |
**職場の線を決めてから、その線の内側で姿勢に合わせる。**この順番を逆にすると、動きやすいけれど職場で浮く服を選んでしまうことがあります。
よくある行き違い
**「デスクワークなら、下は何でもいい」。**座る型の人ほど、立ち上がったときの後ろ姿が見られます。膝裏とお尻のしわ、背中の裾は、座る型でいちばん目につく場所です。
**「立ち仕事ならパンツ一択」。**立つ型で先に決めるのは靴です。かかとの低い靴に合う丈なら、スカートでも立ち続けられます。ふくらはぎの中ほどまでの丈は、立ったままの正面をきれいに見せます。
**「外回りの日はカジュアルでいい」。**歩きやすさと職場の線は別の話です。外で会う相手がいる日は、むしろ1段きれいめにして、歩きやすさは靴と裾周りで取ってください。
**「同じ職場の人と同じ服を買えば間違いない」。**同じ職場でも、座る人と立つ人では困る場所が違います。服の形を合わせるより、自分の型の条件を合わせてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. デスクワーク中心です。オフィスカジュアルで最初に気をつける服はどれですか
- 下半身から決めてください。座る時間が6割を超える人は、スカートなら立ったときに膝の皿の下端から5cm以上下がる丈、パンツなら後ろの股上が前より長く、膝裏にしわがたまりにくい生地を選びます。上半身は座ったまま見られる胸から上が中心なので、首元と袖口が整っていれば足ります。ジャケットは椅子の背にかける時間が長くなるので、しわが戻りやすい織りのものが向いています。
- Q. 接客や受付で1日立っています。スカートとパンツのどちらがいいですか
- どちらでも構いませんが、先に靴を決めてください。立つ時間が6割を超える人は、かかとの高さと接地面の広さで一日の疲れ方が大きく変わります。靴が決まれば、その靴で裾がきれいに落ちる丈が決まります。かかとが3cm以下の靴ならパンツの裾は甲に少し触れる長さ、スカートは膝下からふくらはぎの中ほどまでが合わせやすい範囲です。正面から見られる時間が長いので、上半身は前立てやボタンなど縦の線が1本ある服にすると整って見えます。
- Q. 午前は座って、午後は立ったり歩いたりします。どちらに合わせればいいですか
- 時間の長いほうの姿勢で下半身を決め、短いほうの姿勢で上半身と羽織りを決めてください。午前3時間座り、午後5時間立つなら、下は立つ型に合わせて靴と丈を選びます。上は午前の座る時間に合わせて、しわが目立ちにくい生地を選びます。羽織りは、午後に脱いで手に持つか椅子にかけるかを決めてから、その扱いに耐えるものにします。
- Q. 週に2日だけ外回りがあります。服を分けて持つべきですか
- 全部を分ける必要はありません。外回りの2日だけ、靴と羽織りとバッグの3点を入れ替えてください。トップスとボトムスは普段のものを使い、外を歩く日だけ裾周りに余裕のある下を選ぶようにすると、1週間で入れ替える服は2〜3点で済みます。
— メグラシ編集部





