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季節別のオフィスカジュアル レディース|春・夏・冬で変わるところを気温別に

メグラシ編集部//読了 19分
薄手の羽織りを重ねた、季節の変わり目のオフィスカジュアルの装い

「冬のオフィスカジュアルって、何を着ればいいんだろう」。この検索が季節ごとに繰り返されるのは、季節が変わるたびに、服の判断が最初からやり直しになっているように感じるからだと思います。

けれど実際に変わっているのは、三つだけです。素材の厚み、重ねる枚数、そして空調との距離。 どこからがカジュアルすぎか、どこからが硬すぎかという線引きそのものは、一年を通して動きません。

この記事は、その三つだけを季節別に扱います。線引きと通年の基本はオフィスカジュアル レディースの基本にまとめてありますので、「そもそもどこまでOKなのか」を知りたい方は先にそちらをどうぞ。

また、服を決める基準は季節名ではなく気温です。同じ「春」でも、12度の日と22度の日ではまったく別の装いになります。気温別の対応は、この記事の中ほどに表で置きました。

なお、職場の服装の考え方も、空調の設定も、組織ごとに違います。ここに書くのは一般的な目安であって、規則ではありません。

📋 季節別に変わるところの早見表

季節素材重ね方空調との距離いちばんの課題
春(3〜5月)薄手の織り、コットン脱げる一枚を足す暖房が切れる時期朝夕の10度差
初夏(6月)落ち感のある化繊、リネン混中を薄く、外を軽く冷房が入り始める湿度としわ
盛夏(7〜8月)通気のある平織り半袖+薄手の羽織り冷房が常時外の暑さと室内の冷え
初秋(9月)薄手のニット、コットン足元から替える冷房が弱まる日中はまだ夏
秋(10〜11月)ウール混、目の詰まった編み地羽織りが定位置に空調が止まる時期朝晩の冷え込み
冬(12〜2月)厚手のニット、ウール外側で調整暖房が常時外と室内の15度差

この記事の役割と、通年の基本を書いた記事

同じ話を二か所に書かないよう、役割を先に分けておきます。

記事扱うこと
この記事季節ごとの素材・重ね方・空調、気温との対応、切り替え時期
オフィスカジュアル レディースの基本線引き、NGの理由、寸法、手持ちの組み替え、5日の最小構成
オフィスカジュアルとは業種別の幅、私服勤務との違い
気温別の服装気温そのものから服を決める考え方
羽織りを出すタイミング何度で羽織りを出すか

季節の話に入る前に一つだけ。季節が変わっても、線は動きません。 夏だから露出が許されるわけでも、冬だからカジュアルでよくなるわけでもない。変わるのは、同じ線の中で何を使うかだけです。

季節で変わるのは、この三つだけ

変わるもの具体的に何が変わるか判断の基準
素材の厚み織りの密度、編み地の目、裏地の有無最低気温
重ねる枚数何枚脱げるようにしておくか朝と昼の気温差
空調との距離風がどこに当たるか、何時間当たるか席の位置

この三つ以外は動かさなくて構いません。丈も、色の配分も、露出の線も、通年で同じです。変えるものを三つに絞ると、季節ごとに考え直す作業がなくなります。

なぜ三つで済むのかというと、職場の室内が一年を通してほぼ同じ温度に保たれているからです。外がどれだけ動いても、あなたが一日の大半を過ごす場所の気温は20度台に収まっています。つまり、職場で過ごしているあいだの装いは、季節が変わってもそれほど変える必要がありません。変える必要があるのは、外にいる時間と、空調の風が当たっている時間の分だけです。

この見方に切り替えると、季節の装いは「四つの別々の正解を覚える」問題ではなくなります。中身は一つ、外側だけを四通り。それだけのことになります。

気温別|何度で何を着るか

季節名より、気温で決めるほうが早いです。以下は職場に着いてから過ごす時間を基準にした目安です。屋外の滞在が長い日は、一段暖かいほうに寄せてください。

最高気温上半身羽織り・上着下半身気温別の詳しい記事
30度以上半袖・フレンチスリーブ席用の薄手を一枚通気のあるパンツ・スカート30度の服装
28度半袖たためるカーディガン薄手のワイドパンツ28度の服装
27度半袖・七分袖シアーな羽織り薄手のきれいめパンツ27度の服装
26度七分袖薄手のカーディガン落ち感のあるパンツ26度の服装
25度七分袖・長袖薄手のジャケットきれいめパンツ・膝下スカート25度の服装
24度長袖ブラウス薄手のジャケット中厚のパンツ24度の服装
23度長袖ブラウスノーカラージャケット中厚のパンツ・スカート23度の服装
22度長袖・薄手ニットカーディガンかジャケット中厚のボトムス22度の服装
21度薄手ニットジャケット中厚のボトムス21度の服装
20度薄手ニットジャケットかトレンチ中厚のボトムス20度の服装
19度ニットトレンチ・薄手コート中厚〜厚手19度の服装
18度ニットトレンチ厚手のボトムス18度の服装
17度ニット薄手コート厚手+タイツ17度の服装
16度厚手ニットコート厚手+タイツ16度の服装
15度厚手ニットコート厚手+タイツ15度の服装
10度厚手ニット+インナー厚手コート+ストール厚手+厚手タイツ10度の服装

この表は「外にいるとき」の目安です。 職場の室内は、夏なら25〜27度、冬なら20〜24度に保たれていることが多いので、中に着るものは通年でほぼ同じになります。季節で大きく変えるのは、外側の一枚と足元です。曇りや雨の日は体感がさらに2〜3度下がるので、曇り・雨の日の服装も参考にしてください。

オフィスカジュアル レディース 春|3月・4月・5月

春の課題は、寒さでも暑さでもなく気温差です。

時期起きること対応
3月上旬冬のまま。朝は5度を下回る日もコートを継続、中は薄くする
3月下旬日中だけ急に暖かくなる脱げる一枚に切り替える
4月上旬朝12度・昼22度のような日三枚構成にして一枚を脱ぐ
4月下旬暖房が切れる時期席用の羽織りを置き始める
5月上旬日中は初夏の陽気上半身を薄手に、コートは仕舞う
5月下旬冷房が入り始める職場も薄手の羽織りを常備

春は「三枚構成」で乗り切れます。 中に半袖か長袖、その上にカーディガンかジャケット、外にコートか軽い上着。朝は三枚、昼は一枚、夕方は二枚。同じ服のまま枚数だけ動かせば、着替えずに一日が通ります。

春にもう一つ起きるのが、冬の色のまま春の気温を迎えてしまうことです。気温は上がっているのに、手が伸びるのは去年の秋から着ている濃色のまま。この状態は、寒そうに見えるというより、季節から少し遅れて見えます。直すのは簡単で、いちばん上に着るものか、顔のすぐ横に来るものを一段明るくするだけで足ります。ボトムスと靴は濃色のままで構いません。

春の判断で迷ったら、前日の最高気温を思い出してください。 前日と同じか2度以内なら昨日と同じ構成で足ります。5度以上動いた日だけ、外側の一枚を変える。毎朝ゼロから考えるより、前日との差分で決めるほうがはるかに速く決まります。

春の失敗|朝に合わせるか、昼に合わせるか

朝に合わせて厚く着ると、昼に脱いだものが荷物になります。昼に合わせて薄くすると、朝の通勤で耐えられません。

選び方起きること直し方
朝に合わせて厚く昼に荷物が増え、席で場所を取るたたんで小さくなる素材にする
昼に合わせて薄く朝の通勤で冷え、午前中ずっと寒い首元にストールを一枚足す
中を厚くして調整脱げないので昼に暑い中は通年の厚みに固定する
外だけ厚くして調整職場で脱げば済むこれが基本形

答えは中を固定して外で調整するです。中の厚みを季節で動かすと、脱ぐ余地がなくなります。

春の羽織り|コートをいつやめるか

暦で決めると必ずずれます。気温で決めてください。

最高気温外側の一枚目安の時期
12度以下厚手コート3月上旬まで
13〜17度薄手コート・トレンチ3月中旬〜4月上旬
18〜21度トレンチかジャケット4月中旬〜下旬
22〜24度カーディガンかジャケット5月上旬
25度以上席用の薄手だけ5月中旬以降

トレンチは春でいちばん働く一枚です。 前を開ければ縦の線が通り、閉じれば風を止められる。18度から21度の帯を一枚でまかなえます。切り替えの判断は羽織りを出すタイミングにも詳しくまとめています。

オフィスカジュアル レディース 夏|6月・7月・8月

夏の課題は、外の暑さではなく室内の冷えです。

時期起きること対応
6月上旬湿度が上がり、しわが残りやすくなるしわの戻る素材に替える
6月中旬〜下旬雨で足元が濡れる濡れても跡が残らない靴に
7月上旬冷房が本格化席用の羽織りを常備
7月下旬通勤で汗をかいて入室、そのまま冷える汗を吸って乾く素材のインナー
8月上旬外30度超・室内26度の往復外で脱ぎ、中で着る運用に
8月下旬朝晩がわずかに下がり始める足元から秋の素材に

夏の基本形は「半袖+薄手の羽織り」です。 ノースリーブ一枚だけは、涼しさの面では正解でも、冷房の下では冷えます。着るなら羽織りとセットで考えてください。夏の具体的な組み立ては夏のビジネスカジュアル8月オフィスのクールビズにもまとめています。

夏の冷房|室温より、風の当たる面

冷えているのは室温のせいではなく、風が同じ面に当たり続けているからです。

風の当たる場所起きること遮り方
首の後ろ全身が冷える。肩が凝るストールを一枚、または襟のある服
肩・二の腕腕から冷える羽織り、または袖のある形
膝から下足先が冷え、夕方にむくむ膝に掛ける一枚を席に置く
背中気づかないうちに冷える背もたれに羽織りを掛けておく
足の甲サンダルだと直接冷える甲が覆われた靴に替える

厚みを増やすより、面を遮るほうが効きます。 薄い一枚でも、風を止めれば体感は変わります。逆に、厚手のものを着ても風が首から入っていれば冷えたままです。冷房対策の具体例は夏のオフィスの冷房対策にもまとめました。

夏の冷えがつらいのは、外との往復が繰り返されるからでもあります。汗をかいた状態で冷えた室内に入ると、汗が蒸発するときに体温を持っていきます。着ているものが乾きにくい素材だと、その状態が長く続きます。汗を吸って早く乾くインナーを一枚挟んでおくと、同じ室温でも冷え方がまったく違ってきます。

もう一つ、羽織りは「持ち歩くもの」と「席に置くもの」を分けると楽になります。 持ち歩くほうは、たたんで小さくなる軽いもの。席に置くほうは、しわを気にせず掛けておける少し厚めのもの。一枚で両方をまかなおうとすると、毎日どちらかの条件で妥協することになります。

夏の素材|透け・汗じみ・張りつき

夏は素材の失敗が、朝ではなく午後に出ます

起きること原因選び方
透けて下着の線が出る薄手の白、明るいベージュ裏地つき、またはインナーで面を作る
脇や背中に汗じみ中間の明るさの無地白か濃色、または細かい柄
生地が肌に張りつく化繊の平らな面凹凸のある織り、リネン混
午後にしわが残る麻100%、レーヨンしわが3秒で戻る混紡
座ったあとに跡が残る薄い平織り目の詰まった生地
においがこもる乾きにくい厚手洗える、乾きやすい素材

汗じみは色で決まります。 いちばん出やすいのは中間の明るさのグレーやブルー。白と濃色は出にくく、細かい柄も目立ちません。夏のパンツの選び方は夏のオフィスパンツ問題に詳しくあります。

夏の足元|サンダルはどこまで

判断が分かれやすいところなので、条件を分けておきます。

条件職場向きの範囲避けたほうが無難
かかとストラップで固定かかとが浮く、脱げる
つま先少し見える程度まで指が全部出る
素材革・上質な合皮ビニール、ラバー
ソール薄く平ら厚いウッド、コルク
歩いても鳴らないかかとがカポカポ鳴る
素足かストッキング着用が無難な職場も職場の空気による

来客のある日だけパンプスに替える運用にしておくと、迷う場面が減ります。社内に一足置いておけば、朝の判断も軽くなります。

初秋・秋|9月・10月・11月

秋は、日中と朝晩で季節が二つ同居します。切り替えは足元と羽織りから始めるのが滑らかです。

時期最低気温の目安切り替えるもの
9月上旬22〜24度素材だけ秋に(色はまだ夏でよい)
9月下旬18〜21度薄手の長袖、羽織りを毎日持つ
10月上旬15〜18度ニットを出す、タイツを準備
10月下旬12〜15度トレンチか薄手コート
11月上旬9〜13度コート、厚手のボトムス
11月下旬6〜10度冬の装いへ。暖房が入り始める

上半身より先に、足元を秋にするほうが失敗しません。 日中はまだ暑いので上を厚くすると耐えられませんが、足元は日射の影響を受けにくく、先に替えても暑くなりません。9月から11月の週ごとの組み立ては9月第1週のオフィスの装い11月第1週のオフィスの装いにもまとめています。

秋の切り替えでよく迷うのが、「まだ暑いのに秋の色を着てよいのか」という点です。順番を決めておくと迷いません。素材を先に、色を後から。 9月上旬は、色は夏のまま、素材だけ薄手のコットンや目の詰まった生地に替えます。9月下旬から、色を一段落ち着かせる。この順番なら、暑い日に無理をせず、季節外れにも見えません。

秋はまた、空調が止まる時期でもあります。冷房が切れて暖房が入るまでのあいだ、室内は外気とほぼ同じになります。この期間は、席用の羽織りより、持ち歩ける羽織りのほうが働きます。窓が開いている職場では、風の入る側の席かどうかで体感が変わるので、席の位置も一度確かめておいてください。

素材の切り替え時期|何を、いつしまうか

「まだ着られるのに、季節外れに見える」を避けるための目安です。

素材出す目安しまう目安
リネン・リネン混最高気温24度を超えたら最高気温22度を下回ったら
薄手のコットン通年通年
落ち感のある化繊通年通年
薄手ニット最低気温20度を下回ったら最低気温22度を超えたら
厚手ニット最低気温12度を下回ったら最低気温15度を超えたら
ウール混のボトムス最低気温15度を下回ったら最低気温18度を超えたら
タイツ最低気温15度を下回ったら最低気温18度を超えたら
ストッキング通年通年

通年で使えるものが多いほど、季節の切り替えは軽くなります。 落ち感のある化繊のパンツと、薄手のコットンのブラウスは、一年のほとんどで使えます。ここを厚くしておくと、季節ごとに買い足す必要がなくなります。

オフィスカジュアル レディース 冬|12月・1月・2月

冬の課題は、外と室内の差です。15度以上開く日があります。

時期起きること対応
12月上旬暖房が本格化。室内は暑いくらい中を薄く、外で調整
12月下旬会食・行事が増える脱いでも成立する組み合わせに
1月上旬いちばん寒い時期に入る首・手首・足首を覆う
1月下旬乾燥で静電気が起きる素材の組み合わせを見直す
2月上旬底冷えする日が続く足元の断熱を厚くする
2月下旬日中だけ急に緩む日が出る脱げる一枚に戻す

中は通年と同じ厚みで構いません。 冬に着ぶくれるのは、外の寒さに合わせて中まで厚くしているからです。中を通年のままにして、コートと羽織りで差を吸収すれば、室内で暑くならずに済みます。12月の組み立ては12月第1週のオフィスの装いも参考になります。

冬にもう一つ効くのが、足元の断熱です。オフィスの床はコンクリートの上に薄い材が敷かれているだけのことが多く、暖まった空気は上に行くので、足元だけ数度低い状態が続きます。上半身をどれだけ厚くしても、この冷えは取れません。厚手のタイツ、靴の中に入れる中敷き、席で履き替えるための一足。このどれか一つを足すほうが、ニットを一枚厚くするより体感が変わります。

そして、冬は乾燥が装いの見え方に影響します。 静電気で裾がまとわりつくと、丈も形も設計どおりに落ちません。起きやすいのは、化繊とウールを直接重ねたときです。あいだにコットンかレーヨンを一枚挟むか、素材をどちらかに揃えると、同じ服でも落ち方が変わります。

冬の暖房|脱ぐ前提で組む

暖房の効いた室内で、脱いだあとに何が残るかを先に決めておきます。

状態脱いだあとに残るもの成立しているか
コート+ジャケット+ブラウスジャケット+ブラウス成立する
コート+厚手ニット厚手ニット成立する。室内で暑いことがある
コート+カーディガン+カットソーカーディガン+カットソー成立する。脱げばもう一段調整できる
コート+薄手ニットのみ薄手ニット成立するが調整の余地がない
コート+インナー+ニット+ジャケットニット+ジャケット厚みが出て動きにくい

脱いだあとの状態が、その日の装いです。 コートを含めて考えると、室内での見え方を見誤ります。玄関を出る前に、コートを脱いだ姿を一度鏡で確認してください。

冬のコート|オフィスで浮かない条件

見る場所条件満たさないと起きること
肩と腕中にジャケットが入る肩が突っ張り、腕が上がらない
着丈いちばん長いボトムスより長い裾から中の服が出て崩れる
素材しわが残らない座って通勤すると午後まで残る
濃色か中間色の無地目立つ色は毎日着ると印象が固定される
厚み椅子の背に掛けられる席で置き場所に困る
留め具大きな金具が目立たない音が出る、光る

ダウンが職場で浮くかどうかは、光沢と厚みで決まります。 つやを抑えた表面で、腕が細く仕上げてあるものなら、多くの職場で問題になりません。

冬の足元|ブーツはどこまで

種類職場での扱い条件
ショートブーツ通りやすい甲まわりがすっきり、装飾が控えめ
アンクルブーツ通りやすいパンツの裾に収まる、または裾を入れる
ロングブーツ職場によるスカートと合わせる場合は丈のバランス
ムートン避けるのが無難通勤のみにして社内で履き替える
レインブーツ通勤のみ社内でパンプスに替える
厚底避けるのが無難音と高さが目立つ

社内で履き替える運用が、冬はいちばん現実的です。 通勤の道は雪も雨もありますが、社内の床は乾いています。二足に分けると、両方の条件を満たせます。

季節の変わり目に足す一枚

季節そのものではなく、その時期の気温差で決めます。

状況足すもの理由
朝と昼の差が8度以上薄手のカーディガン脱いで小さくなる
朝と昼の差が5度以内で寒い薄手ニット脱がない前提で暖かい
首の後ろだけ冷えるストール面積のわりに体感が変わる
足元だけ冷える厚手の靴下、タイツ中心を厚くせずに済む
手先が冷える袖の長い羽織り手首を覆うと全体が変わる
外は暖かいが室内が冷える席に置く羽織り持ち歩かなくてよい

体の端から足すと、装い全体の形が崩れません。 中心を厚くすると輪郭が変わりますが、首・手首・足首は形を保ったまま体感を動かせます。

通勤の移動時間別|歩く・電車・車

同じ気温でも、移動の中身で必要な装備が変わります。

移動の中身効いてくること選び方
徒歩15分以上夏は汗、冬は風汗を吸う素材、風を止める外側
満員電車しわ、汗、荷物しわの戻る素材、小さいバッグ
電車で座れる座りじわ目の詰まった生地
車内は快適、外は極端中は薄く、脱げる外側
自転車裾の広がり、風裾幅の狭いボトムス
移動がほぼない空調だけが条件通年の中身+席用の羽織り

移動時間が長い方ほど、素材の選択が効きます。 どんなにきれいな形でも、しわが残る生地は職場に着いた時点で別の服になっています。

席の位置で変わること

同じ職場でも、席によって体感は大きく違います。

席の位置起きること対応
窓際(南向き)夏は暑く、冬は放射で冷える夏は薄く、冬は膝掛けを
空調の吹き出し口の下一年中風が当たる席用の羽織りを常備
入口の近く開閉のたびに外気が入る首元を覆えるものを
部屋の中央比較的安定通年の中身で足りる
上階・吹き抜けの近く暖かい空気が上がる冬は薄めでよい
サーバーや機器の近く一年中暖かい夏は特に薄く

席が変わったら、装いも見直す価値があります。 同じ服で同じ職場でも、席が二つ移るだけで体感は数度変わります。

梅雨・雨・雪・強風の日

天気は季節の中でもう一段細かい条件です。気温が同じでも、装備が変わります。

天気起きること変えるところ
梅雨の長雨湿度でしわが残り、乾かない乾きやすい素材、替えの靴下
夏の夕立濡れたまま冷房に入る濡れても跡が残らない素材
秋の冷たい雨体感が実際より3度低い一段暖かいほうに寄せる
冬の雪足元が濡れ、社内で溶ける通勤用と社内用で靴を分ける
強風の日スカートとコートの前が煽られる裾幅の狭いボトムス、前を留められる上着
台風・大雨全身が濡れる可能性替えのインナーを一枚持つ

雨の日は体感が2〜3度下がります。 同じ気温でも、雨の日は一段暖かい側に寄せておくと、午後に冷えません。詳しくは曇り・雨の日の服装にまとめています。

在宅と出社が混ざる働き方の、季節差

出社日と在宅日で、季節の効き方そのものが変わります。

条件出社の日在宅の日
外の暑さと冷房の両方自分で温度を決められる
通勤の寒さと暖房足元の冷えが出やすい
春・秋気温差に一日さらされる影響が小さい
画面に映る範囲全身が見られる上半身だけ
決める順番靴から決めると揃う上半身の明るさから決める
同じ日に両方ある羽織りを一枚替えて切り替える

同じ日に在宅と出社が混ざる日は、羽織りを一枚替えるだけで切り替えられる組み合わせにしておくと楽です。 季節が変わっても、この運用は同じように使えます。

年代別|季節で動かすところ

年代季節に起きやすいこと動かすところ
20代冷房で冷えても我慢しがち席用の羽織りを一枚置く
30代夏の汗じみと、冬の着ぶくれ素材で解決する
40代気温差で体調が振れる首・手首・足首の三点を管理
50代冷えが長引き、夏でも足元が冷たい通年で足元を覆う
60代暖房の乾燥で静電気と肌の乾き素材の組み合わせを見直す

季節ごとの失敗と、直し方

症状起きている季節直し方
室内で暑く、外で寒い中を薄くして外を厚く
室内で寒く、外で暑い席用の羽織りを置く
午後にしわだらけ梅雨・夏しわが3秒で戻る素材に
汗じみが気になって腕が上げられない白か濃色、細かい柄に
朝は寒く、昼は暑い春・秋三枚構成にして中を固定
足元だけ冷たい秋・冬靴下の厚みとインソールで
静電気で裾がまとわりつく素材の組み合わせを変える
季節外れに見える変わり目素材を先に、色を後から替える

買うタイミング

季節ものは、着る直前に買うといちばん高く、選択肢も少なくなっています。

買うもの買うのに向く時期理由
夏のブラウス・薄手のパンツ5月品数が最も多い
夏の羽織り5〜6月冷房が始まる前に手元に
秋のニット8月下旬〜9月上旬早い時期のほうが選べる
コート9〜10月寒くなってからでは間に合わない
タイツ・厚手の靴下9月10月には必要になる
通年で使うボトムス端境期品数が落ち着いていて選びやすい

秋冬の準備は、暑いうちにするのが結局いちばん楽です。 必要になった日に買いに行くと、その日はもう寒いままの一日を過ごすことになります。

よくある誤解

よく聞く話実際のところ
冬は厚く着るしかない中は通年と同じで足ります。外側で調整するほうが快適です
夏は薄ければ涼しい冷房の下では逆に冷えます。羽織りが要ります
季節ごとに服を買い替える通年で使えるものを厚くするほうが結果的に安く済みます
気温より暦で決める同じ4月でも12度と22度では別の装いになります
冷房対策は厚手を着ること効いているのは厚みより、風を遮る面です
ブーツは冬なら何でもよい音と高さと素材で判断が分かれます
秋は上から替える足元と羽織りから替えるほうが滑らかです
春はコートをすぐしまう3月は朝が5度を下回る日もあります。気温で決めてください

まとめ

季節で変わるのは、素材の厚み、重ねる枚数、空調との距離の三つだけです。線引きも、丈も、色の配分も、一年を通して動きません。

決めるときは季節名ではなく気温を見てください。同じ春でも12度と22度では別の装いになります。気温別の対応は上の表にまとめました。

そして、中の厚みは通年で固定し、外側で調整する。 これが四季を通していちばん失敗しない組み方です。夏は席用の羽織りで冷房を、冬はコートで外との差を吸収する。中を動かさなければ、脱ぐ余地がいつでも残ります。

線引きそのものや、手持ちの組み替え方はオフィスカジュアル レディースの基本にまとめています。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. オフィスカジュアル レディースは、冬に何が変わりますか
変わるのは三つです。素材が厚くなること、重ね方が増えること、そして室内で脱ぐ前提になることです。冬のオフィスは暖房が効いていて、外との差が15度以上開く日もあります。外に合わせて厚く着ると室内で暑くなり、室内に合わせると通勤で耐えられません。解き方は、外側で調整することです。中は通年と同じ厚みに保ち、コートと羽織りで温度差を吸収します。足元だけは別で、床が冷える席では厚手のタイツか、靴下の重ね履きが効きます。
Q. オフィスカジュアル レディースの夏は、何に気をつければよいですか
暑さより冷房です。外は30度を超えていても、室内は25〜27度で、そこに座ったまま数時間動きません。動かない体は冷えます。半袖やフレンチスリーブに、たたんで引き出しに入る薄手の羽織りを一枚。これが夏の基本形です。もう一つ、素材の透けと汗じみは、朝の見え方と午後の見え方を変えます。裏地かインナーで面を作り、汗じみが目立ちにくい色を選ぶと、一日を通して安定します。
Q. 春のオフィスカジュアルで、いちばん失敗しやすいのはどこですか
朝と夕方の気温差です。春は一日で10度以上動く日があり、朝に合わせると夕方に暑く、夕方に合わせると朝の通勤で寒くなります。中を薄くして、脱げる一枚で調整するのが解き方です。もう一つは上着の切り替え時期で、コートをいつやめるかに正解はありません。目安は最高気温18度前後で薄手の羽織りに移り、22度を超えたらカーディガン一枚に。気温で決めると、暦に振り回されずに済みます。
Q. 秋のオフィスカジュアルは、いつから切り替えればよいですか
暦ではなく、最低気温で決めるのが実際的です。最低気温が20度を下回り始めたら薄手の長袖、18度を下回ったら羽織りを毎日持つ、15度を下回ったらニットとコートの季節です。秋は日中がまだ暑い一方で朝晩が冷えるため、上半身だけ夏のまま、足元と羽織りから先に秋にすると移行が滑らかになります。素材を先に替えて、色は後から替える、という順番も同じ理由で扱いやすいです。
Q. オフィスの空調が寒すぎる/暑すぎる席です。服でどこまで対応できますか
かなり対応できますが、動かす場所が決まっています。冷えは風で起きるので、風の当たる面を一枚で遮るのがいちばん効きます。肩と二の腕、そして首の後ろ。この三か所を覆うと、厚みを増やさずに体感が変わります。暑い側は逆で、熱がこもるのは首元と手首と足首なので、この三か所のどれかを開けます。それでも足りないときは、席に置いておく用の羽織りと、膝に掛ける一枚を分けて用意すると、服そのものを厚くせずに済みます。
Q. 季節の変わり目に、何を一枚足せばよいですか
足すものは季節ではなく、その時期の気温差で決まります。朝と昼の差が8度以上ある時期は、脱いで小さくなるもの。薄手のカーディガンや、たためる羽織りです。差が5度以内で全体に寒い時期は、脱がない前提で暖かいもの。ニットやジャケットになります。もう一つの考え方は、体の端から足すことです。ストール、靴下の厚み、袖の長さ。中心を厚くするより体感が変わりやすく、装い全体の形も崩れません。
Q. 冬のコートは、オフィスカジュアルとしてどう選べばよいですか
選ぶときに見るのは三つです。中に着る羽織りが入るかどうか、着丈がボトムスより短くなっていないか、椅子の背もたれに掛けたときにかさばらないか。ジャケットの上に着る前提なら、肩と腕にゆとりが要ります。着丈は、スカートやコートの裾から中の服が出ると全体が崩れるので、いちばん長いボトムスより長いものを一着持っておくと安心です。素材はしわが残らないものを選ぶと、通勤で座っても午後まで形が保てます。
Q. 夏にサンダルは履いてよいですか
職場の空気によりますが、一般には条件つきで受け入れられていることが多いです。分かれ目は、かかとが固定されているか、つま先の出方が大きすぎないか、歩いたときに音が鳴らないかの三つです。かかとにストラップがあり、素材が革か上質な合皮で、ソールが薄いものなら職場向きの範囲に収まります。避けたほうが無難なのは、ビーチサンダル、スポーツサンダル、歩くとかかとが鳴るミュール、厚いウッドソールです。来客のある日だけパンプスに替える運用にすると、迷いが減ります。

— メグラシ編集部

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銀座・丸の内・高級レストランの服装|場所で変わる格の決め方

銀座に行く日、丸の内で食事をする日、高級レストランを予約した日。服装の格は服だけでは決まらず、行く場所と時間帯で決まります。街ごとの空気を服の条件に翻訳した表、ランチとディナーで変わるもの、断られる可能性があるものの判定条件、そして同じ服のまま靴と鞄と羽織だけで格を上げ下げする手順までまとめました。

メグラシ編集部読了 7分
オフィスカジュアルとは|どこまでOKかを会社の空気から判定する

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オフィスカジュアルとは|どこまでOKかを会社の空気から判定する

オフィスカジュアルとは何かを定義から整理し、「自分の会社ではどこまでOKか」を出社頻度・来客の有無・上司の服装・私服可の告知文の4点から判定する手順にしました。判定結果ごとに着るもの、アイテム別の可否一覧、ビジネスカジュアルとの違い、女性の業種別の目安、最初に揃える最小構成まで、表でまとめています。

メグラシ編集部読了 21分
40代のお盆前最終週の通勤コーデ|疲れが溜まる週も穏やかに整う夏の装い

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40代のお盆前最終週の通勤コーデ|疲れが溜まる週も穏やかに整う夏の装い

40代のお盆前最終通勤週の装いを、素材と色の視点で穏やかに整える方法をまとめました。疲れが溜まる1週間を涼しく心地よく整える構成を解説。

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結婚式のバッグは普段使いできる?普段のバッグで式に出る条件も

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結婚式のバッグは普段使いできる?普段のバッグで式に出る条件も

手持ちのバッグを結婚式に持っていけるのか、式のために選んだ一つを普段に回せるのか。両方向の可否を、A5の紙が入るかどうかという寸法、光が面で返るか点で返るかという素材、金具の光る面積、式の格と自分の立場の四つで判定します。革やファーのように地域と家で判断が割れるところは割れると書き、迷ったときにどちらへ倒すか、サブバッグの扱い、買う前に手持ちで試す手順までまとめました。

メグラシ編集部読了 14分
秋の同窓会の服装【50代】会場別と羽織の置き場で決める

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秋の同窓会の服装【50代】会場別と羽織の置き場で決める

秋の同窓会に50代が何を着るかを、会場別(ホテルの宴会場・個室のある店・座敷・立食)と秋の条件から決める記事です。行き帰りの気温差、会場に着いてから羽織りをどこに置くか、10月と11月の違い、パンツや黒の可否、ヒールの高さやバッグの大きさといった迷いやすい判断、気になる場所ごとの調整まで、順番に決められるようにまとめました。

メグラシ編集部読了 8分

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