骨格診断|3タイプは鎖骨・手首・膝で分かれる。迷ったら服で決める

骨格診断は、体の重心がどこにあるか・肌と肉の質感・骨の出方の3つを見て、ストレート・ウェーブ・ナチュラルの3タイプのどれに近いかを決め、似合う肩線・丈・素材を絞りこむ方法です。体の大きさや細さ、身長や年齢でタイプが決まるわけではありません。同じ身長・同じ服のサイズでも、骨と肉のつき方が違えば、似合うシャツの肩の位置や、きれいに見えるスカートの丈は変わります。
自分のタイプを知りたいなら、鏡の前で鎖骨・手首・膝の3か所を見てください。鎖骨が目立ちにくく、手首の断面が丸く、膝のお皿が小さめならストレート寄り。鎖骨が細く浮き出て、手首が平たく薄く、膝下がすっきり細いならウェーブ寄り。鎖骨が長くしっかり出て、手首の外側の骨が角ばり、膝のお皿が大きめならナチュラル寄りです。3か所のうち2か所が同じタイプを指せば、それがあなたの主軸と考えてかまいません。
3か所がばらばらで決まらないときは、何度も測り直すより、手持ちの服を着比べるほうが早く決まります。肩線がぴったり合うハリのあるシャツ、高い位置で切り替えたやわらかいブラウス、肩が落ちた長めのニットの3枚を着て、鏡の中で服より先に顔に目が行く1枚の側に寄せてください。質問に答えるだけで傾向を出したいときは、メグラシの無料骨格診断(7問・約3分・登録不要)から始めるのが近道です。
1分でつける目安|鎖骨・手首・膝の見え方
まずは細かいことを考えずに、3か所の見え方だけでおおよその位置をつけます。薄手のTシャツか、肩と鎖骨が見える服に着替えて、明るい場所の鏡の前に立ってください。
| 見る場所 | ストレート寄り | ウェーブ寄り | ナチュラル寄り |
|---|---|---|---|
| 鎖骨 | 目立ちにくく短めに見える | 細く浮き出て下にくぼみができる | 長く太めに出て端まで見える |
| 手首 | 断面が丸く、骨の出っ張りが小さい | 断面が平たく薄い | 外側の骨が角ばって目立つ |
| 膝 | お皿が小さく、膝まわりがすっきり | 膝下が細く、膝上にやわらかさが出る | お皿が大きく、骨の形が見える |
この表は答えを出すためのものではなく、どこを見ればいいかの軸を示すためのものです。1か所ずつ「どの列にいちばん近いか」を選び、3つの答えを並べます。2つ以上が同じ列なら、その列が主軸の候補です。3つが全部別の列になったら、この記事の後半「どちらとも取れるとき」と「手持ちの服3枚で決める」に進んでください。
ここで迷いやすいのは、「どの列にも少しずつ当てはまる」と感じることです。そのときは、いちばん近い列を1つだけ選びます。「どちらかといえば」で構いません。迷いを残したまま3か所を全部保留にすると、いつまでも主軸が決まりません。
メグラシの無料診断で、傾向を数で出す
鏡で見るのが苦手な人や、自分の体を見ても判断がつかない人は、質問に答える形の診断を先に使うと楽です。メグラシの無料骨格診断は、7つの質問に答えると、ストレート・ウェーブ・ナチュラルのどれに傾いているかが分かります。登録は要らず、3分ほどで終わります。
使うときのコツは2つあります。1つめは、質問に答えるときに「こうありたい自分」ではなく「いまの自分」で答えること。2つめは、結果を見たら、この記事の3か所チェックと照らし合わせることです。診断の結果と3か所チェックの結果が同じなら、主軸はほぼ決まりです。違ったら、両方に共通している特徴を拾い、後半の「どちらとも取れるとき」で決めてください。
診断の結果ページには、そのタイプに似合う服の方向が書かれています。結果を受け取ったら、そのまま次の章の「骨格診断が見ている3つのもの」を読んで、なぜそのタイプになったのかを自分の体で確かめておくと、服を選ぶときに迷いにくくなります。
骨格診断が見ている3つのもの
骨格診断で見ているのは、大きく分けて次の3つです。名前が違う診断方法でも、中身はほとんどこの3つの組み合わせです。
1つめは重心の位置です。横から見たとき、体の厚みが胸から上に寄っているか、腰から下に寄っているか、偏りが少ないかを見ます。上に寄っていればストレート、下に寄っていればウェーブ、偏りが少なくフレーム全体が大きく見えればナチュラルの傾向です。
2つめは肌と肉の質感です。二の腕や太ももの外側を軽くつまんだとき、押し返すような弾力があるか、指がやわらかく沈むか、肉より先に筋や骨の硬さを感じるかを見ます。弾力はストレート、やわらかさはウェーブ、硬さの印象はナチュラルにつながります。
3つめは骨の出方です。鎖骨・手首・膝・肩先といった関節や骨の端が、どのくらい外から見えるかです。冒頭の3か所チェックは、この「骨の出方」をいちばん見やすい場所で確かめる方法です。
3つの答えが同じタイプにそろう人もいれば、ばらばらになる人もいます。ばらばらになるのは珍しいことではなく、診断の失敗でもありません。そろわない場合にどう決めるかは、後半で詳しく書きます。
骨格ストレート|厚みとハリを「ちょうど」で受ける
骨格ストレートは、上半身に厚みがあり、肌にハリと弾力がある人が多いタイプです。鎖骨や手首の骨は目立ちにくく、全体に立体的な印象があります。
服の軸は、体の厚みにちょうど沿う形と、ハリのある素材です。肩の縫い目が肩先にぴったり合うシャツ、首元が開いたVネック、腰骨のあたりで終わる丈のトップス、センタープレスの入ったまっすぐなパンツが代表です。素材は、目の詰まったコットン、ハイゲージのニット、表面のなめらかなウールが合いやすくなります。
反対に、胸元にフリルやギャザーが重なる服や、極端に大きいシルエットは、もともとの厚みに布の量が足されて、上半身にボリュームが集まって見えやすくなります。これは似合わないというより、飾りを足す必要がない体だと考えるほうが近いでしょう。
ストレートの服の選び方をタイプ全体でつかみたいときは、骨格ストレートの完全ガイドに、アイテムごとの選び方をまとめています。
骨格ウェーブ|高い位置と軽さで重心を上げる
骨格ウェーブは、上半身が薄く、腰から下に重心が寄りやすいタイプです。肌はやわらかく、鎖骨は細く浮き出て見えることが多く、手首は平たく薄い傾向があります。
服の軸は、目線を上に集める切り替えと、やわらかく軽い素材です。胸の下やウエストの高い位置で切り替えたワンピース、短めの丈のトップスやカーディガン、首元が詰まったクルーネックやボウタイ、裾に向かって広がるフレアスカートが合いやすくなります。素材は、とろみのある薄手の布、モヘアやアンゴラのようなやわらかい起毛、細かい編み目のニットが向いています。
反対に、ハリの強い厚手の素材や、腰より下まで続く長い丈のトップスは、上半身のやわらかさに対して布の主張が強くなり、服だけが先に目に入りやすくなります。
ウェーブの服の選び方をまとめて見たいときは、骨格ウェーブの完全ガイドに進んでください。
骨格ナチュラル|長さとゆとりでフレームを生かす
骨格ナチュラルは、骨や関節がしっかりしていて、体のフレームが大きく見えるタイプです。鎖骨は長く太めに出て、手首の外側の骨や膝のお皿がはっきり見えることが多く、肉よりも骨の印象が先に来ます。
服の軸は、ゆとりのあるシルエットと、長さのある丈、表情のある素材です。肩が落ちたシャツ、ざっくり編んだ厚手のニット、くるぶしまで届くロングスカート、ワイドパンツ、リネンやツイード、コーデュロイのような凹凸のある布が合いやすくなります。
反対に、体にぴったり沿う薄い素材の服は、骨の形がそのまま表に出て、服の面積に対して骨の存在感が強く見えやすくなります。少しゆとりを足すだけで、同じ色・同じ形でも印象が落ち着きます。
ナチュラルの服の選び方は、骨格ナチュラルの完全ガイドに詳しく書いています。
境目を測れるもので置く
「目立つ」「やわらかい」といった言葉だけでは、人によって受け取り方が違います。ここでは、自分の手と鏡で確かめられる形に置き換えます。
| 確かめ方 | ストレート寄り | ウェーブ寄り | ナチュラル寄り |
|---|---|---|---|
| 鎖骨の下に人差し指の腹を横に当てる | 指がほぼ平らなまま | 指の第一関節ぶん沈む | 骨の段差に指先がかかる |
| 二の腕の外側を軽くつまんで離す | すぐ押し返してくる | 指の跡がゆっくり戻る | 皮膚の下に筋の硬さを感じる |
| 横向きで鏡に立ち、胸と腰の厚みを比べる | 胸のほうが厚い | 腰から下のほうが厚い | 差が少なく、肩幅が目立つ |
| 手首を内側から見て、厚みと幅を比べる | 厚みが幅の半分より大きい | 厚みが幅の半分より小さい | 外側の骨の角が見える |
どの確かめ方も、1回で決めずに、左右両方で見るのがコツです。利き手の側は筋肉がつきやすく、少しナチュラル寄りの結果になりやすいからです。左右で答えが違ったら、利き手と反対の側を採用してください。
4つの確かめ方を全部やる必要はありません。冒頭の3か所チェックで2か所がそろわなかったときに、足りない1票をここで足す、という使い方をすると早く決まります。
鎖骨は3か所に分けて見る
鎖骨はいちばん見やすい場所ですが、見る位置によって答えが変わりやすい場所でもあります。メグラシでは、鎖骨を「見える長さ」「骨の太さ」「下のくぼみ」の3か所に分けて見ることをすすめています。
見える長さは、首のつけ根から肩先までのうち、鎖骨の線が見えている範囲です。肩先の近くまで見えるならナチュラル寄り、真ん中あたりで肉に隠れるならストレート寄りです。骨の太さは、鎖骨を指でつまむように触ったときの厚みで、指でしっかりつかめるほど太ければナチュラル寄り、細く感じればウェーブ寄りです。下のくぼみは、鎖骨のすぐ下に影ができるかどうかで、影が深ければウェーブ寄りになります。
3か所の答えがそろわないときは、「骨の太さ」を優先してください。長さとくぼみは、肉のつき方や姿勢で見え方が変わりますが、太さはほとんど変わらないからです。くわしい見分け方は骨格診断の鎖骨は3か所で見るにまとめています。
手首と袖口で見る
手首は、服を着たままでも確かめられる場所です。手のひらを下に向けて、小指側の手首の骨(外側にぽこっと出る骨)がどのくらい見えるかを見ます。ほとんど見えなければストレート寄り、見えるけれど小さければウェーブ寄り、角ばってはっきり出ていればナチュラル寄りです。
秋冬は、手首の見え方がそのまま袖口の選び方につながります。袖口がゆるく広がるニットは、ナチュラル寄りの人の手首の骨を自然に覆います。ウェーブ寄りの人は、袖口が細く締まった形のほうが手首の細さが生きます。ストレート寄りの人は、手首がちょうど見える長さのリブ袖が合いやすくなります。
袖口と手首の関係をもっと詳しく見たいときは、骨格診断の手首と秋冬の袖口を参考にしてください。
膝とすねで見る
膝は、立った状態で正面から見ます。膝のお皿の大きさと、膝の上下の肉のつき方を見てください。
お皿が小さく、膝まわりがすっきりしていて、すねの前の骨が目立たないならストレート寄り。膝下は細いのに、膝のすぐ上にやわらかい肉がのりやすいならウェーブ寄り。お皿が大きく、すねの骨の線が外から見えるならナチュラル寄りです。
膝の見え方は、スカートの丈を決めるときに直接効いてきます。ストレートは膝がちょうど隠れる丈、ウェーブは膝が見える丈か膝下で広がる丈、ナチュラルはふくらはぎより下まで届く長い丈が、それぞれ合いやすくなります。
自分で見るときの条件|服・時間・鏡の距離
自分で見る診断は、条件がそろっていないと毎回違う結果になります。次の3つをそろえてください。
服は、体の線が分かる薄手のもの。厚手のニットやパーカーの上からでは、重心も鎖骨も見えません。秋冬に自己診断をすると答えがぶれやすいのは、このためです。厚着の季節に確かめるときの注意は、骨格診断の自己診断が秋冬に当たらないときにまとめています。
時間は、朝と夜で2回。むくみや姿勢の疲れで、夕方以降は下半身の見え方が変わることがあります。日を空けて2回やり、同じ答えになった項目だけを採用すると確かです。この進め方は自己診断チェックリストは2回やるにも書いています。
鏡からの距離は、全身が入る2mほど。近すぎると部分ばかりが目に入り、全体の重心が分からなくなります。スマートフォンで全身の写真を撮り、正面と横向きの2枚を並べて見るのもよい方法です。
どちらとも取れるとき①ストレートとウェーブ
ストレートとウェーブは、どちらも肩幅が目立ちにくく、全体がまとまって見えるので、迷いやすい組み合わせです。分かれ目は重心の位置と肌の質感です。
横向きに立って、胸の厚みと腰から下の厚みを比べてください。胸のほうが厚ければストレート、腰から下のほうが厚ければウェーブに寄せます。それでも決まらないときは、二の腕をつまんだときの戻り方で決めます。すぐに押し返すならストレート、ゆっくり戻るならウェーブです。
服で確かめるなら、ハリのある白いシャツをボトムスにきっちり入れた状態と、やわらかいブラウスを高い位置で結んだ状態を比べます。シャツのほうが首元がすっきりして見えるならストレート、ブラウスのほうが上半身が明るく見えるならウェーブです。2つの違いをもっと細かく見たいときは、骨格ストレートとウェーブの分かれ目を読んでください。
どちらとも取れるとき②ストレートとナチュラル
ストレートとナチュラルは、どちらもしっかりした体つきに見えるので、混同されがちです。分かれ目は骨の出方です。
鎖骨と手首を見てください。骨が肉に覆われて目立たないならストレート、骨の形がはっきり見えるならナチュラルです。肩先も手がかりになります。肩先の骨が丸く見えるならストレート、角ばって外に張り出して見えるならナチュラルです。
服で確かめるなら、肩の縫い目が肩先にぴったり合うシャツと、肩が落ちたゆったりしたシャツを着比べます。ぴったりのほうがきれいに見えるならストレート、落ちた肩のほうが楽で自然に見えるならナチュラルです。この2タイプの見分け方は骨格ストレートとナチュラルの違いにまとめています。
どちらとも取れるとき③ウェーブとナチュラル
ウェーブとナチュラルは、どちらも鎖骨が見えやすく、細く見える人が多いので迷いやすい組み合わせです。分かれ目は骨の太さと、肉のやわらかさです。
鎖骨を指でつまんでみて、細く感じればウェーブ、指でしっかりつかめる太さがあればナチュラルです。膝のお皿も比べてください。小さめならウェーブ、大きめならナチュラルに寄せます。
服で確かめるなら、とろみのある薄手のブラウスと、ざっくり編んだ厚手のニットを着比べます。薄手のブラウスで体がやわらかく見えるならウェーブ、厚手のニットのほうが自然に収まるならナチュラルです。3タイプを横に並べて比べたいときは、骨格3タイプの比較が役に立ちます。
3つとも当てはまる、どれにも当てはまらないとき
3つのタイプの特徴を全部持っているように感じる人や、どれにもはっきり当てはまらない人は、少なくありません。その場合は、体の部位ごとに主軸を分けると考えてください。
たとえば、重心はウェーブだけれど、鎖骨と手首の骨はナチュラル、という人がいます。この場合、トップスの丈と切り替えの位置はウェーブに合わせ、素材の厚みや肩の落ち方はナチュラルに合わせます。服のどこにどちらのタイプを使うかを決めれば、「混ざっている」ことはむしろ選べる服が増えることになります。
2つのタイプにまたがるときのコートの選び方は、混合タイプのコートは肩と丈で決めるに書いています。いくつ試しても決まらない理由をまとめて知りたいときは、骨格診断がわからないときも読んでみてください。
手持ちの服3枚で決める
体を見ても決まらないなら、服に決めてもらうのがいちばん確かです。次の3枚を手持ちの服から選びます。
- A:肩の縫い目が肩先にぴったり合う、ハリのあるシャツかカットソー
- B:やわらかい薄手のブラウスか、短めの丈のカーディガン
- C:肩が落ちた、ゆとりのある長めのニットかシャツ
3枚を1枚ずつ着て、鏡から2mほど離れて立ちます。鏡を見た瞬間、3秒以内に自分の顔に目が行くか、服に目が行くかを確かめてください。顔に目が行った服が、あなたの骨格に合っている服です。服に目が行った場合は、服の主張が体に対して強すぎるか、弱すぎるかのどちらかです。
Aで顔に目が行けばストレート、Bならウェーブ、Cならナチュラルに寄せます。2枚で顔に目が行った場合は、その2つのタイプの間にいると考えて、前の章の「部位ごとに主軸を分ける」方法を使ってください。3枚とも決めきれない場合は、同じことを家族や友人に見てもらい、「どれがいちばん自然に見えるか」を1つだけ答えてもらうと決まります。
体を測らずに服で決める方法は、骨格診断を簡単に済ませるにもまとめています。
受け方は3つ|セルフ・写真・対面で届く範囲
骨格診断の受け方は、大きく分けて3つあります。どれがよいかではなく、どこまで分かるかが違います。
| 受け方 | 分かること | 分かりにくいこと |
|---|---|---|
| セルフ(鏡・質問) | 3タイプのどれに傾いているか | 2タイプの間にいるときの細かい判断 |
| 写真 | 全体の重心とシルエット | 肌の質感、骨の太さ |
| 対面 | 質感・骨の太さ・服を当てたときの変化 | 受ける場所による見方の違い |
まず大枠を知りたいなら、セルフで十分です。セルフで2か所以上がそろったなら、その結果で服を選び始めてかまいません。どうしても決まらない、あるいは2タイプの間で迷い続けているなら、対面で服を当ててもらうと早く決まります。
写真での診断が気になる人は、骨格診断は顔写真だけでできるかで、写真で分かることと分からないことの境目を確かめてください。そもそも受ける必要があるのかを考えたいときは、骨格診断は必要かが判断の助けになります。
受けた場所によって結果が違うとき
セルフと対面で結果が違った、2か所で受けたら別のタイプだった、という相談はよくあります。これは、骨格診断に共通の公的な基準がないためです。見る項目や、どの項目を重く見るかが、診断する人によって少しずつ違います。
結果が割れたときは、タイプの名前ではなく、どの項目を見てその結果になったのかを比べてください。重心・質感・骨の出方の3つのうち、2つ以上が一致している側を主軸にします。残りの1つは、素材の厚みや丈で調整すれば十分です。
基準がないことをどう受け止めればいいかは、骨格診断に共通の公的な基準はないにまとめています。
3タイプの先の分類|7・9・12・16タイプとの関係
骨格診断には、3タイプのほかに、7タイプ、9タイプ、12タイプ、16タイプといった細かい分類もあります。どれも、3タイプを土台にして「2つのタイプの間」をさらに分けたものです。
細かい分類が役に立つのは、3タイプのうち2つで迷い続けている人です。たとえば「ストレート寄りのウェーブ」のように、主軸ともう1つの傾きを両方持つ人は、細かい分類のほうが自分に近い答えに出会いやすくなります。反対に、3か所チェックで3つがそろった人は、3タイプで十分です。
分類どうしの関係は骨格診断の7タイプと3タイプの関係、自分で9つに分けたいときは9タイプの自己診断、12分類まで進みたいときは12分類の自己診断に進んでください。
結果を服に使う順番|肩線→丈→素材
タイプが決まったら、服を選ぶときに見る順番を決めておくと迷いが減ります。メグラシでは、肩線、丈、素材の順で見ることをすすめています。
肩線は、肩の縫い目が肩先のどこにあるかです。ストレートは肩先ぴったり、ウェーブは肩先かやや内側、ナチュラルは肩先より外に落ちた位置が合いやすくなります。肩線がずれていると、ほかが合っていても全体がちぐはぐに見えます。
丈は、トップスやスカートの裾が体のどこで終わるかです。ストレートは腰骨前後、ウェーブは腰骨より上、ナチュラルは腰骨より下が目安です。
素材は、布を軽く握って離したときの戻り方で見ます。すぐに戻るハリのある布はストレート、くたっと落ちるやわらかい布はウェーブ、しわや凹凸が残る表情のある布はナチュラルに合いやすくなります。
結果を試着や買い物で使う方法は骨格診断の結果で服装を選ぶ、3タイプそれぞれの似合う服の全体像は骨格診断で分かる似合う服にまとめています。
秋冬にまず試すのはニットとコート
いまの季節に結果を試すなら、ニットとコートから始めるのが効率的です。どちらも面積が大きく、骨格に合っているかどうかが見た目に出やすいからです。
ニットは、編み目の大きさと首元の形で選びます。ストレートは細かい編み目のVネック、ウェーブは細かい編み目のクルーネックかタートルネック、ナチュラルはざっくりした編み目の大きめの形が合いやすくなります。タートルネックを選ぶときは、首元の折り返しの幅で印象が変わるので、骨格診断のタートルネックを参考にしてください。カーディガンは骨格診断のカーディガンに、丈と編み地の選び方をまとめています。
まだタイプが決まっていない段階で秋冬の服を買う必要があるときは、骨格診断がわからないまま秋冬の服を選ぶの方法で、2タイプのどちらにも外れにくい1枚を選んでください。
好きな服と結果がずれたとき
骨格診断の結果と、自分が好きな服が違う方向を向いていることはよくあります。ナチュラルと出たけれどやわらかいブラウスが好き、ストレートと出たけれどゆったりした服が好き、という具合です。
この場合、好きな服をやめる必要はありません。肩線・丈・素材の3つのうち、1つだけ骨格に合わせると考えてください。たとえば、ナチュラルの人がやわらかいブラウスを着たいなら、素材はそのままにして、丈を長くするか肩を落とした形を選びます。ストレートの人がゆったりした服を着たいなら、形はゆったりのままで、素材をハリのあるものにします。
好みと骨格の折り合いのつけ方は、骨格診断で似合う服が分かったあとの決め方に詳しく書いています。
骨格どおりなのに似合わないとき|顔と色の分担
骨格に合った服を選んでいるのに、なぜか似合って見えない。そう感じたら、骨格以外の要素が原因かもしれません。
骨格診断が決めるのは、服の形です。顔まわりの色を決めるのはパーソナルカラー、服の雰囲気(大人っぽいか、やわらかいかなど)を決めるのは顔タイプです。形は合っているけれど色が顔から浮いている、形は合っているけれど服の雰囲気が顔より強い、ということが起こります。
骨格どおりの服で似合わないと感じたときの直し方は、骨格診断どおりの服が似合わないにまとめています。パーソナルカラーと骨格診断のどちらを先に受けるかで迷っているなら、骨格診断とパーソナルカラー、どっちから受けるかを参考にしてください。顔まわりの印象を確かめたいときは、メグラシの無料顔タイプ診断も使えます。
年齢や体型が変わると、結果は変わるか
骨の出方や関節の大きさは、大人になってから大きく変わることはありません。そのため、骨格タイプの主軸が途中で入れ替わることは多くありません。
一方で、肉のつき方や肌の質感は、年齢や暮らし方とともに少しずつ変わります。以前はしっくりきた素材が、少し違って見えることもあります。その場合はタイプを変えるのではなく、同じタイプの中で、素材の厚みや丈を1段階ずらすと考えてください。たとえば、ストレートの人がハイゲージのニットを少し厚手のミドルゲージに変える、ウェーブの人がスカート丈を少し長めにする、といった調整です。
数年ぶりに自己診断をするなら、昔の結果を前提にせず、冒頭の3か所チェックをもう一度やり直してみてください。主軸が同じなら安心して続けられますし、2か所の答えが変わっていたら、素材と丈の調整で受ければ十分です。
骨格診断でよくある思い込み
骨格診断について、よく聞く思い込みを4つ取り上げます。
1つめは「細い人はウェーブ、しっかりした人はストレート」という思い込みです。骨格タイプは体の大きさや細さでは決まりません。細身のストレートの人も、しっかりした体つきのウェーブの人もいます。
2つめは「タイプに合わない服は着てはいけない」という思い込みです。骨格診断は服を選ぶ時間を短くする道具で、着てはいけない服を決めるものではありません。合わない服でも、肩線・丈・素材のどれか1つを合わせれば着こなせます。
3つめは「一度決まったタイプは絶対」という思い込みです。受けた場所や時期で結果が揺れることは珍しくなく、主軸が1つ分かれば十分に役立ちます。
4つめは「細かい分類のほうが正確」という思い込みです。細かい分類は、2タイプの間で迷っている人には役立ちますが、3タイプがはっきりそろう人にとっては情報が増えるだけです。自分がどちらかを見極めて使い分けてください。
目的別|次に読む記事
骨格診断について、目的ごとに次に読む記事をまとめました。
- 自分のタイプを確かめたい:メグラシの無料骨格診断、骨格診断セルフチェック
- 2つのタイプで迷っている:ストレートとウェーブ、ストレートとナチュラル、わからないとき
- 結果を服に使いたい:似合う服の全体像、結果で服装を選ぶ
- タイプ別に詳しく知りたい:ストレート、ウェーブ、ナチュラル
- 3タイプの違いを測って確かめたい:骨格診断3タイプの違い
まとめ|主軸が1つ決まれば十分
骨格診断は、重心の位置・肌と肉の質感・骨の出方の3つから、ストレート・ウェーブ・ナチュラルのどれに近いかを決め、肩線・丈・素材を選ぶための方法です。
自分で確かめるなら、鎖骨・手首・膝の3か所を見て、2か所がそろえばそれが主軸です。そろわなければ、手持ちの服3枚を着比べて、顔に目が行く1枚の側に寄せてください。質問で傾向を出したいときは、メグラシの無料骨格診断が近道です。
結果が出たら、肩線・丈・素材の順に見て服を選びます。好きな服と結果がずれたら、3つのうち1つだけ合わせれば十分です。骨格診断は正解を当てる試験ではなく、毎日の服選びを短くする道具として使ってください。
関連するシーン別コーデ
平日の装いにもう一歩踏み込みたいときは、週末のシーン別コーデも参考になります。以下は、この記事の視点と重なるおすすめの記事です。
記事内容は、株式会社エアークローゼットのスタイリング知見と、プロフェッショナル・スタイリスト陣の実務に基づいてレビューされています。
よくある問い
- Q. 骨格診断は無料で、自分でできますか
- 大枠は自分で出せます。鏡の前で鎖骨・手首・膝の3か所を見て、2か所が同じタイプを指せばそれが主軸です。質問に答えて傾向を出したいときは、メグラシの無料骨格診断(7問・約3分・登録不要)を使ってください。3か所がばらばらなときは、手持ちの服3枚を着比べて決めるほうが早く確かです。
- Q. 自己診断と、対面で受けた結果が違いました。どちらを信じればいいですか
- 骨格診断には共通の公的な基準がなく、見る項目や重みづけが受けた場所ごとに少しずつ違います。結果の名前ではなく、どの項目を見てその結果になったかを比べてください。重心・質感・骨の出方の3つのうち、2つ以上で一致している側を主軸にし、残りは素材や丈の調整で受けるのが現実的です。
- Q. 年齢や体重が変わると、骨格タイプも変わりますか
- 骨の出方や関節の大きさは大人になってから大きくは変わらないため、主軸が入れ替わることは多くありません。一方で、肉のつき方や肌の質感は変わることがあるので、以前似合った素材が少し違って見えることはあります。その場合はタイプを変えるのではなく、同じタイプの中で素材の厚みや丈を1段階ずらして合わせてください。
- Q. 3タイプのどれにも当てはまらない気がします
- どれにも当てはまらないのではなく、2つのタイプの特徴を持っている人は珍しくありません。重心で1つ、骨の出方で1つ、という形で分かれているなら、肩まわりと上半身は一方、丈とボトムスはもう一方、と服の部位ごとに分けて考えると決めやすくなります。
- Q. 骨格診断とパーソナルカラー、どちらを先に受けるべきですか
- 服の形で迷っているなら骨格診断が先です。骨格は肩線・丈・素材という服の形を決め、パーソナルカラーは顔まわりの色を決めます。形が合っていない服は色を変えても似合って見えにくいので、まず形の軸を決めてから色を重ねるほうが買い物の失敗が減ります。
— メグラシ編集部





