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薄底スニーカーは誰に向くか|厚底で稼いだ身長を何で補うか

メグラシ編集部//読了 18分
身長と脚の比率を見ながら、足元のソールの厚みを選んでいるところ

厚底のスニーカーを脱いだ日、鏡の前で「なんだか縮んだ」と思ったことはありませんか。

ここ数年、スニーカーのソールは厚くなり続けました。今季、複数の業界メディアが挙げているのは、その反対側にある薄底、いわゆるフラットソールです。流行を断定はできませんが、厚底が長く続いたあとの揺り戻しとして語られている、というのが今の状況です。

ただ、よく見るから履く、では足が痛くなるだけで終わります。厚底は飾りではなく、「身長を足す」「足元に重さを置く」という二つの仕事をしていました。薄底に替えるということは、その二つを装いの別の場所へ渡すということです。

この記事は、薄底が自分に向くかどうかを身長・脚の長さの比率・普段のボトムス丈という測れる三つで判定し、向かない条件をはっきり書いたうえで、身長を失う人が何を変えれば成立するかまでを扱います。

📋 薄底スニーカー 判断早見表

見るところ薄底が向きやすい厚底のままが向きやすい変えれば成立する
身長164cm以上152cm以下丈とウエスト位置で調整
股下÷身長0.46以上0.44未満ハイウエストで比率を作る
普段の裾くるぶしが見える甲にたまる長さ裾を2〜3cm上げる
歩く距離一日3km以下一日6km以上中敷きを一枚足す
よく履くボトムスストレート・テーパードワイド・フレア裾幅で距離を作る
スカートミモレ・ロングひざ下の中途半端丈靴下で縦の帯を作る
足裏の痛み出にくい出やすい別の靴と使い分ける
手持ちの靴下クルー丈がある浅い丈しかない8cm以上の丈を足す

薄底が増えたのは、厚底が長く続いたことの揺り戻し

まず、事実の整理から始めます。

厚底のスニーカーは、長い期間、足元の主役でした。ソールが厚くなり、つま先が上へ反り、輪郭も丸く大きくなっていきました。装いのほうも、それに合わせて丈が長くなり、シルエットは全体的にゆるやかになりました。足元に大きな塊があることを前提に、他の部分が組み立てられていたわけです。

今季、複数の業界メディアが挙げているのは、その反対側です。ソールが薄く、輪郭が細く、足の形がそのまま出る一足。同時に語られているのが、端正なシルエットやハイウエスト、肩に構築感のあるジャケットといった要素で、これらは足元の塊とは相性が良くありません。

つまり薄底は、単独で出てきた流行ではなく、装い全体が細く端正な方向へ動いたことの、足元側のあらわれとして語られています。ここを押さえておくと、薄底だけを買って浮く、という失敗が避けられます。

厚底が担っていた二つの役割

薄底に替える前に、厚底が何をしていたかを言葉にしておきます。役割は二つです。

厚底が担っていたこと具体的に起きていたこと失うと何が変わるか
身長を足す接地面から2.5〜5cm上へ持ち上げる目線の高さが下がり、全身の縦が縮む
脚を長く見せる足首から下が延長され、脚の終点が下がる脚の終わりが上に戻り、比率が変わる
足元に重さを置く面積と厚みで重心を下げる上半身のボリュームが相対的に強く出る
裾の受け皿になる長い裾が甲の上で自然に止まる裾の行き場がなくなり、たまって見える
横幅を出す靴の輪郭が太くなり、足首が細く見える足首と靴の太さが近づく

見てのとおり、厚底は身長だけの装置ではありません。裾の受け皿という役目が、実は日々の見え方にいちばん効いています。長めのパンツを持っている方が薄底に替えると、真っ先にここでつまずきます。

薄底では何で代替するのか

三つの置き換えで考えます。ここがこの記事の核です。

厚底が担っていた役割薄底で代替する場所具体の操作取り戻せる目安
身長を足すボトムスの丈裾を2〜3cm上げて甲を見せる見た目で2cm相当
脚を長く見せるウエストの位置トップスを入れる・ベルトを使う見た目で1〜2cm相当
脚の終点を下げる足元の色の連続ボトムス・靴下・靴を同系にそろえる見た目で2cm相当
足元に重さを置くバッグまたは下半身の面積横長のバッグ、厚みのある生地重心の位置が戻る
裾の受け皿裾の始末折り返す・テーパードにするたまりが消える

三つの置き換えを合わせると、ソールで足していた2〜3cmはほぼ埋まります。**足すのではなく、置き換える。**これが薄底を履くときの考え方です。

「薄底」はソールの厚みが何cmを指すか

売り場で厚みが表示されていることはほとんどないので、目で測る方法を持っておくと迷いません。

呼び方いちばん薄い部分の厚み見分け方履いたときの印象
極薄1cm前後横から見て指一本より明らかに薄い素足に近い、床の感触が伝わる
薄底1.2〜2cm指一本分と同じくらい足の輪郭がそのまま出る
中間2〜3cm指一本半主張は少なく、汎用性が高い
厚底3.5〜5cm指二本分足元に塊ができる
超厚底5cm以上指三本分足元が主役になる

測る場所は、土踏まずの外側でいちばんくびれたところです。かかとだけが厚い形は、数字上は厚底でも、前が薄いぶん前傾して歩くので疲れ方が変わります。前後の差が1cm以内のものが、いわゆるフラットソールです。

靴の種類そのものの整理は靴・パンプスの種類16種にまとめています。

判断基準①|身長で分かれるところ

ここからが本体です。まず身長から見ます。身長そのものに優劣はなく、変えるべき場所が違うだけです。

身長の目安薄底にしたときに起きやすいこと先に変えるところ変えなくてよいところ
〜152cm全身の縦が縮んで見える裾丈とウエスト位置の両方靴の色
153〜158cm裾が甲にたまりやすくなる裾丈ウエスト位置
159〜164cmほぼそのまま履ける靴下の丈だけ裾丈
165〜170cm足元が軽くなり均整が取れる特になし
171cm〜足が大きく見えることがあるつま先の形裾丈

152cm以下の方が薄底に替えると、ソールぶんの2〜3cmがそのまま目線の高さから引かれます。ここで大事なのは、厚底に戻る以外の道があるということです。裾丈とウエスト位置の二つを動かせば、失った高さは見た目のうえで取り戻せます。具体の手順は後半の「変えるところ」の三節に書きました。

低身長全般のバランスの取り方は低身長のバランス調整を、高身長側は高身長のスタイリングを合わせて読んでください。

判断基準②|脚の長さの比率で分かれる

身長より効くのが、脚の長さの比率です。これは股下を身長で割った数字で見ます。

測り方は簡単です。壁を背にしてまっすぐ立ち、薄い本を脚の付け根まで水平に差し込みます。本の上面から床までを測った数字が股下です。それを身長で割ります。靴は脱いだ状態、靴下は薄手で測ってください。

股下÷身長該当しやすい状態薄底での見え方効く操作
0.48以上脚の比率が大きい何もしなくても縦が出る特になし
0.46〜0.47標準よりやや上ほぼそのまま履ける靴下を同系色に
0.44〜0.45標準の範囲裾の位置で結果が変わる裾を2cm上げる
0.42〜0.43上半身が長め脚の終点が上がって見えるハイウエスト+裾上げ
0.41以下上半身がかなり長め薄底単体では均整が取りにくい三つ全部を変える

**この数字は体型の良し悪しではなく、どこを操作するかを決めるための目盛りです。**0.41でも0.48でも、装いの組み立て方が違うだけで、どちらも薄底を履けます。

比率の考え方そのものは脚が短く見えるときのバランス身長差のバランスで詳しく扱っています。

判断基準③|普段のボトムス丈で分かれる

三つめが、いちばん現実的な基準です。持っているボトムスの丈が、薄底に合うかどうかを決めます。

普段のボトムスの裾厚底での見え方薄底に替えると対応
くるぶし中心より上やや短く見えるちょうど良くなるそのまま
くるぶしにかかる収まる収まるそのまま
甲に軽く触れる収まる少したまる1〜2cm上げる
甲にしっかり乗る厚みが受け止める靴の上に布が沈む3cm上げるか折る
床に触れるかろうじて成立足元が完全に埋まる丈直しが必要
ミモレ丈スカート靴の厚みで切れる素直につながるそのまま
ロングスカート厚みの上に乗る甲に触れる位置で止まるそのまま
ひざ下の中途半端丈どちらも難しい脚が三分割される靴下で帯を作る

**厚底は長い裾の受け皿でした。**受け皿がなくなると、行き場を失った布が甲の上に沈みます。手持ちのパンツが「甲にしっかり乗る」以下に集中している方は、靴より先に丈の話になります。

デニムの折り返し幅はデニムのロールアップに整理しました。

三つを合わせた総合判定

三つの基準を組み合わせると、次のように分かれます。

身長股下比率普段の裾判定最初にやること
165cm以上0.46以上くるぶし上そのまま向く買うだけ
165cm以上0.44前後甲に触れるほぼ向く裾を2cm上げる
159〜164cm0.46以上くるぶし上向く靴下を同系色に
159〜164cm0.43以下甲に乗る条件つき裾上げ+ウエスト
153〜158cm0.45前後くるぶし上向く靴の色をそろえる
153〜158cm0.43以下甲に乗る条件つき三つ全部を変える
152cm以下0.46以上くるぶし上向く裾を1cm上げる
152cm以下0.44未満甲に乗る相性は良くない厚底との併用が現実的
いずれでもいずれでも床に触れるまず丈直し靴の話は後

いちばん下の二行が大事です。**相性が良くない組み合わせは実際にあります。**そのときに無理に流行へ寄せる必要はありません。中間の厚み、つまり2〜3cmのソールを選ぶという道も残っています。

厚底で稼いでいた身長を、何で取り戻すか

ここからが、身長を失う人のための節です。変えるところは三つだけです。

変えるところ何をするか見た目で戻る高さ難しさ
ボトムスの丈裾を2〜3cm上げる約2cm相当折るだけなら当日できる
ウエストの位置トップスを入れる・ベルト約1〜2cm相当その場でできる
足元の色の連続ボトムス・靴下・靴を同系に約2cm相当手持ちの色次第
上半身の面積トップスを短くする約1cm相当手持ち次第
縦のライン前を開けた羽織り約1cm相当その場でできる

三つを合わせると、ソールで足していた2〜3cmは十分に埋まります。しかも、**ソールで足した高さは足首から下で止まりますが、丈とウエストで作った高さは全身に効きます。**取り戻すというより、置き場所を変えるという感覚が近いです。

変えるところA|ボトムスの丈

いちばん効くのが丈です。何cm上げるかは、靴のどこを見せるかで決まります。

見せたいもの裾の終点合うボトムス起きやすい失敗
くるぶしくるぶし中心の1cm上テーパード、ストレート短すぎて寸足らずに見える
靴の甲の全部甲の始まりの2cm上スリム、細身のデニム靴下が中途半端に見える
靴の甲の半分甲に軽く触れるワイド、ストレート布が沈んで足が短く見える
靴だけ甲を2cm覆うワイド、フレア靴の輪郭が消える
足首の素肌くるぶし中心の5cm上クロップド気温との折り合いがつかない
靴下の帯くるぶし中心の10cm上細身、クロップド靴下の色が浮く

折り返して調整する場合、幅は3cm前後を一段として、二段までにとどめてください。三段以上になると、足首に厚みの塊ができて、薄底にした意味が消えます。

ワイドパンツを主に履く方はワイドパンツの選び方を、細身寄りならテーパードパンツの選び方を合わせて見てください。

変えるところB|ウエストの位置

丈の次は、腰の位置です。ここは買い足さずにできます。

操作やり方効き方向く場面
前だけ入れる前中央を10cmだけ入れる腰位置が上がり、後ろは隠れる日常のほぼ全部
全部入れるぐるりと入れてベルトいちばん強く効く端正に見せたい日
短いトップス腰骨の上で終わる丈入れなくても位置が出る夏、羽織りを着る日
ベルトを足すボトムスと同系色位置が明確になる腰位置がぼやける日
羽織りを開ける前を開けたまま着る縦の線が二本入る秋冬
ハイウエスト股上の深いボトムス比率そのものが変わる買い足すとき

**前だけ入れる方法は、この記事の中でいちばん費用のかからない操作です。**トップスの前中央だけを10cmほどウエストに入れると、腰の位置が視覚的に上がり、脚の始まりが高く見えます。後ろは出したままでよいので、体の線も拾いません。

変えるところC|靴下

三つめが靴下です。薄底は履き口が浅いので、靴下は隠すより見せるほうが収まります。

靴下の丈くるぶし中心からの高さ薄底との相性注意
フットカバー見えない素足に見せたい日だけ脱げやすい
アンクル2〜4cm履き口すれすれで中途半端足首で線が切れる
クルー8〜14cmいちばん合う色で印象が変わる
ミドル15〜20cm帯として見せるなら合う丈が長いと重い
ハイソックス25cm以上スカートと合わせるときパンツとは干渉する
タイツ秋冬のスカートに合う靴と色を近づける

色の選び方は単純です。ボトムスに寄せると脚が続いて長く見え、靴に寄せると足元がひとまとまりになって落ち着きます。どちらにも寄せない中間色だけが、足首を独立させます。

丈の規格そのものは靴下・レッグウェアの丈8種に、履き口の高い靴との関係はハイカットスニーカーに合わせる靴下にまとめています。

薄底が向かない条件

「誰にでも似合う」とは書けません。向かない条件を先に挙げます。

条件何が起きるか代わりにできること
一日6km以上歩く足裏と膝への負担が増える中敷きを足す、日で使い分ける
足裏に痛みが出やすい症状が出やすくなる別の靴を選ぶ、窓口に相談する
立ち仕事が長い疲れが早く出る中間の厚みを選ぶ
甲に乗る丈しか持っていない布が沈んで足元が重くなる先に丈を直す
股下比率0.43以下で丈を変えたくない縦の線が作れない中間の厚みで折り合う
雨の日が多い地域水がしみやすい別の一足を用意する
段差や坂の多い通勤路衝撃が直に伝わるクッションのある靴と併用
足の甲が高い履き口が浅く当たりやすい甲の深い形を選ぶ

このうち、上の三行は体型ではなく生活の条件です。**流行より、歩く距離のほうが優先されます。**ここを曲げると、履かない一足が増えるだけになります。

手持ちの何と合わせるか|裾と靴の距離

新しく買わなくても試せます。見るのは、裾の下端と靴の履き口の距離、この一点です。

裾と靴の距離見え方判定直し方
裾が甲を覆う靴の輪郭が消える避けたい2〜3cm上げる
0〜2cmつながって見える良いそのまま
3〜7cm脚がそこで切れる避けたい上げるか下げる
8〜12cm靴下の帯が出る良い靴下の色を決める
13cm以上足首がはっきり出る良い気温と相談

**避けたいのは3〜7cmだけです。**この幅に入ると、素肌でも靴下でも中途半端な区間が残り、脚が二つに分かれて見えます。0〜2cmに寄せるか、8cm以上に離すか。二択で考えると迷いません。

裾幅別|距離の作り方

同じ丈でも、裾の幅で結果が変わります。

裾幅該当するボトムス薄底での処理理由
16cm以下スキニー、細身くるぶし中心の1cm上で止める細いので靴が引き立つ
17〜19cmテーパード甲の始まりの2cm上靴の甲が見えて縦が出る
20〜22cmストレート甲に軽く触れる位置布が落ちて線が続く
23〜26cmワイド甲を1〜2cm覆う短いと裾が泳ぐ
27cm以上極端なワイド甲を2〜3cm覆う靴を見せる必要がない

裾幅が23cm以上のワイドでは、靴の輪郭はほとんど見えません。この場合、薄底を選ぶ意味は「見え方」ではなく「重さ」のほうに移ります。厚底の塊が消えるぶん、裾のドレープが素直に落ちます。

靴下の見せ方

見せる、隠す、帯にする。三つの選択肢があります。

見せ方靴下の丈裾の位置向く場面
隠すフットカバー甲に触れる素足に見せたい日
ちらりとクルー丈をたるませるくるぶし中心の3cm上週末、軽い装い
まっすぐ見せるクルー丈を伸ばすくるぶし中心の10cm上端正に見せる日
帯にするミドル丈ひざ下、スカート秋冬
色で切る靴と同色どこでも足元をまとめたい日
色でつなぐボトムスと同色どこでも脚を長く見せたい日

たるませる場合、たるみは2cm以内にとどめてください。それ以上になると足首に厚みが出て、薄底の細さと打ち消し合います。

靴の色そのものの決め方は靴の色の選び方に、明度で迷いやすいグレーについてはグレースニーカーが難しい理由にまとめています。

スカートとの相性

薄底は、厚底よりスカートと合わせやすい靴です。

スカートの丈靴との間処理起きやすい失敗
ミニ脚が長く出る靴下で丈を分ける靴だけ浮く
ひざ丈脚が中央で出る靴下を8cm以上見せる三分割になる
ひざ下いちばん難しいタイツか同系色の靴下脚が切れる
ミモレ素直につながるそのまま特になし
ロング甲に触れる裾が甲に軽く触れる位置床に引きずる
マキシ靴が隠れる靴の色は自由裾を踏む

厚底ではスカートの裾と足の間に厚みの塊ができますが、薄底は足の輪郭がそのまま出るので、裾から靴までが素直に続きます。**ひざ下の中途半端な丈だけが例外です。**この丈では脚が三つに分かれるので、タイツか同系色の靴下で下半分をつないでください。

タイトなロング丈の扱いはタイトロングスカートの選び方、種類の全体像はスカートの種類に、スカート見えするパンツはスカンツ・スカーチョのコーデにあります。

骨格タイプ別|変えるところ

タイプによって、効く操作が変わります。どのタイプでも薄底は履けます。

タイプ薄底との関係先に変えるところ避けたいこと
ストレート端正な形と相性が良い裾はまっすぐ落とす厚いリブ靴下
ウェーブ足元が軽くなりすぎることがある靴下で足元に面を作る極端に細い形
ナチュラル素材感のある一足が合うつま先に少し余裕を華奢すぎる輪郭

ストレートは、ソールがまっすぐで輪郭の整った形が収まります。ウェーブは、薄底にすると足元の情報が減るので、靴下や色で少し足すと均整が取れます。ナチュラルは、キャンバスやスエードのように表情のある素材で、細すぎない輪郭を選ぶと自然です。

タイプ別の靴選びは骨格タイプ別の靴の選び方、そもそもの考え方は骨格タイプの基本にまとめています。

年代別|優先が変わる

同じ薄底でも、年代によって困りごとの出方が違います。

年代出やすい困りごと優先すること補足
20代幼く見えることがある素材を落ち着かせる白より生成りや黒
30代通勤に使えるか迷う装飾の少ない形を選ぶ職場の規定を先に確認
40代足元だけ軽くなる靴下と色でつなぐ上半身の重さと釣り合わせる
50代疲れやすさが気になる中敷きで補う日で使い分ける
60代以降段差での不安接地面の広い形滑りにくい底を選ぶ

年齢が上がるほど、見え方より歩きやすさの比重が上がります。**そこを我慢して選ぶ理由はありません。**中敷きを一枚足すだけで、薄底のまま負担を減らせます。

場面別|通勤・週末・長く歩く日

同じ一足でも、場面によって合わせを変えます。

場面裾の位置靴下靴の色
通勤甲の始まりの2cm上ボトムスと同系のクルー丈黒、濃紺、濃いグレー
週末の外出くるぶし中心の3cm上白か生成り自由
子どもと過ごす日甲に軽く触れる厚みのある中厚汚れの目立たない色
きれいめの食事くるぶし中心の1cm上靴と同色黒か濃い茶
長く歩く日甲の始まりの2cm上中厚のクッション性自由
旅行甲に軽く触れる替えを一足持つ汚れの目立たない色

通勤で使うなら、装飾が少なく、ソールの側面に色が入っていない一足が落ち着きます。ロゴや配色が入るほど、装いのカジュアル度が上がります。

秋に靴を買い足す順番は秋に揃える靴、気温との対応は気温別の服装にまとめました。

買うなら何を見るか

ブランドではなく、寸法と形で選びます。見るのは五か所です。

見る場所測り方・見方目安ずれると起きること
ソールの厚み土踏まずの外側を横から見る1.2〜2cm厚いと薄底の意味が薄れる
前後の厚みの差かかとと前を見比べる1cm以内差が大きいと前傾する
つま先の形上から見る卵形か細めの丸極端に丸いと足が大きく見える
つま先の反り横から置いて見る床から1cm以内反りが強いと厚底寄りに見える
履き口の高さくるぶし中心から測る3cm以下高いと靴下が中に入り込む
甲の深さ履いて見下ろす甲が少し見える浅すぎると脱げる
ソールの側面色が入っているか一色が使いやすい配色が多いと合わせが減る
中敷き取り外せるか外せると調整できる外せないと厚みを足せない
接地面の広さ底を見る広いほうが安定する狭いと段差で不安
素材手で触るキャンバス、スエード、レザー調光る素材は場面を選ぶ

**つま先の形が、薄底ではいちばん印象を左右します。**ソールが薄いぶん、足の輪郭がそのまま出るからです。上から見て卵形に近いものは、足が長く見えます。真円に近い丸みは、かわいらしく見える代わりに足が大きく見えます。

ソールの硬さと歩く距離

厚みと同じくらい、硬さが効きます。

ソールの硬さ見分け方向く距離疲れ方
かなり柔らかい手で簡単に曲がる3km以下足裏が疲れる
柔らかい力を入れれば曲がる5km程度標準
中くらいつま先だけ曲がる8km程度疲れにくい
硬いほとんど曲がらない短時間向きふくらはぎに来る

手に取って、つま先とかかとを持って曲げてみてください。土踏まずのあたりで折れ曲がるものは、長い距離で足裏に負担がかかります。つま先の付け根だけが曲がる一足が、薄底では扱いやすい範囲です。

色の選び方

薄底は面積が小さいので、色の効き方が厚底と違います。

効き方合わせやすいボトムス注意
足元が軽くなる濃色のパンツ、デニム汚れが目立つ
生成り白より落ち着く茶系、ベージュ、デニム秋冬に合う
足元が締まる何にでも全身が明るいと浮く
濃紺黒より軽いデニム、グレー黒と並べると濁る
濃いグレーつなぎ役になるきれいめのパンツ中間色は主張が弱い
茶・キャメル秋の色と続くブラウン、ベージュ黒のボトムスとは離れる
ボルドー系差し色になる黒、濃紺、グレー他に色を足さない

今季よく挙がる色の話でいえば、茶やボルドー寄りの色は、装い全体が同系でまとまっているときに素直につながります。足元だけを差し色にするなら、他の色数を二色以内に抑えてください。

よくある誤解

よく聞く言い方実際に起きていること言い換えると
「薄底は誰にでも似合う」生活と手持ちの丈で向き不向きが出る三つの基準で分かれる
「低身長に薄底は無理」裾丈とウエスト位置が変わっていない二つを変えれば成立する
「厚底のほうが脚が長く見える」足首から下が伸びているだけ丈とウエストのほうが全身に効く
「薄底は疲れる靴」硬さと距離の組み合わせの問題中敷きと使い分けで解決する
「流行だから買い替えるべき」手持ちの丈に合わなければ履かない丈が先、靴は後
「スニーカーはカジュアルにしかならない」装飾と配色の量の問題一色で装飾の少ない形なら通勤にも合う
「薄底は足が大きく見える」つま先の形の問題卵形を選べば起きにくい
「厚底はもう履けない」併用してよい距離と場面で使い分ける

鏡で確認する3か所

出かける前に見るのは三か所です。

一か所目は、裾の下端と靴の履き口の距離です。3〜7cmに入っていないか。入っていたら、2cm下げるか、5cm上げます。

二か所目は、横から見た足の甲のあたりです。布が甲の上に沈んでいないか。沈んでいたら、一段折り返してください。

三か所目は、全身を見て腰の位置です。トップスが腰骨より下で終わっていると、薄底にした軽さが上半身の長さに吸われます。前中央だけを10cm入れて、もう一度見てください。

まとめ

薄底が語られているのは、厚底が長く続いたことの揺り戻しとして、複数の業界メディアが挙げているからです。流行そのものは断定できませんが、装い全体が細く端正な方向へ動いていることの、足元側のあらわれとして説明されています。

大事なのは、厚底が何をしていたかです。厚底は身長を足し、脚の終点を下げ、長い裾の受け皿になっていました。薄底に替えるということは、この三つを装いの別の場所へ渡すということです。

向くかどうかは三つで決まります。身長、股下を身長で割った比率、そして普段のボトムスの裾がどこで終わっているか。このうちいちばん効くのは三つめの、手持ちの丈です。

身長を失う人が変えるところも三つです。裾を2〜3cm上げること。トップスの前中央を10cm入れて腰の位置を上げること。ボトムス・靴下・靴の色を同系にそろえること。合わせれば、ソールで足していた高さは見た目のうえで戻ります。

向かない条件もあります。一日に長く歩く方、足裏に痛みが出やすい方、床に触れる丈しか持っていない方。**このときに無理に流行へ寄せる理由はありません。**中間の厚みを選ぶ、日によって使い分ける、という道が残っています。

買うときに見るのは、ソールの厚みと前後の差、つま先の形、履き口の高さ、そして色。この五つがそろえば、翌年も同じように履けます。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 薄底スニーカーとは、ソールが何cmくらいのものを指しますか
明確な規格はありませんが、接地面から中敷きの上面までのいちばん薄い部分が2cm以下のものが薄底として語られます。2〜3cmが中間、3.5cm以上が厚底と呼ばれる範囲です。売り場で数字が書かれていることは少ないので、土踏まずの外側の一番くびれたところを横から見て、指一本分より薄ければ薄底、指二本分あれば厚底と考えると判断できます。同じ一足でも、かかとが厚くつま先が薄い形と、前後がほぼ同じ厚さの形では、履いたときの身長も歩き方も変わります。
Q. 厚底から薄底に替えると身長が下がります。どうすればよいですか
変えるところは三つです。ひとつはボトムスの丈で、失った厚みと同じだけ裾を短くして、靴の甲がしっかり見える位置で終わらせます。ふたつめはウエスト位置で、トップスを入れるかベルトを使って、腰の位置を1〜2cm上に見せます。みっつめは靴下で、ボトムスと同系色の靴下を足首まで通すと、脚から靴までが一本の面としてつながります。この三つを合わせると、ソールで足していた2〜3cmはほぼ取り戻せます。ヒールを足すより、丈とウエスト位置のほうが確実に効きます。
Q. 低身長でも薄底スニーカーを履けますか
履けます。ただし条件があります。ボトムスの裾が足の甲にたまっている状態のままだと、足元だけが重く見えます。裾をくるぶしが見える位置まで上げるか、靴の甲に2cm以内で軽く触れる位置で止めてください。そのうえで、靴・靴下・ボトムスの色を近づけると縦の線が切れません。逆に、ソールの厚みだけで身長を足していて、丈もウエスト位置も変えたくない場合は、無理に薄底へ替える必要はありません。
Q. 薄底スニーカーが向かないのはどんなときですか
三つあります。ひとつは一日に長い距離を歩く日で、クッションが薄いぶん足裏と膝への負担が増えます。ふたつめは足裏に痛みが出やすい方で、この場合は中敷きで補うか、そもそも別の靴を選ぶほうが安全です。みっつめは、裾が甲にたまる長さのボトムスしか持っていない場合で、丈を直さないまま履くと足元だけが沈んで見えます。向かない条件は体型ではなく、生活と手持ちの丈で決まります。
Q. 薄底スニーカーにスカートは合いますか
合います。むしろ厚底より合わせやすい組み合わせです。厚底はスカートの裾との間に厚みの塊ができますが、薄底は足の輪郭がそのまま出るので、裾から靴までが素直につながります。ミモレ丈なら靴下を見せて縦の帯を作り、ロング丈なら裾が甲に触れるくらいまで下ろすと収まります。避けたいのは、裾の下端と靴の履き口の間に3〜7cmだけ隙間が空く状態で、脚がそこで切れて見えます。
Q. 薄底スニーカーに合わせる靴下は何を選べばよいですか
履き口が浅いので、靴下は見せる前提で選ぶほうが失敗しません。くるぶし中心から8〜14cmのクルー丈が、履き口から余裕をもって出る長さです。色はボトムスに寄せると脚が続いて見え、靴に寄せると足元がひとまとまりになります。厚みは薄手から中厚が合います。厚手のリブは、薄いソールと合わさると足首だけが太く見えることがあるので、その日は丈を長めにして帯として見せてください。
Q. 薄底と厚底、どちらを先に買うべきですか
普段のボトムスの丈で決まります。裾がくるぶしより上で終わるパンツやスカートが多い方は薄底が使いやすく、裾が甲にかかる長さが多い方は厚底のほうが手持ちに合います。丈を直す予定がないなら、手持ちに合うほうを選ぶのが早道です。どちらか一足だけを選ぶなら、通勤や長く歩く日が多いかどうかも見てください。歩く距離が長い日が週の半分を超えるなら、クッションのある一足を先に持っておくほうが実用的です。
Q. 薄底スニーカーは疲れませんか
厚底に比べるとクッションは少ないので、同じ距離を歩けば負担は増えます。ただし、薄底は足裏が地面をとらえやすく、足首がぐらつきにくいという面もあります。長く歩く日は中敷きを一枚足す、通勤は薄底で移動の多い日は別の靴に替える、というように日で使い分けるのが現実的です。痛みが続くときは我慢せず、靴を替えるか専門の窓口に相談してください。

— メグラシ編集部

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今季はジレの名前を複数の業界メディアで見かけます。ただこの服は「重ね着の中間層」であると同時に「肩と縦のラインを作る道具」なので、似合うかどうかは好みではなく、身長に対する着丈の割合、肩先から肩先までの実寸、バストとアンダーバストの差、鎖骨のくぼみからVの底までの距離という、測れる数字で分かれます。前開きとプルオーバーの違い、ショート・ミドル・ロングの境目、ツイード・ニット・シャツ地・レザー調の落ち方、合わない条件、中に着るものとボトムスの判定表、手持ちだけで試す手順、買うときに見る寸法と縫製までを表にまとめました。

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ハイカットスニーカーは履き口がくるぶしから5〜9cm上にあるため、くるぶし丈の靴下だと靴の中へ入り込みます。見せる丈と隠す丈の分かれ目、パンツの裾・履き口・靴下の上端という三者の高さ関係、スカートと合わせるときの丈を寸法で整理しました。

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今季は横長のショルダーとマイクロミニが同時に挙がっています。方向の逆な二つがなぜ並ぶのかを服の側の変化から整理し、形(横長・縦長・四角・半円・トート・ショルダー・ハンド)が体のどこに線を引くか、持つ位置の高さで何が強調されるか、身長と肩幅に対して横幅は何センチまでかを、測れる数字で表にしました。A4が入る大きさの実際、半日の外出と夜の食事で変わる容量、そして小さいバッグの日に持ち物を削る30分の手順、スエード・パテント・ファーの扱い、買う前に手持ちで試す方法までまとめています。

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メグラシ編集部読了 22分

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