ジムの格好 女性|有酸素・マシン・スタジオで変わる3タイプの違いと選び分け

ジムに通うと決めた日に、最初に止まるのは「何を着ていくか」です。
売り場に行くと、伸びる素材の上下が並んでいて、どれも同じに見えます。けれど通い始めると、同じ一組でも楽な日と落ち着かない日が出てきます。差を作っているのは服の良し悪しではなく、その日にジムで何をしたかのほうでした。
走る日、マシンに座る日、スタジオで床に手をつく日。この3つは、体の動く向きも布が触れる場所も違います。だから必要な格好も3つに分かれます。
結論:分けているのは、体と床の距離が変わる回数
見るのは1つだけです。その日のメニューで、体と床の距離が何回変わるか。
走る日は、距離が一定のまま上下に細かく揺れます。マシンの日は、座る・寝る・立つで大きく変わります。スタジオの日は、立つ・しゃがむ・床に手をつくまで動きます。距離の変わり方が変われば、布のずれる方向も変わります。
| タイプ | その日やること | 上に求めること | 下に求めること | 重ねる一枚 |
|---|---|---|---|---|
| ①有酸素中心 | 歩く・走る・こぐ | 裾が器具に触れない丈 | 裾が足首の手前で止まる | 要らない日が多い |
| ②マシン中心 | 座る・寝る・立つ | 背中と脇の面が続く | ウエストが動かない | 1枚あると待ち時間が楽 |
| ③スタジオ中心 | 立つ・しゃがむ・床に手をつく | 前屈で落ちない丈 | 床に触れる面が薄い | 行きと帰りに1枚 |
**その日いちばん長くやることを1つ選んで、その列だけ見てください。**3つ全部に合う組を探そうとすると、どの日にも半分しか合わないものが手元に残ります。
タイプ①|有酸素が中心の日
歩く器具や自転車の形をした器具で、同じ動きを続ける日です。
決め手は裾の位置です。上は、腕を振って裾が上がっても構いません。手すりやサドルに触れない長さであればいいので、むしろ短めのほうが扱いやすくなります。目安は、立った状態で腰骨の下に3〜5cm。これより長いと、こぐ動きのたびに腿のつけ根で布がたまります。
下は反対に、裾が足首の手前で止まるものです。床につく丈は歩く器具の上で踏みます。折り上げて止めても、汗を含むと落ちてきます。
この日は羽織るものが要らないことが多くなります。始めてから終わりまで動き続けるので、止まっている時間が短いからです。持っていくなら、終わったあとに使う一枚として鞄に入れておくほうが使います。
もう一つ、①の日だけに出るのが髪の扱いです。動きが一定に続くぶん、まとめた髪が同じ場所を同じ回数こすります。首の後ろで低くまとめると、器具の背もたれに当たる位置と重なります。高い位置で1回ねじって留めるほうが、途中で直す回数が減ります。
タイプ②|マシンが中心の日
座る姿勢や寝る姿勢の器具を、順番に回っていく日です。有酸素の日といちばん違うのは、体の後ろ側が面でシートに触れることと、器具のあいだで立ち止まる時間が長いことです。
上は、背中と脇の面が途中で切れないものを選びます。座ったまま背中をシートに当てると、上の裾が引き上げられて背中が出やすくなります。下のウエストと縦に重なっている幅があれば、そのまま動いても割れません。
下は、しゃがむ動きよりも座って立つ動きでウエストが動かないかで見ます。器具を移るたびに立ち座りをくり返すので、1回あたりの下がりが小さくても回数で効いてきます。
止まっている時間が長い日なので、前が開く一枚を1つ持っておくと楽になります。順番待ちのあいだだけ羽織って、動くときは腰に回しておけます。腰に回すことを前提にするなら、丈は腰骨が隠れるくらいまでにしてください。長い丈は結んだときに前で束になり、座る姿勢の器具に乗ります。
袖の長さは、器具を握る動きがある日だけ短くします。握る動きでは手首から肘までが何度も曲がるので、その範囲に布の重なりがあると、そこだけ先に汗を含みます。逆に袖のない形は、脇がシートに直接触れる回が増えます。どちらを取るかは、その日に回る器具が握るものか座るものかで決めてください。
タイプ③|スタジオのレッスンが中心の日
決まった時間に部屋へ入って、前を向いて動く日です。ここだけ条件が2つ増えます。前に倒す動きが入ることと、床に触れる面ができることです。
前屈の判定は、家で立ったまま上体を前に倒すだけで出ます。そのとき上の裾がどこまで来るかを鏡で見てください。胸のあたりまで落ちてくる丈は、レッスン中ずっと片手で押さえることになります。
床のほうは、膝をついたときにねじれない厚みかどうかです。厚みのある布は、膝の下でたまって位置がずれます。座る・寝る姿勢が続く回は、下の布が薄いほうが動きに合います。
靴を履きかえる回と、履かない回があります。入る前に確かめておくと、当日に足元だけ決まらないということが起きません。
③には、①②に無い条件がもう一つあります。横に並ぶことです。部屋の中では前を向いて横一列に立つので、自分の背中と横顔が周りの視界に入ります。とはいえ気にする必要があるのは見栄えではなく、腕を真上に上げたときに脇が出ないかどうかだけです。ここが通っていれば、途中で気を取られる回数がなくなります。
秋に通い始める日に、ひとつ足すもの
9月の終わりから11月にかけては、行き帰りと館内で気温の差がいちばん大きくなる時期です。館内は季節に関わらず一定に保たれているので、変わるのは外のほうだけです。
つまり、運動する一枚は季節で変えなくていいということになります。変えるのは行き帰りに重ねる側です。夏は1枚で出られた道のりが、この時期から2枚になります。
このとき運動用の一枚を厚くすると、館内で暑くなって脱ぐことになり、結局荷物が増えます。厚みは外側に足してください。
3つが混ざる日は、いちばん長い時間で決める
実際の一日は、きれいに分かれません。走ってからマシンに移り、最後にストレッチをする、という流れがふつうです。
そのときは、いちばん長い時間を占めるメニュー1つだけを見てください。60分のうち30分を走るなら①、20分ずつ3つに分かれるなら②です。②の組み方は他の2つに寄せやすく、外したときの差がいちばん小さいからです。
迷ったときに②へ倒すのは、②が中間だからです。①より丈に余裕があり、③より布に厚みが許されます。
初めて行く日は、②に寄せておく
初日は、説明を聞く時間と書類を書く時間と館内を案内される時間が入ります。動いている時間より、止まっている時間のほうが長くなる日です。
上は普段どおりの丈、下は立ち座りでウエストが動かないもの、前が開く一枚を1つ。この3点で、止まっている時間も動く時間も通ります。
初日に足りなくて困るのは、服よりも館内で履きかえるものとタオルのほうでした。
「浮かないか」は、色ではなく上下の丈の関係で決まる
周りから浮くかどうかを気にされる方は多いのですが、見えているのは色ではありません。上の裾と下のウエストのあいだに、肌の見える帯ができるかどうかのほうです。
帯ができると、動くたびにその幅が変わります。幅が変わるところに目が行きます。逆に、色がそろっていなくても、上の裾が下のウエストを越えて重なっていれば、動作の途中も線が一本に見えます。
重なりの目安は、立った状態で8cmほど。ここを先に確かめてから色を合わせると、決まるのが早くなります。色は、上下どちらかを落ち着いた側にして、もう一方に一色だけ入れれば足ります。
足元と靴下
3タイプとも、靴は館内で履きかえるものを1足で通せます。分かれるのは靴下の丈のほうです。
- ①有酸素中心 ── くるぶしが隠れる丈。歩く動きが続くと、短い丈は履き口が下がります
- ②マシン中心 ── 丈は自由。立ち座りが多いので、履き口がゆるいものは避けます
- ③スタジオ中心 ── 床に足裏が触れる回は、滑りにくい面のあるものを
増やすなら靴下からにしてください。回数が増えたときに、いちばん先に足りなくなります。
行き帰りに着る一枚
更衣室を出たあとの一枚は、運動中の一枚とは別に考えます。前が開いて、下のウエストが隠れる丈があるものを1つ。この2つを満たしていれば、そのまま外に出られます。
汗が引く前に出る日は、内側に触れる面が乾いているかどうかだけ確かめてください。運動が終わったあとの装いそのものは、別の軸になります。
よくある行き違い
**「伸びる素材ならどれでも同じ」。**伸びる方向が違います。横に伸びる布は座る姿勢で、縦に伸びる布は腕を上げる動きで効きます。どちらも伸びる布は少ないので、その日に多い動きのほうへ寄せてください。
**「上下をそろえて買えば間違いない」。**そろっているのは色と素材で、丈の関係ではありません。上下別々に買っても、重なりが8cmあれば通ります。
**「回数が増えたら組を増やす」。**増やすのは組ではなく靴下です。上下は洗って回りますが、靴下は1回につき1足ずつ減ります。
装いに活かすなら
ジムの格好は、買う前に決まっているものが多い場所です。手元にある上下でも、メニューに合わせて組み替えれば通ります。
その日いちばん長くやることを1つ思い浮かべる。それだけで、朝に鞄へ入れるものが決まります。
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よくある問い
- Q. ジムの格好は、まず何から決めればいいですか
- その日にいちばん長くやることを1つ決めてください。歩く・走る・こぐが中心なら有酸素、座る・寝る姿勢の器具が中心ならマシン、床に手をつく動きが入るならスタジオです。この3つで、布がずれる方向が変わります。有酸素は上下に細かく揺れるだけ、マシンは背中と脇が面で触れ、スタジオは前に倒す動きで裾が落ちます。服の種類を先に選ぶと、どの日にも半分しか合わないものが手元に残ります。メニューを先に決めれば、上の丈と下の丈が同時に決まります。決めるのは前の晩でも当日の朝でも構いませんが、鞄に入れる前に一度だけ思い浮かべてください。
- Q. 有酸素とマシンで、服を全部替えないといけませんか
- 替えるのは2か所だけです。下の裾の丈と、重ねる一枚を持つかどうか。上は同じもので通ります。有酸素中心の日は裾が足首の手前で止まる長さにして、羽織りは持たないほうが身軽です。マシン中心の日は、待ち時間に立ち止まる回数が増えるので、前が開く一枚を1つ持っておくと過ごしやすくなります。上を変える必要が出るのは、袖や首まわりが器具のシートに直接触れる日だけです。組を2つも3つも用意しなくても、下と羽織りの入れ替えで足ります。買い足すかどうかを考えるのは、この入れ替えを何回か試したあとで十分です。
- Q. スタジオのレッスンに出る日は、何が違いますか
- 前に倒す動きと、床に触れる面が増えることです。立った姿勢だけで選ぶと、前屈したときに上の裾が顔のほうへ落ちてきます。判定は簡単で、立ったまま上体を前に倒し、裾がどこまで来るかを鏡で見てください。胸のあたりまで落ちる丈は、レッスン中ずっと押さえることになります。もう一つは床です。座る・寝る・膝をつく姿勢が入るので、下は床に触れる面が薄いほうが動きやすくなります。厚みのある布は、膝をついたときにねじれて膝の下でたまります。靴を履きかえる回かどうかも、入る前に確かめておくと足元だけ決まらないことがなくなります。
- Q. 初めてジムに行く日は、何を着ていけばいいですか
- マシン中心の日の組み方に寄せておくと外しません。初日は説明を聞く時間、書類を書く時間、館内を案内される時間が入り、実際に動く時間のほうが短くなります。つまり止まっている時間が長い日です。上は普段どおりの丈、下は動いてもウエストが動かないもの、そして前が開く一枚を1つ。この3点で、立ち止まっている時間も動く時間も通ります。初日に足りなくて困るのは服より、館内で履きかえるものとタオルのほうです。服を買い足すのは、何をする日が多いかが見えてからで間に合います。
- Q. 周りから浮かないか気になります
- 見ているところは色ではなく、上下の丈の関係のほうです。同じ色でそろえていても、上の裾と下のウエストのあいだに肌の見える帯ができると、動くたびにその幅が変わります。逆に色がばらばらでも、上の裾が下のウエストを越えて重なっていれば、動作中も線が一本に見えます。重なりの目安は立った状態で8cmほどです。色を合わせるより先に、この重なりを確かめてください。合わせる色は、上下どちらかを落ち着いた色にして、もう一方に一色だけ入れると決まります。色を二つ以上足すと、重なりが通っていても線が分かれて見えます。
— メグラシ編集部





